説明

ニューロトロフィン媒介性活性を調節する方法

神経成長因子とその前駆物質とニューロトロフィン受容体との相互作用を調節し、パム、炎症性疾患、および神経疾患など、それらから媒介される疾病状態を治療する化合物およびその薬学的に許容される組成物を開示する。投与方法を含む本発明の化合物および組成物の使用方法もまた開示する。化合物は下記の構造式を有し、式中mおよびnが独立して0または1であり、xおよびyが独立して0または1であり、但し、nおよびyが同時に0ではなく、置換基R〜R、R10、およびR11が式(I)中でさらに定義される。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ニューロトロフィンおよびニューロトロフィン受容体の相互作用を調節する方法であって、下記式1の化合物、およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物の有効量を、ニューロトロフィン受容体を発現する細胞に接触させる段階を含む、方法:

式中、Rが、水素原子、C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシまたはアミノからなる群より選択され、アルキル、アルコキシまたはアミノ基がさらに、C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシル、酸、シアノ、C1−6−アルキル−スルホンアミド、アリール、ヘテロアリール、C3−6−シクロアルキル、C3−6−ヘテロシクロアルキル、C1−6−アルキル−アミド、C1−6−アルキル−エステル、O−C1−6−アルキル、S−C1−6−アルキル、C1−6−アルケン、フラニル、チオフェニル、チアゾリル、ニトロ、テトラゾリル、SO−C1−6−アルキル、SO−C1−6−アルキル、C1−6−アルキル−尿素、C1−6−アルキル−チオ尿素、モルホリノ、ピペリジニル、ピペリジニル、またはアゼパニルと置換されてもよく、
、R、R、R、R10およびR11がそれぞれ独立して、水素原子、N(R)R、CHN(R)RおよびCH(CH)N(R)Rからなる群より選択され、式中RおよびRがそれぞれ独立して−Hおよび−(C1−4アルキル)0−1Gからなる群より選択され、式中Gが−COOH、−H、−POH、−SOH、−Br、−Cl、−F、−OC1−4アルキル、−SC1−4アルキル、アリール、−C(O)OC−C−アルキル、−C(O)C1−4アルキル−COOH、−C(O)C1−4アルキル−COOH、−C(O)C−C−アルキル、および−C(O)−アリールからなる群より選択されるか、
またはN(R)Rが、ピロリル、テトラゾリル、ピロリジニル、ピロリジン−2−オン、ジメチルピロリル、イミダゾリル、モルホリノ、もしくは

であり、
但し、R、R、R、R、R10およびR11のうちの少なくとも1つが−Hではなく、
mおよびnがそれぞれ独立して0または1であり、
但し、nおよびyが同時に0ではなく、
xおよびyがそれぞれ独立して0または1である。
【請求項2】
ニューロトロフィンおよびニューロトロフィン受容体の相互作用を調節する方法であって、下記式3の化合物、およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物の有効量を、ニューロトロフィン受容体を発現する細胞に接触させる段階を含む、方法:

式中、Rが、水素原子、C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシまたはアミノからなる群より選択され、アルキル、アルコキシまたはアミノ基がさらに、C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシル、酸、シアノ、C1−6−アルキル−スルホンアミド、アリール、ヘテロアリール、C3−6−シクロアルキル、C3−6−ヘテロシクロアルキル、C1−6−アルキル−アミド、C1−6−アルキル−エステル、O−C1−6−アルキル、S−C1−6−アルキル、C1−6−アルケン、フラニル、チオフェニル、チアゾリル、ニトロ、テトラゾリル、SO−C1−6−アルキル、SO−C1−6−アルキル、C1−6−アルキル−尿素、C1−6−アルキル−チオ尿素、モルホリノ、ピペリジニル、ピペラジニル、またはアゼパニルと置換されてもよく、
、R、R、R、R10およびR11がそれぞれ独立して、水素原子、C(O)N(R)R、N(R)R、CHN(R)RおよびCH(CH)N(R)Rからなる群より選択され、式中RおよびRがそれぞれ独立して、−Hおよび−(C1−4アルキル)0−1Gからなる群より選択され、式中Gが−COOH、−H、−POH、−SOH、−Br、−Cl、−F、−OC1−4アルキル、−SC1−4アルキル、アリール、−C(O)OC−C−アルキル、−C(O)C1−4アルキル−COOH、−C(O)C−C−アルキルおよび−C(O)−アリールからなる群より選択されるか、
またはN(R)Rが、ピロリル、テトラゾリル、ピロリジニル、ピロリジン−2−オン、ジメチルピロリル、イミダゾリル、モルホリノ、もしくは

であり、
但し、R、R、R、R、R10およびR11のうちの少なくとも1つが−Hではなく、
mおよびnがそれぞれ独立して0または1である。
【請求項3】
nおよびmが1である、請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記化合物が、下記式4およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物である、請求項2記載の方法:

式中、Rが、水素原子、C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシまたはアミノからなる群より選択され、アルキル、アルコキシまたはアミノ基がさらに、C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシル、酸、シアノ、C1−6−アルキル−スルホンアミド、アリール、ヘテロアリール、C3−6−シクロアルキル、C3−6−ヘテロシクロアルキル、C1−6−アルキル−アミド、C1−6−アルキル−エステル、O−C1−6−アルキル、S−C1−6−アルキル、C1−6−アルケン、フラニル、チオフェニル、チアゾリル、ニトロ、テトラゾリル、SO−C1−6−アルキル、SO−C1−6−アルキル、C1−6−アルキル−尿素、C1−6−アルキル−チオ尿素、モルホリノ、ピペリジニル、ピペラジニル、またはアゼパニルと置換されてもよく、
、R、R、R、R10およびR11がそれぞれ独立して、水素原子、C(O)N(R)R、N(R)R、CHN(R)RおよびCH(CH)N(R)Rからなる群より選択され、式中RおよびRがそれぞれ独立して−Hおよび−(C1−4アルキル)0−1Gからなる群より選択され、式中Gが−COOH、−H、−POH、−SOH、−Br、−Cl、−F、−OC1−4アルキル、−SC1−4アルキル、アリール、−C(O)OC−C−アルキル、−C(O)C1−4アルキル−COOH、−C(O)C−C−アルキルおよび−C(O)−アリールからなる群より選択されるか、
または、N(R)Rが、ピロリル、テトラゾリル、ピロリジニル、ピロリジン−2−オン、ジメチルピロリル、イミダゾリル、モルホリノ、もしくは

であり、
但し、R、R、R、R、R10およびR11のうちの少なくとも1つが−Hではない。
【請求項5】
式中Rが、(CHCOOHおよび−Hからなる群より選択され、式中、nが1、2または3であり、
、RおよびRがそれぞれ独立して、−N(H)C(O)C1−6−アルキルおよびNHからなる群より選択される、請求項4記載の方法。
【請求項6】
式中−N(H)C(O)C−C−アルキルが、−N(H)C(O)CH、または−N(H)C(O)CH−t−ブチルである、請求項5記載の方法。
【請求項7】
前記化合物が、下記式6およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物である、請求項2記載の方法:

式中、Rが、水素原子、C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシまたはアミノからなる群より選択され、アルキル、アルコキシまたはアミノ基がさらに、C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシル、酸、シアノ、C1−6−アルキル−スルホンアミド、アリール、ヘテロアリール、C3−6−シクロアルキル、C3−6−ヘテロシクロアルキル、C1−6−アルキル−アミド、C1−6−アルキル−エステル、O−C1−6−アルキル、S−C1−6−アルキル、C1−6−アルケン、フラニル、チオフェニル、チアゾリル、ニトロ、テトラゾリル、SO−C1−6−アルキル、SO−C1−6−アルキル、C1−6−アルキル−尿素、C1−6−アルキル−チオ尿素、モルホリノ、ピペリジニル、ピペラジニル、またはアゼパニルと置換されてもよく、
およびRがそれぞれ独立して、水素原子、C(O)N(R)R、N(R)R、CHN(R)RおよびCH(CH)N(R)Rからなる群より選択され、式中RおよびRがそれぞれ独立して−Hおよび−(C1−4アルキル)0−1Gからなる群より選択され、式中Gが−COOH、−H、−POH、−SOH、−Br、−Cl、−F、−OC1−4アルキル、−SC1−4アルキル、アリール、−C(O)OC−C−アルキル、−C(O)C1−4アルキル−COOH、−C(O)C−C−アルキルおよび−C(O)−アリールからなる群より選択されるか、
または、N(R)Rが、ピロリル、テトラゾリル、ピロリジニル、ピロリジン−2−オン、ジメチルピロリル、イミダゾリル、モルホリノ、もしくは

であり、
但し、RおよびRのうちの少なくとも1つが−Hではない。
【請求項8】
式中、Rが、1つまたは複数のC−C−アルキル基と独立して置換されてもよいC−Cアルキル、NO、酸、NO、ハロゲンからなる群より選択され、
およびRがそれぞれ独立して、水素原子、−NH、および−N(H)C(O)C−C−アルキルからなる群より選択され、
但し、RおよびRのうちの少なくとも1つが−Hではない、請求項7記載の方法。
【請求項9】
式中、Rが、−NH、および−N(H)C(O)C−C−アルキルからなる群より選択され、
が−Hである、請求項7記載の方法。
【請求項10】
式中、−N(H)C(O)C−C−アルキルが、−N(H)C(O)CH、または−N(H)C(O)CH−t−ブチルである、請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記化合物が、下記式7およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物である、請求項2記載の方法:

式中、R13が水素原子、C1−6−アルキル、アミノまたはC1−6−アルコキシ、−OH、−ハロゲン、酸、シアノ、C1−6−アルキル−スルホンアミド、アリール、ヘテロアリール、C3−6−シクロアルキル、C3−6−ヘテロシクロアルキル、C1−6−アルキル−アミド、C1−6−アルキル−エステル、フラニル、チオフェニル、チアゾリル、ニトロ、C1−6−アルケン、テトラゾリル、SO−C1−6−アルキル、SO−C1−6−アルキル、C1−6−アルキル−尿素、C1−6−アルキル−チオ尿素、モルホリノ、ピペリジニル、ピペラジニル、イミダゾリル、またはアゼパニルからなる群より選択され、
およびRがそれぞれ独立して、水素原子、C(O)N(R)R、N(R)R、CHN(R)RおよびCH(CH)N(R)Rからなる群より選択され、式中RおよびRがそれぞれ独立して−Hおよび−(C1−4アルキル)0−1Gからなる群より選択され、式中Gが−COOH、−H、−POH、−SOH、−Br、−Cl、−F、−OC1−4アルキル、−SC1−4アルキル、アリール、−C(O)OC−C−アルキル、−C(O)C1−4アルキル−COOH、−C(O)C−C−アルキルおよび−C(O)−アリールからなる群より選択され、
または、N(R)Rが、ピロリル、テトラゾリル、ピロリジニル、ピロリジン−2−オン、ジメチルピロリル、イミダゾリル、モルホリノ、もしくは

であり、
但し、RおよびRのうちの少なくとも1つが−Hではなく、
xが、1、2、3または4である。
【請求項12】
式中、R13が、−COOH、イミダゾリル、−SOH、−OSOH、−OH、モルホリノ、ピペラジニル、−POH、−PO1−4アルキルおよび−NOからなる群より選択され、
およびRがそれぞれ独立して、水素原子および−NHからなる群より選択され、
但し、RおよびRのうちの少なくとも1つが水素ではなく、
xが、2、3または4である、請求項11記載の方法。
【請求項13】
式中、R13が、−COOHおよび−COONaからなる群より選択され、
が、−NHまたは−N(H)C(O)CHであり、
が、水素原子であり、
xが3である、請求項11記載の方法。
【請求項14】
式中、Rが、ピロリルまたは1つまたは複数のメチル基により置換されたピロリルであり、
が−Hであり、
xが2または3である、請求項11記載の方法。
【請求項15】
式中、Rが、NHまたはNHC(O)CHであり、Rが−Hである、請求項11記載の方法。
【請求項16】
式中、Rがピロリルもしくは2,5−ジメチル−ピロリルであり、Rが−Hであるか;またはRが−Hであり、Rがピロリルもしくは2,5−ジメチル−ピロリルである、請求項11記載の方法。
【請求項17】
前記化合物が、4−(5−アミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(1)、ナトリウム4−(5−アミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−ブチラート(2)、4−(5−アセチルアミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(13)、4−(5−カルバモイル−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(95)、4−(5−アセチルアミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸、4−(1,3−ジオキソ−5−ピロール−1−イル−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(122)、および4−[5−(2,5−ジメチル−ピロール−1−イル)−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル]−酪酸(125)からなる群より選択される、請求項11記載の方法。
【請求項18】
前記化合物が、下記式11およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物である、請求項2記載の方法:

式中、R13が水素原子、C1−6−アルキル、アミノまたはC1−6−アルコキシ、−OH、−ハロゲン、酸、シアノ、C1−6−アルキル−スルホンアミド、アリール、ヘテロアリール、C3−6−シクロアルキル、C3−6−ヘテロシクロアルキル、C1−6−アルキル−アミド、C1−6−アルキル−エステル、フラニル、チオフェニル、チアゾリル、ニトロ、C1−6−アルケン、テトラゾリル、SO−C1−6−アルキル、SO−C1−6−アルキル、C1−6−アルキル−尿素、C1−6−アルキル−チオ尿素、モルホリノ、ピペリジニル、ピペラジニル、イミダゾリル、またはアゼパニルからなる群より選択され、
およびRがそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン、酸、CN、NO、C(O)N(R)R、N(R)R、CHN(R)RおよびCH(CH)N(R)Rからなる群より選択され、式中RおよびRがそれぞれ独立して、−Hおよび−(C1−4アルキル)0−1Gからなる群より選択され、式中Gが−COOH、−H、−POH、−SOH、−Br、−Cl、−F、−OC1−4アルキル、−SC1−4アルキル、アリール、−C(O)OC−C−アルキル、−C(O)C1−4アルキル−COOH、−C(O)C−C−アルキルおよび−C(O)−アリールからなる群より選択され、
または、N(R)Rが、ピロリル、テトラゾリル、ピロリジニル、ピロリジン−2−オン、ジメチルピロリル、イミダゾリル、モルホリノ、

であり、
xが、0、1、2、3または4である。
【請求項19】
式中RおよびRが独立して、ハロゲン、−NH、−NO、−N(H)C(O)C1−6、COOH、テトラゾリルおよびCNからなる群より選択される、請求項18記載の方法。
【請求項20】
式中、R13が、−COOH、−COONa、COOCH、COOEt、PO、イミダゾリル、−SOH、−OSOH、−OH、モルホリノ、ピペラジニル、−POH、−PO1−4アルキルおよび−NOからなる群より選択され、
xが、2、3または4である、請求項18記載の方法。
【請求項21】
式中、xが、0、1、2、または3であり、
およびRがともに、−NHまたは−N(H)C(O)CHのいずれかである、請求項20記載の方法。
【請求項22】
式中、xが、2または3であり、
およびRがともに、NO、NHまたはN(H)C(O)CHのいずれかである、請求項20記載の方法。
【請求項23】
式中、xが、2または3であり、R13が、SOH、COOH、COONaまたはCOOEtであり、
およびRがともに、NO、NHまたはN(H)C(O)CHのいずれかである、請求項20記載の方法。
【請求項24】
式中、xが、0、1、2、または3であり、
またはRのうちの1つがNOであり、もう一方がBrである、請求項20記載の方法。
【請求項25】
式中、RおよびRが、N(H)C(O)CH−t−ブチルである、請求項20記載の方法。
【請求項26】
式中、R13が、−COOHおよび−COONaからなる群より選択され、
xが3である、請求項20記載の方法。
【請求項27】
式中、R13がCOOH、COOEt、PO、N(H)CH、またはSOHである、請求項20記載の方法。
【請求項28】
式中、RおよびRがともに、N(H)C(O)CH−t−ブチル、NO、NHまたはN(H)C(O)CHであるか、またはRおよびRのうちの1つがBrであり、もう一方がNOである、請求項20記載の方法。
【請求項29】
式中、xが、2または3である、請求項20記載の方法。
【請求項30】
式中、RおよびRが、C(O)N(R)Rであり、式中、RおよびRがそれぞれ独立して、−H、C1−4アルキル、フェニル、およびベンジルからなる群より選択される、請求項18記載の方法。
【請求項31】
式中、RおよびRが、C(O)NHである、請求項30記載の方法。
【請求項32】
式中、RおよびRが、C(O)N(H)−t−ブチルである、請求項30記載の方法。
【請求項33】
前記化合物が、4−(5,8−ジアミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(9)、4−(5,8−ジニトロ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(10)、4−(5,8−ビス−アセチルアミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(11)、4−(5−ブロモ−8−ニトロ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(89)、3−(5,8−ジニトロ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−プロパン−1−スルホン酸(105)、3−(5,8−ジアミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−プロパン−1−スルホン酸(106)、3−(5,8−ビス−アセチルアミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−プロパン−1−スルホン酸(107)、4−(5,8−ビス−アセチルアミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸エチルエステル(108)、4−[5,8−ビス−(3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル]−酪酸(109)、4−(5,8−ジニトロ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸エチルエステル(110)、4−(5,8−ジアミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸エチルエステル(111)、[3−(5,8−ジニトロ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−プロピル]−ホスホン酸(116)、[3−(5,8−ジアミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−プロピル]−ホスホン酸(117)、[3−(5,8−ビス−アセチルアミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−プロピル]−ホスホン酸(118)、3−(5,8−ジニトロ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−プロピオン酸(119)、3−(5,8−ジアミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−プロピオン酸(120)および3−(5,8−ビス−アセチルアミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−プロピオン酸(121)からなる群より選択される、請求項18記載の方法。
【請求項34】
前記化合物が、下記式13およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物である、請求項2記載の方法:

式中、R13が水素原子、C1−6−アルキル、アミノ、C1−6−アルコキシ、−OH、ハロゲン、酸、シアノ、C1−6−アルキル−スルホンアミド、アリール、ヘテロアリール、C3−6−シクロアルキル、C3−6−ヘテロシクロアルキル、C1−6−アルキル−アミド、C1−6−アルキル−エステル、フラニル、チオフェニル、チアゾリル、ニトロ、C1−6−アルケン、テトラゾリル、SO−C1−6−アルキル、SO−C1−6−アルキル、C1−6−アルキル−尿素、C1−6−アルキル−チオ尿素、モルホリノ、ピペリジニル、ピペラジニル、イミダゾリル、またはアゼパニルからなる群より選択され、
およびRが独立して、水素原子、ハロゲン、酸、CN、NO、C(O)N(R)R、N(R)R、CHN(R)RおよびCH(CH)N(R)Rからなる群より選択され、式中、RおよびRがそれぞれ独立して、−Hおよび−(C1−4アルキル)0−1Gからなる群より選択され、式中、Gが−COOH、−H、−POH、−SOH、−Br、−Cl、−F、−OC1−4アルキル、−SC1−4アルキル、アリール、−C(O)OC−C−アルキル、−C(O)C1−4アルキル−COOH、−C(O)C−C−アルキルおよび−C(O)−アリールからなる群より選択され、
または、N(R)Rが、ピロリル、テトラゾリル、ピロリジニル、ピロリジン−2−オン、ジメチルピロリル、イミダゾリル、モルホリノ、もしくは

であり、
xが、1、2、3または4である。
【請求項35】
式中、RおよびRが独立して、ハロゲン、COOH、−NH、CN、−NO、および−N(H)C(O)C1−4からなる群より選択される、請求項34記載の方法。
【請求項36】
式中、R13が、−COOH、−COONa、イミダゾリル、−SOH、−OSOH、−OH、モルホリノ、ピペラジニル、−POH、−PO1−4アルキルおよび−NOからなる群より選択され、
xが、2、3または4である、請求項34記載の方法。
【請求項37】
式中、R13が、−COOHおよび−COONaからなる群より選択され、
xが3である、請求項36記載の方法。
【請求項38】
式中、RおよびRがともに、NO、NHまたはCOOHである、請求項34記載の方法。
【請求項39】
式中、xが3であり、R13がCOOHである、請求項34記載の方法。
【請求項40】
式中、RおよびRが、C(O)N(R)Rであり、式中、RおよびRがそれぞれ独立して、−H、C1−4アルキル、フェニルおよびベンジルからなる群より選択される、請求項34記載の方法。
【請求項41】
式中、RおよびRが、C(O)NHである、請求項34記載の方法。
【請求項42】
前記化合物が、4−(6,7−ジニトロ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(101)および4−(6,7−ジアミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(102)からなる群より選択される、請求項34記載の方法。
【請求項43】
前記化合物が、下記式14およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物である、請求項2記載の方法:

式中、Rが、水素原子、C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシまたはアミノからなる群より選択され、アルキル、アルコキシまたはアミノ基がさらに、C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシル、酸、シアノ、C1−6−アルキル−スルホンアミド、アリール、ヘテロアリール、C3−6−シクロアルキル、C3−6−ヘテロシクロアルキル、C1−6−アルキル−アミド、C1−6−アルキル−エステル、O−C1−6−アルキル、S−C1−6−アルキル、C1−6−アルケン、フラニル、チオフェニル、チアゾリル、ニトロ、テトラゾリル、SO−C1−6−アルキル、SO−C1−6−アルキル、C1−6−アルキル−尿素、C1−6−アルキル−チオ尿素、モルホリノ、ピペリジニル、ピペラジニル、またはアゼパニルと置換されてもよく、
、R、R、R、R10およびR11がそれぞれ独立して、水素原子、C(O)N(R)R、N(R)R、CHN(R)RおよびCH(CH)N(R)Rからなる群より選択され、式中、RおよびRがそれぞれ独立して−Hおよび−(C1−4アルキル)0−1Gからなる群より選択され、式中、Gが−COOH、−H、−POH、−SOH、−Br、−Cl、−F、−OC1−4アルキル、−SC1−4アルキル、アリール、−C(O)OC−C−アルキル、−C(O)C1−4アルキル−COOH、−C(O)C−C−アルキルおよび−C(O)−アリールからなる群より選択され、
または、N(R)Rが、ピロリル、テトラゾリル、ジメチルピロリル、イミダゾリル、モルホリノ、もしくは

である。
【請求項44】
が、(CH13であり、
式中R13が、水素原子、C1−6−アルキル、アミノまたはC1−6−アルコキシ、−OH、ハロゲン、酸、シアノ、C1−6−アルキル−スルホンアミド、アリール、ヘテロアリール、C3−6−シクロアルキル、C3−6−ヘテロシクロアルキル、C1−6−アルキル−アミド、C1−6−アルキル−エステル、フラニル、チオフェニル、チアゾリル、ニトロ、C1−6−アルケン、テトラゾリル、SO−C1−6−アルキル、SO−C1−6−アルキル、C1−6−アルキル−尿素、C1−6−アルキル−チオ尿素、モルホリノ、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリル、またはアゼパニルからなる群より選択され、
xが、1、2、3または4である、請求項43記載の方法。
【請求項45】
式中、R13が、−COOH、イミダゾリル、−SOH、−OSOH、−OH、モルホリノ、ピペラジニル、−POH、−PO1−4アルキルおよび−NOからなる群より選択され、
、R、RおよびRがそれぞれ独立して、水素原子および−NHからなる群より選択され、
10およびR11が、それぞれ水素であり、
xが、2、3または4である、請求項44記載の方法。
【請求項46】
式中、R13が、−COOHおよび−COONaからなる群より選択され、
およびRがそれぞれ独立して、−NHまたは−Hであり、
、R、R、R10およびR11が、それぞれ水素原子であり、
xが3である、請求項44記載の方法。
【請求項47】
式中、R、R、R、R、R10およびR11が、それぞれ水素原子であり、
およびRがそれぞれ独立して、−NHまたは−Hである、請求項43記載の方法。
【請求項48】
式中、C(O)N(R)Rが、C(O)N(H)−t−ブチルである、請求項43記載の方法。
【請求項49】
前記化合物が2、3−ジヒドロ−ベンゾ[de]イソキノリン−1−オン(31)である、請求項43記載の方法。
【請求項50】
ニューロトロフィンおよびニューロトロフィン受容体の相互作用を調節する方法であって、下記式7Aの化合物、およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物の有効量を、ニューロトロフィン受容体を発現する細胞に接触させる段階を含む、方法:

式中、R13が、PO、OH、C(O)NH、SOH、COOH、COOCH3、COOEt、フェニルおよびCOOHで置換されたフェニルからなる群より選択され、
およびRがそれぞれ独立して、C(O)Ph、CN、C(O)−N−モルホリノ、C(O)NH、−H、OH、SOH、S(O)N(CH、S(O)−N−モルホリノ、COOH、NO、ClおよびBrからなる群より選択され、
xが、1、2、3または4である。
【請求項51】
式中、xが、1、2または3である、請求項56記載の方法。
【請求項52】
式中、Rが−Hであり、RがCl、C(O)PhまたはCOOHである、請求項50記載の方法。
【請求項53】
式中、Rが−Hであり、RがCl、C(O)PhまたはCOOHである、請求項50記載の方法。
【請求項54】
式中、R13がCOOH、COOEt、OH、COOHで置換されたフェニル、SOH、またはフェニルである、請求項50記載の方法。
【請求項55】
式中、Rが−Hであり、RがCN、Br、SOH、NO、またはClである、請求項50記載の方法。
【請求項56】
式中、Rが−Hであり、RがSON(CHであるか;またはRが−Hであり、RがSON−モルホリノであるか;またはRがSON−モルホリノであり、Rが−Hであるか;またはRがSON(CHであり、Rが−Hである、請求項50記載の方法。
【請求項57】
前記化合物が、ナトリウム4−(5−ニトロ−1,3−ジオキソ−1H、3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−ブチラート(62)、4−(1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(69)、2−(3−ヒドロキシ−プロピル)−5−ニトロ−ベンゾ[de]イソキノリン−1,3−ジオン(72)、4−(6−ブロモ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(73)、4−[4−(5−ニトロ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−フェニル]−酪酸エチルエステル(76)、4−(1,3−ジオキソ−6−スルホ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(77)、3−(5−ニトロ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−プロパン−1−スルホン酸(83)、4−(6−ニトロ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(86)、[3−(5−ニトロ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−プロピル]−ホスホン酸(87)、4−(6−ベンゾイル−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(99)、2−(3−カルボキシ−プロピル)−1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[de]イソキノリン−6−カルボン酸(100)、
4−(6−クロロ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(104)、ジメチルスルファモイル−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(112)、4−[6−(モルホリン−4−スルホニル)−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル]−酪酸(113)、4−(5−ジメチルスルファモイル−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(114)、4−[5−(モルホリン−4−スルホニル)−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル]−酪酸(115)、3−(5−シアノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−プロピオン酸(126)、2−(3−カルボキシ−プロピル)−1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[de]イソキノリン−5−カルボン酸(128)、4−(6−シアノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(129)、4−[6−(モルホリン−4−カルボニル)−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル]−酪酸(123)および4−(5−シアノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル)−酪酸(124)からなる群より選択される、請求項50記載の方法。
【請求項58】
ニューロトロフィンおよびニューロトロフィン受容体の相互作用を調節する方法であって、下記式7Bの化合物、およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物の有効量を、ニューロトロフィン受容体を発現する細胞に接触させる段階を含む、方法:

式中、R13が、フェニル、イミダゾリル、モルホリノ、ピロリル、N(H)CHおよびN(CHからなる群より選択され、
およびRがそれぞれ独立して、−H、OH、POH、C(O)NH、CN、SOH、NO、BrおよびC(O)モルホリノからなる群より選択され、および
xが、1、2、3または4である。
【請求項59】
前記化合物が、5−ニトロ−2−(3−ピロール−1−イル−プロピル)−ベンゾ[de]イソキノリン−1,3−ジオン(34)、2−(3−メチルアミノ−プロピル)−5−ニトロ−ベンゾ[de]イソキノリン−1,3−ジオン(39)、2−ベンジル−5−ニトロ−ベンゾ[de]イソキノリン−1,3−ジオン(44)、4−(6−ニトロ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イルメチル)−安息香酸(79)、2−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−5−ニトロ−ベンゾ[de]イソキノリン−1,3−ジオン(94)および4−(5−ニトロ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イルメチル)−安息香酸(98)からなる群より選択される、請求項58記載の方法。
【請求項60】
ニューロトロフィンおよびニューロトロフィン受容体の相互作用を調節する方法であって、下記式10Aの化合物、およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物の有効量を、ニューロトロフィン受容体を発現する細胞に接触させる段階を含む、方法:

式中、R13およびR14がそれぞれ独立して、イミダゾリル、モルホリノ、N(CH)、PO、SOH、COOH、COOCH3、COOEt、フェニルおよびCOOHで置換されたフェニルからなる群より選択され、
およびRが、それぞれ独立して、−H、OH、CN、SOH、S(O)N(CH、S(O)モルホリノ、C(O)モルホリノ、NO、C(O)NH、POHおよびBrからなる群より選択され、
xが、1、2、3または4である。
【請求項61】
式中、R13およびR14がそれぞれ独立して、イミダゾリル、モルホリノ、N(CH)、PO2、SOH、COOCH3、COOEt、およびCOOHで置換されたフェニルからなる群より選択され、
およびRがそれぞれ独立して、−H、OH、CN、SOH、S(O)N(CH、S(O)モルホリノ、C(O)モルホリノ、NO、Brからなる群より選択され、
xが、1、2、3または4である、請求項60記載の方法。
【請求項62】
式中、R13およびR14がCOOHであり、xが2である、請求項60記載の方法。
【請求項63】
ニューロトロフィンおよびニューロトロフィン受容体の相互作用を調節する方法であって、下記式10Bの化合物、およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物の有効量を、ニューロトロフィン受容体を発現する細胞に接触させる段階を含む、方法:

式中、R13が水素原子、C1−6−アルキル、アミノ、C1−6−アルコキシ、−OH、ハロゲン、酸、シアノ、C1−6−アルキル−スルホンアミド、アリール、ヘテロアリール、C3−6−シクロアルキル、C3−6−ヘテロシクロアルキル、C1−6−アルキル−アミド、C1−6−アルキル−エステル、フラニル、チオフェニル、チアゾリル、ニトロ、C1−6−アルケン、テトラゾリル、SO−C1−6−アルキル、SO−C1−6−アルキル、C1−6−アルキル−尿素、C1−6−アルキル−チオ尿素、モルホリノ、ピペリジニル、ピペラジニル、イミダゾリル、またはアゼパニルからなる群より選択され、
14およびR15がそれぞれ独立して、H、C1−6−アルキル、イミダゾリル、モルホリノ、N(CH)、PO、SOH、COOH、COOCH3、COOEt、フェニルおよびCOOHで置換されたフェニルからなる群より選択され、
およびRがそれぞれ独立して、−H、OH、CN、SOH、S(O)N(CH、S(O)モルホリノ、C(O)モルホリノ、NO、C(O)NH、POHおよびBrからなる群より選択され、
xおよびyがそれぞれ独立して0または1である。
【請求項64】
式中、R13、R14およびR15がそれぞれ独立して、イミダゾリル、モルホリノ、N(CH)、PO、SOH、COOH、COOCH3、COOEt、およびCOOHで置換されたフェニルからなる群より選択される、請求項63記載の方法。
【請求項65】
ニューロトロフィンおよびニューロトロフィン受容体の相互作用を調節する方法であって、下記式11Aの化合物、およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物の有効量を、ニューロトロフィン受容体を発現する細胞に接触させる段階を含む、方法:

式中、R13が、N(H)NH、OH、イミダゾリル、モルホリノ、N(CH)、PO、SOH、COOH、COOCH3、COOEt、フェニルおよびCOOHで置換されたフェニルからなる群より選択され、
、RおよびR15がそれぞれ独立して、−H、POH、C(O)NH、CN、OH、SOH、S(O)N(CH、S(O)モルホリノ、NO、Br、NH、SOHからなる群より選択され、
xが、0、1、2、3または4である。
【請求項66】
式中、xが2であり、R13がOHであり、RがNOであり、RおよびR15が−Hである、請求項60記載の方法。
【請求項67】
式中、xが0であり、R13がC(O)N(H)NHであり、RおよびR15が独立してSOHまたはNOであり、RがNHである、請求項65記載の方法。
【請求項68】
前記化合物が、6−アミノ−1,3−ジオキソ−2−アミノ−ウレイド−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[de]イソキノリン−5,8−ジスルホン酸−二カリウム塩(52)、および2−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−5−ニトロ−ベンゾ[de]イソキノリン−1,3−ジオン(97)からなる群より選択される、請求項65記載の方法。
【請求項69】
前記ニューロトロフィンが、神経成長因子およびその前駆物質である、前記請求項のいずれか1項記載の方法。
【請求項70】
前記ニューロトロフィン受容体が、p75NTRおよびTrkAからなる群より選択される、前記請求項のいずれか1項記載の方法。
【請求項71】
前記ニューロトロフィン受容体がp75NTRである、請求項70記載の方法。
【請求項72】
前記ニューロトロフィン受容体がTrkAである、請求項70記載の方法。
【請求項73】
前記化合物がNGFおよび/またはTrkAを有するproNGFの相互作用をさらに調節する、請求項71記載の方法。
【請求項74】
前記方法を必要としている対象においてニューロトロフィン媒介性活性を調節するために適用される、前記請求項のいずれか1項記載の方法。
【請求項75】
前記ニューロトロフィン媒介性活性が疼痛と関連する、請求項74記載の方法。
【請求項76】
前記ニューロトロフィン媒介性活性が炎症性疾患と関連する、請求項74記載の方法。
【請求項77】
前記ニューロトロフィン媒介性活性が神経性疾患に関連する、請求項74記載の方法。
【請求項78】
前記疼痛が、皮膚痛、体性痛、内臓痛および神経障害性疼痛からなる群より選択される、請求項75記載の方法。
【請求項79】
前記疼痛が、急性疼痛または慢性疼痛である、請求項75記載の方法。
【請求項80】
前記皮膚痛が、皮膚、皮下組織、および関連器官の損傷、疾病、または疾患に関連する、請求項78記載の方法。
【請求項81】
前記皮膚、皮下組織、および関連器官の損傷、疾病、または疾患が、外傷、切り傷、裂傷、刺し傷、火傷、外科的切開、湿疹、皮膚炎、乾癬、感染、または急性炎症からなる群より選択される、請求項80記載の方法。
【請求項82】
前記体性痛が、筋骨格系および結合組織系の損傷、疾病、または疾患に関連する、請求項78記載の方法。
【請求項83】
前記筋骨格系および結合組織系の損傷、疾病、または疾患が、捻挫、骨折、関節炎、乾癬、湿疹、および虚血性心疾患からなる群より選択される、請求項82記載の方法。
【請求項84】
前記内臓痛が、循環器系、呼吸器系、胃腸系、もしくは泌尿生殖器系の損傷、疾病、または疾患に関連する、請求項78記載の方法。
【請求項85】
前記循環器系の疾病または疾患が、虚血性心疾患、アンギナ、急性心筋梗塞、心不整脈、静脈炎、間欠性跛行、拡張蛇行静脈、および痔核からなる群より選択される、請求項84記載の方法。
【請求項86】
前記呼吸器系の疾病または疾患が、喘息、呼吸器感染、慢性気管支炎、および肺気腫からなる群より選択される、請求項84記載の方法。
【請求項87】
前記胃腸系の疾病または疾患が、胃炎、十二指腸炎、過敏性腸症候群、結腸炎、クローン病、潰瘍、および憩室炎からなる群より選択される、請求項84記載の方法。
【請求項88】
前記泌尿生殖器系の疾病または疾患が、膀胱炎、尿路感染症、糸球体腎炎、多発性嚢胞腎、腎臓結石、および泌尿生殖器系の癌からなる群より選択される、請求項84記載の方法。
【請求項89】
前記体性痛が、関節痛、筋肉痛、慢性腰痛、幻肢痛、癌関連の疼痛、歯痛、線維筋痛、特発性疼痛性障害、慢性の非特定の疼痛、術後疼痛、および関連痛からなる群より選択される、請求項78記載の方法。
【請求項90】
前記神経障害性疼痛が、前記神経系の損傷、疾病、または疾患に関連する、請求項78記載の方法。
【請求項91】
前記神経系の損傷、疾病、または疾患が、神経痛、神経障害、頭痛、慢性頭痛、および脊髄損傷からなる群より選択される、請求項90記載の方法。
【請求項92】
前記炎症性疾患が、筋骨格系および結合組織系、呼吸器系、循環器系、泌尿生殖器系、胃腸系、または神経系の炎症性疾患から選択される、請求項76記載の方法。
【請求項93】
前記筋骨格系および結合組織系の炎症性疾患が、関節炎、乾癬、皮膚炎、および湿疹からなる群より選択される、請求項92記載の方法。
【請求項94】
前記呼吸器系の炎症性疾患が、喘息、気管支炎、静脈洞炎、咽頭炎、鼻炎、および呼吸器感染からなる群より選択される、請求項92記載の方法。
【請求項95】
前記循環器系の炎症性疾患が、脈管炎、アテローム性動脈硬化症、静脈炎、心臓炎、および冠状動脈性心疾患からなる群より選択される、請求項92記載の方法。
【請求項96】
前記胃腸系の炎症性疾患が、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、憩室炎、ウイルス感染、細菌感染、慢性肝炎、歯肉炎、口内炎、および胃炎からなる群より選択される、請求項92記載の方法。
【請求項97】
前記泌尿生殖器系の炎症性疾患が、膀胱炎、多発性嚢胞腎、腎炎症候群、尿路感染症、シスチン蓄積症、前立腺炎、卵管炎、子宮内膜症、および泌尿生殖器癌からなる群より選択される、請求項92記載の方法。
【請求項98】
前記神経疾患が、統合失調症、躁鬱病、鬱病、アルツハイマー病、てんかん、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、脳卒中、脳虚血、神経障害、網膜色素変性、緑内障、心不整脈、帯状疱疹、ハンチントン舞踏病、およびパーキンソン病からなる群より選択される、請求項77記載の方法。
【請求項99】
必要としている対象において、疼痛を治療する方法であって、式1、式3、式4、式6、式7、式11、式13、式14、式7A、式7B、式10A、式10Bおよび式11Aからなる群より選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、もしくはラセミ化合物の有効量を前記対象に投与する段階を含む、方法。
【請求項100】
前記疼痛が、皮膚痛、体性痛、内臓痛、および神経障害性疼痛からなる群より選択される、請求項99記載の方法。
【請求項101】
前記疼痛が、急性疼痛または慢性疼痛である、請求項99記載の方法。
【請求項102】
必要としている対象において、炎症性疾患を治療する方法であって、式1、式3、式4、式6、式7、式11、式13、式14、式7A、式7B、式10A、式10Bおよび式11Aからなる群より選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、もしくはラセミ化合物の有効量を前記対象に投与する段階を含む、方法。
【請求項103】
前記炎症性疾患が、筋骨格系および結合組織系、呼吸器系、循環器系、泌尿生殖器系、胃腸系、または神経系の炎症性疾患である、請求項102記載の方法。
【請求項104】
必要としている対象において神経疾患を治療する方法であって、式1、式3、式4、式6、式7、式11、式13、式14、式7A、式7B、式10A、式10Bおよび式11Aからなる群より選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、もしくはラセミ化合物の有効量を投与する段階を含む、方法。
【請求項105】
前記神経疾患が、統合失調症、躁鬱病、鬱病、アルツハイマー病、てんかん、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、脳卒中、脳虚血、神経障害、網膜色素変性、緑内障、心不整脈、ハンチントン舞踏病、およびパーキンソン病からなる群より選択される、請求項104記載の方法。
【請求項106】
必要としている対象の泌尿生殖器系および/もしくは胃腸系に関連する疾病または疾患を治療する方法であって、式1、式3、式4、式6、式7、式11、式13、式14、式7A、式7B、式10A、式10Bおよび式11Aからなる群より選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、もしくはラセミ化合物の有効量を前記対象に投与する段階を含む、方法。
【請求項107】
前記胃腸系の疾病または疾患が、胃炎、十二指腸炎、過敏性腸症候群、結腸炎、クローン病、潰瘍、および憩室炎からなる群より選択される、請求項106記載の方法。
【請求項108】
前記泌尿生殖器系の疾病または疾患が、膀胱炎、尿路感染症、糸球体腎炎、多発性嚢胞腎、腎臓結石、および泌尿生殖器系の癌からなる群より選択される、請求項106記載の方法。
【請求項109】
併用する治療薬を前記対象に投与する段階を含む、前記請求項のいずれか1項記載の方法。
【請求項110】
前記併用する治療薬が、鎮痛剤、抗炎症薬、麻酔薬、副腎皮質ステロイド、抗けいれん薬、抗うつ薬、吐き気止め、抗精神病薬、心血管作動薬、および癌治療薬からなる群より選択される、請求項109記載の方法。
【請求項111】
下記式3の化合物、およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物:

式中、Rが、水素原子、C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシまたはアミノからなる群より選択され、アルキル、アルコキシまたはアミノ基がさらに、C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシル、酸、シアノ、C1−6−アルキル−スルホンアミド、アリール、ヘテロアリール、C3−6−シクロアルキル、C3−6−ヘテロシクロアルキル、C1−6−アルキル−アミド、C1−6−アルキル−エステル、O−C1−6−アルキル、S−C1−6−アルキル、C1−6−アルケン、フラニル、チオフェニル、チアゾリル、ニトロ、テトラゾリル、SO−C1−6−アルキル、SO−C1−6−アルキル、C1−6−アルキル−尿素、C1−6−アルキル−チオ尿素、モルホリノ、ピペリジニル、ピペラジニル、またはアゼパニルと置換されてもよく、
、R、R、R、R10およびR11がそれぞれ独立して、水素原子、C(O)N(R)R、N(R)R、CHN(R)RおよびCH(CH)N(R)Rからなる群より選択され、式中RおよびRがそれぞれ独立して−Hおよび−(C1−4アルキル)0−1Gからなる群より選択され、式中Gが−COOH、−H、−POH、−SOH、−Br、−Cl、−F、−OC1−4アルキル、−SC1−4アルキル、アリール、−C(O)OC−C−アルキル、−C(O)C1−4アルキル−COOH、−C(O)C−C−アルキルおよび−C(O)−アリールからなる群より選択され、
または、N(R)Rが、ピロリル、テトラゾリル、ピロリジニル、ピロリジン−2−オン、ジメチルピロリル、イミダゾリル、モルホリノ、もしくは

であり、
但し、R、R、R、R、R10およびR11のうちの少なくとも1つが−Hではなく、
mおよびnがそれぞれ独立して0または1である。
【請求項112】
化合物4−(5,8−ビス−アセチルアミノ−1,3−ジオキソ−1H,3H−ベンゾ[de]イソキノリン−2−イル−酪酸(11)。

【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2009−507861(P2009−507861A)
【公表日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−530287(P2008−530287)
【出願日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際出願番号】PCT/CA2006/001517
【国際公開番号】WO2007/030940
【国際公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【出願人】(508079658)ペインセプター ファーマ コーポレーション (2)
【Fターム(参考)】