説明

シングルレバー水栓

【課題】操作レバーの水平方向または上下方向の回動操作により、冷水と温水との混合度合または吐水量を調節する場合、所定の混合度合及び吐水量の調節箇所において、クリック感を生じさせることができるシングルレバー水栓を提供する。
【解決手段】操作レバー17の水平方向の回動によって冷水と温水との混合度合を調節するとともに、その操作レバー17の上下方向の回動によって吐水量を調節するように構成する。水栓ボディB及び操作レバー17のうちの一方には、水平方向に延びる第1リブ50a,50bと上下方向に延びる第2リブ50cとを連続形成する。他方には、そのリブ50a〜50cが係合する鋼球42を設ける。第1リブ50a,50b及び第2リブ50cが鋼球42と係合することにより、クリック感が生じるように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば台所、洗面所、風呂等において使用され、1つの操作レバーにより冷水と温水との混合度合及び吐水量を簡単に調節することができるシングルレバー水栓に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、この種のシングルレバー水栓においては、操作レバーの水平方向の回動によって冷水と温水との混合度合が調節されるとともに、操作レバーの上下方向の回動によって吐水量が調節されるようになっている。このような構成のシングルレバー水栓では、操作レバーの上下方向の回動操作幅が少ないため、操作レバーを僅かに回動操作した場合でも、一挙に全開または全閉の状態になり易くて、吐水量の調節が難しいという問題があった。また、操作レバーを水平方向に回動操作した場合にも、冷水と温水との混合境界位置が判り難いため、冷水と温水との混合度合の調節が難しいという問題もあった。
【0003】
このような問題に対応するため、例えば特許文献1に開示されるような構成のシングルレバー水栓も従来から提案されている。この従来構成においては、操作レバーの基部内面に凹状球面が形成され、その凹状球面には硬球が弾性的に突設されている。操作レバーと対応する水栓ボディには凸状球面が形成され、その凸状球面上には硬球に係合可能な複数の半球状凹部が横方向及び縦方向に列設されている。そして、操作レバーの水平方向または上下方向の回動操作によって、冷水と温水との混合度合または吐水量が調節されるとき、硬球が横方向または縦方向に列設された半球状凹部に係合して、クリック感が生じるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平6−81383号公報(第3ページ右欄、段落18、図11,12)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、この従来のシングルレバー水栓においては、前記のように水栓ボディの凸状球面上に複数の半球状凹部が横方向及び縦方向に所定ピッチで列設されて、横方向及び縦方向に隣接配置された半球状凹部間に隙間が存在している。このため、硬球がこの横方向または縦方向の半球状凹部間の隙間と対応した状態で、操作レバーが上下方向または水平方向に回動操作された場合には、硬球が半球状凹部に係合することなく半球状凹部間の隙間を通して相対移動されて、クリック感を得ることができないおそれがあるという問題があった。
【0006】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、操作レバーの水平方向または上下方向の回動操作により、冷水と温水との混合度合または吐水量を調節する場合、所定の混合度合及び吐水量の調節箇所において、クリック感を生じさせることができるシングルレバー水栓を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、この発明は、操作レバーの水平方向の回動によって冷水と温水との混合度合を調節するとともに、その操作レバーの上下方向の回動によって吐水量を調節するようにしたシングルレバー水栓において、水栓ボディ及び前記操作レバーのうちの一方には、水平方向に延びる第1リブと上下方向に延びる第2リブとを連続形成するとともに、他方には、そのリブが係合する突起を設け、第1リブ及び第2リブが突起と係合することにより、クリック感が生じるようにしたことを特徴としている。
【0008】
従って、この発明のシングルレバー水栓においては、操作レバーの水平方向の回動操作により冷水と温水との混合度合を調節する場合、操作レバーが上下方向のいずれの回動状態にあっても、所定の混合度合の調節箇所、例えば冷水と温水との混合境界位置で、第2リブが突起と係合してクリック感が生じる。また、操作レバーの上下方向の回動操作により吐水量を調節する場合、操作レバーが水平方向のいずれの回動状態にあっても、所定の吐水量の調節箇所において、第1リブが突起と係合してクリック感が生じる。よって、操作レバーの水平方向または上下方向の回動操作時に、所定の混合度合及び吐水量の各調節箇所において、適切にクリック感を生じさせることができる。
【0009】
前記の構成において、前記水栓ボディには凸状球面を形成するとともに、前記操作レバーには凸状球面に被さる凹状球面を形成し、前記第1リブ及び第2リブを両球面の一方に、突起を両球面の他方に設けるとよい。
【発明の効果】
【0010】
以上のように、この発明によれば、操作レバーの水平方向または上下方向の回動操作により、冷水と温水との混合度合または吐水量を調節する場合、所定の混合度合及び吐水量の各調節箇所において、適切にクリック感を生じさせることができるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】一実施形態のシングルレバー水栓を示す断面図。
【図2】図1のシングルレバー水栓の要部分解斜視図。
【図3】同水栓における湯水混合用のカートリッジを分解して示す斜視図。
【図4】同カートリッジの固定ディスクと可動ディスクとの関係を示す平断面図。
【図5】同水栓におけるクリック感発生構造を拡大して示す要部断面図。
【図6】同クリック感発生構造の斜視図。
【図7】同クリック感発生構造の作用を説明するための構成図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、この発明を具体化したシングルレバー水栓の一実施形態を、図面に従って説明する。
図2に示すように、シングルレバー水栓(以下、単に水栓という)の水栓本体11内には、給湯器に接続される湯流入通路12、水道管に接続される水流入通路13及び混合湯水が流出する混合湯水流出通路14が設けられている。水栓本体11の下部には混合湯水流出通路14に連通して、斜め上方へ延びる吐出管15が回動自在に支持されている。水栓本体11内の上部には、湯水混合用のカートリッジ16が取り替え可能に装着されている。カートリッジ16の上部には、後述する操作レバー17の操作基体17Aの基端外周を覆う被覆部材18が装着されている。水栓本体11上には、カートリッジ16及び被覆部材18を覆うカバー19が配置され、その下部内周の雌ねじ19aが水栓本体11上部の雄ねじ11aに螺合されることにより、水栓本体11に固定されている。そして、この水栓本体11、被覆部材18及びカバー19により、水栓ボディBが構成されている。
【0013】
次に、前記カートリッジ16について説明する。図1及び図3に示すように、収容ケース20内の凹部にはパッキン21が嵌入されている。パッキン21には、前記湯流入通路12、水流入通路13及び混合湯水流出通路14に連通する湯流入路22、水流入路23及び混合湯水流出路24がそれぞれ形成されている。パッキン21上には、セラミック製の固定ディスク25が配置されている。固定ディスク25には、パッキン21の湯流入路22に連通する湯流入路26、水流入路23に連通する水流入路27及び混合湯水流出路24に連通する混合湯水流出路28が開口されている。
【0014】
図1及び図3に示すように、前記固定ディスク25上には、セラミック製の可動ディスク29が摺動可能に重合配置されている。可動ディスク29には、湯流入路26から流入する湯(温水)または水流入路27から流入する水(冷水)を混合湯水流出路28に流出させる混合連通路30が形成されている。可動ディスク29上には混合連通路30の上部を塞ぐ蓋板31が取着され、その上面には操作レバー17の操作基体17Aの下端部を保持する保持凹部32が設けられている。蓋板31上には操作レバー17の操作基体17Aを支持する支持体33が設けられ、その支持体33内には操作レバー17の操作基体17Aを挿通するための挿通空間34が形成されている。
【0015】
図1及び図3に示すように、前記支持体33には、その軸線と直交方向に挿通孔35が形成されている。操作レバー17の操作基体17Aには、挿通孔35に対応する貫通孔36が形成されている。そして、操作基体17Aが支持体33の挿通空間34に嵌め込まれた状態で、挿通孔35及び貫通孔36に回動軸37が挿通されることにより、操作基体17Aが支持体33に対して回動可能に支持されている。図1に示すように、操作レバー17の基部下面には連結用凹部38が形成され、この連結用凹部38に操作基体17Aの上端部が嵌合されることにより、操作レバー17が前記回動軸37を中心にして傾動可能に構成されている。前記収容ケース20の上端開口部には、その内部に固定ディスク25、可動ディスク29等を収容された状態で、カバー39が装着されている。
【0016】
そして、湯は図3に実線矢印で示すように、湯流入通路12から湯流入路22,26を通って混合連通路30に到り、水は同図に破線矢印で示すように、水流入通路13から水流入路23,27を通って混合連通路30に到るようになっている。また、混合連通路30で混合された混合湯水は、同図に二点鎖線矢印に示すように、混合湯水流出路28より混合湯水流出路24及び混合湯水流出通路14を通って、吐出管15から吐出される。
【0017】
この場合、図4に示すように、操作レバー17が水平方向に回動操作されたときには、可動ディスク29が固定ディスク25上で左右方向W1に相対回動されて、混合連通路30に対する湯流入路26と水流入路27との開口度合が変更され、冷水と温水との混合度合が調節される。これに対して、操作レバー17が上下方向に回動操作されたときには、可動ディスク29が固定ディスク25上で前後方向W2に相対移動されて、混合連通路30に対する湯流入路26と水流入路27との開口量が変更され、吐出管15からの吐水量が調節される。
【0018】
次に、前記操作レバー17の水平方向及び上下方向の回動操作時に、クリック感を生じさせるクリック感発生構造について説明する。
図1、図2、図5及び図6に示すように、前記水栓ボディBを構成する被覆部材18は下面を開口したほぼ半球ドーム状に形成され、その外面には凸状球面18aが形成されている。被覆部材18の下端開口縁の内周面には、カートリッジ16のカバー39の外周面に設けられた雄ねじ39aに螺合する雌ねじ18bが形成されている。そして、この雌ねじ18bが雄ねじ39aに螺合されることにより、被覆部材18がカバー39上に固定されている。被覆部材18の頂部には、操作レバー17の操作基体17Aを遊嵌するための大径状の挿通孔18cが形成されている。被覆部材18の凸状球面18aには一対の収容凹部41が円周方向に等間隔をおいて形成され、各収容凹部41内には突起としての鋼球42が回転自在に収容されている。
【0019】
図1、図2、図5及び図6に示すように、前記被覆部材18の上部には、操作レバー17の一部を構成するキャップ部材43が被覆装着されている。キャップ部材43は下面を開口したほぼ半球ドーム状に形成され、その内面には被覆部材18の凸状球面18aに被さる凹状球面43aが形成されている。キャップ部材43の頂部には、操作レバー17の操作基体17Aを嵌挿するための平面四角状の挿通孔43bが形成されている。挿通孔43bの開口周縁においてキャップ部材43の凸状球面18a上には一対の支持突部44が突設され、両支持突部44の上面には支持溝44aが形成されている。
【0020】
図5及び図6に示すように、前記操作レバー17の操作基体17Aの上端部には軸線方向に延びる縦孔45が形成され、その縦孔45の上端開口部には雌ねじ45aが形成されている。操作基体17Aの中間部には、縦孔45の下端付近から軸線と直交する方向に延びる長孔46が形成されている。キャップ部材43の両支持突部44の支持溝44a間において、長孔46にはピン47が挿通されている。操作基体17Aの縦孔45内にはピン47を支持溝44aに向かって押圧するための圧縮バネ48が収容され、縦孔45の雌ねじ45aに螺合した止めねじ49により抜け止めされている。そして、この圧縮バネ48にてピン47が押圧されることにより、キャップ部材43が操作レバー17の操作基体17Aに対して軸線方向のみに相対移動可能に保持されている。
【0021】
図2及び図5〜図7に示すように、前記キャップ部材43の凹状球面43aには、被覆部材18上の各鋼球42と係合可能に対応する一対のリブ50が形成されている。このリブ50は、水平方向に延びる湯側第1リブ50aと、その湯側第1リブ50aと異なった高さ位置において水平方向に延びる水側第1リブ50bと、両第1リブ50a,50bと連続して上下方向に延びる第2リブ50cとから構成されている。そして、操作レバー17の回動操作時に、第1リブ50a,50bまたは第2リブ50cが鋼球42に係合することにより、クリック感が生じるようになっている。
【0022】
次に、前記のように構成されたシングルレバー水栓のクリック感発生構造について作用を説明する。
さて、操作レバー17が例えば水平方向の回動位置において、冷水と温水との混合境界位置付近の温水側に配置されるとともに、上下方向の回動位置において止水位置に配置されている場合には、図7の位置P1に示すように、鋼球42が第2リブ50cの右側付近において、湯側第1リブ50aの上方近傍に対向配置されている。この状態で、操作レバー17が上方に回動操作されると、その回動量に応じて湯水混合水の吐水量が調節される。このとき、キャップ部材43が被覆部材18に対して上方に相対回動され、操作レバー17の回動操作初期における小吐水量の調節箇所において、鋼球42が位置P1から位置P2に相対移動されて湯側第1リブ50aに係合することにより、クリック感が発生する。よって、そのクリック感により、湯水混合水の吐水量調節が所定の小吐水量箇所を超えたことを容易に認識することができる。
【0023】
これに対して、操作レバー17が水平方向の回動位置において、冷水と温水との混合境界位置付近の冷水側に配置されるとともに、上下方向の回動位置において止水位置に配置されている場合には、図7の位置P3に示すように、鋼球42が第2リブ50cの左側付近において、水側第1リブ50bよりも上方に離間して配置されている。この状態で、操作レバー17が上方に回動操作されると、その回動量に応じて冷水の吐水量が調節される。この場合にも、キャップ部材43が被覆部材18に対して上方に相対回動され、鋼球42が湯側第1リブ50aに対して、位置P3から位置P4を経て位置P5に相対移動される。そして、操作レバー17の回動操作後期における大吐水量の調節箇所において、鋼球42が位置P4から位置P5に相対移動されて水側第1リブ50bに係合することにより、クリック感が発生する。よって、そのクリック感により、冷水の吐水量調節が所定の大吐水量箇所を超えたことを容易に認識することができる。
【0024】
さらに、操作レバー17が例えば冷水の小吐水量の調節状態で、水平方向の左側に回動操作されると、その回動量に応じて冷水と温水との混合度合が変更調節される。このとき、キャップ部材43が被覆部材18に対して左方に相対回動され、冷水と温水との混合境界位置付近において、鋼球42が位置P4から位置P2に相対移動されて第2リブ50cに係合することにより、クリック感が発生する。これとは逆に、操作レバー17が温水の小吐水量の調節状態で、水平方向の右側に回動操作された場合にも、冷水と温水との混合境界位置付近において、鋼球42が位置P2から位置P4に相対移動されて第2リブ50cに係合することにより、クリック感が発生する。よって、これらのクリック感により、冷水と温水との混合度合調節が混合境界位置を超えたことを容易に認識することができる。
【0025】
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) このシングルレバー水栓においては、操作レバー17の水平方向の回動操作により冷水と温水との混合度合を調節する場合、操作レバー17が上下方向のいずれの回動状態にあっても、所定の混合度合の調節箇所、例えば冷水と温水との混合境界位置で、上下方向に延びる第2リブ50cと鋼球42との係合により、クリック感が生じる。また、操作レバー17の上下方向の回動操作により吐水量を調節する場合にも、操作レバー17が水平方向のいずれの回動状態にあっても、所定の吐水量の調節箇所において、水平方向に延びる第1リブ50a,50bと鋼球42との係合により、クリック感が生じる。よって、操作レバー17の水平方向または上下方向の回動操作時に、所定の混合度合及び吐水量の調節箇所において、クリック感を生じさせることができる。
【0026】
(2) このシングルレバー水栓においては、前記水栓ボディBの被覆部材18に凸状球面18aが形成されるとともに、操作レバー17のキャップ部材43に凹状球面43aが形成され、前記第1リブ50a,50b及び第2リブ50cが両球面18a,43aの一方に、鋼球42が両球面18a,43aの他方に設けられている。よって、第1リブ50a,50b及び第2リブ50cと鋼球42とを係合可能な状態に簡単に対応配置することができるとともに、操作レバー17の水平方向または上下方向の回動操作時に、第1リブ50a,50bまたは第2リブ50cと鋼球42との係合により、適切にクリック感を生じさせることができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
【0027】
・ キャップ部材43を設けることなく、操作レバー17の基端内面に凹状球面を直接形成し、その凹状球面に鋼球42を設けること。
・ 被覆部材18とは異なったカバー19等の水栓ボディBに凸状球面を形成し、その凸状球面上に第1リブ50a,50b及び第2リブ50cよりなるリブ50を形成すること。
【0028】
・ 鋼球42を水栓ボディB側に設け、第1リブ50a,50b及び第2リブ50cよりなるリブ50を操作レバー17側に設けること。
・ 湯側第1リブ50a及び水側第1リブ50bを複数本間隔をおいて平行に列設し、操作レバー17の上下方向の回動操作時に、異なった複数の吐出量の調節箇所でクリック感が生じるように構成すること。
【0029】
・ 第2リブ50cを複数本間隔をおいて平行に列設し、操作レバー17の水平方向の回動操作時に、異なった複数の混合度合の調節箇所でクリック感が生じるように構成すること。
【0030】
・ 水側第1リブ50bを省略すること。
・ 第1リブ50a,50b及び第2リブ50cを前記実施形態とは異なる位置に設けること。例えば、第2リブ50cを温水高温領域に設けたり、第1リブ50a,50bを中間吐水量の領域に設けたりすること。
【符号の説明】
【0031】
11…水栓本体、16…湯水混合用のカートリッジ、17…操作レバー、17A…操作基体、18…被覆部材、18a…凸状球面、25…固定ディスク、29…可動ディスク、42…突起としての鋼球、43…キャップ部材、43a…凹状球面、50…リブ、50a…湯側第1リブ、50b…水側第1リブ、50c…第2リブ、B…水栓ボディ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作レバーの水平方向の回動によって冷水と温水との混合度合を調節するとともに、その操作レバーの上下方向の回動によって吐水量を調節するようにしたシングルレバー水栓において、
水栓ボディ及び前記操作レバーのうちの一方には、水平方向に延びる第1リブと上下方向に延びる第2リブとを連続形成するとともに、他方には、そのリブが係合する突起を設け、第1リブ及び第2リブが突起と係合することにより、クリック感が生じるようにしたことを特徴とするシングルレバー水栓。
【請求項2】
前記水栓ボディには凸状球面を形成するとともに、前記操作レバーには凸状球面に被さる凹状球面を形成し、前記第1リブ及び第2リブを両球面の一方に、突起を両球面の他方に設けたことを特徴とする請求項1に記載のシングルレバー水栓。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−132161(P2012−132161A)
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−283095(P2010−283095)
【出願日】平成22年12月20日(2010.12.20)
【出願人】(000242378)株式会社ケーブイケー (130)
【Fターム(参考)】