マグネシウム組成物およびその使用
例えば、対象への経口投与など、対象への投与用組成物を提供した。こうした組成物は、少なくとも1種類のマグネシウム−対イオン化合物を含みうる。本明細書で説明されるマグネシウム−対イオン組成物は、対象の健康、栄養、および/もしくは別の状態、および/または認知機能、学習機能、および/もしくは記憶機能を維持するステップ、増強するステップ、および/または改善するステップなど、本明細書で提起される任意の各種の適用に有用でありうる。本明細書で提供されるマグネシウム−対イオン組成物は、マグネシウム欠損症、軽度認知障害、アルツハイマー病、注意欠陥過活動性障害、ALS、パーキンソン病、糖尿病、偏頭痛、不安障害、気分障害、および/または高血圧症を示す対象への投与に有用でありうる。キット、方法、および他の関連する技法もまた提供される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
アミノ酸のマグネシウム塩、酢酸マグネシウム、アスコルビン酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、乳酸マグネシウム、リンゴ酸マグネシウム、ピロリドンカルボン酸マグネシウム、タウリン酸マグネシウム、およびトレオン酸マグネシウムから選択される少なくとも1種類のマグネシウム含有化合物(MCC)と、
MCCと関連するマグネシウム元素のバイオアベイラビリティーを増強するのに十分な少なくとも1種類の非酸性化乳成分と
を含み、
少なくとも1種類のMCCと関連するマグネシウム元素量と前記成分量との質量比が約1対約5〜約1対約3000である、
対象への経口投与用組成物。
【請求項2】
少なくとも1種類のMCCが、クエン酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、乳酸マグネシウム、およびリンゴ酸マグネシウムから選択される少なくとも2種類のMCCを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
少なくとも1種類のMCCが、約5〜約50パーセントのクエン酸マグネシウム、約10〜約70パーセントのグルコン酸マグネシウム、および約5〜約50パーセントの乳酸マグネシウムを含み、各百分率が、クエン酸マグネシウム、乳酸マグネシウム、およびグルコン酸マグネシウムの総重量に対する重量百分率である、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
少なくとも1種類のMCCが、トレオン酸マグネシウムを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
少なくとも1種類の成分が乳脂肪を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
少なくとも1種類の成分がラクトースを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
少なくとも1種類の成分が約5.7〜約7.2のpHを有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
少なくとも1種類のMCCが認知機能の維持に少なくとも有効な量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
少なくとも1種類のMCCが認知機能の増強に少なくとも有効な量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
少なくとも1種類のMCCがアルツハイマー病の治療に少なくとも有効な量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
液体、ゲル、半液体、半固体、および固体から選択される少なくとも1種類の形態である、請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
液体形態である、請求項1に記載の組成物。
【請求項13】
少なくとも1種類のMCCと関連するマグネシウム元素の濃度が約5mg/L〜約12g/Lである、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
少なくとも1種類のMCCと関連する約1.5mg/体重kg/日〜約18mg/体重kg/日のマグネシウム元素を提供するのに十分な、請求項1に記載の組成物。
【請求項15】
トレオン酸マグネシウムを含む経口剤形であって、300mg〜約1.5gのマグネシウム元素を含む経口剤形。
【請求項16】
錠剤である、請求項15に記載の経口剤形。
【請求項17】
カプセルである、請求項15に記載の経口剤形。
【請求項18】
液体である、請求項15に記載の経口剤形。
【請求項19】
カプセル内に封入された複数のビーズを含む、請求項15に記載の経口剤形。
【請求項20】
(a)その中に含有されるマグネシウムが少なくとも約8%の重量百分率を有すること、
(b)対イオンが少なくとも2個のヒドロキシル基を含むこと、
(c)組成物が少なくとも20mg/mLの溶解度を有すること、および
(d)水中に溶解させると、組成物が約6〜8.5のpH値を示すこと
を特徴とするマグネシウム含有組成物。
【請求項21】
薬学的活性作用物質および賦形剤を含む経口剤形であって、賦形剤がトレオン酸マグネシウムである経口剤形。
【請求項22】
認知機能の維持および/または増強に有効な量のトレオン酸マグネシウムを含む、対象への経口投与用組成物。
【請求項23】
トレオン酸マグネシウムがアルツハイマー病の治療に少なくとも有効な量で存在する、請求項22に記載の組成物。
【請求項24】
トレオン酸マグネシウムと関連するマグネシウム元素のバイオアベイラビリティーを増強するのに十分な少なくとも1種類の非酸性化乳成分をさらに含む、請求項22に記載の組成物。
【請求項25】
少なくとも1種類の成分が乳脂肪を含む、請求項24に記載の組成物。
【請求項26】
少なくとも1種類の成分がラクトースを含む、請求項24に記載の組成物。
【請求項27】
液体、ゲル、半液体、半固体、および固体から選択される少なくとも1種類の形態である、請求項22に記載の組成物。
【請求項28】
液体形態である、請求項22に記載の組成物。
【請求項29】
トレオン酸マグネシウム中のマグネシウム元素の濃度が約5mg/L〜約12g/Lである、請求項22に記載の組成物。
【請求項30】
約1.5mg/体重kg/日〜約18mg/体重kg/日のマグネシウム元素を提供するのに十分な、請求項22に記載の組成物。
【請求項31】
対象にマグネシウム補給を行う方法であって、請求項1に記載の組成物を対象に経口投与するステップを含む方法。
【請求項1】
食品担体およびマグネシウム含有化合物を含む食品組成物であって、マグネシウム含有化合物が、
a.その中に含有される炭素が対イオンの少なくとも約8%の重量百分率を有すること、
b.対イオンが少なくとも2個のヒドロキシル基を含むこと、
c.組成物が少なくとも約20mg/mLの溶解度を有すること、および
d.水中に溶解させると、組成物が約6〜8.5のpH値を示すこと
を特徴とする食品組成物。
【請求項2】
マグネシウム含有化合物がトレオン酸マグネシウムを含む、請求項1に記載の食品組成物。
【請求項3】
飲料として包装される、請求項1に記載の食品組成物。
【請求項4】
固体食品として包装される、請求項1に記載の食品組成物。
【請求項5】
半固体食品として包装される、請求項1に記載の食品組成物。
【請求項6】
スナックバー、穀物製品、パン製品、および乳製品からなる群から選択される食製品として包装される、請求項1に記載の食品組成物。
【請求項7】
ミルクである、請求項1に記載の食品組成物。
【請求項8】
ソフトドリンクである、請求項1に記載の食品組成物。
【請求項9】
a.それを必要とする対象における認知機能または神経障害を調節する有効量のマグネシウムまたはその塩と、
b.食品担体と
を含む食品組成物。
【請求項10】
マグネシウムまたはその塩がトレオン酸マグネシウムを含む、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項11】
飲料として包装される、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項12】
固体食品として包装される、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項13】
半固体食品として包装される、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項14】
スナックバー、穀物製品、パン製品、および乳製品からなる群から選択される食製品として包装される、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項15】
マグネシウムまたはその塩が短期記憶または長期記憶を増強するのに有効な量で存在する、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項16】
マグネシウムまたはその塩が認知症を改善するのに有効な量で存在する、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項17】
マグネシウムまたはその塩がうつ病を改善するのに有効な量で存在する、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項18】
トレオン酸マグネシウムを含む栄養補助食品。
【請求項19】
トレオン酸マグネシウムを食品添加剤と混合するステップを含む、請求項18に記載の栄養補助食品の調製法。
【請求項20】
食品添加剤が、甘味剤、着香剤、着色剤、充填剤、結合剤、潤滑剤、および防腐剤からなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項1】
約0.75mM以上の生理的マグネシウム濃度を達成するのに有効な量のマグネシウム含有化合物を対象に投与するステップを含む認知機能の増強法であって、前記マグネシウム濃度が空腹状態下で測定される、認知機能の増強法。
【請求項2】
前記マグネシウム濃度が少なくとも約12時間にわたる空腹後に測定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記生理的濃度が、血清濃度、血漿濃度、または脳脊髄液濃度である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記生理的濃度が脳脊髄液濃度である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム−対イオン化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記対イオンが有機対イオンである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記有機対イオンがトレオン酸である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム補充食材である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記認知機能が短期記憶または長期記憶である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記濃度が1カ月を超える期間にわたり維持される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
認知機能を維持する方法であって、生理的マグネシウム濃度を投与前の初期マグネシウムレベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量のマグネシウム含有化合物を対象に投与するステップを含む方法。
【請求項12】
前記上昇が空腹状態下で測定される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記生理的濃度が、血清濃度、血漿濃度、または脳脊髄液濃度である、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム−対イオン化合物である、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記対イオンが有機対イオンである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記有機対イオンがトレオン酸である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム補充食材である、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記濃度が4カ月を超える期間にわたり維持される、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記対象の初発の生理的マグネシウム濃度を空腹状態下において決定するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
認知機能を維持および/または増強する方法であって、生理的トレオン酸濃度を投与前の初期トレオン酸レベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量の金属−有機対イオン複合体を対象に投与するステップを含む方法。
【請求項21】
前記金属−有機対イオン複合体が対イオンとしてトレオン酸を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
認知機能障害に対する治療的または予防的な処置法であって、認知機能障害に対する治療的または予防的な処置を必要とする対象にマグネシウム含有組成物を投与して、少なくとも約15日間にわたり0.75mM以上のレベルに維持される生理的マグネシウム濃度レベルをもたらすステップを含む処置法。
【請求項23】
マグネシウムが少なくとも約1カ月間にわたり0.75mM以上のレベルで維持される、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
マグネシウムが少なくとも約4カ月間にわたり0.75mM以上のレベルで維持される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
マグネシウム濃度が少なくとも約8時間にわたる空腹後において測定された血漿マグネシウム濃度である、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
対象が成人である、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
対象が認知症に罹患しているかまたはこれに罹患すると診断された患者である、請求項1に記載の方法。
【請求項28】
対象がアルツハイマー病に罹患しているかまたはこれに罹患すると診断された患者である、請求項1に記載の方法。
【請求項1】
神経障害の影響を改善する方法であって、生理的マグネシウム濃度を投与前の初期マグネシウムレベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量のマグネシウム含有化合物を対象に投与するステップを含む方法。
【請求項2】
前記上昇が空腹状態下で測定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記マグネシウム濃度が少なくとも約12時間にわたる空腹後に測定される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記神経障害が認知症である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記神経障害がアルツハイマー病である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記神経障害がうつ病である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記生理的濃度が、血清濃度、血漿濃度、または脳脊髄液濃度である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム−対イオン化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記対イオンが有機対イオンである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記有機対イオンがトレオン酸である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム補充食材である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記濃度が4カ月を超える期間にわたり維持される、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記対象の初発の生理的マグネシウム濃度を空腹状態下において決定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
神経障害に対する治療的または予防的な処置法であって、
i.前記神経障害に対する治療的または予防的な処置を必要とする対象にマグネシウム含有組成物を投与して、少なくとも約15日間にわたり0.75mM以上の持続的な生理的マグネシウム濃度レベルをもたらすステップ
を含む処置法。
【請求項15】
マグネシウム組成物が少なくとも約1カ月間にわたり0.75mM以上の持続的な生理的マグネシウム濃度レベルをもたらす、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
マグネシウム組成物が少なくとも約4カ月間にわたり0.75mM以上の持続的な生理的マグネシウム濃度レベルをもたらす、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記神経障害が認知症である、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記神経障害がうつ病である、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
神経障害に対する治療的または予防的な処置法であって、生理的トレオン酸濃度を投与前の初期トレオン酸レベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量の金属−有機対イオン複合体を対象に投与するステップを含む処置法。
【請求項20】
前記金属−有機対イオン複合体が対イオンとしてトレオン酸を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項1】
代謝障害の影響を改善する方法であって、生理的マグネシウム濃度を投与前の初期マグネシウムレベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量のマグネシウム含有化合物を対象に投与するステップを含む方法。
【請求項2】
前記マグネシウム濃度が少なくとも約12時間にわたる空腹後に測定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記生理的濃度が、血清濃度、血漿濃度、または脳脊髄液濃度である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム−対イオン化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記対イオンが有機対イオンである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記有機対イオンがトレオン酸である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム補充食材である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記代謝障害が糖尿病である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記濃度が1カ月を超える期間にわたり維持される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
代謝障害に対する治療的または予防的な処置法であって、代謝障害に対する治療的または予防的な処置を必要とする対象にマグネシウム含有組成物を投与して、少なくとも約15日間にわたり0.75mM以上の持続的な生理的マグネシウム濃度レベルをもたらすステップを含む処置法。
【請求項11】
マグネシウムが少なくとも約1カ月間にわたり0.75mM以上のレベルで維持される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
マグネシウムが少なくとも約4カ月間にわたり0.75mM以上のレベルで維持される、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
マグネシウム濃度が少なくとも約8時間にわたる空腹後に測定される血漿マグネシウム濃度である、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
対象が成人である、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
代謝障害に対する治療的または予防的な処置法であって、生理的トレオン酸濃度を投与前の初期トレオン酸レベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量の金属−有機対イオン複合体を対象に投与するステップを含む処置法。
【請求項16】
前記金属−有機対イオン複合体が対イオンとしてトレオン酸を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記金属−有機対イオン複合体がトレオン酸マグネシウムである、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
金属−有機対イオン複合体が経口投与される、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
金属−有機対イオン複合体が栄養補助食品として提供される、請求項15に記載の方法。
【請求項1】
約0.75mM以上の生理的マグネシウム濃度を達成するのに有効な量のマグネシウム含有化合物を前記対象に投与し、これにより、前記対象の寿命を延ばすステップを含む対象の寿命を延ばす方法であって、前記濃度が空腹状態下で測定される方法。
【請求項2】
前記マグネシウム濃度が少なくとも約12時間にわたる空腹後に測定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記生理的濃度が、血清濃度、血漿濃度、または脳脊髄液濃度である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム−対イオン化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記対イオンが有機対イオンである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記有機対イオンがトレオン酸である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム補充食材である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記濃度が1カ月を超える期間にわたり維持される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
生理的マグネシウム濃度を投与前の初期マグネシウムレベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量のマグネシウム含有化合物を対象に投与するステップを含む、対象の寿命を延ばす方法。
【請求項10】
前記上昇が空腹状態下で測定される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記生理的濃度が、血清濃度、血漿濃度、または脳脊髄液濃度である、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム−対イオン化合物である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記対イオンが有機対イオンである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記有機対イオンがトレオン酸である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム補充食材である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記濃度が4カ月を超える期間にわたり維持される、請求項9に記載の方法。
【請求項17】
前記対象の初発の生理的マグネシウム濃度を空腹状態下において決定するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項18】
生理的トレオン酸濃度を投与前の初期トレオン酸レベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量の金属−有機対イオン複合体を対象に投与するステップを含む、対象の寿命を延ばす方法。
【請求項19】
前記金属−有機対イオン複合体が対イオンとしてトレオン酸を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
生理的効果をもたらすのに有効なマグネシウム量を決定する方法であって、
a.被験対象から試料を得るステップであって、前記試料を空腹状態下において採取するステップと、
b.前記試料に由来する生理的マグネシウム濃度を決定するステップと、
c.約0.75mM以上の生理的マグネシウム濃度を達成するのに有効なマグネシウム含有化合物投与レジメンを前記対象に提供するステップと
を含む方法。
【請求項21】
前記マグネシウム濃度が少なくとも約12時間にわたる空腹後に測定される、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記生理的濃度が、血清濃度、血漿濃度、または脳脊髄液濃度である、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム−対イオン化合物である、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記対イオンが有機対イオンである、請求項20に記載の方法。
【請求項25】
前記有機対イオンがトレオン酸である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記マグネシウム含有化合物が、マグネシウム補充食材である、請求項20に記載の方法。
【請求項27】
前記対象が前記投与レジメンを開始した後における生理的マグネシウム濃度を決定するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項28】
生理的効果をもたらすのに有効なマグネシウム量を決定する方法であって、
d.被験対象から試料を得るステップであって、前記試料を空腹状態下において採取するステップと、
e.前記試料に由来する生理的マグネシウム濃度を決定するステップと、
f.生理的マグネシウム濃度を空腹状態下において測定した初期マグネシウムレベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効なマグネシウム含有化合物投与レジメンを前記対象に提供するステップと
を含む方法。
【請求項1】
対象に生理的効果をもたらすのに必要なマグネシウム含有化合物の量を決定する方法であって、
g.対象から体液試料を得るステップと、
h.式:
【数20】
[式中、Mgxは、前記対象に供給されるマグネシウムの有効量であり、
[Mg]o1は、細胞外コンパートメント中の初期マグネシウム濃度であり、
Kxは、前記マグネシウム含有成分のバイオアベイラビリティーであり、
GFRは、糸球体濾過速度であり、
keは、腎臓において濾過されたMgの排出速度であり、
Tは、時間単位の時間であり、
Mgmwは、マグネシウム元素の分子量であり、
[Mg]o2は、前記対象に決定量のマグネシウム含有成分を補充して達成される所望のマグネシウム濃度である]
に従い前記対象に供給されるマグネシウム量を計算するステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記血液試料中のマグネシウム濃度が、空腹状態下で測定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記マグネシウム濃度が少なくとも約12時間にわたる空腹後に測定される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記体液が、血液、血清、および血漿から選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
供給されるマグネシウム量が生理的マグネシウム濃度を空腹状態下において測定される初期マグネシウムレベルと比較して少なくとも約5%上昇させるのに有効である、請求項1に記載の方法。
【請求項1】
アミノ酸のマグネシウム塩、酢酸マグネシウム、アスコルビン酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、乳酸マグネシウム、リンゴ酸マグネシウム、ピロリドンカルボン酸マグネシウム、タウリン酸マグネシウム、およびトレオン酸マグネシウムから選択される少なくとも1種類のマグネシウム含有化合物(MCC)と、
MCCと関連するマグネシウム元素のバイオアベイラビリティーを増強するのに十分な少なくとも1種類の非酸性化乳成分と
を含み、
少なくとも1種類のMCCと関連するマグネシウム元素量と前記成分量との質量比が約1対約5〜約1対約3000である、
対象への経口投与用組成物。
【請求項2】
少なくとも1種類のMCCが、クエン酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、乳酸マグネシウム、およびリンゴ酸マグネシウムから選択される少なくとも2種類のMCCを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
少なくとも1種類のMCCが、約5〜約50パーセントのクエン酸マグネシウム、約10〜約70パーセントのグルコン酸マグネシウム、および約5〜約50パーセントの乳酸マグネシウムを含み、各百分率が、クエン酸マグネシウム、乳酸マグネシウム、およびグルコン酸マグネシウムの総重量に対する重量百分率である、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
少なくとも1種類のMCCが、トレオン酸マグネシウムを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
少なくとも1種類の成分が乳脂肪を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
少なくとも1種類の成分がラクトースを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
少なくとも1種類の成分が約5.7〜約7.2のpHを有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
少なくとも1種類のMCCが認知機能の維持に少なくとも有効な量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
少なくとも1種類のMCCが認知機能の増強に少なくとも有効な量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
少なくとも1種類のMCCがアルツハイマー病の治療に少なくとも有効な量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
液体、ゲル、半液体、半固体、および固体から選択される少なくとも1種類の形態である、請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
液体形態である、請求項1に記載の組成物。
【請求項13】
少なくとも1種類のMCCと関連するマグネシウム元素の濃度が約5mg/L〜約12g/Lである、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
少なくとも1種類のMCCと関連する約1.5mg/体重kg/日〜約18mg/体重kg/日のマグネシウム元素を提供するのに十分な、請求項1に記載の組成物。
【請求項15】
トレオン酸マグネシウムを含む経口剤形であって、300mg〜約1.5gのマグネシウム元素を含む経口剤形。
【請求項16】
錠剤である、請求項15に記載の経口剤形。
【請求項17】
カプセルである、請求項15に記載の経口剤形。
【請求項18】
液体である、請求項15に記載の経口剤形。
【請求項19】
カプセル内に封入された複数のビーズを含む、請求項15に記載の経口剤形。
【請求項20】
(a)その中に含有されるマグネシウムが少なくとも約8%の重量百分率を有すること、
(b)対イオンが少なくとも2個のヒドロキシル基を含むこと、
(c)組成物が少なくとも20mg/mLの溶解度を有すること、および
(d)水中に溶解させると、組成物が約6〜8.5のpH値を示すこと
を特徴とするマグネシウム含有組成物。
【請求項21】
薬学的活性作用物質および賦形剤を含む経口剤形であって、賦形剤がトレオン酸マグネシウムである経口剤形。
【請求項22】
認知機能の維持および/または増強に有効な量のトレオン酸マグネシウムを含む、対象への経口投与用組成物。
【請求項23】
トレオン酸マグネシウムがアルツハイマー病の治療に少なくとも有効な量で存在する、請求項22に記載の組成物。
【請求項24】
トレオン酸マグネシウムと関連するマグネシウム元素のバイオアベイラビリティーを増強するのに十分な少なくとも1種類の非酸性化乳成分をさらに含む、請求項22に記載の組成物。
【請求項25】
少なくとも1種類の成分が乳脂肪を含む、請求項24に記載の組成物。
【請求項26】
少なくとも1種類の成分がラクトースを含む、請求項24に記載の組成物。
【請求項27】
液体、ゲル、半液体、半固体、および固体から選択される少なくとも1種類の形態である、請求項22に記載の組成物。
【請求項28】
液体形態である、請求項22に記載の組成物。
【請求項29】
トレオン酸マグネシウム中のマグネシウム元素の濃度が約5mg/L〜約12g/Lである、請求項22に記載の組成物。
【請求項30】
約1.5mg/体重kg/日〜約18mg/体重kg/日のマグネシウム元素を提供するのに十分な、請求項22に記載の組成物。
【請求項31】
対象にマグネシウム補給を行う方法であって、請求項1に記載の組成物を対象に経口投与するステップを含む方法。
【請求項1】
食品担体およびマグネシウム含有化合物を含む食品組成物であって、マグネシウム含有化合物が、
a.その中に含有される炭素が対イオンの少なくとも約8%の重量百分率を有すること、
b.対イオンが少なくとも2個のヒドロキシル基を含むこと、
c.組成物が少なくとも約20mg/mLの溶解度を有すること、および
d.水中に溶解させると、組成物が約6〜8.5のpH値を示すこと
を特徴とする食品組成物。
【請求項2】
マグネシウム含有化合物がトレオン酸マグネシウムを含む、請求項1に記載の食品組成物。
【請求項3】
飲料として包装される、請求項1に記載の食品組成物。
【請求項4】
固体食品として包装される、請求項1に記載の食品組成物。
【請求項5】
半固体食品として包装される、請求項1に記載の食品組成物。
【請求項6】
スナックバー、穀物製品、パン製品、および乳製品からなる群から選択される食製品として包装される、請求項1に記載の食品組成物。
【請求項7】
ミルクである、請求項1に記載の食品組成物。
【請求項8】
ソフトドリンクである、請求項1に記載の食品組成物。
【請求項9】
a.それを必要とする対象における認知機能または神経障害を調節する有効量のマグネシウムまたはその塩と、
b.食品担体と
を含む食品組成物。
【請求項10】
マグネシウムまたはその塩がトレオン酸マグネシウムを含む、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項11】
飲料として包装される、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項12】
固体食品として包装される、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項13】
半固体食品として包装される、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項14】
スナックバー、穀物製品、パン製品、および乳製品からなる群から選択される食製品として包装される、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項15】
マグネシウムまたはその塩が短期記憶または長期記憶を増強するのに有効な量で存在する、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項16】
マグネシウムまたはその塩が認知症を改善するのに有効な量で存在する、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項17】
マグネシウムまたはその塩がうつ病を改善するのに有効な量で存在する、請求項9に記載の食品組成物。
【請求項18】
トレオン酸マグネシウムを含む栄養補助食品。
【請求項19】
トレオン酸マグネシウムを食品添加剤と混合するステップを含む、請求項18に記載の栄養補助食品の調製法。
【請求項20】
食品添加剤が、甘味剤、着香剤、着色剤、充填剤、結合剤、潤滑剤、および防腐剤からなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項1】
約0.75mM以上の生理的マグネシウム濃度を達成するのに有効な量のマグネシウム含有化合物を対象に投与するステップを含む認知機能の増強法であって、前記マグネシウム濃度が空腹状態下で測定される、認知機能の増強法。
【請求項2】
前記マグネシウム濃度が少なくとも約12時間にわたる空腹後に測定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記生理的濃度が、血清濃度、血漿濃度、または脳脊髄液濃度である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記生理的濃度が脳脊髄液濃度である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム−対イオン化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記対イオンが有機対イオンである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記有機対イオンがトレオン酸である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム補充食材である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記認知機能が短期記憶または長期記憶である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記濃度が1カ月を超える期間にわたり維持される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
認知機能を維持する方法であって、生理的マグネシウム濃度を投与前の初期マグネシウムレベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量のマグネシウム含有化合物を対象に投与するステップを含む方法。
【請求項12】
前記上昇が空腹状態下で測定される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記生理的濃度が、血清濃度、血漿濃度、または脳脊髄液濃度である、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム−対イオン化合物である、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記対イオンが有機対イオンである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記有機対イオンがトレオン酸である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム補充食材である、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記濃度が4カ月を超える期間にわたり維持される、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記対象の初発の生理的マグネシウム濃度を空腹状態下において決定するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
認知機能を維持および/または増強する方法であって、生理的トレオン酸濃度を投与前の初期トレオン酸レベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量の金属−有機対イオン複合体を対象に投与するステップを含む方法。
【請求項21】
前記金属−有機対イオン複合体が対イオンとしてトレオン酸を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
認知機能障害に対する治療的または予防的な処置法であって、認知機能障害に対する治療的または予防的な処置を必要とする対象にマグネシウム含有組成物を投与して、少なくとも約15日間にわたり0.75mM以上のレベルに維持される生理的マグネシウム濃度レベルをもたらすステップを含む処置法。
【請求項23】
マグネシウムが少なくとも約1カ月間にわたり0.75mM以上のレベルで維持される、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
マグネシウムが少なくとも約4カ月間にわたり0.75mM以上のレベルで維持される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
マグネシウム濃度が少なくとも約8時間にわたる空腹後において測定された血漿マグネシウム濃度である、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
対象が成人である、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
対象が認知症に罹患しているかまたはこれに罹患すると診断された患者である、請求項1に記載の方法。
【請求項28】
対象がアルツハイマー病に罹患しているかまたはこれに罹患すると診断された患者である、請求項1に記載の方法。
【請求項1】
神経障害の影響を改善する方法であって、生理的マグネシウム濃度を投与前の初期マグネシウムレベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量のマグネシウム含有化合物を対象に投与するステップを含む方法。
【請求項2】
前記上昇が空腹状態下で測定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記マグネシウム濃度が少なくとも約12時間にわたる空腹後に測定される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記神経障害が認知症である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記神経障害がアルツハイマー病である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記神経障害がうつ病である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記生理的濃度が、血清濃度、血漿濃度、または脳脊髄液濃度である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム−対イオン化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記対イオンが有機対イオンである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記有機対イオンがトレオン酸である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム補充食材である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記濃度が4カ月を超える期間にわたり維持される、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記対象の初発の生理的マグネシウム濃度を空腹状態下において決定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
神経障害に対する治療的または予防的な処置法であって、
i.前記神経障害に対する治療的または予防的な処置を必要とする対象にマグネシウム含有組成物を投与して、少なくとも約15日間にわたり0.75mM以上の持続的な生理的マグネシウム濃度レベルをもたらすステップ
を含む処置法。
【請求項15】
マグネシウム組成物が少なくとも約1カ月間にわたり0.75mM以上の持続的な生理的マグネシウム濃度レベルをもたらす、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
マグネシウム組成物が少なくとも約4カ月間にわたり0.75mM以上の持続的な生理的マグネシウム濃度レベルをもたらす、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記神経障害が認知症である、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記神経障害がうつ病である、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
神経障害に対する治療的または予防的な処置法であって、生理的トレオン酸濃度を投与前の初期トレオン酸レベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量の金属−有機対イオン複合体を対象に投与するステップを含む処置法。
【請求項20】
前記金属−有機対イオン複合体が対イオンとしてトレオン酸を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項1】
代謝障害の影響を改善する方法であって、生理的マグネシウム濃度を投与前の初期マグネシウムレベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量のマグネシウム含有化合物を対象に投与するステップを含む方法。
【請求項2】
前記マグネシウム濃度が少なくとも約12時間にわたる空腹後に測定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記生理的濃度が、血清濃度、血漿濃度、または脳脊髄液濃度である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム−対イオン化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記対イオンが有機対イオンである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記有機対イオンがトレオン酸である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム補充食材である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記代謝障害が糖尿病である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記濃度が1カ月を超える期間にわたり維持される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
代謝障害に対する治療的または予防的な処置法であって、代謝障害に対する治療的または予防的な処置を必要とする対象にマグネシウム含有組成物を投与して、少なくとも約15日間にわたり0.75mM以上の持続的な生理的マグネシウム濃度レベルをもたらすステップを含む処置法。
【請求項11】
マグネシウムが少なくとも約1カ月間にわたり0.75mM以上のレベルで維持される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
マグネシウムが少なくとも約4カ月間にわたり0.75mM以上のレベルで維持される、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
マグネシウム濃度が少なくとも約8時間にわたる空腹後に測定される血漿マグネシウム濃度である、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
対象が成人である、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
代謝障害に対する治療的または予防的な処置法であって、生理的トレオン酸濃度を投与前の初期トレオン酸レベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量の金属−有機対イオン複合体を対象に投与するステップを含む処置法。
【請求項16】
前記金属−有機対イオン複合体が対イオンとしてトレオン酸を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記金属−有機対イオン複合体がトレオン酸マグネシウムである、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
金属−有機対イオン複合体が経口投与される、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
金属−有機対イオン複合体が栄養補助食品として提供される、請求項15に記載の方法。
【請求項1】
約0.75mM以上の生理的マグネシウム濃度を達成するのに有効な量のマグネシウム含有化合物を前記対象に投与し、これにより、前記対象の寿命を延ばすステップを含む対象の寿命を延ばす方法であって、前記濃度が空腹状態下で測定される方法。
【請求項2】
前記マグネシウム濃度が少なくとも約12時間にわたる空腹後に測定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記生理的濃度が、血清濃度、血漿濃度、または脳脊髄液濃度である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム−対イオン化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記対イオンが有機対イオンである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記有機対イオンがトレオン酸である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム補充食材である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記濃度が1カ月を超える期間にわたり維持される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
生理的マグネシウム濃度を投与前の初期マグネシウムレベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量のマグネシウム含有化合物を対象に投与するステップを含む、対象の寿命を延ばす方法。
【請求項10】
前記上昇が空腹状態下で測定される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記生理的濃度が、血清濃度、血漿濃度、または脳脊髄液濃度である、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム−対イオン化合物である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記対イオンが有機対イオンである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記有機対イオンがトレオン酸である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム補充食材である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記濃度が4カ月を超える期間にわたり維持される、請求項9に記載の方法。
【請求項17】
前記対象の初発の生理的マグネシウム濃度を空腹状態下において決定するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項18】
生理的トレオン酸濃度を投与前の初期トレオン酸レベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効な量の金属−有機対イオン複合体を対象に投与するステップを含む、対象の寿命を延ばす方法。
【請求項19】
前記金属−有機対イオン複合体が対イオンとしてトレオン酸を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
生理的効果をもたらすのに有効なマグネシウム量を決定する方法であって、
a.被験対象から試料を得るステップであって、前記試料を空腹状態下において採取するステップと、
b.前記試料に由来する生理的マグネシウム濃度を決定するステップと、
c.約0.75mM以上の生理的マグネシウム濃度を達成するのに有効なマグネシウム含有化合物投与レジメンを前記対象に提供するステップと
を含む方法。
【請求項21】
前記マグネシウム濃度が少なくとも約12時間にわたる空腹後に測定される、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記生理的濃度が、血清濃度、血漿濃度、または脳脊髄液濃度である、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記マグネシウム含有化合物がマグネシウム−対イオン化合物である、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記対イオンが有機対イオンである、請求項20に記載の方法。
【請求項25】
前記有機対イオンがトレオン酸である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記マグネシウム含有化合物が、マグネシウム補充食材である、請求項20に記載の方法。
【請求項27】
前記対象が前記投与レジメンを開始した後における生理的マグネシウム濃度を決定するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項28】
生理的効果をもたらすのに有効なマグネシウム量を決定する方法であって、
d.被験対象から試料を得るステップであって、前記試料を空腹状態下において採取するステップと、
e.前記試料に由来する生理的マグネシウム濃度を決定するステップと、
f.生理的マグネシウム濃度を空腹状態下において測定した初期マグネシウムレベルと比較して少なくとも約10%上昇させるのに有効なマグネシウム含有化合物投与レジメンを前記対象に提供するステップと
を含む方法。
【請求項1】
対象に生理的効果をもたらすのに必要なマグネシウム含有化合物の量を決定する方法であって、
g.対象から体液試料を得るステップと、
h.式:
【数20】
[式中、Mgxは、前記対象に供給されるマグネシウムの有効量であり、
[Mg]o1は、細胞外コンパートメント中の初期マグネシウム濃度であり、
Kxは、前記マグネシウム含有成分のバイオアベイラビリティーであり、
GFRは、糸球体濾過速度であり、
keは、腎臓において濾過されたMgの排出速度であり、
Tは、時間単位の時間であり、
Mgmwは、マグネシウム元素の分子量であり、
[Mg]o2は、前記対象に決定量のマグネシウム含有成分を補充して達成される所望のマグネシウム濃度である]
に従い前記対象に供給されるマグネシウム量を計算するステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記血液試料中のマグネシウム濃度が、空腹状態下で測定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記マグネシウム濃度が少なくとも約12時間にわたる空腹後に測定される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記体液が、血液、血清、および血漿から選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
供給されるマグネシウム量が生理的マグネシウム濃度を空腹状態下において測定される初期マグネシウムレベルと比較して少なくとも約5%上昇させるのに有効である、請求項1に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図2】
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【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【公表番号】特表2010−522216(P2010−522216A)
【公表日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−554795(P2009−554795)
【出願日】平成20年3月24日(2008.3.24)
【国際出願番号】PCT/US2008/058073
【国際公開番号】WO2008/116226
【国際公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(509258555)
【出願人】(509259091)
【出願人】(509259264)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年3月24日(2008.3.24)
【国際出願番号】PCT/US2008/058073
【国際公開番号】WO2008/116226
【国際公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(509258555)
【出願人】(509259091)
【出願人】(509259264)
【Fターム(参考)】
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