説明

ステロイドホルモン核内受容体およびカルシウムチャネル活性のモジュレーターとしての化合物および組成物

本発明は、化合物、かかる化合物を含む医薬組成物、ならびにステロイドホルモン核内受容体の活性化と関係する疾患または障害の処置または予防のためのかかる化合物の使用方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2004年12月13日に出願された米国仮特許出願第60/635,760号、および2005年2月11日に出願された米国仮特許出願第60/652,248号に優先権の利益を主張する。これらの出願の全開示内容は、その全体および全ての目的に関して参照により本明細書に包含される。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
発明の分野
本発明は、化合物、かかる化合物を含む医薬組成物、ならびにステロイドホルモン核内受容体の活性化およびカルシウムチャネル遮断活性と関係する疾患または障害の処置または予防のためのかかる化合物の使用の方法、を提供する。
【0003】
背景
ステロイドホルモン受容体は、核ホルモン受容体スーパーファミリーの一部を意味する。天然状態の受容体と複合体形成する同種のリガンドに従ってそのように命名される、ステロイドホルモン核内受容体には、グルココルチコイド受容体(GR)、アンドロゲン受容体(AR)、ミネラルコルチコイド受容体(MR)、エストロゲン受容体(ER)、およびプロゲステロン受容体(PR)が含まれる。MRは、上皮組織、心臓、腎臓、脳、血管組織および骨で発現される。アルドステロンは、MRの内生リガンドであり、副腎、心臓、脳および血管において主に合成される。例えば、ナトリウム/水分保持、腎線維症、血管炎症、血管線維症、内皮機能不全、冠動脈炎症、冠血流量減少症、心室性不整脈、心筋線維症、心室性肥大および心血管系、主に、心臓、血管系および腎臓への直接的損傷などのいくつかの悪影響が、アルドステロンに起因している。全ての標的臓器に対するアルドステロンの作用は、MR受容体の活性化を介している。GRは、ほとんど全ての組織および臓器系において発現され、中枢神経系の機能の保全および心血管系の維持、代謝、ならびに免疫恒常性に重要である。
【0004】
カルシウムチャネルアンタゴニストは、様々な心臓血管疾患様冠動脈拡張症、狭心症、不整脈、うっ血性心不全、心筋症、アテローム性動脈硬化症および高血圧を処置するための薬剤として長らく用いられていた。
【0005】
本発明の新規の化合物は、ステロイドホルモン核内受容体およびカルシウムチャネルの活性を調節し、それにより、ステロイドホルモン核内受容体および/またはカルシウムチャネルの異常な活性が、疾患の病理および/または徴候に寄与する疾患の処置において有用であると予期される。
【発明の開示】
【0006】
発明の概要
第一の局面において、本発明は、式I:
【化1】

[式中、
は、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから選択され;ここで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、フェニル、ハロ置換C1−6アルキルおよびハロ置換C1−6アルコキシから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;
は、シアノおよび−C(O)Rから選択され;ここで、Rは、−NRおよび−ORから選択され;ここで、Rは、水素、C1−6アルキルおよび1−ヒドロキシ−ビニルから選択され;そして、Rは、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから選択され;ここで、Rの任意のシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、ニトロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、フェニル、フェノキシ、ハロ置換C1−6アルキルおよびハロ置換C1−6アルコキシから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよいか;または、RおよびRは、それらが結合する窒素と共に、C5−10ヘテロアリールまたはC3−8ヘテロシクロアルキルを形成し;
【0007】
は、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル−C0−4アルキル、C6−10アリール−C0−4アルキルおよびC5−10ヘテロアリール−C0−4アルキルから選択され;ここで、Rの任意のアルキルは、所望により、−O−、−OC(O)−、−NR−および−S(O)0−2−から独立して選択される二価ラジカルで置き換えられたメチレンを有していてよく;ここで、Rの任意のアルキルは、所望により、ハロ置換C1−6アルキルから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;ここで、Rの任意のシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、C1−6アルキルおよびC1−6アルコキシから独立して選択される1から2個のラジカルで置換されていてよいか;または、RおよびRは、それらが結合する原子と共に、ハロ、ニトロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、フェニル、ハロ置換C1−6アルキルおよびハロ置換C1−6アルコキシから独立して選択される1から2個のラジカルで置換されていてよいC3−12シクロアルキルを形成し;
は、水素、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキルおよび−C(O)Rから選択され;ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択され;
【0008】
は、C1−6アルキル、−SXC(O)OR、−SXOC(O)R、−SXR、−SXC(O)R、−SXNRおよび−XRから選択され;ここで、Xは、結合またはC1−6アルキレンであり;Rは、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから独立して選択され;ここで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルコキシ、−C(O)OR10、−OR10および−C(O)R10から独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよく;ここで、R10は、メチルおよびフェニルから選択される。]
で示される化合物、ならびにそのN−オキシド誘導体、プロドラッグ誘導体、被保護誘導体、個々の異性体および異性体の混合物;ならびに、かかる化合物の薬学的に許容される塩および溶媒和物(例えば、水和物)を提供する。
【0009】
第二の局面において、本発明は、式Iの化合物またはそのN−オキシド誘導体、個々の異性体および異性体の混合物;または、その薬学的に許容される塩を、1個以上の適する賦形剤と混合して含む医薬組成物を提供する。
【0010】
第三の局面において、本発明は、ステロイドホルモン核内受容体活性および/またはカルシウムチャネル活性の調節が、疾患の病理および/または徴候を予防、阻止または改善し得る、動物における疾患の処置方法であって、該動物に、治療的有効量の式Iの化合物またはそのN−オキシド誘導体、個々の異性体および異性体の混合物、またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む方法を提供する。
【0011】
第四の局面において、本発明は、ステロイドホルモン核内受容体活性および/またはカルシウムチャネル活性が、疾患の病理および/または徴候に寄与する動物における疾患の処置のための医薬の製造における式Iの化合物の使用を提供する。
【0012】
第五の局面において、本発明は、式Iの化合物ならびにそのN−オキシド誘導体、プロドラッグ誘導体、被保護誘導体、個々の異性体および異性体の混合物、ならびにその薬学的に許容される塩を製造するための方法を提供する。
【0013】
発明の詳細な説明
定義
基および他の基の構造要素としての“アルキル”、例えば、ハロ置換アルキルおよびアルコキシは、直鎖または分枝鎖のどちらかであり得る。C1−6アルコキシには、メトキシ、エトキシなどが含まれる。ハロ置換アルキルには、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルなどが含まれる。
【0014】
“アリール”は、6から10個の環炭素原子を含む、単環式または縮合二環式芳香環集合を意味する。例えば、アリールは、フェニルまたはナフチルであり得、好ましくはフェニルである。“アリーレン”は、アリール基由来の二価ラジカルを意味する。“ヘテロアリール”は、アリールに定義の通りである。ただし、環メンバーの1個以上が、ヘテロ原子である。例えば、ヘテロアリールには、ピリジル、インドリル、インダゾリル、キノキサリニル、キノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾ[1,3]ジオキソール、イミダゾリル、ベンゾ−イミダゾリル、ピリミジニル、フラニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピラゾリル、チエニルなどが含まれる。“C6−10アリールC0−4アルキル”は、アルキレン基を介して結合した上記のアリールを意味する。例えば、C6−10アリールC0−4アルキルには、フェネチル、ベンジルなどが含まれる。
【0015】
“シクロアルキル”は、示した数の環原子を含む、飽和または部分的不飽和の、単環式、縮合二環式または架橋多環式環集合を意味する。例えば、C3−10シクロアルキルには、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが含まれる。“ヘテロシクロアルキル”は、本明細書に定義のシクロアルキルを意味する。ただし、示した環炭素の1個以上は、−O−、−N=、−NR−、−C(O)−、−S−、−S(O)−または−S(O)−(ここで、Rは、水素、C1−4アルキルまたは窒素保護基である。)から選択される部分により置き換えられる。例えば、本発明の化合物を記載するために本明細書で用いるC3−8ヘテロシクロアルキルには、モルホリノ、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピペリジニロン、1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デク−8−イルなどが含まれる。
【0016】
“ハロゲン”(または、ハロ)は、好ましくはクロロまたはフルオロを意味するが、ブロモまたはヨードであってもよい。
【0017】
“処置する”、“処置”および“処置法”は、疾患および/またはその付帯症状を緩和または軽減する方法を意味する。
【0018】
好ましい態様の説明
本発明は、化合物、組成物、および異常なステロイドホルモン核内受容体活性の調節が、疾患の病理および/または徴候を予防、阻止または改善し得る、疾患を処置するための方法であって、治療的有効量の式Iの化合物を投与することを含む方法、を提供する。
【0019】
本発明の1つの態様において、式Iの化合物に関して、Rは、フェニル、ピリジニル、チエニルおよびキノリニルから選択され;ここで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、クロロ、ブロモ、フルオロ、トリフルオロメチル、メチル、エチル、メトキシ、アリルオキシおうよびフェニルから独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよく;Rは、シアノおよび−C(O)Rから選択され;ここで、Rは、−NRおよび−ORから選択され;ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択され;そして、Rは、メチル、エチル、イソプロピル、トリフルオロ−ブチル、トリフルオロプロピル、シクロプロピルメチル、2,2−ジメチル−プロピル、3,3−ジメチル−ブチル、フェニルおよびピリジニルから選択され;ここで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、メトキシ、エトキシおよびフェノキシから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;Rは、所望によりハロで置換されていてよい、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、ブチル、イソブチル、フェニル、フラニルから選択され;ここで、Rの任意のアルキルは、所望により、−O−で置き換えられたメチレンを有していてよく;ここで、Rの任意のシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロおよびメトキシから独立して選択される1から2個のラジカルで置換されていてよいか;または、RおよびRは、それらが結合する原子と共に、所望により、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルおよびフェニルから独立して選択される1から2個のラジカルで置換されていてよいシクロヘキサノンを形成し;Rは、水素であり;そして、Rは、C1−6アルキル、−SXC(O)OR、−SXOC(O)R、−SXR、−SXC(O)R、−SXNRおよび−XRから選択され;ここで、Xは、結合またはC1−6アルキレンであり;Rは、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから独立して選択され;ここで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルコキシ、−C(O)OR10、−OR10および−C(O)R10から独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよく;ここで、R10は、メチルおよびフェニルから選択される。
【0020】
別の態様において、Rは、メチル、イソブチル、フェネチル、ベンジル、フェニル、フラニル、−SCHC(O)OC、−S(CH1−3CF、−S(CH0−3CH、−SCHC(O)R、−SCH、−SC、−S(CH1−3F、−S(CH1−3OH、−S(CH1−3OC(O)N(Cおよび−S(CH1−3OHから選択され;ここで、Rは、フェニルであり;ここで、RまたはRの任意のアリールは、所望により、ベンズアルデヒド、またはハロ、シアノ、メチル、ヒドロキシ、ニトロおよび−COOCHから独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよい。
【0021】
別の態様において、式Ia:
【化2】

【0022】
式中:Rは、メチル、エチル、プロピル、メトキシ−メチル、メトキシ−エチル、メトキシ−プロピル、メチル−カルボニル−オキシ−プロピル、ヒドロキシ−プロピル、フェネチル、トリフルオロメチル−ブチル、シクロプロピル、シクロプロピル−メチル、シクロプロピル−エチルおよびジフルオロメチルから選択され;Rは、メチル、プロピル、所望によりフルオロ、ブロモ、クロロまたはメトキシで置換されていてよいベンジル、所望によりメトキシで置換されていてよいフェネチル、所望によりクロロ、イソブチル、フラニル、メトキシ−メチルおよびトリフルオロメチル−エチルで置換されていてよいフェニルから選択され;R11は、クロロ、ブロモ、フルオロ、トリフルオロメチルおよびメトキシから選択され;そして、R12は、シクロプロピル−メチル、イソプロピル、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、トリフルオロメチル−プロピル、トリフルオロメチル−エチル、t−ブチル、t−ブチル−メチル、t−ブチル−エチル、イソプロピル−エチル、1,1−ジメチル−プロピル、シクロブチル−メチルおよびアリルから選択される、
で示される化合物である。
【0023】
式Iaの好ましい化合物は、5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3−メチルプロピル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
【0024】
5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−フェニルメチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−フェニル)エチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3,3−トリフルオロブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3,3−トリフルオロプロリル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メトキシメチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(2−メチルプロピル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
【0025】
5−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(2−メチルプロピル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(2−メチルプロピル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−フェニル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−アミル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−アミル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−アミル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−アミル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
【0026】
5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−tert−ブチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−クロロフェニル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
【0027】
5−メチル−2−(2−フラニル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−プロピル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メトキシメチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−プロピル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メトキシメチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−フルオロフェニル)メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−フルオロフェニル)メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;2−(2−フェニル)エチル−3,5−ジシアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロ)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロピリジン;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(3−メトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(3−メトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(3−メトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(3−アセトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(3−アセトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(3−ヒドロキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
【0028】
5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(3−ヒドロキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(3−ヒドロキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−フェニルエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−フェニルエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(5,5,5−トリフルオロペンチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(5,5,5−トリフルオロペンチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−シクロプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−シクロプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−2−シクロプロピルエチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−フェニルメチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−フリル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−フェニルエチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−クロロフェニル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−フリル)−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
【0029】
5−メチル−2−(2−フェニルエチル)−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−(2−フリル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−(2−フェニルエチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(4,4,4−トリフルオロブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(4,4,4−トリフルオロブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(2,2−ジメチルプロピル)−2メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(2,2−ジメチルプロピル)−2メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(1,1−ジメチルプロピル)−2メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−)2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
【0030】
5−(1,1−ジメチルプロピル)−2メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−メトキシメチル)−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(3−メトキシフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−メトキシフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(3−メトキシフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−メトキシフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−フルオロフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(3−フルオロフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−クロロフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−ブロモフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−フルオロフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(3−フルオロフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−クロロフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−ブロモフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−シクロプロピル)エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−シクロプロピル)エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロブチルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
【0031】
5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−ジフルオロメチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−ジフルオロメチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−アリル−2−(2−フルオロフェニル)メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(2,2−ジメチルプロピル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(2−メチル)プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;および、5−(2,2−ジメチル)プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレートから選択される。
【0032】
別の態様において、式Ib:
【化3】

【0033】
式中:Rは、メチル、エチル、プロピル、メトキシ−メチル、メトキシ−エチル、メトキシ−プロピル、メチル−カルボニル−オキシ−プロピル、ヒドロキシ−プロピル、フェネチル、トリフルオロメチル−ブチル、シクロプロピル、シクロプロピル−メチル、シクロプロピル−エチルおよびジフルオロメチルから選択され;Rは、メチル、プロピル、所望によりフルオロ、ブロモ、クロロまたはメトキシで置換されていてよいベンジル、メチル−チオ、エチル−チオ、プロピル−チオ、ブチル−チオ、トリフルオロメチル−プロピル−チオ、所望によりメトキシで置換されていてよいフェネチル、所望によりクロロ、イソブチル、フラニル、メトキシ−メチルおよびトリフルオロメチル−エチルで置換されていてよいフェニルから選択され;R11は、クロロ、ブロモ、フルオロ、トリフルオロメチルおよびメトキシから選択され;そして、R12は、シクロプロピル−メチル、イソプロピル、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、トリフルオロメチル−プロピル、トリフルオロメチル−エチル、t−ブチル、t−ブチル−メチル、t−ブチル−エチル、イソプロピル−エチル、1,1−ジメチル−プロピル、シクロブチル−メチルおよびアリルから選択される
で示される化合物である。
【0034】
式Ibの好ましい化合物は、2−エチルチオ−3−シアノ−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ブチルチオ−3−シアノ−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(4,4,4−トリフルオロブチル)チオ−3−シアノ−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;および、2−(2−フェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジンから選択される。
【0035】
本発明のさらに好ましい化合物は、N−メチル−4−モルフォリウム−6−メチル−4−(2−フルオロ−4−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−3−シアノ−1,4−ジヒドロ−ピリジン−2−チオラート1;2−(4−メチルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(4,4,4−トリフルオロブチル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(2−メチルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3,5−ジメチルベンジルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3−ニトロベンジルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチルチオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−エチルチオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ブチルチオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3−フルオロプロピル)チオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(4,4,4−トリフルオロフルオロブチル)チオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ベンジルチオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;
【0036】
2−メチルチオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ブチルチオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(4,4,4−トリフルオロブチルチオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3−ニトロベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3−ニトロベンジルチオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(4−カルボキシメチルベンジルチオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(2−シアノベンジルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3−シアノベンジルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3−ヒドロキシメチル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(2−シアノベンジルチオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(4−シアノベンジルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ブチルチオ−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチルフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(2−ヒドロキシエチル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(アセトキシエチル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(ヒドロキシエチル)チオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;
【0037】
2−(N,N−ジエチルアミノエチル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ベンジルチオ−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチルフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;5−エチル−2−(ヒドロキシエチル)チオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−(ヒドロキシプロピル)チオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;2−(4−メチルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチルチオ−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチルチオ−3−シアノ−4−[3−(2−クロロピリジン)]−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチルチオ−3−シアノ−4−(2−メトキシフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−エチルチオ−3−シアノ−4−(2−メトキシフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ブチルチオ−3−シアノ−4−(2−メトキシフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−エチルチオ−3−シアノ−4−[3−(2−クロロピリジン)]−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(4,4,4−トリフルオロブチル)チオ−3−シアノ−4−[3−(2−クロロピリジン)]−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ブチルチオ−3−シアノ−4−[3−(2−クロロピリジン)]−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ベンジルチオ−3−シアノ−4−[2−(5−ブロモチオフェン)]−カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチルチオ−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−エチルチオ−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−プロピルチオ−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ブチルチオ−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3−ニトロ−4−メチルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチルフェニル)−カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;
【0038】
2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(4−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−アリルオキシフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−メトキシフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−[3−(2−メトキシピリジン)]−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フェニルカルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−シクロプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−N−(2−メトキシフェニル)−N−(1−ヒドロキシビニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5,6−シクロ−3−メチル−ヘキシル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5,6−シクロ−3−イソプロピル−ヘキシル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5,6−シクロ−3−フェニル−ヘキシル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(4−フェニルフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)−カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−メチルフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;5−イソプロピル−2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−イソプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−イソプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(2−フルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
【0039】
5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−フェニル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(3−フリル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(2−フリル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ビストリフルオロメチルフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(3−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−ブロモフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−ブロモフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−メチルフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,6−ジクロロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,6−ジクロロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−6−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;
【0040】
2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2,6−ジフルオロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(4−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−5,6−(3,3−ジメチル)−シクロヘキサン−2−オン−1,4−ジヒドロ−ピリジン;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−[4−(2−ブロモピリジン)]−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−[3−(2−メトキシピリジン)]−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−[3−(2,5−ジクロロチオフェン)]−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−[3−(2,5−ジクロロチオフェン)]−6−シクロプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−[3−(2,5−ジクロロチオフェン)]−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(4−キノリン)−6プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−3−[2,5−ジメチルチオフェン)]−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−3−[2,5−ジメチルチオフェン)]−6−シクロプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−エトキシフェニル)−5−(2,4−ジクロロフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;5−エチル−2−チオメチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−3−ピリジン)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル)−2−チオメチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−3−ピリジン)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メチル−3−ピリジン)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メチル−3−ピリジン)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
【0041】
5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メチルフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メチルフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−エチルフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(2−フェニルエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−3,4−ジフルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−3,4−ジフルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−3,4−ジフルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロ)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロピリジン;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(5,5,5−トリフルオロペンチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−6−(5,5,5−トリフルオロペンチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−3,4−ジフルオロフェニル)−6−シクロプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
【0042】
5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−ピリジル)−6−シクロプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−ピリジル)−6−2−メトキシエチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−2−シクロプロピルエチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−3,4−ジフルオロフェニル)−6−2−シクロプロピルエチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−ピリジル)−6−(2−シクロプロピルエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;および、5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−3,4−ジフルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレートから選択される。
【0043】
さらなる態様において、本発明は、化合物、組成物および異常なステロイドホルモン核内受容体活性およびカルシウムチャネル、好ましくはL型カルシウムチャネル活性の調節が、疾患の病理および/または徴候を予防、阻止または改善し得る、疾患の処置のための方法であって、動物に、治療的有効量の式Iの化合物(ここで、Rは、フェニルおよびピリジニルから選択され;ここで、Rの任意のフェニルまたはピリジニルは、所望により、クロロ、ブロモ、フルオロ、トリフルオロメチル、メチル、エチルおよびC1−6アルコキシから独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよく;Rは、C(O)OC1−10アルキルおよびハロ置換C(O)OC1−10アルキルから選択され;Rは、所望により1−5個のハロラジカルで置換されていてよいC1−6アルキルから選択され;ここで、Rの任意のアルキルは、所望により、−O−で置き換えられたメチレンを有していてよく;Rは、水素であり;そして、Rは、C1−6アルキルおよび−XRから選択され;ここで、Xは、結合またはC1−6アルキレンであり;Rは、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから独立して選択され;ここで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルコキシ、−C(O)OR10、−OR10および−C(O)R10から独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよく;そして、ここで、R10は、メチルおよびフェニルから選択される。)を投与することを含む方法、を提供する。
【0044】
さらなる態様において、Rは、C1−6アルキル、ハロ−C1−6アルキルおよび−XRから選択され;ここで、Xは、結合またはC1−6アルキレンであり;Rは、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから独立して選択され;ここで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルコキシ、−C(O)OR10、−OR10および−C(O)R10から独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよく;ここで、R10は、メチルおよびフェニルから選択される。
【0045】
式Iの好ましい化合物は、実施例および下記の表1、2および3から選択される。
【0046】
薬理学および有用性
本発明の化合物は、ステロイドホルモン核内受容体の活性を調節し、それ自体、異常なステロイドホルモン核内受容体活性が、疾患の病理および/または徴候に寄与する疾患または障害の処置に有用である。本発明はさらに、ステロイドホルモン核内受容体活性が、疾患の病理および/または徴候に寄与する疾患または障害の処置のための医薬の製造における使用を目的とした化合物を提供する。
【0047】
ミネラルコルチコイドおよびグルココルチコイドは、成長、発達、および恒常性の維持におけるそれらの様々な役割によって多数の生理的機能に大きな影響を及ぼす。それらの作用は、MRおよびGRにより仲介される。
【0048】
腎臓および消化管のような内臓組織において、MRは、アルドステロンに応答して、ナトリウム保持、カリウム排出、および水分バランスを調節する。アルドステロンレベルの上昇、またはミネラルコルチコイド受容体の過剰な刺激は、コーン症候群、原発性および続発性アルドステロン症、増加したナトリウム保持、増加したマグネシウムおよびカリウム排出(利尿)、増加した水分保持、高血圧(収縮期および複合収縮/拡張期)、不整脈、心筋線維症、心筋梗塞、バーター症候群、うっ血性心不全(CHF)、および過剰量のカテコールアミンレベルと関係する疾患を含む、いくつかの病的障害または病的疾患状態と関係がある。さらに、脳におけるMR発現は、神経細胞興奮性の制御、視床下部−下垂体−副腎系の負のフィードバック調節、および行動遂行の認知的局面において役割を果たすことが明らかである。さらに、アルドステロンアンタゴニストは、精神病、認知障害(記憶障害のような)、気分障害(鬱病および双極性障害のような)、不安障害、ならびに人格障害を含むが、これらに限定されない1種以上の認知機能障害を有する対象の処置において有用である。特に、ミネラルコルチコイド受容体、およびMR活性の調節は、不安鬱病および大鬱病に関与する。最終的に、MRの発現は、乳癌の分化に関係し得る。故に、MRモジュレーターはまた、癌、特に乳癌の処置に有用であり得る。
【0049】
GRは、ほとんど全ての組織および臓器系において発現され、中枢神経系の機能保全、ならびに心臓血管系、代謝および免疫恒常性の維持において重要である。グルココルチコイド(例えば、コルチゾール、コルチコステロン、およびコルチゾン)、およびグルココルチコイド受容体は、様々な病的障害または病的疾患状態の病因に関係している。例えば、コルチゾール分泌不全は、筋力低下、皮膚のメラニン沈着の増加、体重減少、低血圧、および低血糖をもたらす疾患の病因と関係する。一方、グルココルチコイドの過剰または長期分泌が、クッシング症候群と関連しており、また、肥満、高血圧、耐糖能異常、高血圧、糖尿病、骨粗鬆症、多尿症、および多飲症をもたらし得る。
【0050】
さらに、GR選択的薬剤は、GR活性を調節し得、故に、炎症、組織拒絶反応、自己免疫症、白血病およびリンパ腫のような悪性腫瘍、クッシング症候群、急性副腎機能不全、先天性副腎過形成症、リウマチ熱、結節性多発性動脈炎、肉芽種性多発性動脈炎、骨髄細胞系の阻害、免疫増殖/アポトーシス、HPA軸抑制および調節、高コルチゾール血症、Thl/Th2サイトカイン平衡の調節、慢性腎疾患、卒中および脊髄損傷、低カルシウム血症、高血糖症、急性副腎皮質機能障害、慢性原発性副腎皮質機能障害、続発性副腎皮質機能低下症、先天性副腎過形成、脳浮腫、血小板減少症、およびリトルズ症候群の処置において有用である。GRモジュレーターが、とりわけ、炎症性腸疾患、全身性紅斑性エリテマトーデス、結節性多発動脈炎、ウェゲナー肉芽腫症、巨細胞動脈炎、リウマチ性関節炎、変形性関節症、枯草熱、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、血管神経性浮腫、慢性閉塞性肺疾患、喘息、腱炎、滑液胞炎、クローン病、潰瘍性大腸炎、自己免疫性慢性活動性肝炎、臓器移植、肝炎、および肝硬変のような全身性炎症を含む疾患状態において有用であること;および、GR調節化合物が、免疫刺激剤、抑制剤として、ならびに創傷治癒剤および組織修復剤として使用されていることが報告されている。さらに、GRモジュレーターはまた、炎症性頭皮脱毛症、脂肪組織炎、乾癬、円板状エリテマトーデス、炎症性嚢胞、アトピー性皮膚炎、壊疽性膿皮症、尋常性天疱瘡、水疱性類天疱瘡、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、好酸球性筋膜炎、再発性多発性軟骨炎、炎症性脈管炎、サルコイドーシス、スイート病、1型反応性ハンセン病、毛細血管腫、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、扁平苔癬、剥離性皮膚炎、結節性紅斑、座瘡、多毛症、中毒性表皮剥離症、多形成紅斑、および皮膚T細胞リンパ腫のような様々な局所疾患においての使用も見出されている。最後に、GRモジュレーターはまた、肺気腫のような呼吸器疾患、ならびに多発性硬化症およびアルツハイマー病のような神経炎症性疾患の処置においても有用であり得る。
【0051】
カルシウムチャネルは、外部環境からのカルシウム流入、および同時に、細胞膜電位の脱分極を可能にする、膜貫通のマルチサブユニットタンパク質である。従来、カルシウムチャネルは、活性化した低電圧または高電圧のような機能的特性およびそれらの動力学(L、T、N、P、Q)を元に分類されていた。カルシウムチャネルアンタゴニストは、長らく、様々な疾患、特に、冠状動脈拡張、狭心症、不整脈、うっ血性心不全、心筋障害、アテローム性動脈硬化症、高血圧などのような心臓血管疾患を処置するための薬物として使用されてきた。同じ化合物(molecular entity)での、核ホルモン受容体(とりわけ、MR)の調節と合わせたカルシウムチャネル活性の調節は、これらの機能的分子(functional entity)の両方の調節と関係する心臓血管疾患を処置するための魅力的な新規方法を提供する。
【0052】
従って、本発明は、かかる処置の必要な対象において、上記の疾患または障害の何れかを処置するための方法であって、該対象に、治療的有効量(下記の“投与および医薬組成物”を参照のこと)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む方法を提供する。上記の何れかの使用に関して、必要な投与量は、投与の方法、処置すべき特定の状態および所望の効果に依存して変化し得る。
【0053】
投与および医薬組成物
一般的に、本発明の化合物は、常套法および当技術分野で公知の許容される方法の何れかにより、単独でかまたは1個以上の治療剤と組み合わせて、治療的有効量で投与され得る。治療的有効量は、疾患の重症度、対象の年齢および相対的健康度、用いる化合物の有効性および他の因子に広く依存して変化し得る。一般的に、満足のいく結果は、全身的な、体重1kg当たり約0.03から2.5mgの1日投与量で得られることが示される。大型哺乳動物、例えばヒトにおいて指示される1日投与量は、約0.5mgから約100mgの範囲であり、都合良くは、例えば1日4回までの分割用量でまたは遅延形態で投与される。経口投与に適する単位投与量形態には、約1から50mgの活性成分が含まれる。
【0054】
本発明の化合物を、何らかの慣用的経路で、特に経腸的に、例えば経口で、例えば錠剤またはカプセル剤の形態で、または非経腸的に、例えば注射溶液または懸濁液の形態で、または局所的に、例えばローション、ジェル、軟膏またはクリームの形態で、または経鼻形態もしくは坐剤形態で、医薬組成物として投与することができる。遊離型または薬学的に許容される塩形態の本発明の化合物を、少なくとも1個の薬学的に許容される担体または希釈剤と合わせて含む医薬組成物を、混合、造粒またはコーティング法により常套法で製造することができる。例えば、経口組成物は、活性成分を、a)希釈剤、例えばラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロースおよび/またはグリシン;b)滑剤、例えばシリカ、タルカム、ステアリン酸、そのマグネシウム塩もしくはカルシウム塩、および/またはポリエチレングリコールと共に含む錠剤またはゼラチンカプセルであり得、錠剤についてはまた、c)結合剤、例えばケイ酸アルミニウムマグネシウム、デンプン糊、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよび/またはポリビニルピロリドン;要すれば、d)崩壊剤、例えばデンプン、寒天、アルギン酸またはそのナトリウム塩、または発泡性混合物;および/またはe)吸収剤、着色剤、風味剤および甘味剤が含まれる。注射用組成物は、水性等張液または懸濁液であり得、そして坐剤を、脂肪エマルジョンまたは懸濁液から調製することができる。前記組成物は、滅菌され得、そして/または保存剤、安定化剤、湿潤剤または乳化剤のようなアジュバント、溶液プロモーター(solution promoter)、浸透圧を調節するための塩、および/または緩衝液を含む。さらに、それらは、他の治療的に価値のある物質を含んでいてもよい。経皮投与に適する剤形には、有効量の本発明の化合物と担体が含まれる。担体には、宿主の皮膚を通過するのを補助するために、吸収性の薬理学的に許容される溶媒が含まれる。例えば、経皮デバイスは、裏打ち部材、化合物を所望により担体と共に含む貯蔵部、所望により長時間制御された予定速度で宿主の皮膚へ化合物を送達するため速度制御バリアを含む包帯形態であり、そして皮膚にそのデバイスを固定する手段である。マトリックス経皮製剤を、用いることもできる。例えば皮膚および眼への局所適用に適する製剤は、好ましくは、当技術分野で周知の水溶液、軟膏、クリームまたはジェルである。そのようなものには、溶解剤、安定化剤、等張性増強剤、緩衝液および保存剤が含まれ得る。
【0055】
本発明の化合物を、治療的有効量で、1個以上の治療剤(薬学的組合せ剤)と併用投与することができる。例えば、相乗効果が、他のカルシウムチャネル阻害剤、および/または低カルシウム血症、高血圧、うっ血性心不全、腎不全、特に、慢性腎不全、再狭窄、アテローム性動脈硬化症、X症候群、肥満、腎症、心筋梗塞後、冠状動脈性心疾患、コラーゲンの増加した形成、線維症、ならびに高血圧および内皮機能不全後の再形成の処置にいて使用される他の物質との併用でもたらされ得る。そのような化合物の例には、オルリスタットのような抗肥満薬、血圧降下薬、強心薬および脂質降下薬、例えば、エタクリン酸、フロセミドおよびトルセミドのようなループ系利尿薬;ベナゼプリル、カプトプリル、エナラプリル、フォシノプリル、リシノプリル、モエキシプリル、ペリノドプリル(perinodopril)、キナプリル、ラミプリルおよびトランドレプリル(trandolepril)のようなアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤;ジゴキシンのようなNa−K−ATPase膜ポンプの阻害剤;中性エンドペプチダーゼ(NEP)阻害剤;オマパトリラート、サムパトリラートおよびファシドトリルのようなACE/NEP阻害剤;カンデサルタン、エプロサルタン、イルベサルタン、ロサルタン、テルミサルタンおよびバルサルタンのようなアンジオテンシンIIアンタゴニスト、特にバルサルタン;アセブトロール、ベタキソロール、ビソプロロール、メトプロロール、ナドロール、プロパノロール、ソタロールおよびチモロールのようなβ−アドレナリン受容体阻害剤;ジゴキシン、ドブタミンおよびミルリノンのような強心薬;アムロジピン、ベプリジル、ジルチアゼム、フェロジピン、ニカルジピン、ニモジピン、ニフェジピン、ニソルジピンおよびベラパミルのようなカルシウムチャネル阻害剤;ならびに、ロバスタチン、ピタバスタチン、シンバスタチン、ジェネリック・プラバスタチン、セリバスタチン、メバスタチン、ベロスタチン、フルバスタチン、ダルバスタチン、アトルバスタチン、ロスバスタチンおよびリバスタチンのような3−ヒドロキシ−3−メチル−グルタリル補酵素A還元酵素(HMG−CoA)阻害剤が含まれる。本発明の化合物を他の治療剤と合わせて投与するとき、共投与される化合物の投与量は、もちろん、用いる共薬剤の種類、用いる特定の薬剤、処置される状態などに依存して変わるだろう。
【0056】
本発明はまた、薬学的組合せ剤、例えば、a)遊離型または薬学的に許容される塩形態の、本明細書中に開示される本発明の化合物である第一の薬剤、およびb)少なくとも1個の共薬剤を含むキットを提供する。前記キットは、その投与のための指示書を含み得る。
【0057】
本明細書で用いる用語“共投与”または“併用投与”などは、一人の患者に対して選択された複数の治療剤の投与を含むことを意味し、前記薬剤が、同じ投与経路でまたは同時に投与されることを要しない処置レジメンを含むことを意図する。
【0058】
本明細書で用いる用語“薬学的組合せ剤”は、2個以上の活性成分の混合または組み合わせの結果もたらされる製品を意味し、活性成分の固定された組合せ剤および固定されていない組合せ剤の両方が含まれる。用語“固定された組合せ剤”は、活性成分、例えば式Iの化合物および共薬物の両方が、患者に対して単一体または単一投与量の形態で同時に投与されることを意味する。用語“固定されていない組合せ剤”は、活性成分、例えば式Iの化合物および共薬物の両方が、患者に対して別個のものとして、同時に、共にまたは特定の時間制限なく連続して投与されることを意味し、かかる投与は、患者の体内に2個の化合物の治療的有効レベルを提供する。後者はまた、カクテル療法、例えば3個以上の活性成分の投与にも適用される。
【0059】
本発明の化合物の製造方法
本発明はまた、本発明の化合物の製造のための方法を含む。記載される反応において、反応性官能基、例えばヒドロキシ、アミノ、イミノ、チオまたはカルボキシ基が最終産物において望まれるとき、反応におけるそれらの望まない参加を避けるために、その保護が必要とされ得る。慣用の保護基を、標準的方法(例えばT.W. GreeneおよびP. G. M. Wutsの、“Protective Groups in Organic Chemistry”、John Wiley and Sons, 1991を参照のこと)に従い、用いることができる。
【0060】
式Iの化合物(ここで、Rは、水素であり、そして、Rは、発明の概要におけるRの定義の何れかである。硫黄原子は、式Iのジヒドロ−ピリジン環(−SRは、反応スキームAおよびBに示される。)に結合する。)を、反応スキームAまたはBに記載の通りに製造することができる:
【0061】
【化4】


【化5】

【0062】
式中、R、R、R、およびRは、発明の概要に記載の通りである。それぞれの場合において、中間体を、アルコール溶媒(例えば、エタノールなど)中、アルデヒド、ジカルボニル誘導体、塩基(例えば、ピペリジンまたはN−メチルモルホリン)およびチオアミドの反応により形成する。反応を、約5℃から約50℃の温度範囲にて約16時間までで行う。この中間体を、同様の条件下で、さらに複雑に加工されたチオアミドおよびジカルボニル化合物の反応から合成することもできる(スキームB)。約5℃から50℃の温度範囲での、溶媒(例えば、エタノールなど)中、塩基(例えば、フッ化セシウムなど)の存在下における、この中間体の様々なアルキルまたはハロゲン化ベンジルでのアルキル化により、所望の本発明の化合物を得る。
【0063】
【化6】


【化7】

【0064】
スキームCおよびDから製造した化合物をアルコール溶媒(例えば、イソプロパノールなど)中、および所望により、塩基性触媒(例えば、ピペリジンなど)の存在下において、1,3−ジカルボニル化合物をアミノ−シアノクロトナート誘導体およびアルデヒドと混合することにより製造することができる。反応を、およそ室温から約100℃の温度範囲にて約16時間までで行う。中間体AおよびBを、スキームEに記載の通りに製造する(G. Zhu, and al, J. Org. Chem. 1999, 64, 6907;A. Bhandari and al, Synthesis, 1999, 11, 1951;F. F. Fleming and al, J. Org. Chem., 1997, 62, 3036;D. N. Ridge, and al, J. Med. Chem., 1979 22, 1385)。
【0065】
【化8】

【0066】
本発明の化合物の合成の具体例を、下記の実施例1から3にて詳述する。
【0067】
【化9】

【0068】
本発明の化合物のさらなる製造方法
本発明の化合物を、化合物の遊離塩基形態を薬学的に許容される無機または有機酸と反応させることにより薬学的に許容される酸付加塩として製造することができる。あるいは、本発明の化合物の薬学的に許容される塩基付加塩を、化合物の遊離酸形態を薬学的に許容される無機または有機塩基と反応させることにより製造することができる。あるいは、本発明の化合物の塩形態を、出発物質または中間体の塩を用いて製造することができる。
【0069】
本発明の化合物の遊離酸または遊離塩基を、対応する塩基付加塩形態または酸付加塩形態からそれぞれ製造することができる。例えば、酸付加塩形態の本発明の化合物を、適する塩基(例えば、水酸化アンモニウム溶液、水酸化ナトリウムなど)と処理することにより、対応する遊離塩基に変換することができる。塩基付加塩形態の本発明の化合物を、適する酸(例えば、塩酸など)と処理することにより、対応する遊離酸に変換することができる。
【0070】
非酸化形態の本発明の化合物を、本発明の化合物のN−オキシドから、適する不活性有機溶媒(例えば、アセトニトリル、エタノール、含水ジオキサンなど)中、0から80℃にて、還元剤(例えば、硫黄、二酸化硫黄、トリフェニルホスフィン、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、三塩化リン、三臭化リンなど)と処理することにより製造することができる。
【0071】
本発明の化合物のプロドラッグ誘導体を、当業者に公知の方法により製造することができる(例えば、さらに詳しくは、Saulnier et al., (1994), Bioorganic and Medicinal Chemistry Letters, Vol. 4, p. 1985を参照のこと)。例えば、適当なプロドラッグを、本発明の非誘導体化化合物を適するカルバミル化剤(例えば、1,1−アシルオキシアルキルカルバノクロライデート(acyloxyalkylcarbanochloridate)、パラ−ニトロフェニルカルボネートなど)と反応させることにより製造することができる。
【0072】
本発明の化合物の被保護誘導体を、当業者に公知の方法により作製することができる。保護基の構築およびそれらの除去に用い得る技術の詳細な説明は、T. W. Greene, “Protecting Groups in Organic Chemistry”, 3rd edition, John Wiley and Sons, Inc., 1999に見出し得る。
【0073】
本発明の化合物を、本発明の方法中、溶媒和物(例えば、水和物)として都合よく製造、または形成することができる。本発明の化合物の水和物を、水溶液/有機溶媒混合物から、ジオキサン、テトラヒドロフランまたはメタノールのような有機溶媒を用いて再結晶することにより都合よく製造することができる。
【0074】
本発明の化合物を、本化合物のラセミ混合物を光学活性分解剤と反応させて一対のジアステレオ異性体化合物を形成させ、そのジアステレオマーを分離し、そして光学的に純粋なエナンチオマーを回収することにより、その個々の立体異性体として製造することができる。エナンチオマーの分解を、本発明の化合物の共有結合ジアステレオマー誘導体を用いて行い得るとき、解離可能な複合体(例えば、結晶性ジアステレオマー塩)が好ましい。ジアステレオマーは、異なる物理的特性(例えば、融点、沸点、溶解性、反応性など)を有し、そしてこれらの相違を利用して容易に分離され得る。ジアステレオマーは、クロマトグラフィーにより、または好ましくは、溶解性の相違をもとにした分離/分解技術により分離され得る。その後、光学的に純粋なエナンチオマーを、ラセミ化をもたらすことのない何らかの実用的手段により、分解剤と共に回収する。それらのラセミ混合物からの化合物の立体異性体の分解に適用可能な技術のより詳細な説明は、Jean Jacques, Andre Collet, Samuel H. Wilen, “Enantiomers, RacematesおよびResolutions”, John Wiley and Sons, Inc., 1981に見出され得る。
【0075】
まとめると、式Iの化合物を、
(a)反応スキームA、B、CおよびDの工程;および
(b)所望により、本発明の化合物を薬学的に許容される塩に変換する工程;
(c)所望により、本発明の化合物の塩形態を非塩形態に変換する工程;
(d)所望により、本発明の化合物の非酸化形態を薬学的に許容されるN−オキシドに変換する工程;
(e)所望により、本発明の化合物のN−オキシド形態をその非酸化形態に変換する工程;
(f)所望により、異性体の混合物から本発明の化合物の個々の異性体に分解する工程;
(g)所望により、本発明の非誘導体化化合物を薬学的に許容されるプロドラッグ誘導体に変換する工程;ならびに
(h)所望により、本発明の化合物のプロドラッグ誘導体をその非誘導体化形態に変換する工程
を含む方法により作製することができる。
【0076】
出発物質の製造について他に特に記載がない限り、該化合物は公知であるか、または当技術分野で公知の方法と同様にもしくは下記の実施例に記載の通りに製造することができる。
【0077】
当業者は、上記の変換は、本発明の化合物の製造方法の単なる典型例であること、および他のよく知られた方法を、同様に用いることができることを理解するだろう。
【実施例】
【0078】
実施例
本発明は、本発明による式Iの化合物の製造を説明する下記の実施例(中間体)によりさらに説明されるが、それらに限定されない。
【0079】
実施例1
N−メチル−4−モルフォリウム−6−メチル−4−(2−フルオロ−4−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−3−シアノ−1,4−ジヒドロ−ピリジン−2−チオラート 1(スキームA)
【化10】

【0080】
磁性スターラーバーを備えた丸底フラスコを、4.06g(20mmol)の2−フルオロ−4−ブロモベンズアルデヒド、2.0g(20mmol)の2−シアノチオアセトアミドおよび4.14g(20mmol)のo−アセトアセタニリド(acetocetaniside)で充たす。その後、50mlのエタノールを添加し、次いで、3ml(30mmol)のN−メチルモルホリンを添加する。得られる赤色がかった溶液を、室温にて黄色沈殿が形成されるまで(一般的に、2時間)撹拌する。沈殿をろ過し、エタノール、エーテルおよびヘキサンで2度洗浄し、N−メチル−4−モルフォリウム−6−メチル−4−(2−フルオロ−4−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−3−シアノ−1,4−ジヒドロ−ピリジン−2−チオラート 1を淡オレンジ色粉末として得る:1H NMR (DMSO-d6, 400 MHz): 8.089 (broad s, 1H), 8.035 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.802 (broad s, 1H), 7.319 (d, J=9.6 Hz, 1H), 7.712 (t, J=8.0 Hz, 1H), 6.93 (m, 2H), 6.82 (m, 1H), 4.64 (s, 1H), 3.75 (m, 1H), 3.71 (s, 3H), 3.32 (m, 1H), 3.09 (m, 2H), 2.51 (s, 3H), 2.22 (s, 3H)。MS (ES) 475, m/z (M+1)2628BrFNSからC11NOを除いた計算値475。
【0081】
適当な出発化合物を用いて、上記の実施例に記載の方法を繰り返し、下記の表1に記載の化合物を得る。
【0082】
実施例2
2−(4−メチルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン
【化11】

【0083】
2mlのEtOH中に希釈した55mg(0.1mmol)のN−メチル−4−モルフォリウム−6−メチル−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−3−シアノ−1,4−ジヒドロ−ピリジン−2−チオラートを含むシンチレーションバイアル中に、20mg(0.108mmol)の4−メチル臭化ベンジルおよび23mg(0.15mmol)のCsFを添加する。溶液を室温で一晩撹拌し、EtOAcを添加する。残りの溶液を、短いシリカプラグを通してろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させる。残りの淡黄色油を、EtOAc/ヘキサンから再結晶し、実施例2の化合物を淡黄色固体として得る:1H NMR (CDCl3, 400 MHz): 8.23 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.53 (broad s, 1H), 7.42 (dd, J =5.6, 3.6 Hz, 1H), 7.24 (dd, J=6.4, 4.0 Hz, 2H), 7.20(m, 1H), 7.14 (d, J =8.0 Hz, 2H), 7.08 (d, J =8.0 Hz, 2H), 6.97 (t, J =7.6 Hz, 1H), 6.88 (t, J=7.6 Hz, 1H), 6.75 (d, J =8.0 Hz, 1H), 5.93 (broad s, 1H), 5.22 (s, 1H), 4.08 (d, J =13.6 Hz, 2H), 3.98 (d, J =13.6 Hz, 2H), 3.66 (s, 3H), 2.34 (s, 3H), 2.14 (s, 3H), )。MS (ES) 516, m/z (M+1)2926ClNSの計算値516。
【0084】
適当な出発化合物を用いて、上記の実施例に記載の方法を繰り返し、表2に記載の式Iの化合物を得る。
【0085】
実施例3
2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン
【化12】

【0086】
この化合物を、1.46g(10mmol)の2−クロロベンズアルデヒド、1.0g(10mmol)の3−アミノシアノクロトナートおよび2.07g(10mmol)のo−アセトアセタニリド(acetoacetaniside)をiPrOH中で24時間還流して、製造する。室温に冷却し、溶媒を減圧下で蒸発させた後、粗製ペースト状油を、MeOHから2度再結晶し、2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジンを白色結晶として得る:1H NMR (DMSO-d6, 400 MHz): 8.96 (broad s, 1H), 8.29 (broad s, 1H), 7.76 (dd, J=8.0, 1.6 Hz, 1H), 7.43 (m, 2H), 7.38 (t, J=8.0 Hz, 1H), 7.27 (td, J=8.0, 1.6 Hz, 1H), 6.98 (td, J=8.0, 1.2 Hz, 1H), 6.94 (dd, J=8.0, 1.2 Hz, 1H), 6.81 (td, J=8.0, 1.2 Hz, 1H), 5.17 (s, 1H), 3.70 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 2.00 (s, 3H)。MS (ES) 394, m/z (M+1)2220ClNの計算値394。
【0087】
適当な出発化合物を用いて、上記の実施例に記載の方法を繰り返し、表3に記載の式Iの化合物を得る。
【0088】
【表1】

【表2】

【0089】
【表3】

【表4】

【0090】
【表5】

【表6】

【0091】
【表7】

【表8】

【0092】
【表9】

【表10】

【0093】
【表11】

【表12】

【0094】
【表13】

【表14】

【0095】
【表15】

【表16】

【0096】
【表17】

【表18】

【0097】
【表19】

【表20】

【0098】
【表21】

【表22】

【0099】
【表23】

【表24】

【0100】
【表25】

【表26】

【0101】
【表27】

【表28】

【0102】
【表29】

【表30】

【0103】
【表31】

【表32】

【0104】
【表33】

【表34】

【0105】
【表35】

【表36】

【0106】
【表37】

【表38】

【0107】
【表39】

【表40】

【0108】
【表41】

【表42】

【0109】
【表43】

【表44】

【0110】
【表45】

【表46】

【表47】

【0111】
【表48】

【0112】
【表49】

【表50】

【0113】
【表51】

【表52】

【0114】
【表53】

【表54】

【0115】
【表55】

【表56】

【0116】
【表57】

【表58】

【0117】
【表59】

【表60】

【0118】
【表61】

【表62】

【0119】
【表63】

【表64】

【0120】
【表65】

【表66】

【0121】
【表67】

【表68】

【0122】
【表69】

【表70】

【0123】
【表71】

【表72】

【0124】
【表73】

【表74】

【0125】
【表75】

【表76】

【0126】
【表77】

【表78】

【0127】
【表79】

【表80】

【0128】
【表81】

【表82】

【0129】
【表83】

【表84】

【0130】
【表85】

【表86】

【0131】
【表87】

【表88】

【0132】
【表89】

【表90】

【0133】
【表91】

【表92】

【0134】
【表93】

【表94】

【0135】
【表95】

【表96】

【0136】
【表97】

【表98】

【0137】
【表99】

【表100】

【0138】
【表101】

【表102】

【0139】
【表103】

【表104】

【0140】
【表105】

【表106】

【0141】
実施例4
ミネラルコルチコイド受容体拮抗作用の機能的分析
化合物のMRアンタゴニスト活性を、哺乳動物ツーハイブリッドレポーターシステムにて決定する。MRのN末端(MR−NT、アミノ酸1−597をコードする配列)を、VP16遺伝子の活性化ドメインと結合させる。MRのリガンド結合ドメイン(MR−LBD、アミノ酸672−984をコードする配列)を、酵母Gal4遺伝子のDNA結合ドメインと結合させる。MR遺伝子を、PCRを用いてヒト腎臓cDNAライブラリからクローニングする。
【0142】
分析を、384ウェルプレートにて行う。簡単には、293T細胞(ATCC)を、Gal4−MR−LBDおよびVP16−MR NTについての発現ベクター、およびGal4結合配列(pG5−Luc)を含むルシフェラーゼレポーターベクターを用いてトランスフェクトする。細胞を、トランスフェクション後直ぐに384ウェルプレートに播く(50μl培地中、約3×10細胞/ウェル)。培地に、3%活性炭−デキストラン処理したウシ胎仔血清(Hyclone)を添加する。トランスフェクションの24時間後、DMSO中に製造した化合物を、細胞に移す。その後、細胞を、0.4nMの終濃度のアルドステロン(Acros)を用いて刺激し、37℃でさらに24時間インキュベートし、その後、ルシフェラーゼ活性を、発光測定装置(CLIPR)を用いて20μlのBright−Glo(Promega)で分析する。ルシフェラーゼの発現を、アルドステロン誘導MR転写活性化の指標として用いる。各化合物を、12種の濃度滴定でデュプリケートで試験する。IC50値(アルドステロン誘導MR活性の50%拮抗作用に必要な試験化合物の濃度と定義される)を、用量反応曲線から決定する。
【0143】
実施例5
グルココルチコイド受容体拮抗作用の機能的分析
化合物のGRアンタゴニスト活性を、哺乳動物ツーハイブリッドレポーターシステムにて決定する。GRのリガンド結合ドメイン(GR−LBD、アミノ酸541−778をコードする配列)を、酵母Gal4遺伝子のDNA結合ドメインと結合させる。GR遺伝子を、PCRを用いてヒト肺cDNAライブラリからクローニングする。
【0144】
分析を、384ウェルプレートにて行う:COS−7細胞(ATCC)を、Gal4−GR−LBDについての発現ベクター、およびGal4結合配列(pG5−Luc)を含むルシフェラーゼレポーターベクターを用いてトランスフェクトする。細胞を、トランスフェクション後直ぐに384ウェルプレートに播く(50μl培地中、約8000細胞/ウェル)。培地に、3%活性炭−デキストラン処理したウシ胎仔血清(Hyclone)を添加する。トランスフェクションの24時間後、DMSO中に製造した化合物を、細胞に移す。その後、細胞を、10nMの終濃度のデキサメタゾン(Sigma)を用いて刺激し、37℃でさらに24時間インキュベートし、その後、ルシフェラーゼ活性を、発光測定装置(CLIPR)を用いて20μlのBright−Glo(Promega)で分析する。ルシフェラーゼの発現を、デキサメタゾン誘導GR転写活性化の指標として用いる。各化合物を、12種の濃度滴定でデュプリケートで試験する。IC50値(デキサメタゾン誘導GR活性の50%拮抗作用に必要な試験化合物の濃度と定義される)を、用量反応曲線から決定する。
【0145】
実施例6
プロゲステロン受容体拮抗作用の機能的分析
化合物のPRアンタゴニスト活性を、T−47D細胞株(ATCC)におけるプロゲステロン誘導アルカリホスファターゼ活性により決定する。T−47D乳癌細胞において、プロゲステロンは、特に、時間および用量依存的方法で、膜結合アルカリホスファターゼ酵素のデノボ合成を誘導する(Di Lorenzo et al., Cancer Research, 51: 4470-4475 (1991))。アルカリホスファターゼ酵素活性を、CSPD(登録商標)(Applied Biosystems)のような化学発光基質を用いて測定することができる。
【0146】
分析を、384ウェルプレートにて行う。簡単には、T−47D細胞を、384ウェルプレート中に、50μlの10%ウシ胎仔血清含有培地中、約2.5×10細胞/ウェルの密度で播く。24時間後、培地を吸引して除く。フェノールレッドおよび血清不含有の新しい培地を、細胞に添加する。DMSO中に製造した化合物を、細胞に移す。その後、細胞を、3nMの終濃度のプロゲステロン(Sigma)を用いて刺激し、37℃でさらに24時間インキュベートし、その後、アルカリホスファターゼを、発光測定装置(CLIPR)を用いて25μlのCSPD(登録商標)(Applied Biosystems)で分析する。アルカリホスファターゼの発現を、プロゲステロン誘導PR転写活性化の指標として用いる。各化合物を、12種の濃度滴定でデュプリケートで試験する。IC50値(プロゲステロン誘導PR活性の50%拮抗作用に必要な試験化合物の濃度と定義される)を、用量反応曲線から決定する。
【0147】
実施例7
アンドロゲン受容体拮抗作用の機能的分析
化合物のARアンタゴニスト活性を、MMTVルシフェラーゼレポーターを安定に発現するMDA−Kb2細胞株(ATCC)を用いて決定する。MMTVプロモーターは、アンドロゲン受容体応応答成分を含むマウス乳癌ウイルスプロモーターである。MDA−kb2細胞は、高レベルの機能的、内生アンドロゲン受容体を発現することが示されているMDA−MB−453細胞に由来した(Wilson et al., Toxicological Sciences, 66: 69-81 (2002))。ジヒドロテストステロンのようなARリガンドを用いる刺激により、MMTVルシフェラーゼレポーターを、活性化することができる。
【0148】
分析を、384ウェルプレートにて行う。簡単には、MDA−kb2細胞を、384ウェルプレート中に、50μlの培地中、約2.4×10細胞/ウェルの密度で播く。培地に、5%活性炭−デキストラン処理したウシ胎仔血清(Hyclone)を添加する。24時間後、DMSO中に製造した化合物を、細胞に移す。その後、細胞を、0.3nMの終濃度のジヒドロテストステロン(Sigma)を用いて刺激し、37℃でさらに24時間インキュベートし、その後、ルシフェラーゼ活性を、発光測定装置(CLIPR)を用いて20μlのBright−Glo(Promega)で分析する。ルシフェラーゼの発現を、ジヒドロテストステロン誘導AR転写活性化の指標として用いる。各化合物を、12種の濃度滴定でデュプリケートで試験する。IC50値(ジヒドロテストステロン誘導AR活性の50%拮抗作用に必要な試験化合物の濃度と定義される)を、用量反応曲線から決定する。
【0149】
実施例8
カルシウムチャネル結合分析:
本発明の化合物(試験化合物)とL型カルシウムチャネル阻害剤の競合的結合を、ラット皮質から製造した膜を用いて測定する。H−PN−200−100(150pM)を、室温にて90分間、膜(50μg)および試験化合物と共にインキュベートする。インキュベーションの最後に、反応混合物を96ウェルフィルタープレートに移し、氷冷緩衝液を用いるフラッシュろ過により3回洗浄する。放射活性を、液体シンチレーションによりTopcountにおいて計数する。非特異的結合を、1μMニトレンジピンの存在下で決定し、全結合から引いて、試験化合物の特異的結合を得る。
【0150】
実施例9
カリウム誘導ラット大動脈環収縮分析:
本発明の化合物(試験化合物)のカルシウムアンタゴニスト機能を、0.1μMから10μMの範囲の濃度でのカリウム誘導大動脈収縮分析において評価する。簡単には、Wister由来ラットから得た内皮露出大動脈環を、Kreb溶液(pH7.4)および1μMメクロフェナメイトを含む10ml浴中、37℃にて、2gの張力下に付す。試験化合物により誘導される何らかの収縮が、化合物添加の5分以内に等積的に記録される。有意なアゴニスト活性が観察されないとき、60mM KCl誘導収縮反応を低下するための試験化合物の能力を測定する。KCl誘導応答の≧50%の阻害が、アンタゴニスト活性を示す。
【0151】
遊離型または薬学的に許容される塩形態の式Iの化合物を、例えば本明細書で記載のインビトロ試験により示される通り、薬理学的に有益な特性を示す(実施例4−7)。本発明の化合物は、好ましくは、1×10−9から1×10−5Mの範囲で、好ましくは1μM未満で、より好ましくは500nM未満でIC50を有する、ステロイドホルモン核内受容体およびL型カルシウムチャネルに対する阻害活性を示す。例えば:
【0152】
(i)2−メチルチオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン(化合物14)は、MRおよびARに対してそれぞれ、8nMおよび2.6μMのIC50を有する;
【0153】
(ii)5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート(化合物96)は、MR、AR、PRおよびGRに対してそれぞれ、9nM、39.8μM、2.3μMおよび3.1μMのIC50を有する;
【0154】
(iii)5−メチル−2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート(実施例207)は、MRに対して41nM、PRに対して0.478μM、ARに対して2.86μM、GRに対して6.85μM、およびL型カルシウムチャネルに対して0.24μMのIC50を有する;
【0155】
本発明の化合物は、それ故に、ステロイドホルモン核内受容体活性および/またはL型カルシウムチャネル活性が、疾患の病理および/または徴候に寄与する疾患の処置および/または予防に有用である。
【0156】
本明細書に記載の実施例および態様は、説明のみを目的とすること、ならびにその様々な修飾または軽微な変更は、当業者により提案され、かつ本出願の精神および範囲ならびに添付の特許請求の範囲内に含まれることが理解される。本明細書中に引用される全ての刊行物、特許および特許出願は、全ての目的に関して参照により本明細書中に包含される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

[式中、
は、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから選択され;ここで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、フェニル、ハロ置換C1−6アルキルおよびハロ置換C1−6アルコキシから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;
は、シアノおよび−C(O)Rから選択され;ここで、Rは、−NRおよび−ORから選択され;ここで、Rは、水素、C1−6アルキルおよび1−ヒドロキシ−ビニルから選択され;そして、Rは、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから選択され;ここで、Rの任意のシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、ニトロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、フェニル、フェノキシ、ハロ置換C1−6アルキルおよびハロ置換C1−6アルコキシから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよいか;または、RおよびRは、それらが結合する窒素と共に、C5−10ヘテロアリールまたはC3−8ヘテロシクロアルキルを形成し;
は、C1−6アルキル、C4−12シクロアルキル−C0−4アルキル、C6−10アリール−C0−4アルキルおよびC5−10ヘテロアリール−C0−4アルキルから選択され;ここで、Rの任意のアルキルは、所望により、−O−、−OC(O)−、−NR−および−S(O)0−2−から独立して選択される二価ラジカルで置き換えられたメチレンを有していてよく;ここで、Rの任意のアルキルは、所望により、ハロ置換C1−6アルキルから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;ここで、Rの任意のシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、C1−6アルキルおよびC1−6アルコキシから独立して選択される1から2個のラジカルで置換されていてよいか;または、RおよびRは、それらが結合する原子と共に、ハロ、ニトロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、フェニル、ハロ置換C1−6アルキルおよびハロ置換C1−6アルコキシから独立して選択される1から2個のラジカルで置換されていてよいC3−12シクロアルキルを形成し;
は、水素、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキルおよび−C(O)Rから選択され;ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択され;
は、C1−6アルキル、−SXC(O)OR、−SXOC(O)R、−SXR、−SXC(O)R、−SXNRおよび−XRから選択され;ここで、Xは、結合またはC1−6アルキレンであり;Rは、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから独立して選択され;ここで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルコキシ、−C(O)OR10、−OR10および−C(O)R10から独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよく;ここで、R10は、メチルおよびフェニルから選択される。]
で示される化合物、ならびにその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物および異性体。
【請求項2】
が、フェニル、ピリジニル、チエニルおよびキノリニルから選択され;ここで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、クロロ、ブロモ、フルオロ、トリフルオロメチル、メチル、エチル、メトキシ、アリルオキシおよびフェニルから独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよく;
が、シアノおよび−C(O)Rから選択され;ここで、Rは、−NRおよび−ORから選択され;ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択され;そして、Rは、メチル、エチル、イソプロピル、トリフルオロ−ブチル、2,2−ジメチル−プロピル、3,3−ジメチル−ブチル、フェニルおよびピリジニルから選択され;ここで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、メトキシ、エトキシおよびフェノキシから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;
が、所望によりハロで置換されていてよいメチル、プロピル、シクロプロピル、ブチル、イソブチル、フェニル、フラニルから選択され;ここで、Rの任意のアルキルは、所望により、−O−で置き換えられたメチレンを有していてよく;ここで、Rの任意のシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロおよびメトキシから独立して選択される1から2個のラジカルで置換されていてよいか;または、RおよびRは、それらが結合する原子と共に、所望により、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルおよびフェニルから独立して選択される1から2個のラジカルで置換されていてよいシクロヘキサノンを形成し;
が、水素であり;そして、
が、C1−6アルキル、−SXC(O)OR、−SXOC(O)R、−SXR、−SXC(O)R、−SXNRおよび−XRから選択され;ここで、Xは、結合またはC1−6アルキレンであり;Rは、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから独立して選択され;っこで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルコキシ、−C(O)OR10、−OR10および−C(O)R10から独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよく;ここで、R10は、メチルおよびフェニルから選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、C1−6アルキルまたは−XRであり;ここで、Xは、結合またはC1−6アルキレンであり;Rは、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから独立して選択され;ここで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルコキシ、−C(O)OR10、−OR10および−C(O)R10から独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよく;ここで、R10は、メチルおよびフェニルから選択される、
請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
式Ia:
【化2】

[式中、
は、メチル、エチル、プロピル、メトキシ−メチル、メトキシ−エチル、メトキシ−プロピル、メチル−カルボニル−オキシ−プロピル、ヒドロキシ−プロピル、フェネチル、トリフルオロメチル−ブチル、シクロプロピル、シクロプロピル−メチル、シクロプロピル−エチルおよびジフルオロメチルから選択され;
は、メチル、プロピル、所望によりフルオロ、ブロモ、クロロまたはメトキシで置換されていてよいベンジル、所望によりメトキシで置換されていてよいフェネチル、所望によりクロロ、イソブチル、フラニル、メトキシ−メチルおよびトリフルオロメチル−エチルで置換されていてよいフェニルから選択され;
11は、クロロ、ブロモ、フルオロ、トリフルオロメチルおよびメトキシから選択され;そして、
12は、シクロプロピル−メチル、イソプロピル、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、トリフルオロメチル−プロピル、トリフルオロメチル−エチル、t−ブチル、t−ブチル−メチル、t−ブチル−エチル、イソプロピル−エチル、1,1−ジメチル−プロピル、シクロブチル−メチルおよびアリルから選択される。]
で示される、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3−メチルプロピル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−フェニルメチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−フェニル)エチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3,3−トリフルオロブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3,3−トリフルオロプロリル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メトキシメチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(2−メチルプロピル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(2−メチルプロピル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
5−(2−メチルプロピル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−フェニル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−アミル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−アミル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−アミル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−アミル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−tert−ブチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−クロロフェニル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−フラニル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−プロピル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メトキシメチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−プロピル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メトキシメチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−フルオロフェニル)メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−フルオロフェニル)メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;2−(2−フェニル)エチル−3,5−ジシアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロ)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロピリジン;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(3−メトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(3−メトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(3−メトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(3−アセトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(3−アセトキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(3−ヒドロキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(3−ヒドロキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(3−ヒドロキシプロピル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−フェニルエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−フェニルエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(5,5,5−トリフルオロペンチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(5,5,5−トリフルオロペンチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−シクロプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−シクロプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−2−シクロプロピルエチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−フェニルメチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−フリル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−フェニルエチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−クロロフェニル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
5−メチル−2−(2−フリル)−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−フェニルエチル)−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−(2−フリル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−(2−フェニルエチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(4,4,4−トリフルオロブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−4−フルオロフェニル)−6−プロピル,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(4,4,4−トリフルオロブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−tert−ブチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(3,3−ジメチルブチル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(2,2−ジメチルプロピル)−2メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(2,2−ジメチルプロピル)−2メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
5−(1,1−ジメチルプロピル)−2メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−)2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(1,1−ジメチルプロピル)−2メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−メトキシメチル)−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(3−メトキシフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−メトキシフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(3−メトキシフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−メトキシフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−フルオロフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(3−フルオロフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−クロロフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−ブロモフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(2−フルオロフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(3−フルオロフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−クロロフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−(4−ブロモフェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−シクロプロピル)エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(2−シクロプロピル)エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロブチルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−ジフルオロメチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−ジフルオロメチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−アリル−2−(2−フルオロフェニル)メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(2,2−ジメチルプロピル)−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−(2−メチル)プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;および、5−(2,2−ジメチル)プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレートから選択される請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
式Ib:
【化3】

[式中、
は、メチル、エチル、プロピル、メトキシ−メチル、メトキシ−エチル、メトキシ−プロピル、メチル−カルボニル−オキシ−プロピル、ヒドロキシ−プロピル、フェネチル、トリフルオロメチル−ブチル、シクロプロピル、シクロプロピル−メチル、シクロプロピル−エチルおよびジフルオロメチルから選択され;
は、メチル、プロピル、所望によりフルオロ、ブロモ、クロロまたはメトキシで置換されていてよいベンジル、メチル−チオ、エチル−チオ、プロピル−チオ、ブチル−チオ、トリフルオロメチル−プロピル−チオ、所望によりメトキシで置換されていてよいフェネチル、所望によりクロロ、イソブチル、フラニル、メトキシ−メチルおよびトリフルオロメチル−エチルで置換されていてよいフェニルから選択され;
11は、クロロ、ブロモ、フルオロ、トリフルオロメチルおよびメトキシから選択され;そして
14は、シクロプロピル−メチル、イソプロピル、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、トリフルオロメチル−プロピル、トリフルオロメチル−エチル、t−ブチル、t−ブチル−メチル、t−ブチル−エチル、イソプロピル−エチル、1,1−ジメチル−プロピル、シクロブチル−メチルおよびアリルから選択される。]
で示される、請求項3に記載の化合物。
【請求項7】
2−エチルチオ−3−シアノ−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ブチルチオ−3−シアノ−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(4,4,4−トリフルオロブチル)チオ−3−シアノ−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;および、2−(2−フェニルメチル)−3−シアノ−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジンから選択される、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
N−メチル−4−モルフォリウム−6−メチル−4−(2−フルオロ−4−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−3−シアノ−1,4−ジヒドロ−ピリジン−2−チオラート 1;2−(4−メチルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(4,4,4−トリフルオロブチル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(2−メチルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3,5−ジメチルベンジルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3−ニトロベンジルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチルチオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−エチルチオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ブチルチオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3−フルオロプロピル)チオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(4,4,4−トリフルオロフルオロブチル)チオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ベンジルチオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチルチオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ブチルチオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;
2−(4,4,4−トリフルオロブチルチオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3−ニトロベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3−ニトロベンジルチオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(4−カルボキシメチルベンジルチオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(2−シアノベンジルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3−シアノベンジルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3−ヒドロキシメチル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(2−シアノベンジルチオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(4−シアノベンジルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ブチルチオ−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチルフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(2−ヒドロキシエチル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(アセトキシエチル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(ヒドロキシエチル)チオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(N,N−ジエチルアミノエチル)チオ−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ベンジルチオ−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチルフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;5−エチル−2−(ヒドロキシエチル)チオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−(ヒドロキシプロピル)チオ−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;2−(4−メチルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチルチオ−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチルチオ−3−シアノ−4−[3−(2−クロロピリジン)]−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;
2−メチルチオ−3−シアノ−4−(2−メトキシフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−エチルチオ−3−シアノ−4−(2−メトキシフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ブチルチオ−3−シアノ−4−(2−メトキシフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−エチルチオ−3−シアノ−4−[3−(2−クロロピリジン)]−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(4,4,4−トリフルオロブチル)チオ−3−シアノ−4−[3−(2−クロロピリジン)]−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ブチルチオ−3−シアノ−4−[3−(2−クロロピリジン)]−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ベンジルチオ−3−シアノ−4−[2−(5−ブロモチオフェン)]−カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチルチオ−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−エチルチオ−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−プロピルチオ−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−ブチルチオ−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−(3−ニトロ−4−メチルベンジル)チオ−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチルフェニル)−カルバモイル−6−メチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(4−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−アリルオキシフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−メトキシフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−[3−(2−メトキシピリジン)]−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;
2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フェニルカルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−シクロプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−N−(2−メトキシフェニル)−N−(1−ヒドロキシビニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5,6−シクロ−3−メチル−ヘキシル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5,6−シクロ−3−イソプロピル−ヘキシル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5,6−シクロ−3−フェニル−ヘキシル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(4−フェニルフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)−カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−メチルフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;5−イソプロピル−2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−イソプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−イソプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−エチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(2−フルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−フェニル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(3−フリル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(2−フリル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ビストリフルオロメチルフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(3−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−ブロモフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−ブロモフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−メチルフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−ブロモフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;
2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,6−ジクロロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,6−ジクロロフェニル)−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−6−クロロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2,6−ジフルオロフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(4−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−5,6−(3,3−ジメチル)−シクロヘキサン−2−オン−1,4−ジヒドロ−ピリジン;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−[4−(2−ブロモピリジン)]−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−[3−(2−メトキシピリジン)]−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−[3−(2,5−ジクロロチオフェン)]−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−[3−(2,5−ジクロロチオフェン)]−6−シクロプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−[3−(2,5−ジクロロチオフェン)]−6−(メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソプロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(4−キノリン)−6プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−3−[2,5−ジメチルチオフェン)]−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−3−[2,5−ジメチルチオフェン)]−6−シクロプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−エトキシフェニル)−5−(2,4−ジクロロフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロ−ピリジン;5−エチル−2−チオメチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−3−ピリジン)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル)−2−チオメチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−3−ピリジン)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−エチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メチル−3−ピリジン)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート
;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メチル−3−ピリジン)−6−プロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メチルフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メチルフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−イソ−プロピル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−エチルフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(2−フェニルエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−3,4−ジフルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−3,4−ジフルオロフェニル)−6−(2−メトキシメチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−クロロ−3,4−ジフルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;2,6−ジメチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロ)−5−(2−メトキシフェニル)カルバモイル−1,4−ジヒドロピリジン;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2,4−ジクロロフェニル)−6−(5,5,5−トリフルオロペンチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−6−(5,5,5−トリフルオロペンチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−3,4−ジフルオロフェニル)−6−シクロプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−ピリジル)−6−シクロプロピル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−ピリジル)−6−2−メトキシエチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;
5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−2−シクロプロピルエチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−3,4−ジフルオロフェニル)−6−2−シクロプロピルエチル−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−メチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−ブロモ−4−ピリジル)−6−(2−シクロプロピルエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレート;および、5−シクロプロピルメチル−2−メチル−3−シアノ−4−(2−メトキシ−3,4−ジフルオロフェニル)−6−(2−メトキシエチル)−1,4−ジヒドロ−ピリジン−5−カルボキシレートから選択される、請求項3に記載の化合物。
【請求項9】
治療的有効量の請求項1に記載の化合物を、薬学的に許容される賦形剤と共に含む、医薬組成物。
【請求項10】
ステロイドホルモン核内受容体活性の調節が、疾患の病理および/または徴候を予防、阻止または改善し得る、動物における疾患の処置方法であって、該動物に、治療的有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項11】
ステロイドホルモン核内受容体活性およびL型カルシウムチャネル活性の調節が、疾患の病理および/または徴候を予防、阻止または改善し得る、動物における疾患の処置方法であって、該動物に、治療的有効量の式Iの化合物(式中、Rが、フェニルおよびピリジニルから選択され;ここで、Rの任意のフェニルまたはピリジニルは、所望により、クロロ、ブロモ、フルオロ、トリフルオロメチル、メチル、エチルおよびC1−6アルコキシから独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよく;Rは、C(O)OC1−10アルキルおよびハロ置換C(O)OC1−10アルキルから選択され;Rが、所望により1−5個のハロラジカルで置換されていてよいC1−6アルキルから選択され;ここで、Rの任意のアルキルは、所望により、−O−で置き換えられたメチレンを有していてよく;Rが、水素であり;そして、Rが、C1−6アルキルおよび−XRから選択され;ここで、Xは、結合またはC1−6アルキレンであり;Rが、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから独立して選択され;ここで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルコキシ、−C(O)OR10、−OR10および−C(O)R10から独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよく;そして、ここで、R10は、メチルおよびフェニルから選択される。)を投与することを含む、方法。
【請求項12】
が、C1−6アルキル、ハロ−C1−6アルキルおよび−XRから選択され;ここで、Xは、結合またはC1−6アルキレンであり;Rが、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから独立して選択され;ここで、Rの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルコキシ、−C(O)OR10、−OR10および−C(O)R10から独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよく;ここで、R10は、メチルおよびフェニルから選択される、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
異常なステロイドホルモン核内受容体活性および/またはL型カルシウムチャネル活性が疾患の病理および/または徴候に寄与する、動物における疾患の処置のための医薬の製造における、請求項1に記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2008−523108(P2008−523108A)
【公表日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−545738(P2007−545738)
【出願日】平成17年12月13日(2005.12.13)
【国際出願番号】PCT/US2005/045449
【国際公開番号】WO2006/066011
【国際公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【出願人】(503261524)アイアールエム・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (158)
【氏名又は名称原語表記】IRM,LLC
【Fターム(参考)】