説明

プロゲステロン受容体の調節に有用なアリールスルホンアミド

一実施形態では、R〜Rが本明細書に記載されている下記の構造の化合物が記述される。式(I):


これらの化合物の調製方法、ならびに本明細書に記載する化合物を使用した避妊;類線維腫の治療または予防;子宮平滑筋腫の治療または予防;子宮内膜症、不正出血、および多嚢胞性卵巣症候群の治療または予防;ホルモン依存性の癌腫の治療または予防;ホルモン補充療法の提供;食物摂取の刺激;発情同期化;および周期関連症状の治療の方法もまた提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロゲステロン受容体の調節に有用なアリールスルホンアミドに関する。
【背景技術】
【0002】
PR調節剤とも称されるプロゲステロン受容体(PR)アゴニストおよびアンタゴニストは、避妊および種々の他の適応症における使用に関して述べられてきた。
【0003】
必要とされるものは、今までのものに代わるPR調節剤として有用な非ステロイド性化合物である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
一態様として、R〜Rが本明細書において定義されている下記の構造の化合物を記載する。
【0005】
【化1】

【0006】
さらなる態様として、本明細書に記載する化合物を使用した、避妊;類線維腫の治療または予防;子宮平滑筋腫の治療または予防;子宮内膜症、不正出血、および多嚢胞性卵巣症候群の治療または予防;ホルモン依存性の癌腫の治療または予防;ホルモン補充療法の提供;食物摂取の刺激;発情同期化;ならびに周期関連症状の治療の方法が提供される。
【0007】
他の態様として、R〜Rが本明細書において定義されている下記の構造の化合物を調製するための方法を記載する。
【0008】
【化2】

【0009】
本発明の他の態様および利点は、本発明の下記の詳細な説明から容易に明らかであろう。
【発明を実施するための形態】
【0010】
プロゲステロン受容体調節剤である化合物を提供する。これらの化合物は、式Iの化合物であり、構造
【0011】
【化3】

(式中、RおよびRは、H、C〜Cアルキル、置換C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、C〜Cアルケニル、C〜C置換アルケニル、C〜Cアルキニル、置換C〜Cアルキニル、−(CHCH、O−C〜Cアルキル、O−C〜C置換アルキル、およびO−(CHCHの中から独立に選択される、あるいはRおよびRは、一緒になってその骨格中に炭素原子および1〜4個のN、O、S、またはSOを含有する4〜8個の環原子の環を形成してもよく、環の任意のC原子またはN原子は、C〜Cアルキル、F、またはCFで任意選択で置換されており(optionally substituted)、R、R、RおよびRは、H、ハロゲン、CN、C〜Cアルキル、置換C〜Cアルキル、−(CHCH、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、O−C〜Cアルキル、O−C〜C置換アルキル、OH、NH、NH−(CHCH、O−(CHCH、N−{(CHCH、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、および置換複素環の中から独立に選択され、Xは、ハロゲンであり、mおよびnは、独立に、0〜2であり(ただし、m+n=2である)、pおよびqは、独立に、0〜3であり(ただし、p+q=3である)、zは、0〜10であり、Rは、H、C〜Cアルキル、置換C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、および置換C〜Cシクロアルキルの中から選択される)を有し、または薬学的に許容されるその塩、互変異性体(tautomer)、代謝物もしくはプロドラッグである。
【0012】
一実施形態では、Rは、分岐状C〜Cアルキルである。他の実施形態では、R、R、R、およびRは、Hである。さらなる実施形態では、Rは、Hまたはハロゲンである。またさらなる実施形態では、Rは、Hまたはハロゲンである。他の実施形態では、Rは、CHである。さらに別の実施形態では、Rは、C〜Cアルキルである。またさらなる実施形態では、Rは、HまたはC〜Cアルキルである。さらなる実施形態では、Rは、H、C〜Cアルキル、置換C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、またはCFである。他の実施形態では、Rは、CH−C〜Cシクロアルキルである。さらに別の実施形態では、RまたはRは、NH(C〜Cアルキル)などのNH−(CHCHである。さらなる実施形態では、RまたはRは、N{(C〜Cアルキル)}(式中、C〜Cアルキル基は同じまたは異なる)などのN{(CHCHである。さらに他の実施形態では、RおよびRは、結合してピロリジン、ピペリジン、テトラヒドロピラン、モルホリン、またはピロールを形成する。さらなる実施形態では、RまたはRは、H、ハロゲン、OCF、CF、またはN(CHである。さらに別の実施形態では、RおよびRは、独立に、HまたはFである。さらなる実施形態では、Rは、HまたはOCFである。さらに別の実施形態では、RおよびRは、独立に、HまたはFである。他の実施形態では、RおよびRは、独立に、HまたはFである。さらに他の実施形態では、Rは、H、CF、N(CH、またはFである。さらなる実施形態では、RはHまたはC〜Cアルキルであり、RはH、C〜Cアルキル、置換C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルである、あるいはRおよびRは、N原子と結合して、テトラヒドロピロール、ピペリジン、テトラヒドロピラン、モルホリン、またはピロールを形成し、RおよびRは、独立に、HまたはFであり、RおよびRは、独立に、H、ハロゲン、CF、OCF、またはN(CHである、あるいはRは、C〜Cアルキルである。
【0013】
本明細書に記載する化合物は、効果的なPR調節剤として機能するだけでなく、当技術分野の他のPR調節剤と比較して改善された溶解性を有することを本発明者らは見出した。さらに、本明細書に記載する化合物は、in vivoで投与した場合、優れた生物学的利用能を有し、他の核内ホルモン受容体(nuclear hormone receptors)に対してよりも選択的である。
【0014】
化合物は、説明する通り、1つまたは複数の不斉中心を含有することができ、したがって光学異性体およびジアステレオマーを生じる場合がある。化合物は、光学異性体およびジアステレオマー;ラセミならびに分割された鏡像異性的に純粋なRおよびS立体異性体;RおよびS立体異性体の他の混合物;ならびに薬学的に許容されるその塩を含むことができる。
【0015】
「アルキル」という用語は、本明細書において直鎖および分岐鎖両方の飽和脂肪族炭化水素基を意味するために使用される。一実施形態では、アルキル基は、1〜約8個の炭素原子(すなわち、C、C、C、C、C、C、C、またはC)を有する。他の実施形態では、アルキル基は、1〜約6個の炭素原子(すなわち、C、C、C、C、CまたはC)を有する。さらなる実施形態では、アルキル基は、1〜約4個の炭素原子(すなわち、C、C、C、またはC)を有する。さらなる実施形態では、アルキル基は、1〜4個の炭素原子(すなわち、C、C、C、またはC)を有する。
【0016】
「シクロアルキル」という用語は、本明細書において環状飽和脂肪族炭化水素基を意味するために使用される。一実施形態では、シクロアルキル基は、3〜約8個の炭素原子(すなわち、C、C、C、C、C、またはC)を有する。他の実施形態では、シクロアルキル基は、3〜約6個の炭素原子(すなわち、C、C、CまたはC)を有する。さらなる実施形態では、シクロアルキル基は、3〜6個の炭素原子(すなわち、C、C、CまたはC)を有する。
【0017】
「アルケニル」という用語は、本明細書において1個または複数の炭素−炭素二重結合を有する直鎖および分岐鎖両方のアルキル基を意味するために使用される。一実施形態では、アルケニル基は、3〜約8個の炭素原子(すなわち、C、C、C、C、C、またはC)を含有する。他の実施形態では、アルケニル基は、1個または2個の炭素−炭素二重結合および3〜約6個の炭素原子(すなわち、C、C、CまたはC)を有する。さらなる実施形態では、アルケニル基は、1個または2個の炭素−炭素二重結合および3〜6個の炭素原子(すなわち、C、C、CまたはC)を有する。
【0018】
「アルキニル」という用語は、本明細書において1個または複数の炭素−炭素三重結合を有する直鎖および分岐鎖両方のアルキル基を意味するために使用される。一実施形態では、アルキニル基は、3〜約8個の炭素原子(すなわち、C、C、C、C、C、またはC)を有する。他の実施形態では、アルキニル基は、1個または2個の炭素−炭素三重結合および3〜約6個の炭素原子(すなわち、C、C、C、またはC)を含有する。さらなる実施形態では、アルキニル基は、1個または2個の炭素−炭素三重結合および3〜6個の炭素原子(すなわち、C、C、C、またはC)を含有する。
【0019】
「置換アルキル」、「置換アルケニル」、「置換アルキニル」、および「置換シクロアルキル」という用語は、各々、これらだけに限定されないが、水素、ハロゲン、CN、OH、NO、シクロアルキル、アミノ、アリール、複素環、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルオキシ、アルキルカルボニル、アルキルカルボキシ、アミノ、およびアリールチオの中から独立に選択される、1個、2個、またはそれを超える置換基を有するアルキル、アルケニル、アルキニル、およびシクロアルキル基を意味する。一実施形態では、アルキル中の炭素原子の1個または複数は、2個以上の置換基を有する。
【0020】
「アリールチオ」という用語は、本明細書で使用する場合、結合点が硫黄原子を介しており、上で述べたようにアリール基が置換されていてもよいS(アリール)基を意味する。「アルコキシ」という用語は、本明細書で使用する場合、結合点が酸素原子を介しており、上で述べたようにアルキル基が置換されていてもよいO(アルキル)基を意味する。「アリールオキシ」という用語は、本明細書で使用する場合、結合点が酸素原子を介しており、上で述べたようにアリール基が置換されていてもよいO(アリール)基を意味する。
【0021】
「アルキルカルボニル」という用語は、本明細書で使用する場合、結合点がカルボニル部分(carbonyl moiety)の炭素原子を介しており、上で述べたようにアルキル基が置換されていてもよいC(O)(アルキル)基を意味する。
【0022】
「アルキルカルボキシ」という用語は、本明細書で使用する場合、結合点がカルボキシ部分の炭素原子を介しており、上で述べたようにアルキル基が置換されていてもよいC(O)O(アルキル)基を意味する。
【0023】
「アルキルアミノ」という用語は、本明細書で使用する場合、結合点が窒素原子を介しており、上で述べたようにアルキル基が置換されていてもよい第二級および第三級アミンの両方を意味する。アルキル基は、同一でも異なっていてもよい。
【0024】
「ハロゲン」という用語は、本明細書で使用する場合、Cl、Br、F、またはI基を意味する。
【0025】
「アリール」という用語は、本明細書で使用する場合、例えば、単環または一緒に縮合または結合した多環式芳香環(縮合または結合した環の少なくとも一部は共役芳香族系を形成する)を含んでいてもよい、約6〜14個の炭素原子の芳香族炭素環系を意味する。アリール基としては、それだけに限らないが、フェニル、ナフチル、ビフェニル、アントリル、テトラヒドロナフチル、フェナントリル、インデン、ベンゾナフチル、およびフルオレニルが挙げられる。
【0026】
「置換アリール」という用語は、ハロゲン、CN、OH、NO、アミノ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、C〜Cペルフルオロアルキル、C〜Cペルフルオロアルコキシ、アリールオキシ、アルキルオキシ(−O−(C〜C10アルキル)もしくは−O−(C〜C10置換アルキル)を含めた)、アルキルカルボニル(−CO−(C〜C10アルキル)もしくは−CO−(C〜C10置換アルキル)を含めた)、アルキルカルボキシ(−COO−(C〜C10アルキル)もしくは−COO−(C〜C10置換アルキル)を含めた)、−C(NH)=N−OH、−SO−(C〜C10アルキル)、−SO−(C〜C10置換アルキル)、−O−CH−アリール、アルキルアミノ、アリールチオ、アリール、またはヘテロアリールを含めた、1個または複数の置換基(これらの基は置換されていてもよい)で置換されているアリール基を意味する。望ましくは、置換アリール基は、1〜約4個の置換基で置換されている。
【0027】
「複素環(heterocycle)」または「複素環の(heterocyclic)」という用語は、本明細書で使用する場合、安定的な飽和もしくは部分不飽和で3〜9員の単環式または多環式複素環を意味するために互換的に使用することができる。複素環は、その骨格中に炭素原子ならびに窒素、酸素、および硫黄原子を含めた1個または複数のヘテロ原子を有する。一実施形態では、複素環は、環の骨格中に1〜約4個のヘテロ原子を有する。複素環が環の骨格中に窒素または硫黄原子を含有する場合、窒素または硫黄原子は、酸化されていてもよい。「複素環」または「複素環の」という用語はまた、複素環が約6〜約14個の炭素原子のアリール環に縮合している多環式環を意味する。結果として生じた複素環構造が化学的に安定的であるのであれば、複素環はヘテロ原子または炭素原子を介してアリール環に結合していてもよい。一実施形態では、複素環としては、1〜5環を有する多環式系が挙げられる。
【0028】
種々の複素環基は当技術分野において公知であり、これらだけに限定されないが、酸素含有環、窒素含有環、硫黄含有環、混合ヘテロ原子含有環、縮合ヘテロ原子含有環、およびこれらの組合せが挙げられる。複素環基の例には、これらだけに限定されないが、テトラヒドロフラニル、ピペリジニル、2−オキソピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、チアモルホリニル、チアモルホリニルスルホキシド、ピラニル、ピロニル、ジオキシニル、ピペラジニル、ジチオリル、オキサチオリル、ジオキサゾリル、オキサチアゾリル、オキサジニル、オキサチアジニル、ベンゾピラニル、ベンゾオキサジニルおよびキサンテニルが挙げられる。
【0029】
「ヘテロアリール」という用語は、本明細書で使用する場合、安定的な芳香族で5〜14員の単環式または多環式ヘテロ原子含有環を意味する。ヘテロアリール環は、その骨格中に炭素原子ならびに窒素、酸素、および硫黄原子を含めた1個または複数のヘテロ原子を有する。一実施形態では、ヘテロアリール環は、環の骨格中に1〜約4個のヘテロ原子を含有する。ヘテロアリール環が環の骨格中に窒素または硫黄原子を含有する場合、窒素または硫黄原子は、酸化されていてもよい。「ヘテロアリール」という用語はまた、ヘテロアリール環がアリール環に縮合している多環式環を意味する。結果として生じた複素環構造が化学的に安定的であるのであれば、ヘテロアリール環はヘテロ原子または炭素原子を介してアリール環に結合していてもよい。一実施形態では、ヘテロアリール環としては、1〜5個の環を有する多環式系が挙げられる。
【0030】
種々のヘテロアリール基は当技術分野において公知であり、これらだけに限定されないが、酸素含有環、窒素含有環、硫黄含有環、混合ヘテロ原子含有環、縮合ヘテロ原子含有環、およびこれらの組合せが挙げられる。ヘテロアリール基の例には、これらだけに限定されないが、フリル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、アゼピニル、チエニル、ジチオリル、オキサチオリル、オキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、オキサトリアゾリル、オキセピニル、チエピニル、ジアゼピニル、ベンゾフラニル、チオナプテン、インドリル、ベンゾアゾリル、プリンジニル、ピラノピロリル、イソインダゾリル、インドキサジニル、ベンゾオキサゾリル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾジアゾニル、ナプチルリジニル、ベンゾチエニル、ピリドピリジニル、アクリジニル、カルバゾリル、およびプリニル環が挙げられる。
【0031】
「置換複素環」および「置換ヘテロアリール」という用語は、本明細書で使用する場合、ハロゲン、CN、OH、NO、アミノ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、C〜Cペルフルオロアルキル、C〜Cペルフルオロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルオキシ(−O−(C〜C10アルキル)もしくは−O−(C〜C10置換アルキル)を含めた)、アルキルカルボニル(−CO−(C〜C10アルキル)もしくは−CO−(C〜C10置換アルキル)を含めた)、アルキルカルボキシ(−COO−(C〜C10アルキル)もしくは−COO−(C〜C10置換アルキル)を含めた)、−C(NH)=N−OH、−SO−(C〜C10アルキル)、−SO−(C〜C10置換アルキル)、−O−CH−アリール、アルキルアミノ、アリールチオ、アリール、またはヘテロアリールを含めた、1個または複数の置換基(これらの基は置換されていてもよい)を有する複素環またはヘテロアリール基を意味する。置換複素環またはヘテロアリール基は、1個、2個、3個、または4個の置換基を有していてもよい。
【0032】
化合物は、描かれた構造の生理活性によって特徴付けられる、本明細書において提供される構造の互変異性型を包含することができる。さらに、化合物はまた、薬学的または生理学的に許容できる酸、塩基、アルカリ金属およびアルカリ土類金属由来の塩の形態で使用することもできる。
【0033】
薬学的に許容される塩は、例えば、酢酸、プロピオン酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、マロン酸、マンデル酸、リンゴ酸、フタル酸、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硝酸、硫酸、メタンスルホン酸、ナフタリンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、ならびに同様に公知である許容される酸を含めた有機酸および無機酸から形成することができる。塩はまた、無機塩基、望ましくはアルカリ金属塩(例えば、ナトリウム、リチウム、またはカリウムを含めた)、および有機塩基(アンモニウム塩、モノ、ジ、およびトリメチルアンモニウム、モノ、ジおよびトリエチルアンモニウム、モノ、ジおよびトリプロピルアンモニウム(イソおよびノルマル)、エチルジメチルアンモニウム、ベンジルジメチルアンモニウム、シクロヘキシルアンモニウム、ベンジルアンモニウム、ジベンジルアンモニウム、ピペリジニウム、モルホリニウム、ピロリジニウム、ピペラジニウム、1−メチルピペリジニウム、4−エチルモルホリニウム、1−イソプロピルピロリジニウム、1,4−ジメチルピペラジニウム、1−n−ブチルピペリジニウム、2−メチルピペリジニウム、1−エチル−2−メチルピペリジニウム、モノ、ジおよびトリエタノールアンモニウム、エチルジエタノールアンモニウム、n−ブチルモノエタノールアンモニウム、トリス(ヒドロキシメチル)メチルアンモニウム、フェニルモノエタノールアンモニウムなど)から形成することもできる。
【0034】
生理学的に許容できるアルカリ塩およびアルカリ土類金属塩には、これらだけに限定されないが、エステル、およびカルバメートの形態のナトリウム、カリウム、カルシウムおよびマグネシウム塩が挙げることができる。
【0035】
これらの塩、ならびに他の化合物は、このような形態で投与された場合、in vivoで活性部分に変換される、エステル、カルバメートの形態および他の従来の「プロドラッグ」形態であってもよい。一実施形態では、プロドラッグは、エステルである。他の実施形態では、プロドラッグは、カルバメートである。例えば、B.TestaおよびJ.Caldwell、「Prodrugs Revisited:The“Ad Hoc”Approach as a Complement to Ligand Design」、Medicinal Research Reviews、16(3)233〜241、ed.、John Wiley & Sons(1996)を参照されたい。
【0036】
本明細書において議論されている化合物はまた、化合物が細胞または対象によって処理されることによって形成される特有の生成物である「代謝物」を包含する。望ましくは、代謝物はin vivoで形成される。
【0037】
本明細書に記載する化合物は、単独で当技術分野において公知である試薬およびステップを使用して調製することができる。しかし、本発明者らによるこれらの試薬およびステップの組合せは、R〜Rが上記で定義されている下記の構造の化合物を提供する。
【0038】
【化4】

【0039】
要約すれば、式Iの化合物は、種々の条件下でアリールスルホニル(1)をアミン(2)と合わせて、アリールスルホンアミド(3)を形成することによって調製される。次いで、アリールスルホンアミドを、シアノピロールとカップリングして、式Iの化合物を形成することができる。スキーム1を参照されたい。
【0040】
【化5】

【0041】
第1のステップは、HNRなどのアミンと、下記の構造のアリールスルホニル(式中、R〜Rは上記に定義され、LGは、Cl、Br、F、またはイミダゾールの中から選択することができる脱離基(leaving group)であり、Dは、ハロゲンまたはスルホネートである)とを反応させるステップを含む。一実施形態では、Dは、ハロゲンである。さらなる実施形態では、DはBrである。他の例では、Dはスルホネートである。
【0042】
【化6】

【0043】
HNR(RおよびRは上記に定義されている)などのアミンは、スルホンアミドを調製するために用いられる。一実施形態では、1当量を超えるアミンが用いられる。他の実施形態では、約10当量のアミンが用いられる。反応はまた、塩基の存在下で行われることが望ましい。この反応において使用するために種々の塩基を選択することができ、当業者によって選択されることができる。塩基の例には、とりわけ炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、フッ化セシウム、フッ化カリウム、またはリン酸カリウムが挙げられる。反応は塩化メチレン中で典型的には行われるが、他の溶媒が当業者によって選択されることができる。そうすることにより、R〜RおよびDが上記に定義されている下記の構造のスルホンアミドが調製される。
【0044】
【化7】

【0045】
次いで、スルホンアミドを、脱離基を含むピロールにカップリングする。一例では、脱離基を含むピロールは、脱離基を含有するシアノピロールである。さらなる例では、脱離基を含むピロールは、Rが上記に定義されている下記の構造のボロン酸(5)である。他の例では、脱離基を含むピロールは、Rおよび「アルキル」が本明細書において定義されている下記の構造のボロン酸(5)のスズ誘導体である。
【0046】
【化8】

【0047】
さらなる例では、脱離基を含むピロールは、リチウムジイソプロピルアミド、ホウ酸トリアルキル、および下記の構造(Rは、上記で定義されている)のピロール(4)から調製することができる。カップリングに使用するために、当業者は種々のホウ酸トリアルキルを選択することができる。ホウ酸トリアルキルの具体例には、これらだけに限定されないが、ホウ酸トリメチル、ホウ酸トリエチル、またはホウ酸トリイソプロピルが挙げられる。
【0048】
【化9】

【0049】
カップリングは、パラジウム触媒の存在下で行うことが望ましい。カップリングにおいて有用であろう当技術分野で利用可能な種々のパラジウム触媒があり、これらだけに限定されないが、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)またはトリブチルホスフィンの存在下のパラジウムジベンジリデンアセトン(Fuら、J.Am.Chem.Soc.、2000、122、4020)、ならびにHartwigら、J.Org.Chem.2002、67、5553において記載されている触媒/触媒系が挙げられる。塩基もまたカップリングのために含まれ、当業者が選択することができる。使用することができる塩基としては、これらだけに限定されないが、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、フッ化セシウム、フッ化カリウム、およびリン酸カリウムが挙げられる。同様に、種々の溶媒をカップリングにおいて使用するために選択することができ、これらだけに限定されないが、テトラヒドロフラン(THF)、ジメトキシエタン(DME)、ジオキサン、エタノール、水、トルエン、またはこれらの組合せが挙げられる。カップリングパートナーおよび試薬の反応性によって、反応は溶媒の沸点まで行われる場合があり、または必要に応じてマイクロ波照射の下で加速される場合があり、当業者はこれを容易に決定することができる。
【0050】
一実施形態では、式Iの化合物は、スキーム2において説明されているようにブロモアリールスルホニル(1)をアミン(2)と反応させることによって、スルホンアミド(3)を生じさせ、これを次いでピロール(4)を使用して調製したピロールボロン酸(5)またはピロール化合物とカップリングすることによって調製される。
【0051】
【化10】

【0052】
1種または複数の本明細書に記載する化合物と、薬学的に許容される担体または賦形剤とを含有する医薬組成物もまた提供される。一実施形態では、治療法には、哺乳動物に、プロゲステロン受容体調節剤として医薬有効量の本明細書に記載するような1種または複数の化合物を投与するステップが含まれる。
【0053】
化合物は、1種もしくは複数の薬学的に許容される担体または賦形剤、例えば、溶媒、希釈剤などと合わせることができる。適切には、化合物は、例えばとりわけ、経皮、粘膜(鼻腔内、口腔、膣)、経口、非経口を含めた任意の適切な経路によって対象へ送達するために製剤される。これらの送達経路のために種々の適切な送達機構を用いることができ、これらだけに限定されないが、とりわけ錠剤、カプレット剤、カプセル剤、ゲル錠剤、分散性散剤、顆粒剤、懸濁剤、注射剤、経皮パッチ、局所クリーム剤またはゲル剤、および膣リングが挙げられる。
【0054】
本明細書に記載する組成物の調製において、化合物は、とりわけ固体担体、液体担体、補助剤(adjuvants)、懸濁化剤(suspending agent)、シロップ剤、およびエリキシル剤の1種または複数と合わせることができ、その選択は活性成分の性質および所望の特定の投与形態による。
【0055】
固体担体には、これらだけに限定されないが、デンプン、ラクトース、リン酸二カルシウム、微結晶性セルロース、スクロースおよびカオリンが挙げられる。
【0056】
液体担体には、これらだけに限定されないが、滅菌水、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ポリエチレングリコール、非イオン性界面活性剤、ならびに食用油(トウモロコシ、ピーナッツおよびゴマ油など)が挙げられる。
【0057】
補助剤には、これらだけに限定されないが、香味剤、着色剤、保存料、および酸化防止剤、例えば、ビタミンE、アスコルビン酸、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)およびブチルヒドロキシアニソール(BHA)が挙げられる。
【0058】
一実施形態では、化合物は、約0.05〜約5%の懸濁化剤を含めた、懸濁化剤と合わせることができる。
【0059】
他の実施形態では、化合物は、例えば、約10〜約50%の糖を含有するシロップと合わせることができる。
【0060】
さらなる実施形態では、化合物は、例えば、約20〜約50%のエタノールなどを含有するエリキシル剤と合わせることができる。
【0061】
経口送達のために製剤される場合、化合物は、錠剤、カプセル剤、カプレット剤、ゲル錠剤、分散性散剤、顆粒剤、または懸濁剤の形態とすることができる。1つの特に望ましい医薬組成物は、調製および投与の容易さの観点から、固体組成物、特に錠剤および硬カプセル剤または液体入りカプセル剤である。
【0062】
化合物はまた、溶液剤、懸濁剤、分散剤、または同種のものとして非経口的にまたは腹腔内に投与することができる。このような医薬製剤は、担体と組み合わせた、例えば約25〜約90%の化合物を含有することができる。望ましくは、医薬製剤は、約5%および60重量%の化合物を含有する。一実施形態では、化合物は、溶液剤または懸濁剤中(化合物は遊離塩基または薬理学的に許容される塩として存在する)で投与され、ヒドロキシプロピルセルロースなどの界面活性剤と適切に混合された水中で調製される。他の実施形態では、化合物を含有する溶液剤または懸濁剤は、等張媒体中に約0.05〜約5%の懸濁化剤を含有することができる。さらなる実施形態では、化合物は、グリセロール、液体、ポリエチレングリコールおよび油中のその混合物中で調製することができ、分散剤中で投与される。
【0063】
注射使用のために適した医薬品形態には、無菌水溶液または分散剤、および無菌注射剤もしくは分散剤の即時調製のための無菌散剤が挙げられる。全ての場合において、この形態は無菌でなくてはならず、容易に注射針を通過する能力が存在する程度まで流動性でなくてはならない。それは、製造および保管の条件下で安定的でなくてはならず、細菌および真菌などの微生物の汚染作用に対して保護されなくてはならない。注射剤形において用いられる担体は、例えば、水、エタノール(例えば、グリセロール、プロピレングリコールおよび液体ポリエチレングリコール)、その適切な混合物、および植物油を含有する溶媒または分散媒であってよい。
【0064】
化合物はまた、膣リングによって投与することができる。適切には、膣リングの使用は、28日間の周期を含めた、化合物が投与される周期に調整される。しかし、膣リングは、より長いまたより短い期間挿入することができる。使用することができる膣リングの製剤については、参照により本明細書に組み込まれている米国特許第5,972,372号;同第6,126,958号;および同第6,125,850号を参照されたい。
【0065】
化合物はまた、経皮パッチによって送達することができる。適切には、パッチの使用は、28日間の周期を含めた周期の長さに調整される。しかし、パッチは、より長いまたはより短い期間貼り付けておくことができる。
【0066】
化合物は、避妊、ホルモン補充療法、ならびに良性および悪性新生物疾患;周期関連症状;子宮類線維腫を含めた類線維腫;平滑筋腫;多嚢胞性卵巣症候群;子宮内膜症;良性前立腺肥大症;子宮内膜、卵巣、乳房、結腸、前立腺、下垂体の癌腫および腺癌、髄膜腫ならびに他のホルモン依存性の腫瘍;月経困難症;不正子宮出血;月経前症候群の症状および月経前不機嫌性障害の治療および/または予防;ならびに無月経の誘発のための方法において用いることができる。本発明のプロゲステロン受容体調節剤のさらなる使用には、家畜における食物摂取の刺激および発情の同期化が挙げられる。一実施形態では、新生物疾患は、ホルモン依存性である。
【0067】
「周期関連症状(cycle-dependent symptoms)」という用語は、女性の月経周期と関連する心理的症状(例えば、情緒の変化、怒りやすいこと、不安、集中力欠如、または性欲の減少)および身体症状(例えば、月経困難症、乳房の圧痛、鼓脹、疲労、または食べ物への執着)を意味する。周期関連症状には、それだけに限らないが、月経困難症および中等度から重度の周期関連症状が挙げられる。
【0068】
これらの目的のために用いられる場合、化合物は、他の薬剤と組み合わせて、ならびに互いに組み合わせて投与することができる。これらの薬剤には、これらだけに限定されないが、とりわけプロゲスチン、抗黄体ホルモン、エストロゲン、抗エストロゲン剤、選択的エストロゲン受容体調節剤(SERM)が挙げられる。プロゲスチンには、これらだけに限定されないが、タナプロゲト、レボノルゲストレル、ノルゲストレル、デソゲストレル、3−ケトデソゲストレル、ノルエチンドロン、ゲストデン、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、オサテロン、酢酸シプロテロン、トリメゲストン、ジエノゲスト、ドロスピレノン、ノメゲストロール、または(17−デアセチル)ノルゲスチメートを挙げることができる。エストロゲンには、これらだけに限定されないが、エチニルエストラジオールを挙げることができる。本明細書に記載する化合物は、これらの薬剤の1種または複数と合わせることができ、これらの薬剤の1種もしくは複数と同時に、これらの薬剤の1種もしくは複数の前に、またはこれらの薬剤の1種もしくは複数の後に送達される。
【0069】
治療される患者または対象は、哺乳動物対象、典型的には雌である。望ましくは、対象はヒトである。しかし、本明細書で使用する場合、雌には、ヒトではない哺乳動物、例えば、ウシまたは家畜類、ウマ、ブタ、家畜などを挙げることができる。
【0070】
化合物の有効量は、用いる特定の化合物、投与方法および治療される状態の重症度によって変化する場合がある。しかし一般に、化合物が約0.5〜約500mg/kg(動物の体重)、約1〜約400mg/kg、約5〜約300mg/kg、約10〜約250mg/kg、約50〜約200mg/kg、または約100〜150mg/kgの1日投与量で投与される場合、満足のいく結果が得られる。大部分の大きい哺乳動物については、1日総投与量は、約1〜100mgである。一実施形態では、1日総投与量は、約2〜80mgである。この投与計画は、最適な治療反応をもたらすように調節することができる。例えば、いくつかの分割用量を毎日投与することができ、または治療状況の緊急性に示される通りに用量を比例的に減少することができる。
【0071】
前述のように、化合物は、膣リングによって投与することができる。一実施形態では、リングを膣に挿入し、それを所定の位置に3週間残存させる。第4週の間に、膣リングを取り除き、月経が起こる。翌週に、新しいリングを挿入し、次の月経の時期となるまでさらに3週間装着する。他の実施形態では、膣リングを毎週挿入し、3週連続で交換する。次いで、リングを装着しない1週間の後に、新しいリングを挿入し、新たな投与計画を開始する。さらに別の実施形態では、膣リングをより長いまたはより短い期間挿入する。
【0072】
さらに、前述の経皮パッチは、皮膚上の適切な接着剤によって貼り付け、そこで所定の位置に少なくとも1週間貼り付けておく。一実施形態では、経皮パッチは所定の位置に1週間貼り付けておき、全体で3週間、毎週交換する。他の実施形態では、経皮パッチは、所定の位置に2週間貼り付けておく。さらなる実施形態では、経皮パッチは、所定の位置に3週間貼り付けておく。第4週の間はパッチを貼り付けず、月経が起こる。次の週に、新しいパッチを装着するために貼り付け、新しい投与計画を始める。さらに別の実施形態では、パッチは、より長いまたはより短い期間所定の位置に貼り付けておく。
【0073】
避妊のために使用される場合、この方法は典型的には、化合物を含有する1日投与量単位を妊娠可能年齢の女性に連続28日送達することを含む。望ましくは、この方法は、連続21〜27日間の期間に亘り化合物を送達するステップを含み、続いて連続1〜7日間有効量または一定の量の化合物が送達されない。任意選択で、有効量の化合物が対象に送達されない1〜7日間の期間は、1〜7日間の薬学的に許容されるプラセボの1日投与量単位の第二相の送達を伴うことができる。代わりに、この「プラセボ期間」の間、プラセボを投与しない。化合物は任意選択で、プロゲスチン、抗黄体ホルモン、エストロゲン、またはこれらの組合せと組み合わせて投与することができる。
【0074】
他の実施形態では、この方法は、化合物を連続21日間送達するステップを含み、続いて有効量の化合物が送達されない7日間となる。任意選択で、これらの7日間の間に、7回の経口的および薬学的に許容されるプラセボの1日投与量単位の第二相を送達することができる。化合物は任意選択で、プロゲスチン、抗黄体ホルモン、エストロゲン、抗エストロゲン、SERMまたはこれらの組合せと組み合わせて投与することができる。
【0075】
さらなる実施形態では、この方法は、化合物を連続23日送達するステップを含み、続いて有効量の化合物が送達されない5日間となる。任意選択で、これらの5日の間に、5回の経口的および薬学的に許容されるプラセボの1日投与量単位の第二相を送達することができる。化合物は任意選択で、プロゲスチン、抗黄体ホルモン、エストロゲン、抗エストロゲン、SERMまたはこれらの組合せと組み合わせて投与することができる。
【0076】
さらに別の実施形態では、この方法は、化合物を連続25日間送達するステップを含み、続いて有効量の化合物が送達されない3日間となる。任意選択で、これらの3日の間に、3回の経口的および薬学的に許容されるプラセボの1日投与量単位の第二相を送達することができる。化合物は任意選択で、プロゲスチン、抗黄体ホルモン、エストロゲン、抗エストロゲン、SERM、またはこれらの組合せと組み合わせて投与することができる。
【0077】
またさらなる実施形態では、この方法は、化合物を連続27日間送達するステップを含み、続いて有効量の化合物が送達されない1日間となる。任意選択で、1回の経口的および薬学的に許容されるプラセボの1日投与量単位の第二相を送達することができる。化合物は任意選択で、プロゲスチン、抗黄体ホルモン、エストロゲン、抗エストロゲン、SERM、またはこれらの組合せと組み合わせて投与することができる。
【0078】
他の実施形態では、避妊法は、妊娠可能年齢の女性に連続28日間、(a)14〜24回のプロゲステロン剤の1日投与量単位の第一相(プロゲステロン活性は、約35〜約100μgのレボノルゲストレルに等しい);(b)1〜11回の本明細書に記載する化合物の1日投与量単位の第二相(約2〜50mgの1日投与量);ならびに(c)任意選択で、連続28日の残りの日の間の経口的および薬学的に許容されるプラセボの1日投与量単位の第三相(抗黄体ホルモン、プロゲスチンまたはエストロゲンは投与されない)を投与するステップを含み、第一相、第二相および第三相の総1日投与量単位は28に等しい。
【0079】
さらなる実施形態では、避妊法は、妊娠可能年齢の女性に連続28日間、(a)14〜24回の本明細書に記載する化合物の1日投与量単位の第一相;(b)1〜11回の抗黄体ホルモンの1日投与量単位の第二相;ならびに(c)任意選択で、連続28日の残りの日の間の経口的および薬学的に許容されるプラセボの1日投与量単位の第三相(抗黄体ホルモン、プロゲスチン、エストロゲン、抗エストロゲンまたはSERMは投与されない)を投与するステップを含み、第一相、第二相および第三相の総1日投与量単位は28に等しい。
【0080】
さらなる実施形態では、避妊法が提供され、妊娠可能年齢の女性に連続28日間、(a)14〜24回のプロゲステロン剤の1日投与量単位の第一相(プロゲステロン活性は、約35〜約100μgのレボノルゲストレルと等しい);(b)1〜11回の本明細書に記載する化合物の1日投与量単位の第二相(約2〜50mgの1日投与量);ならびに(c)任意選択で、連続28日の残りの日の間の経口的および薬学的に許容されるプラセボの1日投与量単位の第三相(抗黄体ホルモン、プロゲスチンまたはエストロゲンは投与されない)を投与するステップを含み、第一相、第二相および第三相の総1日投与量単位は28に等しい。
【0081】
他の実施形態では、避妊法が提供され、妊娠可能年齢の女性に連続28日間、(a)14〜24回の本明細書に記載する化合物の1日投与量単位の第一相;(b)1〜11回の抗黄体ホルモンの1日投与量単位の第二相;ならびに(c)任意選択で、連続28日の残りの日の間の経口的および薬学的に許容されるプラセボの1日投与量単位の第三相(抗黄体ホルモン、プロゲスチン、エストロゲン、抗エストロゲンまたはSERMは投与されない)を投与するステップを含み、第一相、第二相および第三相の総1日投与量単位は28に等しい。
【0082】
本明細書に記載する投与計画において使用するために設計された医薬製剤のキットまたは容器もまた提供する。適切には、キットは、本明細書に記載するような1種または複数の化合物を含有する。
【0083】
有利には、キットにおいて使用するために、化合物は、所望の送達ビヒクルおよび経路のために製剤される。例えば、化合物は、上記で詳細に議論したような経口送達、非経口送達、膣リング、経皮的送達、または粘膜送達のために製剤することができる。キットは、好ましくは摂取する順番に配置された1日用量を含有するパック(例えば、ブリスターパック)である。
【0084】
本明細書に記載する投与計画およびキットの各々において、投与計画の各医薬活性成分の1日投与量は、それが投与される各特定の相において固定されていることが好ましい。記載された1日用量単位は記載された順番で投与されることがまた理解され、第一相に続いて順番に第二相および第三相を含めた任意選択の相となる。各投与計画の服薬遵守(コンプライアンス)を容易にするのを助けるために、キットが、周期の最終日を表すプラセボを含有することもまた好ましい。各容器またはキットは、ラベル付きブリスター容器、ダイアル式ディスペンサー、または当技術分野において公知の他の容器などの、28日周期の各日の指標を有する薬学的に許容される容器を含有することがさらに好ましい。
【0085】
これらの投与計画は、最適な治療反応を提供するために調節することができる。例えば、各成分のいくつかの分割用量を毎日投与することができ、または用量は、治療状況の緊急性に示される通りに比例的に増加または減少することができる。本明細書における説明において、1日投与量単位への言及はまた、意図した周期の毎日に亘って投与される分割した単位を含むことができる。
【0086】
一実施形態では、キットは28日周期に亘る毎日の経口投与、望ましくは1日当たり1回の経口投与のために設計され、28日周期の各日に摂取する単一の経口製剤または経口製剤の組合せを示すように構成される。望ましくは、各キットは特定の日の各々に摂取する経口錠剤を含み、望ましくは、1つの経口錠剤は示される合わせた1日投与量の各々を含有する。例えばキットは、21〜27回の有効量の化合物の1日投与量単位と、任意選択で1〜7回のプラセボ1日投与量単位と、他の適切な構成要素、例えば、使用説明書とを含有することができる。
【0087】
他の実施形態では、キットは、膣リングによる28日周期に亘る毎週または毎月の投与のために設計される。適切には、このようなキットは、膣リングの各々(すなわち、毎月の周期に必要とされる1〜3個)と、他の適切な構成要素、例えば、使用説明書とのための個々の包装を含有する。
【0088】
さらなる実施形態では、キットは、経皮パッチによる28日周期に亘る毎週または毎月の投与のために設計される。適切には、このようなキットは、パッチの各々(すなわち、毎月の周期に必要とされる1〜3個)と、他の適切な構成要素、例えば、使用説明書とのための個々の包装を含有する。
【0089】
さらに他の実施形態では、キットは化合物の非経口送達のために設計される。このようなキットは典型的には、家庭での送達のために設計され、針、注射器、および他の適切な包装および使用説明書を含むことができる。
【0090】
さらに別の実施形態では、キットは、ゲルまたはクリーム製剤中に化合物を含有する。任意選択で、キットは、管または他の容器、アプリケータ、および/または使用説明書などの適切な包装を含むことができる。
【0091】
さらなる実施形態では、キットは、(a)14〜21回のプロゲステロン剤の1日投与量単位の第一相(プロゲステロン活性は、約35〜約150μgのレボノルゲストレルに等しい);(b)1〜11回の本明細書に記載する化合物の1日投与量単位の第二相;ならびに(c)経口的および薬学的に許容されるプラセボの1日投与量単位の第三相を含み、第一相、第二相および第三相における1日投与量単位の総数は、28に等しい。
【0092】
さらに他の実施形態では、キットは、(a)14〜21回の本明細書に記載する化合物の1日投与量単位の第一相;(b)1〜11回の抗黄体ホルモン化合物の1日投与量単位の第二相;ならびに(c)経口的および薬学的に許容されるプラセボの1日投与量単位の第三相を含有し、第一相、第二相および第三相における1日投与量単位の総数は、28に等しい。
【0093】
下記の実施例は、例示にすぎず、本発明を限定することを意図しない。
【実施例】
【0094】
[実施例1]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−メチルベンゼンスルホンアミドの調製
【0095】
【化11】

ステップ1:4−ブロモ−N−メチルベンゼンスルホンアミドの調製
塩化スルホニルからのスルホンアミドの調製のための一般手順A
4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびメチルアミン(10mL、エタノール中33%)を、密封した管中で16時間撹拌した。反応混合物を真空中でCelite(登録商標)試薬上で濃縮した。粗生成物をIscoクロマトグラフィー(Redisep(商標)カラム、シリカ、グラジエント:0〜3%酢酸エチル−ジクロロメタン)によって精製し、4−ブロモ−N−メチルベンゼンスルホンアミド(0.11g、28%)を得た。MS(ESI)m/z250。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)純度100.0%、210〜370nm、7.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/アセトニトリル(ACN)+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0096】
臭化アリールおよびボロン酸のカップリングのための一般手順B

ステップ2:
4−ブロモ−N−メチルベンゼンスルホンアミド(100mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。反応混合物をシリカで濾過し、酢酸エチルですすいだ。溶媒を真空中で濃縮し、粗生成物を得た。粗生成物をCelite(登録商標)試薬上で予め吸着させ、Iscoクロマトグラフィー(Redisep(商標)カラム、シリカ、グラジエント:ヘキサン中5〜50%酢酸エチル)によって精製し、4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド(28mg、25%)を得た。MS(ESI)m/z275。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.0分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0097】
[実施例2]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N、N−ジメチルベンゼンスルホンアミドの調製
【0098】
【化12】

ステップ1:一般手順Aと同様の方法で、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびジメチルアミン(10mL、エタノール中33%)を、一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N,Nジメチルベンゼンスルホンアミド(0.11g)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z264。HPLC純度100.0%、210〜370nm、8.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0099】
ステップ2:一般手順Bと同様の方法で、4−ブロモ−N,Nジメチルベンゼンスルホンアミド(105mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(30mg、26%)を、精製後に得た。HRMS:C1415S+Hについての計算値、290.09577;実測値(ESI、[M+H])、290.0964。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.8分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μカラム、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0100】
[実施例3]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチルベンゼンスルホンアミドの調製
【0101】
【化13】

ステップ1:一般手順Aに従って、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびエチルアミン(5mL、[2.0M]、10mmol)を、一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−エチルベンゼンスルホンアミド(0.11g)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z264。HPLC純度100.0%、210〜370nm、8.1分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0102】
ステップ2:一般手順Bと同様の方法で、4−ブロモ−N−エチルベンゼンスルホンアミド(105mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチルベンゼンスルホンアミド(15mg、13%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z289。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.6分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0103】
[実施例4]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−プロピルベンゼンスルホンアミドの調製
【0104】
【化14】

ステップ1:
塩化スルホニルからのスルホンアミドの形成のための一般手順C

密封した管中で、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.5mmol)およびプロピルアミン(0.32mL、3.90mmol)を乾燥ジクロロメタン(5mL)に溶解した。混合物を16時間撹拌し、次いで真空中でCelite(登録商標)試薬上で濃縮した。粗生成物をIscoクロマトグラフィー(Redisep(商標)カラム、シリカ、グラジエント:0〜3%酢酸エチル−ジクロロメタン)によって精製し、4−ブロモ−N−プロピルベンゼンスルホンアミド(0.12g、28%)を得た。MS(ESI)m/z278。HPLC純度100.0%、210〜370nm、8.8分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0105】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−プロピルベンゼンスルホンアミド(111mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−プロピルベンゼンスルホンアミド(21mg、17%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z303。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.2分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0106】
[実施例5]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミドの調製
【0107】
【化15】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびイソプロピルアミン(0.33mL、3.90mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド(0.12g、28%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z278。HPLC純度100.0%、210〜370nm、8.7分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0108】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド(111mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド(15mg、12%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z303。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.1分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0109】
[実施例6]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−イソブチルベンゼンスルホンアミドの調製
【0110】
【化16】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびイソブチルアミン(0.39mL、3.90mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−イソブチルベンゼンスルホンアミド(0.12g、28%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z292。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0111】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−イソブチルベンゼンスルホンアミド(117mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−イソブチルベンゼンスルホンアミド(11mg、9%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z317。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.8分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0112】
[実施例7]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチル−N−メチルベンゼンスルホンアミドの調製
【0113】
【化17】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびN−エチル−N−メチルアミン(0.33mL、3.90mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−エチル−N−メチルベンゼンスルホンアミド(0.12g、28%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z278。HPLC純度99.2%、210〜370nm、8.9分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0114】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−エチル−N−メチルベンゼンスルホンアミド(111mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチル−N−メチルベンゼンスルホンアミド(17mg、14%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z303。HPLC純度99.5%、210〜370nm、10.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0115】
[実施例8]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチルベンゼンスルホンアミドの調製
【0116】
【化18】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびジエチルアミン(0.40mL、3.90mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N,N−ジエチルベンゼンスルホンアミド(0.12g)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z293。HPLC純度99.2%、210〜370nm、9.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0117】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N,N−ジエチルベンゼンスルホンアミド(117mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチルベンゼンスルホンアミド(27mg、21%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z317。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.8分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0118】
[実施例9]
N−(tert−ブチル)−4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0119】
【化19】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびtert−ブチルアミン(0.41mL、3.90mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−(tert−ブチル)ベンゼンスルホンアミド(0.12g)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z292。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.2分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0120】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)ベンゼンスルホンアミド(117mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。N−(tert−ブチル)−4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(19mg、15%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z317。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.5分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0121】
[実施例10]
1−メチル−5−[4−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリルの調製
【0122】
【化20】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびピロリジン(0.32mL、3.90mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。1−[(4−ブロモフェニル)スルホニル]ピロリジン(0.12g)を、精製後に得た。HRMS:C1012BrNOS+Hについての計算値、289.98449;実測値(ESI、[M+H])、289.9847。HPLC純度99.1%、210〜370nm、8.9分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0123】
ステップ2:一般手順Bによって、1−[(4−ブロモフェニル)スルホニル]ピロリジン(116mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。1−メチル−5−[4−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル(7mg、6%)を、精製後に得た。HRMS:C1617S+Hについての計算値、316.11142;実測値(ESI、[M+H])、316.1114。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0124】
[実施例11]
1−メチル−5−[4−(ピペリジン−1−イルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリルの調製
【0125】
【化21】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびピペリジン(0.38mL、3.90mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。1−[(4−ブロモフェニル)スルホニル]ピペリジン(0.13g)を、精製後に得た。HRMS:C1114BrNOS+Hについての計算値、304.00014;実測値(ESI、[M+H])、304.0009。HPLC純度99.2%、210〜370nm、9.8分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0126】
ステップ2:一般手順Bによって、1−[(4−ブロモフェニル)スルホニル]ピペリジン(121mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。1−メチル−5−[4−(ピペリジン−1−イルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル(11mg、8%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z329。HPLC純度100.0%、210〜370nm、11.1分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0127】
[実施例12]
1−メチル−5−[4−(モルホリン−4−イルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリルの調製
【0128】
【化22】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびモルホリン(0.34mL、3.90mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−[(4−ブロモフェニル)スルホニル]モルホリン(0.13g、28%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z306。HPLC純度100.0%、210〜370nm、8.2分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0129】
ステップ2:一般手順Bによって、4−[(4−ブロモフェニル)スルホニル]モルホリン(122mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。1−メチル−5−[4−(モルホリン−4−イルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル(11mg、8%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z331。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.7分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0130】
[実施例13]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチルベンゼンスルホンアミドの調製
【0131】
【化23】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびシクロブチルアミン(0.33mL、3.90mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−シクロブチルベンゼンスルホンアミド(0.13g)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z290。HPLC純度95.6%、210〜370nm、9.1分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0132】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−シクロブチルベンゼンスルホンアミド(117mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチルベンゼンスルホンアミド(20mg、16%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z315。HPLC純度98.8%、210〜370nm、10.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0133】
[実施例14]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピルベンゼンスルホンアミドの調製
【0134】
【化24】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびシクロプロピルアミン(0.27mL、3.90mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−シクロプロピルベンゼンスルホンアミド(0.12g)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z276。HPLC純度100.0%、210〜370nm、8.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0135】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−シクロプロピルベンゼンスルホンアミド(110mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピルベンゼンスルホンアミド(34mg、28%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z301。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.6分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0136】
[実施例15]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロヘキシルベンゼンスルホンアミドの調製
【0137】
【化25】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびシクロヘキシルアミン(0.46mL、3.90mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−シクロヘキシルベンゼンスルホンアミド(0.13g)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z318。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.0分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0138】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−シクロヘキシルベンゼンスルホンアミド(127mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロヘキシルベンゼンスルホンアミド(2mg、1%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z343。HPLC純度99.1%、210〜370nm、11.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0139】
[実施例16]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0140】
【化26】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)および2,2,2−トリフルオロエチルアミン(0.32mL、3.90mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゼンスルホンアミド(0.13g)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z318。HPLC純度100.0%、210〜370nm、8.7分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0141】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゼンスルホンアミド(127mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゼンスルホンアミド(57mg、42%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z343。HPLC純度97.2%、210〜370nm、10.1分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0142】
[実施例17]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0143】
【化27】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.56mmol)およびシクロプロピルメチルアミン(0.35mL、3.90mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)ベンゼンスルホンアミド(0.12g)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z290。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.0分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0144】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)ベンゼンスルホンアミド(116mg、0.40mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)ベンゼンスルホンアミド(6mg、5%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z315。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0145】
[実施例18]
1−メチル−5−[4−(1H−ピロール−1−イルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリルの調製
【0146】
【化28】

ステップ1:ピロール(1.05mL、15.0mmol)を、乾燥THF(10mL)中の水素化ナトリウム(0.71g、鉱油中60%、17.8mmol)のスラリーに室温で加えた。乾燥THF(5mL)に溶解した4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド(1.5g、6.0mmol)を一滴ずつ加えた。反応混合物を一晩撹拌した。反応物を飽和塩化アンモニウムでクエンチし、酢酸エチルで希釈した。層を分離し、有機層を水およびブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、粗生成物を得た。粗生成物をIscoクロマトグラフィー(Redisep(商標)カラム、シリカ、グラジエント:ヘキサン中の5〜50%酢酸エチル)によって精製し、1−[(4−ブロモフェニル)スルホニル]−1H−ピロール(0.27g、16%)を得た。MS(ESI)m/z286。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.9分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0147】
ステップ2:一般手順Bによって、1−[(4−ブロモフェニル)スルホニル]−1H−ピロール(250mg、0.87mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(72mg、0.48mmol)、フッ化カリウム(76mg、1.3mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.0mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(60μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。1−メチル−5−[4−(1H−ピロール−1−イルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル(81mg、30%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z311。HPLC純度100.0%、210〜370nm、11.6分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0148】
[実施例19]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0149】
【化29】

ステップ1:4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルクロリド(0.50g、1.54mmol)およびアンモニア(10mL、メタノール中約7N)を、密封した管中で16時間撹拌した。反応溶液を真空中でCelite(登録商標)試薬上で濃縮した。粗生成物をIscoクロマトグラフィー(Redisep(商標)カラム、シリカ、グラジエント:ヘキサン中5〜50%酢酸エチル)によって精製し、4−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(0.46g、96%)を回収した。MS(ESI)m/z304。HPLC純度99.8%、210〜370nm、7.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0150】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(170mg、0.56mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(100mg、0.67mmol)、フッ化カリウム(107mg、1.85mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(14mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(83μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(34mg、18%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z329。HPLC純度98.6%、210〜370nm、9.1分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0151】
[実施例20]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジメチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0152】
【化30】

ステップ1:一般手順Aと同様の方法で、4−ブロモ−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルクロリド(0.50g、1.54mmol)およびジメチルアミン(10mL、エタノール中33%)を、密封した管中で16時間撹拌した。4−ブロモ−N,N−ジメチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(0.41g、80%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z332。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0153】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N,N−ジメチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(186mg、0.56mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(100mg、0.67mmol)、フッ化カリウム(107mg、1.85mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(14mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(83μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジメチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(115mg、58%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z357。HPLC純度98.4%、210〜370nm、10.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0154】
[実施例21]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−メチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0155】
【化31】

ステップ1:一般手順Aと同様の方法で、4−ブロモ−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルクロリド(0.50g、1.54mmol)およびメチルアミン(10mL、エタノール中33%)を、密封した管中で16時間撹拌した。4−ブロモ−N−メチル−2(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(0.44g、90%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z318。HPLC純度100.0%、210〜370nm、8.5分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0156】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−メチル−2(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(178mg、0.56mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(100mg、0.67mmol)、フッ化カリウム(107mg、1.85mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(14mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(83μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−メチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(90mg、47%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z343。HPLC純度99.2%、210〜370nm、9.7分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0157】
[実施例22]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0158】
【化32】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルクロリド(0.50g、1.54mmol)およびジエチルアミン(0.40mL、3.85mmol)を、乾燥ジクロロメタン(2mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N,N−ジエチル−2(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(0.46g、83%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z360。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.1分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0159】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N,N−ジエチル−2(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(201mg、0.56mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(100mg、0.67mmol)、フッ化カリウム(107mg、1.85mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(14mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(83μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(100mg、46%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z385。HPLC純度100.0%、210〜370nm、11.2分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0160】
[実施例23]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−イソプロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0161】
【化33】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルクロリド(0.50g、1.54mmol)およびイソプロピルアミン(0.35mL、3.85mmol)を、乾燥ジクロロメタン(2mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−イソプロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(0.50g、95%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z346。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.6分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0162】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−イソプロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(193mg、0.56mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(100mg、0.67mmol)、フッ化カリウム(107mg、1.85mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(14mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(83μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−イソプロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(91mg、44%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z371。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.6分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0163】
[実施例24]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0164】
【化34】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルクロリド(0.50g、1.54mmol)およびエチルアミン(2.0mL、THF中2.0M、4.00mmol)を、乾燥ジクロロメタン(2mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−エチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(0.50g、98%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z332。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.1分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0165】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−エチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(186mg、0.56mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(100mg、0.67mmol)、フッ化カリウム(107mg、1.85mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(14mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(83μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(90mg、45%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z357。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.2分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0166】
[実施例25]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−プロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0167】
【化35】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルクロリド(0.50g、1.54mmol)およびプロピルアミン(0.32mL、3.85mmol)を、乾燥ジクロロメタン(2mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−プロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(0.53g、100%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z346。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.7分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0168】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−プロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(193mg、0.56mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(100mg、0.67mmol)、フッ化カリウム(107mg、1.85mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(14mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(83μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−プロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(68mg、33%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z371。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.7分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0169】
[実施例26]
1−メチル−5−[4−(ピロリジン−1−イルスルホニル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリルの調製
【0170】
【化36】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルクロリド(0.50g、1.54mmol)およびピロリジン(0.32mL、3.85mmol)を、乾燥ジクロロメタン(2mL)中で一緒に16時間撹拌した。1−{[4−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}ピロリジン(0.53g、96%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z358。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.8分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0171】
ステップ2:一般手順Bと同様の方法によって、1−{[4−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}ピロリジン(200mg、0.56mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(100mg、0.67mmol)、フッ化カリウム(107mg、1.85mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(14mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(83μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。1−メチル−5−[4−(ピロリジン−1−イルスルホニル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル(117mg、54%)を、精製後に得た。HRMS:C1716S+Hについての計算値、384.09881;実測値(ESI、[M+H])、384.0991、HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.9分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0172】
[実施例27]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0173】
【化37】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルクロリド(0.50g、1.54mmol)およびシクロプロピルアミン(0.27mL、3.85mmol)を、乾燥ジクロロメタン(2mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−シクロプロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(0.51g、96%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z344。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0174】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−シクロプロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(193mg、0.56mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(100mg、0.67mmol)、フッ化カリウム(107mg、1.85mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(14mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(83μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。精製後に4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドが得られた(87mg、42%)。MS(ESI)m/z369。HPLC純度99.6%、210〜370nm、10.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0175】
[実施例28]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0176】
【化38】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルクロリド(0.50g、1.54mmol)およびシクロプロピルメチルアミン(0.34mL、3.85mmol)を、乾燥ジクロロメタン(2mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−2−(トリフルオロメチル)−ベンゼンスルホンアミド(0.50g、91%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z358。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.8分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0177】
ステップ2:一般手順Bと同様の方法によって、4−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(200mg、0.56mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(100mg、0.67mmol)、フッ化カリウム(107mg、1.85mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(14mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(83μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−2−(トリフルオロメチル)−ベンゼンスルホンアミド(106mg、53%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z383。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.8分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0178】
[実施例29]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0179】
【化39】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルクロリド(0.50g、1.54mmol)およびシクロブチルアミン(0.33mL、3.85mmol)を、乾燥ジクロロメタン(2mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−シクロブチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(0.53g、96%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z358。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.9分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0180】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−シクロブチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(200mg、0.56mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(100mg、0.67mmol)、フッ化カリウム(107mg、1.85mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(14mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(83μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(122mg、57%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z383。HPLC純度99.3%、210〜370nm、10.9分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0181】
[実施例30]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミドの調製
【0182】
【化40】

ステップ1:一般手順Aによって、4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびアンモニア(20mL、メタノール中約7N)を、一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−3−フルオロベンゼンスルホンアミドを、精製後に得た(0.23g、61%)。HRMS:CBrFNOSについての計算値、252.92084;実測値(EI、M)、252.9201。HPLC純度100.0%、210〜370nm、7.5分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0183】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(150mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(29mg、18%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z279。HPLC純度100.0%、210〜370nm、8.6分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0184】
[実施例31]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロ−N−メチルベンゼンスルホンアミドの調製
【0185】
【化41】

ステップ1:一般手順Aによって、4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびメチルアミン(10mL、エタノール中33%)を、一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−3−フルオロ−N−メチルベンゼンスルホンアミド(0.33g、85%)を、精製後に得た。HRMS:CBrFNOSについての計算値、266.93649;実測値(EI、M)、266.9376。HPLC純度100.0%、210〜370nm、8.7分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0186】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−3−フルオロ−N−メチルベンゼンスルホンアミド(158mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロ−N−メチルベンゼンスルホンアミド(53mg、31%)を、精製後に得た。HRMS:C1312FNSについての計算値、293.06342;実測値(EI、M)、293.0627。HPLC純度99.5%、210〜370nm、8.2分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0187】
[実施例32]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミドの調製
【0188】
【化42】

ステップ1:一般手順Aによって、4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびジメチルアミン(10mL、エタノール中33%)を、一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−3−フルオロ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(0.36g、89%)を、精製後に得た。HRMS:CBrFNOSについての計算値、280.95214;実測値(EI、M)、280.9516。HPLC純度98.9%、210〜370nm、9.6分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0189】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−3−フルオロ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(166mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μl、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(51mg、28%)を、精製後に得た。HRMS:C1414FNSについての計算値、307.07907;実測値(EI、M)、307.0786。HPLC純度99.3%、210〜370nm、8.8分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0190】
[実施例33]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミドの調製
【0191】
【化43】

ステップ1:一般手順Aによって、4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびエチルアミン(5mL、10.0mmol、THF中2.0M)を、一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−エチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(0.38g、92%)を、精製後に得た。HRMS:CBrFNOSについての計算値、280.95214;実測値(EI、M)、280.951。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.6分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0192】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−エチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(166mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(44mg、24%)を、精製後に得た。HRMS:C1414FNSについての計算値、307.07907;実測値(EI、M)、307.0792。HPLC純度99.5%、210〜370nm、8.7分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0193】
[実施例34]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミドの調製
【0194】
【化44】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびジエチルアミン(0.38mL、3.65mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N,N−ジエチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(0.41g、90%)を、精製後に得た。HRMS:C1013BrFNOSについての計算値、308.98344;実測値(EI、M)、308.9822。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.9分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0195】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N,N−ジエチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(183mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(46mg、23%)を、精製後に得た。HRMS:C1618FNS+Hについての計算値、336.11765;実測値(ESI、[M+H])、336.117。HPLC純度99.7%、210〜370nm、9.7分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0196】
[実施例35]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミドの調製
【0197】
【化45】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびイソプロピルアミン(0.31mL、3.65mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−3−フルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド(0.40g、93%)を、精製後に得た。HRMS:C11BrFNOSについての計算値、294.96779;実測値(EI、M)、294.9665。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.2分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0198】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−3−フルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド(174mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド(35mg、19%)を、精製後に得た。HRMS:C1516FNSについての計算値、321.09472;実測値(EI、M)、321.0948。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.1分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0199】
[実施例36]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロ−N−プロピルベンゼンスルホンアミドの調製
【0200】
【化46】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびプロピルアミン(0.30mL、3.65mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−3−フルオロ−N−プロピルベンゼンスルホンアミド(0.39g、90%)を、精製後に得た。HRMS:C11BrFNOSについての計算値、294.96779;実測値(EI、M)、294.9684。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0201】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−3−フルオロ−N−プロピルベンゼンスルホンアミド(174mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロ−N−プロピルベンゼンスルホンアミドを、精製後に得た。HRMS:C1516FNSについての計算値、321.09472;実測値(EI、M)、321.0947。HPLC純度99.7%、210〜370nm、9.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0202】
[実施例37]
5−[2−フルオロ−4−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル]−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボニトリルの調製
【0203】
【化47】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびピロリジン(0.30mL、3.65mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。1−[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)スルホニル]ピロリジン(0.43g、96%)を、精製後に得た。HRMS:C1011BrFNOSについての計算値、306.96779;実測値(EI、M)、306.968。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0204】
ステップ2:一般手順Bによって、1−[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)スルホニル]ピロリジン(182mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。5−[2−フルオロ−4−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル]−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボニトリル(61mg、31%)を、精製後に得た。HRMS:C1616FNS+Hについての計算値、334.10200;実測値(ESI、[M+H])、334.1035。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0205】
[実施例38]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−3−フルオロベンゼンスルホンアミドの調製
【0206】
【化48】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびシクロプロピルアミン(0.25mL、3.65mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−シクロプロピル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(0.37g、86%)を、精製後に得た。HRMS:CBrFNOS−Hについての計算値、291.94486;実測値(ESI、[M−H])、291.9462。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.8分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0207】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−シクロプロピル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(175mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(26mg、14%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z319。HPLC純度100.0%、210〜370nm、8.9分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0208】
[実施例39]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミドの調製
【0209】
【化49】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびシクロプロピルメチルアミン(0.32mL、3.65mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(0.25g、55%)を、精製後に得た。HRMS:C1011BrFNOS−Hについての計算値、305.96051;実測値(ESI、[M−H])、305.9603。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.5分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0210】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(182mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(26mg、13%)を、精製後に得た。HRMS:C1616FNS+Hについての計算値、334.10200;実測値(ESI、[M+H])、334.1024。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0211】
[実施例40]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミドの調製
【0212】
【化50】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびシクロブチルアミン(0.31mL、3.65mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−シクロブチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(0.40g、89%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z308。HPLC純度98.2%、210〜370nm、10.6分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0213】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−シクロブチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(182mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド(28mg、14%)を、精製後に得た。HRMS:C1616FNS−Hについての計算値、332.08745;実測値(ESI、[M−H])、332.0867。HPLC純度96.9%、210〜370nm、9.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0214】
[実施例41]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチル−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの調製
【0215】
【化51】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびジエチルアミン(0.38mL、3.65mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N,N−ジエチル−2−フルオロベンゼンスルホンアミド(0.19g、43%)を、精製後に得た。HRMS:C1013BrFNOS+Hについての計算値、309.99071;実測値(ESI、[M+H])、309.9917。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.6分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0216】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N,N−ジエチル−2−フルオロベンゼンスルホンアミド(183mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチル−2−フルオロベンゼンスルホンアミド(63mg、32%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z335。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.7分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0217】
[実施例42]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−フルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミドの調製
【0218】
【化52】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびイソプロピルアミン(0.31mL、3.65mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−2−フルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド(189mg、44%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z296。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.6分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0219】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−2−フルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド(177mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−フルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド(24mg、13%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z321。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.0分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0220】
[実施例43]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの調製
【0221】
【化53】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびシクロプロピルアミン(0.25mL、3.65mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−シクロプロピル−2−フルオロベンゼンスルホンアミド(190mg、44%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z294。HPLC純度98.6%、210〜370nm、10.2分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0222】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−シクロプロピル−2−フルオロベンゼンスルホンアミド(176mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−2−フルオロベンゼンスルホンアミド(45mg、24%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z319。HPLC純度100.0%、210〜370nm、8.7分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0223】
[実施例44]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの調製
【0224】
【化54】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびシクロプロピルメチルアミン(0.31mL、3.65mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−2−フルオロベンゼンスルホンアミド(0.18g、40%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z308。HPLC純度97.7%、210〜370nm、10.7分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(重炭酸アンモニウム緩衝液(pH=9.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0225】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−2−フルオロベンゼンスルホンアミド(181mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−2−フルオロベンゼンスルホンアミド(20mg、10%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z333。HPLC純度100.0%、210〜370nm、11.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0226】
[実施例45]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチル−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの調製
【0227】
【化55】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびシクロブチルアミン(0.31mL、3.65mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−シクロブチル−2−フルオロベンゼンスルホンアミド(192mg、43%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z308。HPLC純度90.7%、210〜370nm、11.2分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0228】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−シクロブチル−2−フルオロベンゼンスルホンアミド(185mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(106mg、0.70mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチル−2−フルオロベンゼンスルホンアミド(25mg、13%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z333。HPLC純度99.6%、210〜370nm、9.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0229】
[実施例46]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0230】
【化56】

ステップ1:一般手順Aによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.35g、1.03mmol)およびアンモニア(10mL、メタノール中約7N)を、一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(0.33g、100%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z320。HPLC純度100.0%、210〜370nm、8.0分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0231】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(192mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(107mg、0.71mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(50mg、24%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z345。HPLC純度100.0%、210〜370nm、8.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0232】
[実施例47]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−メチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0233】
【化57】

ステップ1:一般手順Aによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.35g、1.03mmol)およびメチルアミン(10mL、エタノール中33%)を、密封した管中で16時間撹拌した。4−ブロモ−N−メチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(0.21g、61%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z334。HPLC純度98.0%、210〜370nm、8.8分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0234】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−メチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(200mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(107mg、0.71mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−メチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(61mg、28%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z359。HPLC純度99.6%、210〜370nm、9.0分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0235】
[実施例48]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジメチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0236】
【化58】

ステップ1:一般手順Aによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.35g、1.03mmol)およびジメチルアミン(10mL、エタノール中33%)を、密封した管中で16時間撹拌した。4−ブロモ−N,N−ジメチル−2−トリフルオロメトキシ−ベンゼンスルホンアミド(0.29g、81%)を、精製後に得た。Mp.55〜58℃。MS(ESI)m/z348.14。
【0237】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N,N−ジメチル−2−トリフルオロメトキシ−ベンゼンスルホンアミド(209mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(107mg、0.71mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジメチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(73mg、32%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z373。HPLC純度99.1%、210〜370nm、9.7分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0238】
[実施例49]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0239】
【化59】

ステップ1:一般手順Aによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.35g、1.03mmol)およびエチルアミン(5mL、10.0mmol、THF中2.0M)を、一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−エチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(0.23g、64%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z348。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0240】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−エチル−2(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(208mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(107mg、0.71mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(40mg、18%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z373。HPLC純度99.4%、210〜370nm、9.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0241】
[実施例50]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0242】
【化60】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.35g、1.03mmol)およびジエチルアミン(0.26mL、2.57mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N,N−ジエチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(0.38g、98%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z376。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0243】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N,N−ジエチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(225mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(107mg、0.71mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(98mg、42%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z401。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0244】
[実施例51]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−イソプロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0245】
【化61】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.35g、1.03mmol)およびイソプロピルアミン(0.21mL、2.57mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−イソプロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(0.29g、78%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z362。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.8分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0246】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−イソプロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(217mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(107mg、0.71mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−イソプロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(79mg、35%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z387。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.8分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0247】
[実施例52]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−プロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0248】
【化62】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.35g、1.03mmol)およびプロピルアミン(0.21mL、2.57mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−プロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(0.37g、91%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z362。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.9分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0249】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−プロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(217mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(107mg、0.71mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−プロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(66mg、29%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z387。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.9分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0250】
[実施例53]
1−メチル−5−[4−(ピロリジン−1−イルスルホニル)−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリルの調製
【0251】
【化63】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.35g、1.03mmol)およびピロリジン(0.21mL、2.57mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。1−{[4−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピロリジン(0.25g、65%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z374。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.1分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0252】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピロリジン(224mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(107mg、0.71mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。1−メチル−5−[4−(ピロリジン−1−イルスルホニル)−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル(98mg、42%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z399。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.0分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0253】
[実施例54]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0254】
【化64】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.35g、1.03mmol)およびシクロプロピルアミン(0.17mL、2.57mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−シクロプロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(0.25g、68%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z360。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.5分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0255】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−シクロプロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(216mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(107mg、0.71mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(65mg、29%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z385。HPLC純度99.2%、210〜370nm、9.5分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0256】
[実施例55]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0257】
【化65】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.35g、1.03mmol)およびシクロプロピルメチルアミン(0.21mL、2.57mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(0.35g、91%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z374。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.9分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0258】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(224mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(107mg、0.71mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(56mg、24%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z399。HPLC純度99.1%、210〜370nm、9.9分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0259】
[実施例56]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0260】
【化66】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.35g、1.03mmol)およびシクロブチルアミン(0.21mL、2.57mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−シクロブチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(0.23g、61%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z374。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.1分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0261】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−シクロブチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(224mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(107mg、0.71mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(56mg、24%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z399。HPLC純度99.4%、210〜370nm、10.0分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0262】
[実施例57]
N−tert−ブチル−4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミドの調製
【0263】
【化67】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.35g、1.03mmol)およびtert−ブチルアミン(0.21mL、2.57mmol)を、乾燥ジクロロメタン(5mL)中で一緒に16時間撹拌した。4−ブロモ−N−tert−ブチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(0.33g、85%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z376。HPLC純度100.0%、210〜370nm、10.2分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0264】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−tert−ブチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(225mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(107mg、0.71mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。N−tert−ブチル−4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(44mg、19%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z401。HPLC純度99.0%、210〜370nm、10.1分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0265】
[実施例58]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−(ジメチルアミノ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド
【0266】
【化68】

ステップ1:一般手順Aによって、4−ブロモ−2−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.40g、1.46mmol)およびジメチルアミン(10mL、エタノール中33%)を、密封した管中で16時間撹拌した。4−ブロモ−2−(ジメチルアミノ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(0.19g、42%)を、精製後に得た。HRMS:C1015BrNS+Hについての計算値、307.01103;実測値(ESI、[M+H])、307.012。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0267】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−2−(ジメチルアミノ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(180mg、0.59mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(107mg、0.71mmol)、フッ化カリウム(113mg、1.95mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.01mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.4mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(89μL、0.02mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−(ジメチルアミノ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(28mg、14%)を、精製後に得た。MS(ESI)m/z332。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0268】
[実施例59]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2,5−ジフルオロ−N−メチルベンゼンスルホンアミドの調製
【0269】
【化69】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2,5−ジフルオロベンゼンスルホニルクロリド(0.20g、0.68mmol)およびメチルアミンを、ジクロロメタン(1mL)中で一緒に16時間撹拌した。反応によって、精製後4−ブロモ−2,5−ジフルオロ−N−メチルベンゼンスルホンアミド(0.17g)を得た。HPLC純度100.0%、210〜370nm、9.2分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。HRMS:CBrFNOS−Hについての計算値、283.91979;実測値(ESI−FTMS、[M−H]1−)、283.92003。
【0270】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−2,5−ジフルオロ−N−メチルベンゼンスルホンアミド(143mg、0.5mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(90mg、0.60mmol)、フッ化カリウム(96mg、1.65mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12mg、0.013mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.3mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(75μL、0.026mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。精製によって、4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2,5−ジフルオロ−N−メチルベンゼンスルホンアミド(24mg)を得た。HPLC純度87.6%、210〜370nm、8.4分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。HRMS:C1311S−Hについての計算値、310.04673;実測値(ESI−FTMS、[M−H]1−)、310.04692。
【0271】
[実施例60]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2,5−ジフルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミドの調製
【0272】
【化70】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2,5−ジフルオロベンゼンスルホニルクロリド(0.20g、0.68mmol)およびイソプロピルアミンを、ジクロロメタン(1mL)中で一緒に16時間撹拌した。反応によって、精製後に4−ブロモ−2,5−ジフルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド(0.16g)を得た。HPLC純度96.6%、210〜370nm、10.7分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。HRMS:C10BrFNOS−Hについての計算値、311.95109;実測値(ESI−FTMS、[M−H]1−)、311.95114。
【0273】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−2,5−ジフルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド(150mg、0.5mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(90mg、0.60mmol)、フッ化カリウム(96mg、1.65mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12mg、0.013mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.3mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(75μL、0.026mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。精製によって、4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2,5−ジフルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド(24mg)を得た。HPLC純度97.2%、210〜370nm、9.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。HRMS:C1515S−Hについての計算値、338.07803;実測値(ESI−FTMS、[M−H]1−)、338.07811。
【0274】
[実施例61]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミドの調製
【0275】
【化71】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2,5−ジフルオロベンゼンスルホニルクロリド(0.20g、0.68mmol)およびシクロプロピルアミンを、ジクロロメタン(1mL)中で一緒に16時間撹拌した。反応によって、精製後4−ブロモ−N−シクロプロピル−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド(0.17g)を得た。HPLC純度99.2%、210〜370nm、10.2分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。HRMS:CBrFNOS−Hについての計算値、309.93544;実測値(ESI−FTMS、[M−H]1−)、309.93545。
【0276】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−シクロプロピル−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド(150mg、0.5mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(90mg、0.60mmol)、フッ化カリウム(96mg、1.65mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12mg、0.013mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.3mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(75μL、0.026mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。精製によって、4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド(33mg)を得た。HPLC純度99.0%、210〜370nm、9.1分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。HRMS:C1513S−Hについての計算値、336.06238;実測値(ESI−FTMS、[M−H]1−)、336.06247。
【0277】
[実施例62]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド(WYE−100761)の調製
【0278】
【化72】

ステップ1:一般手順Cによって、4−ブロモ−2,5−ジフルオロベンゼンスルホニルクロリド(0.20g、0.68mmol)およびシクロプロピルメチルアミンを、ジクロロメタン(1mL)中で一緒に16時間撹拌した。反応によって、精製後に4−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド(0.17g)を得た。HPLC純度95.0%、210〜370nm、9.3分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。HRMS:C1010BrFNOS−Hについての計算値、323.95109;実測値(ESI−FTMS、[M−H]1−)、323.95103。
【0279】
ステップ2:一般手順Bによって、4−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド(150mg、0.5mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(90mg、0.60mmol)、フッ化カリウム(96mg、1.65mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12mg、0.013mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(1.3mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(75μL、0.026mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。精製によって、4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド(47mg)を得た。HPLC純度98.2%、210〜370nm、9.5分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。HRMS:C1615S−Hについての計算値、350.07803;実測値(ESI−FTMS、[M−H]1−)、350.07826。
【0280】
[実施例63]
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドの調製
【0281】
【化73】

一般手順Bによって、4−ブロモベンゼンスルホンアミド(472mg、2.0mmol)、5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イルボロン酸(360mg、2.4mmol)、フッ化カリウム(350mg、6.0mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)−ジパラジウム(48mg、0.05mmol)を、窒素下オーブンで乾燥させたフラスコ中に入れ、乾燥THF(5mL)を加えた。トリ−t−ブチルホスフィン(0.30mL、0.1mmol、ヘキサン中10重量%)を加え、反応物を16時間撹拌した。精製によって、4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)ベンゼン−スルホンアミド(190mg)を得た。MS(ES)m/z261.8;HPLC純度99.6%、210〜370nm、7.1分;Xterra(登録商標)RP18カラム、3.5μ、150×4.6mmカラム、1.2mL/分、85/15〜5/95(ギ酸アンモニウム緩衝液(pH=3.5)/ACN+MeOH)で10分間、4分間保持。
【0282】
[実施例64]
T47D細胞におけるプロゲスチンおよび抗黄体ホルモンのアルカリホスファターゼ活性への作用
この実施例を行って、T47D細胞における化合物のアルカリホスファターゼ活性への作用を決定することによって、プロゲスチンまたは抗黄体ホルモンを同定した。
【0283】
材料および方法:
A. 試薬:
培地:5%(v/v)チャコール処理ウシ胎児血清(熱失活していない)、100U/mLのペニシリン、100μg/mLのストレプトマイシン、および2mMのGlutaMax(商標)試薬(GIBCO、BRL)を添加したDMEM:F12(1:1)(GIBCO、BRL)。
アルカリホスファターゼアッセイ緩衝液:
I. 0.2%Triton(登録商標)X−100試薬を含有する0.1MのTris−HCl、pH9.8。
II. 4mMのp−ニトロフェニルホスフェート(Sigma)を含有する0.1MのTris−HC1、pH9.8。
【0284】
B. 細胞培養および処理:
冷凍したT47D細胞を37℃の水浴中で解凍し、培地中で280,000細胞/mLまで希釈した。96ウェルプレート(Falcon、Becton Dickinson Labware)の各ウェルに、180μlの希釈した細胞懸濁液を加えた。次いで、培地中で希釈した20μLの参照化合物または試験化合物を各ウェルに加えた。プロゲスチンのアンタゴニスト活性を試験するときに、参照抗黄体ホルモンまたは試験化合物を、1nMのプロゲステロンの存在下で加えた。細胞を37℃にて5%CO/加湿雰囲気中で24時間インキュベートした。注記:ハイスループットスクリーニングのために、1種の濃度の各化合物を0.3μl/mLで試験した。ライブラリー中の化合物についての300g/molの平均分子量に基づいて、濃度は約1μMであった。続いて、用量反応アッセイ(dose-response assays)において活性化合物を試験してEC50およびIC50を決定した。
【0285】
C. アルカリホスファターゼ酵素アッセイ:
処理の終わりに、培地をプレートから除去した。50μLのアッセイ緩衝液Iを各ウェルに加えた。プレートをタイタープレート振盪機中で15分間振盪した。次いで、150μLのアッセイ緩衝液IIを各ウェルに加えた。光学濃度測定を405nMの試験波長で5分の間隔で30分間行った。
【0286】
結果の分析−用量反応データ(dose-response data)の分析
参照化合物および試験化合物について、用量(X軸)対酵素反応速度(勾配)(Y軸)について用量反応曲線を作成した。アゴニストおよびアンタゴニストモードの両方について分散分析および非線形用量反応曲線の当てはめのために、平方根変換データを使用した。フーバーの重みづけ(Huber weighting)を使用して異常値の影響を軽減した。再変換した値からEC50またはIC50値を計算した。単回用量および用量反応研究の両方において一元配置分散分析(one-way analysis of variance)および非4線形用量反応分析(non-4 linear dose response analysis)のために、JMPソフトウェア(SAS Institute,Inc.)を使用した。
【0287】
参照化合物
プロゲステロンおよびトリメゲストンは、当技術分野において公知の参照プロゲスチンであり、典型的には約0.1nM〜約2.0nMのEC50を示す。RU486は、当技術分野において公知の参照抗黄体ホルモンであり、典型的には約0.1nM〜約2.0nMのIC50を示す。
【0288】
【表1】


【0289】
本明細書で引用している全ての公開資料は、参照により本明細書中に組み込まれている。特定の実施形態に関して本発明を説明してきたが、本発明の趣旨から逸脱することなく変更を行うことができることを理解されたい。このような変更は、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造
【化74】

[式中、
およびRは、H、C〜Cアルキル、置換C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、C〜Cアルケニル、C〜C置換アルケニル、C〜Cアルキニル、置換C〜Cアルキニル、−(CHCH、O−C〜Cアルキル、O−C〜C置換アルキル、およびO−(CHCHからなる群から独立に選択される;あるいは
およびRは、一緒になってその骨格中に炭素原子および1〜4個のN、O、S、またはSOを含有する4〜8個の環原子の環を形成してもよく、前記環の任意のC原子またはN原子は、C〜Cアルキル、F、またはCFで任意選択で置換されており;
、R、RおよびRは、H、ハロゲン、CN、C〜Cアルキル、置換C〜Cアルキル、−(CHCH、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、O−C〜Cアルキル、O−C〜C置換アルキル、OH、NH、NH−(CHCH、O−(CHCH、N−{(CHCH、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、および置換複素環からなる群から独立に選択され;
Xは、ハロゲンであり;
mおよびnは、独立に、0〜2であり(ただし、m+n=2である);
pおよびqは、独立に、0〜3であり(ただし、p+q=3である);
zは、0〜10であり;
は、H、C〜Cアルキル、置換C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、および置換C〜Cシクロアルキルからなる群から選択される]の化合物、
または薬学的に許容されるその塩、互変異性体、代謝物もしくはプロドラッグ。
【請求項2】
、R、R、およびRが、Hである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
またはRが、Hまたはフッ素などのハロゲンである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
が、メチルなどのC〜Cアルキルである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
が、HまたはC〜Cアルキルである、請求項1から4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
が、H、C〜Cアルキル、置換C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、またはCFである、請求項1から5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
が、CH−C〜Cシクロアルキルである、請求項1から6のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
およびRが、結合してテトラヒドロピロール、ピロリジン、ピペリジン、テトラヒドロピラン、モルホリン、またはピロールを形成する、請求項1から5のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
またはRが、H、ハロゲン、OCF、CF、またはN(CHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
が、HまたはC〜Cアルキルであり;
が、H、C〜Cアルキル、置換C〜Cアルキル、またはC〜Cシクロアルキルである;あるいは
およびRが、N原子と結合して、テトラヒドロピロール、ピペリジン、テトラヒドロピラン、モルホリン、またはピロールを形成し;
およびRが、独立に、H、ハロゲン、CF、OCF、またはN(CHである;あるいは
およびRが、独立に、HまたはFであり;
が、C〜Cアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−プロピルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−イソブチルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチル−N−メチルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチルベンゼンスルホンアミド;N−(tert−ブチル)−4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)ベンゼンスルホンアミド;1−メチル−5−[4−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;1−メチル−5−[4−(ピペリジン−1−イルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;1−メチル−5−[4−(モルホリン−4−イルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロヘキシルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)ベンゼンスルホンアミド;1−メチル−5−[4−(1H−ピロール−1−イルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジメチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−メチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−イソプロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−プロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;1−メチル−5−[4−(ピロリジン−1−イルスルホニル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロ−N−メチルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−フルオロ−N−プロピルベンゼンスルホンアミド;5−[2−フルオロ−4−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル]−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボニトリル;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチル−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチル−2−フルオロベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−フルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−2−フルオロベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−2−フルオロベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチル−2−フルオロベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−メチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジメチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−エチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N,N−ジエチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−イソプロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−プロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;1−メチル−5−[4−(ピロリジン−1−イルスルホニル)−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピロール−2−カルボニトリル;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロブチル−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;N−tert−ブチル−4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2−(ジメチルアミノ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2,5−ジフルオロ−N−メチルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−2,5−ジフルオロ−N−イソプロピルベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−シクロプロピル−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;4−(5−シアノ−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミドからなる群から選択される請求項1に記載の化合物、および薬学的に許容されるその塩、互変異性体、代謝物またはプロドラッグ。
【請求項12】
それを必要としている女性に、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物を投与するステップを含む、避妊、類線維腫、子宮平滑筋腫、子宮内膜症、不正出血もしくは多嚢胞性卵巣症候群の治療もしくは予防、ホルモン補充療法の提供、または周期関連症状の治療方法。
【請求項13】
前記類線維腫が、子宮類線維腫である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記周期関連症状が、心理的症状および身体症状を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記心理的症状が、情緒の変化、怒りやすいこと、不安、集中力欠如、または性欲の減少を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記身体症状が、月経困難症、乳房の圧痛、鼓脹、疲労、または食べ物への執着を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
それを必要としている哺乳動物に、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物を投与するステップを含む、ホルモン依存性の癌腫の治療もしくは予防、食物摂取の刺激、または発情同期化の方法。
【請求項18】
前記癌腫が、子宮内膜、乳房、子宮、卵巣の癌腫、ならびに前立腺癌からなる群から選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
それを必要としている女性における、避妊、類線維腫、子宮平滑筋腫、子宮内膜症、不正出血、もしくは多嚢胞性卵巣症候群の治療もしくは予防、ホルモン補充療法の提供、または周期関連症状の治療のための医薬の製造のための、請求項1から11のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項20】
前記類線維腫が、子宮類線維腫である、請求項19に記載の使用。
【請求項21】
前記周期関連症状が、心理的症状および身体症状を含む、請求項19に記載の使用。
【請求項22】
前記心理的症状が、情緒の変化、怒りやすいこと、不安、集中力欠如、または性欲の減少を含む、請求項21に記載の使用。
【請求項23】
前記身体症状が、月経困難症、乳房の圧痛、鼓脹、疲労、または食べ物への執着を含む、請求項21に記載の使用。
【請求項24】
それを必要としている哺乳動物においてホルモン依存性の癌腫の治療もしくは予防、食物摂取の刺激、または発情同期化のための医薬の製造のための、請求項1から11のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項25】
前記癌腫が、子宮内膜、乳房、子宮、卵巣の癌腫、ならびに前立腺癌からなる群から選択される、請求項24に記載の使用。
【請求項26】
式Iの化合物
【化75】

[式中、
およびRは、H、C〜Cアルキル、置換C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、C〜Cアルケニル、C〜C置換アルケニル、C〜Cアルキニル、置換C〜Cアルキニル、−(CHCH、O−C〜Cアルキル、O−C〜C置換アルキル、およびO−(CHCHからなる群から独立に選択される;あるいは
およびRは、一緒になってその骨格中に炭素原子および1〜4個のN、O、S、またはSOを含有する4〜8個の環原子の環を形成してもよく、前記環の任意のC原子またはN原子は、C〜Cアルキル、F、またはCFで任意選択で置換されており;
、R、RおよびRは、H、ハロゲン、CN、C〜Cアルキル、置換C〜Cアルキル、−(CHCH、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、O−C〜Cアルキル、O−C〜C置換アルキル、OH、NH、NH−(CHCH、O−(CHCH、N−{(CHCH、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、および置換複素環からなる群から独立に選択され;
Xは、ハロゲンであり;
mおよびnは、独立に、0〜2であり(ただし、m+n=2である);
pおよびqは、独立に、0〜3であり(ただし、p+q=3である);
zは、0〜10であり;
は、H、C〜Cアルキル、置換C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、および置換C〜Cシクロアルキルからなる群から選択される]、
または薬学的に許容されるその塩、互変異性体、代謝物もしくはプロドラッグの調製方法であって、
(a)HNRと構造
【化76】

のアリールスルホニル(式中、
LGは、第1の脱離基であり、
Dは、ハロゲンまたはスルホネートである)とを反応させるステップと、
(b)ステップ(a)の生成物と、第2の脱離基を含むピロールとをカップリングするステップと
を含む、方法。
【請求項27】
前記第1の脱離基が、Cl、Br、F、またはイミダゾールである、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
ステップ(a)が、塩基をさらに含む、請求項26または27に記載の方法。
【請求項29】
前記塩基が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、フッ化セシウム、フッ化カリウム、またはリン酸カリウムを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記アリールスルホニルが、構造
【化77】

のものである、請求項26から29のいずれかに記載の方法。
【請求項31】
1当量を超えるアミンを含む、請求項26から30のいずれかに記載の方法。
【請求項32】
ステップ(b)が、パラジウム触媒をさらに含む、請求項26から31のいずれかに記載の方法。
【請求項33】
前記パラジウム触媒が、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)またはトリブチルホスフィンの存在下のパラジウムジベンジリデンアセトンである、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
脱離基を含む前記ピロールが、構造
【化78】

のものである、請求項26から33のいずれかに記載の方法。
【請求項35】
脱離基を含む前記ピロールが、リチウムジイソプロピルアミド、ホウ酸トリアルキル、および構造
【化79】

の化合物から調製される、請求項26から34のいずれかに記載の方法。
【請求項36】
前記ホウ酸トリアルキルが、ホウ酸トリメチル、ホウ酸トリエチル、またはホウ酸トリイソプロピルである、請求項35に記載の方法。

【公表番号】特表2010−520282(P2010−520282A)
【公表日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−552707(P2009−552707)
【出願日】平成20年3月4日(2008.3.4)
【国際出願番号】PCT/US2008/002829
【国際公開番号】WO2008/109055
【国際公開日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(591011502)ワイス エルエルシー (573)
【Fターム(参考)】