説明

ブラシレスモータ

【課題】分解時にボールベアリングにかかる負荷を小さく抑えることができるブラシレスモータを提供する。
【解決手段】第2ボールベアリング12を取り外すことで、回転軸5を保持部材としてのセンターピース3(保持部22)から取り外し可能に構成され、その第2ボールベアリング12の内輪12bは、回転軸5に対して遊嵌状態でセンサマグネット62により軸方向に保持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば車両用空調装置等に用いられるアウタロータタイプのブラシレスモータに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のブラシレスモータは、励磁電流の供給に基づいて回転磁界を生じる励磁コイルを有するステータと、ステータに挿入されて該ステータを保持する筒状の保持部材と、保持部材の内側に設けられた少なくとも2つのボールベアリングと、保持部材に挿入されボールベアリングに軸支された回転軸を有するロータとを備えている。例えば、特許文献1のブラシレスモータでは、2つのボールベアリングが回転軸に圧入固定されており、その各ボールベアリングは、保持部材(センターピース)の軸方向両端部にそれぞれ形成された軸受収容部に収容されるようになっている。
【特許文献1】特開平11−285222号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記のようなブラシレスモータでは、各種試験や実車評価終了時にボールベアリングの性能確認等のために分解調査を実施する必要があり、上記特許文献1のようなブラシレスモータでは、回転軸に圧入固定されたボールベアリング(特許文献1において、ロータのヨークの開放側のボールベアリング)を取り外すことで、回転軸を保持部材から取り外すことが可能となっている。しかしながら、ボールベアリングが回転軸に圧入固定されているために該ベアリングを取り外すのが困難であり、例えば、回転軸を強引に引き抜いて取り外す必要があった。尚、回転軸を強引に引き抜くことで、ヨークの開放側のボールベアリングが軸受収容部との引っ掛かりによって回転軸から取り外され、もう一方のボールベアリング(ヨークの底部側のボールベアリング)は、軸受収容部から引き抜かれて回転軸に固定されたまま残る。そして、取り外されたボールベアリングと、回転軸に固定されたままのボールベアリングに対して調査を実施するようになっている。このように、従来の構成では、分解時にヨークの開放側のボールベアリングが強引に取り外されるため、そのボールベアリングに多大な負荷がかかり損傷を与えてしまい、その損傷が調査の誤差要因となる虞があった。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、分解時にボールベアリングにかかる負荷を小さく抑えることができるブラシレスモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、励磁電流の供給に基づいて回転磁界を生じる励磁コイルを有するステータと、前記ステータに挿入されて該ステータを保持する筒状の保持部材と、前記保持部材の内側に設けられた少なくとも2つのボールベアリングと、前記保持部材に挿入され前記ボールベアリングに軸支された回転軸を有するロータと、前記回転軸に一体回転可能に設けられ、該回転軸の回転を検出するためのセンサマグネットとを備え、軸方向両端の前記ボールベアリングのいずれか一方を取り外すことで、前記回転軸を前記保持部材から取り外し可能に構成されたブラシレスモータであって、軸方向両端の前記ボールベアリングのいずれか一方は、前記回転軸に遊嵌され、そのボールベアリングの内輪を前記センサマグネットが軸方向に保持するように構成されたことを特徴とする。
【0006】
この発明では、軸方向両端のボールベアリングのいずれか一方を取り外すことで、回転軸を保持部材から取り外し可能に構成され、そのボールベアリングの内輪は、回転軸に対して遊嵌状態でセンサマグネットにより軸方向に保持される。従って、センサマグネットを取り外すことで、ボールベアリングを容易に取り外すことが可能となり、その結果、ボールベアリングを回転軸から取り外す際に、該ボールベアリングにかかる負荷を小さく抑えることが可能となる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、前記センサマグネットは、検出素子と対向するように形成された回転検出用の磁極部と、該磁極部から軸方向に突出し前記ボールベアリングの内輪を保持する内輪保持部とからなり、前記内輪保持部は、前記磁極部よりも小径に形成されるとともに、前記ボールベアリングの外輪との間にはクリアランスが設けられたことを特徴とする。
【0008】
この発明では、内輪保持部は、磁極部よりも小径に形成されるとともに、ボールベアリングの外輪との間にはクリアランスが設けられるため、ボールベアリングの外輪との摩擦を回避することが可能となる。また、ボールベアリングと磁極部との間に、内輪保持部の突出量分の隙間が形成されるため、治具等によるセンサマグネットの取り外しが容易となる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のブラシレスモータにおいて、前記センサマグネットは、前記回転軸に取着される固定部材によって該回転軸に対して一体回転可能に固定されたことを特徴とする。
【0010】
この発明では、センサマグネットを回転軸に固定するための固定部材が設けられるため、センサマグネットを回転軸に強固に固定することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のブラシレスモータにおいて、前記固定部材は、前記センサマグネットにおける前記ボールベアリングとは反対側の端面に設けられたティースワッシャであることを特徴とする。
【0011】
この発明では、簡素な構成でセンサマグネットを回転軸に強固に固定することができるとともに、センサマグネットの取り外しが容易となる。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のブラシレスモータにおいて、前記固定部材は、前記回転軸と前記センサマグネットとの間に介在される筒部と、該筒部から径方向に延出され前記センサマグネットと軸方向に当接するフランジ部とからなるリング状スペーサであることを特徴とする。
【0012】
この発明では、簡素な構成でセンサマグネットを回転軸に強固に固定することができるとともに、センサマグネットの取り外しが容易となる。また、固定部材は、回転軸とセンサマグネットとの間に介在される筒部を有するため、回転軸との接触面積を大きく構成でき、その結果、より強固に固定することが可能となる。
【発明の効果】
【0013】
従って、上記記載の発明によれば、分解時にボールベアリングにかかる負荷を小さく抑えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態のブラシレスモータ1は、ハウジング2に設けられた保持部材としてのセンターピース3と、センターピース3に保持された略円筒状のステータ4と、センターピース3に設けられた一対のボールベアリング(第1及び第2ボールベアリング11,12)に軸支された回転軸5を有するロータ6とを備えている。
【0015】
センターピース3は、ネジ7にてハウジング2に固定されたベース部21と、ベース部21から軸方向に延出形成された円筒状の保持部22とからなる。保持部22の中空部分には、回転軸5が挿通される軸挿通部23が形成されており、保持部22の軸方向両端部には、各ボールベアリング11,12を収容するための軸受収容部24,25がそれぞれ形成されている。尚、保持部22の径は、軸挿通部23(保持部22中空部分の軸方向中間部)の径よりも大きく形成されている。
【0016】
ステータ4は、センターピース3の保持部22に外挿されて固定されたステータコア31と、ステータコア31に巻装され、励磁電流の供給に基づいて回転磁界を生じる励磁コイル32とを備えている。
【0017】
ロータ6は、回転軸5に固着されてその回転軸5と一体回転する釣り鐘状のヨーク41を有し、該ヨーク41の内側にステータ4が配置されている。ヨーク41の内周面には、ステータ4と径方向に対向するマグネット42が固着されている。このようなロータ6では、ステータ4の励磁コイル32にて生じた回転磁界がマグネット42に作用し、回転軸5、ヨーク41及びマグネット42が一体回転するようになっている。
【0018】
ハウジング2の内部には、ステータ4の励磁コイル32と電気的に接続された励磁回路を搭載した回路基板51が収容されており、その励磁回路から励磁コイル32に励磁電流が供給されるようになっている。この励磁電流の供給に基づいてステータ4で回転磁界が生じ、その回転磁界に基づいてロータ6が回転駆動される。
【0019】
[回転軸の軸受構造]
図1に示すように、第1ボールベアリング11(ヨーク41の底部41aに近い側のボールベアリング)の内輪は、回転軸5に圧入固定されている。第1ボールベアリング11の外輪は、保持部22の先端部側の軸受収容部24に嵌合され、該軸受収容部24と軸方向に当接している。
【0020】
図2に示すように、第2ボールベアリング12(ヨーク41の開放側のボールベアリング)の外輪12aは、保持部22の基端部側の軸受収容部25に嵌合されている。第2ボールベアリング12の内輪12bは、回転軸5に遊嵌されている。即ち、回転軸5と第2ボールベアリング12の内輪12bとの間には、間隙が形成されている。尚、図1及び図2では、説明の便宜のため、回転軸5と第2ボールベアリング12の内輪12bとの間の間隙を誇張して図示している。
【0021】
軸受収容部25と第2ボールベアリング12との軸方向の隙間には、ウェーブワッシャ61が介装されている。ウェーブワッシャ61は、軸受収容部25及び第2ボールベアリング12の外輪12aと軸方向にそれぞれ当接し、その外輪12aに軸方向の荷重を与える。
【0022】
回転軸5における第2ボールベアリング12の下側(回転軸5の基端部側)には、センサマグネット62が設けられている。センサマグネット62は、回転軸5に外挿されるとともに、固定部材としてのティースワッシャ63によって回転軸5と一体回転するように装着されている。
【0023】
センサマグネット62には、磁束を発生する機能を有する回転検出用の磁極部62aが形成されており、磁極部62aは、回路基板51に実装されたホール素子52(検出素子)と対向するように構成されている。このセンサマグネット62の磁極部62aとホール素子52とで、回転軸5の回転情報(回転方向や回転数等)を検出するための回転センサを構成しており、ホール素子52は、センサマグネット62の回転に伴う磁界変化を検知し、その検出信号を回路基板51上の制御部(図示略)に出力するようになっている。
【0024】
このセンサマグネット62には、磁極部62aの径方向内側端部から第2ボールベアリング12側に軸方向に突出する内輪保持部62bが形成されている。内輪保持部62bは、磁極部62aよりも小径をなしており、その先端部は第2ボールベアリング12の内輪12bと軸方向に当接している。また、内輪保持部62bと外輪12aとの間には、径方向のクリアランスが設けられており、外輪12aがセンサマグネット62の回転を阻害しないように構成されている。また、第2ボールベアリング12と磁極部62aとの軸方向の間には、内輪保持部62bの突出量分の隙間が形成され、治具等によるセンサマグネットの取り外しが容易となっている。尚、内輪保持部62bは、テーパ形状を有して先端に向かう程小径となっており、これにより、外輪12aとの間に径方向のクリアランスを設けつつも十分な強度を保つ形状となっている。
【0025】
ティースワッシャ63は、環状部63aから径方向内側に突出する複数の歯部63bを有してなり、回転軸5に圧入されて固定される。ティースワッシャ63は、センサマグネット62と軸方向に当接しており、その各歯部63bは、径方向内側への自身の弾性力により回転軸5の外周面と係合している。これにより、ティースワッシャ63は回転軸5に固定され、センサマグネット62の抜け止めとなっている。
【0026】
以上のように、ティースワッシャ63にて回転軸5に固定されたセンサマグネット62の内輪保持部62bが第2ボールベアリング12の内輪12bを軸方向に保持するようになっており、これにより、第2ボールベアリング12の回転軸5からの脱落が防止されている。
【0027】
このようなブラシレスモータ1を分解する際には、まず、センターピース3をハウジング2から取り外し、その後、回転軸5からティースワッシャ63及びセンサマグネット62を取り外す。尚、ティースワッシャ63は、その各歯部63bの回転軸5との係合状態を解除するだけで容易に取り外すことが可能となっている。次に、回転軸5から第2ボールベアリング12を取り外すが、このとき、第2ボールベアリング12は、回転軸5に遊嵌されているだけであるので、容易に取り外すことが可能となっている。その後、回転軸5を含むロータ6全体をセンターピース3から取り外す。尚、分解後には、取り外した第2ボールベアリング12と、回転軸5に固定されたままの第1ボールベアリング11に対して性能確認等のための調査を実施することが可能となっている。
【0028】
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、第2ボールベアリング12を取り外すことで、回転軸5を保持部材としてのセンターピース3(保持部22)から取り外し可能に構成され、その第2ボールベアリング12の内輪12bは、回転軸5に対して遊嵌状態でセンサマグネット62により軸方向に保持される。従って、センサマグネット62を取り外すことで、第2ボールベアリング12を容易に取り外すことが可能となり、その結果、第2ボールベアリング12を回転軸5から取り外す際に、該ボールベアリングにかかる負荷を小さく抑えることが可能となる。
【0029】
(2)本実施形態では、センサマグネット62は、検出素子としてのホール素子52と対向するように形成された回転検出用の磁極部62aと、該磁極部62aから軸方向に突出しボールベアリングの内輪12bを保持する内輪保持部62bとからなる。そして、内輪保持部62bは、磁極部62aよりも小径に形成されるとともに、第2ボールベアリング12の外輪12aとの間にはクリアランスが設けられる。これにより、第2ボールベアリング12の外輪12aとの摩擦を回避することが可能となる。また、第2ボールベアリング12と磁極部62aとの間に、内輪保持部62bの突出量分の隙間が形成されるため、治具等によるセンサマグネット62の取り外しが容易となる。
【0030】
(3)本実施形態では、センサマグネット62は、回転軸5に取着される固定部材としてのティースワッシャ63によって該回転軸5に対して一体回転可能に固定されるため、センサマグネット62を回転軸5に強固に固定することが可能となる。
【0031】
(4)本実施形態では、固定部材は、センサマグネット62における第2ボールベアリング12とは反対側の端面に設けられたティースワッシャ63である。このため、簡素な構成でセンサマグネット62を回転軸5に強固に固定することができるとともに、センサマグネット62の取り外しが容易となる。
【0032】
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、固定部材にティースワッシャ63を用いたが、特にこれに限定されるものではなく、例えば、図3に示すように、固定部材としてのリング状スペーサ71を回転軸5とセンサマグネット62との間に介装してもよい。リング状スペーサ71は、回転軸5とセンサマグネット62との間に介在される円筒状の圧入部71a(筒部)と、圧入部71aの軸方向基端部から径方向に延出形成されたフランジ部71bとからなる。リング状スペーサ71は、その圧入部71aがセンサマグネット62の内周面に挿入されるとともに、フランジ部71bは、センサマグネット62と基端面と軸方向に当接しており、該センサマグネット62と一体の部品として構成されている。そして、このセンサマグネット62とリング状スペーサ71との一体部品は、圧入部71aが回転軸5に圧入固定されることで、回転軸5に一体回転に固定される。また、この一体部品を取り外す際には、第2ボールベアリング12と磁極部62aとの軸方向の隙間に取り外し用の治具(図示略)を挿入し、該治具によってセンサマグネット62の一体部品を引き抜く、若しくは治具によってセンサマグネット62を固定して回転軸5を引き抜くようになっている。このような構成によれば、簡素な構成でセンサマグネット62を回転軸5に強固に固定することができるとともに、センサマグネット62の取り外しが容易となる。また、リング状スペーサ71は、回転軸5とセンサマグネット62との間に介在される筒部としての圧入部71aを有するため、回転軸5との接触面積を大きく構成でき、その結果、より強固に固定することが可能となる。尚、ティースワッシャ63やリング状スペーサ71の他に、CリングやEリング等を用いてもよい。
【0033】
・上記実施形態では、回転軸5を軸支するボールベアリングを2つ(第1及び第2ボールベアリング11,12)設けたが、3つ以上設けてもよい。
・上記実施形態では、検出素子にホール素子52を用いたが、これ以外に例えば、磁気抵抗素子等を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本実施形態のブラシレスモータの断面図。
【図2】第2ボールベアリングの保持構造を示す拡大断面図。
【図3】別例の第2ボールベアリングの保持構造を示す拡大断面図。
【符号の説明】
【0035】
1…ブラシレスモータ、3…保持部材としてのセンターピース、4…ステータ、5…回転軸、6…ロータ、11…第1ボールベアリング、12…第2ボールベアリング、12a…外輪、12b…内輪、32…励磁コイル、52…検出素子としてのホール素子、62…センサマグネット、62a…磁極部、62b…内輪保持部、63…固定部材としてのティースワッシャ、71…固定部材としてのリング状スペーサ、71a…筒部としての圧入部71b…フランジ部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
励磁電流の供給に基づいて回転磁界を生じる励磁コイルを有するステータと、
前記ステータに挿入されて該ステータを保持する筒状の保持部材と、
前記保持部材の内側に設けられた少なくとも2つのボールベアリングと、
前記保持部材に挿入され前記ボールベアリングに軸支された回転軸を有するロータと、
前記回転軸に一体回転可能に設けられ、該回転軸の回転を検出するためのセンサマグネットと
を備え、軸方向両端の前記ボールベアリングのいずれか一方を取り外すことで、前記回転軸を前記保持部材から取り外し可能に構成されたブラシレスモータであって、
軸方向両端の前記ボールベアリングのいずれか一方は、前記回転軸に遊嵌され、そのボールベアリングの内輪を前記センサマグネットが軸方向に保持するように構成されたことを特徴とするブラシレスモータ。
【請求項2】
請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、
前記センサマグネットは、検出素子と対向するように形成された回転検出用の磁極部と、該磁極部から軸方向に突出し前記ボールベアリングの内輪を保持する内輪保持部とからなり、
前記内輪保持部は、前記磁極部よりも小径に形成されるとともに、前記ボールベアリングの外輪との間にはクリアランスが設けられたことを特徴とするブラシレスモータ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のブラシレスモータにおいて、
前記センサマグネットは、前記回転軸に取着される固定部材によって該回転軸に対して一体回転可能に固定されたことを特徴とするブラシレスモータ。
【請求項4】
請求項3に記載のブラシレスモータにおいて、
前記固定部材は、前記センサマグネットにおける前記ボールベアリングとは反対側の端面に設けられたティースワッシャであることを特徴とするブラシレスモータ。
【請求項5】
請求項3に記載のブラシレスモータにおいて、
前記固定部材は、前記回転軸と前記センサマグネットとの間に介在される筒部と、該筒部から径方向に延出され前記センサマグネットと軸方向に当接するフランジ部とからなるリング状スペーサであることを特徴とするブラシレスモータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−130879(P2010−130879A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−306172(P2008−306172)
【出願日】平成20年12月1日(2008.12.1)
【出願人】(000101352)アスモ株式会社 (1,622)
【Fターム(参考)】