説明

ピペリジン−4−イルアミド誘導体、およびSST受容体サブタイプ5アンタゴニストとしてのその使用

本発明は、式(1)(式中、R〜R、R5′、及びAは、明細書及び請求項で定義されたとおりである)で示される化合物及び薬学的に許容され得るその塩に関する。本発明は、さらに、上記化合物を含む医薬組成物、それらの製法、ならびにSST受容体サブタイプ5の調整に関係する疾患の治療及び/又は予防のためのそれらの使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】


{式中、
は、エチル、2−フルオロエチル、イソプロピル、およびイソブチルからなる群から選択され;
は、水素、C1〜7−アルキル、
ヒドロキシ、C1〜7−アルコキシ、
3〜7−シクロアルキル、−O−C3〜7−シクロアルキル、
ハロゲン、ハロゲン−C1〜7−アルキル、
−C(O)OR(式中、Rは、C1〜7−アルキルである)、
−NH−C(O)−R(式中、Rは、C1〜7−アルキルである)、
アミノ、
フェニル、
置換されたフェニル(ハロゲン、ハロゲン−C1〜7−アルキル、およびハロゲン−C1〜7−アルコキシからなる群から選択される置換基1〜3個により置換されている)、
ピリジル、イミダゾリル、トリアゾリル、およびピロリル、
からなる群から選択され;
は、水素、C1〜7−アルコキシ、アミノ、−NH−C(O)−R(式中、Rは、C1〜7−アルキルである)、−O−ベンジル、および−O−テトラヒドロピラニルからなる群から選択されるか、
または、RおよびRは、互いに結合して、それらが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、かつRおよびRは、一緒になって−CH=CH−NH−であり;
は、水素、ハロゲン、ピリジルおよびピリミジルからなる群から選択され;
およびR5′は、互いに独立して、水素またはメチルから選択され;
Aは、
フェニル;
置換されたフェニル(C1〜7−アルキル、C3〜7−シクロアルキル、C1〜7−アルキルスルホニル、−O−C1〜7−アルキルスルホニル、C1〜7−アルキルスルホニル−C2〜7−アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜7−アルコキシ、−O−C3〜7−シクロアルキル、C3〜7−シクロアルキル−C1〜7−アルコキシ、ヒドロキシ−C1〜7−アルキル、ヒドロキシ−C2〜7−アルコキシ、ジヒドロキシ−C3〜7−アルコキシ、C1〜7−アルコキシ−C2〜7−アルコキシ、C1〜7−アルコキシ−ヒドロキシ−C3〜7−アルコキシ、C1〜7−アルキルアミノ、ジ−C1〜7−アルキルアミノ、アミノ−C2〜7−アルコキシ、アミノ−C1〜7−アルキル、−C(O)NR1011、−C1〜7−アルキレン−C(O)NR1011、−O−C1〜7−アルキレン−C(O)NR1011、−C(O)OR10、−C1〜7−アルキレン−C(O)OR10、−O−C1〜7−アルキレン−C(O)OR10、ハロゲン、シアノ、ハロゲン−C1〜7−アルキル、ハロゲン−C1〜7−アルコキシ、シアノ−C1〜7−アルコキシ、フルオロフェニル、ピリジル、テトラゾリルおよびテトラゾリル−C1〜7−アルコキシからなる群から選択される置換基1〜3個により置換されている);
1,3−ベンゾジオキソリル;
ナフチル;
ピリミジニル;
ピリジル;
置換されたピリジル[C1〜7−アルキル、C1〜7−アルコキシ、アミノ、C1〜7−アルキルアミノ、ジ−C1〜7−アルキルアミノ、C3〜7−シクロアルキルアミノ、ハロゲン、シアノ、モルホリニル、イミダゾリル、および−NH−C(O)−R(式中、Rは、C1〜7−アルキルまたはC3〜7−シクロアルキルである)からなる群から選択される置換基1または2個により置換されている];および
インドリル、
からなる群から選択され;
10およびR11は、互いに独立して、水素またはC1〜7−アルキルである}で示される化合物、および薬学的に許容され得るその塩。
【請求項2】
Aが、フェニルまたは置換されたフェニル(C1〜7−アルキル、C3〜7−シクロアルキル、C1〜7−アルキルスルホニル、−O−C1〜7−アルキルスルホニル、C1〜7−アルキルスルホニル−C2〜7−アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜7−アルコキシ、−O−C3〜7−シクロアルキル、C3〜7−シクロアルキル−C1〜7−アルコキシ、ヒドロキシ−C1〜7−アルキル、ヒドロキシ−C2〜7−アルコキシ、ジヒドロキシ−C3〜7−アルコキシ、C1〜7−アルコキシ−C2〜7−アルコキシ、C1〜7−アルコキシ−ヒドロキシ−C3〜7−アルコキシ、C1〜7−アルキルアミノ、ジ−C1〜7−アルキルアミノ、アミノ−C2〜7−アルコキシ、アミノ−C1〜7−アルキル、−C(O)NR1011、−C1〜7−アルキレン−C(O)NR1011、−O−C1〜7−アルキレン−C(O)NR1011、−C(O)OR10、−C1〜7−アルキレン−C(O)OR10、−O−C1〜7−アルキレン−C(O)OR10、ハロゲン、シアノ、ハロゲン−C1〜7−アルキル、ハロゲン−C1〜7−アルコキシ、シアノ−C1〜7−アルコキシ、フルオロフェニル、ピリジル、テトラゾリルおよびテトラゾリル−C1〜7−アルコキシからなる群から選択される置換基1〜3個により置換されている)である、請求項1記載の式Iで示される化合物。
【請求項3】
Aが、置換されたフェニル(C1〜7−アルキル、C1〜7−アルキルスルホニル、C1〜7−アルコキシ、ヒドロキシ−C1〜7−アルキル、C1〜7−アルキルアミノ、ジ−C1〜7−アルキルアミノ、ヒドロキシ−C2〜7−アルコキシ、ジヒドロキシ−C3〜7−アルコキシ、−O−C1〜7−アルキレン−C(O)NR1011、−C(O)OR10、ハロゲン、シアノ、ハロゲン−C1〜7−アルキル、ハロゲン−C1〜7−アルコキシ、およびシアノ−C1〜7−アルコキシからなる群から選択される置換基1〜3個により置換されている)である、請求項1記載の式Iで示される化合物。
【請求項4】
Aが、置換されたフェニル(C1〜7−アルキルスルホニルまたはC1〜7−アルキルにより置換されている)である、請求項1〜3のいずれか1項記載の式Iで示される化合物。
【請求項5】
Aが、
1,3−ベンゾジオキソリル;
ナフチル;
ピリミジニル;
ピリジル;
置換されたピリジル[C1〜7−アルキル、C1〜7−アルコキシ、アミノ、C1〜7−アルキルアミノ、ジ−C1〜7−アルキルアミノ、C3〜7−シクロアルキルアミノ、ハロゲン、シアノ、モルホリニル、イミダゾリル、および−NH−C(O)−R(式中、Rは、C1〜7−アルキルまたはC3〜7−シクロアルキルである)からなる群から選択される置換基1または2個により置換されている];および
インドリル、
からなる群から選択される、請求項1記載の式Iで示される化合物。
【請求項6】
Aが、ピリジルまたは置換されたピリジル[C1〜7−アルキル、C1〜7−アルコキシ、アミノ、C1〜7−アルキルアミノ、ジ−C1〜7−アルキルアミノ、C3〜7−シクロアルキルアミノ、ハロゲン、シアノ、モルホリニル、イミダゾリル、および−NH−C(O)−R(式中、Rは、C1〜7−アルキルまたはC3〜7−シクロアルキルである)からなる群から選択される置換基1または2個により置換されている]である、請求項1または5記載の式Iで示される化合物。
【請求項7】
Aが、C1〜7−アルキル、アミノ、C1〜7−アルキルアミノ、シアノ、およびハロゲンからなる群から選択される置換基1または2個により置換されたピリジルである、請求項1、5または6のいずれか1項記載の式Iで示される化合物。
【請求項8】
が、水素、C1〜7−アルキル、ヒドロキシ、C1〜7−アルコキシ、C3〜7−シクロアルキル、−O−C3〜7−シクロアルキル、ハロゲン、ハロゲン−C1〜7−アルキル、−C(O)OR(式中、Rは、C1〜7−アルキルである)、−NH−C(O)−R(式中、Rは、C1〜7−アルキルである)、アミノ、ピリジル、イミダゾリル、トリアゾリル、およびピロリルからなる群から選択される、請求項1〜7のいずれか1項記載の式Iで示される化合物。
【請求項9】
が、C1〜7−アルキル、ヒドロキシ、C1〜7−アルコキシ、−O−C3〜7−シクロアルキル、ハロゲン、ハロゲン−C1〜7−アルキル、−C(O)OR(式中、Rは、C1〜7−アルキルである)、−NH−C(O)−R(式中、Rは、C1〜7−アルキルである)、アミノ、およびピロリルからなる群から選択される、請求項1〜8のいずれか1項記載の式Iで示される化合物。
【請求項10】
が、C1〜7−アルキル、C1〜7−アルコキシ、およびハロゲンから選択される、請求項1〜9のいずれか1項記載の式Iで示される化合物。
【請求項11】
がイミダゾリルまたはピロリルである、請求項1〜8のいずれか1項記載の式Iで示される化合物。
【請求項12】
が、フェニルまたは置換されたフェニル(ハロゲン、ハロゲン−C1〜7−アルキル、およびハロゲン−C1〜7−アルコキシからなる群から選択される置換基1〜3個により置換されている)である、請求項1〜7のいずれか1項記載の式Iで示される化合物。
【請求項13】
が、置換されたフェニル(ハロゲン、ハロゲン−C1〜7−アルキル、およびハロゲン−C1〜7−アルコキシからなる群から選択される置換基1〜3個により置換されている)である、請求項1〜7または12のいずれか1項記載の式Iで示される化合物。
【請求項14】
およびRが水素である、請求項1〜13のいずれか1項記載の式Iで示される化合物。
【請求項15】
がC1〜7−アルコキシまたは−O−テトラヒドロピラニルである、請求項1〜13のいずれか1項記載の式Iで示される化合物。
【請求項16】
がピリジルまたはピリミジルである、請求項1〜13のいずれか1項記載の式Iで示される化合物。
【請求項17】
が水素である、請求項16記載の式Iで示される化合物。
【請求項18】
およびR5′が水素である、請求項1〜17のいずれか1項記載の式Iで示される化合物。
【請求項19】
がエチルである、請求項1〜18のいずれか1項記載の式Iで示される化合物。
【請求項20】
が、エチル、イソプロピル、およびイソブチルからなる群から選択され;
が、水素、C1〜7−アルキル、
ヒドロキシ、C1〜7−アルコキシ、
−O−C3〜7−シクロアルキル、
ハロゲン、ハロゲン−C1〜7−アルキル、
−C(O)OR(式中、Rは、C1〜7−アルキルである)、
−NH−C(O)−R(式中、Rは、C1〜7−アルキルである)、
アミノ、およびピロリル、
からなる群から選択され;
が、水素、C1〜7−アルコキシ、アミノ、−NH−C(O)−R(式中、Rは、C1〜7−アルキルである)、および−O−テトラヒドロピラニルからなる群から選択され;
が、水素、ハロゲン、ピリジルおよびピリミジルからなる群から選択され;
およびR5′が、互いに独立して、水素またはメチルから選択され;
Aが、
フェニル;
置換されたフェニル(C1〜7−アルキルスルホニル、C1〜7−アルコキシ、C1〜7−アルキル、C1〜7−アルキルアミノ、ジ−C1〜7−アルキルアミノ、−C(O)NH、およびハロゲンからなる群から選択される置換基1〜3個により置換されている);
1,3−ベンゾジオキソリル;
ナフチル;
ピリジル;
置換されたピリジル[C1〜7−アルキル、C1〜7−アルコキシ、アミノ、C1〜7−アルキルアミノ、ジ−C1〜7−アルキルアミノ、モルホリニル、イミダゾリル、および−NH−C(O)−R(式中、Rは、C1〜7−アルキルまたはC3〜7−シクロアルキルである)からなる群から選択される置換基1または2個により置換されている];および
インドリル、
からなる群から選択される、請求項1記載の式Iで示される化合物、および薬学的に許容され得るその塩。
【請求項21】
N−[1−(4−クロロ−3−エトキシ−ベンジル)ピペリジン−4−イル]−3−メタンスルホニルベンズアミド、
N−[1−(4−クロロ−3−エトキシ−ベンジル)ピペリジン−4−イル]−3−メチル−ベンズアミド、
N−[1−(4−クロロ−3−エトキシ−ベンジル)ピペリジン−4−イル]−6−メチル−ニコチンアミド、
6−アミノ−N−[1−(4−クロロ−3−エトキシ−ベンジル)ピペリジン−4−イル]−ニコチンアミド、
N−[1−(4−クロロ−3−エトキシ−ベンジル)ピペリジン−4−イル]−5−メチル−ニコチンアミド、
N−{1−[3−エトキシ−5−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル−オキシ)−ベンジル]ピペリジン−4−イル}−5−メチル−ニコチンアミド、
N−[1−(3−エトキシ−4−メチル−ベンジル)ピペリジン−4−イル]−5−メチル−ニコチンアミド、
N−[1−(3−エトキシ−4−メトキシ−ベンジル)ピペリジン−4−イル]−5−メチル−ニコチンアミド、
N−[1−(3−エトキシ−4−メトキシ−2−ピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル−ベンジル]−5−メチル−ニコチンアミド、
N−[1−(3−エトキシ−4−メトキシ−2−ピリミジン−5−イル−ベンジル)ピペリジン−4−イル]−5−メチル−ニコチンアミド、
からなる群から選択される、請求項1または20記載の式Iで示される化合物、および薬学的に許容され得るその塩。
【請求項22】
N−[1−(2−エトキシ−4′−フルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5−メチル−ニコチンアミド、
N−[1−(2−エトキシ−4′−フルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−6−メチルアミノ−ニコチンアミド、
N−[1−(3,5−ジエトキシ−4−イミダゾール−1−イル−ベンジル)−ピペリジン−4−イル]−5−メチル−ニコチンアミド、
N−[1−(3,5−ジエトキシ−4−ピロール−1−イル−ベンジル)−ピペリジン−4−イル]−2,6−ジメチル−テレフタルアミド酸、
N−[1−(2,6−ジエトキシ−4′−フルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−6−メチルアミノ−ニコチンアミド、
N−[1−(2,6−ジエトキシ−4′−フルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5−メチル−ニコチンアミド、
6−クロロ−N−[1−(2,6−ジエトキシ−4′−フルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−ニコチンアミド、
6−アミノ−N−[1−(2,6−ジエトキシ−4′−フルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−ニコチンアミド、
N−[1−(2,6−ジエトキシ−4′−フルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−6−イソプロピルアミノ−ニコチンアミド、
N−[1−(2,6−ジエトキシ−4′−フルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−3−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−ベンズアミド、
N−[1−(4−クロロ−3,5−ジエトキシ−ベンジル)−ピペリジン−4−イル]−5−メトキシ−イソフタルアミド酸、
N−[1−(2,6−ジエトキシ−4′−フルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5−メトキシ−イソフタルアミド酸、
N−[1−(2,6−ジエトキシ−3′,5′−ジフルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5−メチル−ニコチンアミド、
3−シアノメトキシ−N−[1−(2,6−ジエトキシ−4′−フルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5−メトキシ−ベンズアミド、
rac−N−[1−(2,6−ジエトキシ−4′−フルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−3−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−5−メトキシ−ベンズアミド、
3−カルバモイルメトキシ−N−[1−(2,6−ジエトキシ−4′−フルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5−メトキシ−ベンズアミド、
6−シアノ−N−[1−(2,6−ジエトキシ−4′−フルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5−メチル−ニコチンアミド、
{3−[1−(2,6−ジエトキシ−4′−フルオロ−ビフェニル−4−イルメチル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−5−メトキシ−フェノキシ}−酢酸、
からなる群から選択される、請求項1記載の式Iで示される化合物、および薬学的に許容され得るその塩。
【請求項23】
a)還元剤を使用することにより、一般式II:
【化2】


(式中、Aは、請求項1に定義されたとおりである)で示される化合物を、式III:
【化3】


(式中、R、R、R、およびRは、請求項1に定義されたとおりである)で示されるアルデヒドと反応させて、式I−A:
【化4】


(式中、RおよびR5′は、水素である)で示される化合物を得、所望なら、式Iで示される化合物を薬学的に許容され得る塩に変換するか、または
b)適切な塩基を添加して、一般式II:
【化5】


(式中、Aは、請求項1に定義されたとおりである)で示される化合物を、式IV:
【化6】


(式中、R〜R、およびR5′は、請求項1に定義されたとおりであり、Halは、ハロゲンである)で示されるハロゲン化アルキルと反応させて、式I:
【化7】


で示される化合物を得、所望なら、式Iで示される化合物を薬学的に許容され得る塩に変換するか、または
c)適切なカップリング剤を使用することにより、一般式V:
【化8】


(式中、R〜R、およびR5′は、請求項1に定義されたとおりである)で示されるアミンを、式VI:
【化9】


(式中、Aは、請求項1に定義されたとおりである)で示されるカルボン酸とカップリングさせて、式I:
【化10】


で示される化合物を得、所望なら、式Iで示される化合物を薬学的に許容され得る塩に変換するか、または
d)適切な塩基を添加して、一般式V:
【化11】


(式中、R〜R、およびR5′は、請求項1に定義されたとおりである)で示されるアミンを、式VII:
【化12】


(式中、Aは、請求項1に定義されたとおりである)で示される酸塩化物とカップリングさせて、式I:
【化13】


で示される化合物を得、所望なら、式Iで示される化合物を薬学的に許容され得る塩に変換することを含む、請求項1〜22のいずれか1項記載の化合物の製造方法。
【請求項24】
請求項23記載の方法により製造される、請求項1〜22のいずれか1項記載の化合物。
【請求項25】
請求項1〜22のいずれか1項記載の化合物、ならびに薬学的に許容され得る担体および/または佐剤を含む医薬組成物。
【請求項26】
SST受容体サブタイプ5の調整に関連する疾患の治療および/または予防のための、請求項25記載の医薬組成物。
【請求項27】
治療活性物質として用いられる、請求項1〜22のいずれか1項記載の化合物。
【請求項28】
SST受容体サブタイプ5の調整に関連する疾患の治療および/または予防のための治療活性物質として用いられる、請求項1〜22のいずれか1項記載の化合物。
【請求項29】
請求項1〜22のいずれか1項記載の化合物を、ヒトまたは動物に投与することを含む、SST受容体サブタイプ5の調整に関連する疾患の治療および/または予防のための方法。
【請求項30】
SST受容体サブタイプ5の調整に関連する疾患の治療および/または予防用の医薬を製造するための、請求項1〜22のいずれか1項記載の化合物の使用。
【請求項31】
糖尿病、特に、2型糖尿病、空腹時血糖障害、耐糖能障害、微小血管および大血管糖尿病合併症、1型糖尿病における移植後糖尿病、妊娠糖尿病、肥満、炎症性腸疾患、例えばCrohn病または潰瘍性大腸炎、胃腸運動障害、吸収不良、自己免疫疾患、例えば、関節リウマチ、変形性関節症、乾癬、および他の皮膚疾患、ならびに免疫不全の治療および/または予防のための請求項30記載の使用。
【請求項32】
糖尿病、特に2型糖尿病、空腹時血糖障害、または耐糖能障害の治療および/または予防のための請求項30記載の使用。
【請求項33】
実質的に、本明細書の先に記載された新規な化合物、工程および方法、ならびにそのような化合物の使用。

【公表番号】特表2008−545730(P2008−545730A)
【公表日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−514062(P2008−514062)
【出願日】平成18年5月23日(2006.5.23)
【国際出願番号】PCT/EP2006/062515
【国際公開番号】WO2006/128803
【国際公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】