説明

シクロアルキルアミノ酸誘導体およびその医薬組成物

本発明は、式(I)の化合物ならびに薬学的に許容できるその塩、プロドラッグ、溶媒和物、または水和物[B、D、E、R、R、R、R、R、R、m、n、p、q、r、s、t、およびuは、本明細書で規定するとおりである]に関する。本発明はまた、そのような化合物を、哺乳動物、特にヒトにおける過剰増殖性疾患および自己免疫疾患の治療で使用する方法、ならびにそのような化合物を含有する医薬組成物に関する。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物
【化1】

または薬学的に許容できるその塩
[式中、Bは、フェニルおよび(5〜6員)ヘテロアリール環からなる群から選択され、
Dは、フェニルおよび(5〜6員)ヘテロアリール環からなる群から選択され、
Eは、フェニルおよび(5〜6員)ヘテロアリール環からなる群から選択され、
は、水素、(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C12)ヘテロアリール−、R−SO−、R−C(O)−、RO−C(O)−、および(RN−C(O)−からなる群から選択される基であり、
前記の(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C12)ヘテロアリール−、R−SO−、R−C(O)−、RO−C(O)−、および(RN−C(O)−であるR基はそれぞれ、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルコキシ−、ペルハロ(C〜C)アルキル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜3個の部分で置換されていてもよく、
各Rは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、
前記の(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、および(C〜C12)ヘテロアリール−であるR基はそれぞれ、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、−CN、(C〜C)アルキル−、ペルハロ(C〜C)アルキル−、ペルハロ(C〜C)アルコキシ−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜3個の部分で置換されていてもよく、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)アルコキシ−、ペルハロ(C〜C)アルキル−、およびペルハロ(C〜C)アルコキシ−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、−N(R、(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)アルコキシ−、ペルハロ(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルキル−S(O)−、R10C(O)N(R10)−、(R10NC(O)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、(R10NC(O)N(R10)−、(R10NS(O)−、(R10NS(O)−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C)ヘテロシクリル−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、
前記の(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C)−アルキル−S(O)−、R10C(O)N(R10)−、(R10NC(O)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、(R10NC(O)N(R10)−、(R10NS(O)−、(R10NS(O)−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C)ヘテロシクリル−、および(C〜C12)ヘテロアリール−であるR基はそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルコキシ、および−ペルハロ(C〜C)アルコキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1〜5個の部分で置換されていてもよく、
は、水素、ハロゲン、−CN、(C〜C10)アルキル−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C10)アルケニル−、(C〜C10)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C12)ヘテロアリール−、(C〜C)シクロアルキル−O−、(C〜C10)アリール−O−、(C〜C)ヘテロシクリル−O−、(C〜C12)ヘテロアリール−O−、R−S−、R−SO−、R−SO−、R−C(O)−、R−C(O)−O−、RO−C(O)−、および(RN−C(O)−からなる群から選択される基であり、
前記の(C〜C10)アルキル−、(C〜C)アルコキシ−、および(C〜C10)アルキニル−であるR基はそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C)ヘテロシクリル−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜5個の部分で置換されていてもよく、
前記の(C〜C)シクロアルキル−および(C〜C)シクロアルキル−O−であるR基はそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C)ヘテロシクリル−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜5個の部分で置換されていてもよく、
前記の(C〜C10)アリール−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C12)ヘテロアリール−、(C〜C10)アリール−O−、(C〜C)ヘテロシクリル−O−、および(C〜C12)ヘテロアリール−O−であるR基はそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、および(C〜C)アルコキシ−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜5個の部分で置換されていてもよく、
前記のR−S−、R−SO−、R−SO−、R−C(O)−、R−C(O)−O−、RO−C(O)−、および(RN−C(O)−であるR基はそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)シクロアルキル、および(C〜C)アルコキシ−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜5個の部分で置換されていてもよく、
前述のR基それぞれについての前述の(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C10)アリール−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C)ヘテロシクリル−、および(C〜C12)ヘテロアリール−部分はそれぞれ、1〜5個のハロゲン基で置換されていてもよく、
前記R基と1個のR基または2個のR基は、Eと一緒になって、O、S、またはN(R)からなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有していてもよい(8〜10員)二環式縮合環を形成していてもよく、
前記(8〜10員)二環式縮合環は、1〜2個のオキソ(=O)基でさらに置換されていてもよく、
各Rは、結合、または水素、(C〜C)アルキル−、−CN、およびペルハロ(C〜C)アルキル−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、
各Rは、水素、−CN、(C〜C)アルキル−、ペルハロ(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、
各Rは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、−CN、−NH(R)、(C〜C)アルキル−、ペルハロ(C〜C)アルキル−、および(C〜C)アルコキシ−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、
前記の(C〜C)アルキル−および(C〜C)アルコキシ−であるR基はそれぞれ、ペルハロ(C〜C)アルキル−、−O(R)および−N(Rからなる群から選択される1〜5個の部分で置換されていてもよく、
各Rは、水素、(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C12)ヘテロアリール−、R−S−、R−SO−、R−SO−、R−C(O)−、R−C(O)−O−、RO−C(O)−、および(RN−C(O)−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、
前記の(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C12)ヘテロアリール−であるR基はそれぞれ、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルコキシ−、ペルハロ(C〜C)アルキル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜3個の部分で置換されていてもよく、
各R10は、水素および(C〜C)アルキル−からなる群から選択される基であり、
kは、0〜2の整数であり、
mおよびnは、それぞれ独立に0〜3の整数であり、
pは、1〜2の整数であり、
qは、0〜2の整数であり、
r、s、t、およびuは、それぞれ独立に0〜4の整数である]。
【請求項2】
式Iの化合物
【化2】

または薬学的に許容できるその塩
[式中、Bは、フェニルおよび(5〜6員)ヘテロアリール環からなる群から選択され、
Dは、フェニルおよび(5〜6員)ヘテロアリール環からなる群から選択され、
Eは、フェニルおよび(5〜6員)ヘテロアリール環からなる群から選択され、
は、水素、(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群から選択される基であり、
前記の(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、および(C〜C12)ヘテロアリール−であるR基はそれぞれ、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルコキシ−、ペルハロ(C〜C)アルキル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜3個の部分で置換されていてもよく、
各Rは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、
前記の(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、および(C〜C12)ヘテロアリール−であるR基はそれぞれ、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、−CN、(C〜C)アルキル−、ペルハロ(C〜C)アルキル−、ペルハロ(C〜C)アルコキシ−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜3個の部分で置換されていてもよく、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)アルコキシ−、ペルハロ(C〜C)アルキル−、およびペルハロ(C〜C)アルコキシ−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、−N(R、(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)アルコキシ−、ペルハロ(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルキル−S(O)−、R10C(O)N(R10)−、(R10NC(O)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、(R10NC(O)N(R10)−、(R10NS(O)−、(R10NS(O)−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C)ヘテロシクリル−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、
前記の(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C)−アルキル−S(O)−、R10C(O)N(R10)−、(R10NC(O)−、R10C(O)−、R10OC(O)−、(R10NC(O)N(R10)−、(R10NS(O)−、(R10NS(O)−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C)ヘテロシクリル−、および(C〜C12)ヘテロアリール−であるR基はそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルコキシ、および−ペルハロ(C〜C)アルコキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1〜5個の部分で置換されていてもよく、
は、水素、ハロゲン、−CN、(C〜C10)アルキル−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C10)アルケニル−、(C〜C10)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C12)ヘテロアリール−、(C〜C)シクロアルキル−O−、(C〜C10)アリール−O−、(C〜C)ヘテロシクリル−O−、(C〜C12)ヘテロアリール−O−、R−S−、R−SO−、R−SO−、R−C(O)−、R−C(O)−O−、RO−C(O)−、および(RN−C(O)−からなる群から選択される基であり、
前記の(C〜C10)アルキル−、(C〜C)アルコキシ−、および(C〜C10)アルキニル−であるR基はそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C)ヘテロシクリル−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜5個の部分で置換されていてもよく、
前記の(C〜C)シクロアルキル−および(C〜C)シクロアルキル−O−であるR基はそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C)ヘテロシクリル−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜5個の部分で置換されていてもよく、
前記の(C〜C10)アリール−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C12)ヘテロアリール−、(C〜C10)アリール−O−、(C〜C)ヘテロシクリル−O−、および(C〜C12)ヘテロアリール−O−であるR基はそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、および(C〜C)アルコキシ−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜5個の部分で置換されていてもよく、
前記のR−S−、R−SO−、R−SO−、R−C(O)−、R−C(O)−O−、RO−C(O)−、および(RN−C(O)−であるR基はそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)シクロアルキル、および(C〜C)アルコキシ−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜5個の部分で置換されていてもよく、
前述のR基それぞれについての前述の(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C10)アリール−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C)ヘテロシクリル−、および(C〜C12)ヘテロアリール−部分はそれぞれ、1〜5個のハロゲン基で置換されていてもよく、
前記のR基と1個のR基または2個のR基は、Eと一緒になって、O、S、またはN(R)からなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有していてもよい(8〜10員)二環式縮合環を形成していてもよく、
前記の(8〜10員)二環式縮合環は、1〜2個のオキソ(=O)基でさらに置換されていてもよく、
各Rは、結合、または水素、(C〜C)アルキル−、−CN、およびペルハロ(C〜C)アルキル−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、
各Rは、水素、−CN、(C〜C)アルキル−、ペルハロ(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、
各Rは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、−CN、−NH(R)、(C〜C)アルキル−、ペルハロ(C〜C)アルキル−、および(C〜C)アルコキシ−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、
前記の(C〜C)アルキル−および(C〜C)アルコキシ−であるR基はそれぞれ、ペルハロ(C〜C)アルキル−、−O(R)、および−N(Rからなる群から選択される1〜5個の部分で置換されていてもよく、
各Rは、水素、(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C12)ヘテロアリール−、R−S−、R−SO−、R−SO−、R−C(O)−、R−C(O)−O−、RO−C(O)−、および(RN−C(O)−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、
前記の(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルケニル−、(C〜C)アルキニル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C12)ヘテロアリール−であるR基はそれぞれ、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)アルコキシ−、ペルハロ(C〜C)アルキル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C10)アリール−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜3個の部分で置換されていてもよく、
各R10は、水素および(C〜C)アルキル−からなる群から選択される基であり、
kは、0〜2の整数であり、
mおよびnは、それぞれ独立に0〜3の整数であり、
pは、1〜2の整数であり、
qは、0〜2の整数であり、
r、s、t、およびuは、それぞれ独立に0〜4の整数である]。
【請求項3】
Bがフェニルであり、rが0〜4の整数である、請求項1から2に記載の化合物。
【請求項4】
Dが5員ヘテロアリール環であり、tが0〜4の整数である、請求項1から3に記載の化合物。
【請求項5】
Eがフェニルであり、sが0〜4の整数である、請求項1から4に記載の化合物。
【請求項6】
が、水素、ハロゲン、および−CNからなる群からそれぞれ独立に選択される基である、請求項1から5に記載の化合物。
【請求項7】
が、(C〜C10)アルキル−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C10)アルケニル−、および(C〜C10)アルキニル−からなる群からそれぞれ独立に選択される基であり、前記の(C〜C10)アルキル−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C10)アルケニル−、および(C〜C10)アルキニル−であるR基がそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C)シクロアルキル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C)ヘテロシクリル−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜5個の部分で置換されていてもよい、請求項1から5に記載の化合物。
【請求項8】
が、(C〜C)シクロアルキル−および(C〜C)シクロアルキル−O−からなる群から選択され、前記の(C〜C)シクロアルキル−および(C〜C)シクロアルキル−O−であるR基がそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、(C〜C10)アリール−、(C〜C)アルコキシ−、(C〜C)ヘテロシクリル−、および(C〜C12)ヘテロアリール−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜5個の部分で置換されていてもよい、請求項1から5に記載の化合物。
【請求項9】
が、(C〜C10)アリール−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C12)ヘテロアリール−、(C〜C10)アリール−O−、(C〜C)ヘテロシクリル−O−、および(C〜C12)ヘテロアリール−O−からなる群から選択され、前記の(C〜C10)アリール−、(C〜C)ヘテロシクリル−、(C〜C12)ヘテロアリール−、(C〜C10)アリール−O−、(C〜C)ヘテロシクリル−O−、および(C〜C12)ヘテロアリール−O−であるR基がそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、(C〜C)アルキル−、および(C〜C)アルコキシ−からなる群からそれぞれ独立に選択される1〜5個の部分で置換されていてもよい、請求項1から5に記載の化合物。
【請求項10】
pが1であり、qが1である、請求項1から9に記載の化合物。
【請求項11】
3−({5−[5−(4−イソブチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ピラジン−2−イルメチル}−アミノ)−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−({5−[3−(4−イソブチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−ピリジン−2−イルメチル}−アミノ)−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−({5−[5−(4−イソブチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ピリジン−2−イルメチル}−アミノ)−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−({5−[5−(4−イソブチル−フェニル)−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル]−ピリジン−2−イルメチル}−アミノ)−シス−シクロブタンカルボン酸、
シス−3−({4−[3−(4−イソブチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ベンジル}アミノ)シクロブタンカルボン酸、
3−{4−[5−(4−イソブチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ベンジルアミノ}−シス−シクロブタンカルボン酸、
シス−3−({4−[5−(4−イソブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]ベンジル}アミノ)シクロブタンカルボン酸、
3−{メチル[4−(5−(4−イソブチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ベンジル]アミノ}−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−{4−[5−(4−プロピル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ベンジルアミノ}−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−{4−[5−(3−エチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ベンジルアミノ}−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−{4−[5−(2−エチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ベンジルアミノ}−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−{3−[5−(4−プロピル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ベンジルアミノ}−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−{3−[5−(4−エチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ベンジルアミノ}−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−{4−[5−(4−イソプロポキシ−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ベンジルアミノ}−シス−シクロブタンカルボン酸塩酸塩、
3−[({4−[5−(4−イソブチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−3−メチル−フェニル}メチル)−アミノ]−シス−シクロブタンカルボン酸、および
3−{3−[5(4−イソブチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ベンジルアミノ}−シス−シクロブタンカルボン酸塩酸塩からなる群から選択される、請求項1から2に記載の化合物。
【請求項12】
3−{4−[5−(4−イソブチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ベンジルアミノ}−トランス−シクロブタンカルボン酸、
3−[4−(5−p−トリル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ベンジルアミノ]−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−{4−[5−(4−エチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ベンジルアミノ}−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−[4−(5−o−トリル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ベンジルアミノ]−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−{3−[5−(3−エチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ベンジルアミノ}−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−{3−[5−(4−イソブチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ベンジルアミノ}−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−[3−(5−p−トリル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ベンジルアミノ]−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−[2−(5−p−トリル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ベンジルアミノ]−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−{2−[5−(4−プロピル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ベンジルアミノ}−シス−シクロブタンカルボン酸、
3−{4−[5−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ベンジルアミノ}−シス−シクロブタンカルボン酸、および
3−(4−{5−[6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ピリジン−3−イル]−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル}−ベンジルアミノ)−シス−シクロブタンカルボン酸からなる群から選択される、請求項1から2に記載の化合物。
【請求項13】
ある量の請求項1から12に記載の化合物と、薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物。
【請求項14】
そのような治療を必要とする哺乳動物における癌の治療方法であって、前記哺乳動物に、前記癌の治療に有効な量の請求項1から12に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与することを含む方法。
【請求項15】
自己免疫疾患、関節リウマチ、若年性関節炎、I型糖尿病、狼瘡、全身性エリテマトーデス、炎症性腸疾患、視神経炎、乾癬、多発性硬化症、リウマチ性多発筋痛症、ぶどう膜炎、脈管炎、急性および慢性の炎症状態、骨関節炎、成人呼吸促拍症候群、乳児期の呼吸窮迫症候群、虚血再灌流傷害、糸球体腎炎、アレルギー性の状態、喘息、アトピー性皮膚炎、慢性閉塞性肺疾患、炎症を随伴する感染、ウイルス性の炎症、インフルエンザ、肝炎、ギラン・バレー症候群、慢性気管支炎、異種移植、移植組織拒絶反応(慢性および急性)、臓器移植拒絶反応(慢性および急性)、アテローム性動脈硬化、再狭窄、肉芽腫症、サルコイドーシス、ハンセン病、強皮症、潰瘍性大腸炎、クローン病、ならびにアルツハイマー病からなる群から選択される疾患または状態の哺乳動物における治療方法であって、前記哺乳動物に、前記疾患または状態の治療に有効な量の請求項1から12に記載の化合物、または薬学的に許容できるその塩を投与することを含む方法。


【公表番号】特表2009−536190(P2009−536190A)
【公表日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−508526(P2009−508526)
【出願日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際出願番号】PCT/IB2007/001125
【国際公開番号】WO2007/132307
【国際公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【出願人】(397067152)ファイザー・プロダクツ・インク (504)
【Fターム(参考)】