説明

スロットマシン

【課題】 スロットマシンに関し、ペナルティが付与されている場合に、特定遊技への移行を遅延させることができるようにしたものである。
【解決手段】 ペナルティ付与手段(260)は、ペナルティ付与手段(320)によるゲーム促進期間を除く通常遊技をペナルティを付与する期間として、当該期間内に禁止操作手順設定手段(250)により設定されている禁止操作手順が実行され、且つその結果、ペナルティ付与手段(210)により当選した入賞役が入賞した場合に、ペナルティ付与手段(260)によるペナルティを付与し、ペナルティ付与手段(320)によるゲーム促進期間中、及び特定遊技に移行中をペナルティを付与しない期間として、ペナルティ付与手段(260)によるペナルティを付与しないようにしている。ペナルティ付与手段(260)には、ペナルティ付与手段(260)によるペナルティが付与されている場合に、特定遊技への移行を遅延させるための禁止操作手順設定手段(261)を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、スロットマシンに係り、遊技の促進方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、操作順序を報知するいわゆるアシスト・タイム(以下、「AT」という。)の遊技の終了後、一般遊技に復帰させるスロットマシンが知られている(例えば特許文献1の段落番号「0083」、図2参照)。
【特許文献1】特開2003−117077(段落番号「0083」、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記した従来のスロットマシンでは、大当りの終了後、一般遊技に単に復帰してしまうので、次回の大当りへの期待感や、大当りを連続させることができるという期待感が薄れ易いという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、第一に、図柄が表示された複数個のリールと、複数個のリールを個別に回転可能な複数個の駆動源と、駆動源の駆動を開始するためのスタートスイッチと、複数個の駆動源の各駆動源の駆動を個別に停止させるための複数個のストップスイッチと、遊技の進行に関連した遊技情報を遊技者に報知するための遊技情報報知手段と、複数の駆動源、スタートスイッチ、複数個のストップスイッチ、遊技情報報知手段にそれぞれ接続され、遊技を進行するための遊技制御手段とを備えるスロットマシンである。
【0005】
第二に、遊技制御手段には、特定役を含む入賞役が当選したか否かを決定する入賞役抽選手段と、入賞役抽選手段により決定された抽選結果と、複数のストップスイッチの操作とにもとづいて、駆動源の駆動停止を制御するためのリール停止制御手段とを備える。
【0006】
第三に、特定役は、入賞役抽選手段により特定役の入賞が許容され、且つ、予め設定された許容操作手順でストップスイッチが操作された時に入賞させる制御を行うものである。
【0007】
第四に、遊技制御手段には、許容操作手順を遊技情報報知手段により報知する特定遊技への移行抽選に当選したか否かを決定するための特定遊技移行抽選手段と、ストップスイッチによる複数個の操作手順のうち、遊技状態に応じて禁止されている操作手順を禁止操作手順として設定するための禁止操作手順設定手段と、禁止操作手順設定手段により設定されている禁止操作手順が実行されたことにもとづいて、遊技者にペナルティを付与するためのペナルティ付与手段と、特定遊技移行抽選手段による移行抽選にもとづいて特定遊技へ移行し、当該特定遊技を予め設定されたゲーム数の特定遊技移行期間中継続するための特定遊技実行手段と、予め設定されたゲーム数のゲーム促進期間中、ペナルティ付与手段によるペナルティの付与を中止するためのゲーム促進手段とを備える。
【0008】
第五に、ゲーム促進期間は、特定遊技の終了後の通常遊技である。
【0009】
第六に、ペナルティ付与手段は、ゲーム促進手段によるゲーム促進期間を除く通常遊技をペナルティを付与する期間として、当該期間内に禁止操作手順設定手段により設定されている禁止操作手順が実行され、且つその結果、入賞役抽選手段により当選した入賞役が入賞した場合に、ペナルティ付与手段によるペナルティを付与し、ゲーム促進手段によるゲーム促進期間中、及び特定遊技に移行中をペナルティを付与しない期間として、当該期間内に禁止操作手順設定手段により設定されている禁止操作手順が実行された場合であっても、ペナルティ付与手段によるペナルティを付与しないようにしている。
【0010】
第七に、ペナルティ付与手段には、ペナルティ付与手段によるペナルティが付与されている場合に、特定遊技への移行を遅延させるための特定遊技移行遅延手段を備えている。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、ペナルティ付与手段は、ゲーム促進手段によるゲーム促進期間を除く通常遊技をペナルティを付与する期間として、当該期間内に禁止操作手順設定手段により設定されている禁止操作手順が実行され、且つその結果、入賞役抽選手段により当選した入賞役が入賞した場合に、ペナルティとして予め設定されたゲーム数のペナルティ期間を付与し、ゲーム促進手段によるゲーム促進期間中、及び特定遊技に移行中をペナルティを付与しない期間として、当該期間内に禁止操作手順設定手段により設定されている禁止操作手順が実行された場合であっても、ペナルティとしてのペナルティ期間を付与しないようにしている。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0012】
すなわち、本発明によれば、ペナルティが付与されている場合に、特定遊技への移行を遅延させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(図面の説明)
図1〜12は、本発明の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
【0014】
図1は、スロットマシンの概略ブロック図、図2は図1のペナルティ付与手段の詳細を説明するためのブロック図、図3はスロットマシンの概略正面図、図4は第2リール装置の図柄配列を説明するための説明図、図5は第2リール装置及び遊技情報報知手段の拡大図、図6は第2リール装置の表示窓の拡大図、図7は第2リール装置の入賞役の説明図、図8は招き猫が3個揃った状態を説明するための説明図、図9〜12は遊技の流れを説明するための説明図をそれぞれ示すものである。
【0015】
図13は、本発明の実施の形態の一例をそれぞれ示すものであり、同図は図1のペナルティ付与手段の他の実施例を説明するためのブロック図を示すものである。
(スロットマシン10)
まず、図3を用いて説明すると、図中、10は、スロットマシンを示すものである。
【0016】
スロットマシン10の上部中央には、第1リール装置20を設けている。
【0017】
上記第1リール装置20は、図示しないが、複数個、例えば3個のリールと、各リールを個々に回転可能な、複数個、例えば3個のリールと同数の3個の、例えばモータ等の駆動源とから構成されている。
【0018】
上記第1リール装置20の左右には、スピーカ30をそれぞれ設けている。スピーカ30は、各種の効果を発生させるためのものである。
【0019】
上記第1リール装置20の下側には、第2リール装置40を設けている。第2リール装置40は、上記した第1リール装置20と同様に、複数個、例えば3個のリール41〜43と、各リール41〜43を個々に回転可能な、複数個、例えば3個のリール41〜43と同数の3個の、例えばモータ等の駆動源44〜46(図1参照)とから構成されている。
【0020】
上記3個のリール41〜43は、表示窓50に臨んでいる。
【0021】
上記第2リール装置40の向かって右隣には、遊技情報報知手段60を設けている。遊技情報報知手段60は、遊技の進行に関連した遊技情報を遊技者に報知するためのものであり、例えばドット・マトリックスから構成されている。
【0022】
なお、遊技情報報知手段60は、ドット・マトリックスに限定されず、液晶、LED等のランプ等でも良い。また、遊技情報報知手段60は、ドット・マトリックス等のように遊技情報を視覚的に報知するものに限らず、スピーカ30等を利用して聴覚的に報知するものでも良いし、或いは図示しないが、振動や温度変化等を利用して触覚的に報知するものでも良い。
【0023】
遊技情報報知手段60の下側には、メダル投入口70を設けている。メダル投入口70は、メダルを投入するためのものである。
【0024】
また、メダル投入口70と反対の向かって左側には、ベットスイッチ80を設けている。ベットスイッチ80は、クレジットメダルを投入するためのものである。
【0025】
ベットスイッチ80の下側には、スタートスイッチ90を設けている。スタートスイッチ90は、第2リール装置40の駆動源44〜46(図1参照)の駆動を開始するためのものである。スタートスイッチ90を操作すると、第2リール装置40の3個の全ての駆動源44〜46(図1参照)の駆動が開始され、3個のリール41〜43の回転が開始される。
【0026】
スタートスイッチ90の向かって右隣には、複数個、例えば3個のリール41〜43と同数の3個のストップスイッチ100〜102を設けている。
【0027】
3個のストップスイッチ100〜102は、第2リール装置40の3個の駆動源44〜46(図1参照)の駆動を個別に停止するためのものである。向かって左側のストップスイッチ100を操作すると、当該左側のリール41の回転が停止する。同様に、中央のストップスイッチ101を操作すると、中央のリール42の回転が停止する。右側のストップスイッチ102を操作すると、右側のリール43の回転が停止する。
【0028】
3個のストップスイッチ100〜102の右側には、メダル返却スイッチ110を設けている。メダル返却スイッチ110は、投入したメダルを返却するためのものである。
【0029】
3個のストップスイッチ100〜102の下側には、メダル貯留皿120を設けている。メダル貯留皿120には、返却されたメダルや、払い出されたメダル等が貯留される。
(図柄130)
つぎに、図4を用いて、図柄130について説明する。
【0030】
図柄130は、第2リール装置40の3個の各リール41〜43の外周に表示されている。
(表示窓50)
つぎに、図5〜6を用いて、表示窓50について説明する。
【0031】
表示窓50には、第2リール装置40の3個の各リール41〜43の図柄130が、複数個、例えば上段、中段、下段の三段に3個が臨み、計9個の図柄130が停止表示される。
【0032】
表示窓50の表面には、複数個、例えば計5本の仮想ライン51〜55が表示されている。
(役)
つぎに、図7を用いて、役について、説明する。
【0033】
役には、次の種類がある。
【0034】
(1)いわゆるシングルボーナス(以下「SB」という。)
SBを構成する、例えば「ネズミ、ネズミ、小判」が揃うと、3枚のメダルが払い出され、1回のSBが行える。
【0035】
SB中、例えば「小判」が3個揃うと、15枚のメダルが払い出される。
【0036】
(2)小役
小役を構成する、例えば「ネズミ」が3個揃うと、15枚のメダルが払い出される。
【0037】
小役は、3個のストップスイッチ100〜102が予め設定された操作手順で操作された場合に、入賞の発生が許容されている特定の入賞役を構成する。
【0038】
(3)リプレイ
リプレイを構成する、例えば「小判」が3個揃うと、次回の遊技をメダルの投入無しで行うことができる。
(特定遊技)
つぎに、図8〜9を用いて、特定遊技について説明する。
【0039】
特定遊技は、操作順序を報知するいわゆるアシスト・タイム(以下、「AT」という。)の遊技をいう。
【0040】
特定遊技(AT遊技)は、図8に示すように、例えば「招き猫」が3個揃うことを条件に、図9に示すように、通常遊技から移行する。
【0041】
特定遊技(AT遊技)は、予め設定された特定遊技移行期間、例えば77回実行することができる。なお、特定遊技移行期間は、77回に限定されず、回数を抽選により決定しても良い。
【0042】
特定遊技(AT遊技)が開始されると、特定の入賞役を構成する小役の入賞の発生が許容されている、3個のストップスイッチ100〜102の操作手順が、遊技情報報知手段60により告知される。
【0043】
特定遊技移行期間の終了後は、特定遊技(AT遊技)から通常遊技に復帰する。
(遊技制御装置200)
つぎに、図1を用いて、遊技制御装置200について説明する。
【0044】
遊技制御装置200は、図示しないが、スロットマシン10の内部に設けられている。
【0045】
遊技制御装置200は、遊技に進行を制御するためのものである。
【0046】
具体的には、遊技制御装置200は、コンピュータであって、図示しないが、例えばCPUを中心に構成され、ROMやRAM等の記録媒体、I/O等を備えている。
【0047】
また、記録媒体は、ROMやRAMに限定されず、そのほか電気的・磁気的・光学的なメモリーやディスク等でも良い。
【0048】
上記遊技制御装置200のCPU(図示せず)は、記録媒体、例えばROMに記録されたプログラムを読み込むことで、図1に示すように、次の手段として機能する。
【0049】
なお、次の(1)〜(14)の手段の説明については、後述する。
【0050】
(1)入賞役抽選手段210
(2)リール停止制御手段220
(3)特定遊技移行抽選手段230
(4)特定遊技実行手段240
(5)禁止操作手順設定手段250
(6)ペナルティ付与手段260
(7)入賞外し報知抽選手段270
(8)入賞外し報知手段280
(9)特定遊技潜伏期間抽選手段290
(10)報知停止期間付与手段300
(11)操作手順報知停止手段310
(12)ゲーム促進手段320
(13)演出抽選手段330
(14)演出表示手段340
(遊技制御装置200の入力段)
つぎに、図1を用いて、遊技制御装置200の入力段について説明する。
【0051】
遊技制御装置200の入力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
【0052】
なお、次の(1)メダルセンサー71については、後述する。
【0053】
(1)メダルセンサー71
(2)ベットスイッチ80
(3)スタートスイッチ90
(4)ストップスイッチ100〜102
(メダルセンサー71)
メダルセンサー71は、図3のメダル投入口70に臨み、メダル投入口70から投入されたメダルを検出するためのものである。
(遊技制御装置200の出力段)
図1を用いて、遊技制御装置200の出力段について説明する。
【0054】
遊技制御装置200の出力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
【0055】
なお、次の(3)ホッパー装置120については、後述する。
【0056】
(1)第1リール装置20
(2)第2リール装置40の駆動源44〜46
(3)遊技情報報知手段60
(4)スピーカ30
(5)ホッパー装置140
(ホッパー装置140)
ホッパー装置140は、図示しないが、スロットマシン10の内部に設けられている。
【0057】
ホッパー装置140は、メダルを払い出すものであり、払い出されたメダルはメダル貯留皿120(図3)に貯留される。
(入賞役抽選手段210)
入賞役抽選手段210は、複数個のストップスイッチ100〜102が予め設定された操作手順で操作された場合に、入賞の発生が許容されている特定の入賞役(例えば小役)を含む入賞役が当選したか否かを決定するためのものである。
【0058】
上記操作手順は、次の6種類である。
【0059】
(1)第1の操作手順
第1の操作手順は、いわゆる順押しと呼ばれ、左側のストップスイッチ100、中央のストップスイッチ101、右側のストップスイッチ102の順である。
【0060】
(2)第2の操作手順
第2の操作手順は、いわゆる逆押しと呼ばれ、右側のストップスイッチ102、中央のストップスイッチ101、左側のストップスイッチ100の順である。
【0061】
(3)第3の操作手順
第3の操作手順は、左側のストップスイッチ100、右側のストップスイッチ102、中央のストップスイッチ101の順である。
【0062】
(4)第4の操作手順
第4の操作手順は、中央のストップスイッチ101、左側のストップスイッチ100、右側のストップスイッチ102の順である。
【0063】
(5)第5の操作手順
第5の操作手順は、右側のストップスイッチ102、左側のストップスイッチ100、中央のストップスイッチ101の順である。
【0064】
(6)第6の操作手順
第6の操作手順は、右側のストップスイッチ102、中央のストップスイッチ101、左側のストップスイッチ100の順である。
(リール停止制御手段220)
リール停止制御手段220は、入賞役抽選手段210により決定された抽選結果と、複数のストップスイッチ100〜102の操作とにもとづいて、駆動源44〜46の駆動停止を制御するためのものである。
(特定遊技移行抽選手段230)
特定遊技移行抽選手段230は、操作手順を遊技情報報知手段60により報知する特定遊技(AT遊技)への移行抽選に当選したか否かを決定するためのものである。
(特定遊技実行手段240)
特定遊技実行手段240は、特定遊技移行抽選手段230による移行抽選にもとづいて特定遊技(AT遊技)へ移行し、当該特定遊技(AT遊技)を予め設定されたゲーム数(例えば77ゲーム)の特定遊技移行期間中継続するためのものである。
(禁止操作手順設定手段250)
禁止操作手順設定手段250は、ストップスイッチ100〜102による複数個の操作手順のうち、遊技状態に応じて禁止されている操作手順(例えば順押し以外の操作手順)を禁止操作手順として設定するためのものである。
(ペナルティ付与手段260)
ペナルティ付与手段260は、禁止操作手順設定手段250により設定されている禁止操作手順(例えば順押し以外の操作手順)が実行され、且つその結果、入賞役抽選手段210により当選した入賞役(例えば小役)が入賞した場合に、予め設定されたゲーム数のペナルティ期間(例えば20ゲーム)を付与するためのものである。
【0065】
また、ペナルティ付与手段260は、入賞外し報知手段280により報知された入賞外し操作手順(例えば逆押し)と異なる操作手順が実行され、且つその結果、入賞役抽選手段210により当選した入賞役(例えば小役)が入賞した場合に、予め設定されたゲーム数のペナルティ期間(例えば20ゲーム)を付与するようにしている。
【0066】
すなわち、例えば逆押しが報知されないときに、順押し以外の操作手順が実行された場合と、例えば逆押しが報知されたときに、それに従わない場合との両方の場合に、ペナルティが付与される。なお、順押ししない場合や、報知された逆押しに従わない場合において、その結果、入賞役(例えば小役)が入賞しない場合には、ペナルティが付与されない。
【0067】
さらに、ペナルティ付与手段260は、特定遊技潜伏期間(例えば1〜24ゲーム)において、ペナルティ期間(例えば20ゲーム)を付与しないようにしている。
【0068】
また、同様に、ペナルティ付与手段260は、特定遊技(AT遊技)に移行中において、ペナルティ期間(例えば20ゲーム)を付与しないようにしている。
【0069】
ペナルティ付与手段260には、図2に示すように、次の手段を備える。
【0070】
なお、次の(1)〜(4)の手段の説明については、後述する。
【0071】
(1)特定遊技移行遅延手段261
(2)ペナルティ期間カウント手段262
(3)ペナルティ期間リセット手段263
(4)ペナルティ期間抽選手段264
(特定遊技移行遅延手段261)
特定遊技移行遅延手段261は、ペナルティ付与手段260によりペナルティ期間が付与されている場合に限り、特定遊技移行抽選手段230により特定遊技(AT遊技)への移行抽選に当選した場合に、ペナルティ期間の消化後、特定遊技(AT遊技)に移行させるためのものである。
【0072】
また、特定遊技移行遅延手段261は、ペナルティ付与手段260によりペナルティ期間(例えば20ゲーム)が付与されている場合に限り、当該ペナルティ期間(例えば20ゲーム)に、特定遊技潜伏期間抽選手段290により決定された特定遊技潜伏期間(例えば1〜24ゲーム)を加算した期間、特定遊技(AT遊技)への移行期間を遅延させるようにしている。
【0073】
例えば、20ゲームのペナルティ期間が付与されている場合に、特定遊技潜伏期間が、例えば10ゲームに決定された場合には、計30ゲーム、特定遊技(AT遊技)への移行が遅延される。
(ペナルティ期間カウント手段262)
ペナルティ期間カウント手段262は、禁止操作手順設定手段250により設定されている禁止操作手順(例えば順押し以外の操作手順)が実行され、且つその結果、入賞役抽選手段210により当選した入賞役(例えば小役)が入賞する度に、ペナルティ期間(例えば20ゲーム)を累積的にカウントするものである。
【0074】
例えば、1回目に20ゲームのペナルティ期間が付与されると、カウント値は「20」となる。その後、2回目に20ゲームのペナルティ期間が付与されると、カウント値は「40」となる。
【0075】
また、ペナルティ期間カウント手段262は、ペナルティ期間(例えば20ゲーム)においても、ペナルティ期間(例えば20ゲーム)を累積的にカウントするようにしている。
【0076】
さらに、ペナルティ期間カウント手段262は、禁止操作手順設定手段250により設定されている禁止操作手順(例えば順押し以外の操作手順)が遵守された場合に、カウント値を減算するようにしている。
【0077】
また、同様に、ペナルティ期間カウント手段262は、入賞外し報知手段280により報知された入賞外し操作手順(例えば逆押し)に従って、ストップスイッチ100〜102が操作された場合に、カウント値を減算するようにしている。
【0078】
すなわち、禁止操作手順(例えば順押し以外の操作手順)が遵守された場合と、入賞外し操作手順(例えば逆押し)が遵守された場合との両方の場合に、1遊技当たり、カウント値が「1」づつ減算される。なお、禁止操作手順(例えば順押し以外の操作手順)が実行された場合や、入賞外し操作手順(例えば逆押し)に違反した場合であっても、その結果、入賞役(例えば小役)が入賞しない場合にも、カウント値が減算されるが、減算しないように構成しても良い。
【0079】
一方、ペナルティ期間カウント手段262は、特定遊技潜伏期間(例えば1〜24ゲーム)において付与したペナルティ期間(例えば20ゲーム)を、特定遊技(AT遊技)の終了後、当該カウント値に加算するようにしている。
【0080】
すなわち、特定遊技(AT遊技)の終了後、後述するペナルティ期間リセット手段263により、ペナルティ期間カウント手段262にカウントされたカウント値はリセットされ、カウント値は「0」となる。しかし、直前の特定遊技潜伏期間において、例えば20ゲームのペナルティ期間が付与されている場合には、「0」にリセットされたカウント値に、20ゲームが加算され、カウント値は「20」となる。
【0081】
なお、特定遊技潜伏期間において付与されたペナルティ期間が複数回、例えば2回の場合には、カウント値は「40」となる。
(ペナルティ期間リセット手段263)
ペナルティ期間リセット手段263は、特定遊技(AT遊技)の終了後、ペナルティ期間カウント手段262にカウントされたカウント値をリセットするためのものである。
(ペナルティ期間抽選手段264)
ペナルティ期間抽選手段264は、ペナルティ期間(例えば20ゲーム)を抽選により決定するためのものである。
(入賞外し報知抽選手段270)
入賞外し報知抽選手段270は、入賞役抽選手段210により特定の入賞役(例えば小役)に当選した場合に、当該特定の入賞役(例えば小役)の入賞の発生が許容されている操作手順と異なる操作手順(例えば逆押し)を入賞外し操作手順として、遊技情報報知手段60により報知するか否かを決定するためのものである。
(入賞外し報知手段280)
入賞外し報知手段280は、入賞外し報知抽選手段270により入賞外し操作手順(例えば逆押し)を報知すると決定された場合に、当該入賞外し操作手順(例えば逆押し)を、遊技情報報知手段60により報知するためのものである。
(特定遊技潜伏期間抽選手段290)
特定遊技潜伏期間抽選手段290は、特定遊技移行抽選手段230により特定遊技(AT遊技)への移行抽選に当選した後、当該特定遊技(AT遊技)に移行するまでの特定遊技潜伏期間(例えば1〜24ゲーム)を決定するためのものである。
(報知停止期間付与手段300)
報知停止期間付与手段300は、入賞外し報知手段280により報知された入賞外し操作手順(例えば逆押し)と異なる操作手順が実行され、且つその結果、入賞役抽選手段210により当選した入賞役(例えば小役)が入賞した場合に、予め設定されたゲーム数(例えば10ゲーム)の報知停止期間を付与するためのものである。
【0082】
報知停止期間付与手段300には、図1に示すように、次の手段を備える。
【0083】
(1)報知停止期間カウント手段301
報知停止期間カウント手段301は、入賞外し報知手段280により報知された入賞外し操作手順(例えば逆押し)と異なる操作手順が実行され、且つその結果、入賞役抽選手段210により当選した入賞役(例えば小役)が入賞する度に、報知停止期間(例えば10ゲーム)を累積的にカウントするものである。
【0084】
例えば、1回目に例えば10ゲームの報知停止期間が付与されると、報知停止期間カウント手段301のカウント値は、「10」となる。次回ゲームから、10ゲーム、逆押し報知が停止され、カウント値は、「1」づつ減算される。例えば、次回ゲームで、例えば10ゲームの報知停止期間を付与されると、カウント値の「9」に「10」が加算され、カウント値は「19」となる。
【0085】
(2)報知停止期間抽選手段302
報知停止期間抽選手段302は、報知停止期間を抽選により決定するためのものである。
(操作手順報知停止手段310)
操作手順報知停止手段310は、報知停止期間付与手段300により付与された報知停止期間の間、入賞外し報知抽選手段270の抽選結果に拘わらず、入賞外し操作手順(例えば逆押し)の報知を停止するためのものである。
(ゲーム促進手段320)
ゲーム促進手段320は、特定遊技実行手段240による特定遊技(AT遊技)の終了後、予め設定されたゲーム数のゲーム促進期間(例えば50ゲーム)中、ペナルティ付与手段260によるペナルティの付与を中止するためのものである。
【0086】
なお、特定遊技実行手段240による特定遊技(AT遊技)の終了後、ゲーム促進期間(例えば50ゲーム)に突入するようにしたが、これに限定されず、いわゆるボーナス(例えばいわゆるBB、RB、SB)遊技の終了後や、或いは通常遊技、特定遊技(AT遊技)、ボーナス遊技の途中で突入するようにしても良い。
【0087】
そして、例えば50ゲームのゲーム促進期間においては、例えば逆押しが報知されないときに、順押し以外の操作手順が実行された場合、或いは例えば逆押しが報知されたときに、それに従わない場合であっても、ペナルティ期間が付与されない。
【0088】
また、ゲーム促進手段320は、ゲーム促進期間(例えば50ゲーム)中、入賞外し報知手段280による入賞外し操作手順(例えば逆押し)の報知を中止するようにしても良い。
【0089】
これに加え、ゲーム促進手段320は、ゲーム促進期間(例えば50ゲーム)中、リーチ等の演出を中止するようにしても良い。
【0090】
ゲーム促進手段320には、図1に示すように、次の手段を備える。
【0091】
(1)ゲーム促進期間抽選手段321
ゲーム促進期間抽選手段321は、ゲーム促進期間(例えば50ゲーム)を抽選により決定するためのものである。
(演出抽選手段330)
演出抽選手段330は、入賞役抽選手段210により決定された抽選結果にもとづいて、演出(例えば特定遊技(AT遊技)の抽選演出)を遊技情報報知手段60に表示するか否かを抽選により決定するためのものである。
【0092】
具体的には、演出抽選手段330には、図1に示すように、次の手段を備える。
【0093】
(1)演出発生確率低下手段331
演出発生確率低下手段331は、ゲーム促進手段320によるゲーム促進期間(例えば50ゲーム)中、演出(例えば特定遊技(AT遊技)の抽選演出)の発生確率を低下させるためのものである。
【0094】
その結果、ゲーム促進期間(例えば50ゲーム)中は、例えば特定遊技(AT遊技)の抽選演出の発生確率を低下させることで、その分、無駄な演出が省かれ、ゲームの一層の促進が図られる。
(演出表示手段340)
演出表示手段340は、演出抽選手段330により演出を表示すると決定された場合に、当該演出(例えば特定遊技(AT遊技)の抽選演出)を遊技情報報知手段60に表示させるためのものである。
(遊技の説明)
上記した構成を有するスロットマシン10による遊技について、図9〜12を用いて以下に説明する。
(図9の説明)
図9に示すように、特定遊技(AT遊技)の移行抽選に当選すると、特定遊技潜伏期間が決定され、特定遊技潜伏期間(例えば1〜24ゲーム)の消化後、通常遊技から特定遊技(AT遊技)に移行する。
【0095】
特定遊技潜伏期間が、1ゲームの場合には、特定遊技(AT遊技)の移行抽選に当選した次回ゲームから、特定遊技(AT遊技)に移行する。
【0096】
特定遊技(AT遊技)は、例えば77ゲームの特定遊技移行期間中継続され、T移行期間の終了後、通常遊技に復帰する。
(図10の説明)
図10に示すように、通常遊技中に、例えば20ゲームのペナルティ期間が付与されると、特定遊技(AT遊技)の移行抽選の当選後、特定遊技潜伏期間に加え、ペナルティ期間が付与される。
【0097】
例えば、特定遊技潜伏期間が、1ゲームの場合には、例えば20ゲームのペナルティゲームの消化後、すなわち特定遊技(AT遊技)の移行抽選の当選後、21ゲーム目に特定遊技(AT遊技)に移行する。
(図11の説明)
図11に示すように、通常遊技中に、例えば10ゲームの報知停止期間が付与されると、当該10ゲームの間、逆押し報知が停止される。
(図12の説明)
図12に示すように、通常遊技に復帰後、例えば50ゲームのゲーム促進期間が付与される。
【0098】
上記ゲーム促進期間においては、例えば逆押しが報知されないときに、順押し以外の操作手順が実行された場合、或いは例えば逆押しが報知されたときに、それに従わない場合であって、且つその結果、入賞役抽選手段210により当選した入賞役(例えば小役)が入賞した場合であっても、ペナルティ期間が付与されない。
【0099】
なお、50ゲームのゲーム促進期間の経過後は、ペナルティ期間が付与される。
(実施例)
つぎに、図13を用いて、ペナルティ付与手段260の実施例について説明する。
【0100】
ペナルティ付与手段260には、図13に示すように、次の手段を備える。
【0101】
(1)特定遊技移行遅延手段261
特定遊技移行遅延手段261は、先に図2を用いて説明したように、禁止操作手順設定手段250により設定されている禁止操作手順(例えば順押し以外の操作手順)が実行されたことにもとづいて、特定遊技(AT遊技)への移行を遅延させるためのものである。
【0102】
(2)特定遊技移行抽選中止手段265
特定遊技移行抽選中止手段265は、禁止操作手順設定手段250により設定されている禁止操作手順(例えば順押し以外の操作手順)が実行されたことにもとづいて、特定遊技移行抽選手段230による移行抽選を中止するためのものである。
【0103】
本実施例の場合には、ペナルティとして、特定遊技移行遅延手段261により、特定遊技(AT遊技)への移行を遅延させても良いし、或いは後述の特定遊技移行抽選中止手段265により、特定遊技(AT遊技)への移行抽選を中止しても良く、いずれか一方を所定の条件で、又は抽選により付与しても良いし、或いは両方を付与しても良い。
(他の形態に係る発明の構成)
他の形態に係る発明の構成について、以下に説明する。
(他の形態1に係る発明の構成)
他の形態1に係る発明は、第一に、図柄が表示された複数個のリールと、複数個のリールを個別に回転可能な複数個の駆動源と、駆動源の駆動を開始するためのスタートスイッチと、複数個の駆動源の各駆動源の駆動を個別に停止させるための複数個のストップスイッチと、遊技の進行に関連した遊技情報を遊技者に報知するための遊技情報報知手段と、複数の駆動源、スタートスイッチ、複数個のストップスイッチ、遊技情報報知手段にそれぞれ接続され、遊技を進行するための遊技制御手段とを備えるスロットマシンである。
【0104】
第二に、遊技制御手段には、複数個のストップスイッチが予め設定された操作手順で操作された場合に、入賞の発生が許容されている特定の入賞役を含む入賞役が当選したか否かを決定するための入賞役抽選手段と、入賞役抽選手段により決定された抽選結果と、複数のストップスイッチの操作とにもとづいて、駆動源の駆動停止を制御するためのリール停止制御手段と、操作手順を遊技情報報知手段により報知する特定遊技への移行抽選に当選したか否かを決定するための特定遊技移行抽選手段と、入賞役抽選手段により特定の入賞役に当選した場合に、当該特定の入賞役の入賞の発生が許容されている操作手順と異なる操作手順を入賞外し操作手順として、遊技情報報知手段により報知するか否かを決定するための入賞外し報知抽選手段と、入賞外し報知抽選手段により入賞外し操作手順を報知すると決定された場合に、当該入賞外し操作手順を、禁止操作手順として遊技情報報知手段により報知するための入賞外し報知手段と、予め設定されたゲーム数のゲーム促進期間中、入賞外し報知手段による入賞外し操作手順の報知を中止するためのゲーム促進手段とを備える。
(他の形態2に係る発明の構成)
他の形態2に係る発明は、第一に、図柄が表示された複数個のリールと、複数個のリールを個別に回転可能な複数個の駆動源と、駆動源の駆動を開始するためのスタートスイッチと、複数個の駆動源の各駆動源の駆動を個別に停止させるための複数個のストップスイッチと、遊技の進行に関連した遊技情報を遊技者に報知するための遊技情報報知手段と、複数の駆動源、スタートスイッチ、複数個のストップスイッチ、遊技情報報知手段にそれぞれ接続され、遊技を進行するための遊技制御手段とを備えるスロットマシンである。
【0105】
第二に、遊技制御手段には、複数個のストップスイッチが予め設定された操作手順で操作された場合に、入賞の発生が許容されている特定の入賞役を含む入賞役が当選したか否かを決定するための入賞役抽選手段と、入賞役抽選手段により決定された抽選結果と、複数のストップスイッチの操作とにもとづいて、駆動源の駆動停止を制御するためのリール停止制御手段と、操作手順を遊技情報報知手段により報知する特定遊技への移行抽選に当選したか否かを決定するための特定遊技移行抽選手段と、ストップスイッチによる複数個の操作手順のうち、遊技状態に応じて禁止されている操作手順を禁止操作手順として設定するための禁止操作手順設定手段と、禁止操作手順設定手段により設定されている禁止操作手順が実行されたことにもとづいて、遊技者にペナルティを付与するためのペナルティ付与手段と、特定遊技移行抽選手段による移行抽選にもとづいて特定遊技へ移行し、当該特定遊技を予め設定されたゲーム数の特定遊技移行期間中継続するための特定遊技実行手段と、予め設定されたゲーム数のゲーム促進期間中、ペナルティ付与手段によるペナルティの付与を中止するためのゲーム促進手段とを備えている。
(他の形態3に係る発明の構成)
他の形態3に係る発明は、他の形態2に係る発明の構成に加え、ペナルティ付与手段に、禁止操作手順設定手段により設定されている禁止操作手順が実行されたことにもとづいて、特定遊技への移行を遅延させるための特定遊技移行遅延手段を備えている。
(他の形態4に係る発明の構成)
他の形態4に係る発明は、他の形態2に係る発明の構成に加え、ペナルティ付与手段には、禁止操作手順設定手段により設定されている禁止操作手順が実行されたことにもとづいて、特定遊技移行抽選手段による移行抽選を中止するための特定遊技移行抽選中止手段を備えている。
(他の形態5に係る発明の構成)
他の形態5に係る発明は、他の形態1〜4のいずれか一つの他の形態に係る発明の構成に加え、ゲーム促進手段に、ゲーム促進期間を抽選により決定するためのゲーム促進期間抽選手段を備えている。
(他の形態6に係る発明の構成)
他の形態6に係る発明は、第一に、遊技制御手段に、入賞役抽選手段により決定された抽選結果にもとづいて、演出を遊技情報報知手段に表示するか否かを抽選により決定するための演出抽選手段と、演出抽選手段により演出を表示すると決定された場合に、当該演出を遊技情報報知手段に表示させるための演出表示手段とを備える。
【0106】
第二に、演出抽選手段には、ゲーム促進手段によるゲーム促進期間中、演出の発生確率を低下させるための演出発生確率低下手段を備えている。
(他の形態に係る発明の効果)
他の形態に係る発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0107】
すなわち、他の形態に係る発明によれば、入賞外し操作手順の報知を一時的に中止させることで、遊技を促進させることができる。
【0108】
例えば、大当りや特定遊技(AT遊技)の終了後、遊技を促進するようにした場合には、次回の大当りや特定遊技(AT遊技)への期待感や、大当りや特定遊技(AT遊技)を連続させることができるという期待感を高揚させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0109】
【図1】スロットマシンの概略ブロック図である。
【図2】図1のペナルティ付与手段の詳細を説明するためのブロック図である。
【図3】スロットマシンの概略正面図である。
【図4】第2リール装置の図柄配列を説明するための説明図である。
【図5】第2リール装置及び遊技情報報知手段の拡大図である。
【図6】第2リール装置の表示窓の拡大図である。
【図7】第2リール装置の入賞役の説明図である。
【図8】招き猫が3個揃った状態を説明するための説明図である。
【図9】遊技の流れの第一の例を説明するための説明図である。
【図10】遊技の流れの第二の例を説明するための説明図である。
【図11】遊技の流れの第三の例を説明するための説明図である。
【図12】遊技の流れの第四の例を説明するための説明図である。
【図13】本発明の実施の形態の一例をそれぞれ示すものであり、同図は図1のペナルティ付与手段の実施例を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
【0110】
10 スロットマシン 20 第1リール装置
30 スピーカ 40 第2リール装置
41〜43 リール 44〜46 駆動源
50 表示窓 51〜55 仮想ライン
60 遊技情報報知手段 70 メダル投入口
71 メダルセンサー 80 ベットスイッチ
90 スタートスイッチ 100〜102 ストップスイッチ
110 メダル返却スイッチ 120 メダル貯留皿
130 図柄 140 ホッパー装置
200 遊技制御装置 210 入賞役抽選手段
220 リール停止制御手段 230 特定遊技移行抽選手段
240 特定遊技実行手段 250 禁止操作手順設定手段
260 ペナルティ付与手段 261 特定遊技移行遅延手段
262 ペナルティ期間カウント手段 263 ペナルティ期間リセット手段
264 ペナルティ期間抽選手段 270 入賞外し報知抽選手段
280 入賞外し報知手段 290 特定遊技潜伏期間抽選手段
300 報知停止期間付与手段 301 報知停止期間カウント手段
302 報知停止期間抽選手段 310 操作手順報知停止手段
320 ゲーム促進手段 321 ゲーム促進期間抽選手段
330 演出抽選手段 331 演出発生確率低下手段
340 演出表示手段
(実施例)
265 特定遊技移行抽選中止手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
図柄が表示された複数個のリールと、
前記複数個のリールを個別に回転可能な複数個の駆動源と、
前記駆動源の駆動を開始するためのスタートスイッチと、
前記複数個の駆動源の各駆動源の駆動を個別に停止させるための複数個のストップスイッチと、
遊技の進行に関連した遊技情報を遊技者に報知するための遊技情報報知手段と、
前記複数の駆動源、前記スタートスイッチ、前記複数個のストップスイッチ、前記遊技情報報知手段にそれぞれ接続され、遊技を進行するための遊技制御手段とを備えるスロットマシンにおいて、
前記遊技制御手段には、
特定役を含む入賞役が当選したか否かを決定する入賞役抽選手段と、
前記入賞役抽選手段により決定された抽選結果と、前記複数のストップスイッチの操作とにもとづいて、前記駆動源の駆動停止を制御するためのリール停止制御手段とを備え、
前記特定役は、前記入賞役抽選手段により特定役の入賞が許容され、且つ、予め設定された許容操作手順で前記ストップスイッチが操作された時に入賞させる制御を行い、
前記遊技制御手段には、
前記許容操作手順を前記遊技情報報知手段により報知する特定遊技への移行抽選に当選したか否かを決定するための特定遊技移行抽選手段と、
前記ストップスイッチによる複数個の操作手順のうち、遊技状態に応じて禁止されている操作手順を禁止操作手順として設定するための禁止操作手順設定手段と、
前記禁止操作手順設定手段により設定されている禁止操作手順が実行されたことにもとづいて、遊技者にペナルティを付与するためのペナルティ付与手段と、
前記特定遊技移行抽選手段による移行抽選にもとづいて特定遊技へ移行し、当該特定遊技を予め設定されたゲーム数の特定遊技移行期間中継続するための特定遊技実行手段と、
予め設定されたゲーム数のゲーム促進期間中、前記ペナルティ付与手段によるペナルティの付与を中止するためのゲーム促進手段とを備え、
前記ゲーム促進期間は、
特定遊技の終了後の通常遊技であり、
前記ペナルティ付与手段は、
前記ゲーム促進手段によるゲーム促進期間を除く通常遊技をペナルティを付与する期間として、当該期間内に前記禁止操作手順設定手段により設定されている禁止操作手順が実行され、且つその結果、前記入賞役抽選手段により当選した入賞役が入賞した場合に、前記ペナルティ付与手段によるペナルティを付与し、
前記ゲーム促進手段によるゲーム促進期間中、及び特定遊技に移行中をペナルティを付与しない期間として、当該期間内に前記禁止操作手順設定手段により設定されている禁止操作手順が実行された場合であっても、前記ペナルティ付与手段によるペナルティを付与しないようにし、
前記ペナルティ付与手段には、
前記ペナルティ付与手段によるペナルティが付与されている場合に、特定遊技への移行を遅延させるための特定遊技移行遅延手段を備えていることを特徴とするスロットマシン。
【請求項2】
請求項1に記載のスロットマシンであって、
前記ペナルティ付与手段は、
前記ゲーム促進手段によるゲーム促進期間を除く通常遊技をペナルティを付与する期間として、当該期間内に前記禁止操作手順設定手段により設定されている禁止操作手順が実行され、且つその結果、前記入賞役抽選手段により当選した入賞役が入賞した場合に、ペナルティとして予め設定されたゲーム数のペナルティ期間を付与し、
前記ゲーム促進手段によるゲーム促進期間中、及び特定遊技に移行中をペナルティを付与しない期間として、当該期間内に前記禁止操作手順設定手段により設定されている禁止操作手順が実行された場合であっても、ペナルティとしてのペナルティ期間を付与しないようにしていることを特徴とするスロットマシン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2010−75754(P2010−75754A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−4113(P2010−4113)
【出願日】平成22年1月12日(2010.1.12)
【分割の表示】特願2004−202650(P2004−202650)の分割
【原出願日】平成16年7月9日(2004.7.9)
【出願人】(390031783)サミー株式会社 (5,279)
【Fターム(参考)】