説明

スマートエントリーシステム

【課題】ドアを確実に施錠できると共に、登録済み携帯機の全てが車内に閉じ込められることを防止できるスマートエントリーシステムを提供すること。
【解決手段】登録済み携帯機20と車載機30との無線通信によるコード照合の結果に応じてドア3の解錠を許可するスマートエントリーシステム10において、ドア3のドア閉を検出するドア閉検出手段51と、ドア閉検出手段51によって全てのドア3のドア閉が検出されると、全てのドアを施錠する施錠手段53と、登録済み携帯機20の全てが車内にあるか否かを判定する場所判定手段55と、場所判定手段55によって登録済み携帯機20の全てが車内にあると判定されると、施錠手段53による施錠を中止してドア3を解錠する解錠手段57とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、登録済み携帯機と車載機との無線通信によるコード照合の結果に応じてドアの解錠を許可するスマートエントリーシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両の運転席側ドアのドア閉を検出すると、自動的に運転席側ドアや助手席側ドアを含む全てのドアの施錠を施錠機構にさせるドアロック装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、このドアロック装置は、リモコン操作により車両のドアを施錠又は解錠するキーレスエントリーシステムにも適用される。
【0003】
近年、キーレスエントリーシステムを発展させたシステムとして、スマートエントリーシステムが知られている(例えば、特許文献2参照)。一般に、スマートエントリーシステムは、登録済み携帯機を所持する使用者が車両に近づくと、携帯機と車載機との間で無線通信を行い、コード照合の結果に応じてドアの解錠を許可する。ドアの解錠を許可し、かつ使用者がドアハンドルに手をかけたことを検出すると、ドアを解錠する。また、登録済み携帯機を所持した使用者が車両から降りてドアを閉め、ドアハンドル付近のボタンを押したことを検出すると、全てのドアを施錠する。
【特許文献1】特開2000−282734号公報
【特許文献2】特開2004−68419号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のスマートエントリーシステムでは、ドアを施錠する際に使用者の施錠操作を要する。このため、使用者が施錠操作を忘れることがあり、ドアを確実に施錠することができない。また、上記従来のドアロック装置を有するスマートエントリーシステムでは、ドアを確実に施錠することができるが、使用者が携帯機を車内に置き忘れた状態で運転席側ドアを閉じると、携帯機が車内に閉じ込められる。登録済み携帯機の全てが車内に閉じ込められると、車外からドアを解錠できなくなる。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ドアを確実に施錠できると共に、登録済み携帯機の全てが車内に閉じ込められることを防止できるスマートエントリーシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、第1の発明は、登録済み携帯機と車載機との無線通信によるコード照合の結果に応じてドアの解錠を許可するスマートエントリーシステムにおいて、
前記ドアのドア閉を検出するドア閉検出手段と、
前記ドア閉検出手段によって全ての前記ドアのドア閉が検出されると、全ての前記ドアを施錠する施錠手段と、
前記登録済み携帯機の全てが車内にあるか否かを判定する場所判定手段と、
前記場所判定手段によって前記登録済み携帯機の全てが車内にあると判定されると、前記施錠手段による施錠を中止して前記ドアを解錠する解錠手段と、
を備える。
【0007】
第2の発明は、第1の発明に係るスマートエントリーシステムであって、前記登録済み携帯機は複数である。
【0008】
第3の発明は、第1又は第2の発明に係るスマートエントリーシステムであって、前記解錠手段が前記ドアを解錠すると、解錠したことを使用者に報知する報知手段を更に備える。
【発明の効果】
【0009】
第1の発明によれば、全てのドアのドア閉が検出されると全てのドアを施錠する施錠手段を備えるので、ドアを施錠する際に使用者の施錠操作を要せず、ドアを確実に施錠できる。また、登録済み携帯機の全てが車内にあると判定されると施錠手段による施錠を中止してドアを解錠する解錠手段を備えるので、登録済み携帯機の全てが車内に閉じ込められることを防止できる。
【0010】
第2の発明によれば、登録済み携帯機が複数であるので、登録済み携帯機の少なくともいずれか1つが車外にある場合にはドアを確実に施錠できる。
【0011】
第3の発明によれば、解錠手段がドアを解錠すると解錠したことを使用者に報知する報知手段を更に備えるので、使用者に対して注意を喚起できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
【0013】
図1は、本発明のスマートエントリーシステムの構成の一実施例を示す機能ブロック図であり、(a)は携帯機の構成の一実施例を示す機能ブロック図、(b)は車載機の構成の一実施例を示す機能ブロック図である。図2は、スマートエントリーシステム10の主要部の車両搭載状態の一例を示す概略図である。図3は、スマートECU50が実行する処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【0014】
本実施例のスマートエントリーシステム10は、携帯機20と車載機30とを含み構成され、登録済み携帯機20と車載機30との無線通信によるIDコードの照合の結果に応じてドア3の解錠及びエンジン5の始動を許可するものである。
【0015】
ここで、スマートエントリーシステム10が有する各種スマート機能の概略について説明する。スマートエントリー機能は、登録済み携帯機20を所持する使用者が車両1に近づくと、携帯機20と車載機30との間で無線通信を行いIDコードの照合結果に応じてドア3の解錠を許可する。ドア3の解錠を許可し、かつ使用者が運転席側ドア3aのドアハンドル7aに手をかけたことを検出すると、ドア3を解錠する。また、スマートスタート機能は、登録済み携帯機20を所持した使用者が乗車すると、携帯機20と車載機30との間で無線通信を行いIDコードの照合結果に応じてエンジン5の始動を許可する。エンジン5の始動を許可し、かつ使用者が運転席前方のエンジンスイッチ34を押したことを検出すると、エンジン5を始動する。また、スマートロック機能は、登録済み携帯機20を所持した使用者が降車して運転席側ドア3aを閉めドアハンドル7a付近のドア施錠スイッチ35を押すことにより全てのドア3を施錠する。
【0016】
車載機30は、図1に示すように、第1送受信アンテナ41及び第2送受信アンテナ43の2つのアンテナ41、43を有している。第1送受信アンテナ41は、例えば、図2に示すように、運転席側ドア3aのドアハンドル7aに設けられており、車外方向に指向性を有する。この第1送受信アンテナ41の通信可能な範囲Aは、例えば、半径70cm以内の半球状範囲である。また、第2送受信アンテナ43は、例えば、図2に示すように、運転席と助手席との間のコンソール部に設けられている。この第2送受信アンテナ43の通信可能な範囲Bは、例えば、半径70cm以内の球状範囲である。これらのアンテナ41、43は、スマートECU50に接続されている。
【0017】
スマートECU50は、マイクロコンピュータによって構成され、例えば、CPU、制御プログラムを格納するROM、演算結果等を格納する読書き可能なRAM、時間を計測するタイマ、演算等の処理の回数を計測するカウンタ、入力インターフェイス、及び出力インターフェイス等を有する。
【0018】
スマートECU50のROMには、携帯機20にIDコードを送信させるためのリクエストコードが格納されており、必要に応じて読み出され、第1送受信アンテナ41及び第2送受信アンテナ43から携帯機20に対して送信される。
【0019】
携帯機20は、車載機30と無線通信するものである。通常、1つのスマートシステム10に対して複数の携帯機20が登録されている。この携帯機20は、例えば、送受信アンテナ21と、マイクロコンピュータからなるECU23とを備える。ECU23のROMには、携帯機20に固有のIDコードが格納されており、必要に応じて読み出され、送受信アンテナ21から車載機30に対して送信される。
【0020】
尚、携帯機20は、従来のキーレスエントリーシステムの携帯機と同様に、リモコン操作用のドア施錠ボタン25、ドア解錠ボタン27を備える。ECU23は、ボタン操作に応じて、ECU23のROMからドア施錠コード又はドア解錠コードを読み出し、ドア施錠信号又はドア解錠信号として、送受信アンテナ21から車載機30に対して送信する。
【0021】
次に、携帯機20と車載機30との無線通信について説明する。車載機30のアンテナ41、43からは、リクエストコードがリクエスト信号として送信される。携帯機20は、このリクエスト信号を受信すると、送受信アンテナ21を介して、携帯機20に固有のIDコードをID信号として送信する。車載機30のアンテナ41、43で受信されたID信号は、スマートECU50に供給される。スマートECU50は、このID信号を受信すると、RAM等の記録媒体に格納された登録済み携帯機20のIDコードを参照して、受信されたID信号が正規のIDコードであることの認証を行う。正規のIDコードであると認証すると、ドア3の解錠及びエンジン5の始動を許可する。
【0022】
スマートECU50には、図1に示すように、ドア3を施解錠する施錠機構31、エンジン5を制御するエンジンECU32、ドア解錠スイッチ33、エンジンスイッチ34、ドア施錠スイッチ35、及びカーテシスイッチ36が接続されている。
【0023】
ドア解錠スイッチ33は、使用者が運転席側ドア3aのドアハンドル7aに手をかけたことを検出するものである。例えば、ドア解錠スイッチ33は、感圧式センサで構成され、運転席側ドア3aのドアハンドル7aの裏面に設置されている。このドア解錠スイッチ33は、使用者の手の接触を感知すると、ドア解錠信号を送信する。スマートECU50は、このドア解錠信号を受信し、かつドア3の解錠を許可すると、施錠機構31にドア3を解錠させる。
【0024】
エンジンスイッチ34は、例えば、押しボタン式センサで構成され、運転席前方のインストルメントパネル部に設けられる。エンジンスイッチ34は、使用者がエンジンスイッチ34を押す度に順次、エンジン停止(OFF)信号、アクセサリー(ACC)信号、エンジン駆動(ON)信号、エンジン始動(START)信号を送信する。スマートECU50は、このエンジン始動信号を受信し、かつエンジン5の始動を許可すると、エンジンECU32にエンジン5を始動させる。
【0025】
ドア施錠スイッチ35は、例えば、押しボタン式センサで構成され、運転席側ドア3aのドアハンドル7aの近傍に設置されており、使用者がドア施錠スイッチ35を押すと、ドア施錠信号を送信する。スマートECU50は、このドア施錠信号を受信すると、施錠機構31にドア3を施錠させる。
【0026】
本実施例のスマートシステム10は、図1に示すように、その特徴的な構成として、ドア閉検出手段51と、施錠手段53と、場所判定手段55と、解錠手段57と、報知手段59とを備える。
【0027】
ドア閉検出手段51は、例えば、各ドア3の開閉を検出するカーテシスイッチ36を含み構成される。カーテシスイッチ36は、標準で各ドア3に設置され、各ドア3の開閉に応じて出没可能な構成とされる。ドア30が開けられると、ドア開信号が各カーテシスイッチ36から送信される。スマートECU50は、このドア開信号に基づいて、運転席側ドア3a、助手席側ドア3b、バックドア3c等のドア3のドア閉を検出する。
【0028】
施錠手段53は、例えば、各ドア3を施解錠する施錠機構31を含み構成される。例えば、スマートECU50は、ドア閉検出手段51によって全てのドア3のドア閉が検出されると、施錠機構31に対してドア施錠信号を送信する。施錠機構31は、このドア施錠信号を受信すると、ドアロックソレノイド(図示せず)を駆動して全てのドア3を施錠する。これにより、ドア3を施錠する際に使用者の施錠操作を要せず、ドア3を確実に施錠できる。
【0029】
場所判定手段55は、例えば、携帯機20と車載機30との無線通信のIDコードの照合の結果に応じて、登録済み携帯機20の全てが車内にあるか否かを判定する。まず、スマートECU50が、第2送受信アンテナ43を介して、車内にある携帯機20に対してリクエスト信号を送信する。車内にある携帯機20は、このリクエスト信号を受信すると、送受信アンテナ21を介して、携帯機20に固有のIDコードをID信号として送信する。車載機30のアンテナ41、43で受信されたID信号は、スマートECU50に供給される。スマートECU50は、ID信号を受信すると、RAMに格納された登録済み携帯機20のIDコードを読み出し、IDコードの照合の結果に応じて登録済み携帯機20の全てが車内にあるか否かを判定する。
【0030】
解錠手段57は、場所判定手段55によって登録済み携帯機20の全てが車内にあると判定されると、施錠手段53による施錠を中止してドア3を解錠する。例えば、スマートECU50は、場所判定手段55によって登録済み携帯機20の全てが車内にあると判定されると、ドア閉検出手段51によって全てのドア3のドア閉が検出された場合であっても、ドア施錠信号を送信させない。これにより、ドア3の施錠を中止してドア3を解錠でき、登録済み携帯機20の全てが車内に閉じ込められることを防止できる。また、登録済み携帯機20が複数である場合、登録済み携帯機の少なくともいずれか1つが車外にあると、ドアを確実に施錠できる。
【0031】
報知手段59は、解錠手段57が施錠手段53による施錠を中止してドア3を解錠すると、例えば、スピーカから報知音を出力すること、前照灯を点滅することにより、解錠したことを使用者に報知する。これにより、使用者に対して注意を喚起できる。
【0032】
ここで、スマートECU50が実行する処理の一例について図3のフローチャートを参照して説明する。スマートECU50は、S11以降の処理を、所定時間毎に実行する。
【0033】
スマートECU50は、図3のS11において、エンジン停止信号を受信したか否かをチェックする。S11でエンジン停止信号を受信しなかった場合(S11、NO)、運転者が運転中であるので、今回の処理を終了する。
【0034】
また、上記S11において、エンジン停止信号を受信した場合(S11、YES)、S12に進み、運転席側ドア3aがドア開状態であるか否かをチェックする。S12で運転席側ドア3aがドア閉状態である場合(S12、NO)、運転者が搭乗中であるので、S12に戻り、所定時間経過後にS12以降の処理を継続する。
【0035】
また、上記S12において、運転席側ドア3aがドア開状態である場合(S12、YES)、運転者が降車中であるので、S13に進み、運転席側ドア3aやバックドア3cを含む全てのドア3がドア閉状態であるか否かをチェックする。S13で少なくともいずれか1つのドア3がドア開状態である場合(S13、NO)、使用者がまだ降車中であるので、S13に戻り、所定時間経過後にS13以降の処理を続行する。
【0036】
また、上記S13において、全てのドア3がドア閉状態である場合(S13、YES)、使用者の降車が終了したので、S14に進み、登録済み携帯機20の全てが車内にあるか否かをチェックする。S14で登録済み携帯機20の全てが車内にある場合(S14、NO)、登録済み携帯機20の全てが車内に置き忘れられているので、S15に進み、スピーカや前照灯で報知した後、今回の処理を終了する。
【0037】
また、上記S14において、登録済み携帯機20の少なくともいずれか1つが車外にある場合(S14、YES)、S16に進み、全てのドア3を施錠し、今回の処理を終了する。
【0038】
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
【0039】
例えば、本実施例のスマートシステム10では、登録済み携帯機20と車載機30との無線通信によるIDコードの照合の結果に応じてドア3の解錠及びエンジン5の始動を許可するとしたが、複数の登録済み携帯機20のIDコード毎にスマート機能を制限してもよい。例えば、1つの登録済み携帯機20のIDコードには全てのスマート機能を与え、残りの登録済み携帯機20のIDコードにはスマートエントリー機能及びスマートロック機能のみを与えてよい。これにより、制限付き携帯機20を所持する子供に対してドア3の施解錠を許可すると共にエンジン5の始動を制限することができる。また、IDコード毎にスマート機能を制限するので、機能の異なる携帯機20を同一の製造工程で製造することができ、携帯機20の生産コストを削減することができる。
【0040】
また、本実施例のスマートECU50が実行する処理は、S12で運転席側ドア3aがドア開状態であるか否かをチェックしたが、使用者が降車中であることを確認できる限りその処理に制限はなく、例えば、上記S12の代わりに、全てのドア3のうち少なくともいずれか1つのドア3がドア開状態であるか否かをチェックしてもよい。
【0041】
また、本実施例の施錠手段53は、ドア閉検出手段51によって全てのドア3のドア閉が検出されると、バックドア3cを含む全てのドア3を施錠するとしたが、車両1がバックドア3cの代わりにトランクルームを開閉するトランクリッドを有するときには、バックドア3cの代わりにトランクリッドを施錠してよい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明のスマートエントリーシステムの構成の一実施例を示す機能ブロック図である。
【図2】スマートエントリーシステム10の主要部の車両搭載状態の一例を示す概略図である。
【図3】スマートECU50が実行する処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0043】
1 車両
3 ドア
5 エンジン
10 スマートシステム
20 携帯機
21 送受信アンテナ
30 車載機
31 施錠機構
32 エンジンECU
33 ドア解錠スイッチ
34 エンジンスイッチ
35 ドア施錠スイッチ
36 カーテシスイッチ
41 第1送受信アンテナ
43 第2送受信アンテナ
50 スマートECU
51 ドア閉検出手段
53 施錠手段
55 場所判定手段
57 解錠手段
59 報知手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
登録済み携帯機と車載機との無線通信によるコード照合の結果に応じてドアの解錠を許可するスマートエントリーシステムにおいて、
前記ドアのドア閉を検出するドア閉検出手段と、
前記ドア閉検出手段によって全ての前記ドアのドア閉が検出されると、全ての前記ドアを施錠する施錠手段と、
前記登録済み携帯機の全てが車内にあるか否かを判定する場所判定手段と、
前記場所判定手段によって前記登録済み携帯機の全てが車内にあると判定されると、前記施錠手段による施錠を中止して前記ドアを解錠する解錠手段と、
を備えるスマートエントリーシステム。
【請求項2】
前記登録済み携帯機は複数である請求項1記載のスマートエントリーシステム。
【請求項3】
前記解錠手段が前記ドアを解錠すると、解錠したことを使用者に報知する報知手段を更に備える請求項1又は2記載のスマートエントリーシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2009−209578(P2009−209578A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−53271(P2008−53271)
【出願日】平成20年3月4日(2008.3.4)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】