説明

デジタル羅針盤機能提供方法、及びこれを適用した携帯端末機

【課題】携帯端末機の位置情報と、太陽、月、星座及び特定の星を含む天体対象物の中、少なくとも一つの天体対象物の観測された方向を用いてメッカ方向を含む特定の方向を検知することができる機能をソフトウェア的に製作し、高価及び低価の携帯端末機に搭載することによって、特定の方向を簡単に検索できるというデジタル羅針盤機能の実現方法、及びこれを適用した携帯端末機を提供する。
【解決手段】携帯端末機の緯度と経度とを含む現在位置情報と現在時刻情報とを用いて、太陽、月、星座、及び特定の星を含む天体対象物を基準に東西南北方向を演算し、演算された東西南北方向と現在位置情報とを基準にメッカ方向を算出して、天体対象物、東西南北の方向、及びメッカ方向を表すイメージの各々を表示部に出力する構成を開示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル羅針盤機能(Digital Compass Function)に係り、特に、太陽、月、星座及び特定の星を含む天体対象物の高度や既記憶されているデータに基づき、現在位置情報を基準として北を検出し、これを基にメッカ方向を算出して表示することができるデジタル羅針盤機能の提供方法、及びこれを適用した携帯端末機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯端末機は、移動性を基に幅広く使用されている。従来、携帯端末機は、ファイル再生機能に対応するMP3機能や、画像収集機能に対応するデジタルカメラ機能を有する。さらに、従来の携帯端末機の場合、モバイルゲームやアーケードゲーム等が実行できる機能等を支援している。もはや、携帯端末機は人々にとって必須品となっており、老若男女を問わず多様な階層や人種の人たちが携帯端末機を所持している。
【0003】
よって、携帯端末機の開発者は、携帯端末機のユーザの特性や嗜好及び趣味等を分析し、当該分野に適する機能を搭載するために努力している。特に、特定の宗教、例えばムスリムの場合、特定の時間帯に特定の方向に向かって礼拝を行う規律があり、携帯端末機の事業者は前記ムスリムのための携帯端末機を開発し、発売している。
【0004】
従来、ムスリムのための携帯端末機は、メッカ方向を検知するために地磁気センサーやGPS等の高級の装備素子が必要であったため、携帯端末機の製造原価が非常に高く策定されている。そのため、高価な携帯端末機が購入できないムスリムは、礼拝を行うのに手間がかかる場合が多い。地磁気センサーを備えた携帯端末機の場合も、装着されている地磁気センサーが非常に小型であり敏感であるため、その機能を喪失しやすい。そのため、高価な携帯端末機を購入したとしても、地磁気センサーの故障により誤った方向に向かって礼拝してしまうという例も発生している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、本発明の目的は、携帯端末機の位置情報と、太陽、月、星座及び特定の星を含む天体対象物の中、少なくとも一つの天体対象物の観測された方向を用いてメッカ方向を含む特定の方向を検知することができる機能をソフトウェア的に製作し、高価及び低価の携帯端末機に搭載することによって、特定の方向を簡単に検索できるというデジタル羅針盤機能の実現方法、及びこれを適用した携帯端末機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本発明の好ましい実施形態によるデジタル羅針盤機能の提供方法は、緯度と経度とを含む位置情報及び現在時刻情報を収集する収集ステップと、前記現在時刻情報と前記位置情報とを用いて、天体対象物を基準に東西南北の方向を演算するステップと、前記決定された東西南北の方向と前記位置情報とに基づいてメッカ方向を演算するステップと、前記太陽を表すイメージ、東西南北の方向を表すイメージ、及びメッカ方向を表すイメージを出力する出力ステップと、を含むことを特徴とする。
【0007】
上記の目的を達成するための本発明の好ましい実施形態によるデジタル羅針盤機能を提供する携帯端末機は、端末機の使用に係る画面を出力する表示部と、前記表示部にメッカ方向を出力するように制御する制御部と、を含み、前記制御部は、緯度と経度とを含む位置情報を検出する位置情報検出部と、現在時刻情報を提供するタイマーと、前記現在時刻情報と前記位置情報とを用いて、太陽、月、星座、及び特定の星の中、少なくとも一つを含む天体対象物を基準に東西南北の方向を演算し、前記決定された東西南北の方向と前記位置情報とに基づいてメッカ方向を演算するメッカ方向検出部と、前記天体対象物を表すイメージ、東西南北の方向を表すイメージ、及びメッカ方向を表すイメージを表示部に出力する画面出力部と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実施形態によるデジタル羅針盤機能の提供方法、及びこれを支援する携帯端末機によると、太陽、月、星座及び特定の星を含む天体対象物の中、少なくとも一つが観測できる位置で特定の方向を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】は、本発明の実施形態による携帯端末機の構成を概略的に示した図面である。
【図2】は、図1の制御部の構成をより詳細に示した図面である。
【図3】(a)は、本発明の実施形態による画面インターフェースの一例を示した図面、(b)は、本発明の実施形態による画面インターフェースの一例を示した図面、(c)は、本発明の実施形態による画面インターフェースの一例を示した図面である。
【図4】本発明の実施形態によるデジタル羅針盤機能の提供方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明による好ましい実施形態を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。下記の説明では、本発明の実施形態に係る動作を理解するのに必要な部分のみを説明し、本発明の主旨を却って曖昧にしてしまわないように、その他の周知の機能・構造に関する詳細な説明は省略する。
【0011】
以下、本明細書及び請求の範囲で使用されている用語は、通常の意味に限定して解釈するのではなく、発明者が、本発明のアイデアに沿ってわかりやすく説明しようと努力した技術的思想に基づく用語として解釈すべきである。また、本明細書に記載の実施形態や図面に示されている構成は、本発明の好ましい一実施形態に過ぎず、本発明の技術的思想をすべて表しているわけではないので、多様な変形例が存在しうるということに留意すべきである。
【0012】
以下で説明するメッカ方向を検知するための携帯端末機は、ムスリムの礼拝のためのものである。通常、ムスリムは、毎日5回ずつイスラム宗教の礼拝「Salat」を行う。イスラム宗教の礼拝時間は、太陽が昇るときに行う早朝礼拝「Fajr」、太陽が頭の上に位置するときに行う昼礼拝「Zhuhr」、日没の2時間前に行う午後礼拝「Asr」、太陽が沈む、すなわち日没のときに行う日没礼拝「Maghrib」、及び太陽が沈んでから2時間後に行う夕方礼拝「Isha」である。上記の5回の礼拝は義務礼拝であり、他にも金曜日の正午礼拝、追加義務礼拝、任意礼拝等がある。この礼拝は、メッカ方向に向かってお辞儀をする方式で行われる。そのため、ムスリムは、特定の位置で、メッカ方向がどちらであるかに関する事前認識が必要である。また、礼拝時間は、上記のように日出、日没、及び正午を基準に決められる。したがって、礼拝時間は、礼拝を行う日出、日没、日出の前、及び日没の前等、太陽、月、星座及び特定の星を含む天体対象物の中、少なくとも一つの位置が変化する地域において変わりうる。
【0013】
図1は、本発明の実施形態によるデジタル羅針盤機能を提供する携帯端末機の構成を概略的に表した図面である。
【0014】
図1を参照すると、本発明の携帯端末機100は、無線周波数部110、入力部120、オーディオ処理部130、表示部140、記憶部150及び制御部160の構成を含むことができる。
【0015】
このような構成を有する本発明の携帯端末機100は、特定の位置、例えば、都市別緯度値と経度値とを記憶するテーブルを備えており、入力部120から特定の都市を選択する信号が入力されると、当該都市の緯度値と経度値とを抽出した後、現在時刻を考慮して太陽、月、星座及び特定の星を含む天体対象物の位置情報と北方向とを算出し、これに基づいてメッカ方向を算出できる。そして、携帯端末機100は、算出された太陽、月、星座及び特定の星を含む天体対象物の位置情報、北方向、及びメッカ方向を、表示部140に特定のイメージとして出力するように制御し、メッカ方向を必要とするユーザに提示できる。以下、各構成についてより詳細に説明する。
【0016】
無線周波数部110は、音声通話のための通信チャンネルの形成、及び画像等のデータ送信のための通信チャンネルの形成等を制御部160の制御下で実行する。すなわち、無線周波数部110は、音声通話チャンネル、データ通信チャンネル、及び画像通話チャンネルを移動通信システム間で形成する。そのため、無線周波数部110は、送信される信号の周波数を上昇変換及び増幅する無線周波数送信部と、受信される信号を低雑音増幅し、周波数を下降変換する無線周波数受信部等を含むことができる。無線周波数部110は、基地局から現在時刻情報を受信し、これを制御部160に伝達できる。現在時刻は、ムスリムが礼拝を行う時間の基準にすることができる。そして、無線周波数部110は、携帯端末機100の基本機能としてセットされる場合、追加できる構成として、ムスリムのための礼拝時間等をサーバー等からダウンロードする場合、当該データを送受信するための通信チャンネルをサーバーと形成する。また、無線周波数部110は、ユーザの要請に応じて、サーバーと通信チャンネルを形成し、サーバーから各都市別緯度と経度情報を受信できる。
【0017】
入力部120は、数字または文字情報を入力され、各種の機能を設定するための複数の入力キー及び機能キーを含む。機能キーは、特定の機能を実行するように設定された方向キー、サイドキー、及びショートカットキー等を含むことができる。また、入力部120は、ユーザ設定、及び携帯端末機100の機能制御に関連するキー信号を生成し、制御部160に伝達する。特に、本発明の入力部120は、礼拝モードを選択するための信号、携帯端末機100を所持しているムスリムの位置、すなわち、都市を選択するための入力信号等を生成できる。
【0018】
オーディオ処理部130は、通話時、送受信されるオーディオデータを再生するためのスピーカー(SPK)と、通話時、ユーザの音声またはその他のオーディオ信号を収集するためのマイク(MIC)とを含む。特に、本発明のオーディオ処理部130は、携帯端末機100が礼拝モードに設定されている場合、制御部160の制御により当該時刻にアラームを出力できる。
【0019】
表示部140は、携帯端末機100の各種のメニューをはじめ、ユーザが入力した情報、またはユーザに提供する情報を表示する。すなわち、表示部140は、携帯端末機100の使用に係る多様な画面、例えば、待受画面、メニュー画面、メッセージ作成画面、通話画面等を提供できる。特に、本発明の表示部140は、礼拝モードの設定有無を表すアイコンを指示者(Indicator)領域に出力できる。そして、表示部140は、礼拝時間になったときに礼拝時間を知らせるポップアップウィンドウ等を出力できる。この場合、表示部140は、礼拝時間が始まる数分前にポップアップウィンドウを出力することが好ましい。また、本発明の表示部140は、礼拝時間に、メッカ方向を知らせる画面インターフェースを提供できる。これに関する詳細な説明は、図3を参照しながら後述する。表示部140は、礼拝モードに設定されている場合、携帯端末機100を所持しているムスリムの現在位置を入力する入力ウィンドウを出力できる。一方、表示部140は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display)等で形成できるが、LCDがタッチスクリーン(Touch Screen)の形態で形成される場合、表示部140は入力手段にもなり得る。そのため、表示部140は、表示パネルと、表示パネル上に配置されるタッチセンサーとを含むことができる。そして、携帯端末機100は、表示部140のタッチスクリーン支援により、タッチスクリーンを基盤として実行できる多様なメニュー画面を提供できる。
【0020】
記憶部150は、本発明の実施形態による機能動作に必要な応用プログラムをはじめ、礼拝モードの運用のための応用プログラム、記憶された多様なファイルを再生するための応用プログラム、タッチスクリーンの運用のためのキーマップやメニューマップ等を記憶できる。ここで、キーマップ及びメニューマップは多様な形態にすることができる。すなわち、キーマップは、キーボードマップ、3*4キーマップ、クワーティキーマップ等にすることができ、現在活性化されている応用プログラムの運用制御のための制御キーマップにすることもできる。また、メニューマップは、現在活性化されている応用プログラムの運用制御のためのメニューマップにすることもでき、携帯端末機が提供する多様なメニューを項目として有するメニューマップにすることもできる。記憶部140は、大別してプログラム領域とデータ領域とを含むことができる。
【0021】
プログラム領域は、携帯端末機100のブーティング及び上記の各構成の運用のためのOS(Operating System)、多様なファイルを再生するための応用プログラム、例えば、携帯端末機100の機能支援有無による通話機能支援のための応用プログラム、インターネットサーバーに接続するためのウェブブラウザー、その他の音源を再生するためのMP3応用プログラム、写真等を再生するためのイメージ出力応用プログラム、動画像再生応用プログラム等を記憶できる。特に、本発明のプログラム領域は、礼拝モードを運用するための応用プログラムを記憶できる。礼拝モードを運用するための応用プログラムは、携帯端末機100が提供する時間が礼拝時間に該当するか否かを確認し、礼拝時間に該当する場合、これをアラームする機能を実行する応用プログラムである。そして、礼拝モード応用プログラムは、礼拝を行うためにユーザがメッカ方向を確認しようとする場合、これを支援できる。すなわち、ユーザが入力部120を用いてメッカ方向検知を選択する場合、礼拝モード応用プログラムは、表示部140に現在位置、例えば、都市名を入力する入力ウィンドウを出力するように制御する。そして、礼拝モード応用プログラムは、入力された都市名を基準に、緯度と経度とを含む位置情報を確認し、携帯端末機100に含まれているタイマーから現在時刻情報を確認できる。その後、礼拝モード応用プログラムは、位置情報と現在時刻情報とに基づいて、現在の太陽、月、星座及び特定の星を含む天体対象物の中、時刻に合っている対象物の位置と、北方向に関する情報を計算し、これに基づいてメッカ方向を表示部に出力するように制御できる。
【0022】
データ領域は、携帯端末機100の使用によって発生するデータが記憶される領域であって、多様なコンテンツを記憶できる。また、データ領域は、表示部140をタッチスクリーンにする場合、タッチスクリーンを介して入力されるユーザ入力を記憶できる。特に、本発明のデータ領域は位置情報テーブルを記憶する。位置情報テーブルは、都市別緯度値と経度値とを記憶するテーブルである。このような位置情報テーブルは、無線周波数部110から受信される情報により更新可能である。また、データ領域は礼拝時間テーブルを記憶する。礼拝時間テーブルは、上述のように、ムスリムが礼拝を行うべき時間に関する情報を含むテーブルである。
【0023】
制御部160は、携帯端末機100の各構成への電源供給を制御して、初期化ステップを実行するように支援し、初期化ステップが完了すると、各構成に対し、本発明の礼拝モード機能支援のための各信号の流れ等を制御できる。制御部160は位置情報テーブルを更新するように制御できる。すなわち、制御部160は、ユーザの要請に応じて、特定のサーバーに接続し、現在位置に関する位置情報を受信することができ、受信された位置情報に基づいて位置情報テーブルを更新できる。
【0024】
制御部160は、礼拝モードに設定されている場合、現在時刻を確認し、礼拝モードによるアラームを実行できる。そのために、制御部160は、礼拝モード支援のための環境設定メニューを提供できる。礼拝モードの環境設定メニューは、5回の義務礼拝である、早朝礼拝「Fajr」、昼礼拝「Zhuhr」、午後礼拝「Asr」、日没礼拝「Maghrib」、及び夕方礼拝「Isha」を項目として含み、各項目が選択されると、礼拝の始まる時間、持続時間、及びアラームが選択できるポップアップウィンドウまたはサブメニューを出力できる。ここで、制御部160は、礼拝時間テーブルを毎日自動更新するように制御できる。礼拝時間は、太陽の位置変化、すなわち、日出と日没等を基準に区分できるため、携帯端末機100のユーザが、太陽の位置が毎日変化する地域にいる場合には、礼拝時間が変更されるので、礼拝時間テーブルの更新が必要である。本発明の制御部160は、現在位置で、現地時間による太陽の位置変化を計算し、当該変化時間分を礼拝時間テーブルに適用できる。例えば、日出及び日没時間は冬より夏の方が長い。これは、地球の軸が一定の角度で傾いている状態で、地球の自転及び公転により太陽が地球の表面を移動する時間帯が変わるためである。このような日出及び日没時間は、緯度が変化するほど変わり、経度によっても時間帯が変わる。これにより、本発明の制御部160は、緯度と経度とを基準に、地球の傾きによる太陽の移動経路を追跡し、特定の位置における日出時間と日没時間とを演算できる。制御部は、このように演算された日出時間と日没時間等を礼拝時間テーブルの更新に適用するように制御する。礼拝時間テーブルは、上記5回の定期的な礼拝時間に関する時刻情報と、一週間に一度、決められた曜日に行う礼拝時間に関する時刻情報とを含むことができる。
【0025】
一方、制御部160は、太陽が沈んだ後、月や星座または特定の星を含む天体対象物の位置を基準に、礼拝時間テーブルを更新するように制御することもできる。すなわち、月と星座及び特定の星を含む天体対象物も、太陽と同様に地球の自転及び公転によってその位置が少しずつ変動する。よって、制御部160は、緯度と経度とを基準に、地球の傾きによる月、星座及び特定の星等、特定の天体対象物の移動経路を追跡し、特定の地点に位置する時間を演算できる。このような天体対象物の位置地点の変化は、究極的には全ての天体において同様に適用されるものであり、太陽、月、星座または特定の星を基準に、特定の地点での特定の時間帯を算出できる。本発明では、太陽を中心に礼拝時間テーブルが作成されるため、日出、日没等の変化を検出することが好ましい。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、礼拝時間テーブルの更新は、月出、月没、特定の星座の位置変化、及び特定の星の位置変化等を基準にして実行することもできる。
【0026】
また、制御部160は、礼拝モードの活性化時、3つのタイプのアラームモードを支援できる。第1タイプのアラームモードは、指定された礼拝時間中に、通話要請サービスまたはメッセージ受信サービス機能が活性化される場合、これを無視する方式である。第2タイプのアラームモードは、指定された礼拝時間中に、通話要請サービスまたはメッセージ受信サービス機能が活性化される場合、メロディーアラーム及び振動は省略し、ランプアラームのみを実行させる方式である。また、第3タイプのアラームモードは、指定された礼拝時間中に、通話要請サービスまたはメッセージ受信サービス機能が活性化される場合、別途の制限なく、携帯端末機100の設定、例えば、振動設定されている場合には振動アラームを、メロディーに設定されている場合にはメロディーアラームを実行するように制御する方式である。
【0027】
なお、制御部160は、図2のように、メッカ方向検出及び出力のために、タイマー161、位置情報検出部163、メッカ方向検出部165、及び画面出力部167の構成を含むことができる。
【0028】
タイマー161は、基地局から受信される時刻を基準に、現在時刻情報を提供する構成である。ここで、基地局から受信される時刻は、衛星から伝達される時刻である。すなわち、衛星が基地局を介して携帯端末機100に時刻情報を伝達すると、制御部160は、これを基準にタイマー161をセットし、現在時刻情報を提供できる。
【0029】
位置情報検出部(緯度/経度検出部)163は、携帯端末機100の現在位置を計算する構成である。そのため、位置情報検出部163は、礼拝モードの活性化時、都市名を入力する入力ウィンドウを表示部140を介して出力するように制御し、ユーザが入力する都市名と、記憶部150のデータ領域に記憶されている位置情報テーブルとを用いて、緯度及び経度を含む位置情報を検出する。このとき、位置情報検出部163は、表示部140に都市名が選択できる入力ウィンドウを出力できる。すなわち、入力ウィンドウは、各大陸が選択できる項目と、その大陸に含まれている国と、その国に含まれている都市とが選択できる項目を出力できる。また、位置情報検出部163は、基地局から受信される情報の中、MCC(Mobile Country Code)及びMNC(Mobile network Code)を用いて現在位置情報を獲得することもできる。
【0030】
メッカ方向検出部165は、現在時刻情報と位置情報とに基づいて、太陽の位置情報、東西南北の方向情報、及びメッカ方向を算出する。より詳細に説明すると、メッカ方向検出部165は、位置情報検出部163から検出された位置情報を基準に、当該位置情報での太陽の移動線を計算し、太陽の移動線中、現在時刻情報を用いて太陽の位置情報を検出できる。メッカ方向検出部165は、太陽の位置情報が検出されると、太陽を中心に東西南北の方向を決定できる。例えば、ユーザが、都市名としてソウルを入力する場合、ソウルの緯度値と経度値とを位置情報テーブルから検出し、当該位置での太陽の移動線を追跡できる。太陽の移動線は、地球自転軸の傾きにより発生するため、毎月及び毎時間、少しずつ移動するが、地球自転軸が変更されなければ、当該位置での太陽の移動線は固定される。よって、メッカ方向検出部165は、太陽の移動線中、現在時刻の太陽の位置が東西南北のどこに位置するのかを判断できる。東西南北の方向が決定されると、メッカ方向検出部165は、現在位置でメッカがどの方向に位置するかを決定できる。メッカは、地球上の特定の地点にあり、移動がないため、東西南北の方向が決定されると、メッカ方向は常に一定に維持される。
【0031】
さらに、メッカ方向検出部165は、現在時刻情報と位置情報とに基づいて、月の位置情報、特定の星座の位置情報、または特定の星の位置情報の中、少なくとも一つと、東西南北の方向情報と、メッカ方向とを算出する。より詳細に説明すると、メッカ方向検出部165は、位置情報検出部163から検出された位置情報に基づいて、当該位置情報での月、星座、または特定の星等を含む特定の天体対象物の移動線を計算し、対象物の移動線中、現在時刻情報を用いて対象物の位置情報を検出できる。メッカ方向検出部165は、特定の天体対象物の位置情報が検出されると、特定の対象物を中心に東西南北の方向を決定できる。
【0032】
より詳細に説明すると、まず、現在位置でのメッカ方向を検出するためには、3つの情報、すなわち、北極点の位置情報と、現在位置情報と、メッカ方向の位置情報とが必要である。北極点の位置情報と、メッカ方向の位置情報とは、常に位置が一定であるため、上記の情報は固定定数である。そして、現在位置情報は、ユーザが入力する都市名、またはネットワークを介して収集される情報等から収集できる。これによって、地球の表面上の3つの地点、すなわち、北極点とメッカ地点と現在の地点とを結ぶ図形が生成される。このとき、地球は球状であるため、球状三角関数(Spherical Trigonometric Formulas)に基づいて現在の地点からメッカ方向への方位角を演算できる。ここで、地球は球状ではあるが、3つの地点を結んで生成される図形は、ユークリッド図形として近似化して計算することもできる。
【0033】
一方、上記説明において、携帯端末機のユーザは、何の基準もない状態では、現在位置での北方向を検知できない。そのため、携帯端末機は、天体対象物、例えば、太陽を基準にして北方向を指定するように支援する。そのために、携帯端末機は、SOLPOS(Solar Position)アルゴリズムに基づいて北方向を検出する。SOLPOSアルゴリズムは、地球の特定の地点及び特定の時刻における太陽の位置が検出できるアルゴリズムであって、地球の自転と公転及び軸の傾きに基づいて、太陽が地球のどの地点に位置しているのかを追跡できるように考案されたアルゴリズムである。一方、携帯端末機は、太陽の位置を検出した後、これに基づいて太陽の高度を検出でき、検出された太陽の高度を用いて太陽の方位角を演算できる。太陽の方位角が演算されると、360°から太陽の方位角を減算して北方向を演算する。一方、球状三角関数を用いてメッカ地点に対するメッカ方向を演算した後、北方向とメッカ方向とを加算し、実際のメッカ方向を演算できる。
【0034】
また、携帯端末機は、月、星座、または特定の星の位置に基づいて北方向を指定するように支援する。そのために、携帯端末機100は、月の位置追跡アルゴリズム、特定の星座の位置追跡アルゴリズム、または特定の星の位置追跡アルゴリズムに基づいて北方向を検出する。月、星座、及び特定の星の位置追跡アルゴリズムは、地球の特定の地点及び特定の時刻における当該天体対象物の位置が検出できるアルゴリズムであって、地球の自転、公転、及び軸の傾きに基づいて、当該天体対象物が地球のどの地点に位置しているのかが追跡できるように考案されたアルゴリズムである。携帯端末機は、上記の天体対象物の位置を検出した後、これに基づいて天体対象物の高度を検出でき、検出された天体対象物の高度を用いて天体対象物の方位角を演算できる。天体対象物の方位角が演算されると、360°から天体対象物の方位角を減算して北方向を演算する。一方、球状三角関数を用いてメッカ地点に対するメッカ方向を演算した後、北方向とメッカ方向とを加算し、実際のメッカ方向を演算できる。
【0035】
上述のように、携帯端末機のユーザは、現在の位置及び時刻情報と、太陽、月、星座、及び特定の星等を含む天体対象物の方向に基づいて北方向に関する情報を演算し、これに基づいてメッカ方向を演算することにより、メッカ方向に向かって礼拝を行うことができる。
【0036】
画面出力部167は、太陽、月、星座、及び特定の星を含む天体対象物を中心にして、メッカ方向検出部165が判断した東西南北の方向に関する情報と、メッカ方向に関する情報とを画面に出力する構成である。ここで、画面出力部167は、太陽、月、星座、及び特定の星を含む天体対象物に該当するアイコン、東西南北の方向に関するイメージ、及びメッカ方向に関するアイコンをそれぞれ出力するように制御できる。実質的に太陽、月、星座、及び特定の星を含む天体対象物に該当するアイコンは、特定の地点に固定されて表される。結果として、ユーザが、画面に出力された太陽、月、星座、及び特定の星を含む天体対象物に対応するアイコン方向と、実際の太陽、月、星座、及び特定の星を含む天体対象物が位置する方向とを一致させると、東西南北の方向及びメッカ方向が画面に出力されたイメージと一致するようになる。
【0037】
図3(a)ないし図3(c)は、本発明の実施形態による携帯端末機100の画面インターフェースの一例を表した図面である。
【0038】
図3(a)を参照すると、本発明の表示部140は、指示(Indicator)領域に、無線周波数部が受信する信号の受信信号の強度を表すアイコンと、携帯端末機のバッテリーの残量を表すアイコンとを出力できる。表示部は、一側に礼拝モードに設定されていることを表す特定のアイコン、例えば、「G」アイコンを表示できる。礼拝モードを表すアイコンは、設計者のデザインによって他のイメージに出力できる。
【0039】
また、表示部は、太陽に該当するアイコンを画面の上側中心に出力でき、これを中心に東西南北の方向を示すデジタル羅針盤状のアイコンを画面中央に出力できる。デジタル羅針盤アイコンは、各々東西南北を意味する「E、W、S、N」等のイニシャルを当該地点に表示し、メッカ方向に該当するアイコンをデジタル羅針盤アイコンの一側に出力できる。また、表示部の一側にはユーザが入力した現在位置の都市名を出力できる。
【0040】
このようなアイコン及びイメージが出力された状態で、携帯端末機のユーザは、携帯端末機を体の中心に位置させ、太陽アイコン方向と実際の太陽の方向とを一致させることによってメッカ方向を確認できる。
【0041】
一方、図3(b)及び図3(c)に示すように、携帯端末機は、現在時刻に応じて、月、星座、または星に基づいてメッカ方向が検出できる画面インターフェースを提供することもできる。そのために、携帯端末機は、太陽、月、及び星座が適用された各ユーザインターフェースをユーザが選択できるようにメニュー項目を支援できる。
【0042】
すなわち、本発明の実施形態による携帯端末機は、現在時刻情報に基づいて、天体対象物の中、特定の対象物を基準にメッカ方向を確認するように支援できる。すなわち、本発明の携帯端末機は、太陽が出ている間には太陽を基準にメッカ方向を確認するように支援し、太陽が出ていない間には月、星座、または特定の星の位置を基準にメッカ方向を確認するように支援できる。
【0043】
上記のように、本発明の実施形態に係る携帯端末機は、地球の傾いている自転軸によって発生する太陽、月、星座、及び特定の星を含む天体対象物の移動線を中心に、現在位置での東西南北の方向が演算できるようにするデジタル羅針盤機能を提供し、ユーザが、表示部に出力された太陽、月、星座、及び特定の星を含む天体対象物のアイコン方向を、実際の天体対象物の方向と一致させることによりメッカ方向が認知できるように支援する。
【0044】
以上、本発明の実施形態によるデジタル羅針盤機能を支援する携帯端末機の構成について説明した。以下では、本発明の実施形態によるデジタル羅針盤機能の提供方法について、図面を参照しながらより詳細に説明する。
【0045】
図4は、本発明の実施形態に係るデジタル羅針盤機能の提供方法を説明するためのフローチャートである。
【0046】
図4を参照すると、本発明のデジタル羅針盤機能の提供方法は、まず、携帯端末機に電源が供給されると、制御部は、供給された電源を用いて携帯端末機のブーティングステップを実行した後、各構成を初期化するように制御する。制御部は、S101ステップで、ブーティングが完了した後、既設定されている待受画面を出力するように制御できる。
【0047】
その後、制御部は、メッカ方向検出モードの活性化が要請されるのかをS103ステップで判断できる。そのために、携帯端末機のユーザは、入力部を用いてメッカ方向を検出するためのメニューを選択するか、メッカ方向検出モードが割り当てられているホットキーを活性化してメッカ方向検出を要請できる。S103ステップで、メッカ方向検出モードが活性化されていない場合、携帯端末機は、S105ステップで当該機能を実行できる。
【0048】
一方、S103ステップで、携帯端末機は、メッカ方向検出モードの活性化のための入力信号が生成されると、S107ステップに分岐して都市選択画面を出力できる。すなわち、携帯端末機は、ユーザが現在位置している都市名が選択できる項目が含まれているリストまたはポップアップウィンドウを生成して出力するように制御できる。そのとき、制御部は、より速い都市検索機能を提供できる。すなわち、制御部は、都市名を含むリストを出力する代りに、都市名を入力する入力ウィンドウを出力し、ユーザが入力部を用いて入力する文字によって都市名を収集できる。
【0049】
一方、制御部は、都市選択のための別途の画面及び都市名を入力できる入力ウィンドウの提供がなくても、緯度及び経度を含む位置情報を検出できる。すなわち、制御部は、上述のように、基地局から伝達される情報の中、現在位置情報が確認できる情報であるMCC及びMNC情報に基づいて、携帯が位置する位置情報を算出できる。この場合、制御部は、S107ステップで、別途の都市選択画面を出力せずに、メッカ方向検出モードの活性化要請時、自動的に位置情報を収集するように制御できる。
【0050】
S107ステップで、都市を選択できる選択画面が出力された後、S109ステップで特定の都市が選択されると、制御部は、S111ステップに分岐して選択された都市から緯度及び経度を含む位置情報を収集できる。そのために、制御部は、記憶部に記憶された位置情報テーブルをロードし、選択された都市名に該当する緯度及び経度情報を検出できる。S109ステップで、別途の選択信号がない場合、制御部は、S107ステップの以前に戻り、S107ステップを維持するように制御できる。
【0051】
次に、制御部は、S113ステップで現在時刻情報を収集できる。そのために、制御部は、タイマーをモニターでき、タイマーから現在時刻情報を確認できる。S113ステップは、S106ステップの後に実行できるステップであって、都市選択画面の出力前に実行できる。
【0052】
位置情報と現在時刻情報とが収集されると、制御部は、S115ステップに進行し、携帯端末機の表示部の一定の地点、例えば、上側の真中に表示される天体対象物アイコン方向を基準に東西南北の方向を演算する。東西南北の方向が決定されると、制御部は、S117ステップで決定された東西南北の方向と現在位置情報とを基準にメッカ方向を検出できる。
【0053】
次に、制御部は、S119ステップで、太陽アイコン方向、決定された東西南北の方向、及びメッカ方向を各々画面に出力するように制御する。すると、携帯端末機のユーザは、携帯端末機の表示部に出力された天体対象物のアイコン方向を実際の天体対象物と一致させることによってメッカ方向を検知できる。
【0054】
一方、S103ステップで、メッカ方向検出モードの実行を、入力部を介して入力される入力信号によって実行することを説明したが、制御部は、礼拝時間テーブルに基づいてメッカ方向の検出ステップを実行するように制御することもできる。より詳細に説明すると、礼拝時間テーブルは、ムスリムの礼拝時間を記憶させたテーブルである。すなわち、礼拝時間テーブルは、天体対象物の中の特定の対象物、例えば、日出時点、日没時点、正午時点等を基準に、一日5回の礼拝時刻を通知するように定義された時間テーブルであって、当該時刻にオーディオ処理部、表示部、及び振動アラーム等を介して礼拝開始や礼拝持続時間等を通知する基準となる。したがって、制御部は、タイマーをモニターしていて、礼拝時間テーブルに定義されている時間になるとアラームを実行し、また、メッカ方向検出モードを自動的に実行するように制御できる。メッカ方向検出モードが実行されると、制御部は、上述のように、都市選択画面を出力するS107ステップを実行して選択画面を出力するか、または、基地局情報から当該位置情報を自動的に検出できる。位置情報を自動的に収集するように設定されている場合、制御部は、礼拝時刻を通知するアラームが活性化されると、自動的にS119ステップで実行される天体対象物アイコン方向、東西南北の方向、及びメッカ方向を含むイメージを表示部に出力するように制御できる。
【0055】
また、制御部は、タイマーから入力される時間情報を用いて、当該位置における時間の流れによって変化する天体対象物、例えば、日出時間、日没時間を判断し、これに基づいて礼拝時間テーブルを自動更新するように制御できる。
【0056】
なお、上記の説明では、天体対象物を、太陽を基準に説明したが、本発明のデジタル羅針盤機能の提供方法は、太陽の代わりに月、星座、または特定の星を適用してメッカ方向を探索することもできる。
【0057】
以上のように、本発明の実施形態によるデジタル羅針盤機能を提供する方法は、別途の地磁気センサーを使用せず、特定の位置における天体対象物の方向を基準にメッカ方向を演算するように支援できる。したがって、携帯端末機のユーザは、天体対象物が存在する時点で、あらかじめメッカ方向を確認しておくことができ、確認しておいたメッカ方向に向かって、正しい礼拝儀式を行うことができる。
【0058】
以上のように、本発明によるデジタル羅針盤機能を提供する方法とこれを適用した携帯端末機は、地球上の任意の位置において、態様、月、星座、特定の星のいずれか一つが観測できるならば、メッカなどの特定の方向を検知できる。
【0059】
以上、本発明をいくつかの好めしい実施形態によって説明したが、これらの実施形態は例示であり、本発明を限定するものではない。このように、本発明の技術分野における通常の知識を有する者にとって、本発明の思想と添付の特許請求の範囲の権利の範囲内で多様な変更例が実施可能であることは自明なことである。
【符号の説明】
【0060】
100 携帯端末機
110 無線周波数部
120 入力部
130 オーディオ処理部
140 表示部
150 記憶部
160 制御部
161 タイマー
163 位置情報検出部(緯度/経度検出部)
165 メッカ方向検出部
167 画面出力部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
緯度と経度とを含む位置情報及び現在時刻情報を収集する収集ステップと、
前記現在時刻情報と前記位置情報とを用いて、天体対象物を基準として東西南北の方向を演算するステップと、
前記決定された東西南北の方向と前記位置情報とに基づいてメッカ方向を演算するステップと、
前記天体対象物を表すイメージ、東西南北の方向を表すイメージ、及びメッカ方向を表すイメージを出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とするデジタル羅針盤機能提供方法。
【請求項2】
前記天体対象物イメージ方向と実際の天体対象物方向とを一致させるステップを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載のデジタル羅針盤機能提供方法。
【請求項3】
前記天体対象物は、
太陽、月、星座、及び特定の星の中、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載のデジタル羅針盤機能提供方法。
【請求項4】
礼拝時間を記憶するステップと、
前記位置情報と前記現在時刻情報とに基づいて、前記太陽の日出及び日没時間の変化、前記月の移動による時間の変化、前記星座または星の移動による時間の変化の中、少なくとも一つを検出するステップと、
前記時間の変化を前記記憶された礼拝時間に適用して礼拝時間を更新するステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のデジタル羅針盤機能提供方法。
【請求項5】
前記収集ステップは、
都市別緯度及び経度情報を含む位置情報テーブルを記憶し、入力部により選択された都市の緯度及び経度を含む位置情報を収集するステップと、
基地局から伝達されるMCC(Mobile Country Code)及びMNC(Mobile Network Code)に基づいて位置情報を収集するステップと、
から少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載のデジタル羅針盤機能提供方法。
【請求項6】
端末機使用に係る画面を出力する表示部と、
前記表示部にメッカ方向を出力するように制御する制御部と、
を含み、
前記制御部は、
緯度と経度とを含む位置情報を検出する位置情報検出部と、
現在時刻情報を提供するタイマーと、
前記現在時刻情報と前記位置情報とを用いて、太陽、月、星座、及び特定の星の中、少なくとも一つを含む天体対象物を基準として東西南北の方向を演算し、前記決定された東西南北の方向と前記位置情報とに基づいてメッカ方向を演算するメッカ方向検出部と、
前記天体対象物を表すイメージ、東西南北の方向を表すイメージ、及びメッカ方向を表すイメージを表示部に出力する画面出力部と、
を含むことを特徴とするデジタル羅針盤機能を提供する携帯端末機。
【請求項7】
礼拝時間を記憶する礼拝時間テーブルを記憶する記憶部を、さらに含むことを特徴とする請求項6に記載のデジタル羅針盤機能を提供する携帯端末機。
【請求項8】
前記制御部は、
前記位置情報と前記現在時刻情報とに基づいて、前記天体対象物に含まれる太陽の日出及び日没時間の変化、月の移動による時間の変化、星座または星の移動による時間の変化の中、少なくとも一つを検出し、前記時間の変化を前記記憶された礼拝時間に適用して礼拝時間テーブルを更新するように制御することを特徴とする請求項7に記載のデジタル羅針盤機能を提供する携帯端末機。
【請求項9】
前記表示部は、
少なくとも一つの都市を選択するための選択画面を出力することを特徴とする請求項6に記載のデジタル羅針盤機能を提供する携帯端末機。
【請求項10】
都市別緯度及び経度情報を含む位置情報テーブルを記憶する記憶部をさらに含み、
前記位置情報検出部は、
前記位置情報テーブルに基づいて選択された都市の位置情報を収集することを特徴とする請求項9に記載のデジタル羅針盤機能を提供する携帯端末機。
【請求項11】
前記制御部は、
基地局から伝達されるMCC(Mobile Country Code)及びMNC(Mobile Network Code)に基づいて位置情報を収集することを特徴とする請求項6に記載のデジタル羅針盤機能を提供する携帯端末機。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−171972(P2010−171972A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−4428(P2010−4428)
【出願日】平成22年1月12日(2010.1.12)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】