説明

プロスタグランジンD2受容体の三環式アンタゴニスト

本明細書には、PGD2受容体のアンタゴニストである化合物が記載される。本明細書には、また、PGD2受容体のアンタゴニストである、本明細書に記載の化合物を含む医薬組成物および薬物が記載される。本明細書には、また、呼吸器の、心臓血管の、または他のPGD2-依存またはPGD2-媒介の疾病または疾患を処置するために、単独で、または他の化合物と組み合わせて、このようなPGD2受容体のアンタゴニストを使用する方法が記載される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の構造を有する化合物、または薬学的に許容可能なそれらの塩、薬学的に許容可能なそれらの溶媒和物、若しくは薬学的に許容可能なそれらのプロドラッグであって:
【化1】


式中、
各Aは、CR6又はNであり、ここで、0、1又は2個のA基は、Nであり、および、(a)各A基がCR6で、R4aがHであれば、R3 はH またはC1-C6アルキルでなく;または(b)1または2個のAがNで、R4aがHならば、R3はH、C1-C6アルキルまたC1-C6ハロアルキルでなく;
R1は-X-L1-RAであり;
-X-は、単結合で、-O-、-S-、-S(=O)-、または-S(=O)2-であり;
-L1-は、-C1-C6アルキル-、または-C3-C6シクロアルキル-であり;
-RAは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)NHSO2R12、-C(=O)N(R13)2、-C(=O)NH-OH、-C(=O)NH-CN、テトラゾリル、または、カルボン酸バイオイソスターであり;
R2は、-S(=O)2R7であり、ここで、R7は、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、C1-C6アルキル-(任意に置換されたC3-C10シクロアルキル)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたアリール)、または -C1-C6アルキル-(任意に置換されたヘテロアリール)であり;
R3はH、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC3-C10シクロアルキル)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたアリール)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたヘテロアリール)、または-L3-RBであり;
-L3-は、-C1-C6アルキル-、または-C3-C6シクロアルキル-、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたアリール)、または-C1-C6アルキル-(任意に置換されたヘテロアリール)であり;
-RBは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)NHSO2R12、-C(=O)N(R13)2、-C(=O)NH-OH、-C(=O)NH-CN、テトラゾリル、-NHS(=O)2R12、-S(=O)2N(R13)2、-NR13S(=O)2R12、-NHC(=O)R12、-NHC(=O)OR12、-OH、-OR12、-SR12、-S(=O)R12、-S(=O)2R12、-N(R13)2、-C(=O)NHC(=O)R12、-SO2NHC(=O)R12、-SO2NHC(=O)N(R13)2、または-C(=NR10)N(R13)2であり;
R10は、H、-S(=O)2R12、-S(=O)2NH2、-C(=O)R12、-CN、および-NO2の中から選択され;
各R4およびR5は、H、C1-C4アルキル、およびC1-C4ハロアルキルから独立的に選択され;または
両方のR4基は、それらが付いている炭素原子と共に、カルボニル (-C(=O)-)を形成し;または
両方のR5基は、それらが付いている炭素原子と共に、カルボニル (-C(=O)-)を形成し;
R4aは、H、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、または-L4-RCであり;
-L4-は、-C1-C6アルキル-若しくは-C3-C6シクロアルキル-、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたアリール)、または-C1-C6アルキル-(任意に置換されたヘテロアリール)であり;
-RCは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)NHSO2R12、-C(=O)N(R13)2、-C(=O)NH-OH、-C(=O)NH-CN、テトラゾリル、-NHS(=O)2R12、-S(=O)2N(R13)2、-NR13S(=O)2R12、 -NHC(=O)R12、-NHC(=O)OR12、-OH、-OR12、-SR12、-S(=O)R12、-S(=O)2R12、-N(R13)2、-C(=O)NHC(=O)R12、-SO2NHC(=O)R12、-SO2NHC(=O)N(R13)2、または-C(=NR10)N(R13)2であり;
各R6は、独立していて、H、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR13、-SR12、-S(=O)R12、-S(=O)2R12、 -S(=O)2N(R13)2、-NR13S(=O)2R12、-C(=O)R12、-OC(=O)R12、-CO2R13、-OCO2R12、 -N(R13)2、-C(=O)N(R13)2、-OC(=O)N(R13)2、-NHC(=O)R12、-NHC(=O)OR12、C1-C6アルキル、 C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、 C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された 単環式ヘテロアリールであり;
R12 は、C1-C6アルキル、C1-C6ヘテロアルキル、C1-C6フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジルまたは任意に置換されたヘテロアリールであり;および
各R13は、H、C1-C6アルキル、C1-C6ヘテロアルキル、C1-C6フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、および任意に置換されたヘテロアリールから独立的に選択され;または
同じN原子に付いた2個のR13基は、それらが付いているN原子と共に、任意に置換されたヘテロシクロアルキルを形成し;
nは0、1または2であることを特徴とする化合物。
【請求項2】
各Aは、CR6であり、
R3は、C1-C6ハロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換された-C1-C6アルキル-シクロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-アリール、任意に置換された-C1-C6アルキル-ヘテロアリール、または -L3-RBであり:
R4aは、H、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、または-L4-RCであることを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
各Aは、CR6であり;
R3は、H、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換された-C1-C6アルキル-シクロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-アリール、任意に置換された-C1-C6アルキル-ヘテロアリール、または -L3-RBであり;
R4aは、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、または-L4-RCであることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
式(I)の化合物が以下の構造を有することを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の化合物。
【化2】

【請求項5】
各R4は、Hおよび-CH3から独立的に選択され;
各R5は、Hおよび-CH3から独立的に選択され;
RAは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)NHSO2R12、-C(=O)N(R13)2、-C(=O)NH-OH、-C(=O)NH-CN、またはテトラゾリルであり;
各R6は、独立していて、H、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、C1-C4アルキル、C1-C4フルオロアルキル、C1-C4フルオロアルコキシ、C1-C4アルコキシ、またはC1-C4ヘテロアルキルであることを特徴とする、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
-X-は、単結合で、-O-、または-S-であり;
-L1-は、-C1-C4アルキル-であり;および
-L3-は、-C1-C4アルキル-であることを特徴とする、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
-RBは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)NHSO2R12、-C(=O)N(R13)2、テトラゾリル、-NHS(=O)2R12、-S(=O)2N(R13)2、-OH、-OR12、-SH、-SR12、-S(=O)R12、-S(=O)2R12、または-N(R13)2であることを特徴とする、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
R2は、-S(=O)2R7であり、ここで、R7は、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換されたナフチル、0〜3個のN原子を含む任意に置換された単環式ヘテロアリール、0〜3個のN原子を含む任意に置換された二環式ヘテロアリール、-C1-C6アルキル-(任意に置換された C3-C6シクロアルキル)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC2-C6ヘテロシクロアルキル)、-C1-C4アルキル-(任意に置換されたフェニル)、または-C1-C6アルキル-(任意に置換された単環式ヘテロアリール)であることを特徴とする、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
-L1-は、-CH2-、-CH2CH2-、-CH2CH2CH2-、-CH(CH3)-、-C(CH3)2-、-CH2CH(CH3)-、-CH2C(CH3)2-、-CH=CH-、-CH2CH=CH-、または-CH=CHCH2-であり;
各R4は、Hであり;
各R5は、Hであることを特徴とする、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
R2は、-S(=O)2R7であり、ここで、R7は、任意に置換されたフェニル、任意に置換されたナフチル、0〜3個のN原子を含む任意に置換された単環式ヘテロアリール、または0〜3個のN原子を含む任意に置換された二環式ヘテロアリールであり;
-X-L1-は、-CH2-、-CH2CH2-、-CH2CH2CH2-、-CH(CH3)-、-C(CH3)2-、-CH2CH(CH3)-、-CH2C(CH3)2-、-CH=CH-、-OCH2-、-OCH2CH2-、- OCH2CH2CH2-、- OCH(CH3)-、- OC(CH3)2-、- OCH2CH(CH3)-、-OCH2C(CH3)2-、-SCH2-、-SCH2CH2-、-SCH2CH2CH2-、-SCH(CH3)-、-SC(CH3)2-、-SCH2CH(CH3)-、または-SCH2C(CH3)2-であることを特徴とする、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
-RBは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)N(R13)2、テトラゾリル、-NHS(=O)2R12、-S(=O)2N(R13)2、-OH、-OR12、-SR12、-S(=O)R12、-S(=O)2R12、または-N(R13)2であることを特徴とする、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
-X-L1-は、-CH2-、-CH2CH2-、-CH=CH-、-OCH2-、または-SCH2-であり;
RAは、-CO2H、または -CO2R12であり;
各R6は、独立していて、H、F、Cl、Br、I、-OH、C1-C4アルキル、C1-C4フルオロアルキル、C1-C4フルオロアルコキシ、C1-C4アルコキシ、またはC1-C4ヘテロアルキルであることを特徴とする、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
R1は、-CH2CO2H、-CH2CO2CH3、-CH2CO2CH2CH3、-CH2CH2CO2H、-CH2CH2CO2CH3、-CH2CH2CO2CH2CH3、-CH=CHCO2H、-CH=CHCO2CH3、-CH=CHCO2CH2CH3、-OCH2CO2H、-OCH2CO2CH3、-OCH2CO2CH2CH3、-SCH2CO2H、-SCH2CO2CH3、または-SCH2CO2CH2CH3であり;
-RBは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)N(R13)2、テトラゾリル、-OH、または-OR12であることを特徴とする、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
R1は、-CH2CO2H、または-CH2CH2CO2Hであり;
R2は、-S(=O)2R7であり、ここで、R7は、任意に置換されたフェニルであり;
nは、0であることを特徴とする、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
R1は、-CH2CO2H、または-CH2CH2CO2Hであり;
R2は、-S(=O)2R7であり、ここで、R7は、任意に置換されたフェニルであり;
nは、1であることを特徴とする、請求項13に記載の化合物。
【請求項16】
R3は、C1-C4ハロアルキル、またはC1-C4ヘテロアルキルであり;
R4aは、HまたはC1-C4アルキルであることを特徴とする、請求項2に記載の化合物。
【請求項17】
R3は、H、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、またはC1-C4ヘテロアルキルであり;
R4aは、C1-C4アルキルであることを特徴とする、請求項3に記載の化合物。
【請求項18】
各Aは、CR6またはNであり、ここで、1または2個のA基は、Nであり;
R3は、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC3-C10シクロアルキル)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたアリール)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたヘテロアリール)、または-L3-RBであり;
R4a は、H、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、または-L4-RCであることを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
各Aは、CR6またはNであり、ここで、1または2個のA基は、Nであり;
R3は、H、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC3-C10シクロアルキル)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたアリール)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたヘテロアリール)、または-L3-RBであり;
R4aは、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、または-L4-RCであることを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
各Aは、CR6またはNであり、ここで、1個のA基は、Nであることを特徴とする、請求項18または請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
式(I)の化合物が、以下から選択される構造を有することを特徴とする、請求項20に記載の化合物。
【化3】

【請求項22】
各Aは、CR6またはNであり、ここで、2個のA基は、Nであることを特徴とする、請求項18または請求項19に記載の化合物。
【請求項23】
式(I)の化合物が、以下から選択される構造を有することを特徴とする、請求項22に記載の化合物。
【化4】

【請求項24】
各R4は、Hおよび-CH3から独立的に選択され;
各R5は、Hおよび-CH3から独立的に選択され;
RAは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)NHSO2R12、-C(=O)N(R13)2、-C(=O)NH-OH、-C(=O)NH-CN、またはテトラゾリルであり;
各R6は、独立していて、H、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、C1-C4アルキル、C1-C4フルオロアルキル、C1-C4フルオロアルコキシ、C1-C4アルコキシ、またはC1-C4ヘテロアルキルであることを特徴とする、請求項18乃至23のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項25】
-X-は、単結合で、-O-、または-S-であり;
-L1- は、-C1-C4アルキル-であり;
-L3-は、-C1-C4アルキル-であり;および
-RBは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)NHSO2R12、-C(=O)N(R13)2、テトラゾリル、-NHS(=O)2R12、-S(=O)2N(R13)2、-OH、-OR12、-SH、-SR12、-S(=O)R12、-S(=O)2R12、または-N(R13)2であることを特徴とする、請求項18乃至24のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項26】
R2は、-S(=O)2R7であり、ここで、R7は、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換されたナフチル、0〜3個のN原子を含む任意に置換された単環式ヘテロアリール、0〜3個のN原子を含む任意に置換された二環式ヘテロアリール、-C1-C6アルキル-(任意に置換された C3-C6シクロアルキル)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC2-C6ヘテロシクロアルキル)、-C1-C4アルキル-(任意に置換されたフェニル)、または-C1-C6アルキル-(任意に置換された単環式ヘテロアリール)であることを特徴とする、請求項18乃至25のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項27】
-L1-は、-CH2-、-CH2CH2-、-CH2CH2CH2-、-CH(CH3)-、-C(CH3)2-、-CH2CH(CH3)-、-CH2C(CH3)2-、-CH=CH-、-CH2CH=CH-、または-CH=CHCH2-であり;
各R4は、Hであり;
各R5は、Hであることを特徴とする、請求項18乃至26のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項28】
R2は、-S(=O)2R7であり、ここで、R7は、任意に置換されたフェニル、任意に置換されたナフチル、0〜3個のN原子を含む任意に置換された単環式ヘテロアリール、または0〜3個のN原子を含む任意に置換された二環式ヘテロアリールであり;
-X-L1-は、-CH2-、-CH2CH2-、-CH2CH2CH2-、-CH(CH3)-、-C(CH3)2-、-CH2CH(CH3)-、-CH2C(CH3)2-、-CH=CH-、-OCH2-、-OCH2CH2-、- OCH2CH2CH2-、- OCH(CH3)-、-OC(CH3)2-、-OCH2CH(CH3)-、-OCH2C(CH3)2-、-SCH2-、-SCH2CH2-、-SCH2CH2CH2-、-SCH(CH3)-、- SC(CH3)2-、-SCH2CH(CH3)-、または-SCH2C(CH3)2-であることを特徴とする、請求項18乃至27のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項29】
-RBは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)N(R13)2、テトラゾリル、-NHS(=O)2R12、-S(=O)2N(R13)2、-OH、-OR12、-SR12、-S(=O)R12、-S(=O)2R12、または-N(R13)2であることを特徴とする、請求項18乃至28のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項30】
-X-L1-は、-CH2-、-CH2CH2-、-CH=CH-、-OCH2-、または-SCH2-であり;
RAは、-CO2H、または-CO2R12であり;
各R6は、独立していて、H、F、Cl、Br、I、-OH、C1-C4アルキル、C1-C4フルオロアルキル、C1-C4フルオロアルコキシ、C1-C4アルコキシ、またはC1-C4ヘテロアルキルであることを特徴とする、請求項18乃至29のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項31】
R1は、-CH2CO2H、-CH2CO2CH3、-CH2CO2CH2CH3、-CH2CH2CO2H、-CH2CH2CO2CH3、-CH2CH2CO2CH2CH3、-CH=CHCO2H、-CH=CHCO2CH3、-CH=CHCO2CH2CH3、-OCH2CO2H、-OCH2CO2CH3、-OCH2CO2CH2CH3、-SCH2CO2H、-SCH2CO2CH3、または-SCH2CO2CH2CH3であり;
-RBは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)N(R13)2、テトラゾリル、-OH、または-OR12であることを特徴とする、請求項18乃至30のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項32】
R1は、-CH2CO2H、または-CH2CH2CO2Hであり;
R2は、-S(=O)2R7であり、ここで、R7は、任意に置換されたフェニルであり;
nは、0であることを特徴とする、請求項18乃至31のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項33】
R1は、-CH2CO2H、または-CH2CH2CO2Hであり;
R2は、-S(=O)2R7であり、ここで、R7は、任意に置換されたフェニルであり;
nは、1であることを特徴とする、請求項18乃至32のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項34】
R3は、C1-C6ヘテロアルキル、-C1-C2アルキル-(C3-C6シクロアルキル)、-C1-C2アルキル-(任意に置換されたフェニル)、または-L3-RBであり;
R4aは、H、またはC1-C4アルキルであることを特徴とする、請求項18に記載の化合物。
【請求項35】
R3は、H、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、-C1-C2アルキル-(C3-C6シクロアルキル)、-C1-C2アルキル-(任意に置換されたフェニル)、または-L3-RBであり:
R4aは、C1-C4アルキルであることを特徴とする、請求項19に記載の化合物。
【請求項36】
プロスタグランジンD2により媒介される疾患または疾病を処置する際に使用する、請求項1乃至35のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項37】
前記疾患または疾病が、呼吸器疾患若しくは疾病、 アレルギー疾患若しくは疾病、または炎症性疾患若しくは疾病であることを特徴とする、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
前記疾患または疾病が、喘息であることを特徴とする、請求項36に記載の化合物。
【請求項39】
前記疾患または疾病が、COPDであることを特徴とする、請求項36の化合物。
【請求項40】
前記疾患または疾病が、アレルギー性鼻炎であることを特徴とする、請求項36の化合物。
【請求項41】
請求項1乃至35のいずれかに記載の治療的に有効な量の化合物、または薬学的に許容可能なそれらの塩、および、薬学的に許容可能な希釈剤、薬学的に許容可能な賦形剤、および薬学的に許容可能な担体から選択される少なくとも1つの薬学的に許容可能な不活性成分を含むことを特徴とする医薬組成物。
【請求項42】
前記医薬組成物が、静脈注射、経口投与、吸入、経鼻投与、局所投与、経眼投与または経耳投与のために処方されることを特徴とする、請求項41に記載の医薬組成物。
【請求項43】
前記医薬組成物が、錠剤、錠剤、丸薬、カプセル剤、液剤、吸入剤、鼻スプレー溶液、坐薬、懸濁剤、ゲル剤、コロイド剤、分散剤、懸濁剤、溶剤、エマルション、軟膏、ローション剤、点眼剤、または点鼻剤であることを特徴とする、請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項44】
前記医薬組成物が、5-リポキシゲナーゼ-活性化タンパク質インヒビター、5-リポキシゲナーゼ インヒビター、CYSLTR1アンタゴニスト、CYSLTR2アンタゴニスト、BLT1アンタゴニスト、BLT2アンタゴニスト、トロンボキサンアンタゴニスト、DP1受容体アンタゴニスト、DP1受容体アゴニスト、IP受容体アゴニスト、抗IgE、ケモカイン受容体アンタゴニスト、IL5抗体、気管支拡張剤、テオフィリン、ロイコトリエン受容体、アンタゴニスト、ロイコトリエン形成インヒビター、うっ血除去薬、抗ヒスタミン剤、粘液溶解剤、コルチコステロイド、グルココルチコイド、抗コリン薬、鎮咳剤、鎮痛剤、去痰剤、およびβ-2アゴニストから選択される、1つまたはそれ以上のさらなる治療的に活性な薬剤をさらに含むことを特徴とする、請求項41乃至43のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項45】
哺乳動物においてPGD2依存またはPGD2媒介の疾患または疾病を処置するための薬物であって、該薬物が、治療的に有効な量の請求項1乃至35のいずれかに記載の化合物を含むことを特徴とする薬物。
【請求項46】
哺乳動物においてPGD2依存またはPGD2媒介の疾患または疾病を処置するための薬剤の製造におけることを特徴とする、請求項1乃至35のいずれか1つに記載の化合物の使用。
【請求項47】
前記PGD2依存またはPGD2媒介の疾患または疾病が、呼吸器疾患若しくは疾病、アレルギー疾患若しくは疾病、または炎症性疾患若しくは疾病であることを特徴とする、請求項46に記載の使用。
【請求項48】
前記PGD2依存またはPGD2媒介の疾患または疾病が、喘息であることを特徴とする、請求項46に記載の使用。
【請求項49】
前記PGD2依存またはPGD2媒介の疾患または疾病が、COPDであることを特徴とする、請求項46に記載の使用。
【請求項50】
前記PGD2依存またはPGD2媒介の疾患または疾病が、アレルギー性鼻炎であることを特徴とする、請求項46に記載の使用。
【請求項51】
哺乳動物においてPGD2依存またはPGD2媒介の疾患または疾病を処置するための方法であって、治療的に有効な量の請求項1乃至35のいずれかに記載の化合物を該哺乳動物に投与する工程を含むことを特徴とする方法。
【請求項52】
前記PGD2依存またはPGD2媒介の疾患または疾病が、喘息、鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺高血圧症、間質性肺線維症、嚢胞性線維症、関節炎、アレルギー、乾癬、炎症性腸疾患、成人呼吸窮迫症候群、心筋梗塞、動脈瘤、脳卒中、癌、創傷治癒、エンドトキシンショック、疼痛、炎症疾病、好酸球性食道炎、好酸球性胃腸疾患(EGID)、特発性好酸球増多症候群、耳炎、気道狭窄、粘液分泌、鼻詰まり、血管透過性亢進および好酸球動員、蕁麻疹、副鼻腔炎、 血管性浮腫、アナフラキシー(anaphylaxia)、慢性咳並びにチャーグ・ストラウス症候群から選択されることを特徴とする、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記PGD2依存の疾患または疾病が、呼吸器疾患であることを特徴とする、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
前記呼吸器疾患が、喘息、鼻炎または慢性閉塞性肺疾患(COPD)であることを特徴とする、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前期方法が、さらに、5-リポキシゲナーゼ-活性化タンパク質インヒビター、5-リポキシゲナーゼ インヒビター、CYSLTR1 アンタゴニスト、CYSLTR2アンタゴニスト、BLT1アンタゴニスト、BLT2アンタゴニスト、トロンボキサンアンタゴニスト、DP1受容体アンタゴニスト、DP1受容体アゴニスト、IP受容体アゴニスト、抗IgE、ケモカイン受容体アンタゴニスト、IL5抗体、気管支拡張剤、テオフィリン、ロイコトリエン受容体アンタゴニスト、ロイコトリエン形成インヒビター、うっ血除去薬、抗ヒスタミン剤、粘液溶解剤、コルチコステロイド、グルココルチコイド、抗コリン薬、鎮咳剤、鎮痛剤、去痰剤、およびβ-2アゴニストから選択される第二の治療薬剤を、前記哺乳動物に投与することを含む工程を特徴とする、請求項51乃至54にいずれかに記載の方法。
【請求項56】
ヒトにおいて、成人呼吸窮迫症候群、非アレルギー性喘息、急性重症喘息、慢性喘息、臨床的喘息(clinical喘息)、夜間性喘息、好中性喘息、アレルゲン誘発性喘息、アスピリン感受性喘息、運動誘発性喘息、等炭酸ガス過呼吸(isocapnic hyperventilation)、幼児期に発症する喘息、成人期に発症する喘息、咳型(cough-variant)喘息、職業性喘息、ステロイド抵抗性喘息、季節性喘息、季節性アレルギー性鼻炎、非アレルギー性鼻炎、慢性鼻炎、アレルゲン誘発性鼻炎、アスピリン感受性鼻炎、幼児期に発症する鼻炎、成人期に発症する鼻炎、職業性鼻炎、ステロイド抵抗性鼻炎、副鼻腔炎、鼻ポリープ症(rhinopolyposis)、慢性気管支炎、 肺気腫、肺高血圧症、肺線維症、間質性肺繊維症、または嚢胞性線維症を処置するための方法であって、前期方法が、前期ヒトに治療的に有効な量の、以下の式(I)の化合物、または、薬学的に許容可能なそれらの塩、薬学的に許容可能なそれらの溶媒和物、または薬学的に許容可能なそれらのプロドラッグを投与する工程を含み:
【化5】

ここで、
各Aは、CR6またはNであり、ここで0、1または2個のA基は、Nであり;
R1は、-X-L1-RAであり;
-X-は、単結合で、-O-、-S-、-S(=O)-、または-S(=O)2-であり;
-L1-は、-C1-C6アルキル-、または-C3-C6シクロアルキル-であり;
-RAは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)NHSO2R12 、-C(=O)N(R13)2、-C(=O)NH-OH、 -C(=O)NH-CN、テトラゾリル、またはカルボン酸バイオイソスター(bioisostere)であり;
R2は、-S(=O)2R7であり、ここで、R7は、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC3-C10シクロアルキル)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたアリール)、または-C1-C6アルキル-(任意に置換されたヘテロアリール)であり;
R3は、H、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC3-C10シクロアルキル)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたアリール)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたヘテロアリール)、または-L3-RBであり;
-L3-は、-C1-C6アルキル-、若しくは-C3-C6シクロアルキル-、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたアリール)または-C1-C6アルキル-(任意に置換されたヘテロアリール)であり;
-RBは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)NHSO2R12、-C(=O)N(R13)2、-C(=O)NH-OH、 -C(=O)NH-CN、テトラゾリル、-NHS(=O)2R12、-S(=O)2N(R13)2、-NR13S(=O)2R12、-NHC(=O)R12、-NHC(=O)OR12、-OH、-OR12、-SR12、-S(=O)R12、-S(=O)2R12、-N(R13)2、-C(=O)NHC(=O)R12、-SO2NHC(=O)R12、 -SO2NHC(=O)N(R13)2、または-C(=NR10)N(R13)2であり;
R10は、H、-S(=O)2R12、-S(=O)2NH2、-C(=O)R12、-CN、および-NO2の中から選択され;
各R4およびR5 は、H、C1-C4アルキル、およびC1-C4ハロアルキルから独立的に選択され;または
両方のR4基は、それらが付いている炭素原子と共に、カルボニル (-C(=O)-)を形成し;または
両方のR5基は、それらが付いている炭素原子と共に、カルボニル (-C(=O)-)を形成し;
R4aは、H、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、または-L4-RCであり;
-L4-は、-C1-C6アルキル-、若しくは-C3-C6シクロアルキル-、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたアリール)または-C1-C6アルキル-(任意に置換されたヘテロアリール)であり;
-RCは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)NHSO2R12、-C(=O)N(R13)2、-C(=O)NH-OH、 -C(=O)NH-CN、テトラゾリル、-NHS(=O)2R12、-S(=O)2N(R13)2、-NR13S(=O)2R12、-NHC(=O)R12、-NHC(=O)OR12、-OH、-OR12、-SR12、-S(=O)R12、-S(=O)2R12、-N(R13)2、-C(=O)NHC(=O)R12、-SO2NHC(=O)R12、-SO2NHC(=O)N(R13)2、または-C(=NR10)N(R13)2であり;
各R6は、独立していて、H、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR13、-SR12、-S(=O)R12、-S(=O)2R12、-S(=O)2N(R13)2、-NR13S(=O)2R12、-C(=O)R12、-OC(=O)R12、-CO2R13、-OCO2R12、-N(R13)2、-C(=O)N(R13)2、-OC(=O)N(R13)2、-NHC(=O)R12、-NHC(=O)OR12、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式 ヘテロアリールであり;
R12は、C1-C6アルキル、C1-C6ヘテロアルキル、C1-C6フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジルまたは任意に置換されたヘテロアリールであり;および
各R13は、H、C1-C6アルキル、C1-C6ヘテロアルキル、C1-C6フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、および任意に置換されたヘテロアリールから独立的に選択され;または
同じN原子に付いている2個のR13基は、それらが付いているN原子と共に、任意に置換されたヘテロシクロアルキルを形成し;
nは、0、1または2であることを特徴とする方法。
【請求項57】
前記化合が、以下の構造を有し:
【化6】

ここで、qが、1または2であることを特徴とする、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
R2は、-S(=O)2R7であり、ここで、R7は、任意に置換されたフェニルであり;
R3は、HまたはC1-C4アルキルであり;
R4aは、HまたはC1-C4アルキルであり;
各R6は、独立していて、H、ハロゲン、-OH、-CH3、-CF3、-OCH3、-OCF3であることを特徴とする、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
R2は、-S(=O)2R7であり、ここで、R7は、4-フルオロフェニルであり;
R3は、H、-CH3または-CH2CH3であり;
R4aは、H、-CH3または-CH2CH3であり;
各R6は、Hであることを特徴とする、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前期方法が、さらに、5-リポキシゲナーゼ-活性化タンパク質インヒビター、5-リポキシゲナーゼインヒビター、CYSLTR1アンタゴニスト、CYSLTR2アンタゴニスト、BLT1アンタゴニスト、BLT2アンタゴニスト、トロンボキサンアンタゴニスト、DP1受容体アンタゴニスト、DP1受容体アゴニスト、IP受容体アゴニスト、抗IgE、ケモカイン受容体アンタゴニスト、IL5抗体、気管支拡張剤、テオフィリン、ロイコトリエン受容体 アンタゴニスト、ロイコトリエン形成インヒビター、うっ血除去薬、抗ヒスタミン剤、粘液溶解剤、コルチコステロイド、グルココルチコイド、抗コリン薬、鎮咳剤、鎮痛剤、去痰剤、およびβ-2アゴニストから選択される第二の治療薬剤を、前期ヒトに投与する工程を含むことを特徴とする、請求項56乃至59のいずれかに記載の方法。
【請求項61】
ヒトにおいて、成人呼吸窮迫症候群、非アレルギー性喘息、急性重症喘息、慢性喘息、臨床的喘息(clinical喘息)、夜間性喘息、好中性喘息、アレルゲン誘発性喘息、アスピリン感受性喘息、運動誘発性喘息、等炭酸ガス過呼吸(isocapnic hyperventilation)、幼児期に発症する喘息、成人期に発症する喘息、咳型喘息、職業性喘息、ステロイド抵抗性喘息、季節性喘息、季節性アレルギー性鼻炎、非アレルギー性鼻炎、慢性鼻炎、アレルゲン誘発性鼻炎、アスピリン感受性鼻炎、幼児期に発症する鼻炎、成人期に発症する鼻炎、職業性鼻炎、ステロイド抵抗性鼻炎、副鼻腔炎、鼻ポリープ症(rhinopolyposis)、慢性気管支炎、 肺気腫、肺高血圧症、肺線維症、間質性肺繊維症、または嚢胞性線維症を処置するための薬剤の製造における、式(I)の化合物、または、薬学的に許容可能なそれらの塩、薬学的に許容可能なそれらの溶媒和物、または薬学的に許容可能なそれらのプロドラッグの使用であって:
【化7】

ここで、
各Aは、CR6またはNであり、ここで、0、1または2個のA基は、Nであり;
R1は、-X-L1-RAであり;
-X-は、単結合で、-O-、-S-、-S(=O)-、または-S(=O)2-であり;
-L1-は、-C1-C6アルキル-、または-C3-C6シクロアルキル-であり;
-RAは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)NHSO2R12、-C(=O)N(R13)2、-C(=O)NH-OH、-C(=O)NH-CN、テトラゾリル、またはカルボン酸バイオイソスター(bioisostere)であり;
R2は、-S(=O)2R7であり、ここで、R7は、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC3-C10シクロアルキル)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたアリール)、または-C1-C6アルキル-(任意に置換されたヘテロアリール)であり;
R3は、H、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC3-C10シクロアルキル)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたアリール)、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたヘテロアリール)、または-L3-RBであり;
-L3-は、-C1-C6アルキル-、または-C3-C6シクロアルキル-、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたアリール)または-C1-C6アルキル-(任意に置換されたヘテロアリール)であり;
-RBは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)NHSO2R12、-C(=O)N(R13)2、-C(=O)NH-OH、 -C(=O)NH-CN、テトラゾリル、-NHS(=O)2R12、-S(=O)2N(R13)2、-NR13S(=O)2R12、-NHC(=O)R12、-NHC(=O)OR12、-OH、-OR12、-SR12、-S(=O)R12、-S(=O)2R12、-N(R13)2、-C(=O)NHC(=O)R12、-SO2NHC(=O)R12、-SO2NHC(=O)N(R13)2、または-C(=NR10)N(R13)2であり;
R10は、H、-S(=O)2R12、-S(=O)2NH2、-C(=O)R12、-CN、および-NO2の中から選択され;
各R4およびR5は、H、C1-C4アルキル、およびC1-C4ハロアルキルから独立的に選択され;または
両方のR4基は、それらが付いている炭素原子と共に、カルボニル(-C(=O)-)を形成し;または
両方のR5基は、それらが付いている炭素原子と共に、カルボニル(-C(=O)-)を形成し;
R4aは、H、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、または-L4-RCであり;
-L4-は、-C1-C6アルキル-、若しくは-C3-C6シクロアルキル-、-C1-C6アルキル-(任意に置換されたアリール)または-C1-C6アルキル-(任意に置換されたヘテロアリール)であり;
-RCは、-CO2H、-CO2R12、-C(=O)NHSO2R12、-C(=O)N(R13)2、-C(=O)NH-OH、 -C(=O)NH-CN、テトラゾリル、-NHS(=O)2R12、-S(=O)2N(R13)2、-NR13S(=O)2R12、-NHC(=O)R12、-NHC(=O)OR12、-OH、-OR12、-SR12、-S(=O)R12、-S(=O)2R12、-N(R13)2、-C(=O)NHC(=O)R12、-SO2NHC(=O)R12、-SO2NHC(=O)N(R13)2、または-C(=NR10)N(R13)2であり;
各R6は、独立していて、H、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR13、-SR12、-S(=O)R12、-S(=O)2R12、-S(=O)2N(R13)2、-NR13S(=O)2R12、-C(=O)R12、-OC(=O)R12、-CO2R13、-OCO2R12、-N(R13)2、-C(=O)N(R13)2、-OC(=O)N(R13)2、-NHC(=O)R12、-NHC(=O)OR12、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式 ヘテロアリールであり;
R12は、C1-C6アルキル、C1-C6ヘテロアルキル、C1-C6フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジルまたは任意に置換されたヘテロアリールであり;および
各R13は、H、C1-C6アルキル、C1-C6ヘテロアルキル、C1-C6フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、および任意に置換されたヘテロアリールから独立的に選択され;または
同じN原子に付いている2個のR13基は、それらが付いているN原子と共に、任意に置換されたヘテロシクロアルキルを形成し;
nは、0、1または2であることを特徴とする使用。

【公表番号】特表2011−521912(P2011−521912A)
【公表日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−509773(P2011−509773)
【出願日】平成21年5月15日(2009.5.15)
【国際出願番号】PCT/US2009/044219
【国際公開番号】WO2009/140642
【国際公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【出願人】(510209672)アミラ ファーマシューティカルズ,インク. (17)
【Fターム(参考)】