説明

テレビジョンチューナ

【課題】簡易な回路構成とすることができ、受信性能を悪化させることなくデジタルテレビジョン信号およびアナログテレビジョン信号の双方を受信可能なテレビジョンチューナを提供すること。
【解決手段】デジタルテレビジョン信号およびアナログテレビジョン信号を受信可能なテレビジョンチューナであって、受信されたテレビジョン信号を中間周波数帯の信号に変換する混合器17と、混合器17の後段に接続され、受信チャンネルに対応した同調周波数に設定されるIF同調回路19とを備え、IF同調回路19は、共振周波数が中間周波数帯内にあると共に、第1のコンデンサC1を含む第1の共振回路と、共振周波数が第1の共振回路と略同一であると共に、第2のコンデンサC2を含む第2の共振回路とを有し、第1のコンデンサC1の容量が第2のコンデンサC2の容量よりも小さくなるよう構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルテレビジョン信号およびアナログテレビジョン信号を受信可能なテレビジョンチューナに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、デジタルテレビジョン信号およびアナログテレビジョン信号を受信するテレビジョンチューナとして、受信したテレビジョン信号に応じて中間周波同調回路内の回路構成を切り換えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このテレビジョンチューナの中間周波同調回路は、並列共振回路とダンパ回路とから構成されており、並列共振回路およびダンパ回路はスイッチにより離接可能に接続されている。そして、アナログテレビジョン信号受信時にはダンパ回路と並列共振回路とが切り離され、デジタルテレビジョン信号受信時にはダンパ回路と並列共振回路とが接続されることによって、受信したテレビジョン信号に最適となるように中間周波同調回路の回路構成が切り替えられるようになっている。
【特許文献1】特開2000−350107号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来のテレビジョンチューナの中間周波同調回路においては、スイッチを介して並列共振回路とダンパ回路とが接続されて構成されているため、部品点数が増加して大型化になると共に、回路構成が複雑となるという問題があった。この問題を解決するために、中間周波同調回路を並列共振回路のみで構成した場合、並列共振回路をデジタルテレビジョン信号受信時およびアナログテレビジョン信号受信時のうちいずれか一方に適した回路構成にすると、いずれか他方の性能が悪化してしまうという問題があった。
【0004】
具体的には、図4(a)に示すように、直列接続された2つのインダクタL3、L4と、2つのインダクタL3、L4に対して並列に接続されたコンデンサC3とで並列共振回路31を構成した場合、2つのインダクタL3、L4のインダクタンス値の合計値が大きくコンデンサC3の容量が小さいと、図4(b)に示すように、周波数選択度Qが低くなり、帯域幅が拡がってなだらかな通過特性となる。この場合、デジタルテレビジョン信号受信時には理想的な通過特性となるが、アナログテレビジョン信号受信時には隣接chに対する耐性が悪化する。一方、2つのインダクタL3、L4のインダクタンス値の合計値が小さくコンデンサC3の容量が大きいと、図4(c)に示すように、周波数選択度Qが高くなり、帯域幅が狭まって急峻な通過特性となる。この場合、アナログテレビジョン信号受信時には理想的な通過特性となるが、デジタルテレビジョン信号受信時には希望ch(ch帯域幅)の低域側および高域側の信号が大幅に減衰されるので受信性能が劣化する。なお、図4のNは、デジタルテレビジョン信号受信時のchを示し、P、S、n−1は、それぞれアナログテレビジョン信号受信時の映像信号、音声信号、隣接chを示している。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、簡易な回路構成とすることができ、受信性能を悪化させることなくデジタルテレビジョン信号およびアナログテレビジョン信号の双方を受信可能なテレビジョンチューナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のテレビジョンチューナは、デジタルテレビジョン信号およびアナログテレビジョン信号を受信可能なテレビジョンチューナにおいて、受信されたテレビジョン信号を中間周波数帯の信号に変換する混合回路と、前記混合回路の後段に接続され、受信チャネルに対応した同調周波数に設定される中間周波同調回路とを備え、前記中間周波同調回路は、第1の容量を有し、共振周波数が前記中間周波数帯内に設定された第1の共振回路と、第2の容量を有し、前記第1の共振回路と略同一の共振周波数に設定された第2の共振回路とを有し、前記第1の容量が前記第2の容量よりも小さいことを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、第1の共振回路の共振周波数と第2の共振回路の共振周波数とが略同一であり、第1の共振回路の第1の容量が第2の共振回路の第2の容量よりも小さいため、第1の共振回路は周波数選択度Qが低くなって帯域幅が拡がりデジタルテレビジョン信号受信時に適した通過特性となり、第2の共振回路は周波数選択度Qが高くなって帯域幅が狭まりアナログテレビジョン信号受信時に適した通過特性となる。したがって、中間周波同調回路が、デジタルテレビジョン信号受信時に適した第1の共振回路の通過特性とアナログテレビジョン信号受信時に適した第2の共振回路の通過特性とを組み合わせた通過特性を有するため、受信性能を悪化させることなくデジタルテレビジョン信号およびアナログテレビジョン信号の双方を受信するこができる。
また、第1の共振回路と第2の共振回路とを組み合わせて中間周波同調回路を構成しているため、スイッチ等により中間周波同調回路内の回路構成が切り替えられる構成と比較して、部品点数が削減され中間周波同調回路の小型化を図ることができ、回路構成も単純化することができる。
【0008】
また本発明は、上記テレビジョンチューナにおいて、前記混合回路は一対のバランス出力端子を持ち、前記第1の共振回路は、前記一対のバランス出力端子間に接続された前記第1の容量と、前記第1の容量に並列接続された第1および第2のインダクタの直列接続回路とから構成されると共に、前記第1のインダクタと前記第2のインダクタとの接続点が高周波的に接地されており、前記第2の共振回路は、前記第1のインダクタと、前記第1のインダクタに並列に接続された前記第2の容量とから構成されていることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、第1の共振回路を第1の容量素子と第1のインダクタンス素子および第2のインダクタンス素子とで構成し、第2の共振回路を第2の容量と第1のインダクタで構成することができる。また、第1の共振回路は、第2の共振回路よりも容量が小さく第2のインダクタのインダクタンス値分だけ第2の共振回路よりもインダクタンス値が大きいため、周波数選択度Qが低くなってデジタルテレビジョン信号に適した通過特性となる。一方、第2の共振回路は、第1の共振回路よりも容量が大きく第2のインダクタのインダクタンス値分だけ第1の共振回路よりもインダクタンス値が小さいため、周波数選択度Qが高くなってアナログテレビジョン信号に適した通過特性となる。したがって、中間周波同調回路の通過特性を、デジタルテレビジョン信号受信時に適した通過特性とアナログテレビジョン信号受信時に適した通過特性とを組み合わせた通過特性にすることができる。
また、第1の共振回路と第2の共振回路とが、第1のインダクタを兼用しているため、部品点数を削減することができる。
【0010】
また本発明は、上記テレビジョンチューナにおいて、前記第1のインダクタのインダクタンス値が、前記第2のインダクタのインダクタンス値よりも小さいことを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、第1のインダクタのインダクタンス値が第2のインダクタのインダクタンス値よりも小さいため、第2の共振回路は、容量が大きな第2の容量とインダクタンス値が小さな第1のインダクタから構成され、第2の共振回路の周波数選択度Qをより高くすることができる。
【0012】
また本発明は、上記テレビジョンチューナにおいて、記第2の共振回路は、当該第2の共振回路の周波数選択度を設定する抵抗素子を有することを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、抵抗素子の抵抗値を変えることにより第2の共振回路の周波数選択度Qを調整することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、簡易な回路構成とすることができ、受信性能を悪化させることなくデジタルテレビジョン信号およびアナログテレビジョン信号の双方を受信可能なテレビジョンチューナを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係るテレビジョンチューナのブロック図である。
【0016】
図1に示すように、アンテナ素子11に受信されたテレビジョン信号は、広帯域増幅器12において増幅され、アンテナ同調回路13に入力される。アンテナ同調回路13においては、図示しない可変容量素子の容量を可変させて同調周波数が設定される。アンテナ同調回路13を通過したテレビジョン信号は、AGC増幅器14において出力が一定になるように制御され、複同調回路15に入力される。複同調回路15においては、アンテナ同調回路13と同様に、図示しない可変容量素子の容量を可変させて同調周波数が設定される。複同調回路15を通過したテレビジョン信号は、局部発振器18から出力された局部発振信号と共に、混合器17に入力される。
【0017】
混合器17に入力されたテレビジョン信号は、局部発振器18から出力された局部発振信号と掛け合わされて中間周波信号に周波数変換される。このとき、生成される中間周波信号は、複同調回路15から入力された信号と局部発振信号との和成分および差成分となるが、IF同調回路19において必要な周波数成分だけ取り出される。なお、IF同調回路19の詳細については、後述する。
【0018】
IF同調回路19を通過したテレビジョン信号は、AGC検波回路21に入力され、AGC検波回路21は、入力されたテレビジョン信号の受信レベルに応じてAGC増幅器14をフィードバック制御することにより、AGC増幅器14のゲイン制御を行う。AGC検波回路21を通過したテレビジョン信号は、IF増幅器22において増幅され、SAWフィルタ23において妨害波が排除される。そして、SAWフィルタ23を通過したテレビジョン信号は、アンプを介して図示しない復調器に入力される。
【0019】
次に、本発明の特徴部分であるIF同調回路19について説明する。図2は、IF同調回路の回路構成図である。
【0020】
図2に示すように、IF同調回路19は、混合器17、局部発振器18、AGC検波回路21およびIF増幅器22を内蔵した集合集積回路25(以下、MOP−ICと称する)に外付けされており、第1のインダクタL1と、第2のインダクタL2と、第1のコンデンサC1と、第2のコンデンサC2と、バイアス抵抗Rとから構成されている。
【0021】
第1のインダクタL1の一端部には、MOP−IC25の一対のバランス出力端子のうち一方の端子が接続され、第1のインダクタL1の他端部には、第2のインダクタL2の一端部が接続されている。第2のインダクタL2の他端部には、MOP−IC25の一対のバランス出力端子のうち他方の端子が接続され、第1のインダクタL1の一端部および第2のインダクタL2の他端部間には、第1のインダクタL1および第2のインダクタL2に対して並列に第1のコンデンサC1が接続されている。
【0022】
第1のインダクタL1の一端部および他端部間には、第1のインダクタL1に対して並列に第2のコンデンサC2が接続され、第2のコンデンサC2の一端部および他端部間には、第1のインダクタL1および第2のコンデンサC2のそれぞれに対して並列にバイアス抵抗Rが接続されている。
【0023】
また、第1のインダクタL1の他端部と第2のインダクタL2の一端部との接続点には、電源Bが接続されており電源ラインは高周波的に接地されている。MOP−IC25には、第1のインダクタL1および第2のインダクタL2を介して電源Bが供給されるようになっている。そして、第1のインダクタL1、第2のインダクタL2および第1のコンデンサC1により第1の共振回路が構成され、第1のインダクタL1、第2のコンデンサC2により第2の共振回路が構成されている。このように、第1の共振回路および第2の共振回路は、第1のインダクタL1を兼用しているため、部品点数が削減されるようになっている。
【0024】
また、第1のコンデンサC1の容量は、第2のコンデンサC2の容量よりも小さく、第1のインダクタL1のインダクタンス値は、第2のインダクタL2のインダクタンス値よりも小さく、第1の共振回路と第2の共振回路との共振周波数は略一致するように構成されている。すなわち、第1の共振回路は、容量が小さくインダクタンス値が大きな回路構成となっており、第2の共振回路は、容量が大きくインダクタンス値が小さな回路構成となっている。
【0025】
次に、上記したIF同調回路の通過特性について説明する。図3(a)は、第1の共振回路の通過特性図、図3(b)は、第2の共振回路の通過特性図、図3(c)は、IF同調回路の通過特性図である。なお、図3のNは、デジタルテレビジョン信号受信時のchを示し、P、S、n−1は、アナログテレビジョン信号の映像信号、音声信号、隣接chをそれぞれ示している。
【0026】
第1の共振回路は、容量が小さくインダクタンス値が大きな回路構成となっているため、図3(a)に示すように、周波数選択度Qが低くなり、帯域幅が拡がってなだらかな通過特性となる。したがって、第1の共振回路においては、デジタルテレビジョン信号受信時には希望chのパワーが大きくなって理想的な通過特性を得ることができるが、アナログテレビジョン信号受信時には隣接chの耐性が悪化する。
【0027】
また、第2の共振回路は、容量が大きくインダクタンス値が小さな回路構成となっているため、図3(b)に示すように、周波数選択度Qが高くなり、帯域幅が狭まって急峻な通過特性となる。したがって、第2の共振回路においては、アナログテレビジョン信号受信時には隣接chに対する耐性が向上して理想的な通過特性を得ることができるが、デジタルテレビジョン信号受信時には希望chの低域側および高域側の信号が大幅に減衰されるので受信性能が劣化する。
【0028】
一方、第1の共振回路と第2の共振回路とを組み合わせたIF同調回路19では、図3(c)に示すように、図3(a)および図3(b)に示す通過特性を組み合わせたような、帯域幅が広く、なだらかな波形の一部が急峻に突出したような通過特性となる。この構成により、デジタルテレビジョン信号受信時には希望chのパワーを得ることができ、アナログテレビジョン信号受信時には隣接chの耐性を向上させることができ、デジタルテレビジョン信号およびアナログテレビジョン信号の双方に対して適切な通過特性を得ることができる。
【0029】
以上のように、本実施の形態に係るテレビジョンチューナによれば、第1の共振回路の共振周波数と第2の共振回路の共振周波数が略同一であり、第1のコンデンサC1の容量が第2のコンデンサC2の容量よりも小さいため、第1の共振回路は周波数選択度Qが低くなり帯域幅が拡がってデジタルテレビジョン信号受信時に適した通過特性となり、第2の共振回路は周波数選択度Qが高くなって帯域幅が狭まってアナログテレビジョン信号受信時に適した通過特性となる。したがって、IF同調回路19が、デジタルテレビジョン信号受信時に適した第1の共振回路の通過特性とアナログテレビジョン信号受信時に適した第2の共振回路の通過特性とを組み合わせた通過特性を有するため、受信性能を悪化させることなくデジタルテレビジョン信号およびアナログテレビジョン信号の双方を受信するこができる。
【0030】
また、第1の共振回路と第2の共振回路とを組み合わせてIF同調回路19を構成しているため、スイッチ等により中間周波同調回路の回路構成が切り替えられる構成と比較して、部品点数が削減され中間周波同調回路の小型化を図ることができ、回路構成も単純化することができる。
【0031】
また、バイアス抵抗Rの抵抗値を可変することにより、第2の共振回路の周波数選択度Qを調整することができる。バイアス抵抗Rの抵抗値を大きくすることより、周波数選択度Qを低くし、バイアス抵抗Rの抵抗値を小さくすることにより、周波数選択度Qを高くすることができる。これにより、IF同調回路19の急峻に突出した部分の通過特性の帯域幅を部分的に調整することができる。なお、この場合、バイアス抵抗Rを可変抵抗素子で構成するようにしてもよい。
【0032】
なお、本実施の形態においては、本発明に係る第1の容量素子および第2の容量素子をコンデンサで構成したが、コンデンサの代わりにバラクタダイオード等の可変容量素子で構成するようにしてもよい。
【0033】
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【産業上の利用可能性】
【0034】
以上説明したように、本発明は、簡易な回路構成とすることができ、受信性能を悪化させることなくデジタルテレビジョン信号およびアナログテレビジョン信号の双方を受信できるという効果を有するテレビジョンチューナに有用である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明に係るテレビジョンチューナの実施の形態を示す図であり、テレビジョンチューナのブロック図である。
【図2】本発明に係るテレビジョンチューナの実施の形態を示す図であり、IF同調回路の回路構成図である。
【図3】本発明に係るテレビジョンチューナの実施の形態を示す図であり、(a)は、第1の共振回路の通過特性図、(b)は、第2の共振回路の通過特性図、(c)は、IF同調回路の通過特性図である。
【図4】本発明に係るテレビジョンチューナの従来例を示す図である。
【符号の説明】
【0036】
1 テレビジョンチューナ
11 アンテナ素子
12 広帯域増幅器
13 アンテナ同調回路
14 AGC増幅器
15 複同調回路
17 混合器(混合回路)
18 局部発振器
19 IF同調回路(中間周波同調回路)
21 AGC検波回路
22 IF増幅器
23 SAWフィルタ
25 集合集積回路
C1 第1のコンデンサ(第1の容量)
C2 第2のコンデンサ(第2の容量)
L1 第1のインダクタ
L2 第2のインダクタ
R バイアス抵抗(抵抗素子)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタルテレビジョン信号およびアナログテレビジョン信号を受信可能なテレビジョンチューナにおいて、
受信されたテレビジョン信号を中間周波数帯の信号に変換する混合回路と、
前記混合回路の後段に接続され、受信チャネルに対応した同調周波数に設定される中間周波同調回路とを備え、
前記中間周波同調回路は、
第1の容量を有し、共振周波数が前記中間周波数帯内に設定された第1の共振回路と、
第2の容量を有し、前記第1の共振回路と略同一の共振周波数に設定された第2の共振回路とを有し、
前記第1の容量が前記第2の容量よりも小さいことを特徴とするテレビジョンチューナ。
【請求項2】
前記混合回路は一対のバランス出力端子を持ち、
前記第1の共振回路は、前記一対のバランス出力端子間に接続された前記第1の容量と、前記第1の容量に並列接続された第1および第2のインダクタの直列接続回路とから構成されると共に、前記第1のインダクタと前記第2のインダクタとの接続点が高周波的に接地されており、
前記第2の共振回路は、前記第1のインダクタと、前記第1のインダクタに並列に接続された前記第2の容量とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョンチューナ。
【請求項3】
前記第1のインダクタのインダクタンス値が、前記第2のインダクタのインダクタンス値よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のテレビジョンチューナ。
【請求項4】
前記第2の共振回路は、当該第2の共振回路の周波数選択度を設定する抵抗素子を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のテレビジョンチューナ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−11330(P2010−11330A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−170936(P2008−170936)
【出願日】平成20年6月30日(2008.6.30)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)
【Fターム(参考)】