説明

ファンモータ装置及び電子機器

【課題】振動が小さいファンモータ装置及び電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】回転軸17を有するモータ本体2と回転軸17に取付けてその軸方向に気流を発生する翼4とを有する複数のファンモータ3と、四角柱状の外壁面19aと内部にファンモータ3のそれぞれを収納し並列に配列した複数の円筒状の内壁面19b又は内壁面19bのみに囲まれた複数のケーシング片19cを有するケーシング本体19jと、内壁面19bの内側に設けられファンモータ3を保持する保持部19fと、保持部19fとケーシング本体19jとを連結する腕部19gとを有するケーシング19と、を備え、ケーシング片19cは装置外部に取付けられる取付部19hを有する第1のケーシング片19dと取付部19hを有さない第2のケーシング片19eとからなり、腕部19gはケーシング本体19jのうち第2のケーシング片19eとのみ連結する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体部品が発生した熱を機器本体から排出するファンモータ装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器に搭載される半導体部品は発熱量が大きく、電子機器本体の外部に熱を排出するためにファンモータ装置が取付けられる。最近は、発熱量の増大に伴い、複数台のファンモータを並列に配列したファンモータ装置によって、より多くの熱を排出する場合もある。特許文献1では、配列した軸流ファンへの配線を工夫してファンモータ装置の小型化を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−342753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、複数台の軸流ファンを並列に配列した場合、熱を排出できる風量は大きいものの、振動が発生しやすいという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、振動が小さいファンモータ装置及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のファンモータ装置は、回転軸を有するモータ本体と前記回転軸に取付けてその軸方向に気流を発生する翼とを有する複数のファンモータと、四角柱状の外壁面と内部に前記ファンモータのそれぞれを収納し並列に配列した複数の円筒状の内壁面又は前記内壁面のみに囲まれた複数のケーシング片を有するケーシング本体と、前記内壁面の内側に設けられ前記ファンモータを保持する保持部と、前記保持部と前記ケーシング本体とを連結する腕部とを有するケーシングと、を備え、前記ケーシング片は装置外部に取付けられる取付部を有する第1のケーシング片と前記取付部を有さない第2のケーシング片とからなり、前記腕部は前記ケーシング本体のうち前記第2のケーシング片とのみ連結する。これにより、所期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0006】
以上のように本発明は、回転軸を有するモータ本体と前記回転軸に取付けてその軸方向に気流を発生する翼とを有する複数のファンモータと、四角柱状の外壁面と内部に前記ファンモータのそれぞれを収納し並列に配列した複数の円筒状の内壁面又は前記内壁面のみに囲まれた複数のケーシング片を有するケーシング本体と、前記内壁面の内側に設けられ前記ファンモータを保持する保持部と、前記保持部と前記ケーシング本体とを連結する腕部とを有するケーシングと、を備え、前記ケーシング片は装置外部に取り付けられる取付部を有する第1のケーシング片と前記取付部を有さない第2のケーシング片とからなり、前記腕部は前記ケーシング本体のうち前記第2のケーシング片とのみ連結するものであるので、ファンモータにおいて発生した振動は装置外部との取付部を有する第1のケーシング片には直接伝わらないため装置外部に伝わりにくい。そのため、ファンモータ装置から外部に伝わる振動を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の実施の形態1におけるファンモータ装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるケーシングの正面図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるケーシングの他の例を示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態2におけるファンモータ装置の分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態2における空気流を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(実施の形態1)
以下本発明の実施の形態1を添付図面に基づいて説明する。
本実施の形態1のファンモータ装置1は、パーソナルコンピュータやカーナビゲーションシステム等の電子機器(図示せず)に搭載される半導体部品(図示せず)が発生する熱を電子機器の本体から外部に排出するために用いられる。すなわち、電子機器は発熱する半導体部品と半導体部品が発生した熱を機器本体から外部へ排出するファンモータ装置1とを備える。
【0009】
本実施の形態1のファンモータ装置1は、図1に示すように、回転軸17を有するモータ本体2と回転軸17に取付けてその軸方向に気流を発生する翼4とを有する複数のファンモータ3を備えている。本実施の形態1において、ファンモータ3は1列に6台配列させた。また、ファンモータ装置1は、ケーシング19を備えている。ケーシング19は、図2に示すように、ケーシング本体19jと、保持部19fと、腕部19gとを有する。ケーシング本体19jは、四角柱状の外壁面19aと内部にファンモータ3のそれぞれを収納し並列に配列した複数の円筒状の内壁面19bに囲まれた複数のケーシング片19cを有する。保持部19fは、内壁面19bの内側に設けられファンモータ3を保持する。腕部19gは、保持部19fとケーシング本体19jとを連結する。ケーシング片19cは、ファンモータ装置1の外部に取付けられる取付部19hを有する第1のケーシング片19dと取付部19hを有さない第2のケーシング片19eとからなる。腕部19gはケーシング本体19jのうち第2のケーシング片19eとのみ連結する。
【0010】
そのため、ファンモータ3において発生した振動は、一旦第2のケーシング片19eに伝わった後で第1のケーシング片19dに伝わり、その間に振動は減衰する。つまり、第1のケーシング片19dには振動は第2のケーシング片19eを介してしか伝わらず、減衰した振動のみが第1のケーシング片19dに伝わる。したがって、ファンモータ3からの振動は、ファンモータ装置1の外部に伝わりにくく、ファンモータ装置1から外部に伝わる振動を小さくできる。すなわちファンモータ装置1から電子機器本体に伝わる振動を小さくすることができる。
【0011】
次にファンモータ装置1の構成について詳細に説明する。図1に示すように、モータ本体2を構成するマグネット7は、回転軸17の軸方向に軸を持つ円環状をしており、回転子の一部を構成している。マグネット7には、コイル9と対向する面に複数の磁極が等間隔に形成されている。
【0012】
コイル9は、本実施の形態1では回転軸17の軸方向と直交する面内に扇状のコイル9が2つ180度の間隔で配置されており、固定子の一部を構成している。コイル9の半径方向の辺に電流を流すと、マグネット7からの回転軸17の軸方向の磁束により、円周方向の電磁力が生じ、回転子が回転する。
【0013】
マグネット側ヨーク5とコイル側ヨーク11はそれぞれ軟磁性体で形成され、マグネット側ヨーク5とコイル側ヨーク11とで、マグネット7とコイル9とを挟み込む形態となっている。そのため、コイル9と鎖交する磁束線は回転軸17の軸方向の成分を多く持つとともに磁束密度も高い。
【0014】
プリント基板13上には電気部品15が配置され、コイル9へ流すための電流が生成される。電気部品15には、マグネット7の位置を検出するセンサ、検出されたマグネット7の位置を元にコイル9に流す電流値を制御する制御回路、制御回路からの信号によりコイル9に流す電流を生成する電源等が含まれる。連結部13aは並列に配置された各モータ本体2のプリント基板13を連結しており、各プリント基板13は電気的に接続されている。
【0015】
回転軸17の一方の端部は軸受21に止め輪23とスラスト受け25で固定され、他方の端部は、翼4の中心孔4cに挿入されて翼4を固定する。軸受21の外周部がケーシング19に設けられた保持部19fに固定されて、各モータ本体2がケーシング19の内壁面19bの内側に固定される。
【0016】
翼4は基部4aと基部4aの外周部に設けられた複数のインペラ4bとを備える。基部4aの中心には中心孔4cが設けられており、中心孔4cに回転軸17の他方の端部が挿入されて翼4が回転軸17に固定される。また、基部4aにマグネット側ヨーク5及びマグネット7が固定され、マグネット側ヨーク5及びマグネット7は回転子として働く。
【0017】
図2に示すケーシング19は、電子機器本体に取付けるための構造体であると共にファンモータ装置1の外形枠でもある。ケーシング19は、個々のファンモータ3のケーシングを連結した形状である。ケーシング19には、ファンモータ3の台数に対応した円筒形状の内壁面19bが設けられている。ケーシング19は四角柱状の外壁面19aと内壁面19bとに囲まれた複数のケーシング片19cを有するケーシング本体19jを有する。ケーシング片19cはファンモータ装置1を装置の外部である電子機器の本体に取付けるための取付部19hを有する第1のケーシング片19dと取付部19hを有さない第2のケーシング片19eとからなる。ファンモータ装置1は第1のケーシング片19dの取付部19hを介してのみ装置の外部に取付けられる。取付部19hは本実施の形態1においては取付用の孔とした。隣り合うケーシング片19cの境界部では外壁面19aと内壁面19bとの距離または内壁面19b間の距離が短く(壁の厚みが薄く)、ケーシング片19cの中央部ほど強度は強くない。あるケーシング片19cから隣のケーシング片19cへ伝わる振動は、この境界部で損失として減衰するので振幅が小さくなる。
【0018】
図1に示すように、内壁面19bの内側にはモータ本体2と翼4が収納されており、内壁面19bは翼4が回転してもインペラ4bがケーシング19の内壁面19bに触れない大きさを有している。図2に示すように、内壁面19bの円筒形状の中心付近には保持部19fが設けられている。保持部19fは、ケーシング本体19jから伸びる1本以上の腕部19gによりケーシング本体19jと連結している。このとき腕部19gは、ファンモータ装置1の外部に取付けるための取付部19hを有する第1のケーシング片19dには連結されず、取付部19hを有さない第2のケーシング片19eにのみ連結される。腕部19gはファンモータ3を保持するのに十分な強度を有する。また、隣り合う内壁面19bの間の壁にはこの内壁面19b同士を連結するように切り欠き19iが設けられている。切り欠き19iには、プリント基板13の連結部13aが配置される。また、連結部支持部19kが所定の保持部19fとケーシング本体19jとを連結しており、ファンモータ装置1の外部から保持部19fまでを繋ぐプリント基板13の連結部13aは、この連結部支持部19kに支持されている。また、連結部支持部19kは腕部19gを兼ねている。
【0019】
ファンモータ装置1の組立ては、まずケーシング19に回転軸17、軸受21、止め輪23、スラスト受け25を組付ける。次にあらかじめ電気部品15を配置したプリント基板13とあらかじめ一体にしたコイル9とコイル側ヨーク11とをケーシング19に組付ける。最後にあらかじめマグネット側ヨーク5とマグネット7を配置した翼4を回転軸17に固定する。また、できあがったファンモータ装置1はハウジング19の取付部19hを介して電子機器に取付けられる。
【0020】
次に本実施の形態1の効果について説明する。
本実施の形態1において、ファンモータ3はモータ本体2や翼4により振動が発生する。発生した振動は保持部19fから腕部19gを通ってケーシング本体19jの第2のケーシング片19eに伝達される。第2のケーシング片19eは、取付部19hを有していないので、振動が第2のケーシング片19eからファンモータ装置1の外部に直接は伝播しない。第2のケーシング片19eから第1のケーシング片19dへの振動の伝播は、振動が第2のケーシング片19eと第1のケーシング片19dとの境界部を通過することで行なわれる。振動は境界部を通過することで減衰するので、第1のケーシング片19dへ伝わる振動は振幅が小さいものとなる。取付部19hは第1のケーシング片19dにのみ設けてあるので、第1のケーシング片19dから取付部19hを介してファンモータ装置1の外部に伝播する振動も小さいものとなる。すなわち、ファンモータ3からの振動は、ファンモータ装置1の外部に伝わりにくく、ファンモータ装置1から電子機器本体に伝わる振動を小さくすることができる。また、軸流ファンとしているため、遠心ファンよりも風量が大きく、奥行き方向の寸法も小さい。
【0021】
尚、本実施の形態1のモータ本体2はブラシレスのコアレスモータとして説明したが、コアドモータでも構わない。また、ブラシモータとしても構わない。このようにモータの種類は特に限定しない。
【0022】
また、本実施の形態1において、ファンモータ3は1列に6台配列させたが、それに限るものではない。例えば、1列に2台以上5台以下でも構わないし、7台以上としても良い。また、2列以上としても構わない。2列以上とした場合、ケーシング片19cは内壁面19bのみで囲まれたものも存在する。この内壁面19bのみで囲まれたケーシング片19cもファンモータ装置1の外部に取付けるための取付部19hを有する第1のケーシング片19dと取付部19hを有さない第2のケーシング片19eとからなる。この場合においても、腕部19gを第2のケーシング片19eとのみ連結するので、ファンモータ装置1から外部である電子機器本体に伝わる振動を小さくできる。
【0023】
また、本実施の形態1において、図3に示すように、隣り合うファンモータ3間の内壁面19bの一部を削除し、ファンモータ3が収納される空間のそれぞれがつながっているようにしても良い。すなわち、隣り合うファンモータ3を収納する内壁面19bは連続して全体として一つの内壁面19bとなっており、ファンモータ3を収納する空間も全体として一つである。そして腕部19gは隣り合う保持部19f同士を直接連結している。この場合も、ケーシング本体19jと連結する腕部19gは第2のケーシング片19eのみであるので第1のケーシング片19dに伝わる振動は小さいものとなる。すなわちファンモータ装置1から電子機器本体に伝わる振動を小さくすることができる。またファンモータ3間の距離を小さくできるので、ファンモータ装置1の長さを小さくできる。
【0024】
(実施の形態2)
以下本発明の実施の形態2を添付図面に基づいて説明する。
図4に示すように、本実施の形態2のファンモータ装置31は、隣り合うファンモータ33の翼34を鏡像対称の形状とし、隣り合うファンモータ33の回転軸17を互いに逆回転させたものである。それ以外の構成については、ケーシング19を含めて実施の形態1と同じであり、その説明を援用する。
【0025】
隣り合うファンモータ33において翼34の基部34aの外周部に設けられた複数のインペラ34bの形状と配列は互いに鏡像対称の形状である。したがって、隣り合う翼34は互いに鏡像対称の形状である。
【0026】
隣り合うファンモータ33の回転軸17を逆回転させるには、マグネット7の極性を逆にするか、コイル9の巻き方向を逆にするか、コイル9に接続する電源の極性を逆にすれば良い。
【0027】
したがって、実施の形態1と同様に、ファンモータ3からの振動は、ファンモータ装置1の外部に伝わりにくく、ファンモータ装置1から電子機器本体に伝わる振動を小さくすることができる。
【0028】
図5に示すように、隣り合う2つの翼34により発生した気流は逆回転方向の渦流となってそれぞれのファンモータ33の前方へ流れる。ここで、2つの気流の接する領域において気流の回転の向きはこの2つの気流では同じであるため、気流の乱れの発生は小さく、気流はスムーズに前方へ流れる。そのため、気流の乱れにより生じる騒音を小さくすることができる。また、気流の乱れによる損失が小さいため、風量が大きく、同じ消費電力でも電子機器から熱を多く排出することができる。
【0029】
また、実施の形態1の場合と同様に、隣り合うファンモータ33間の内壁面19bの一部を削除して隣り合うファンモータ33を収納する内壁面19bを連続させ、複数のファンモータ33を収納する一つの収納空間を形成しても良い。隣り合うファンモータ33からの腕部19gは隣り合う保持部19f同士を直接連結しており、腕部19gは保持部19fとケーシング片19cとは連結していない。この場合も、腕部19gを介して保持部19fと連結するケーシング本体19jは第2のケーシング片19eのみであるので、第1のケーシング片19dに伝わる振動は小さいものとなる。そのため、ファンモータ装置31が発生する振動は小さくすることができる。すなわちファンモータ装置31から電子機器本体に伝わる振動を小さくすることができる。またファンモータ33間の距離を小さくできるので、ファンモータ装置31の長さを小さくできる。また、気流の乱れによる損失が小さいため、風量が大きく、同じ消費電力でも熱を多く排出することができる。
【符号の説明】
【0030】
1、31 ファンモータ装置
2 モータ本体
3、33 ファンモータ
4、34 翼
4a、34a 基部
4b、34b インペラ
4c 中心孔
5 マグネット側ヨーク
7 マグネット
9 コイル
11 コイル側ヨーク
13 プリント基板
13a 連結部
15 電気部品
17 回転軸
19 ケーシング
19a 外壁面
19b 内壁面
19c、19d、19e ケーシング片
19f 保持部
19g 腕部
19h 取付部
19i 切り欠き
19j ケーシング本体
19k 連結部支持部
21 軸受
23 止め輪
25 スラスト受け

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転軸を有するモータ本体と前記回転軸に取付けてその軸方向に気流を発生する翼とを有する複数のファンモータと、
四角柱状の外壁面と内部に前記ファンモータのそれぞれを収納し並列に配列した複数の円筒状の内壁面又は前記内壁面のみに囲まれた複数のケーシング片を有するケーシング本体と、前記内壁面の内側に設けられ前記ファンモータを保持する保持部と、前記保持部と前記ケーシング本体とを連結する腕部とを有するケーシングと、を備え、
前記ケーシング片は装置外部に取付けられる取付部を有する第1のケーシング片と前記取付部を有さない第2のケーシング片とからなり、
前記腕部は前記ケーシング本体のうち前記第2のケーシング片とのみ連結することを特徴とするファンモータ装置。
【請求項2】
隣り合う前記ファンモータの前記翼は鏡像対称の形状とし、隣り合う前記ファンモータの前記回転軸は互いに逆回転させたことを特徴とする請求項1記載のファンモータ装置。
【請求項3】
隣り合う前記ファンモータを収納する前記内壁面は連続しており、前記腕部は隣り合う前記保持部同士を直接連結していることを特徴とする請求項1又は2記載のファンモータ装置。
【請求項4】
発熱する半導体部品と、前記半導体部品が発生した熱を機器本体から外部へ排出する請求項1〜3のいずれか1項に記載のファンモータ装置と、を備えたことを特徴とする電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−145089(P2012−145089A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−14560(P2011−14560)
【出願日】平成23年1月7日(2011.1.7)
【出願人】(000131348)シコー株式会社 (168)
【Fターム(参考)】