トリテルペンキノンおよびトリテルペンフェノール誘導体、ならびに腫瘍および寄生生物性疾患の治療のためのそれらの適用
本発明は、コリンキナーゼ酵素の選択的遮断薬としてのトリテルペンキノンおよびトリテルペンフェノール誘導体、それらの薬学上許容される塩、プロドラッグ、溶媒和物または立体異性体、それらを含有する医薬組成物、腫瘍および寄生生物性疾患またはウイルス、細菌もしくは真菌により引き起こされる疾病の治療におけるそれらの使用に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ChoKにより媒介される疾病または症状の治療および/または予防のための薬剤の製造における、式(I):
【化1】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCOR基(ここで、Rは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
結合
【化2】
は二重結合または単結合を意味し;
三環式構造
【化3】
は、下記の構造:
【化4】
から選択され、ここで、
R13、R14、R15、R16、R21、R22およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCORVIII基(ここで、RVIIIは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができるか、または各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R17は水素またはメチルであり;
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の化合物、またはその薬学上許容される塩、誘導体、プロドラッグ、溶媒和物もしくは立体異性体の使用。
【請求項2】
式(I)の化合物が式(Ia):
【化5】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCOR基(ここで、Rは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15およびR16は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCORVIII基(ここで、RVIIIは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R17は水素またはメチルであり;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化6】
は二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
式(Ia)の化合物が式(Ia’):
【化7】
[式中、
R5はヒドロキシルまたはOCOR基であり、ここでRは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3であり;
R7およびR8は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R12は独立に水素またはハロゲンであり;かつ、
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであり;かつ、
結合
【化8】
は、二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項2に記載の使用。
【請求項4】
式(Ia’)の化合物が、
3,9−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
酢酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルプロピオン酸エステル;
ドデカン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
−ジメチル−カルバミン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ニコチン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
4−ブロモ−(9−ヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イル)安息香酸エステル;
14−ブロモ−3,7,9−トリヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
12−ブロモ−9−ヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルジメチル−カルバミン酸エステル;
4−ブロモ−(12−ブロモ−9−ヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イル)安息香酸エステル;
12−ブロモ−3,9−ジヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
3,9,10−トリヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−ドデカヒドロ−6bH−ピセン−2−オン;
コハク酸モノ−(10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イル)エステル;または
コハク酸エチルエステル10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イルエステル
である、請求項3に記載の使用。
【請求項5】
式(Ia)の化合物が式(Ia’’):
【化9】
[式中、
R7およびR8は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R15は水素またはハロゲンであり;
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであり;かつ、
結合
【化10】
は、二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項2に記載の使用。
【請求項6】
式(Ia’’)の化合物が、
14−ブロモ−3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イル酢酸エステル;
4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルニコチン酸エステル;
3,10−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−ドデカヒドロ−6bH−ピセン−2−オン;または
3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,12a,12b,13,14,14a−オクタヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン
である、請求項5に記載の使用。
【請求項7】
式(Ia)の化合物が式(Ia’’’):
【化11】
[式中、
R7は水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換C1−C12アルキル、置換もしくは非置換C6−C10アリール、またはN(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であり;かつ、
R19は置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
ただし、R19が水素である場合、R7は水素でない]
の化合物である、請求項2に記載の使用。
【請求項8】
式(Ia’’’)の化合物が、
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
3,10−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−10−プロピオニルオキシ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;または
10−ジメチルカルバモイルオキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル
である、請求項7に記載の使用。
【請求項9】
式(I)の化合物が式(Ib):
【化12】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R16、R21、R22およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R17は水素またはメチルであり;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化13】
は二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項10】
式(Ib)の化合物が式(Ib’):
【化14】
[式中、
R19およびR20は独立に置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の化合物である、請求項9に記載の使用。
【請求項11】
式(Ib’)の化合物が、4−ニトロ−(3−ジメチルカルバモイルオキシ−5,9−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−10−オキソ−5,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−2−イル)安息香酸エステルである、請求項10に記載の使用。
【請求項12】
式(Ib)の化合物が式(Ib’’):
【化15】
[式中、
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
R23は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である]
の化合物である、請求項9に記載の使用。
【請求項13】
式(Ib’’)の化合物が、
7,10,11−トリヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−8−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,8,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
9−ホルミル−10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,12b,14a−ペンタメチル−8−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,8,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;または
11−ヒドロキシ−10−(2−メトキシ−エトキシメトキシ)−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−8−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,8,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル
である、請求項12に記載の使用。
【請求項14】
式(I)の化合物が式(Ic):
【化16】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R16、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化17】
は、二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項15】
式(Ic)の化合物が式(Ic’):
【化18】
[式中、
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化19】
は、二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項14に記載の使用。
【請求項16】
式(Ic’)の化合物が、
10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,14a−ペンタメチル−1,4,4a,5,6,6a,13,14,14a,14b−デカヒドロ−2H−ピセン−3−オン;または
10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,14a−ペンタメチル−4a,5,6,6a,13,14,14a,14b−オクタヒドロ−4H−ピセン−3−オン
である、請求項15に記載の使用。
【請求項17】
式(Ic)の化合物が式(Ic’’):
【化20】
[式中、
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の化合物である、請求項14に記載の使用。
【請求項18】
式(Ic’’)の化合物が、10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,14a−ペンタメチル−1,2,3,4,4a,5,6,6a,13,14,14a,14b−ドデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項17に記載の使用。
【請求項19】
式(I)の化合物が式(Id):
【化21】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R15、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンであり;
結合
【化22】
は、二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項20】
式(Id)の化合物が式(Id’):
【化23】
[式中、
R5およびR6は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の化合物である、請求項19に記載の使用。
【請求項21】
式(Id’)の化合物が、
1−ブロモ−9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14b−ヘキサメチル−6b,7,8,8a,9,11,12,12a,12b,14b−デカヒドロ−1H−ピセン−2,3,10−トリオン;または
1−ブロモ−4,6b,8a,11,12b,14b−ヘキサメチル−6b,7,8,8a,9,11,12,12a,12b,14b−デカヒドロ−1H−ピセン−2,3,10−トリオン
である、請求項20に記載の使用。
【請求項22】
式(Id)の化合物が式(Id’’):
【化24】
[式中、
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の化合物である、請求項19に記載の使用。
【請求項23】
式(Id’’)の化合物が、12−ブロモ−2,4a,6a,9,12a,14a−ヘキサメチル−10,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,10,11,12,12a,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項22に記載の使用。
【請求項24】
式(I)の化合物が式(Ie):
【化25】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはアルキル基C1−C12である)である};カルビノール基(CH2)n−OH(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R16、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は水素、ヒドロキシルまたはハロゲンであり;
結合
【化26】
は、二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項25】
式(Ie)の化合物が式(Ie’):
【化27】
[式中、
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の化合物である、請求項24に記載の使用。
【請求項26】
式(Ie’)の化合物が、9−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b−ヘキサメチル−10,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,9,10,11,12b,13,14,14a,14b−ヘキサデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項25に記載の使用。
【請求項27】
式(I)の化合物が式(If):
【化28】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である);であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基(ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリールである);またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンであり;
結合
【化29】
は、二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項28】
式(If)の化合物が式(If’):
【化30】
[式中、
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基(ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリールである);またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の化合物である、請求項27に記載の使用。
【請求項29】
式(If’)の化合物が、9−ヒドロキシ−2,4a,6a,6b,9−ヘキサメチル−10,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,6b,8a,9,10,11,14,14a,14b−ヘキサデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項28に記載の使用。
【請求項30】
ChoKにより媒介される疾病または症状の予防および/または治療のための薬剤の製造における、式(II):
【化31】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXXV)(RXVI)アミノ基(ここで、RXVおよびRXVIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒にカルボキシル(C=O)基を形成することができ;
R7およびR8は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORXVII基{ここで、RXVIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RXVIII)(RXIX)アミノ(ここで、RXVIIIおよびRXIXは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し、
R21およびR24は独立に置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXX基{ここで、RXXは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXI)(RXXII)アミノ(ここで、RXXIおよびRXXIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
R22およびR23は、
R24がR20に対してパラ位にある場合には、水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXIII基{ここで、RXXIIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXIV)(RXXV)アミノ(ここで、RXXIVおよびRXXVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであるか;あるいは
R24がR20に対してメタ位にある場合には、それぞれOR22’およびOR23’であり、ここで、R22’およびR23’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXVI基{ここで、RXXVIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXVII)(RXXVIII)アミノ(ここで、RXXVIIおよびRXXVIIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の化合物、またはその薬学上許容される塩、誘導体、プロドラッグ、溶媒和物もしくは立体異性体の使用。
【請求項31】
式(II)の化合物が式(IIa):
【化32】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXV)(RXVI)アミノ基(ここで、RXVおよびRXVIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R7およびR8は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORXVII基{ここで、RXVIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RXVIII)(RXIX)アミノ(ここで、RXVIIIおよびRXIXは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R21およびR24は独立に置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXX基(ここで、RXXは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXI)(RXXII)アミノ(ここで、RXXIおよびRXXIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
R22およびR23は、
R24がR20に対してパラ位にある場合には、水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXIII基{ここで、RXXIIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXIV)(RXXV)アミノ(ここで、RXXIVおよびRXXVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであるか;あるいは
R24がR20に対してメタ位にある場合には、それぞれOR22’およびOR23’であり、ここで、R22’およびR23’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXVI基{ここで、RXXVIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXVII)(RXXVIII)アミノ(ここで、RXXVIIおよびRXXVIIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の化合物である、請求項30に記載の使用。
【請求項32】
式(IIa)の化合物が式(IIa’):
【化33】
[式中、
R19およびR20は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXV)(RXVI)アミノ基(ここで、RXVおよびRXVIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)カルボキシル基を形成することができ;
R21およびR24は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXXI)(RXXII)アミノ基(ここで、RXXIおよびRXXIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか、あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)カルボキシル基を形成することができ;
R22およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXXIV)(RXXV)アミノ基(ここで、RXXIVおよびRXXVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか、あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)カルボキシル基を形成することができる]
の化合物である、請求項31に記載の使用。
【請求項33】
式(IIa’)の化合物が、8−[2−(6,7−ジヒドロキシ−1,5−ジメチル−ナフタレン−2−イル)−エチル]−2,4a−テトラメチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロ−ナフタレン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項32に記載の使用。
【請求項34】
予防および/または治療するChoKにより媒介される疾病または症状が癌、好ましくは、乳癌、肺癌、結腸直腸癌および膵臓癌から選択される、請求項1〜33のいずれか一項に記載の使用。
【請求項35】
予防および/または治療されるChoKにより媒介される疾病または症状が寄生生物性疾患、好ましくはプラスモジウムまたはトリパノソーマにより引き起こされる寄生生物性疾患である、請求項1〜33のいずれか一項に記載の使用。
【請求項36】
予防および/または治療されるChoKにより媒介される疾病または症状が寄生生物性疾患、より好ましくは、細菌性疾患により引き起こされる、好ましくは連鎖球菌により引き起こされる寄生生物性疾患である、請求項1〜33のいずれか一項に記載の使用。
【請求項37】
予防および/または治療されるChoKにより媒介される疾病または症状が真菌性疾患、好ましくはカンジダにより引き起こされる真菌性疾患である、請求項1〜33のいずれか一項に記載の使用。
【請求項38】
一般式(I):
【化34】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCOR基(ここで、Rは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
結合
【化35】
は二重結合または単結合を意味し;
三環式構造
【化36】
は、下記の構造:
【化37】
から選択され、ここで、
R13、R14、R15、R16、R21、R22およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCORVIII基(ここで、RVIIIは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができるか、または各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R17は水素またはメチルであり;
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の化合物、その薬学上許容される塩、誘導体、プロドラッグ、溶媒和物もしくは立体異性体
[ただし、
三環式構造が(a)である場合、式(I)の化合物は、
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸;
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
3,10−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
3,9−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
3,7,9−トリヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
14−ブロモ−3,7,9−トリヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
コハク酸モノ−(10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イル)エステル;
コハク酸エチルエステル10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イルエステル;
酢酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ドデカン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ジメチル−カルバミン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ニコチン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
3,10−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル
でなく、
三環式構造が(b)であり、R19およびR20が独立に水素またはアシル基である場合、
R5はヒドロキシルであるか;または
R21およびR22はそれらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成し、R10はCOOHでなく、
三環式構造が(c)であり、R19およびR20が双方ともCH3である場合、R15およびR16はそれらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成しない]。
【請求項39】
式(Ia):
【化38】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCOR基(ここで、Rは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15およびR16は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCORVIII基(ここで、RVIIIは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R17は水素またはメチルであり;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化39】
は二重結合または単結合を意味する]
の請求項38に記載の化合物
[ただし、式(Ia)の化合物は、
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸;
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
3,10−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
3,9−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
3,7,9−トリヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
14−ブロモ−3,7,9−トリヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
コハク酸モノ−(10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イル)エステル;
コハク酸エチルエステル10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イルエステル;
酢酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ドデカン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ジメチル−カルバミン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ニコチン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
3,10−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル
でない]。
【請求項40】
式(Ia’):
【化40】
[式中、
R5はヒドロキシルまたはOCOR基であり、ここでRは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3であり;
R7およびR8は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R12は独立に水素またはハロゲンであり;かつ、
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであり;かつ、
結合
【化41】
は、二重結合または単結合を意味する]
の請求項39に記載の化合物
[ただし、式(Ia’)の化合物は、
3,9−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
14−ブロモ−3,7,9−トリヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
コハク酸モノ−(10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イル)エステル;
コハク酸エチルエステル10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イルエステル;
酢酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ドデカン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ジメチル−カルバミン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ニコチン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル
でない]。
【請求項41】
9−ヒドロキシ−4、6b、8a、11、12b、14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルプロピオン酸エステル;
4−ブロモ−(9−ヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イル)安息香酸エステル;
12−ブロモ−3,9−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
12−ブロモ−9−ヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルジメチル−カルバミン酸エステル;
4−ブロモ−(12−ブロモ−9−ヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イル)安息香酸エステル;または
3,9,10−トリヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−ドデカヒドロ−6bH−ピセン−2−オン
である、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
式(Ia’’):
【化42】
[式中、
R7およびR8は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R15は水素またはハロゲンであり;
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであり;かつ、
結合
【化43】
は、二重結合または単結合を意味する]
の請求項39に記載の化合物
[ただし、式(Ia’’)の化合物は、
3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−ドデカヒドロ−6bH−ピセン−2−オン;
3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン
でない]。
【請求項43】
14−ブロモ−3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イル酢酸エステル;
4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルニコチン酸エステル;
3,10−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−ドデカヒドロ−6bH−ピセン−2−オン;または
3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,12a,12b,13,14,14a−オクタヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン
である、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
式(Ia’’’):
【化44】
[式中、
R7は水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換C1−C12アルキル、置換もしくは非置換C6−C10アリール、またはN(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であり;かつ、
R19は置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の請求項39に記載の化合物
[ただし、式(Ia’’’)の化合物は、
3,10−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル
でない]。
【請求項45】
2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−10−プロピオニルオキシ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;または
10−ジメチルカルバモイルオキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル
である、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
式(Ib):
【化45】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R16、R21、R22およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R17は水素またはメチルであり;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化46】
は二重結合または単結合を意味し、
ただし、R19およびR20が独立に水素またはアシル基である場合、
R5はヒドロキシルであるか、または
R21およびR22はそれらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成し、かつ、R10はCOOHでない]
の請求項38に記載の化合物。
【請求項47】
式(Ib’):
【化47】
[式中、
R19およびR20は独立に置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
4−ニトロ−(3−ジメチルカルバモイルオキシ−5,9−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−10−オキソ−5,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−2−イル)安息香酸エステルである、請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
式(Ib’’):
【化48】
[式中、
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
R23は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である]
の請求項46に記載の化合物。
【請求項50】
7,10,11−トリヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−8−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,8,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
9−ホルミル−10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,12b,14a−ペンタメチル−8−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,8,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;または
11−ヒドロキシ−10−(2−メトキシ−エトキシメトキシ)−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−8−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,8,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル
である、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
式(Ic):
【化49】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R16、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化50】
は、二重結合または単結合を意味し、
ただし、R19およびR20が双方ともCH3である場合、R15およびR16はそれらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成しない]
の請求項38に記載の化合物。
【請求項52】
式(Ic’):
【化51】
[式中、
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化52】
は、二重結合または単結合を意味する]
の請求項51に記載の化合物。
【請求項53】
10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,14a−ペンタメチル−1,4,4a,5,6,6a,13,14,14a,14b−デカヒドロ−2H−ピセン−3−オン;または
10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,14a−ペンタメチル−4a,5,6,6a,13,14,14a,14b−オクタヒドロ−4H−ピセン−3−オン
である、請求項52に記載の化合物。
【請求項54】
式(Ic’’):
【化53】
[式中、
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の請求項51に記載の化合物。
【請求項55】
10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,14a−ペンタメチル−1,2,3,4,4a,5,6,6a,13,14,14a,14b−ドデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項54に記載の化合物。
【請求項56】
式(Id):
【化54】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R15、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンであり;
結合
【化55】
は、二重結合または単結合を意味する]
の請求項38に記載の化合物。
【請求項57】
式(Id’):
【化56】
[式中、
R5およびR6は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
1−ブロモ−9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14b−ヘキサメチル−6b,7,8,8a,9,11,12,12a,12b,14b−デカヒドロ−1H−ピセン−2,3,10−トリオン;または
1−ブロモ−4,6b,8a,11,12b,14b−ヘキサメチル−6b,7,8,8a,9,11,12,12a,12b,14b−デカヒドロ−1H−ピセン−2,3,10−トリオン
である、請求項57に記載の化合物。
【請求項59】
式(Id’’):
【化57】
[式中、
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の請求項56に記載の化合物。
【請求項60】
12−ブロモ−2,4a,6a,9,12a,14a−ヘキサメチル−10,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,10,11,12,12a,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項59に記載の化合物。
【請求項61】
式(Ie):
【化58】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはアルキル基C1−C12である)である};カルビノール基(CH2)n−OH(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R16、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は水素、ヒドロキシルまたはハロゲンであり;
結合
【化59】
は、二重結合または単結合を意味する]
の請求項38に記載の化合物。
【請求項62】
式(Ie’):
【化60】
[式中、
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
9−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b−ヘキサメチル−10,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,9,10,11,12b,13,14,14a,14b−ヘキサデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項62に記載の化合物。
【請求項64】
式(If):
【化61】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である);であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基(ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリールである);またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンであり;
結合
【化62】
は、二重結合または単結合を意味する]
の請求項38に記載の化合物。
【請求項65】
式(If’):
【化63】
[式中、
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基(ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリールである);またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の請求項64に記載の化合物。
【請求項66】
9−ヒドロキシ−2,4a,6a,6b,9−ヘキサメチル−10,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,6b,8a,9,10,11,14,14a,14b−ヘキサデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項65に記載の化合物。
【請求項67】
式(II):
【化64】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXXV)(RXVI)アミノ基(ここで、RXVおよびRXVIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒にカルボキシル(C=O)基を形成することができ;
R7およびR8は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORXVII基{ここで、RXVIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RXVIII)(RXIX)アミノ(ここで、RXVIIIおよびRXIXは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し、
R21およびR24は独立に置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXX基{ここで、RXXは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXI)(RXXII)アミノ(ここで、RXXIおよびRXXIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
R22およびR23は、
R24がR20に対してパラ位にある場合には、水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXIII基{ここで、RXXIIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXIV)(RXXV)アミノ(ここで、RXXIVおよびRXXVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであるか;あるいは
R24がR20に対してメタ位にある場合には、それぞれOR22’およびOR23’であり、ここで、R22’およびR23’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXVI基{ここで、RXXVIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXVII)(RXXVIII)アミノ(ここで、RXXVIIおよびRXXVIIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の化合物、またはその薬学上許容される塩、誘導体、プロドラッグ、溶媒和物もしくは立体異性体。
【請求項68】
式(IIa):
【化65】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXV)(RXVI)アミノ基(ここで、RXVおよびRXVIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R7およびR8は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORXVII基{ここで、RXVIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RXVIII)(RXIX)アミノ(ここで、RXVIIIおよびRXIXは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R21およびR24は独立に置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXX基(ここで、RXXは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXI)(RXXII)アミノ(ここで、RXXIおよびRXXIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
R22およびR23は、
R24がR20に対してパラ位にある場合には、水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXIII基{ここで、RXXIIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXIV)(RXXV)アミノ(ここで、RXXIVおよびRXXVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであるか;あるいは
R24がR20に対してメタ位にある場合には、それぞれOR22’およびOR23’であり、ここで、R22’およびR23’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXVI基{ここで、RXXVIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXVII)(RXXVIII)アミノ(ここで、RXXVIIおよびRXXVIIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の請求項67に記載の化合物。
【請求項69】
式(IIa’):
【化66】
[式中、
R19およびR20は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXV)(RXVI)アミノ基(ここで、RXVおよびRXVIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)カルボキシル基を形成することができ;
R21およびR24は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXXI)(RXXII)アミノ基(ここで、RXXIおよびRXXIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか、あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)カルボキシル基を形成することができ;
R22およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXXIV)(RXXV)アミノ基(ここで、RXXIVおよびRXXVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか、あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)カルボキシル基を形成することができる]
の請求項68に記載の化合物。
【請求項70】
患者に投与するための、請求項38〜69のいずれか一項で定義された式(I)または(II)の化合物もしくはその混合物、またはその薬学上許容される塩、誘導体、プロドラッグ、溶媒和物もしくは立体異性体を、薬学上許容される担体、アジュバントまたはビヒクルとともに含んでなる、医薬組成物。
【請求項71】
ChoKにより媒介される疾病または症状の治療に用いるための、請求項38〜69のいずれか一項で定義された化合物もしくはその混合物、またはその薬学上許容される塩、誘導体、プロドラッグ、溶媒和物もしくは立体異性体。
【請求項1】
ChoKにより媒介される疾病または症状の治療および/または予防のための薬剤の製造における、式(I):
【化1】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCOR基(ここで、Rは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
結合
【化2】
は二重結合または単結合を意味し;
三環式構造
【化3】
は、下記の構造:
【化4】
から選択され、ここで、
R13、R14、R15、R16、R21、R22およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCORVIII基(ここで、RVIIIは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができるか、または各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R17は水素またはメチルであり;
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の化合物、またはその薬学上許容される塩、誘導体、プロドラッグ、溶媒和物もしくは立体異性体の使用。
【請求項2】
式(I)の化合物が式(Ia):
【化5】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCOR基(ここで、Rは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15およびR16は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCORVIII基(ここで、RVIIIは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R17は水素またはメチルであり;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化6】
は二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
式(Ia)の化合物が式(Ia’):
【化7】
[式中、
R5はヒドロキシルまたはOCOR基であり、ここでRは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3であり;
R7およびR8は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R12は独立に水素またはハロゲンであり;かつ、
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであり;かつ、
結合
【化8】
は、二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項2に記載の使用。
【請求項4】
式(Ia’)の化合物が、
3,9−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
酢酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルプロピオン酸エステル;
ドデカン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
−ジメチル−カルバミン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ニコチン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
4−ブロモ−(9−ヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イル)安息香酸エステル;
14−ブロモ−3,7,9−トリヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
12−ブロモ−9−ヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルジメチル−カルバミン酸エステル;
4−ブロモ−(12−ブロモ−9−ヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イル)安息香酸エステル;
12−ブロモ−3,9−ジヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
3,9,10−トリヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−ドデカヒドロ−6bH−ピセン−2−オン;
コハク酸モノ−(10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イル)エステル;または
コハク酸エチルエステル10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イルエステル
である、請求項3に記載の使用。
【請求項5】
式(Ia)の化合物が式(Ia’’):
【化9】
[式中、
R7およびR8は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R15は水素またはハロゲンであり;
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであり;かつ、
結合
【化10】
は、二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項2に記載の使用。
【請求項6】
式(Ia’’)の化合物が、
14−ブロモ−3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イル酢酸エステル;
4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルニコチン酸エステル;
3,10−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−ドデカヒドロ−6bH−ピセン−2−オン;または
3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,12a,12b,13,14,14a−オクタヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン
である、請求項5に記載の使用。
【請求項7】
式(Ia)の化合物が式(Ia’’’):
【化11】
[式中、
R7は水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換C1−C12アルキル、置換もしくは非置換C6−C10アリール、またはN(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であり;かつ、
R19は置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
ただし、R19が水素である場合、R7は水素でない]
の化合物である、請求項2に記載の使用。
【請求項8】
式(Ia’’’)の化合物が、
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
3,10−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−10−プロピオニルオキシ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;または
10−ジメチルカルバモイルオキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル
である、請求項7に記載の使用。
【請求項9】
式(I)の化合物が式(Ib):
【化12】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R16、R21、R22およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R17は水素またはメチルであり;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化13】
は二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項10】
式(Ib)の化合物が式(Ib’):
【化14】
[式中、
R19およびR20は独立に置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の化合物である、請求項9に記載の使用。
【請求項11】
式(Ib’)の化合物が、4−ニトロ−(3−ジメチルカルバモイルオキシ−5,9−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−10−オキソ−5,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−2−イル)安息香酸エステルである、請求項10に記載の使用。
【請求項12】
式(Ib)の化合物が式(Ib’’):
【化15】
[式中、
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
R23は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である]
の化合物である、請求項9に記載の使用。
【請求項13】
式(Ib’’)の化合物が、
7,10,11−トリヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−8−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,8,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
9−ホルミル−10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,12b,14a−ペンタメチル−8−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,8,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;または
11−ヒドロキシ−10−(2−メトキシ−エトキシメトキシ)−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−8−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,8,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル
である、請求項12に記載の使用。
【請求項14】
式(I)の化合物が式(Ic):
【化16】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R16、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化17】
は、二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項15】
式(Ic)の化合物が式(Ic’):
【化18】
[式中、
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化19】
は、二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項14に記載の使用。
【請求項16】
式(Ic’)の化合物が、
10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,14a−ペンタメチル−1,4,4a,5,6,6a,13,14,14a,14b−デカヒドロ−2H−ピセン−3−オン;または
10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,14a−ペンタメチル−4a,5,6,6a,13,14,14a,14b−オクタヒドロ−4H−ピセン−3−オン
である、請求項15に記載の使用。
【請求項17】
式(Ic)の化合物が式(Ic’’):
【化20】
[式中、
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の化合物である、請求項14に記載の使用。
【請求項18】
式(Ic’’)の化合物が、10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,14a−ペンタメチル−1,2,3,4,4a,5,6,6a,13,14,14a,14b−ドデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項17に記載の使用。
【請求項19】
式(I)の化合物が式(Id):
【化21】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R15、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンであり;
結合
【化22】
は、二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項20】
式(Id)の化合物が式(Id’):
【化23】
[式中、
R5およびR6は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の化合物である、請求項19に記載の使用。
【請求項21】
式(Id’)の化合物が、
1−ブロモ−9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14b−ヘキサメチル−6b,7,8,8a,9,11,12,12a,12b,14b−デカヒドロ−1H−ピセン−2,3,10−トリオン;または
1−ブロモ−4,6b,8a,11,12b,14b−ヘキサメチル−6b,7,8,8a,9,11,12,12a,12b,14b−デカヒドロ−1H−ピセン−2,3,10−トリオン
である、請求項20に記載の使用。
【請求項22】
式(Id)の化合物が式(Id’’):
【化24】
[式中、
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の化合物である、請求項19に記載の使用。
【請求項23】
式(Id’’)の化合物が、12−ブロモ−2,4a,6a,9,12a,14a−ヘキサメチル−10,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,10,11,12,12a,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項22に記載の使用。
【請求項24】
式(I)の化合物が式(Ie):
【化25】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはアルキル基C1−C12である)である};カルビノール基(CH2)n−OH(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R16、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は水素、ヒドロキシルまたはハロゲンであり;
結合
【化26】
は、二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項25】
式(Ie)の化合物が式(Ie’):
【化27】
[式中、
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の化合物である、請求項24に記載の使用。
【請求項26】
式(Ie’)の化合物が、9−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b−ヘキサメチル−10,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,9,10,11,12b,13,14,14a,14b−ヘキサデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項25に記載の使用。
【請求項27】
式(I)の化合物が式(If):
【化28】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である);であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基(ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリールである);またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンであり;
結合
【化29】
は、二重結合または単結合を意味する]
の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項28】
式(If)の化合物が式(If’):
【化30】
[式中、
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基(ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリールである);またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の化合物である、請求項27に記載の使用。
【請求項29】
式(If’)の化合物が、9−ヒドロキシ−2,4a,6a,6b,9−ヘキサメチル−10,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,6b,8a,9,10,11,14,14a,14b−ヘキサデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項28に記載の使用。
【請求項30】
ChoKにより媒介される疾病または症状の予防および/または治療のための薬剤の製造における、式(II):
【化31】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXXV)(RXVI)アミノ基(ここで、RXVおよびRXVIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒にカルボキシル(C=O)基を形成することができ;
R7およびR8は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORXVII基{ここで、RXVIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RXVIII)(RXIX)アミノ(ここで、RXVIIIおよびRXIXは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し、
R21およびR24は独立に置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXX基{ここで、RXXは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXI)(RXXII)アミノ(ここで、RXXIおよびRXXIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
R22およびR23は、
R24がR20に対してパラ位にある場合には、水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXIII基{ここで、RXXIIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXIV)(RXXV)アミノ(ここで、RXXIVおよびRXXVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであるか;あるいは
R24がR20に対してメタ位にある場合には、それぞれOR22’およびOR23’であり、ここで、R22’およびR23’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXVI基{ここで、RXXVIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXVII)(RXXVIII)アミノ(ここで、RXXVIIおよびRXXVIIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の化合物、またはその薬学上許容される塩、誘導体、プロドラッグ、溶媒和物もしくは立体異性体の使用。
【請求項31】
式(II)の化合物が式(IIa):
【化32】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXV)(RXVI)アミノ基(ここで、RXVおよびRXVIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R7およびR8は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORXVII基{ここで、RXVIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RXVIII)(RXIX)アミノ(ここで、RXVIIIおよびRXIXは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R21およびR24は独立に置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXX基(ここで、RXXは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXI)(RXXII)アミノ(ここで、RXXIおよびRXXIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
R22およびR23は、
R24がR20に対してパラ位にある場合には、水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXIII基{ここで、RXXIIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXIV)(RXXV)アミノ(ここで、RXXIVおよびRXXVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであるか;あるいは
R24がR20に対してメタ位にある場合には、それぞれOR22’およびOR23’であり、ここで、R22’およびR23’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXVI基{ここで、RXXVIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXVII)(RXXVIII)アミノ(ここで、RXXVIIおよびRXXVIIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の化合物である、請求項30に記載の使用。
【請求項32】
式(IIa)の化合物が式(IIa’):
【化33】
[式中、
R19およびR20は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXV)(RXVI)アミノ基(ここで、RXVおよびRXVIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)カルボキシル基を形成することができ;
R21およびR24は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXXI)(RXXII)アミノ基(ここで、RXXIおよびRXXIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか、あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)カルボキシル基を形成することができ;
R22およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXXIV)(RXXV)アミノ基(ここで、RXXIVおよびRXXVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか、あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)カルボキシル基を形成することができる]
の化合物である、請求項31に記載の使用。
【請求項33】
式(IIa’)の化合物が、8−[2−(6,7−ジヒドロキシ−1,5−ジメチル−ナフタレン−2−イル)−エチル]−2,4a−テトラメチル−1,2,3,4,4a,5,6,7−オクタヒドロ−ナフタレン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項32に記載の使用。
【請求項34】
予防および/または治療するChoKにより媒介される疾病または症状が癌、好ましくは、乳癌、肺癌、結腸直腸癌および膵臓癌から選択される、請求項1〜33のいずれか一項に記載の使用。
【請求項35】
予防および/または治療されるChoKにより媒介される疾病または症状が寄生生物性疾患、好ましくはプラスモジウムまたはトリパノソーマにより引き起こされる寄生生物性疾患である、請求項1〜33のいずれか一項に記載の使用。
【請求項36】
予防および/または治療されるChoKにより媒介される疾病または症状が寄生生物性疾患、より好ましくは、細菌性疾患により引き起こされる、好ましくは連鎖球菌により引き起こされる寄生生物性疾患である、請求項1〜33のいずれか一項に記載の使用。
【請求項37】
予防および/または治療されるChoKにより媒介される疾病または症状が真菌性疾患、好ましくはカンジダにより引き起こされる真菌性疾患である、請求項1〜33のいずれか一項に記載の使用。
【請求項38】
一般式(I):
【化34】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCOR基(ここで、Rは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
結合
【化35】
は二重結合または単結合を意味し;
三環式構造
【化36】
は、下記の構造:
【化37】
から選択され、ここで、
R13、R14、R15、R16、R21、R22およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCORVIII基(ここで、RVIIIは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができるか、または各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R17は水素またはメチルであり;
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の化合物、その薬学上許容される塩、誘導体、プロドラッグ、溶媒和物もしくは立体異性体
[ただし、
三環式構造が(a)である場合、式(I)の化合物は、
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸;
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
3,10−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
3,9−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
3,7,9−トリヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
14−ブロモ−3,7,9−トリヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
コハク酸モノ−(10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イル)エステル;
コハク酸エチルエステル10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イルエステル;
酢酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ドデカン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ジメチル−カルバミン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ニコチン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
3,10−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル
でなく、
三環式構造が(b)であり、R19およびR20が独立に水素またはアシル基である場合、
R5はヒドロキシルであるか;または
R21およびR22はそれらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成し、R10はCOOHでなく、
三環式構造が(c)であり、R19およびR20が双方ともCH3である場合、R15およびR16はそれらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成しない]。
【請求項39】
式(Ia):
【化38】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCOR基(ここで、Rは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15およびR16は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);OCORVIII基(ここで、RVIIIは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R17は水素またはメチルであり;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化39】
は二重結合または単結合を意味する]
の請求項38に記載の化合物
[ただし、式(Ia)の化合物は、
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸;
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
3,10−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
3,9−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
3,7,9−トリヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
14−ブロモ−3,7,9−トリヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
コハク酸モノ−(10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イル)エステル;
コハク酸エチルエステル10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イルエステル;
酢酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ドデカン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ジメチル−カルバミン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ニコチン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
3,10−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル
でない]。
【請求項40】
式(Ia’):
【化40】
[式中、
R5はヒドロキシルまたはOCOR基であり、ここでRは(CH2)2COOHまたは(CH2)2CO2CH2CH3であり;
R7およびR8は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R12は独立に水素またはハロゲンであり;かつ、
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであり;かつ、
結合
【化41】
は、二重結合または単結合を意味する]
の請求項39に記載の化合物
[ただし、式(Ia’)の化合物は、
3,9−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
14−ブロモ−3,7,9−トリヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
コハク酸モノ−(10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イル)エステル;
コハク酸エチルエステル10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−3,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−4−イルエステル;
酢酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ドデカン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ジメチル−カルバミン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル;
ニコチン酸9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルエステル
でない]。
【請求項41】
9−ヒドロキシ−4、6b、8a、11、12b、14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルプロピオン酸エステル;
4−ブロモ−(9−ヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イル)安息香酸エステル;
12−ブロモ−3,9−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
12−ブロモ−9−ヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルジメチル−カルバミン酸エステル;
4−ブロモ−(12−ブロモ−9−ヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イル)安息香酸エステル;または
3,9,10−トリヒドロキシ−6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−ドデカヒドロ−6bH−ピセン−2−オン
である、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
式(Ia’’):
【化42】
[式中、
R7およびR8は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R15は水素またはハロゲンであり;
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであり;かつ、
結合
【化43】
は、二重結合または単結合を意味する]
の請求項39に記載の化合物
[ただし、式(Ia’’)の化合物は、
3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−ドデカヒドロ−6bH−ピセン−2−オン;
3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン
でない]。
【請求項43】
14−ブロモ−3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,11,12,12a,12b,13,14,14a−デカヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン;
4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イル酢酸エステル;
4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−2,10−ジオキソ−2,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−3−イルニコチン酸エステル;
3,10−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−ドデカヒドロ−6bH−ピセン−2−オン;または
3−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−7,8,8a,12a,12b,13,14,14a−オクタヒドロ−6bH,9H−ピセン−2,10−ジオン
である、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
式(Ia’’’):
【化44】
[式中、
R7は水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換C1−C12アルキル、置換もしくは非置換C6−C10アリール、またはN(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であり;かつ、
R19は置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の請求項39に記載の化合物
[ただし、式(Ia’’’)の化合物は、
3,10−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
10−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル
でない]。
【請求項45】
2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−10−プロピオニルオキシ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;または
10−ジメチルカルバモイルオキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル
である、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
式(Ib):
【化45】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R16、R21、R22およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R17は水素またはメチルであり;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化46】
は二重結合または単結合を意味し、
ただし、R19およびR20が独立に水素またはアシル基である場合、
R5はヒドロキシルであるか、または
R21およびR22はそれらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成し、かつ、R10はCOOHでない]
の請求項38に記載の化合物。
【請求項47】
式(Ib’):
【化47】
[式中、
R19およびR20は独立に置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
4−ニトロ−(3−ジメチルカルバモイルオキシ−5,9−ジヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14a−ヘキサメチル−10−オキソ−5,6b,7,8,8a,9,10,11,12,12a,12b,13,14,14a−テトラデカヒドロ−ピセン−2−イル)安息香酸エステルである、請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
式(Ib’’):
【化48】
[式中、
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19は水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
R23は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である]
の請求項46に記載の化合物。
【請求項50】
7,10,11−トリヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−8−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,8,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;
9−ホルミル−10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,12b,14a−ペンタメチル−8−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,8,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル;または
11−ヒドロキシ−10−(2−メトキシ−エトキシメトキシ)−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−8−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,8,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステル
である、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
式(Ic):
【化49】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R16、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化50】
は、二重結合または単結合を意味し、
ただし、R19およびR20が双方ともCH3である場合、R15およびR16はそれらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成しない]
の請求項38に記載の化合物。
【請求項52】
式(Ic’):
【化51】
[式中、
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
結合
【化52】
は、二重結合または単結合を意味する]
の請求項51に記載の化合物。
【請求項53】
10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,14a−ペンタメチル−1,4,4a,5,6,6a,13,14,14a,14b−デカヒドロ−2H−ピセン−3−オン;または
10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,14a−ペンタメチル−4a,5,6,6a,13,14,14a,14b−オクタヒドロ−4H−ピセン−3−オン
である、請求項52に記載の化合物。
【請求項54】
式(Ic’’):
【化53】
[式中、
R19およびR20は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の請求項51に記載の化合物。
【請求項55】
10,11−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,14a−ペンタメチル−1,2,3,4,4a,5,6,6a,13,14,14a,14b−ドデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項54に記載の化合物。
【請求項56】
式(Id):
【化54】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R15、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18は水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンであり;
結合
【化55】
は、二重結合または単結合を意味する]
の請求項38に記載の化合物。
【請求項57】
式(Id’):
【化56】
[式中、
R5およびR6は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
1−ブロモ−9−ヒドロキシ−4,6b,8a,11,12b,14b−ヘキサメチル−6b,7,8,8a,9,11,12,12a,12b,14b−デカヒドロ−1H−ピセン−2,3,10−トリオン;または
1−ブロモ−4,6b,8a,11,12b,14b−ヘキサメチル−6b,7,8,8a,9,11,12,12a,12b,14b−デカヒドロ−1H−ピセン−2,3,10−トリオン
である、請求項57に記載の化合物。
【請求項59】
式(Id’’):
【化57】
[式中、
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24およびR25は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の請求項56に記載の化合物。
【請求項60】
12−ブロモ−2,4a,6a,9,12a,14a−ヘキサメチル−10,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,10,11,12,12a,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項59に記載の化合物。
【請求項61】
式(Ie):
【化58】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはアルキル基C1−C12である)である};カルビノール基(CH2)n−OH(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R16、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は水素、ヒドロキシルまたはハロゲンであり;
結合
【化59】
は、二重結合または単結合を意味する]
の請求項38に記載の化合物。
【請求項62】
式(Ie’):
【化60】
[式中、
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基{ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
9−ヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b−ヘキサメチル−10,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,9,10,11,12b,13,14,14a,14b−ヘキサデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項62に記載の化合物。
【請求項64】
式(If):
【化61】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R11およびR12は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(R’)(R’’)アミノ基(ここで、R’およびR’’は独立に水素またはC1−C12アルキル基である);であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R9およびR10は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;COR’’’基{ここで、R’’’は水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RIV)(RV)アミノ(ここで、RIVおよびRVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R13、R14、R15、R21およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RVI)(RVII)アミノ基(ここで、RVIおよびRVIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基(ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリールである);またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンであり;
結合
【化62】
は、二重結合または単結合を意味する]
の請求項38に記載の化合物。
【請求項65】
式(If’):
【化63】
[式中、
R18およびR18’は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORIX{ここで、RIXは水素;ヒドロキシル;C1−C12アルキル;N(RX)(RXI)アミノ(ここで、RXおよびRXIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);またはC1−C12アルコキシルである};またはトリフルオロメチルであり;
R19、R19’、R20およびR20’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXII基(ここで、RXIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリールである);またはN(RXIII)(RXIV)アミノ(ここで、RXIIIおよびRXIVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);トリフルオロメチルであるか;あるいは各19−19’または20−20’対は、それらが結合している炭素と一緒にC=O基を形成することができ;
R24は独立に水素、ヒドロキシルまたはハロゲンである]
の請求項64に記載の化合物。
【請求項66】
9−ヒドロキシ−2,4a,6a,6b,9−ヘキサメチル−10,11−ジオキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,6b,8a,9,10,11,14,14a,14b−ヘキサデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルである、請求項65に記載の化合物。
【請求項67】
式(II):
【化64】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXXV)(RXVI)アミノ基(ここで、RXVおよびRXVIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒にカルボキシル(C=O)基を形成することができ;
R7およびR8は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORXVII基{ここで、RXVIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RXVIII)(RXIX)アミノ(ここで、RXVIIIおよびRXIXは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し、
R21およびR24は独立に置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXX基{ここで、RXXは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXI)(RXXII)アミノ(ここで、RXXIおよびRXXIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
R22およびR23は、
R24がR20に対してパラ位にある場合には、水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXIII基{ここで、RXXIIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXIV)(RXXV)アミノ(ここで、RXXIVおよびRXXVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであるか;あるいは
R24がR20に対してメタ位にある場合には、それぞれOR22’およびOR23’であり、ここで、R22’およびR23’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXVI基{ここで、RXXVIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXVII)(RXXVIII)アミノ(ここで、RXXVIIおよびRXXVIIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の化合物、またはその薬学上許容される塩、誘導体、プロドラッグ、溶媒和物もしくは立体異性体。
【請求項68】
式(IIa):
【化65】
[式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXV)(RXVI)アミノ基(ここで、RXVおよびRXVIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)基を形成することができ;
R7およびR8は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;C6−C10アリール;CORXVII基{ここで、RXVIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;O−C1−C12アルキル;またはN(RXVIII)(RXIX)アミノ(ここで、RXVIIIおよびRXIXは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};(CH2)n−OHカルビノール基(ここで、nは1〜10の間の整数である)であるか;あるいは一緒にメチレン基を形成し;
R21およびR24は独立に置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXX基(ここで、RXXは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXI)(RXXII)アミノ(ここで、RXXIおよびRXXIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である);[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルであり;
R22およびR23は、
R24がR20に対してパラ位にある場合には、水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXIII基{ここで、RXXIIIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXIV)(RXXV)アミノ(ここで、RXXIVおよびRXXVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1〜3の間である);またはトリフルオロメチルであるか;あるいは
R24がR20に対してメタ位にある場合には、それぞれOR22’およびOR23’であり、ここで、R22’およびR23’は独立に水素;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;CORXXVI基{ここで、RXXVIは水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;またはN(RXXVII)(RXXVIII)アミノ(ここで、RXXVIIおよびRXXVIIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)である};[(C1−C12)アルキル−O−(C1−C12)アルキル−]n基(ここで、nは1から3の間である);またはトリフルオロメチルである]
の請求項67に記載の化合物。
【請求項69】
式(IIa’):
【化66】
[式中、
R19およびR20は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXV)(RXVI)アミノ基(ここで、RXVおよびRXVIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか;あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)カルボキシル基を形成することができ;
R21およびR24は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXXI)(RXXII)アミノ基(ここで、RXXIおよびRXXIIは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか、あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)カルボキシル基を形成することができ;
R22およびR23は独立に水素;ヒドロキシル;ハロゲン;置換もしくは非置換C1−C12アルキル;置換もしくは非置換C6−C10アリール;N(RXXIV)(RXXV)アミノ基(ここで、RXXIVおよびRXXVは独立に水素またはC1−C12アルキル基である)であるか、あるいは各対は、それらが結合している炭素と一緒に(C=O)カルボキシル基を形成することができる]
の請求項68に記載の化合物。
【請求項70】
患者に投与するための、請求項38〜69のいずれか一項で定義された式(I)または(II)の化合物もしくはその混合物、またはその薬学上許容される塩、誘導体、プロドラッグ、溶媒和物もしくは立体異性体を、薬学上許容される担体、アジュバントまたはビヒクルとともに含んでなる、医薬組成物。
【請求項71】
ChoKにより媒介される疾病または症状の治療に用いるための、請求項38〜69のいずれか一項で定義された化合物もしくはその混合物、またはその薬学上許容される塩、誘導体、プロドラッグ、溶媒和物もしくは立体異性体。
【公表番号】特表2009−522239(P2009−522239A)
【公表日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547980(P2008−547980)
【出願日】平成18年12月29日(2006.12.29)
【国際出願番号】PCT/EP2006/070276
【国際公開番号】WO2007/077203
【国際公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【出願人】(593005895)コンセホ・スペリオール・デ・インベスティガシオネス・シエンティフィカス (67)
【氏名又は名称原語表記】CONSEJO SUPERIOR DE INVESTIGACIONES CIENTIFICAS
【出願人】(508196634)ウニベルシダッド、デ、ラ、ラグナ (3)
【氏名又は名称原語表記】UNIVERSIDAD DE LA LAGUNA
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年12月29日(2006.12.29)
【国際出願番号】PCT/EP2006/070276
【国際公開番号】WO2007/077203
【国際公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【出願人】(593005895)コンセホ・スペリオール・デ・インベスティガシオネス・シエンティフィカス (67)
【氏名又は名称原語表記】CONSEJO SUPERIOR DE INVESTIGACIONES CIENTIFICAS
【出願人】(508196634)ウニベルシダッド、デ、ラ、ラグナ (3)
【氏名又は名称原語表記】UNIVERSIDAD DE LA LAGUNA
【Fターム(参考)】
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