説明

プラント用ネットワーク機器及びそのデータ修復方法

【課題】バックアップ電源がないため保守作業が不要で機器構成が簡単かつ長寿命で、しかもプラントから受信するデータを確実に保存でき、データの信頼性が高いプラント用ネットワーク機器及びデータ修復方法を提供する。
【解決手段】プラントから送信されるデータが伝わるバス9に、コンピュータ1を介してデータを記録保存する大容量メモリ4と、コンピュータ3に電源を供給する平滑コンデンサを有する電源回路3と、電源遮断を監視する電圧監視回路2とを接続している。また、バスには論理回路を接続し、この論理回路6を介してデータの記録保存をする高速メモリ5を備えて構成することを特徴とするものである。大容量メモリ4と高速メモリ5には、不揮発性メモリを使用する。電圧監視回路2で電源遮断を電源遮断の監視し、電源遮断の時に高速メモリ5に一時的に記録したデータを、電源の復電時に高速メモリ5からデータを大容量メモリ4に格納修復する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、設備監視や産業プラント計装システム等のプラントの計測制御に用いるプラント用ネットワーク機器及びそのデータ修復方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、設備監視や産業プラント計装システム等の各種プラントでは、流量、圧力、液面、変位等のプロセス信号のデータは、ネットワークを介してネットワーク機器で受信して計測制御すると共に、必要とするデータを記録媒体に格納して記録保存することが行われている。
【0003】
動作している状態でデータの格納を常に一定の間隔で行うこの種のプラント用ネットワーク機器では、常時アナログ積算値を記録したり、動態管理を行ったりしているため、落雷等により瞬停や停電が起こって電源遮断した時に、プラントから受信する管理用のデータが破損しないような対策をしている。例えば、ネプラント用ネットワーク機器にバッテリーなどのバックアップ電源を搭載し、停電が発生した時にコンピュータ(以下、「CPU」と略称する)及び記録媒体となるメモリとの電源供給を保持し、プラントから受信するデータの格納する対策を行っている。
【0004】
例えば特許文献1には、停電が発生した際でも、バックアップ電源を使用せずに計測データを記憶保存できるようにするため、第1の時間間隔で計測データを生成する計測部と、生成された第1計測データを複数記憶させる揮発性記憶素子で構成された第1記憶部と、複数の第1計測データに基づいて第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で第2計測データを生成し、これを不揮発性記憶手段で構成された記録させる第2記憶部と、複数の第1計測データに基づいて第1の時間間隔よりも長く第2の時間間隔よりも短い第3の時間間隔で退避用データを生成し、これを記憶させる不揮発性記憶手段で構成された第3記憶部と、これらの制御を行う制御部とを備える計測装置が提案されている。
【0005】
また、特許文献2には、電源遮断が生じた時に、必要な計測データが消失するのを防止するため、電源の供給が断たれたことを検知する電断検知回路と、データの記憶保持に電力が不要な不揮発性メモリ等の記憶媒体と、電断検知回路の検知出力に応答して所要の計測データを保護する保護回路を備え、この保護回路で所要の計測データを記憶媒体に書込み前に、既に記憶媒体に書込まれている所要のデータと比較して書込みの要否を決定する計測機器も提案されている。
【0006】
【特許文献1】特開2004−325314号公報
【特許文献2】特開2005−140661号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
通常、計測制御に用いるプラント用ネットワーク機器は、この長寿命化が要求されているが、バッテリーなどのバックアップ電源を使用する際には、常に寿命を診断するなどの機能を盛り込んでプラント用ネットワーク機器としての信頼性を維持できず、この診断回路が複雑となりこの実装空間の確保が必要となる。しかも、バックアップ電源は、寿命のある部品であって劣化も激しいため、プラント用ネットワーク機器の短寿命化を招くことになるし、一定期間毎にバッテリー交換の保守作業が必要となる問題がある。
【0008】
また、特許文献1及び2のような計測装置では、全体の装置構成が大掛かりとなってしまうし、データの記憶操作が複雑化することになる。
【0009】
本発明の第1の目的は、バックアップ電源がないため保守作業が不要で機器構成が簡単で、しかもプラントから受信するデータを確実に記録保存でき、信頼性が高くかつ長寿命のプラント用ネットワーク機器を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、停電発生の際にもその後のプラントから受信するデータ修復保存が簡単に行えてデータの信頼性の高いプラント用ネットワーク機器のデータ修復方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のプラント用ネットワーク機器では、プラントから送信されるデータが伝わるバスに、コンピュータを介して、データを記録保存する大容量メモリと、コンピュータに電源を供給するために設けられ平滑コンデンサを有する電源回路と、電源回路の電圧を監視する電圧監視回路とを接続しており、またバスには論理回路を接続し、この論理回路を介してデータの記録保存をする高速メモリを備えて構成することを特徴とするものである。大容量メモリと高速メモリには、不揮発性メモリを使用している。
【0011】
また、本発明のプラント用ネットワーク機器のデータ修復方法では、電圧監視回路にてコンピュータに供給する電源回路の電圧を常時監視して電源遮断の監視を行い、大容量メモリへ前記データを書込み中に電源遮断が発生したときには、前記データは論理回路を介して高速メモリへ一時的に記録しておき、復電した時に前記高速メモリに一時的に記録したデータを、大容量メモリに格納して修復することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明のようにプラント用ネットワーク機器を構成すれば、バックアップ電源の必要がないから、保守作業も不要となり、機器構成を簡単にして高信頼性かつ長寿命化することができる。また、プラント用ネットワーク機器のデータ修復方法によれば、電源遮断が生じたとしても、その後のプラントから受信するデータの修復保存が容易に行え、ネットワーク機器における保存データの信頼性を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明のプラント用ネットワーク機器は、CPUや、CPUに供給する電源回路の電圧を常時監視する電圧監視回路や、平滑コンデンサを実装してCPUに供給する電源回路や、データを記録する不揮発性メモリである大容量メモリを、バスにそれぞれ接続している。更にバスには、論理回路を介してデータを緊急格納する不揮発性メモリである高速メモリを接続して構成する。
【0014】
また、本発明のプラント用ネットワーク機器のデータ修復方法では、電圧監視回路によりCPUに供給する電源回路の電圧を監視して電源遮断の監視を行い、プラントから受信するデータを大容量メモリへ書込み中に電源遮断が発生したときには、データは論理回路を介して高速メモリに格納するようにし、復電した時に高速メモリに格納したデータを、大容量メモリに格納して修復するようにしたものである。
【実施例1】
【0015】
本発明のネットワーク機器の一実施例を、図1に示している。プラントからのプロセス信号のデータは、バス9からCPU1を用いて、記録媒体である大容量メモリ4に記録保存する構成としている。このバス9には、アドレスやデータの書込み制御を行うCPU1やデータを記録する不揮発性メモリである大容量メモリ4ばかりでなく、CPU1の2つの電圧を監視する電圧監視回路2や、平滑コンデンサを有しCPU1に電源を供給する電源回路3を、それぞれ接続している。その上、バス9には、後述する構成の論理回路6を設けており、この論理回路6を介してデータを、電源遮断の時の緊急用として一時的に書込むため、CPU1がリセットする間にデータの格納が可能な書込み速度が速い不揮発性メモリである高速メモリ5を接続している。
【0016】
大容量メモリ4には、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)やFROM(Flash ROM)等の不揮発性メモリを使用し、また書込み速度が速い高速メモリ5には、FeRAM(Ferroelectric RAM)等の不揮発性メモリを使用する。
【0017】
また、大容量メモリ4に保存したアドレスやデータを、解析用コンピュータに取込んで行えるように、バス9には、PI/O(Prgrammed Input Output)等の入出力部7やイーサネット(登録商標)8が必要に応じて設け、これらを介してアドレスやデータを解析用コンピュータに取込めるように構成することができる。
【0018】
平滑コンデンサを有する電源回路3は、CPU1に電源を供給する入力電圧12Vから出力電圧5Vのロジック電圧及び3.3V、1.8Vの論理回路6に電源を供給し、電圧監視回路2によってCPU1のリセット電圧(4.5V)と低電圧(4.7V)の2つの電圧を監視する。この電圧監視によって、大容量メモリ4への書込みを開始する時点で、低電圧値を感知した場合、正常データを書き込める保証がないため、高速メモリ5へのアクセスを行わないよう制御する。
【0019】
EEPROMやFROM等を用いる不揮発性メモリの大容量メモリ4への書込みデータは、機器の運転時間及び書込み回数に制限のある大容量メモリ4及びFeRAM等の高速メモリ5の書込み回数を機器の保全データとして、また入出力部7より得た入出力データのログデータとして記憶する。
【0020】
大容量メモリ4にデータを格納する時に、論理回路6はCPU1から大容量メモリ4へアクセスしたアドレスとデータを取得し、この論理回路6で書込み速度が速い高速メモリ5へのアクセスアドレスとデータを生成し、最初に書込み開始フラグをデータに付して電源遮断の時の緊急用として一時的に高速メモリ5へも書込みを行うものである。
【0021】
論理回路6には、パリティ機能となるパリティジェネレータ13及びパリティチェック部14を設け、これによって高速メモリ5に記録保存するデータにパリティを付し、高速メモリ5に保存するデータを、大容量メモリ4に転記するときにデータの妥当性が確認でき、データの信頼性を高めるようにしている。また、論理回路6には、CPU1から取得するデータを一時記録するバッファ15や、アドレス、データ生成回路16と、エラー、書込みフラグ制御回路17を設け、一時的に保存するデータに記録するようにしている。この論理回路6は、FPGA(Field Programmable Gate Array:プログラマブルアレイ)でも使用することができる。
【0022】
データを一時的に書込む高速メモリ5の例を図2に示しており、論理回路6に連なる高速メモリ5は、第1高速メモリ11及び第2高速メモリ12で構成し、これら第1及び第2高速メモリ11,12は、FeRAM等の不揮発性メモリを使用する。CPU1からの大容量メモリ4に保存すると同様のアドレスとデータを取得し、このアドレスとデータを、FeRAMを用いた第1高速メモリ11に一時的に書込む際、パリティジェネレータ13でパリティビットを生成し、パリティビット専用のFeRAMを用いた第2高速メモリ12に、パリティビットを書込む構成としている。
【0023】
プラントから受信したデータを、CPU1により大容量メモリ4に格納していた時に、電源遮断が起こってしまった場合に、復電した時に大容量メモリ4への書込み中フラグを監視した場合は、データを一時的に記録したFeRAMの第1高速メモリ11から、大容量メモリ4へのアドレスとデータを読込み、同時にパリティビット専用FeRAMの第2高速メモリ12からパリティチェック部14でチェックを行い、データの異常時には、エラーフラグをCPU1に送信し、データの正当性の確認通知を行ものである。
【0024】
上記の時のタイムチャートを図3に示している。CPU1は、32ビットアドレス21と8ビットデータ22のアクセスを行い、EEPROMライト信号23に基づいて大容量メモリ4にデータの書込みを実施する。この時、論理回路6にて、高速メモリ5にはタイムチャートのFeRAMライト信号24タイミングで、8ビットデータ25の書込みフラグ、アドレス4バイト、データ1バイト及び各データにおけるパリティビットデータ26の書込みが行われる。1アクセス当り、約180nsが必要であり、6回のアクセスで約1100nsの時間が必要となる。また、1サイクル終了するまで、CPU1にWAIT信号27を発行し、CPU1の動作を待機させる。
【0025】
EEPROMを用いた大容量メモリ4、及びFeRAMを用いた及び高速メモリ5の書込みアクセス時間を、図4に示している。高速メモリ5は、180nsの書込みアクセス時間31で終了し、大容量メモリ4は250nsで書込みアクセス時間32が終了するが、大容量メモリ4はその後10msの書込みアクセス時間が必要で、これで書込み1サイクルが完了する。つまり、この大容量メモリ4の書込みアクセス時間中に、電源が保証できない電圧まで下がった場合、つまり停電が発生した場合には、データは保証できないことになる。
【0026】
次に、第1高速メモリ11及び第2高速メモリ12で高速メモリ5を構成し、高速メモリ5に一時的に記録したデータを、大容量メモリ4へ書込み修復する際の動作を、図5のフローチャートを用いて説明する。電源回路3から供給するCPU1の電圧を常に監視している電圧監視回路2によって、4.7V以下の低電圧監視を行い(ステップS41)、規定電圧が4.7V以下のYときは終了し、電圧が4.7V以上のN(正常)であればステップS42に移行し、ここで前回のアクセスは大容量メモリ4に書込み済か書込み中かの書込みフラグの監視を実施する。
【0027】
ステップS42において、前回書込み中に電源が低下し処理が終了できなかったYの場合、つまり、大容量メモリ4に正常に書込みができなかった場合、図3のタイムチャートで示した高速メモリ5からアドレスとデータを取得し(ステップS43)、パリティ機能をもつ場合、FeRAMを用いた第2高速メモリ12からそのデータに正当性があるかパリティチェック部14にて判断する(ステップS44)。この判断ステップS44でY(有)の場合終了し、N(正常)の場合にはステップS41と同様に低電圧監視を実施し(ステップS45)、以下のYの時には終了する。
【0028】
ステップS42でデータの書込みがないNの場合及びステップS45で規定電圧がNの場合には、第1高速メモリ11に記録されたアドレスのデータを大容量メモリ4へ書込んで、欠落したデータの修復をし(ステップS421)、続いて正常に大容量メモリ4に書込みが終了したのかどうかの判断を行い(ステップS422)、Nの場合には再書込みのステップS422に戻り、Yの場合には第2高速メモリ12のデータの書込みフラグをリセットし(ステップS423)、通常の処理に戻る。
【0029】
高速メモリ5のデータ構成を、図6(a)、(b)に示している。図3のタイムチャートから1データを大容量メモリ4に書込み中に、高速メモリ5には書込みフラグ、アドレス、データの6データデータ構成51を書込み、また論理回路6が図2のようにパリティ機能付きの場合には、第2高速メモリ12へは、高速メモリ5に対するパリティデータ構成52で示すパリティデータが書込まれることになる。
【0030】
低電圧監視時間からリセット時間までの時間保証は、図3に示すタイムチャートより約1100ns必要である。電源回路3には平滑コンデンサを実装しているから、停電で電源遮断が発生した場合、CPU1に供給する電源は、電源回路3の平滑コンデンサの放電特性となる。停電が発生してからt(s)後のCPU1に供給される電源電圧V'は、次式(1)で表すことができる。
【0031】
【数1】

ただし、Zは機器の負荷である。
【0032】
機器の消費電力Wを6W、電源電圧Vを5Vとすると、機器の負荷Z(Ω)は、次式(2)で求めることができる。
【0033】
【数2】

データ格納保持時間が1100nsであることから充分にマージンをとり、停電が発生してからCPU1がリセット電圧値になるまでの時間を2000nsと設定する。リセット電圧値を4.5Vに設定したときには、平滑コンデンサの容量は(1)、(2)式を用いて次式(3)で求めることができる。
【0034】
【数3】

よって、電源回路3に実装する平滑コンデンサの容量は、11.0μF以上であれば、CPU1が高速メモリ5、論理回路6に確実にデータを格納することができる。
【0035】
平滑コンデンサの容量が10μF程度のものの電源回路3への実装は、一般的なコンデンサで問題なく使用できる。したがって、本発明の不揮発性メモリを併用したメモリ制御方式が成り立ち、バッテリーなどのバックアップ電源の必要がなく、機器の寿命が左右されない信頼性のある機器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明のプラント用ネットワーク機器の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明のプラント用ネットワーク機器の論理回路及び高速メモリの例を示す構成図である。
【図3】本発明のプラント用ネットワーク機器のタイムチャートである。
【図4】本発明のプラント用ネットワーク機器の高速メモリと大容量メモリのアクセスタイミング図である。
【図5】本発明のプラント用ネットワーク機器のデータ修復方法を示すフローチャートである。
【図6】本発明のプラント用ネットワーク機器の高速メモリに記録するデータ構成図である。
【符号の説明】
【0037】
1…CPU、2…電圧監視回路、3…電源回路、4…大容量メモリ、5…データ格納高速メモリ、6…論理回路、11…第1高速メモリ、12…第2高速メモリ、13…パリティジェネレータ、14…パリティチェック部、14…バッファ、15…アドレス、データ生成回路、16…エラー、書込みフラグ制御回路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラントから送信されるデータが伝わるバスに、コンピュータを介して、前記データを記録保存する大容量メモリと、コンピュータに電源を供給するために設けられ平滑コンデンサを有する電源回路と、前記電源回路の電圧を監視する電圧監視回路とを接続して備えると共に、前記バスに接続する論理回路を設け、前記論理回路を介してデータの記録保存をする高速メモリを備えて構成したことを特徴とするプラント用ネットワーク機器。
【請求項2】
請求項1において、前記電源回路の平滑コンデンサは、その容量が11.0μF以上のものであることを特徴とするプラント用ネットワーク機器。
【請求項3】
請求項1又は2において、前記論理回路にはパリティ機能を備え、前記高速メモリは、アドレス、データ用の第1高速メモリとパリティ用の第2高速メモリからなることを特徴とするプラント用ネットワーク機器。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかにおいて、前記大容量メモリ及び前記高速メモリは、不揮発性メモリを用いたことを特徴とするプラント用ネットワーク機器。
【請求項5】
プラントから受信するデータを、コンピュータを介して記憶媒体となるメモリに記録保存する方法であって、電圧監視回路にてコンピュータに供給する電源回路の電圧を常時監視して電源遮断の監視を行い、大容量メモリへ前記データを書込み中に電源遮断が発生したときには、前記データは論理回路を介してデータを一時的に高速メモリに記録しておき、復電した時に前記高速メモリに一時的に記録したデータを、大容量メモリに格納して修復することを特徴とするプラント用ネットワーク機器のデータ修復方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−133454(P2007−133454A)
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−322995(P2005−322995)
【出願日】平成17年11月8日(2005.11.8)
【出願人】(000233549)株式会社日立ハイテクコントロールシステムズ (130)
【Fターム(参考)】