説明

テレビジョン

【課題】 実際に人がいる場合のように現状に応じて適切な防犯対応をすることができなかった。
【解決手段】 視聴予約時間になった場合、ステップ5にて人感センサ6の検出結果に基づいて人がいない場合はステップ6にて防犯用設定を反映させる。ユーザは防犯用設定として、「音量大」、「低音大」、「画面暗く」を選択しているのであれば、ステップ6にて、防犯用設定反映回路5がこの防犯用設定を映像音声出力装置3に指示すると、同映像音声出力装置3は、音声については音量を大きく、かつ、低音を大きくし、映像については画面を暗くして表示する。その後、ステップ7では視聴予約終了時刻になっていないか判断し、同終了時刻になるとステップ8にて電源をオフにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビジョンに関し、夜盗、泥棒または潜入者を威嚇したり、その行為をできなくする防犯機能を有するテレビジョンに関する。
【背景技術】
【0002】
視聴予約に合わせて防犯の機能を提供するものとして、以下の技術が知られている。
特許文献1には、録画予約を行うときに合わせて防犯のための各種外部機器のオン、オフ制御のスケジュールの設定を可能とすることを目的として、制御部(1)は、録画番組の予約時、録画予約画面において録画予約された番組を録画するときに、テレビジョン受信装置(30)の電源をオンするか否かを合わせて設定する防犯設定機能を備えており、この防犯設定機能により電源オンが設定されている場合には、録画予約されている番組の録画中はテレビジョン受信装置(30)の電源をオンし、放送終了時刻をテレビジョン受信装置(30)の電源オフ時刻として設定することができる情報記録再生装置の構成、および、防犯を意識して録画予約を行った場合に、その番組の実際の録画動作は行わないようにユーザが選択できる追加機能に関して開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、予め定めた制御対象のテレビ(2)や音響機器(3)に予め定めた動作をエントリとして時刻に対し設定するスケジュールと、不在モードが指定されたとき時刻に対してスケジュールのエントリを検索し、制御信号を出力する疑似エミュレータ(15)と、制御信号をテレビ(2)や音響機器(3)に送信するリモコン(16)とを備える留守宅内への侵入防止システムが開示されている。
特許文献3には、長期間留守にする間中、テレビを、オンとオフとを交互に繰り返し作動させることで、テレビに在宅偽装を行う防犯機能を持たせるリモートコントローラの構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−64083号公報
【特許文献2】特開2002−247659号公報
【特許文献3】特開2006−157552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
録画予約に合わせて防犯目的で電源をオンにすることは可能である。しかし、実際に人がいる場合には防犯目的の動作はあまり意味がない。すなわち、現状に応じて適切な防犯対応をすることができなかった。
本発明は、視聴目的でないにも関わらず防犯目的で電源をオンにする通常どおりの動作には無駄があるので、無駄のない防犯機能を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、テレビとしての機能に加えて視聴予約が可能なテレビジョンであって、視聴予約を行うタイマー制御手段と、付近に人がいるか否かを検出する人感検出手段と、防犯に適する設定を防犯用設定として保持する防犯設定保持手段と、上記タイマー制御手段により視聴予約に応じて電源をオンとするときに上記人感検出手段で人がいると検出されない場合には、予め定めた防犯用設定を反映させて電源をオンにする防犯用設定反映手段とを具備する構成としてある。
【0007】
上記構成において、本テレビジョンはテレビとしての機能に加えて視聴予約が可能となっている。タイマー制御手段が視聴予約の機能を提供しており、防犯設定保持手段は防犯に適する設定を防犯用設定として保持している。また、人感検出手段は付近に人がいるか否かを検出している。そして、上記タイマー制御手段により視聴予約に応じて電源をオンとするときに上記人感検出手段で人がいると検出されない場合、防犯用設定反映手段は、予め定めた防犯用設定を反映させて電源をオンにする。
【0008】
すなわち、視聴予約の時間になったとしても、人が検出されていない場合にだけ、防犯用の設定を反映させて電源がオンとなる。従って、視聴予約の時間になったとしても、人が検出された場合には、防犯用の設定を反映させることなく電源をオンとする。
ここで、防犯用設定とは、室内に人がいてテレビを視聴しているがごとく偽装する効果を有し、かつ、実際に視聴しないことを前提として不要な機能は実施しないという設定である。
【0009】
その一例として、上記防犯用設定は、画面の輝度を暗くしつつ、音量を大音量とするものとし、上記防犯用設定反映手段が同防犯用設定を反映させるようにしてもよい。
実際に視聴はしないので、画面の輝度を暗くしても問題なく、かつ、省エネルギーとなる。一方、音量を大音量とすることで室外からもテレビの音声を聞き取れ、人がいるかのごとくの偽装が効果的となる。
また、上記防犯用設定は、音質として低音を強調するものとし、上記防犯用設定反映手段が同防犯用設定を反映させるようにしてもよい。
【0010】
響きやすい低音を強調することで、室外からは何を言っているかは分からずとも低音だけは感じ取ることができ、視聴していると偽装できる。
さらに、上記防犯用設定は、ラウドネス機能をオンにするものとし、上記防犯用設定反映手段が同防犯用設定を反映させるようにしてもよい。
低温域と高温域とを高めるラウドネスは小音量でも臨場感を高めることができ、室外からも低音の響きや高音の響きを感じ取れ、視聴していると偽装できる。
【0011】
一方、光センサを有し、上記防犯用設定として、同光センサの検出結果に応じて、暗ければ画面を点灯し、明るければ不点灯とするものとし、上記防犯用設定反映手段が同防犯用設定を反映させるようにしてもよい。
例えば、夜になって暗くなっているときに、部屋の窓からテレビの明るさが確認できれば、人がいると偽装できる。一方、昼間に点灯してもそのような効果は得られないから省エネルギーの点から効果的でない。暗ければ画面を点灯し、明るければ不点灯とすることでこのような両面に対応できる。
【0012】
さらに、上記防犯用設定として、時間帯を反映し、夜なら画面を点灯し、昼なら不点灯とするものとし、上記防犯用設定反映手段が同防犯用設定を反映させるようにしてもよい。
一般に夜であれば暗いはずであるし、昼であれば明るいはずである。従って、時間帯だけで画面の点灯と不点灯の効果を判断して実施しても、概ね有効である。
なお、上記人感検出手段として、赤外線を利用した動体検出センサを有するようにしてもよい。
また、上記人感検出手段として、所定の表示面にて視聴者にメッセージを表示し、同メッセージに対するユーザーからの操作を待機し、操作があれば人がいると判断し、操作がなければ人がいないと判断するようにしてもよい。
その他、より具体的な構成として、テレビとしての機能に加えて視聴予約が可能なテレビジョンであって、視聴予約を行うタイマー制御手段と、付近に人がいるか否かを検出する赤外線を利用した動体検出センサを有するか、所定の表示面にて視聴者にメッセージを表示し、同メッセージに対するユーザーからの操作を待機し、操作があれば人がいると判断し、操作がなければ人がいないと判断する人感検出手段と、防犯に適する設定として、夜なら画面を点灯し、昼なら不点灯としつつ、音量を大音量とする設定を防犯用設定として保持する防犯設定保持手段と、上記タイマー制御手段により視聴予約に応じて電源をオンとするときに上記人感検出手段で人がいると検出されない場合には、予め定めた防犯用設定を反映させて電源をオンにする防犯用設定反映手段とを具備する構成としても良い。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、視聴予約に応じて電源をオンにするときに、画面を暗くして省エネを図ったり、音量を大きくして外から人の気配を察しやすくするなどの防犯用設定を反映させることで、効率的な防犯機能を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明のテレビジョンのブロック図である。
【図2】防犯機能を提供するフローチャートである。
【図3】防犯用設定を示す図である。
【図4】光センサを利用して昼と夜を感知する状況を示す図である。
【図5】タイマを利用して昼と夜を感知する状況を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明が適用されるテレビジョンのブロック図である。
同テレビジョンは、テレビとしての機能を実現するため、テレビ放送波を受信する放送波受信回路1と、テレビ放送波に含まれる映像音声信号を取得する映像音声信号取得回路2と、取得された映像音声信号に基づいて映像と音声を出力する映像音声出力装置3を有している。映像音声出力装置3は、映像を表示する画面3aと、音声を出力するスピーカ3bとを有し、映像用の設定、および音声用の設定に応じた反映させた出力が可能となっている。
【0016】
一方、本テレビジョンはテレビとしての機能に加えて視聴予約を行うことが可能であり、当該視聴予約をタイマー回路4が実現している。タイマー回路4は、映像音声信号取得回路2に設定画面を生成させつつ、図示しないリモコンの操作を入力し、同リモコンの操作に応答してユーザからのタイマー予約を設定する。なお、タイマー回路4がタイマー制御手段に相当する。
防犯用設定反映回路5はタイマー回路4にて視聴予約されて電源がオンとなるときに、後述する処理により状況に応じて防犯用設定を反映させるものであり、付近に人がいるか否かを検出する人感センサ6と、後述する防犯用の設定を保持する防犯用設定保持回路7と、周囲の明暗の状況を検出する光センサ8とが接続されている。なお、防犯用設定反映回路5が防犯用設定反映手段に相当する。
【0017】
本実施形態の人感センサ6は、誤検知の少ない赤外線を使用した動体検出センサを利用しており、自動的に人がいるかいないかをそれ自身で判断する。ただし、結果として人がいるかいないかさえ検出できればよいので、映像音声出力装置3における画面3aを表示面として「誰かいる場合はリモコンを操作して下さい」といった表示を行い、所定時間の間にユーザーからの操作であるリモコンによる反応があれば人がいると検出し、反応がなければ人がいないと検出することも可能である。すなわち、ユーザーインターフェイスを介して人がいるかいなかを検出しても良い。なお、人感センサ6や上記ユーザーインターフェイスなどが人感検出手段に相当する。
【0018】
光センサ8は、室外が暗いか明るいかを間接的に検出するものである。本来は、明暗を検出するのが正確であるが、タイマー回路4は時計を内蔵しており、時計から昼なのか夜なのかを判断して間接的に明暗を検出することも可能である。
防犯用設定保持回路7は、テレビジョンをオンにして防犯機能を提供するにあたり、防犯として有効でありつつ、省エネルギーの観点から無駄を省く設定を保持するためのものであり、具体的な設定内容は後述する。なお、防犯用設定保持回路7が防犯設定保持手段に相当する。
【0019】
なお、上述した構成は、機能的にブロック構成で示しているが、主な制御を司るCPUを備えつつ、それぞれの機能を実現するハードウェアを制御して実現するようにしても良い。
図2は、防犯機能を提供するフローチャートである。以下、このフローチャートに従って、本テレビジョンによる防犯機能の提供を説明する。なお、予め視聴予約自体はタイマー回路4を介して設定されているものとする。
ステップ1では視聴予約時間になったか否かを判断する。これは防犯用設定反映回路5が判断しても良いし、防犯用設定反映回路5がタイマー回路4によって判断された結果を受けることで判断しても良い。
【0020】
視聴予約時間でない場合はこの処理を終了するが、視聴予約時間になった場合はステップ2にてその時刻での電源状態を判断する。視聴予約時に電源がオンとなっているときは人がいて、テレビを視聴していると考えられる。このような場合は、敢えて防犯用の機能を提供する必要はないので、ステップ3にてその状態での視聴を継続させる。なお、現実にはステップ3での具体的な処理はない。
しかし、ステップ2で電源がオフとなっていると判断された場合は、ステップ4にて視聴予約を起動する。視聴予約の内容は本テレビジョンの機能に応じたものであり、外部機器による録画等のために所定のチャンネルの受信等を行うといった内容である。この場合、テレビジョンの電源はオンにすることになる。
【0021】
次に、ステップ5にて人感センサ6の検出結果に基づいて人がいる場合と人がいない場合とに分岐する。人感センサ6は赤外線を利用した動体検出センサであり、テレビジョンの周囲に人がいる場合には赤外線反射光の揺らぎを検知して動体を検出する。人がいる場合は防犯機能を提供する必要はないので、ステップ3にて視聴をさせることになる。
しかし、人がいない場合はステップ6にて防犯用設定を反映させる。テレビジョンの電源はステップ4にてオンとされているので、防犯用設定が映像と音声に反映される。
【0022】
図3は、防犯用設定を示す図である。同図には左欄に防犯用設定の項目を示しており、右欄にユーザによる選択の状況を示している。予め、同図に示すような選択画面を画面3aに表示し、ユーザによるリモコン操作による選択を受け付けておき、その結果を防犯用設定保持回路7に保持しておく。
それぞれの設定として、「音量大」は、音量を大きくする(大音量とする)ことで室外からも音が聞こえるようにする設定であり、「低音大」は、音質の低音域を強調することで室外からも音が聞こえるようにする設定であり、「画面暗く」は、画面の輝度を通常時よりも暗く表示することで省エネとする設定であり、「ラウドネス」は、ラウドネス機能をオンとして低音域と高音域を強調することで室外からも音が聞こえるようにする設定であり、「昼なら不点灯」は、昼間にオンとなるときは画面は不点灯とすることで省エネとする設定であり、「夜なら点灯」は、夜間にオンとなったときには画面を点灯することで室外から明かりを確認できるようにする設定である。
【0023】
同図の例では、ユーザは防犯用設定として、「音量大」、「低音大」、「画面暗く」が選択されている。
ステップ6にて、防犯用設定反映回路5がこの防犯用設定を映像音声出力装置3に指示すると、同映像音声出力装置3は、音声については音量を大きく、かつ、低音を強調し、映像については画面を暗くして表示する。ユーザが他の設定をしている場合でも同様に防犯用設定反映回路5が防犯用設定を映像音声出力装置3に指示する。
その後、ステップ7では視聴予約終了時刻になっていないか判断し、同終了時刻になるまではステップ5とステップ6を繰り返す。そして、同終了時刻になるとステップ8にて電源をオフにする。
【0024】
ところで、上述したように防犯用設定として「昼なら不点灯」と、「夜なら点灯」を選択できるようになっている。この防犯用設定は光センサ8の検出結果を反映させて実現できる。
図4は、光センサを利用して昼と夜を感知する状況を示す図である。同図に示すように、光センサ8によってテレビジョンの周囲が明るいと判断されたときに、「昼なら不点灯」が選択されているのであれば、防犯用設定反映回路5は映像音声出力装置3に画面3aを不点灯とさせるように指示する。一方、光センサ8によってテレビジョンの周囲が暗いと判断されたときに、「夜なら点灯」が選択されているのであれば、防犯用設定反映回路5は映像音声出力装置3に画面3aを点灯とさせるように指示する。これは、暗い部屋の中から音声が聞こえてきても人がいないように思われてしまうことがないようにするためである。従って、暗さに応じてより明るく点灯させるといったことも可能であり、効果的である。
【0025】
一方、光センサ8を使用しない場合でも、防犯用設定として「昼なら不点灯」と、「夜なら点灯」を実現する方法がある。
図5は、その一例としてタイマを利用して時間帯で昼と夜を感知する状況を示す図である。
タイマー回路4はそもそも時計を内蔵しているし、カレンダー機能も備えている。このため、時刻から昼間と夜間とを判断し、画面の点灯と不点灯を制御できる。同図においては、18:00〜06:00(午後6時〜午前6時)を夜間として画面を点灯し、06:00〜18:00(午前6時〜午後6時)を昼間として画面を不点灯とする設定を示している。
【0026】
ユーザが図3に示す「昼なら不点灯」と、「夜なら点灯」を選択している場合には、光センサ8の検出結果、あるいはタイマー回路4での経時結果に基づいて防犯用設定反映回路5は防犯用設定として画面3aの点灯と不点灯を映像音声出力装置3に指示する。
【0027】
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
【符号の説明】
【0028】
1…放送波受信回路、2…映像音声信号取得回路、3…映像音声出力装置、3a…画面、3b…スピーカ、4…タイマー回路、5…防犯用設定反映回路、6…人感センサ、7…防犯用設定保持回路、8…光センサ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビとしての機能に加えて視聴予約が可能なテレビジョンであって、
視聴予約を行うタイマー制御手段と、
付近に人がいるか否かを検出する人感検出手段と、
防犯に適する設定を防犯用設定として保持する防犯設定保持手段と、
上記タイマー制御手段により視聴予約に応じて電源をオンとするときに上記人感検出手段で人がいると検出されない場合には、予め定めた防犯用設定を反映させて電源をオンにする防犯用設定反映手段とを具備することを特徴とするテレビジョン。
【請求項2】
上記防犯用設定は、画面の輝度を暗くしつつ、音量を大音量とするものとし、上記防犯用設定反映手段が同防犯用設定を反映させることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン。
【請求項3】
上記防犯用設定は、音質として低音を強調するものとし、上記防犯用設定反映手段が同防犯用設定を反映させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテレビジョン。
【請求項4】
上記防犯用設定は、ラウドネス機能をオンにするものとし、上記防犯用設定反映手段が同防犯用設定を反映させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のテレビジョン。
【請求項5】
光センサを有し、上記防犯用設定として、同光センサの検出結果に応じて、暗ければ画面を点灯し、明るければ不点灯とするものとし、上記防犯用設定反映手段が同防犯用設定を反映させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のテレビジョン。
【請求項6】
上記防犯用設定として、時間帯を反映し、夜なら画面を点灯し、昼なら不点灯とするものとし、上記防犯用設定反映手段が同防犯用設定を反映させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のテレビジョン。
【請求項7】
上記人感検出手段として、赤外線を利用した動体検出センサを有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のテレビジョン。
【請求項8】
上記人感検出手段として、所定の表示面にて視聴者にメッセージを表示し、同メッセージに対するユーザーからの操作を待機し、操作があれば人がいると判断し、操作がなければ人がいないと判断することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のテレビジョン。
【請求項9】
テレビとしての機能に加えて視聴予約が可能なテレビジョンであって、
視聴予約を行うタイマー制御手段と、
付近に人がいるか否かを検出する赤外線を利用した動体検出センサを有するか、所定の表示面にて視聴者にメッセージを表示し、同メッセージに対するユーザーからの操作を待機し、操作があれば人がいると判断し、操作がなければ人がいないと判断する人感検出手段と、
防犯に適する設定として、夜なら画面を点灯し、昼なら不点灯としつつ、音量を大音量とする設定を防犯用設定として保持する防犯設定保持手段と、
上記タイマー制御手段により視聴予約に応じて電源をオンとするときに上記人感検出手段で人がいると検出されない場合には、予め定めた防犯用設定を反映させて電源をオンにする防犯用設定反映手段とを具備することを特徴とするテレビジョン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−108050(P2011−108050A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−263371(P2009−263371)
【出願日】平成21年11月18日(2009.11.18)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】