説明

ジアルキルオキシインドールの新規なピペラジン誘導体

本発明は、中枢神経系、胃腸系、および心臓血管系の疾患を治療または予防するのに使用される一般式(I)で表される新規な3,3−二置換インドールー2−オン誘導体および薬理上許容されるそれらの酸付加塩に関する。
【化1】


「R1は、水素、ハロゲン、炭素原子数が1−7個のアルキル、又はスルホンアミド;R2は、水素又はハロゲン;R3は、水素、アリール置換基又は1個又は2個のハロゲン置換基を有していていてもよいアリール置換基を有していてもよい炭素原子数が1−7個のアルキル;R4は、炭素原子数が1−7個のアルキル;R5は、一般式(IIa)又は(IIb)で表される基「Q及びWは、それぞれ、窒素又はCH;R6、R7及びR8、は、それぞれ、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、炭素原子数が1−7個のアルキル又はアルコキシ;又はR6とR7は、一緒になってエチレンジオキシを形成する;mは、0,1又は2;aは、単結合、二重、又は三重結合を表す;nは、0,1又は2。」


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)で表される3,3−ジアルキルインドールー2−オンー誘導体、および薬理的に許容されるその酸付加塩:
【化1】

「R1は、水素、ハロゲン、炭素原子数が1−7個のアルキル、又はスルホンアミド;
2は、水素又はハロゲン;
3は、水素、アリール置換基又は1個又は2個のハロゲン置換基を有していていてもよいアリール置換基を有していてもよい炭素原子数が1−7個のアルキル;
4は、炭素原子数が1−7個のアルキル;
5は、一般式(IIa)又は(IIb)で表される基、
【化2a】

【化2b】

「Q及びWは、それぞれ、窒素又はCH;R6、R7及びR8、は、それぞれ、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、炭素原子数が1−7個のアルキル又はアルコキシ;又はR6とR7は、一緒になってエチレンジオキシを形成する;
mは、0,1又は2;
nは、0,1又は2;
aは、単、2重、又は3重結合を表す。」
【請求項2】
一般式(I)で表される3,3−ジアルキルインドールー2−オンー誘導体、および薬理的に許容されるその酸付加塩:
「R1は、水素、ハロゲン、炭素原子数が1−7個のアルキル、又はスルホンアミド;
2は、水素又はハロゲン;R3は、水素;R4は、エチル又は2−メチル−プロピル;
5は、一般式(IIa)又は(IIb)で表される基、R6、R7及びR8、は、それぞれ、水素、ハロゲン、又は炭素原子数が1−7個のアルコキシ;又はR6とR7は、一緒になってエチレンジオキシを形成する;
mは、0又は1;
nは、1;
aは、単結合を表す。」
【請求項3】
5−クロロ−3−{3−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−プロピル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン;
3−{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン;
5,7−ジクロロ−3−{4−[4−(4−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン;
3−{4−[4−(4−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン;
3−{4−[4−(4−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−5−フルオロ−1、3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン;
3−{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−1、3−ジヒドロ−2H−インドール−5−スルホンアミド;
3−{4−[4−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−1、3−ジヒドロ−2H−インドール−5−オン;
3−{4−[4−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−イゾブチル−1、3−ジヒドロ−2H−インドール−5−オン;および 3−エチル−3−{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−1、3−ジヒドロ−2H−インドール−5−オンから成る群から選択された化合物、および薬理的に許容されるその酸付加塩。
【請求項4】
5−クロロ−3−{3−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−プロピル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン、および薬理的に許容されるその酸付加塩。
【請求項5】
3−{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン、および薬理的に許容されるその酸付加塩。
【請求項6】
5,7−ジクロロ−3−{4−[4−(4−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン、および薬理的に許容されるその酸付加塩。
【請求項7】
3−{4−[4−(4−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン、および薬理的に許容されるその酸付加塩。
【請求項8】
3−{4−[4−(4−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−5−フルオロ−1、3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン、および薬理的に許容されるその酸付加塩。
【請求項9】
3−{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−1、3−ジヒドロ−2H−インドール−5−スルホンアミド、および薬理的に許容されるその酸付加塩。
【請求項10】
3−{4−[4−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−1、3−ジヒドロ−2H−インドール−5−オン、および薬理的に許容されるその酸付加塩。
【請求項11】
3−{4−[4−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−イゾブチル−1、3−ジヒドロ−2H−インドール−5−オン、および薬理的に許容されるその酸付加塩。
【請求項12】
3−エチル−3−{4−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−1、3−ジヒドロ−2H−インドール−5−オン、および薬理的に許容されるその酸付加塩。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか1項に記載した一般式(I)の化合物又はそれらと1種以上の担体又は助剤との混合物としての薬理的に許容される塩を活性成分として含む医薬組成物。
【請求項14】
請求項13に記載した医薬組成物の、中枢神経障害、特に鬱病、精神分裂病、感情障害、社会適応障害、躁病、精神減退、痙攣、痴呆症、中枢神経系の特定部位細胞破壊、アルツハイマー症、ストレス症候群、胃腸障害、心臓血管障害、腎臓障害、耳鳴り、又は知覚障害の治療、又は予防薬としての用法。。
【請求項15】
5−クロロ−3−{3−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−プロピル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン;3−{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン;5,7−ジクロロ−3−{4−[4−(4−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン;
3−{4−[4−(4−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン;3−{4−[4−(4−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−5−フルオロ−1、3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン;3−{4−[4−(3−クロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−1、3−ジヒドロ−2H−インドール−5−スルホンアミド;3−{4−[4−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−エチル−1、3−ジヒドロ−2H−インドール−5−オン;3−{4−[4−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−3−イゾブチル−1、3−ジヒドロ−2H−インドール−5−オン、又はそれらと1種以上の担体又は助剤との混合物としての薬理的に許容される塩を活性成分として含む請求項13又は14に記載した医薬組成物。
【請求項16】
請求項1に規定した化合物を製造する方法であって:
(a)一般式(III)の化合物;
【化3】

「R1、R2、R3及びR4、m、n及びnは、前記定義した通り、Lは残留基」と、
一般式(IV)のピペラジン誘導体;
【化4】

「R5は前記定義通り」を、酸結合剤の存在下で反応させること;
(b)一般式(VI)の化合物;
【化5】

「R1、R2、R3及びR4は、前記定義した通り」と:
一般式(VII)の化合物;
【化6】

「m、及びnは、前記定義した通り、aは、単、2重、又は3重結合を表す、Lは残留基」を強塩基の存在下で反応させること;又は、
(c)一般式(I)の化合物;
「nは1及びaは、3重結合」の化合物を製造するために、
一般式(VIII)の化合物;
【化7】

「R1、R2、R3及びR4及びmは、前記定義した通り」をホルムアルデヒドと反応させ、生成された一般式(III)の化合物「Lは、ヒドロキシ基」を一般式(III)の化合物「Lは、ハロゲン原子又はアリールスルホキシ又はアルキルスルホニルオキシ基」に変換し、生成された一般式(III)の化合物「aは、3重結合、n、は1」を、一般式(IV)の化合物と強塩基の存在下で反応させること;又は
(d)一般式(I)の化合物;「R1、R2、R3、R4及びR5、mおよびnは、前記定義した通り、aは、単結合又は2重結合である」を製造するために、対応する一般式(I)の化合物「aは、3重結合である」を還元すること;或いは
(e)一般式(I)の化合物「R1、R2、R3、R4及びR5、mおよびnは、前記定義した通り、aは、単結合である」を製造するために、対応する一般式(I)の化合物「aは、2重結合又は3重結合である」を還元すること;
そして所望により、R2位に水素を含む生成物をハロゲン化するか、その塩から自由塩基を遊離させるか、若しくはそれを有機酸又は無機酸で薬理的に許容される酸付加塩に変換することを含む
【請求項17】
請求項1〜12のいずれか1項に記載された一般式(I)の化合物の医薬を製造するための使用。
【請求項18】
請求項1〜12のいずれか1項に記載された一般式(I)の化合物又はそれらと薬理的に許容される塩を、医薬担体及び所望により他の助剤と混合し、得た混合物を溶解し、ゼラチン状にすることを含む、中枢神経障害、特に鬱病、精神分裂病、感情障害、社会適応障害、躁病、精神減退、痙攣、痴呆症、中枢神経系の特定部位細胞破壊、アルツハイマー症、ストレス症候群、胃腸障害、心臓血管障害、腎臓障害、耳鳴り、又は知覚障害の治療又は予防するのに適した医薬を製造する方法。
【請求項19】
一般式(I)の化合物、又はそれらと薬理的に許容される有機又は無機酸塩を含む医薬組成物の有効量を治療を必要ちする患者に投与することを含む、中枢神経障害、特に鬱病、精神分裂病、感情障害、社会適応障害、躁病、精神減退、痙攣、痴呆症、中枢神経系の特定部位細胞破壊、アルツハイマー症、ストレス症候群、胃腸障害、心臓血管障害、腎臓障害、耳鳴り、又は知覚障害の治療又は予防する方法。
【請求項20】
一般式(III)の化合物、又はその酸付加塩;
「R1は、水素、ハロゲン、炭素原子数が1−7個のアルキル、又はスルホンアミド;R2は、水素又はハロゲン;R3は、水素、アリール置換基又は1個又は2個のハロゲン置換基を有していていてもよいアリール置換基を有していてもよい炭素原子数が1−7個のアルキル;
4は、炭素原子数が1−7個のアルキル;Lは、残留基;m及びnは、0,1又は2;aは、単、2重、又は3重結合を表す。」
【請求項21】
一般式(V)の化合物と、一般式(VI)の化合物を強塩基の存在下で反応させることを含む、一般式(III)の化合物「全置換基は、前記定義した通り」を製造する方法。

【図1】
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【公表番号】特表2007−537229(P2007−537229A)
【公表日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−512537(P2007−512537)
【出願日】平成17年5月11日(2005.5.11)
【国際出願番号】PCT/HU2005/000052
【国際公開番号】WO2005/109987
【国際公開日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【出願人】(506308688)
【Fターム(参考)】