説明

データ記憶装置のデータ消去方法、データ消去プログラムおよび該データ消去プログラムが記憶された記憶媒体

【課題】 データ記憶装置の記憶容量が増大化した場合であっても、短時間でかつ確実にデータ消去を行うことを可能とする。
【解決手段】 BIOSの情報に基づいて、該BIOSで制御されるデータ記憶装置に関する情報を取得するステップと、データ記憶装置に関する情報を記憶手段に記憶するステップと、記憶手段に記憶されたデータ記憶装置に関する情報に基づいて、データが記憶された領域を検索するステップと、データが記憶された領域に対して、起動レコードが終了を認識する特殊記号を上書きするステップ(S19,S20)とを含んで、データ記憶装置に記憶されたデータを消去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハードディスク記憶装置等のデータ記憶装置に記憶されたデータを消去するための方法、このようなデータ消去方法を実現するためのプログラム、および該プログラムが記憶された記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ)に搭載されたハードディスク記憶装置(以下、ハードディスクと略記する)には、種々のデータが記憶されており、特に、重要な企業秘密や個人データ等が記憶されている場合には、当該データの管理が重要なものとなっている。このため、コンピュータを譲渡し、あるいは廃棄する場合には、ハードディスクに記憶されたデータを読み取り不能な状態とする必要がある。
【0003】
現在、ハードディスク記憶装置において採用されている主要な記憶方式としてNTFS(NT File System)方式やFAT(File Allocation Tables)方式がある。このような記憶方式では、データ記憶領域がファイル管理領域と実データ領域とに分かれており、実データ領域に実際のデータが記憶され、ファイル管理領域には実データ領域に記憶された実際のデータのファイル名、記憶位置、ディレクトリ名、作成日時等のデータが記憶されている。
【0004】
コンピュータにおける一般的なデータ消去手順では、ファイル管理領域のデータを消去するのみで、実データ領域に記憶された実際のデータはそのまま残っているため、ファイル復元ソフト等を用いることにより、実際のデータを復元することができる場合がある。
【0005】
したがって、コンピュータの廃棄等に際しては、より完全な状態でデータを読み取り不能な状態としなければならないため、従来より、このようなデータ消去方法が数多く提案されている。
【0006】
例えば、NSA標準規格(米国国防総省NSA規格)では、ハードディスクの全セクタに対して、1回目、2回目に乱数を書き込み、3回目にゼロ(16進数の00)を書き込むことで、データの完全消去を実現している。また、旧NSA標準規格では、ハードディスクの全セクタに対して、1回目、3回目にゼロを書き込み、2回目、4回目に固定値(例えば16進数のFF)を書き込むことでデータの完全消去を実現している。また、DoD標準規格(米国国防総省規格)では、ハードディスクの全セクタに対して、1回目にゼロ、2回目に固定値、3回目に乱数を書き込むことでデータの完全消去を実現している。さらに、NATO標準規格(NATO規格)では、ハードディスクの全セクタに対して、1回目、3回目、5回目にゼロを書き込み、2回目、4回目、6回目に固定値を書き込み、7回目に乱数を書き込むことでデータの完全消去を実現している。
【0007】
この際、ハードディスクに対して書き込まれるデータは、コンピュータ本体で作成され、SCSI規格あるいはIDE規格等のインターフェースを介してハードディスクに送信されるため、コンピュータとハードディスクとの間でデータの送受信を行わなければならず、処理時間が長くなる傾向にあった。そこで、データ消去時間を短縮するため、ハードディスク内に設けた制御部で自動的に消去データを生成し、この消去データを用いてハードディスクのデータ消去を行うようにしたデータ消去方法が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】特開2003−140835号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来のデータ消去方法では、ハードディスクの全領域に対してデータを複数回上書きするため、データの完全消去には長時間を要していた。例えば、従来のデータ消去ソフトを用いた場合には、約10GBのデータを消去するためには1回の書き込みで約12〜15分間を要し、データの上書きを3回行った場合には合計約36分〜45分もの時間を要していた。
【0010】
近年、動画記憶等の技術が発達したためハードディスクの記憶容量が増大化しており、160GBや200GB程度の記憶容量を有するハードディスクが一般的となっている。このように、ハードディスクの記憶容量が増大化すれば、データ消去に要する時間もハードディスクの記憶容量に比例して長くなってしまう。
【0011】
このようなハードディスクの記憶容量に伴うデータ消去の長時間化は、上記特許文献1に記載された技術を用いたとしても解決することはできない。
【0012】
なお、上述した例では、データ記憶装置の一例としてハードディスクについて説明したが、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等、繰り返してデータの上書きが可能な光磁気記憶媒体においても、データ消去を短時間かつ確実に行う必要があることは同様である。
【0013】
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、データ記憶装置の記憶容量が増大化した場合であっても、短時間でかつ確実にデータ消去を行うことが可能なデータ記憶装置のデータ消去方法、データ消去プログラム、および該データプログラムが記憶された記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明のデータ記憶装置のデータ消去方法、データ消去プログラム、および該データプログラムが記憶された記憶媒体は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。
【0015】
すなわち、本発明のデータ記憶装置のデータ消去方法は、
BIOSの情報に基づいて、該BIOSで制御されるデータ記憶装置に関する情報を取得するステップと、
前記データ記憶装置に関する情報を記憶手段に記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶された前記データ記憶装置に関する情報に基づいて、データが記憶された領域を検索するステップと、
前記データが記憶された領域に対して、起動レコードが終了を認識する特殊記号を上書きするステップとを含むことを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明のデータ消去プログラムは、BIOSで制御されるデータ記憶装置に対して、該BIOSで制御されるコンピュータおよび前記データ記憶装置を構成するハードウエアを動作させることにより、前記各ステップを実現させることを特徴とするものである。
また、本発明のデータ記憶媒体は、前記プログラムを記憶したことを特徴とするものである。
【0017】
ここで、データ記憶装置とは、例えば、繰り返してデータの上書きが可能なハードディスク記憶装置、およびDVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の記憶媒体に対してデータを記憶/再生することが可能なドライブのことをいう。
【0018】
また、BIOSの情報に基づいて取得する情報は、データ記憶装置のみに限られず、例えば、BIOSで制御されるCPU、メモリ、キーボード、ポインティングデバイス等、その他の情報を含んでいてもよい。なお、BIOSとは、Basic Input/Output Systemのことで、コンピュータに接続されたディスクドライブ、キーボード、ビデオカード等の周辺機器を制御するためのプログラム群のことをいう。一般的に、このBIOSはマザーボード上に搭載されたEEPROM等に記憶されており、コンピュータの電源を投入した際に起動するようになっている。
【0019】
また、読み込んだ情報を記憶する記憶手段とは、例えば、マザーボード上に搭載されたメモリ(RAM)等のことをいう。
また、データとは、ファイル管理領域および実データ領域に記憶されたデータのことをいう。
また、起動レコードとは、コンピュータ起動時に実行される最初の命令が含まれているデータ記憶装置の記憶領域のことをいう。
また、特殊データは、ファイル管理領域に対して0x00であり、実データ領域に対して0x55および0xAAであることが好ましい。さらに好ましくは、実データ領域に対して記憶する特殊記号は、実データ領域の各セクタの最後の2バイトに記憶することが好ましい。
また、記憶媒体とは、例えば、CD−ROM、DVD、フレキシブルディスク等のことをいう。
【発明の効果】
【0020】
本発明のデータ記憶装置のデータ消去方法、データ消去プログラムによれば、OS(Operating System)を起動させることなく、BIOSを起動させるだけでデータ消去処理を行うことができるので、OSに依存することなく、BIOSで制御されるデータ記憶装置であればどのようなものであってもデータの消去を行うことができる。
【0021】
また、データ記憶装置の全記憶領域に対して複数回データの上書きを行うのではなく、実際にデータが記憶された記憶領域に対してのみデータの上書きを行うので、データ消去時間を短縮することができる。実例を挙げると、例えば約10GBの記憶容量を有するハードディスクの場合には、約10秒以内にデータ消去を行うことができ、約100GBの記憶容量を有するハードディスクの場合には、約60秒でデータ消去を行うことができる。
【0022】
また、データ消去に用いられるデータは、起動レコードが終了を認識する特殊記号であるため、データ復元ソフト等により当該特殊記号を読み込んだ場合には、直ちにデータ読み込みが終了するため、確実にデータ消去を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、図面を参照して、本発明のデータ記憶装置のデータ消去方法、データ消去プログラムおよび該データ消去プログラムが記憶された記憶媒体の実施形態を説明する。
図1および図2は、本発明の実施形態に係るデータ記憶装置のデータ消去方法の手順を示すフローチャートである。
【0024】
本発明の実施形態に係るデータ消去方法は、特に、コンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ)に搭載されたハードディスクに好適に用いられるものである。すなわち、本発明の実施形態に係るデータ消去方法は、記憶容量が大幅に増大化した近年のハードディスクに対して、短時間かつ確実にデータ消去を行い、ハードディスクに記憶されたデータを読み取り不能な状態とすることができるものである。
【0025】
一般的なパーソナルコンピュータは、CPU、ROM、RAM等を搭載したマザーボードを備えており、このマザーボードには、パーソナルコンピュータに接続されたハードディスク、キーボード、ビデオカード等の周辺機器を制御するためのプログラム群であるBIOSを記憶したフラッシュメモリ(例えばEEPROM)が搭載されている。
【0026】
すなわち、データ記憶装置であるハードディスクは、コンピュータを起動する際にまずBIOSにより記憶容量等が認識される。この際、BIOSにより、CPU、メモリ(RAM)等の種類、動作速度等に関する情報が取得されるとともに、キーボード、マウスの起動の可否等がチェックされる。
【0027】
以下、本実施形態のデータ消去方法の手順を、図1および図2に示すフローチャートに基づき説明する。
本実施形態のデータ消去方法では、図1および図2に示すように、まず、コンピュータ(BIOSのみ)を起動して、BIOS情報を取得する(S1)。続いて、キーボードの動作を確認するとともに、各種ドライバーを読み込み(S2)、その動作を確認する(S3)。
【0028】
ここで、全ての動作が異常である場合には異常終了処理を行い(S4)、処理を終了する。
また、キーボードのみが正常である場合には、キーボードから打ち込んだコマンドにより情報の取得を試み(S5)、情報取得が可能か否かを判断する(S6)。そして、情報取得ができない場合には異常終了処理を行い(S7)、処理を終了する。
【0029】
一方、全ての動作が正常である場合、あるいはキーボードから打ち込んだコマンドにより情報の取得が可能な場合には、BIOSで制御されているハードディスクに関して、全てのパーテーションの開始位置を検出し(S8)、マスターブートセクタおよびパーテーションテーブルの情報を取得し(S9)、全ての拡張ロジックパーテーションテーブル、ファイルシステム情報、LBA情報、および総セクタ数を検出する(S10)。
【0030】
続いて、マザーボード上に搭載されたRAM等の記憶手段に対して、取得したディスクの情報をプログラム固有のテーブルとして記憶し、管理する(S11)。なお、取得する情報は、データ記憶装置の種類に応じて、適宜変更して実施することができる。
【0031】
続いて、コンピュータに接続された表示装置(例えば液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等)に、BIOS、CPU、メモリ、マウス、キーボードに関する情報を表示するとともに(S12)、「データ消去」、「ハードディスク表示」、および「終了」の各選択画面を表示する(S13)。そして、ユーザーは、各選択画面の表示に従い、キーボード、マウス等を用いて所望の動作を選択する(S14)。
【0032】
ここで、「終了」が選択された場合には、終了処理を行い(S15)、処理を終了する。また、「ハードディスク表示」が選択された場合には、BIOSで制御されている全てのハードディスクについての全情報を表示装置に表示する(S16)。
【0033】
また、「データ消去」が選択された場合には、データ消去回数の入力を促す画面を表示装置に表示し、ユーザーは、画面表示に従いデータ消去の回数を入力する(S17)。なお、データ消去の回数とは、ハードディスクにおける所定の記憶領域に対してデータの破壊および上書きを行う回数のことである。また、デフォルト値として所定の回数(例えば、1回、2回、3回等)を設定しておいてもよい。
【0034】
続いて、データ消去回数を判断し(S18)、データ消去回数が「0」以上である場合(残回数がある場合)には、まず、ファイル管理領域であるマスターブートセクタ、ブートセット、パーテーションテーブル、全てのデータ位置情報、およびリンク情報テーブルに対して、「0x00」を上書きして、ファイル管理領域を破壊する(S19)。
【0035】
続いて、実データ領域のセクタに対して、各セクタの最後の2バイトに「0x55」および「0xAA」を書き込み(S20)、データの読み出しを不能にする。そして、データ消去回数を「1」減算し(S21)、データ消去回数の判断処理(S18)に戻る。
【0036】
ここで、データ消去回数が「0」である場合(残回数がない場合)には、正常終了処理を行い(S22)、処理を終了する。
【0037】
なお、ハードディスクの全記憶領域に対して、一括してデータ消去を行うような構成としてもよいし、パーテーション毎にデータ消去を行うような構成としてもよい。このように、消去すべきデータが記憶された領域(パーテーション)のみを指定してデータ消去を行うことにより、効率的に必要なデータのみを消去することができ、データ消去に要する時間をさらに短縮化することができる。
さらに、データ消去後に、ハードディスクに対してアクセスを試み、データが確実に消去されたか否かを最終チェックするステップを付加してもよい。
【0038】
本実施形態では、データが記憶された領域に対して上書きされる特殊記号は、ファイル管理領域に対して0x00であり、実データ領域に対して0x55および0xAAを用いている。すなわち、このような特殊記号を用いることにより、データ消去後に当該記憶領域にアクセスしたとしても、直ちにデータの読み込みが終了してしまい、データを復活させることがほぼ不可能となる。
【0039】
本発明者らの実験によれば、本実施形態のデータ消去方法を用いてデータ消去を行ったハードディスクに対して、現在市販されている複数種類のデータ復元ソフトを利用してデータの復元を試みたが、いずれのデータ復元ソフトを利用した場合にもデータ復元を完全に行うことができないことが検証されている。
【0040】
また、本実施形態のデータ消去方法によれば、約10GBの記憶容量を有するハードディスクでは、約10秒以内にデータ消去を行うことができ、約100GBの記憶容量を有するハードディスクでは、約60秒でデータ消去を行うことができた。
【0041】
これに対して、全記憶領域に対して「0」あるいは任意の記号を3回上書きする従来のデータ消去方法では、約10GBの記憶容量を有するハードディスクで約36分〜45分もの時間を要していた。
【0042】
すなわち、約10GBの記憶容量で比較すると、本実施形態のデータ消去方法によれば、従来のデータ消去方法と比較して、約1/216〜1/270だけデータ消去時間を短縮することができることになる。
【0043】
本実施形態のデータ消去方法を実現するためのプログラムは、BIOSで制御されるハードディスクに対して、該BIOSで制御されるコンピュータおよびハードディスクを構成するハードウエアを動作させることにより、上述したデータ消去の手順を実現させるもので、CD−ROM、DVD、フレキシブルディスク等の記憶媒体に記憶され、あるいはインターネット等の電気通信回線を介して配布される。
【0044】
なお、上述した実施形態では、データ記憶装置としてハードディスクを例にとって説明したが、本発明に用いられるデータ記憶装置は、繰り返してデータの上書きが可能なデータ記憶装置であればどのようなものであってもよく、例えば、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の記憶媒体に対してデータを記憶/再生することが可能なドライブであってもよい。すなわち、本発明のデータ記憶装置のデータ消去方法およびデータ消去プログラムは、繰り返してデータの上書きが可能なデータ記憶装置であれば、どのようなデータ記憶装置(データ記憶媒体)に対してもデータ消去を行うことができる。なお、この場合、ハードディスク以外のデータ記憶装置は、ハードディスクと同様のデータ領域構造を有しているものとする。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施形態に係るデータ記憶装置のデータ消去方法の手順を示すフローチャート。
【図2】本発明の実施形態に係るデータ記憶装置のデータ消去方法の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0046】
S1〜S22 データ消去手順の各ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
BIOSの情報に基づいて、該BIOSで制御されるデータ記憶装置に関する情報を取得するステップと、
前記データ記憶装置に関する情報を記憶手段に記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶された前記データ記憶装置に関する情報に基づいて、データが記憶された領域を検索するステップと、
前記データが記憶された領域に対して、起動レコードが終了を認識する特殊記号を上書きするステップとを含むことを特徴とするデータ記憶装置のデータ消去方法。
【請求項2】
前記特殊データは、ファイル管理領域に対して0x00であり、実データ領域に対して0x55および0xAAであることを特徴とする請求項1記載のデータ記憶装置のデータ消去方法。
【請求項3】
BIOSで制御されるデータ記憶装置に対して、該BIOSで制御されるコンピュータおよび前記データ記憶装置を構成するハードウエアを動作させることにより、
前記BIOSの情報に基づいて、前記BIOSで制御されるデータ記憶装置に関する情報を取得するステップと、
前記データ記憶装置に関する情報を記憶手段に記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶された前記データ記憶装置に関する情報に基づいて、データが記憶された領域を検索するステップと、
前記データが記憶された領域に対して、起動レコードが終了を認識する特殊記号を上書きするステップとを実現させることを特徴とするデータ記憶装置のデータ消去プログラム。
【請求項4】
前記特殊データは、ファイル管理領域に対して0x00であり、実データ領域に対して0x55および0xAAであることを特徴とする請求項3記載のデータ記憶装置のデータ消去プログラム。
【請求項5】
請求項3または請求項4記載のデータ消去プログラムが記憶されたことを特徴とする記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−119944(P2006−119944A)
【公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−307598(P2004−307598)
【出願日】平成16年10月22日(2004.10.22)
【出願人】(504394076)株式会社 サードシステム (2)
【Fターム(参考)】