説明

ネットワーク管理システム、遠隔監視機能提供装置及びそれらに用いる遠隔制御方法

【課題】 遠隔監視機能を具備していない非遠隔監視装置に対して既存のSNMPマネージャから遠隔制御を行うことが可能な遠隔監視機能提供装置を提供する。
【解決手段】 SNMP接続制御部21はSNMP制御データを解析し、その解析結果をMIB管理部22に送信する。MIB管理部22はSNMP制御データがSNMP−SETリクエストであった場合、非遠隔監視装置3の設定コマンドに変換してCLI制御部23に送信する。CLI制御部23は非遠隔監視装置3に設定コマンドを送信し、さらに非遠隔監視装置3からの応答を待ち、応答コマンドを受信したら、MIB管理部22に応答メッセージを通知する。MIB管理部22は設定内容をMIBに保存するとともに、応答メッセージをSNMP−SETレスポンス形式に変換し、SNMP接続制御部21からSNMPコマンドレスポンス監視ポート20に返信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はネットワーク管理システム、遠隔監視機能提供装置及びそれらに用いる遠隔制御方法に関し、特にネットワークからの遠隔設定またはネットワーク情報の監視を行うための遠隔制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ネットワーク管理システムにおいては、SNMP(Simple Network Management Protocol)によるネットワーク監視を行う場合、IP(internet Protocol)ネットワーク上に一つまたは複数の管理ステーション(SNMPマネージャ)と、複数の被管理対象(SNMPエージェント)とを配置している。
【0003】
上記のネットワーク管理システムでは、これら管理ステーションと複数の被管理対象との間で情報の受け渡しを行い、ネットワーク管理に必要な構成管理、障害管理、性能管理を実現している(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2000−286879号公報
【特許文献2】特開2005−122563号公報
【特許文献3】特開2005−157903号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来のネットワーク管理システムでは、遠隔監視機能を具備していない既存の非遠隔監視装置やアラーム接点の出力しか持たない非遠隔監視装置を含むシステムの場合、それら非遠隔監視装置に対してネットワークからの遠隔設定またはネットワーク情報の監視を行う場合、それら非遠隔監視装置が設置されている場所に赴いて設定や監視を行うか、あるいはそれら非遠隔監視装置を、遠隔監視機能を具備する遠隔監視装置と入替えなければならない。
【0006】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、遠隔監視機能を具備していない非遠隔監視装置に対して既存のSNMPマネージャから遠隔制御を行うことができるネットワーク管理システム、遠隔監視機能提供装置及びそれらに用いる遠隔制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によるネットワーク管理システムは、遠隔からの機能設定機能を備えていない非遠隔監視装置と、前記非遠隔監視装置を含むネットワークを遠隔管理する管理サーバとからなるネットワーク管理システムであって、
前記管理サーバからの設定要求を前記非遠隔監視装置の設定コマンドに変換して当該非遠隔監視装置に送出する手段と、その設定コマンドに対する当該非遠隔監視装置からの応答を前記管理サーバへのレスポンス形式に変換して前記管理サーバに返送する手段とを含む遠隔監視機能提供装置を備えている。
【0008】
本発明による遠隔監視機能提供装置は、遠隔からの機能設定機能を備えていない非遠隔監視装置と、前記非遠隔監視装置を含むネットワークを遠隔管理する管理サーバとからなるネットワーク管理システムにおいて前記非遠隔監視装置に遠隔監視機能を提供する遠隔監視機能提供装置であって、
前記管理サーバからの設定要求を前記非遠隔監視装置の設定コマンドに変換して当該非遠隔監視装置に送出する手段と、その設定コマンドに対する当該非遠隔監視装置からの応答を前記管理サーバへのレスポンス形式に変換して前記管理サーバに返送する手段とを備えている。
【0009】
本発明による遠隔制御方法は、遠隔からの機能設定機能を備えていない非遠隔監視装置と、前記非遠隔監視装置を含むネットワークを遠隔管理する管理サーバとからなるネットワーク管理システムに用いる遠隔制御方法であって、
遠隔監視機能提供装置が、前記管理サーバからの設定要求を前記非遠隔監視装置の設定コマンドに変換して当該非遠隔監視装置に送出する処理と、その設定コマンドに対する当該非遠隔監視装置からの応答を前記管理サーバへのレスポンス形式に変換して前記管理サーバに返送する処理とを実行している。
【0010】
すなわち、本発明のネットワーク管理システムは、遠隔監視機能を具備していない非遠隔監視装置に対して、遠隔監視機能を提供する遠隔監視機能提供装置を接続することによって、ネットワークからの遠隔設定またはネットワーク情報の監視を行うことを可能としている。
【0011】
非遠隔監視装置は、コンソールポートやTelnetからのCLI(Command Line Interface)機能(設定またはアラーム状況を確認可能)と、アラーム状態である接点出力機能とを有している。
【0012】
遠隔監視機能提供装置は、非遠隔監視装置との通信を可能にするCLI制御ポートと、SNMP(Simple Network Management Protocol)遠隔監視用のUTP(Unshielded Twisted Pair)ポートと、接点出力の状態を監視するアラーム制御ポートとを具備している。
【0013】
また、遠隔監視機能提供装置は、遠隔監視を行うSNMPマネージャに対して非遠隔監視装置のMIB(Management Information Base)情報を持ち、SNMPマネージャからのSNMP−SETリクエスト(設定要求)またはSNMP−GETリクエスト(取得要求)をCLI制御ポートを介して非遠隔監視装置にCLI機能で設定または参照するコマンドを送出し、要求されたMIB情報のレスポンスを通知する機能を有している。
【0014】
さらに、遠隔監視機能提供装置は、非遠隔監視装置のアラーム状態である接点出力をSNMPマネージャに対してSNMP−TRAP(SNMPトラップ:SNMPを使ったネットワーク管理で、管理対象から管理サーバに届けられる状況通知用のレポート)によって通知する機能を実現している。
【0015】
これによって、本発明のネットワーク管理システムでは、遠隔監視機能を具備していない既存の非遠隔監視装置を入れ替えることなく、遠隔監視機能提供装置を導入することで、既存のSNMPマネージャから遠隔制御を可能としている。
【0016】
また、本発明のネットワーク管理システムでは、アラーム接点の出力しか持たなかった非遠隔監視装置を入れ替えることなく、遠隔監視機能提供装置を導入することで、既存のSNMPマネージャから遠隔監視を可能としている。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、遠隔監視機能を具備していない非遠隔監視装置に対して既存のSNMPマネージャから遠隔制御を行うことができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるネットワーク管理システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例によるネットワーク管理システムは、SNMP(Simple Network Management Protocol)マネージャ1と、遠隔監視機能提供装置2と、非遠隔監視装置3とから構成されている。
【0019】
SNMPマネージャ1は、UTP(Unshielded Twisted Pair)接続でネットワーク100を介して、同じくUTP接続された遠隔監視機能提供装置2に接続されている。
【0020】
遠隔監視機能提供装置2は、遠隔監視機能を具備していない非遠隔監視装置3とCLI(Command Line Interface)機能で設定または状態参照のコマンド(SNMP−SETリクエストまたはSNMP−GETリクエスト)をやり取りするためのCLIポート4に接続し、また非遠隔監視装置3のアラーム状況を知らせるための機能として具備している接点出力ポート5に接続されている。
【0021】
図2は図1の遠隔監視機能提供装置2の構成を示すブロック図である。図2において、遠隔監視機能提供装置2はSNMPコマンドレスポンス監視ポート20と、SNMP接続制御部21と、MIB(Management Information Base)管理部22と、CLI制御部23と、アラーム制御部24とから構成されている。
【0022】
遠隔監視機能提供装置2のUTP接続ポートはSNMPコマンドレスポンス監視ポート20として機能する。SNMPコマンドレスポンス監視ポート20はSNMP接続制御部21に接続され、SNMP接続制御部21はSNMP制御データを解析し、その解析結果をMIB管理部22に送信する。
【0023】
MIB管理部22はSNMP制御データがSNMP−SETリクエストか、SNMP−GETリクエストかを判断し、SNMP−SETリクエストであった場合、非遠隔監視装置3の設定コマンドに変換してCLI制御部23に送信する。
【0024】
CLI制御部23は非遠隔監視装置3に設定コマンドを送信する機能を有し、さらに非遠隔監視装置3からの応答を待ち、応答コマンドを受信したら、MIB管理部22に応答メッセージを通知する。MIB管理部22は設定内容をMIBに保存するとともに、応答メッセージをSNMP−SETレスポンス形式に変換し、SNMP接続制御部21からSNMPコマンドレスポンス監視ポート20に返信する。
【0025】
また、MIB管理部22はSNMP制御データがSNMP−GETリクエストであった場合、非遠隔監視装置3の参照コマンドに変換してCLI制御部23に送信する。
【0026】
CLI制御部23は非遠隔監視装置3へ参照コマンドを送信する機能を有し、さらに非遠隔監視装置3からの応答を待ち、応答コマンドを受信したら、MIB管理部22に応答メッセージを通知する。MIB管理部22はMIB情報を更新するとともに、応答メッセージをSNMP−GETレスポンス形式に変換し、SNMP接続制御部21からSNMPコマンドレスポンス監視ポート20に返信する機能を有している。
【0027】
また、非遠隔監視装置3にアラームが発生した場合、アラーム制御部24は接点入力の監視によって異常があったことを感知し、CLI制御部23にアラーム情報を要求する。要求を受付けたCLI制御部23は非遠隔監視装置3からアラーム参照コマンドによってアラーム要因を取得し、取得したアラーム要因を応答メッセージとしてアラーム制御部24に通知する。
【0028】
アラーム制御部24はMIB管理部22にアラーム要因を通知する。MIB管理部22はアラーム情報MIBを更新し、自発メッセージとしてSNMP−TRAP(SNMPトラップ:SNMPを使ったネットワーク管理で、管理対象から管理サーバに届けられる状況通知用のレポート)をSNMP接続制御部21からSNMPコマンドレスポンス監視ポート20に返信する機能を有している。
【0029】
図3は本発明の一実施例によるネットワーク管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。これら図1〜図3を参照して本発明の一実施例によるネットワーク管理システムの動作について説明する。
【0030】
遠隔監視機能提供装置2のSNMP接続制御部21はSNMPマネージャ1からのSNMPコマンドを解析し、MIB管理部22とSNMPコマンドレスポンスをやり取りするインタフェースで接続されている。
【0031】
MIB管理部22はSNMPマネージャ1からのSNMP−SETリクエストを解析し(図3のa1参照)、非遠隔監視装置3へのCLI機能の設定コマンドに変換したデータをCLI制御部23に送信する。CLI制御部23はCLIポート4で接続された非遠隔監視装置3に設定コマンドを送信する(図3のa2参照)。
【0032】
遠隔監視機能を具備していない非遠隔監視装置3はCLI機能によって遠隔監視機能提供装置2から要求された設定を実行し、完了したことをCLIポート4に応答する(図3のa3参照)。CLI制御部23はCLIポート4から応答を受取ると、MIB管理部22に応答メッセージを返信する。
【0033】
MIB管理部22はその応答メッセージを基にMIB情報を更新するとともに、応答メッセージをSNMP−SETレスポンス形式のメッセージに変換してSNMP接続制御部21に通知する。SNMP接続制御部21はそのメッセージをSNMPコマンドレスポンス監視ポート20に返信する(図3のa4参照)。
【0034】
SNMPマネージャ1からの要求がSNMP−GETリクエストであった場合(図3のa5参照)、MIB管理部22はCLI制御部23にCLI機能コマンドとして参照コマンドを送信する。CLI制御部23は非遠隔監視装置3へ参照コマンドを送信し(図3のa6参照)、さらに非遠隔監視装置3からの応答を待ち、応答コマンドを受信したら(図3のa7参照)、MIB管理部22に応答メッセージを通知する。
【0035】
MIB管理部22はその応答メッセージを基にMIB情報を更新するとともに、応答メッセージをSNMP−GETレスポンス形式のメッセージに変換してSNMP接続制御部21に通知する。SNMP接続制御部21はそのメッセージをSNMPコマンドレスポンス監視ポート20に返信する(図3のa8参照)。
【0036】
非遠隔監視装置3にアラームが発生した場合、接点出力ポート5を介して遠隔監視機能提供装置2のアラーム制御部24が接点入力の監視によって異常があったことを感知し(図3のa9参照)、CLI制御部23にアラーム情報を要求する。
【0037】
要求を受付けたCLI制御部23は非遠隔監視装置3にアラーム参照コマンドを送出し(図3のa10参照)、その応答メッセージによってアラーム要因を取得し(図3のa11参照)、アラーム制御部24に応答メッセージとして通知する。アラーム制御部24はMIB管理部22にアラーム要因を通知する。
【0038】
MIB管理部22はアラーム要因を受取ると、アラーム情報MIBを更新し、自発メッセージとしてSNMP−TRAPをSNMP接続制御部21に通知する。SNMP接続制御部21はSNMP−TRAPをSNMPコマンドレスポンス監視ポート20に返信する(図3のa12参照)。
【0039】
このように、本実施例では、遠隔監視機能を具備していない既存の非遠隔監視装置3を入れ替えることなく、遠隔監視機能提供装置2を導入することによって、既存のSNMPマネージャ1から遠隔制御を行うことができる。
【0040】
また、本実施例では、アラームの接点出力ポート5しか持たなかった非遠隔監視装置3を入れ替えることなく、遠隔監視機能提供装置2を導入することで、既存のSNMPマネージャ1から遠隔監視を行うことができる。
【0041】
図4は本発明の他の実施例による遠隔監視機能提供装置の構成を示すブロック図であり、図5は本発明の他の実施例によるネットワーク監視システムの動作を示すシーケンスチャートである。図4において、本発明の他の実施例による遠隔監視機能提供装置2はアラーム制御部24の代わりに、アラーム監視部25とタイマ処理部26とを設けた以外は図2に示す本発明の一実施例による遠隔監視機能提供装置2と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は上記の本発明の一実施例と同様である。
【0042】
本発明の他の実施例では、非遠隔監視装置3がアラーム情報を出力する接点出力ポート5を具備しない場合を示している。以下、図4及び図5を参照して本発明の他の実施例によるネットワーク監視システムの動作について説明する。
【0043】
本発明の他の実施例においては、SNMPマネージャ1から遠隔制御を可能にするSNMP−SETリクエスト及びSNMP−GETリクエストが送出された場合の動作が(図5のb1〜b8参照)、上記の本発明の一実施例による動作と同様である。
【0044】
アラーム監視部25はタイマ処理部26に対して一定周期でポーリング用タイマ要求を行う。タイマ処理部26はタイマ要求のカウントアップを行い、要求のカウント時間が経過すると、アラーム監視部25にタイムアウト応答を行う(図5のb9参照)。
【0045】
タイムアウトを受けたアラーム監視部25はCLI制御部23にアラーム参照コマンドを送出する。CLI制御部23は非遠隔監視装置3にアラーム参照コマンドを送出し(図5のb10参照)、非遠隔監視装置3は自装置のアラーム状態をアラーム参照応答メッセージとしてCLI制御部23に返信する(図5のb11参照)。
【0046】
CLI制御部23はアラーム参照応答メッセージをアラーム監視部25に通知し、非遠隔監視装置3が前回のポーリングで参照したアラーム状態から、発生または復旧状態に変化があるかを確認する。非遠隔監視装置3のアラーム状態に変化があった場合、アラーム監視部25はMIB管理部22にアラーム要因を通知する。
【0047】
MIB管理部14はアラーム要因を受取ると、アラーム情報MIBを更新し、自発メッセージとしてSNMP−TRAPをSNMP接続制御部21に通知する。SNMP接続制御部21はそのSNMP−TRAPをSNMPコマンドレスポンス監視ポート20に返信する(図5のb12参照)。
【0048】
このように、本実施例では、アラームの接点出力ポート5を持たない非遠隔監視装置3を入れ替えることなく、遠隔監視機能提供装置2を導入することで、既存のSNMPマネージャ1から遠隔監視を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の一実施例によるネットワーク管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の遠隔監視機能提供装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例によるネットワーク管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図4】本発明の他の実施例による遠隔監視機能提供装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の他の実施例によるネットワーク監視システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【符号の説明】
【0050】
1 SNMPマネージャ
2 遠隔監視機能提供装置
3 非遠隔監視装置
4 CLIポート
5 接点出力ポート
20 SNMPコマンドレスポンス監視ポート
21 SNMP接続制御部
22 MIB管理部
23 CLI制御部
24 アラーム制御部
25 アラーム監視部
26 タイマ処理部
100 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遠隔からの機能設定機能を備えていない非遠隔監視装置と、前記非遠隔監視装置を含むネットワークを遠隔管理する管理サーバとからなるネットワーク管理システムであって、
前記管理サーバからの設定要求を前記非遠隔監視装置の設定コマンドに変換して当該非遠隔監視装置に送出する手段と、その設定コマンドに対する当該非遠隔監視装置からの応答を前記管理サーバへのレスポンス形式に変換して前記管理サーバに返送する手段とを含む遠隔監視機能提供装置を有することを特徴とするネットワーク管理システム。
【請求項2】
前記遠隔監視機能提供装置は、前記管理サーバからの取得要求を前記非遠隔監視装置の参照コマンドに変換して当該非遠隔監視装置に送出する手段と、その参照コマンドに対する当該非遠隔監視装置からの応答を前記管理サーバへのレスポンス形式に変換して前記管理サーバに返送する手段とを含むことを特徴とする請求項1記載のネットワーク管理システム。
【請求項3】
前記管理サーバが、SNMP(Simple Network Management Protocol)マネージャであることを特徴とする請求項1または請求項2記載のネットワーク管理システム。
【請求項4】
前記遠隔監視機能提供装置は、前記SNMPマネージャからのSNMP−SETリクエストを前記非遠隔監視装置の設定コマンドに変換して提供することを特徴とする請求項3記載のネットワーク管理システム。
【請求項5】
前記遠隔監視機能提供装置は、前記SNMPマネージャからのSNMP−GETリクエストを前記非遠隔監視装置の参照コマンドに変換して提供することを特徴とする請求項3または請求項4記載のネットワーク管理システム。
【請求項6】
前記遠隔監視機能提供装置は、前記非遠隔監視装置のアラーム状態をSNMP−TRAPにて前記SNMPマネージャに通知することを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか記載のネットワーク管理システム。
【請求項7】
前記遠隔監視機能提供装置は、前記SNMPマネージャに対して前記非遠隔監視装置のMIB(Management Information Base)情報を管理する手段を含むことを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか記載のネットワーク管理システム。
【請求項8】
遠隔からの機能設定機能を備えていない非遠隔監視装置と、前記非遠隔監視装置を含むネットワークを遠隔管理する管理サーバとからなるネットワーク管理システムにおいて前記非遠隔監視装置に遠隔監視機能を提供する遠隔監視機能提供装置であって、
前記管理サーバからの設定要求を前記非遠隔監視装置の設定コマンドに変換して当該非遠隔監視装置に送出する手段と、その設定コマンドに対する当該非遠隔監視装置からの応答を前記管理サーバへのレスポンス形式に変換して前記管理サーバに返送する手段とを有することを特徴とする遠隔監視機能提供装置。
【請求項9】
前記管理サーバからの取得要求を前記非遠隔監視装置の参照コマンドに変換して当該非遠隔監視装置に送出する手段と、その参照コマンドに対する当該非遠隔監視装置からの応答を前記管理サーバへのレスポンス形式に変換して前記管理サーバに返送する手段とを含むことを特徴とする請求項8記載の遠隔監視機能提供装置。
【請求項10】
前記管理サーバが、SNMP(Simple Network Management Protocol)マネージャであることを特徴とする請求項8または請求項9記載の遠隔監視機能提供装置。
【請求項11】
前記SNMPマネージャからのSNMP−SETリクエストを前記非遠隔監視装置の設定コマンドに変換して提供することを特徴とする請求項10記載の遠隔監視機能提供装置。
【請求項12】
前記SNMPマネージャからのSNMP−GETリクエストを前記非遠隔監視装置の参照コマンドに変換して提供することを特徴とする請求項10または請求項11記載の遠隔監視機能提供装置。
【請求項13】
前記非遠隔監視装置のアラーム状態をSNMP−TRAPにて前記SNMPマネージャに通知することを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか記載の遠隔監視機能提供装置。
【請求項14】
前記SNMPマネージャに対して前記非遠隔監視装置のMIB(Management Information Base)情報を管理する手段を含むことを特徴とする請求項10から請求項13のいずれか記載の遠隔監視機能提供装置。
【請求項15】
遠隔からの機能設定機能を備えていない非遠隔監視装置と、前記非遠隔監視装置を含むネットワークを遠隔管理する管理サーバとからなるネットワーク管理システムに用いる遠隔制御方法であって、
遠隔監視機能提供装置が、前記管理サーバからの設定要求を前記非遠隔監視装置の設定コマンドに変換して当該非遠隔監視装置に送出する処理と、その設定コマンドに対する当該非遠隔監視装置からの応答を前記管理サーバへのレスポンス形式に変換して前記管理サーバに返送する処理とを実行することを特徴とする遠隔制御方法。
【請求項16】
前記遠隔監視機能提供装置が、前記管理サーバからの取得要求を前記非遠隔監視装置の参照コマンドに変換して当該非遠隔監視装置に送出する処理と、その参照コマンドに対する当該非遠隔監視装置からの応答を前記管理サーバへのレスポンス形式に変換して前記管理サーバに返送する処理とを実行することを特徴とする請求項15記載の遠隔制御方法。
【請求項17】
前記管理サーバが、SNMP(Simple Network Management Protocol)マネージャであることを特徴とする請求項15または請求項16記載の遠隔制御方法。
【請求項18】
前記遠隔監視機能提供装置が、前記SNMPマネージャからのSNMP−SETリクエストを前記非遠隔監視装置の設定コマンドに変換して提供することを特徴とする請求項17記載の遠隔制御方法。
【請求項19】
前記遠隔監視機能提供装置が、前記SNMPマネージャからのSNMP−GETリクエストを前記非遠隔監視装置の参照コマンドに変換して提供することを特徴とする請求項17または請求項18記載の遠隔制御方法。
【請求項20】
前記遠隔監視機能提供装置が、前記非遠隔監視装置のアラーム状態をSNMP−TRAPにて前記SNMPマネージャに通知することを特徴とする請求項17から請求項19のいずれか記載の遠隔制御方法。
【請求項21】
前記遠隔監視機能提供装置が、前記SNMPマネージャに対して前記非遠隔監視装置のMIB(Management Information Base)情報を管理する手段を含むことを特徴とする請求項17から請求項20のいずれか記載の遠隔制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−267068(P2007−267068A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−89795(P2006−89795)
【出願日】平成18年3月29日(2006.3.29)
【出願人】(000197366)NECアクセステクニカ株式会社 (1,236)
【Fターム(参考)】