説明

コントロール3信号合成

ある実施形態に基づく、受信暗号化フレーム信号を処理するある方法は、受信暗号化フレーム信号を含むビデオ信号を受信することに関し、その場合、受信暗号化フレーム信号は特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、受信ビデオ信号は受信ビットストリームを含む。また上記方法は、受信暗号化フレーム信号を合成して、受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出すことに関する。また、上記方法は、受信ビットストリームにシンク無線受信機がロックされているかどうかを判定し、ロックされている場合、受信暗号化フレーム信号をシンクデバイスへ渡すことに関する。また上記方法は、受信ビットストリームにシンク無線受信機がロックされていない場合、合成暗号化フレーム信号をシンクデバイスへ渡すことに関する。本要約で説明する特徴から他の実施形態が逸脱する場合もあるため、本要約は限定的と見なされるものではない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
HDMI(High Definition Multimedia Interface:高品位マルチメディアインターフェース)およびDVI(Digital Video Interface:デジタルビデオインターフェース)で使用されるHDCP(High‐Bandwidth Digital Content Protection:高帯域幅デジタルコンテンツ保護)プロトコルにおいて、コントロール3(Control 3:CTL3またはCTRL3)と呼ばれる暗号化フレーム信号が、ビデオのフレームが暗号化されていることを示すために使用される。CTRL3信号は垂直同期間隔の間に現れる。CTRL3は、ソースデバイスによってシンクデバイスへ送信され、関連するフレームが暗号化されていることを信号で伝える。シンクデバイスは、CTRL3を受信すると、受信フレームのための新しい復号鍵を確立するのに使用されるカウンタをインクリメントする。同様のカウンタがビデオソースにおいてもインクリメントされ、暗号鍵が同様にインクリメントされる。シンクデバイスが同期されていることを、ソースは周期的に確認する。同期されていない場合には、認証処理が実行される。上記認証処理は、ソースデバイスとシンクデバイスとの間の通信が最初に開始されるときに使用されるのと、同じ認証処理である。
【0003】
CTRL3信号がシンクにおいて受信されない場合は、ソースおよびシンクカウンタは不一致であり、不鮮明なビデオ復号および予測不能なスクリーンイメージ(スノーやブラックスクリーン等)を引き起こす可能性がある。128フレーム毎(およそ2秒毎)に、ソースは、シンクが正しく同期されていることを検証する。同期されていない状況が検出されると、同期化を確立するため、デバイスは再認証する。
【発明の開示】
【0004】
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
添付図面と関連する以下の詳細な説明を参照することにより、動作の組織および方法を示すある例示的な実施形態を、目的および利点とともに、最も良く理解することが可能である。
【0006】
本発明は、多くの異なる形態をとる実施形態に影響を受けやすいものであるが、このような実施形態の本開示は、本原理の例として見なされるものであり、図示および説明する具体的な実施形態に本発明を限定することを意図していないという了解のもと、本発明について、図面に示し、具体的な実施形態によってここで詳細に説明することとする。以下の説明においては、図面のうちのいくつかの表示における、同等の、同様の、または対応する部分を説明するために、同じ参照番号を使用する。
【0007】
ここで使用する「a」及び「an」という言葉(訳出では冠詞がない場合)は、1または1より大きいと定義する。ここで使用する「plurality(複数)」という言葉は、2または2よりも大きいと定義する。ここで使用する「another(別の)」という言葉は、少なくとも第2のもの、またはそれ以降のものと定義する。ここで使用する「including(含む)」および/または「having(もつ)」という言葉は、含む(comprising)であると定義する(すなわち、排他的でない、またはオープンランゲージ(open language))。ここで使用する「coupled(結合される)」という言葉は、接続されてはいるが(connected)、それは必ずしも直接的(directly)である必要も、機械的(mechanically)である必要もないと定義する。ここで使用する「program(プログラム)」という言葉は、あるコンピュータシステム上での実行のために設計される命令のシーケンスと定義する。ある「program(プログラム)」または「computer program(コンピュータプログラム)」は、サブルーチン、関数、プロシージャ、オブジェクトメソッド、オブジェクト実装、および/または実行可能なアプリケーション内のアプレット、サーブレット、ソースコード、オブジェクトコード、共有ライブラリ/動的ロードライブラリ、および/またはコンピュータシステム上で実行されるよう設計されたその他の命令シーケンスを含む。
【0008】
「encrypted frame signal(暗号化フレーム信号)」という言葉は、HDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)コントロール3信号(CTL3またはCTRL3)を含むように、または、HDCPを使用しているか明白ではない信号を含めた、ビデオ送信システムにおいて同様の目的を担うために使用される他のいかなる信号も、含むように意図している。具体的には、このような信号は、特定のフレームが暗号化されていることを示す。HDCPにおいて、かかる信号は、暗号および復号鍵を決定するカウンタをインクリメントするのにも使用される。さらに、CTL3、CTRL3、および暗号化フレーム信号パルスという言葉は、ここでは同じ意味で使用する場合があり、どの言葉が使用されても総称的に解釈できる。
【0009】
フェーズロックループ(phase locked loops)、およびフェーズロックループのデジタルシミュレーション(digital simulations)(これらはここでは同義語と見なされる)に関して、入力パルスのストリームについての「short aquisition time(短取得時間)」という言葉は、少数の入力パルスを意味する(例えば、一桁ループにおける自己取得よりもはやいロック取得)。またこの言葉は、支援された取得をもついかなるシンセサイザも表す。「long hold time(長ホールド時間)」という言葉は、パルスのストリームの期間に関する、すなわち多数のパルス(例えば、10〜20よりも多い――またさもなければ、さらなる入力なしで、出力がフリーラン可能である長い時間)を意味している。
【0010】
この書類を通して「one embodiment(ある実施形態)」、「certain embodiments(ある実施形態)」、「an embodiment(ある実施形態)」「another embodiment(別の実施形態)」、または同様の言葉に言及する場合は、その実施形態に関して説明する特定の機能、構造、または特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれるということを意味する。このように、本明細書にわたって様々な場所でかかる表現が出てきた場合は、必ずしもすべて同等の実施形態を表している必要はない。さらに、限定なしで、この特定の機能、構造、または特性を、1つまたはそれ以上の実施形態において何か適切な方法で組み合わせることが可能である。
【0011】
HDCPは、インテル社(Intel Corporation)によって開発された仕様であり、DVI(デジタルビデオインターフェース)およびHDMIインターフェースを通るデジタルエンターテイメントコンテンツを保護するためのものである。この仕様は、図1の10のようなソースデバイスから、12のようなシンクデバイスへのデジタルビデオコンテンツの送信の暗号化を必要とする。ソースデバイス10は、デジタルビデオコンテンツの知的(intelligent)ソースであり、シンクデバイス12へデータパス14を通してかかるコンテンツを暗号化フレームで提供する。またコントロール信号16も、知的ソースデバイス10と比較的非知的(dumb)シンクデバイス12との間で交換される。HDCP仕様は、ソースデバイス10とシンクデバイス12との間の有線接続を推定しており、実際に、この2つのデバイス間の導通試験の仕様を定めている。
【0012】
図2は、ソースデバイス10と、有線接続で関連するシンクデバイス12との間で使用される場合の、HDCPのある側面の動作を図示し、この動作は20から開始する。ソースデバイス10とシンクデバイス12との間の通信を実行するために、24から開始する認証処理が実行され、この24において、鍵選択値(KSV:key selection value)および疑似乱数Aをシンクデバイス12へ送信することで、ソースデバイスが認証を開始する。その後28において、ソースデバイス10は、シンクデバイス12の鍵選択値を読み取る。32において、ソースデバイス10およびシンクデバイス12の両方は、それぞれ鍵検証コードRおよびR’を計算する。その後ソースデバイスは、36においてシンクデバイス12から検証コードR’を読み取り、シンクデバイスが認証されるか否かを判定する。40において2つの鍵検証コードRおよびR’が一致しているなら、44において認証が行われたと判断される。しかし、40において2つのコードが一致しない場合には、シンクデバイスは認証されなかったと判断され、48においてその他のある適切な処置がとられ、52においてこの処理は戻る。
【0013】
44においてシンクデバイス12が認証されたと見なされる場合、ソースデバイス10およびシンクデバイス12の両方においてカウンタが初期化される。インテルHDCP仕様によると、かかるカウンタは128を法とするカウンタである。上記カウンタは56において初期化される。この時点で、ソースデバイス10とシンクデバイス12との間のビデオデータの送信が始まる。HDCPにおいて、このビデオは、各フレームに対して計算される新しい鍵で、フレーム毎に暗号化される。56において初期化されたカウンタは各フレームでインクリメントされるため、各フレームに対し、ソースデバイス10における暗号化に、およびシンクデバイス12における復号に新しい鍵が使用される。ソースデバイス10によってシンクデバイス12へデータパス14を通して提供される(上述の)CTRL3として知られる信号によって、各暗号化フレームは信号送信される。60において送信されるこのCTRL3信号は、シンクデバイス12にそのカウンタをインクリメントするよう伝えるため、シンクデバイス12は、ビデオフレームを復号するのにどの復号鍵を使用すれば良いのかがわかるであろう。
【0014】
64において、128を法とするカウンタがそのカウントの終わりに到達する(すなわちカウントが0または128または127または何か他の特定の数に等しくなる)と、68においてソースデバイスは、鍵検証コードが等しいことをチェックする。72において2つの鍵検証コード(一方はソースデバイス10におけるものであり、もう片方はシンクデバイス12におけるもの)の間で一致が得られる場合、処理は次の128フレーム(これはビデオの約2秒分に相当する)に続く。カウンタは、認証中に明白にはリセットされないが、CTRL3信号が1つもドロップされなければ、設計によりいっせいに零に切り替わる。しかし、72においてソース鍵検証コードとシンク鍵検証コードとの間で一致が得られない場合、ソースおよびシンクデバイス10および20の両方は、76において動作の不特定領域に入る場合がある。例えば、ソースデバイスはその時点で単純に送信を中断し、24において新しい認証処理が実行されるまで送信中断を続ける場合、または、認証プロセスが完了するまでの間、ソースデバイスはブラックスクリーンまたはブルースクリーンデータを送信する場合がある。
【0015】
CTRL3信号の送信または受信にエラーがある場合に、異なる製造者による異なるデバイスは異なる動作をする。DVIおよびHDMIが対応するように設計された有線環境において、エラーが発生するのは稀であるが、DVIまたはHDMIがソースデバイス10とシンクデバイス12との間の無線インターフェースに拡張される場合、結果が予測不能となる可能性がある。単一のCTRL3信号は割り込みまたは中断され、再認証が必要になる度に、数秒分のビデオの欠損が発生する場合がしばしばある。大抵、かかるビデオ欠損は望ましくないビデオエクスペリエンスを提示する。
【0016】
本発明に基づくある実施形態によると、DVIまたはHDMIまたは同様のプロトコルは無線環境に適応され、この環境では、CTRL3パルスの継続的なストリームの送信が必ずしも保証されない場合がある。この環境において、図3に図示されるように、それぞれソース無線インターフェース100およびシンク無線インターフェースを使用して、先述のソースデバイス10と同様のソースデバイス10は、先述のシンクデバイス12と同様のシンクデバイス12へインターフェースされる。このようなインターフェースは、それぞれソースデバイス10およびシンクデバイス12の統合部分として動作する場合、または別々のアダプタ100および104の対として実現される場合がある。例えば、このような無線インターフェースは、60GHz無線帯域で、または赤外線を含む他の適切ないかなる無線周波数スペクトルを使用しても、または他の無線技術を使用して、動作可能である。
【0017】
このような無線技術を使用することで、ビデオ送信は、送信中の1つまたはそれ以上のCTRL3信号の欠損に影響をより受けやすくなる。前述のとおり、上記CTRL3信号欠損は、送信機および受信機鍵カウンタを非同期化させ、ひとたびカウンタが同期を失うと、欠損ビデオの実質的な間隔をもたらす可能性がある。この潜在的な問題を緩和するためのある処理が、図4に示され、この処理は120から開始する。ここでの説明の間、図4と併せて図5を見ると参考になる。124において、認証処理は、前述のとおりだが、ソースデバイスとシンクデバイスとの間で実行可能であり、ソース無線インターフェース100とシンク無線インターフェースとの間の送信により、それぞれ何か適切な通信プロトコルを使用する鍵選択値、疑似乱数、および鍵検証コードの通信を実行する。ひとたびシンクデバイス12およびソースデバイス10が124における認証処理を完了してしまうと、128においてシンク無線インターフェース104は、受信CTRL3信号とともにビデオデータをシンクデバイス12へ渡すことを始める。132において、シンク無線インターフェース104にて、ローカルクロック(local clock)(例えば、フェーズロックループ174または同様のもの)が、受信CTRL3信号にロックされ、合成CTRL3(S‐CTRL3)信号を作り出す。
【0018】
シンク無線インターフェース104の無線受信機170(図5参照)は、着信信号を継続的に処理しており、キャリアの欠損または他の不具合を検出する場合があり、それにより上記受信機170がもはや有効な信号にロックしていないと判定する場合もある。
【0019】
この点において、CTRL3情報と併せて送信されるビデオデータと比較すると、CTRL3信号は、比較的低いデータレートでソースデバイスからシンクデバイスへ送信されるということに留意されたい。それに応じて、シンク無線インターフェース104は、エラー測定および受信されている信号品質の他の測定を使用することにより、シンク無線インターフェースがソース無線インターフェース100と同期されるか否かを容易に判定可能である。このように、シンク無線インターフェース104は、着信データの状態を継続的に監視し、受信ビットストリームが送信ビットストリームにロックされているか否か判定する。受信信号が高品質であり、136において送信信号にロックされている限り、140においてシンクデバイス12は、ソースデバイスへの接続が有線である場合と同等の仕方で通常動作をする。
【0020】
ロックの欠如は、144においてスイッチ(スイッチ182)のモードを変えて、受信CTRL3の代わりに合成CTRL3信号が使用されることを確立する。148においてシンク無線インターフェース104の無線受信機170が、再び良い品質のデータを受信していることと、受信CTRL3信号が使用可能であるということとを判断するまで、上記スイッチモード変更は、ソースデバイスカウンタとシンクデバイスカウンタとが同期したままにあることを保証する。この時点で、152において受信CTRL3信号を使用し、このCTRL3信号をシンクデバイス12へ渡すことに、シンク無線インターフェース104は再び切り替わることが可能である。その後CTRLは136へ戻り、ここで再び信号のロックが監視され、着信CTRL3信号が使用可能か否か、または合成CTRL3信号が使用されるべきか否かが判定される。
【0021】
このように、ある実施形態に基づく、受信暗号化フレーム信号を処理するある方法は、受信暗号化フレーム信号を含むビデオ信号を受信することに関し、その場合、受信暗号化フレーム信号は、特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、受信ビデオ信号は、受信ビットストリームを含む。また、上記方法は、受信暗号化フレーム信号を合成して、受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出すことに関する。また、上記方法は、受信ビットストリームにシンク無線受信機がロックされているかどうかを判定し、ロックされている場合、受信暗号化フレーム信号をシンクデバイスへ渡すことに関する。また、上記方法は、受信ビットストリームにシンク無線受信機がロックされていない場合、合成暗号化フレーム信号をシンクデバイスへ渡すことに関する。
【0022】
ある実施形態に基づく、受信暗号化フレーム信号を処理する別の方法は、受信暗号化フレーム信号を含むビデオ信号を運ぶ無線送信を受信することに関し、その場合、受信暗号化フレーム信号は、特定の受信ビデオフレームが暗号化されていることを示し、受信ビデオフレームは、受信ビットストリームを含み、暗号化フレーム信号は、HDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)コントロール3信号を含む。また、上記方法は、受信暗号化フレーム信号を合成し、受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出すことに関し、その場合、上記合成は、短取得時間と、暗号化フレーム信号の期間に関する長ホールド時間とをもつシンセサイザデバイスによって実行され、フェーズロックループを使用して実行される。また、上記方法は、受信ビットストリームにシンク無線受信機がロックされているかどうかを判定し、ロックされている場合、受信暗号化フレーム信号をシンクデバイスへ渡すことに関する。また、上記方法は、受信ビットストリームにシンク無線受信機がロックされていない場合、合成暗号化フレーム信号をシンクデバイスへ渡すことに関する。
【0023】
図5は、図4に図示されるような動作に適したシンク無線インターフェースおよびシンクデバイスのブロック図を図示している。シンク無線インターフェース104は、ソース無線インターフェース100からの送信を受信する無線受信機170を含む。無線受信機170は、シンクデバイス12へ渡される他のコントロール情報およびビデオデータも受信するのだが、単純化のために、かかる部分の動作は図5には示していない。無線受信機170は、フェーズロックループ174へCTRL3パルスを渡し、フェーズロックループ174は、CTRL3パルスにロックされており、その出力178において合成CTRL3パルスを作り出す。フェーズロックループデバイス174は、CTRL3パルスと同期するために最短時間が必要となるため、好ましくは高速取得時間をもつべきなのだが、CTRL3入力パルスが欠損する場合には、フリーランする合成CTRL3パルスを作り出す長い期間をもつべきである。フェーズロックループデバイス174のかかる特徴は、フェーズロックループシンセサイザが短取得時間および長ホールド時間をもつことを示唆し、このホールド時間の長さは、暗号化フレーム信号の期間に関して測定される。
【0024】
実施形態の一例において、フェーズロックループ(PLL)は合成CTRL3パルスを生成するのに使用される場合がある。着信無線ビットストリームが欠損、さもなければ非ロック状態であると、PLLのフェーズ検出器は、PLLに、フリーランニングモードで動作し、合成CTRL3パルスを供給することを許可できない場合がある。このように、信号が欠損している場合、PLLは良い信号にロックし、フリーランする。当業者には、本開示を考察することで、ロックが欠如している間にCTRL3信号の継続的な合成を達成するための他の機構が見出されるであろう。
【0025】
無線受信機は、着信無線ビットストリームがロックされているか否かを判定可能であり、データロック信号を作り出すことが可能である。このデータロック信号は、スイッチ182の動作を制御するために使用されるものであり、このスイッチ182は、パルスの継続的なストリームをシンクデバイス内のカウンタ186へ渡すために、CTRL3信号と合成CTRL3信号とを切り替える。カウンタ186は、前述したとおり、カウンタがインクリメントする度に新しい復号鍵を生成するために、および認証処理のための鍵検証コードおよびその同類のものを生成するために使用される。これらの機能は、シンクデバイス12のブロック190でまとめて表されている。ソースデバイス10およびシンクデバイス12は、有線接続DVIまたはHDMIの場合のように、互いに物理的に接続していないため、鍵選択値も、他に必要とされる知的ソースデバイス10とのいかなる通信も、シンク無線インターフェース104の無線送信機194によって提供される。
【0026】
このように、ある実施形態に基づく、受信暗号化フレーム信号を処理するための装置は、受信暗号化フレーム信号を含むビデオ信号を受信し、その場合、受信暗号化フレーム信号は、特定の受信ビデオフレームが暗号化されていることを示し、受信ビデオフレームは、受信ビットストリームを含む。シンセサイザ回路は、受信暗号化フレーム信号を受信し、受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出す。受信ビットストリームにシンク無線受信機がロックされているか否かを示す信号を、スイッチは受信し、その場合、スイッチは、受信ビットストリームにシンク無線受信機がロックされている場合、受信暗号化フレーム信号をシンクデバイスへ渡し、また受信ビットストリームにシンク無線受信機がロックされていない場合、合成暗号化フレーム信号をシンクデバイスへ渡す。
【0027】
ある実施形態に基づく、受信暗号化フレーム信号を処理するための別の装置は、受信暗号化フレーム信号を含む無線ビデオ信号を受信するための無線受信機デバイスをもち、その場合、受信暗号化フレーム信号は、特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、受信ビデオフレームは受信ビットストリームを含み、暗号化フレーム信号はHDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)コントロール3信号を含む。シンセサイザ回路は、受信暗号化フレーム信号を受信し、受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出し、その場合、暗号化フレーム信号は、短取得時間と、暗号化フレーム信号の期間に関する長ホールド時間とをもつフェーズロックループを使用して合成される。受信ビットストリームにシンク無線受信機がロックされているか否かを示す信号を、スイッチは受信し、その場合、スイッチは、受信ビットストリームにシンク無線受信機がロックされている場合、受信暗号化フレーム信号をシンクデバイスへ渡し、受信ビットストリームにシンク無線受信機がロックされていない場合、合成暗号化フレーム信号をシンクデバイスへ渡す。
【0028】
図6は、図5のスイッチ182を制御するために使用される決定処理の単純化された表現を図示する。200において、全部の決定は、着信信号にロックされていると無線受信機が自ら判断可能な品質を着信無線送信がもっているか否かに基づいて行われる。無線受信機が着信信号にロックされている場合、受信CTRL3デバイスは、シンクデバイス12へ転送され、シンクデバイス12によって使用される。他方で、着信信号がロックされていないと無線受信機170が判定する場合は、受信CTRL3信号の代わりに、210において作り出される合成CTRL3信号が、214においてシンクデバイスへ転送され、それにより、ソースデバイス10のソースカウンタとシンクデバイス12のカウンタ186との同期は維持可能である。
【0029】
図7に図示するように、さらにいくらか単純な実施形態が可能である場合もあり、この実施形態は230から開始する。この実施形態において、図4と同様に認証処理124が実行される。同様に、132において、ローカルクロックが着信CTRL3信号に同期され、合成CTRL3信号を作り出す。着信ビットストリームおよびCTRL3データが、無線インターフェース104の無線受信機においてロック状態をなすか否かにかかわらず、その後234において、上記合成CTRL3信号がシンクデバイスへ渡される。
【0030】
このように、ある実施形態に基づく、受信暗号化フレーム信号を処理する方法は、受信暗号化フレーム信号を含むビデオ信号を受信することに関し、その場合、受信暗号化フレーム信号は、特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、受信ビデオフレームは、受信ビットストリームを含む。また、上記方法は、受信暗号化フレーム信号を合成し、受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出すことに関する。また、上記方法は、合成暗号化フレーム信号をシンクデバイスへ渡すことに関する。
【0031】
ある実施形態に基づく、受信暗号化フレーム信号を処理する別の方法は、受信暗号化フレーム信号を含むビデオ信号を含む無線送信を受信することに関し、その場合、受信暗号化フレーム信号は、特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、受信ビデオフレームは受信ビットストリームを含み、暗号化フレーム信号はHDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)コントロール3信号を含む。また、上記方法は、受信暗号化フレーム信号を合成し、合成暗号化フレーム信号を作り出すことに関し、その場合、上記合成は、短取得時間と、暗号化フレーム信号の期間に関する長ホールド時間とをもつシンセサイザデバイスによって実行され、暗号化フレーム信号は、フェーズロックループを使用して合成される。また、上記方法は、合成暗号化フレーム信号をシンクデバイスへ渡すことに関する。
【0032】
シンクデバイス12に結合されている無線インターフェース104の第2の実施形態が、図8に図示されている。この実施形態においては、上記デバイスの動作のかかる側面に関してはデータロック信号を使用しないということ以外、図5に関連して説明した仕方と同様に、無線受信機170は動作する。常にカウンタ186へ渡されるCTRL3信号を作り出すために、CTRL3信号は、フェーズロックループ174または他のクロックシンセサイザへ渡される。このように、シンクデバイス12のカウンタ186は、着信無線データの品質にかかわらず、常に合成CTRL3信号を使用してインクリメントされる。
【0033】
上述の実施形態において、HDCPのCTRL3信号は、あるフレームが暗号化されることを示す信号、すなわち暗号化フレーム信号としての役割を担う。このような信号がDVIおよびHDMIにおいて使用される。本書類の目的のため、CTRL3または暗号化フレーム信号という言葉は、HDCPにも、またある同様の信号を使用して送信機側および受信機側のカウンタをインクリメントおよび同期し、暗号および復号鍵をインクリメントする他のいかなる信号にも、同等に適用可能である。
【0034】
このように、ある実施形態に基づく、受信暗号化フレーム信号を処理するための装置は、受信暗号化フレーム信号を含むビデオ信号を受信するための機構をもち、その場合、受信暗号化フレーム信号は、特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、受信ビデオフレームは、受信ビットストリームを含む。シンセサイザ回路は、暗号化フレーム信号を受信し、受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出し、その場合、シンセサイザ回路は合成暗号化フレーム信号をシンクデバイスへ渡す。
【0035】
ある実施形態に基づく、受信暗号化フレーム信号を処理するための別の装置は、受信暗号化フレーム信号を含む無線ビデオ信号を受信する無線受信機をもち、その場合、受信暗号化フレーム信号は、特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、受信ビデオフレームは、受信ビットストリームを含み、暗号化フレーム信号は、HDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)コントロール3を含む。シンセサイザ回路は、受信暗号化フレーム信号を受信し、受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出し、その場合、シンセサイザ回路は、短取得時間と、暗号化フレーム信号の期間に関する長ホールド時間とをもつフェーズロックループを含み、合成暗号化フレーム信号をシンクデバイスへ渡す。
【0036】
説明した機能を実行する具体的な電気回路網に関して、ある実施形態をここで説明したが、1つまたはそれ以上のプログラム式プロセッサ上で実行される均等のソフトウェアまたはファームウェアの実施形態を使用して、回路機能が実行される他の実施形態も意図している。汎用コンピュータ、マイクロプロセッサベースのコンピュータ、マイクロコントローラ、光コンピュータ、アナログコンピュータ、専用プロセッサ、特定用途向け回路、および/または専用有線接続論理およびアナログ電気回路網が、代替均等実施形態を構成するために使用可能である。他の実施形態は、特定用途向けハードウェアおよび/または専用プロセッサのような、ハードウェアコンポーネントの均等物を使用して実施される場合もある。
【0037】
ある例において、流れ図の形でおおよそを上述した命令のプログラミングを実行するプログラム式プロセッサを使用して、ソフトウェアおよび/またはファームウェアの実施形態は実施可能であり、上記命令は、適切ないかなる電気的またはコンピュータ読み出し可能記憶媒体(例えば、ディスクストレージ、読み出し専用メモリ(Read Only Memory:ROM)デバイス、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)デバイス、ネットワークメモリデバイス、光学式ストレージエレメント、磁気ストレージエレメント、光磁気ストレージエレメント、フラッシュメモリ、および/または他の均等の揮発性および不揮発性記憶技術)上にも記憶可能であり、および/または適切ないかなる電気的通信媒体を通しても送信可能である。しかし、上述の処理は、本発明の実施形態から逸脱することなく、多数の変形が実施可能であり、また多くの適切なプログラミング言語を用いて実施可能であることを、当業者は、本開示を考察することにより認識するであろう。例えば、本発明のある実施形態から逸脱せずに、実行されるある動作の順番はしばしば変更される場合があり、動作の追加および削除も可能である。本発明のある実施液体から逸脱せずに、エラー捕集(error trapping)を追加および/または拡張可能であり、ユーザインターフェースおよび情報提示に変形を行うことも可能である。かかる変形も意図するところのものであり、均等物と見なす。
【0038】
ある例示的な実施形態を説明してきたが、多くの代替、修正、置換、変形が当業者にとって明らかであることは、前述の説明を踏まえると明白である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】図1は、HDCPを使用する有線接続DVIまたはHDMIインターフェースの説明である。
【図2】図2は、HDCPを使用するおおむね従来のDVIまたはHDMIインターフェースの動作を説明する流れ図である。
【図3】図3は、本発明のある実施形態に基づく、HDCPの無線適合を図示するブロック図である。
【図4】図4は、本発明のある実施形態に基づく第1の処理の動作を図示する流れ図である。
【図5】図5は、本発明のある実施形態に基づく第1の装置のブロック図である。
【図6】図6は、本発明のある実施形態に基づくスイッチ決定機構を示す流れ図である。
【図7】図7は、本発明のある実施形態に基づく第2の処理の動作を図示する流れ図である。
【図8】図8は、本発明のある実施形態に基づく第2の装置のブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信暗号化フレーム信号を処理する方法であって、その場合、前記受信暗号化フレーム信号は、特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、
前記受信暗号化フレーム信号を含むビデオ信号を受信することと、
その場合、前記受信ビデオ信号は、受信ビットストリームを含むことと、
前記受信暗号化フレーム信号を合成し、前記受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出すことと、
シンク無線受信機が前記受信ビットストリームにロックされているかどうかを判定することと、ロックされている場合、前記受信暗号化フレーム信号を前記辛苦デバイスへ渡すことと、
前記シンク無線受信機が前記受信ビットストリームにロックされていない場合、合成暗号化フレーム信号を前記シンクデバイスへ渡すことと
を含む方法。
【請求項2】
前記暗号化フレーム信号は、HDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)コントロール3信号を含む、請求項1による方法。
【請求項3】
前記暗号化フレーム信号は、フェーズロックループを使用して合成される、請求項1による方法。
【請求項4】
シンセサイザデバイスは、短取得時間と、前記暗号化フレーム信号の期間に関する長ホールド時間とをもつ、請求項3による方法。
【請求項5】
前記ビデオ信号は、無線リンクを通して受信される、請求項1による方法。
【請求項6】
前記判定は、前記受信ビデオ信号の品質の所定のレベルを示す信号の受信によって実行される、請求項1による方法。
【請求項7】
受信暗号化フレーム信号を処理する方法であって、その場合、前記受信暗号化フレーム信号は、特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、
前記受信暗号化フレーム信号を含む受信ビデオ信号を運ぶ無線送信を受信することと、
その場合、前記暗号化フレーム信号は、HDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)コントロール3信号を含むことと、
その場合、前記受信ビデオ信号は、受信ビットストリームを含むことと、
前記受信暗号化フレーム信号を合成し、前記受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出すことと、その場合、前記合成は、短取得時間と、前記暗号化フレーム信号の期間に関する長ホールド時間とをもつシンセサイザデバイスによって実行されることと、
その場合、前記合成は、フェーズロックループを使用して実行されることと、
シンク無線受信機が前記受信ビットストリームにロックされているかどうかを判定することと、ロックされている場合、前記受信暗号化フレーム信号を前記シンクデバイスへ渡すことと、
前記シンク無線受信機が前記受信ビットストリームにロックしていない場合、前記合成暗号化フレーム信号を前記シンクデバイスへ渡すことと
を含む方法。
【請求項8】
受信暗号化フレーム信号を処理する方法であって、その場合、前記受信暗号化フレーム信号は、特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、
前記受信暗号化フレーム信号を含むビデオ信号を受信することと、
その場合、前記受信ビデオ信号は、受信ビットストリームを含むことと、
前記受信暗号化フレーム信号を合成し、前記受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出すことと、
前記合成暗号化フレーム信号を前記シンクデバイスへ渡すことと
を含む方法。
【請求項9】
前記暗号化フレーム信号は、HDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)コントロール3信号を含む、請求項8による方法。
【請求項10】
前記暗号化フレーム信号は、フェーズロックループを使用して合成される、請求項8による方法。
【請求項11】
前記シンセサイザデバイスは、短取得時間と、前記暗号化フレーム信号の期間に関する長ホールド時間とをもつ、請求項10による方法。
【請求項12】
前記ビデオ信号は、無線リンクを通して受信される、請求項7による方法。
【請求項13】
受信暗号化フレーム信号を処理する方法であって、その場合、前記受信暗号化フレーム信号は、特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、
前記受信暗号化フレーム信号を含むビデオ信号を含む無線送信を受信することと、
その場合、前記受信ビデオ信号は、受信ビットストリームを含むことと、
その場合、前記暗号化フレーム信号は、HDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)コントロール3信号を含むことと、
前記受信暗号化フレーム信号を合成し、前記受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出すことと、その場合、前記合成は、短取得時間と、前記暗号化フレーム信号の期間に関する長ホールド時間とをもつシンセサイザデバイスによって実行されることと、
その場合、前記暗号化フレーム信号は、フェーズロックループを使用して合成されることと、
前記合成暗号化フレーム信号を前記シンクデバイスへ渡すことと
を含む方法。
【請求項14】
受信暗号化フレーム信号を処理するための装置であって、その場合、前記受信暗号化フレーム信号は、特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、
前記受信暗号化フレーム信号を含むビデオ信号を受信するための手段と、
その場合、前記受信ビデオ信号は、受信ビットストリームを含むことと、
前記受信暗号化フレーム信号を受信し、前記受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出すシンセサイザ回路と、
シンク無線受信機が前記受信ビットストリームにロックされているか否かを示す信号を受信するスイッチと、
その場合、前記スイッチは、前記シンク無線受信機が前記受信ビットストリームにロックされている場合、前記受信暗号化フレーム信号を前記シンクデバイスへ渡すことと、
その場合、前記スイッチは、前記シンク無線受信機が前記受信ビットストリームにロックされていない場合、前記合成暗号化フレーム信号を前記シンクデバイスへ渡すことと
を含む装置。
【請求項15】
前記暗号化フレーム信号は、HDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)コントロール3信号を含む、請求項14による装置。
【請求項16】
前記暗号化フレーム信号は、フェーズロックループを使用して合成される、請求項14による装置。
【請求項17】
前記シンセサイザデバイスは、短取得時間と、前記暗号化フレーム信号の期間に関する長ホールド時間とをもつ、請求項16による方法。
【請求項18】
前記ビデオ信号は、無線リンクを通して受信される、請求項14による装置。
【請求項19】
前記判定は、前記受信ビットストリームの品質の所定のレベルを示す信号の受信によって実行される、請求項14による装置。
【請求項20】
受信暗号化フレーム信号を処理するための装置であって、その場合、前記受信暗号化フレーム信号は、特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、
前記受信暗号化フレーム信号を含む無線ビデオ信号を受信するための無線受信機デバイスと、
その場合、前記受信ビデオ信号は、受信ビットストリームを含むことと、
その場合、前記暗号化フレーム信号は、HDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)コントロール3信号およびHDMI(高品位マルチメディアインターフェース)コントロール3信号からなるグループから選択される信号を含むことと、
前記受信暗号化フレーム信号を受信し、前記受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出すシンセサイザ回路と、
その場合、前記暗号化フレーム信号は、短取得時間と、前記暗号化フレーム信号の期間に関する長ホールド時間とをもつフェーズロックループを使用して合成されることと、
シンク無線受信機が前記受信ビットストリームにロックされているか否かを示す信号を受信するスイッチと、
その場合、前記スイッチは、前記シンク無線受信機が前記受信ビットストリームにロックされている場合、前記受信暗号化フレーム信号を前記シンクデバイスへ渡すことと、
その場合、前記スイッチは、前記シンク無線受信機が前記受信ビットストリームにロックされていない場合、前記合成暗号化フレーム信号を前記シンクデバイスへ渡すことと、
を含む装置。
【請求項21】
受信暗号化フレーム信号を処理するための装置であって、その場合、前記受信暗号化フレーム信号は、特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、
前記受信暗号化フレーム信号を含むビデオ信号を受信するための手段と、
その場合、前記受信ビデオ信号は、受信ビットストリームを含むことと、
前記受信暗号化フレーム信号を受信し、前記受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出すシンセサイザ回路と、
その場合、前記シンセサイザ回路は、前記合成暗号化フレームを前記シンクデバイスへ渡すことと
を含む装置。
【請求項22】
前記暗号化フレーム信号は、HDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)コントロール3信号を含む、請求項21による装置。
【請求項23】
前記暗号化フレーム信号は、フェーズロックループを使用して合成される、請求項21による装置。
【請求項24】
前記シンセサイザデバイスは、短取得時間と、前記暗号化フレーム信号の期間に関する長ホールド時間とをもつ、請求項23による装置。
【請求項25】
前記ビデオ信号は、無線リンクを通して受信される、請求項21による装置。
【請求項26】
前記判定は、前記受信ビットストリームの品質の所定のレベルを示す信号の受信によって実行される、請求項21による装置。
【請求項27】
受信暗号化フレーム信号を処理するための装置であって、前記受信暗号化フレーム信号は、特定のビデオフレームが暗号化されていることを示し、
前記受信暗号化フレーム信号を含む無線ビデオ信号を受信する無線受信機と、
その場合、前記受信ビデオ信号は、受信ビットストリームを含むことと、
その場合、前記暗号化フレーム信号は、HDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)コントロール3信号を含むことと、
前記受信暗号化フレーム信号を受信し、前記受信暗号化フレーム信号と同期している合成暗号化フレーム信号を作り出すシンセサイザ回路と、
その場合、前記シンセサイザは、短取得時間と、前記暗号化フレーム信号の期間に関する長ホールド時間とをもつフェーズロックループを含むことと、
その場合、前記シンセサイザ回路は、前記合成暗号化フレーム信号を前記シンクデバイスへ渡すことと
を含む装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2009−506715(P2009−506715A)
【公表日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−529023(P2008−529023)
【出願日】平成18年6月26日(2006.6.26)
【国際出願番号】PCT/US2006/024871
【国際公開番号】WO2007/027285
【国際公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【出願人】(593181638)ソニー エレクトロニクス インク (371)
【Fターム(参考)】