説明

プラズマを分離加速させる中性ビームエッチング装置

【課題】エッチング時に必要な加速エネルギーを確保することができる、プラズマを分離加速させる中性ビームエッチング装置を提供する。
【解決手段】中性ビームエッチング装置は、一方が第1開口を形成する第1チャンバー110と、一方が第2開口を形成し、プラズマ生成領域が形成されるよう第1チャンバー110の内部に配置される第2チャンバー120と、第1開口およびプラズマ生成領域を連結する第1チャネル130と、第2開口およびプラズマ生成領域を連結する第2チャネル140と、第1チャンバー110の外部表面上に配置し、磁場を形成してプラズマ生成領域でプラズマを生成するコイル160と、第1チャネル130および第2チャネル140に配置し、第1チャネル130および第2チャネル140を介してプラズマを陽イオンと電子とに分離加速させて放出させる加速部170とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、中性ビームエッチング装置に関し、詳細にはグリッドを用いてプラズマを分離加速させる中性ビームエッチング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
中性ビームエッチング装置とは、プラズマ状態の物質を用いてウエハなどをエッチングさせる装置を意味する。ウエハをエッチングさせることのできるエネルギーを有するためには、中性ビームエッチング装置は装置内の所定領域で生成されるプラズマを加速させる過程が必要とされる。
【0003】
プラズマ加速方法は、宇宙長距離旅行用ロケットのイオンエンジンや、核融合方法に対する研究目的にして開発されてきたが、最近には半導体製造工程上でウエハなどをエッチングするために使用されている。
【0004】
プラズマとは、高温で負電荷を有する電子と陽電荷を有するイオンから分離された気体状態のことである。即ち、プラズマは電荷分離が極めて高く、全体的に陰と陽の電荷数が同一であるため中性の特性を有する物質状態である。厳密に言えば、固体、液体、気体に続く第4の物質状態である。温度を次第に高くするとほとんどの物体は固体から液体に変化し、また気体状態になる。数万℃にて気体は電子と原子核とに分離されてプラズマ状態となる。プラズマ状態は中性の特性を有するので、プラズマを用いたエッチング装置は中性ビームエッチング装置とも呼ばれる。
【0005】
図1は従来のビームエッチング装置の構成を示す模式図である。同図による中性ビームエッチング装置は、位相整合方法(Phase Matching Method)に基づき、Traveling Wave Engineとも呼ばれる。同図によると、従来の中性ビームエッチング装置は、外部コイル10、内部コイル20、放電コイル30、外部シリンダ40、内部シリンダ50、チャネル70を含んでいる。
【0006】
外部シリンダ40および内部シリンダ50は、カバー面60を通じて連結され、外部および内部シリンダ40,50との間の空間がチャネル70を形成する。カバー面60上には放電コイル30が製造される。
【0007】
外部および内部コイル10、20はそれぞれ数個のコイルからなり、それぞれが同軸上で並んで配列されチャネル70を巻いている。図1において、外部および内部コイル10、20がそれぞれ3つ(1,2,3)で具現されている。
【0008】
外部および内部コイル10、20、放電コイル30にそれぞれ電流が印加されると、チャネル70内に磁場が形成される。生成された磁場はマクスウェル(maxwell)方程式により誘導電流を生成し、生成された誘導電流はチャネル70内の気体をプラズマ状態に変換させる。これにより、チャネル70上部にてプラズマが生成される。
【0009】
プラズマが生成されると、チャネル70上部から出口方向(矢印に表示)に取り巻かれたコイル10、20に電流を順次印加し、チャネル上部に生成されたプラズマを出口方向に加速させる。即ち、第1コイル1、第2コイル2、第3コイル3の順で順次電流を印加する。これにより、チャネル70にて磁場の斜めが形成され、これによりプラズマが加速される。
【0010】
しかしながら、従来の中性ビームエッチング装置によると、チャネル70上部にて形成されたプラズマが十分加速されず、エッチングに必要な程度のエネルギーを有しない問題点がある。これにより、エッチング効果が落ちてしまう。
【0011】
また、従来の中性ビームエッチング装置は、磁場の斜めがチャネル70内部に順次形成されるよう、各コイル10、20に投入される電流の位相を調整してマッチングしなければならない。この場合、チャネル70上部でのプラズマの初期速度が小さければ位相差が大きくなってしまい、位相整合を利用し難い問題もある。さらに、初期速度のために駆動電流の周波数を小さくする場合、放電コイル30にてプラズマへそのエネルギー伝達がうまくできず、プラズマの生成効率が落ちる。結果的に、エッチング効率が落ちることとなる。
【特許文献1】日本公開特許平9−139364号公報
【特許文献2】日本公開特許2002−289585号公報
【特許文献3】韓国公開特許2003−042959号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は前述した問題点を解決するために案出されたもので、本発明の目的は、チャネル内にグリッドを配置し、静電気力によりプラズマを分離加速させることによって、エッチングに必要なエネルギーを確保することでエッチング効率を高めることのできる中性ビームエッチング装置を提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、静電気力によって分離加速されるプラズマがエッチングしようとする領域に集束されることができるよう角錐状のチャンバーを用いる中性ビームエッチング装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前述した目的を達成するための本発明の第1の実施形態に係る中性ビームエッチング装置は、一方が第1開口を形成する第1チャンバーと、一方が第2開口を形成し、プラズマ生成領域が形成されるよう前記第1チャンバーの内部に配置される第2チャンバーと、前記第1開口および前記プラズマ生成領域を連結する第1チャネルと、前記第2開口および前記プラズマ生成領域を連結する第2チャネルと、前記第1チャンバーの外部表面上に配置し、磁場を形成して前記プラズマ生成領域でプラズマを生成するコイルと、前記第1チャネルおよび第2チャネルに配置し、前記第1チャネルおよび第2チャネルを介して前記プラズマを陽イオンと電子とに分離加速させて放出させる加速部と、を含む。
【0015】
好ましくは、前記加速部が、前記第1チャネルに配置し、前記プラズマを形成する陽イオンおよび電子のいずれか1つを加速させて前記第1チャネルを介して放出する第1グリッドと、前記第2チャネルに配置し、前記陽イオンおよび電子のうち他方を加速させて前記第2チャネルを介して放出する第2グリッドと、を含む。
【0016】
好ましくは、前記第1チャンバーおよび前記第2チャンバーを連結するために形成される連結部をさらに含むことができる。
【0017】
好ましくは、前記連結部が、前記第1および第2チャンバー間の空間に整列されることができる。
【0018】
ここで、前記第1チャンバーが、前記第1開口面積より大きい面積を有し、前記第1開口の反対側に形成された閉鎖面、および前記第1開口と前記閉鎖面を連結するサイド面を有する角錐状で形成されたことが好ましく、前記第2チャンバーが、前記第2開口の反対側に形成され、前記第2開口の面積より大きい面積を有する上部面、および前記第2開口と前記上部面を連結するサイド面を有する角錐状で形成されることが好ましい。
【0019】
この場合、前記第1チャネルが、前記第1チャンバーのサイド面と前記第2チャンバーのサイド面との間に形成されたことができる。
【0020】
一方、前記第1グリッドが、第1極性に帯電されると、前記プラズマ生成領域に存在する前記陽イオンおよび電子のうち前記第1極性の反対極性を有する物質を加速させる。
【0021】
また、前記第2グリッドが、前記第1極性の反対極性に帯電され、前記プラズマ生成領域に存在する前記陽イオンおよび電子のうち前記第1極性を有する物質を加速させる。
【0022】
好ましくは、前記コイルが、前記第1チャンバーの閉鎖面上に製造され、前記第1チャンバーの外部表面に配置し、前記プラズマ生成領域内にガスを注入するガス注入部を更に含むことができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によると、静電気力を用いてプラズマを陽イオンおよび電子に分離加速させることができる。これによって、エッチングに必要な加速エネルギーを確保し、エッチング効率を高めることができる。さらに、第1、第2、および第3実施形態の第1チャンバーおよび第2チャンバーの形態を角錘状に具現する場合、分離加速される陽イオンおよび電子をエッチングしたい領域に集束させることができる。結果的に、エッチング工程が容易に行われる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、添付の図面に基づいて本発明の好適な実施形態を詳述する。
(実施形態)
図2は本発明の一実施の形態に係る中性ビームエッチング装置の構成を示す模式図である。同図によると、本中性ビームエッチング装置は、第1チャンバー110、第2チャンバー120、第1チャネル130、第2チャネル140、コイル160、および加速部170を含む。
【0025】
第1チャンバー110は、一方がオープンされて開口を形成する。開口の反対側は閉鎖面を形成する。
【0026】
第2チャンバー120は第1チャンバー110内に配置される。第2チャンバー120も一方がオープンされて開口を形成する。第1チャンバー110および第2チャンバー120は同軸上で配置され、互いに相違した直径を有する。これにより、第2チャンバー120の開口は第1チャンバー110の開口内に配置される。
【0027】
一方、第1チャンバー110の閉鎖面および第2チャンバー120の上部面は所定の距離離隔されてプラズマ生成領域150を形成する。プラズマ生成領域150にはガスが投入される。従来の中性ビームエッチング装置はプラズマの生成される領域がチャネル上部に制限されて狭い一方、本中性ビームエッチング装置では第1チャンバー110と第2チャンバー120とが分離されているので割合に広いプラズマ生成領域150が確保される。
【0028】
第1チャンバー110の閉鎖面上にはコイル160が製造される。コイル160に電流が印加されると、プラズマ生成領域150内部に磁場が形成される。形成された磁場はチャネル70内に磁場が形成される。形成された磁場はマクスウェル方程式に応じて誘導電流を生成する。生成された誘導電流はプラズマ生成領域150内の気体をプラズマ状態に変換させる。
【0029】
一方、第1チャンバー110のサイド面と第2チャンバー120のサイド面との間の空間は第1チャネル130を形成する。
【0030】
さらに、第2チャンバー120内には第2チャネル140が形成されている。第2チャネル140は第2チャンバー120の開口とプラズマ生成領域150を連結する。
【0031】
加速部170は、プラズマ生成領域150に生成されたプラズマを陽イオンおよび電子に分離加速し、第1チャネル130および第2チャネル140を介して外部に放出する。即ち、陽イオンが第1チャネル130を介して加速されれば、電子は第2チャネル140を介して加速される。反対に、電子が第1チャネル130を介して加速されれば、陽イオンは第2チャネル140を介して加速される。
【0032】
詳細には、加速部170は第1チャネル130内に配置する第1グリッド171、第2チャネル140内に配置する第2グリッド172を含んでいる。第1グリッド171および第2グリッド172は導電性物質からなる格子網を意味する。第1グリッド171および第2グリッド172には相異なる極性の電源が接続される。これにより、第1グリッド171および第2グリッド172は相異なる極性で帯電される。
【0033】
もし、第1グリッド171が+に帯電され、第2グリッド172が−に帯電されると、プラズマのうち−極性を有する電子が第1グリッド171との静電気力によって第1チャネル130の出口方向に加速される。プラズマのうち+極性を有する陽イオンは第2グリッド172との静電気力により第2チャネル140の出口方向に加速される。図2にて矢印の方向が出口方向を意味する。
【0034】
反対に、第1グリッド171が−に帯電され、第2グリッドが+に帯電されると、陽イオンが第1チャネル130を介して加速され、電子が第2チャネル140を介して加速される。
【0035】
図3は、図2の中性ビームエッチング装置の上側からみた模式図である。同図によると、第1チャンバー110上部の閉鎖面は円型に具現されていることが分かる。
【0036】
コイル160は、第1チャンバー110の閉鎖面上にて第1チャンバー110と同軸上に配置された複数の円型コイルで具現されることができる。さらに、コイル160は螺旋状に具現され得る。
【0037】
図4は図2の中性ビームエッチング装置の下側からみた模式図である。同図によると、第1チャネル130の出口は中央部の空いたリング状を有し、第2チャネル140の出口は円型を有する。これにより第1および第2グリッド171,172もリング状および円型に具現されることが好ましい。
【0038】
図5は本発明の第2の実施形態に係る中性ビームエッチング装置の構成を示す模式図である。同図によると、本中性ビームエッチング装置の第1チャンバー210、第2チャンバー220は開口側の方向が角錐状になっている。具体的には、円錐、四角錐、互角錐などの形態で具現され得る。これにより、プラズマ生成領域250にて生成され出口側に向って放出される陽イオンおよび電子がエッチングしたい領域に集束されるように施すことができる。
【0039】
一方、第1チャンバー210および第2チャンバー220の形態が角錐になっていることから、第1グリッド271の形態も変形される。即ち、第1グリッド271はリング形態で内側円を形成している部分が上側に曲がった状態となる。第2グリッド272は円型で具現され得る。その他、コイル260、第1チャネル230、第2チャネル240などの形態および機能は図2の実施形態と同一であるため詳説は省略する。
【0040】
図6は、本発明の第3の実施形態に係る中性ビームエッチング装置の構成を示す模式図である。同図によると、中性ビームエッチング装置は、第1チャンバー310、第2チャンバー320、第1チャネル330、第2チャネル340、コイル360、第1グリッド371、第2グリッド372、その他にガス注入部365、および連結部380を更に含んでいる。
【0041】
プラズマ生成領域350にて生成され、第1および第2チャネル330,340を介して加速された陽イオンおよび電子は、ウエハ400の方向に放出されてウエハ400上の所定領域をエッチングさせる。
【0042】
第1チャンバー310、第2チャンバー320、第1チャネル330、第2チャネル340、コイル360、第1グリッド371、第2グリッド372の構成および機能は第2の実施形態と同一であるためその詳説は省略する。
【0043】
ガス注入部365はプラズマ生成領域350内部ガスを注入させる役割を行なう。中性ビームエッチング装置はArのようなOグループ気体と、OおよびO混合物のようにイオン化可能なガス、およびCのようなガスが使用され得る。ガス注入部365はプラズマ生成領域350まで連結される連結管を介してガスを注入することができる。
【0044】
一方、連結部380は、第1チャンバー310および第2チャンバー320を連結する役割をする。第1チャンバー310および第2チャンバー320は、第1グリッド371によって連結されているが、第2チャンバー320の重さを支持するためには別の連結部380を製造することが好ましい。連結部380は、プラズマ生成領域350にて生成された陽イオンおよび電子が第1および第2チャネル330、340方向に排出されるよう、一定領域にのみ製造することが好ましい。即ち、第1および第2チャンバー310、320が円錐状で製造された場合、90°間隔ごとに連結部380を製造して、第2チャンバー320を支持することが好ましい。
【0045】
一方、第2チャンバー320内で第2チャネル340の形成された部分を除いた残り部分は空き空間390にすることもできる。これにより、第2チャンバー320の重さを減らし連結部380にのせられる荷重を軽減させ得る。
【0046】
以上、図面に基づいて本発明の好適な実施形態を図示および説明してきたが本発明の保護範囲は、前述の実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】従来の中性ビームエッチング装置の構成を示す模式図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る中性ビームエッチング装置の構成を示す模式図である。
【図3】図2の中性ビームエッチング装置の上側から見た平面図である。
【図4】図2の中性ビームエッチング装置の下側から見た平面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る中性ビームエッチング装置の構成を示す模式図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る中性ビームエッチング装置の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
【0048】
110 第1チャンバー
120 第2チャンバー
130 第1チャネル
140 第2チャネル
150 プラズマ生成領域
160 コイル
170 加速部
171 第1グリッド
172 第2グリッド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方が第1開口を形成する第1チャンバーと、
一方が第2開口を形成し、プラズマ生成領域が形成されるよう前記第1チャンバーの内部に配置される第2チャンバーと、
前記第1開口および前記プラズマ生成領域を連結する第1チャネルと、
前記第2開口および前記プラズマ生成領域を連結する第2チャネルと、
前記第1チャンバーの外部表面上に配置し、磁場を形成して前記プラズマ生成領域でプラズマを生成するコイルと、
前記第1チャネルおよび第2チャネルに配置し、前記第1チャネルおよび第2チャネルを介して前記プラズマを陽イオンと電子とに分離加速させて放出させる加速部とを含むことを特徴とする中性ビームエッチング装置。
【請求項2】
前記加速部が、
前記第1チャネルに配置し、前記プラズマを形成する陽イオンおよび電子のいずれか1つを加速させて前記第1チャネルを介して放出する第1グリッドと、
前記第2チャネルに配置し、前記陽イオンおよび電子のうち他方を加速させて前記第2チャネルを介して放出する第2グリッドとを含むことを特徴とする請求項1に記載の中性ビームエッチング装置。
【請求項3】
前記第1チャンバーおよび前記第2チャンバーを連結するために形成される連結部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の中性ビームエッチング装置。
【請求項4】
前記連結部が、前記第1および第2チャンバー間の空間に整列されることを特徴とする請求項3に記載の中性ビームエッチング装置。
【請求項5】
前記第1チャンバーが、前記第1開口面積より大きい面積を有し、前記第1開口の反対側に形成された閉鎖面、および前記第1開口と前記閉鎖面を連結するサイド面を有する角錐状で形成されたことを特徴とする請求項2に記載の中性ビームエッチング装置。
【請求項6】
前記第2チャンバーが、前記第2開口の反対側に形成され、前記第2開口の面積より大きい面積を有する上部面、および前記第2開口と前記上部面を連結するサイド面を有する角錐状で形成されたことを特徴とする請求項5に記載の中性ビームエッチング装置。
【請求項7】
前記第1チャネルが、前記第1チャンバーのサイド面と前記第2チャンバーのサイド面との間に形成されたことを特徴とする請求項6に記載の中性ビームエッチング装置。
【請求項8】
前記第1グリッドが、第1極性に帯電されると、前記プラズマ生成領域に存在する前記陽イオンおよび電子のうち前記第1極性の反対極性を有する物質を加速させることを特徴とする請求項7に記載の中性ビームエッチング装置。
【請求項9】
前記第2グリッドが、前記第1極性の反対極性に帯電され、前記プラズマ生成領域に存在する前記陽イオンおよび電子のうち前記第1極性を有する物質を加速させることを特徴とする請求項8に記載の中性ビームエッチング装置。
【請求項10】
前記コイルが、前記第1チャンバーの閉鎖面上に製造されたことを特徴とする請求項5に記載の中性ビームエッチング装置。
【請求項11】
前記第1チャンバーの外部表面に配置し、前記プラズマ生成領域内にガスを注入するガス注入部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の中性ビームエッチング装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−27097(P2007−27097A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−158275(P2006−158275)
【出願日】平成18年6月7日(2006.6.7)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】