説明

プレス加工機、プレス加工設備及びプレス加工方法

【課題】従来のプレス加工設備では、表押しプレス装置及び裏押しプレス装置が前後方向に隣接して設けられており、成型装置全体が大きくなるという問題がある。
【解決手段】そのために、本発明のプレス加工機は、同一平面内において対峙して配設された第1の押圧板及び第2の押圧板と、前記第2の押圧板の両側に配設されると共に前記第1の押圧板による押圧力を鋼板を介して受ける第1の受圧部材と、前記第1の押圧板の両側に配設されると共に前記第2の押圧板による押圧力を前記鋼板を介して受ける第2の受圧部材とを備えたことを特徴とする。これにより、プレス加工機をコンパクトなものすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、板厚の大きな鋼板を任意の位置及び角度で2方向に折り曲げるプレス加工機、プレス加工設備及びプレス加工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、プレストレスト・コンクリート構造(PC構造)の箱型のウエブ等に使用される大型の波型鋼板の成型装置として、V字状に表押しする表押しプレス装置と、逆V字状に裏押しする裏押しプレス装置とを隣設して備えてプレス装置を構成し、前記表押しプレス装置、裏押しプレス装置間に成形用鋼鈑を送り込んで波形部のV字状角部、逆V字状角部をその表押しプレス装置、裏押しプレス装置で分担してプレス成形する波形鋼鈑の成形装置が提案されている。
なお、表押しプレス装置及び裏押しプレス装置は、各々、平行する一対の固定された丸棒体間に可動する棒体を油圧ジャッキにより進入させて、鋼板をプレスするようになっている(例えば、特許文献1。)。
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載のものは、表押しプレス装置及び裏押しプレス装置が前後方向に隣接して設けられており、成型装置全体が大きくなるという問題がある。
また、特許文献1に記載のものは、鋼板をプレスする際、鋼板を一対の固定された丸棒体により受けるようになっており、鋼板と一対の固定された丸棒体とは、折り曲げ線と直角方向において一点のみで接触するため、鋼板への荷重が一点に集中し鋼板に擦り傷が発生する可能性がある。
【0004】
なお、大型波型鋼板の成型装置としては、大形の波形を2ピッチ有する上型と下型を有するプレス機と、このプレス機へ鋼板を1ピッチずつ搬送する搬送装置と、搬送方向奥側の1ピッチ分の上型で既に加工された波形を予め押さえ込むパッド機能を持たせるために該1ピッチ分の上型を支えて突設させる複数本のガススプリングとを有するものも提案されている(例えば、特許文献2。)。
【0005】
しかしながら、特許文献2に記載のものは、波型の形状が固定されており、任意の位置或いは角度で折り曲げ加工することができるものではない。
【0006】
【特許文献1】特開2006−231368号公報
【特許文献2】特開平11−28524号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、簡素な構成で、板厚の大きな鋼板を任意の位置及び角度で折り曲げ加工することができるプレス加工機、プレス加工設備及びプレス加工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の問題点に対し本発明は、以下の各手段を以って課題の解決を図る。
【0009】
第1の手段のプレス加工機は、
同一平面内において対峙して配設された第1の押圧板及び第2の押圧板と、
前記第2の押圧板の両側に配設されると共に前記第1の押圧板による押圧力を鋼板を介して受ける一対の第1の受圧部材と、
前記第1の押圧板の両側に配設されると共に前記第2の押圧板による押圧力を前記鋼板を介して受ける一対の第2の受圧部材とを備えたことを特徴とする。
【0010】
第2の手段は、第1の手段のプレス加工機において、
前記第1の受圧部材及び前記第2の受圧部材は、
前記鋼板に当接する長手方向の当接平面を有する半円筒状の形状であり、
前記鋼板の面の傾斜に応じて回動するものであることを特徴とする。
【0011】
第3の手段のプレス加工方法は、
第2の手段のプレス加工機を用い、
前記鋼板を、前記第1の押圧板及び第2の受圧部材と前記第2の押圧板及び前記第1の受圧部材との間に挿入し、
前記第1の押圧板を押出し、前記鋼板の反対側に前記当接平面が面接触している前記第1の受圧部材を前記鋼板の傾斜に応じて回動させながら、前記鋼板を折り曲げることを特徴とする。
【0012】
第4の手段のプレス加工機は、
1対の固定フレーム間に取り付けられた2対の受圧部材支持用フレームと、
各1対の前記受圧部材支持用フレーム間に形成された押圧板ガイド用隙間と、
前記各押圧板ガイド用隙間内を移動可能に配設された第1及び第2の押圧板と、
前記各押圧板を移動させる押圧シリンダと、
前記2対の受圧部材支持用フレームの対峙する面に各々回動可能に配設されると共に長手方向の当接平面を有する半円筒状の第1及び第2の受圧部材と、
前記各受圧部材を回動させる受圧部材回動手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
第5の手段は、第4の手段のプレス加工機において、
前記各受圧部材は、一方の1対の前記受圧部材支持用フレームと他方の1対の前記受圧部材支持用フレームとの対峙する面に前記押圧板ガイド用隙間に隣接して配設されていることを特徴とする。
【0014】
第6の手段は、第4又は5の手段のプレス加工機において、
前記受圧部材回動手段は受圧部材回動シリンダであることを特徴とする。
【0015】
第7の手段のプレス加工設備は、
第6の手段のプレス加工機と、
前記各押圧シリンダ及び前記各受圧部材回動シリンダに作動油を供給する油圧ユニットとを備えたことを特徴とする。
【0016】
第8の手段は、第7の手段のプレス加工設備において、
前記各押圧シリンダを制御する押圧シリンダ制御用電磁弁と前記各押圧シリンダとの間の油圧配管に介装されたパイロットチェック弁と、
前記受圧部材回動シリンダを制御する回動シリンダ制御用電磁弁と前記受圧部材回動シリンダとの間の油圧配管に介装された絞り弁とを備えたことを特徴とする。
【0017】
第9の手段は、第7又は8の手段のプレス加工設備において、
前記プレス加工機を共通台上に立設されると共に、
前記共通台上の前記プレス加工機の前後に加工対象の鋼板を前後方向に移動させる鋼板用固定支持台を備えたことを特徴とする。
【0018】
第10の手段は、第9の手段のプレス加工設備において、
前記共通台の前後に前記鋼板の前後端部を上下左右に移動可能に支持する鋼板用可動支持台41を備えたことを特徴とする。
【0019】
第11の手段のプレス加工方法は、
第4の手段のプレス加工設備を用い、
前記第1、2の押圧板を前記各押圧シリンダにより引き込み、
前記第1、2の受圧部材をその前記当接平面が全て並行になるように前記各受圧部材回動手段により回動し、
前記鋼板の前部を押圧板ガイド用隙間に挿入し、
前記鋼板の曲げ加工部を前記第1又は2の押圧板の押圧板先端部に合わせ、
前記第1の押圧板を押出し、前記鋼板の反対側に前記当接平面が面接触している前記第1の受圧部材を前記鋼板の傾斜に応じて回動させながら、前記鋼板を所定の角度に折り曲げ、
その後、第1の押圧板を引き込むと共に一方の前記第1の受圧部材の前記当接平面を並行にし、
前記鋼板を所定長前進させて、前記鋼板の次の曲げ加工部を前記第1又は2の押圧板の押圧板先端部に合わせ、
前記第2の押圧板を押出し、前記鋼板の反対側に前記当接平面が面接触している前記第2の受圧部材を前記鋼板の傾斜に応じて回動させながら、前記鋼板を所定の角度に折り曲げることを特徴とする。
【0020】
第12の手段のプレス加工方法は、
第10の手段のプレス加工設備を用い、
前記第1、2の押圧板を前記各押圧シリンダにより引き込み、
前記第1、2の受圧部材をその前記当接平面が全て並行になるように前記各受圧部材回動シリンダにより回動し、
前記鋼板の前部を押圧板ガイド用隙間に挿入すると共に、前記鋼板の後部を前記鋼板用可動支持台により支持し、
前記鋼板用固定支持台により前記鋼板を前進させると共に前記鋼板用可動支持台により前記鋼板の傾きを調整して、前記鋼板の曲げ加工部を前記第1又は2の押圧板の押圧板先端部に合わせ、
前記第1の押圧板を押出し、前記鋼板の反対側に前記当接平面が面接触している前記第1の受圧部材を前記鋼板の傾斜に応じて回動させながら、前記鋼板を所定の角度に折り曲げ、
その後、第1の押圧板を引き込むと共に一方の前記第1の受圧部材の前記当接平面を並行にし、
前記鋼板用固定支持台により前記鋼板を所定長前進させて、前記鋼板の次の曲げ加工部を前記第1又は2の押圧板の押圧板先端部に合わせ、
前記第2の押圧板を押出し、前記鋼板の反対側に前記当接平面が面接触している前記第2の受圧部材を前記鋼板の傾斜に応じて回動させながら、前記鋼板を所定の角度に折り曲げることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
特許請求の範囲に記載の各請求項に係る発明は、上記の各手段を採用しており、押圧板及び受圧部材がプレス加工機において左右方向に対峙するように隣接して設けられているので、プレス加工機をコンパクトなものとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態に係るプレス加工機、プレス加工設備及びプレス加工方法につき説明する。
図1は、プレス加工され溶接により接合された合成床版の底板を示す斜視図である。
図2は、本発明の実施の形態に係るプレス加工設備の全体を示す平面図である。
なお、図2において、受けローラ駆動モータ13、受圧部材回動シリンダ18、カメラ等については図示を省略している。
図3は、本発明の実施の形態に係るプレス加工設備の主要部を示す正面図である。
なお、図3において、油圧ユニット30、鋼板用可動支持台41、受けローラ駆動モータ13等については図示を省略している。
【0023】
図4は、本発明の実施の形態に係るプレス加工設備の主要部を示す側面図である。
なお、図4において、油圧ユニット30、鋼板用可動支持台41、受圧部材回動シリンダ18、カメラ等については図示を省略している。
図5は、本発明の実施の形態に係る受圧部材回動軸の駆動部を示す拡大平面図である。
図6は、本発明の実施の形態に係る油圧装置のブロック図である。
図7は、本発明の実施の形態に係るプレス加工操作、プレス加工方法の説明図である。
【0024】
先ず、図1に基づき、プレス加工対象の合成床版につき説明する。
近年、橋梁を建造する場合、現場作業省力化、工期短縮を図るために、型枠兼用の底板とコンクリートを合成した合成床版Wを工場で製造し、橋梁を設置する場所に運搬し、合成床版Wを橋梁の長手方向に多数枚接合して、組み立てる建造方法が採用されている。
【0025】
この合成床版Wは、図1に示すように、左右一対の合成床版底板Wp、Wsが合成床版底板接合部Yで溶接により接合され、合成床版底板Wp、Wsの上面に、図示略の多数のスタッドジベル、コンクリート梁も取り付けられて製造される。
なお、橋梁の幅によっては、3枚以上の合成床版底板Wp、…、Wsにより合成床版Wが製造されることもある。
【0026】
各合成床版底板Wp、Wsは、例えば板厚が6〜12mm、幅2〜4m、長さ6〜12mの大型の鋼板を、図1に図示の曲げ加工部R(図1の例では5箇所)で折り曲げて形成される。
この場合、各合成床版底板Wp、Wsの折り曲げ部の形状は、三角形状、台形形状等、多種多様であり、各曲げ加工部R間の間隔、及び折り曲げ角度も各々異なっている。
本発明の実施の形態に係るプレス加工設備は、例えば合成床版底板Wp、Wsのように、大型の鋼板を、各曲げ加工部R、R間の間隔、及び折り曲げ角度が各々異なるように折り曲げ加工することが可能なものである。
【0027】
本発明の実施の形態に係るプレス加工設備は、図2に示すように、プレス加工機40と、プレス加工機40、鋼板用固定支持台42、操作盤20等が取り付けられた共通台1と、共通台1の前方に配設された鋼板用可動支持台41と、プレス加工機40内の各油圧機器にフレキシブルチューブ24を通して作動油を供給する油圧ユニット30により構成されている。
なお、プレス加工の作業内容によっては、鋼板用可動支持台41を、共通台1の後方にも配設する。
【0028】
<プレス加工機>
次に、図2〜図5に基づき、プレス加工機40につき説明する。
図2〜図4に示すように、上部(一方の)固定フレーム3と下部(他方の)固定フレーム4との間には、4隅に、4本(2対)の受圧部材支持用フレーム5FR、5AR、5FL、5ALが取り付けられている。
右側の2本(1対)の受圧部材支持用フレーム5FR、5AR間(対峙する面の間)には、第1の押圧板6Rをガイドする押圧板ガイド用隙間SSが形成されている。
そして、第1の押圧板6Rは、その押圧板ガイド用隙間SS内を左右方向に移動(スライド)可能に配設されている。
同様に、左側の2本(1対)の受圧部材支持用フレーム5FL、5AL間(対峙する面の間)にも、第2の押圧板6Lをガイドする押圧板ガイド用隙間SSが、第1の押圧板6Rをガイドする押圧板ガイド用隙間SSと左右方向の同一の垂直平面内に形成されている。
そして、第2の押圧板6Lは、その押圧板ガイド用隙間SS内を左右方向に移動(スライド)可能に配設されている。
【0029】
右側の2本の受圧部材支持用フレーム5FR、5ARと左側の2本の受圧部材支持用フレーム5FL、5ALとが対峙する面には、各々、加工される大型の鋼板が挿入可能な折り曲げ作業スペースSが形成されている。
そして、各受圧部材支持用フレーム5FR、5AR、5FL、5ALが受ける前後左右方向の反力は、上部固定フレーム3及び下部固定フレーム4が受けるようになっている。
【0030】
右側の2本の受圧部材支持用フレーム5FR、5ARの外側には、2本の受圧部材支持用フレーム5FR、5AR間の押圧板ガイド用隙間SSを跨ぐように、上下方向に2個の押圧シリンダ取り付け台7が取り付けられている。
各押圧シリンダ取り付け台7の外側の前後方向中央には、各々押圧シリンダ8Rが取り付けられている。
各押圧シリンダ8Rの押圧ピストン9の先端は、第1の押圧板6Rの右端に、押圧板接合部材10により強固に接続されている。
【0031】
同様に、左側の2本の受圧部材支持用フレーム5FL、5ALの外側には、2本の受圧部材支持用フレーム5FL、5AL間の押圧板ガイド用隙間SSを跨ぐように、上下方向に2個の押圧シリンダ取り付け台7が取り付けられている。
各押圧シリンダ取り付け台7の外側の前後方向中央には、各々押圧シリンダ8Lが取り付けられている。
各押圧シリンダ8Lの押圧ピストン9の先端は、第2の押圧板6Lの左端に、押圧板接合部材10により強固に接続されている。
【0032】
そして、第1の押圧板6R又は第2の押圧板6Lは、2本の押圧シリンダ8R又は2本の押圧シリンダ8Lにより、各々、受圧部材支持用フレーム5FR、5AR間の押圧板ガイド用隙間SS内又は受圧部材支持用フレーム5FL、5AL間の押圧板ガイド用隙間SS内をスライドして、左右方向(1対の第1の押圧板6R、第2の押圧板6Lが対峙する方向)に移動させられるようになっている。
このように、第1の押圧板6R及び第2の押圧板6Lは、従来のものと異なり、左右方向の同一の垂直平面内に、それらの先端が対峙するように配設されており、プレス加工機40の前後方向の長さは小さくなっている。
【0033】
各受圧部材支持用フレーム5FR、5AR、5FL、5ALの中央側(2対の受圧部材支持用フレーム5FR、5AR、5FL、5ALが対峙する面)には、図5(図2〜図4では図示を省略)に示すように、押圧板ガイド用隙間SSに隣接する各々半円筒凹状の滑動面19が形成されている。
そして、各半円筒凹状の滑動面19内には、各々半円筒状の第1の受圧部材15FL、15AL、及び第2の受圧部材15FR、15ARが回動可能に収納されている。
この各受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALの中央側(折り曲げ作業スペースS側)は、鋼板の折り曲げ加工時において、鋼板を面で支えるように当接平面が形成されている。
【0034】
なお、各受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALは、受圧部材支持用フレーム5FR、5ARと受圧部材支持用フレーム5FL、5ALとの対峙する面であれば、何処に配設しても構わないが、図5に示すように、できる限り前後方向の中央側、即ち、一方の1対の受圧部材支持用フレーム5FR、5AR間、及び他方の1対の受圧部材支持用フレーム5FL、5AL間の押圧板ガイド用隙間SSに隣接して配設することが好ましい。
【0035】
このように、各受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALを押圧板ガイド用隙間SSに隣接して配設することにより、プレス加工時において鋼板の表面に作用する第1の押圧板6R、第2の押圧板6Lによる横圧線と、鋼板の裏面に作用する受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALの当接平面による受圧面とが近接するため、鋼板の折り曲げ部を鋭くすることができる。
なお、各半円筒凹状の滑動面19の水平断面形状は、受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALが側面から挿入できるように、劣弧形状となっており、各受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALの水平断面形状は、優弧形状となっている。
【0036】
各受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALの上下端には、各々受圧部材回動軸16が取り付けられ、各受圧部材回動軸16は、上部固定フレーム3又は下部固定フレーム4に回動自在に軸支されている。
各受圧部材回動軸16の下端には、各々リンク17が取り付けられている。
一方、下部固定フレーム4には、各々受圧部材回動シリンダ18の基端が回動可能に取り付けられている。
各リンク17の先端部と各受圧部材回動用ピストン18aの先端部とは、ピンにより接続されている。
そして、各受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALは、各リンク17を介して、各受圧部材回動シリンダ18により、各々回動されるようになっている。
【0037】
更に、図3(図2、図4では図示を省略)に示すように、上部固定フレーム3の下面には、折り曲げ加工対象の鋼板の位置を監視するために、カメラ21が配設されている。
なお、図示を省略しているが、下部固定フレーム4の上面にも、同様にカメラ21が配設されている。
【0038】
上述の上部固定フレーム3、下部固定フレーム4、4本(2対)の受圧部材支持用フレーム5FR、5AR、5FL、5AL、受圧部材15FR、15AR、15FL、15AL、第1の押圧板6R、第2の押圧板6L、押圧シリンダ8R、8L、受圧部材回動シリンダ18等から構成されたプレス加工機40は、共通台1に、固定フレーム取り付け台2を介して取り付けられている。
【0039】
<鋼板用固定支持台>
図2〜図4に示すように、プレス加工機40の前後の共通台1上には、各々鋼板用固定支持台42が取り付けられている。
即ち、プレス加工機40の前後には、各々2本の受けローラ12が、受けローラ取り付け台11を介して共通台1上に取り付けられている。
この各受けローラ12の上端面は、下部固定フレーム4の上面より数十〜数百mm程度高くなるように設定されている。
【0040】
各受けローラ12は、駆動チェーン14を介して、共通台1上に取り付けられた受けローラ駆動モータ13により回動させられるようになっている。
そして、受圧部材支持用フレーム5FR、5AR、5FL、5AL間の折り曲げ作業スペースSに搬入(挿入)された鋼板は、受けローラ駆動モータ13により、前後方向に移動させられるようになっている。
【0041】
<鋼板用可動支持台>
図2(図3、図4では図示を省略)に示すように、共通台1の前方の作業床上には、鋼板の後部を支持するために、鋼板用可動支持台41が配設されている。
この鋼板用可動支持台41は、左右方向に移動可能且つ高さも調整可能な左右可動台22と、一対の支持柱23とにより構成されている。
一対の支持柱23は、鋼板が倒れないように鋼板の左右面を支えるようになっている。
なお、図示を省略しているが、鋼板用可動支持台41は、共通台1の後方の作業床上にも配設されている。
【0042】
<油圧装置>
図2に示すように、共通台1上には、各弁、操作スイッチ、操作釦等を備えた操作盤20が配設されている。
そして、押圧シリンダ8R、8L、受圧部材回動シリンダ18を駆動する駆動油圧は、フレキシブルチューブ24を介して、油圧ユニット30から圧送されるようになっている。
【0043】
図6に基づき、押圧シリンダ8R、8L、受圧部材回動シリンダ18を駆動する油圧回路につき説明する。
図6に示すように、第1の押圧板6R、第2の押圧板6Lを駆動する各押圧シリンダ8R、8Lは、各々押圧シリンダ制御用電磁弁31R、31Lにより制御されるようになっている。
また、各押圧シリンダ8R、8Lと各押圧シリンダ制御用電磁弁31R、31Lとの間の油圧回路(油圧配管)A、Bには、各々パイロットチェック弁32が介装されている。
【0044】
油圧回路A側のパイロットチェック弁32は、パイロット油圧として油圧回路Bの押圧シリンダ制御用電磁弁31R、31L側の油圧が付加されるようになっている。
同様に、油圧回路B側のパイロットチェック弁32は、パイロット油圧として油圧回路Aの押圧シリンダ制御用電磁弁31R、31L側の油圧が付加されるようになっている。
そして、各押圧シリンダ8R、8L及び第1の押圧板6R、第2の押圧板6Lは、各押圧シリンダ制御用電磁弁31R、31Lの操作時には、所定の圧力で作動し、停止時には、所定の圧力を保持したままロック状態で停止するようになっている。
【0045】
4個の受圧部材回動シリンダ18は、1個の回動シリンダ制御用電磁弁33により制御されるようになっている。
また、各受圧部材回動シリンダ18と回動シリンダ制御用電磁弁33との間の油圧回路A、Bには、各々絞り弁34が介装されている。
そして、各受圧部材回動シリンダ18は、回動シリンダ制御用電磁弁33の操作時には、作動し、停止時には、油圧回路A、Bが回動シリンダ制御用電磁弁33内において導通されるようになっている。
従って、回動シリンダ制御用電磁弁33の停止時には、受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALは、絞り弁34の作用により速度が規制されて、左右に自由に回動するようになっている。
【0046】
<プレス加工操作、プレス加工方法>
図6、図7に基づき、プレス加工操作、プレス加工方法につき説明する。
なお、説明上、合成床版底板Wp(Ws)について、図7の紙面上の上側を表面、下側を裏面と称する。
先ず、図7(a)に示すような作業開始準備状態にする。
各押圧シリンダ制御用電磁弁31R、31LをポートSA側に操作し、各押圧シリンダ8R、8Lにより第1の押圧板6R、第2の押圧板6Lを引き込む。
その後、各押圧シリンダ制御用電磁弁31R、31Lを停止位置に戻すと、各押圧シリンダ8R、8L及び第1の押圧板6R、第2の押圧板6Lは、各パイロットチェック弁32の機能により、引き込まれた状態でロックされる。
【0047】
また、回動シリンダ制御用電磁弁33をポートSA側に操作し、各受圧部材回動シリンダ18により4個の受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALを、各当接平面が全て並行になるように回動する。
なお、既に当接平面が並行状態になっているものは、その状態を保持する。
【0048】
このとき、第1の押圧板6R、第2の押圧板6Lの各押圧板先端部6Sは、合成床版底板Wp(又はWs)の折り曲げ部の先端が当接しないように、各受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALの当接平面より引き込まれた状態とする。
【0049】
この状態で、受けローラ12(図4参照)を回転させて、合成床版底板Wp(Ws)を、折り曲げ作業スペースS内に挿入する。
なお、合成床版底板Wp(Ws)の上下端等には、各曲げ加工部Rの位置に印が付けられている。
そして、カメラ21(図3参照)により監視しながら、折り曲げ加工位置と押圧板先端部6Sとが一致するように、受けローラ12(図4参照)を回転、逆転させ、更には、鋼板用可動支持台41の左右可動台22を上下左右に移動させる。
【0050】
その後、回動シリンダ制御用電磁弁33を停止位置に戻すと、各受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALは、左右に自由に回動可能な状態となる。
【0051】
次に、図7(b)に示すように、押圧シリンダ制御用電磁弁31L(図6参照)をポートSB側に操作し、押圧シリンダ8L(図6参照)により、第2の押圧板6L及びその押圧板先端部6Sを、裏面押圧F1の方向に押し出し、合成床版底板Wp(又はWs)を裏面から折り曲げ加工する。
このとき、第2の受圧部材15FR、15ARは、左右に自由に回動可能な状態となっているので、折り曲げ加工される合成床版底板Wp(Ws)の表面に対し面接触すると共に、合成床版底板Wp(Ws)の傾斜に応じて回動する。
【0052】
次に、図7(c)に示すように、押圧シリンダ制御用電磁弁31L(図6参照)をポートSA側に操作し、押圧シリンダ8L(図6参照)により、第2の押圧板6L及びその押圧板先端部6Sを引き込む。
また、回動シリンダ制御用電磁弁33(図6参照)をポートSA側に操作し、各受圧部材回動シリンダ18により各第2の受圧部材15FR、15ARを、各当接平面が並行になるように回動する。
その後、回動シリンダ制御用電磁弁33を停止位置に戻すと、各受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALは、左右に自由に回動可能な状態となる。
次に、合成床版底板Wp(Ws)を受けローラ12(図3、図4参照)により送り出し、次の折り曲げ加工位置と押圧板先端部6Sとが一致するように設定する。
【0053】
次に、図7(d)に示すように、押圧シリンダ制御用電磁弁31R(図6参照)をポートSB側に操作し、押圧シリンダ8R(図6参照)により、第1の押圧板6R及びその押圧板先端部6Sを、表面押圧F2の方向に押し出し、合成床版底板Wp(又はWs)を表面から折り曲げ加工する。
このとき、第1の受圧部材15FL、15ALは、左右に自由に回動可能な状態となっているので、折り曲げ加工される合成床版底板Wp(Ws)の裏面に対し面接触すると共に、合成床版底板Wp(Ws)の傾斜に応じて回動する。
【0054】
このように、合成床版底板Wp(Ws)における裏押しプレス加工装置(第2の押圧板6L、第2の受圧部材15FR、15AR等によるもの)及び表押しプレス加工装置(第1の押圧板6R、第1の受圧部材15FL、15AL等によるもの)が、プレス加工機40において左右方向に対峙するように隣接して設けられているので、プレス加工機40はコンパクトなものとなる。
また、合成床版底板Wp(Ws)と受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALとは面接触しているため、合成床版底板Wp(Ws)への荷重は一点に集中せず擦り傷は発生しにくくなる。
【0055】
また、プレス加工装置を、プレス加工機40等が取り付けられた共通台1と、油圧ユニット30と、鋼板用可動支持台41とに分割にしているので、任意の場所に搬送、設置することができる。
【0056】
<その他の変形例>
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明は上記の各実施の形態に限定されず、本発明の範囲内で種々の変更を加えてよいことは言うまでもない。
例えば、第1の押圧板6R、第2の押圧板6Lを移動させる押圧シリンダ8R、8Lは、各々2個に限定されるものではなく、各々3個或いは4個としても良い。
また、4個の受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALを回動させる受圧部材回動手段としての4個の受圧部材回動シリンダ18に代えて、4個のばねを個々に設け、プレス加工時以外のときには、各受圧部材15FR、15AR、15FL、15ALが、各当接平面が並行になるように個々に自動的に回動するようにしても良い。
【0057】
また、上部固定フレーム3、下部固定フレーム4、受圧部材支持用フレーム5FR、5AR、5FL、5AL、第1の押圧板6R、第2の押圧板6L、押圧シリンダ取り付け台7、押圧シリンダ8R、8L等により構成されたプレス加工機40を横置きとし、プレス加工する鋼板を水平にして、鋼板を上下方向にプレス加工するようにすることも可能である。
但し、この場合、押圧シリンダ8R、8Lの一方を収納するために、床に穴をあける必要があり、また、受けローラ12に代えて、鋼板の幅方向に長い上下動可能なローラを設ける必要がある。
【0058】
また、プレス加工機等を工場等内に設置する場合には、工場等内に設置されている天井クレーン等を使用し、鋼板用可動支持台41に代えてこの天井クレーン等により鋼板の前後端等を吊り下げるようにしてもよい。
更に、鋼板用固定支持台42を単なるローラとし、天井クレーン、押し圧装置等により鋼板を移動させるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】プレス加工され溶接により接合された合成床版の底板を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るプレス加工機及び可動支持台を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るプレス加工機を示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るプレス加工機を示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る受圧部材駆動軸の駆動部を示す拡大平面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る油圧装置のブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るプレス加工操作、プレス加工方法の説明図である。
【符号の説明】
【0060】
1 共通台
2 固定フレーム取り付け台
3 上部固定フレーム
4 下部固定フレーム
5FR、5AR、5FL、5AL 受圧部材支持用フレーム
6R、6L 押圧板
6S 押圧板先端部
7 押圧シリンダ取り付け台
8R、8L 押圧シリンダ
9 押圧ピストン
10 押圧板接合部材
11 受けローラ取り付け台
12 受けローラ
13 受けローラ駆動モータ
14 駆動チェーン
15FR、15AR、15FL、15AL 受圧部材
16 受圧部材回動軸
17 リンク
18 受圧部材回動シリンダ(受圧部材回動手段)
18a 受圧部材回動用ピストン
19 滑動面
20 操作盤
21 カメラ
22 左右可動台
23 支持柱
24 フレキシブルチューブ
30 油圧ユニット
31R、31L 押圧シリンダ制御用電磁弁
32 パイロットチェック弁
33 回動シリンダ制御用電磁弁
34 絞り弁
40 プレス加工機
41 鋼板用可動支持台
42 鋼板用固定支持台
W 合成床版
Wp、Ws 合成床版底板
R 曲げ加工部
Y 合成床版底板接合部
S 折り曲げ作業スペース
SS 押圧板ガイド用隙間
A、B 油圧回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
同一平面内において対峙して配設された第1の押圧板及び第2の押圧板と、
前記第2の押圧板の両側に配設されると共に前記第1の押圧板による押圧力を鋼板を介して受ける一対の第1の受圧部材と、
前記第1の押圧板の両側に配設されると共に前記第2の押圧板による押圧力を前記鋼板を介して受ける一対の第2の受圧部材とを備えたことを特徴とするプレス加工機。
【請求項2】
前記第1の受圧部材及び前記第2の受圧部材は、
前記鋼板に当接する長手方向の当接平面を有する半円筒状の形状であり、
前記鋼板の面の傾斜に応じて回動するものであることを特徴とする請求項1記載のプレス加工機。
【請求項3】
請求項2に記載のプレス加工機を用い、
前記鋼板を、前記第1の押圧板及び第2の受圧部材と前記第2の押圧板及び前記第1の受圧部材との間に挿入し、
前記第1の押圧板を押出し、前記鋼板の反対側に前記当接平面が面接触している前記第1の受圧部材を前記鋼板の傾斜に応じて回動させながら、前記鋼板を折り曲げることを特徴とするプレス加工方法。
【請求項4】
1対の固定フレーム間に取り付けられた2対の受圧部材支持用フレームと、
各1対の前記受圧部材支持用フレーム間に形成された押圧板ガイド用隙間と、
前記各押圧板ガイド用隙間内を移動可能に配設された第1及び第2の押圧板と、
前記各押圧板を移動させる押圧シリンダと、
前記2対の受圧部材支持用フレームの対峙する面に各々回動可能に配設されると共に長手方向の当接平面を有する半円筒状の第1及び第2の受圧部材と、
前記各受圧部材を回動させる受圧部材回動手段とを備えたことを特徴とするプレス加工機。
【請求項5】
前記各受圧部材は、一方の1対の前記受圧部材支持用フレームと他方の1対の前記受圧部材支持用フレームとの対峙する面に前記押圧板ガイド用隙間に隣接して配設されていることを特徴とする請求項4に記載のプレス加工機。
【請求項6】
前記受圧部材回動手段は受圧部材回動シリンダであることを特徴とする請求項4又は5に記載のプレス加工機。
【請求項7】
請求項6に記載のプレス加工機と、
前記各押圧シリンダ及び前記各受圧部材回動シリンダに作動油を供給する油圧ユニットとを備えたことを特徴とするプレス加工設備。
【請求項8】
前記各押圧シリンダを制御する押圧シリンダ制御用電磁弁と前記各押圧シリンダとの間の油圧配管に介装されたパイロットチェック弁と、
前記受圧部材回動シリンダを制御する回動シリンダ制御用電磁弁と前記受圧部材回動シリンダとの間の油圧配管に介装された絞り弁とを備えたことを特徴とする請求項7に記載のプレス加工設備。
【請求項9】
前記プレス加工機を共通台上に立設されると共に、
前記共通台上の前記プレス加工機の前後に加工対象の鋼板を前後方向に移動させる鋼板用固定支持台を備えたことを特徴とする請求項7又は8に記載のプレス加工設備。
【請求項10】
前記共通台の前後に前記鋼板の前後端部を上下左右に移動可能に支持する鋼板用可動支持台を備えたことを特徴とする請求項9に記載のプレス加工設備。
【請求項11】
請求項4に記載のプレス加工設備を用い、
前記第1、2の押圧板を前記各押圧シリンダにより引き込み、
前記第1、2の受圧部材をその前記当接平面が全て並行になるように前記各受圧部材回動手段により回動し、
前記鋼板の前部を押圧板ガイド用隙間に挿入し、
前記鋼板の曲げ加工部を前記第1又は2の押圧板の押圧板先端部に合わせ、
前記第1の押圧板を押出し、前記鋼板の反対側に前記当接平面が面接触している前記第1の受圧部材を前記鋼板の傾斜に応じて回動させながら、前記鋼板を所定の角度に折り曲げ、
その後、第1の押圧板を引き込むと共に一方の前記第1の受圧部材の前記当接平面を並行にし、
前記鋼板を所定長前進させて、前記鋼板の次の曲げ加工部を前記第1又は2の押圧板の押圧板先端部に合わせ、
前記第2の押圧板を押出し、前記鋼板の反対側に前記当接平面が面接触している前記第2の受圧部材を前記鋼板の傾斜に応じて回動させながら、前記鋼板を所定の角度に折り曲げることを特徴とするプレス加工方法。
【請求項12】
請求項10に記載のプレス加工設備を用い、
前記第1、2の押圧板を前記各押圧シリンダにより引き込み、
前記第1、2の受圧部材をその前記当接平面が全て並行になるように前記各受圧部材回動シリンダにより回動し、
前記鋼板の前部を押圧板ガイド用隙間に挿入すると共に、前記鋼板の後部を前記鋼板用可動支持台により支持し、
前記鋼板用固定支持台により前記鋼板を前進させると共に前記鋼板用可動支持台により前記鋼板の傾きを調整して、前記鋼板の曲げ加工部を前記第1又は2の押圧板の押圧板先端部に合わせ、
前記第1の押圧板を押出し、前記鋼板の反対側に前記当接平面が面接触している前記第1の受圧部材を前記鋼板の傾斜に応じて回動させながら、前記鋼板を所定の角度に折り曲げ、
その後、第1の押圧板を引き込むと共に一方の前記第1の受圧部材の前記当接平面を並行にし、
前記鋼板用固定支持台により前記鋼板を所定長前進させて、前記鋼板の次の曲げ加工部を前記第1又は2の押圧板の押圧板先端部に合わせ、
前記第2の押圧板を押出し、前記鋼板の反対側に前記当接平面が面接触している前記第2の受圧部材を前記鋼板の傾斜に応じて回動させながら、前記鋼板を所定の角度に折り曲げることを特徴とするプレス加工方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−105003(P2010−105003A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−277785(P2008−277785)
【出願日】平成20年10月29日(2008.10.29)
【出願人】(506122246)三菱重工鉄構エンジニアリング株式会社 (111)
【出願人】(390004905)株式会社山本水圧工業所 (5)
【Fターム(参考)】