説明

タッチキーおよびタッチキーを用いた電磁調理器

【課題】電極部に触れたときの検知感度を高く、かつ故障、誤動作のない使いやすいタッチキーおよびタッチキーを用いた電磁調理器を提供すること。
【解決手段】パネル部に設けた電極部と、所定の周波数の電圧を出力して前記電極部に印加する発振部と、前記電極部の出力電圧を整流し直流電圧に変換する整流部と、所定の電圧を発生する基準電圧発生部と、前記整流部の出力電圧から前記基準電圧発生部の出力電圧を減算する減算部と、前記減算部の出力電圧を常時受け付け、この減算部の出力電圧が変動したとき、この電圧差を演算し、この電圧差が所定値以上あるときは前記電極部に触れたと判定する判定部とを備えし、整流部の出力電圧の変化分を減することなく、判定部への入力電圧は判定部の規制入力電圧を超えることのない感度の高いかつ故障、誤動作のない信頼性の高いタッチキーおよびタッチキーを用いた電磁調理器を提供することとなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種の機器、特に電磁調理器等のフラットパネルを有する機器のフラットパネル部に設けたタッチキーおよびタッチキーを用いた電磁調理器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のタッチキーおよびタッチキーを用いた電磁調理器は、例えば図8に示すものが提案されている。図8はタッチキーのブロック図で、1はガラス等の表面の平らな電気絶縁物のパネル部である。2、3はパネル部1の対向する位置に設けた電極部で、電極部2、3とパネル部1でコンデンサを形成している。発振部4は高周波電圧を発生し、この高周波電圧を電極部3に印加する。対向する電極部2に指9で触れたとき、高周波電圧を電極部3、パネル部1、電極部2、指9を通じてバイパスし、電極部3に現れる電圧は指9でタッチしないときの電圧より低下する。整流部5は、入力された高周波電圧を整流して直流電圧に変換し、電極部2にタッチしないときには高い直流電圧を、電極部2にタッチしたときには低下した直流電圧を分圧部12に出力する。分圧部12は整流部5の出力電圧の絶対値が大きいため、分圧部12を通さずそのまま判定部13に入力すると判定部13を破壊したり誤動作を起こさせるため、整流部5の出力電圧を分圧し所定のレベルまで下げるものである。判定部13は入力された電圧の差を演算し、電圧差が所定値以上あるとき、電極部2にタッチしたと判定するものである。
【0003】
図9に発振部4の出力Fの電圧波形を示す。Voscは発振部4の発振電圧で、時刻T0まで電極部2に触れず、時刻T0以降電極部2に触れたためVoscの大きさは小さくなっている。図10は整流部5の出力Gの電圧波形で、V7は電極部2に触れてないときの電圧で、図8の電極2に触れてないときの電圧Voscを直流電圧に変換したものである。V8は図8の電極に触れているときの電圧Voscを直流電圧に変換したものである。ΔV2はV7とV8の電圧差で、このΔV2が電極部2を触れたことにより生ずる電圧差である。分圧部12は整流部5の出力電圧の絶対値が大きすぎて、判定部13に入力できないため、整流部5の出力電圧を分圧するものである。特に判定部13はマイクロコンピュータ(以下マイコン)で構成するため、判定部13への入力電圧の規制は重要である。図11に分圧部12の出力Hの電圧波形を示す。V7、V8を分圧しているため、電極部2に触れることによる電圧差ΔV3も小さくなっている。この電圧を判定部13に入力し、判定部13でΔV3を検出し、所定電圧と比較し、所定電圧以上あるとき電極部2に触れたと判定するものである。
【0004】
このようにパネル面にタッチキーを設けることにより、調理物を見ながら操作できるので、非常に使いやすいものになっている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−224459号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来の構成では、整流部の出力電圧を分圧しているため、電極部に触れてないときの電圧と触れたときの電圧の差も分圧されてしまい、判定部に入力される電圧差が小さくなり、判定部の検知感度が下がってしまうという課題を有していた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するために、本発明のタッチキーおよびタッチキーを用いた電磁調理器は、整流部の出力電圧の変化分はそのままのレベルで、整流部の出力電圧の絶対値レベルを低下したり、整流部の出力電圧が変化したときのみ信号を出す等の手段で変化分を縮小することなく判定部に入力し、感度よく電極に触れたことを検知するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のタッチキーおよびタッチキーを用いた電磁調理器は、感度よく、かつ、信頼性の向上できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
請求項1に記載の発明は、電気絶縁物よりなるパネル部と、前記パネル部に設けた電極部と、所定の周波数の電圧を出力して前記電極部に印加する発振部と、前記電極部の出力電圧を整流し直流電圧に変換する整流部と、所定の電圧を発生する基準電圧発生部と、前記整流部の出力電圧から前記基準電圧発生部の出力電圧を減算する減算部と、前記減算部の出力電圧を受け付け、この減算部の出力電圧が変動したとき、この電圧差を演算し、この電圧差が所定値以上あるときは前記電極部に触れたと判定する判定部を有するタッチキーにすることにより、電極部に触れたときの電圧と触れてないときの電圧差を大きく検出することができ、感度よくかつ信頼性の高いタッチキーを提供できる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、基準電圧発生部の出力電圧は、パネル部に設けた電極部に触れたときの整流部の出力電圧で決定するよう構成することにより、整流部の出力電圧から減算する電圧は大きすぎて電極部に触れたときの電圧降下分を小さくしてしまうことはなく、かつ整流部の出力電圧を十分小さくでき、感度のよい信頼性の高いタッチキーを提供できる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、基準電圧発生部の出力電圧は、発振部に印加される電源電圧の大きさによって決定するよう構成することにより、電源電圧が高くて発振出力が大きく整流部の出力電圧が大きいときには大きい電圧を減算し、電源電圧が低くて発振出力が小さく整流部の出力電圧が小さいときには小さい電圧を減算し、電源電圧変動による出力電圧変動を抑え感度のよい信頼性の高いタッチキーを提供できる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、電気絶縁物よりなるパネル部と、前記パネル部に設けた電極部と、所定の周波数の電圧を出力して前記電極部に印加する発振部と、前記電極部の出力電圧を整流し直流電圧に変換する整流部と、前記整流部の出力電圧を微分する微分部と、前記微分部の出力電圧を受け付け、前記微分部の出力電圧が下降したとき、または上昇したとき、前記電極部に触れた、または前記電極部から離したと判定する判定部を有するように構成することにより、判定部に大きな電圧が入力することはなく、かつ電極部に触れたか離したかを確実に判定することができる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、前記判定部は、前記微分部の出力電圧が所定値以上あるとき、電極部に触れたと判定するよう構成することにより、判定部に大きな電圧が入力することはなく、かつ電極部に触れたか離したかを確実に判定することができる。
【0013】
請求項6に記載の発明は、このタッチキーを電磁調理器に用いたから、誤動作のない安定した動作が得られ、料理中のものを目で見ながらキー操作ができる電磁調理器を提供できる。
【0014】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0015】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるタッチキーのブロック図、図2〜図4は図1の各ブロックの出力電圧波形である。
【0016】
図1において、1はガラス等の表面の平らな電気絶縁物のパネル部である。2、3はパネル部1の対向する位置に設けた電極部で、電極部2、3とパネル部1でコンデンサを形成している。発振部4は高周波電圧を発生し、この高周波電圧を電極部3に印加する。対向する電極部2に指9で触れたとき、高周波電圧を電極部3、パネル部1、電極部2、指9を通じてバイパスし、電極部3に現れる電圧は指9でタッチしないときの電圧より低下する。整流部5は、入力された高周波電圧を整流して直流電圧に変換し、電極部2にタッチしないときには高い直流電圧を、電極部2にタッチしたときには低下した直流電圧を減算部6に出力する。また、基準電圧発生部7は所定の電圧を発生し、整流部5の出力電圧から基準電圧発生部7の出力電圧を減算部6で減算する。判定部13は入力された電圧の差を演算し、電圧差が所定値以上あるとき、電極部2にタッチしたと判定するものである。そして、判定部8は、減算部6の出力電圧が変動したとき、この電圧差を演算し、この電圧差が所定値以上あるときは電極部2に触れたと判定するものである。
【0017】
図2に発振部4の出力Aの電圧波形を示す。Voscは発振部4の発振電圧で、時刻T0まで電極部2に触れず、時刻T0以降電極部2に触れたためVoscの大きさは小さくなっている。
【0018】
図3に整流部5の出力Bの電圧波形を示す。電圧V1は電極部2に触れないときの電圧、電圧V2は電極部2に触れたときの電圧、ΔV1は電圧V1とV2の電圧差である。Vkは判定部8をマイコン等で構成したときの最大許容入力レベルである。電圧Vkのレベル以上のV1、V2をこのまま判定部8へ入力すると判定部8を破壊したり、誤動作したり等不具合が生じる。また、V1、V2をVk以下になるよう発振出力Voscを設定するとΔV1が小さくなり、検知感度が悪くなる。したがって、本発明では整流部5の出力を減算部6に入力し、基準電圧発生部7で作った所定電圧を減算部6に入力して、減算部6で整流部5の出力電圧から基準電圧発生部7からきた所定電圧を減算して変化分ΔV1の大きさはそのままで絶対値レベルを下げ、許容入力電圧Vk以下にする。この減算部6の出力Cの電圧波形を図4に示す。以上述べたように本発明は整流部の出力電圧から所定の電圧を減算することにより、電圧変化分の大きさは小さくすることなく、絶対値レベルは小さくして、感度のよい信頼性の高いタッチキーを提供できるものである。
【0019】
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態を図1、図3を用いて説明する。減算部6で整流部5から減算する基準電圧発生部7の出力電圧は、図3の整流部5の出力Bの電圧波形において、電極部2に触れたときの電圧V2以下でなければならない。また、基準電圧発生部7の出力電圧があまりに小さいと、電極部2に触れないときの電圧V1が下がりきらず、判定部8の規制入力電圧Vk以下にならず、判定部8を故障させたり誤動作させたりする。したがって、本発明は、この基準電圧発生部7の出力電圧を電極部2に触れたときの電圧V2で決定するものである。以上の構成で整流部出力電圧から最適な電圧を減算することができ、検知感度の高い信頼性の高いタッチキーを提供できるものである。
【0020】
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態を図1、図2、図3を用いて説明する。図3の電極部2に触れないときの電圧V1および触れたときの電圧V2は、発振部4の出力電圧Voscの大きさによって変わる。また、この発振部4に印加される電源電圧の大きさが変化したとき、Voscの大きさも変化して図3のV1、V2が変化し、ΔV1も変化して電極部2に触れたときの検知感度を悪くさせてしまう。本発明では、基準電圧発生部7の出力電圧を発振部4に印加する電源電圧の大きさで決定するものである。すなわち、発振部4の電源電圧が大きく整流部5の出力電圧が大きいときには基準電圧発生部7の出力電圧を大きく設定し、減算部6で整流部5の出力電圧から大きい値を減算し、発振部4の電源電圧が小さく整流部5の出力電圧が小さいときには基準電圧発生部7の出力電圧を小さく設定し、減算部6で整流部5の出力電圧から小さい値を減算し、電源電圧の変動による検知電圧の変動を減らし電極部2に触れたときの検知感度を上げ、かつ判定部も故障、誤動作のない信頼性の高いタッチキーを提供するものである。
【0021】
(実施の形態4)
本発明の第4の実施の形態を図5、図6、図7を用いて説明する。
【0022】
図5において、1はガラス等の表面の平らな電気絶縁物のパネル部である。2、3はパネル部1の対向する位置に設けた電極部で、電極部2、3とパネル部1でコンデンサを形成している。発振部4は高周波電圧を発生し、この高周波電圧を電極部3に印加する。対向する電極部2に指9で触れたとき、高周波電圧を電極部3、パネル部1、電極部2、指9を通じてバイパスし、電極部3に現れる電圧は指9でタッチしないときの電圧より低下する。整流部5は、入力された高周波電圧を整流して直流電圧に変換し、電極部2にタッチしないときには高い直流電圧を、電極部2にタッチしたときには低下した直流電圧を微分部10に出力する。微分部10は、整流部5の出力電圧を微分し、微分部10の出力電圧を受け付け、微分部10の出力電圧が下降したとき、または上昇したとき、電極部2に触れた、または電極部2から離したと判定するものである。
【0023】
したがって、本実施の形態では整流部5の微分出力を判定部11に入力するのであり、前記実施の形態のように直流バイアスを持たず、判定部11の入力レベルについて考慮する必要がない。図6に整流部5の出力Dの電圧波形を示す。電圧V5が電極部2に触れてないときの電圧、電圧V6が電極部2に触れたときの電圧である。図6、図7で時刻T1で電極部2に指9で触れ整流部5の出力電圧V5がV6に下がったとき、微分部10の出力Eに立下りの電圧V7が現れ、時刻T2で指9を電極部2から離したとき、整流部5の出力電圧はV6からV5に上昇し、微分部10の出力Eに立ち上がりの電圧V8が現れる。微分出力では0Vから立下りあるいは立ち上がるが、そのまま判定部11へ入力してもよいが、判定部11をマイコン等で構成した場合0Vより低い電圧入力はできないので本実施の形態では電圧V9の直流電圧のバイアスをかけている。バイアス電圧V9は電極部2から指9を離したときの電圧V8が判定部11の入力規制電圧Vkを超えないように設定する。判定部11は入力電圧が立ち下がったとき、電極部2に触れたと判定し入力電圧が立ち上がったとき電極部2から離したと判定するものである。以上の構成で検知感度の高い、かつ判定部も故障、誤動作のない信頼性の高いタッチキーを提供するものである。
【0024】
(実施の形態5)
本発明の第5の実施の形態を図5、図7を用いて説明する。本実施の形態では、微分部10の出力電圧V7、V8の大きさを判定部11で検出し、V7、V8の大きさが所定電圧以下であれば無視し、所定電圧以上あるときは電極部2に触れた、あるいは離したと判定するものでノイズによる誤動作もなく、検知感度の高い、かつ判定部も故障、誤動作のない信頼性の高いタッチキーを提供するものである。
【0025】
(実施の形態6)
本発明の第6の実施の形態は、以上実施の形態1から5で述べたタッチキーを電磁調理器に用いたものである。電磁調理器の天板上に電極部2を設け、調理物を見ながらタッチキーを操作できるもので非常に便利なものである。特に調理中に電極部に触れてキー操作する場合、電極部が汚れているあるいは指が汚れている、キー操作が軽いタッチで行われる等、検知感度を高く要求される場合があるが本発明を実施することで感度の高い、信頼性の高いタッチキーを有する電磁調理器を提供できる。
【産業上の利用可能性】
【0026】
以上のように、本発明にかかるタッチキーおよびタッチキーを用いた電磁調理器は、検知感度を高くし、かつ故障、誤動作のない信頼性の高いタッチキーおよびタッチキーを用いた電磁調理器を提供できるもので、電磁調理器への適用だけでなく、電子レンジ等家電機器あるいは各種の機器への用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施例1〜3におけるタッチキーのブロック図
【図2】発振部の出力電圧波形図
【図3】整流部の出力電圧波形図
【図4】本発明の減算部の出力電圧波形図
【図5】本発明の実施例4〜5におけるタッチキーのブロック図
【図6】整流部の出力電圧波形図
【図7】本発明の微分部の出力電圧波形図
【図8】従来例のタッチキーのブロック図
【図9】従来例の発振部の出力電圧波形図
【図10】従来例の整流部の出力電圧波形図
【図11】従来例の分圧部の出力電圧波形図
【符号の説明】
【0028】
1 パネル部
2、3 電極部
4 発振部
5 整流部
6 減算部
7 基準電圧発生部
8、11、13 判定部
9 指
10 微分部
12 分圧部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気絶縁物よりなるパネル部と、前記パネル部に設けた電極部と、所定の周波数の電圧を出力して前記電極部に印加する発振部と、前記電極部の出力電圧を整流し直流電圧に変換する整流部と、所定の電圧を発生する基準電圧発生部と、前記整流部の出力電圧から前記基準電圧発生部の出力電圧を減算する減算部と、前記減算部の出力電圧を受け付け、この減算部の出力電圧が変動したとき、この電圧差を演算し、この電圧差が所定値以上あるときは前記電極部に触れたと判定する判定部を有するタッチキー。
【請求項2】
基準電圧発生部の出力電圧は、パネル部に設けた電極部に触れたときの整流部の出力電圧で決定するよう構成した請求項1に記載のタッチキー。
【請求項3】
基準電圧発生部の出力電圧は、発振部に印加される電源電圧の大きさによって決定するよう構成した請求項1または2に記載のタッチキー。
【請求項4】
電気絶縁物よりなるパネル部と、前記パネル部に設けた電極部と、所定の周波数の電圧を出力して前記電極部に印加する発振部と、前記電極部の出力電圧を整流し直流電圧に変換する整流部と、前記整流部の出力電圧を微分する微分部と、前記微分部の出力電圧を受け付け、前記微分部の出力電圧が下降したとき、または上昇したとき、前記電極部に触れた、または前記電極部から離したと判定する判定部を有するタッチキー。
【請求項5】
前記判定部は、前記微分部の出力電圧が所定値以上あるとき、電極部に触れたと判定するよう構成した請求項4に記載のタッチキー。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載のタッチキーを用いた電磁調理器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−121168(P2006−121168A)
【公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−304094(P2004−304094)
【出願日】平成16年10月19日(2004.10.19)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】