説明

レベルシフタ

レベルシフタ(21)は、第1ステージ(22)と第2ステージ(23)とを備える。第1ステージ(22)は、第1および第2の入力(34,35)を備え、第1の状態では、回路(38,39)用に供給される少なくとも2つの第1の電源電圧(Vdig,Vdda)のうちの少なくとも1つが利用不可かどうかを示し、第2の状態では、第1の電源電圧(Vdig,Vdda)のそれぞれが、第1および第2の入力(34,35)において利用可能かどうかを示す、第1の信号(37)を生成するように構成されている。第2ステージ(23)は、出力(51〜54)を備え、第1の信号(37)がその第2の状態にあるときにのみ、第2の電源電圧(Vbat)を、通過するように切り替えて、出力(51〜54)に存在させるように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レベルシフタに関する。
【背景技術】
【0002】
図1は、インバータ2と、クロス結合するように接続された2つのp型トランジスタP1,P2と、2つのn型トランジスタN1,N2と、を備えた従来のレベルシフタ1を示している。トランジスタN1,N2のソースは、グランドに接続されており、トランジスタP1,P2のソースは、Vddの振幅を有する電圧が、トランジスタP1,P2のソースに存在するように、明示されていない電圧源に接続されている。電圧Vddは、トランジスタN1,N2,P1,P2の破壊電圧よりも低い。トランジスタP1,N2のドレイン、およびトランジスタP2,N2のドレインは、接続されている。
【0003】
論理信号A1と、大きさVdigを有する電源電圧である電圧信号S1とが、インバータ2に供給される。振幅Vddは、通常、Vdigよりも大きい。レベルシフタ1は、Vdigの振幅を有する論理信号A1を、トランジスタP1のドレインに接続されたノード3に存在する振幅Vddの出力論理信号S2に変換する。論理信号S2の反転信号は、トランジスタP2のドレインに接続されたノード4に存在する振幅Vddの論理信号S3である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
レベルシフタ1は、電圧信号S1がVdigまたは少なくともぼぼVdigである場合に、予測可能に動作する。この場合、論理信号S2およびS3は、常に反対の状態にある。例として、論理信号A1が論理的0の場合、論理信号S2は、論理的0であり、論理信号S3は、論理的1(Vdd)である。しかし、電圧信号S1が、利用可能でなく、論理信号A1が、論理的ゼロである場合、両方のトランジスタN1,N2が、無電流であり、両方のノード3および4が、電圧レベルVddに上昇する。論理信号S2は、ゼロの代わりに、論理的1となる。論理信号S2が、図1に示されていない他の回路への信号の伝播に用いられる場合、電圧信号S1が利用可能でなければ、この回路の誤動作を引き起こす場合がある。
【0005】
本発明の目的は、改善されたレベルシフタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的は、本発明によると、第1および第2の入力を備え、第1の状態では、回路用に供給される少なくとも2つの第1の電源電圧のうちの少なくとも1つが利用不可かどうかを示し、第2の状態では、第1の電源電圧のそれぞれが、第1および第2の入力において利用可能かどうかを示す、第1の信号を生成するように構成されている第1ステージと、出力を備え、第1の信号がその第2の状態にあるときにのみ、第2の電源電圧を、通過するように切り替えて、出力に存在させるように構成されている第2ステージと、を備えるレベルシフタによって達成される。本発明のレベルシフタは、2つのステージを備え、そのうちの第1ステージは、第1および第2の入力に存在する第1の電源電圧のそれぞれが、利用可能かどうか、またはそれらのうちの少なくとも1つがダウンしているかどうかを示す、第1の信号を生成するように構成されている。第2ステージは、第1の信号が、第1の電源電圧のそれぞれが利用可能であることを示す場合にのみ、第2の電源電圧を、その出力に通過するように切り替えるように構成されている。そうでない場合、第2ステージは、第2の電源電圧が出力から遮断されるように動作する。
【0007】
本発明のレベルシフタは、携帯電話、PDA、コードレス電話、MP3プレイヤー、CDプレイヤー、またはナビゲーション装置などの電子装置向けであってもよい。電子装置は、例えば、デジタル回路用に1つ、アナログ回路用に1つ、電子回路の出力ステージなどの、比較的強い電源を必要とする回路用に1つの、少なくとも3つの電圧レベルを必要としてもよい。そして、第2の電源電圧は、特に、第1の電源電圧のそれぞれよりも大きくてもよい。第2の電源電圧は、バッテリから発生してもよく、比較的強い電源を必要とする電気回路の電力供給用であってもよく、第1の電源電圧は、特に、異なる電圧レベル、例えば、デジタル論理回路用であれば約1.2V、アナログ回路用であれば2.5V、を有してもよい。第1の電源電圧は、独立して、または同時に遮断されてもよい。次いで、本発明のレベルシフタは、第1の電源電圧のそれぞれが利用可能である場合にのみ、特にバッテリから発生する第2の電源電圧を、関連する回路に対して利用可能にし、バッテリ寿命の延長に役立つ。
【0008】
本発明のレベルシフタは、第1および第2の状態を有する第1の入力信号を受け付けるように構成されている第3の入力を備えてもよく、第1の信号は、第1の入力信号がその第1の状態にある場合に、第1の電源電圧が利用可能かまたは利用不可かにかかわらず、その第1の状態にある。第1の入力信号は、“パワーアップ”信号であり、例えば、活動休止中である場合に、レベルシフタをオンにするために使用することができる。その第1の状態にある場合、本発明のレベルシフタは、そのオフとされた状態にあり、第2のステージは、第1の電源の状態にかかわらずその第1の状態にある。そして、第2の電源電圧は、出力へと通過するように切り替えられることはない。第1の入力信号が、その第2の状態、すなわち、その“パワーアップ”状態である場合、第2の電源電圧は、第1の電源電圧のそれぞれの利用可能性に応じて、出力に存在してもよい。
【0009】
第1ステージは、第4の入力を備えてもよく、第1および第2の入力に存在する第2の信号および第1の入力信号を、第4の入力に存在する第2の入力信号と比較するように構成してもよく、第2の信号のうちの少なくとも1つまたは第1、第2および第3の入力に存在する第1の入力信号が、第2の入力信号よりも小さい場合に、第1の信号が、その第1の状態となるようにし、かつ、第2の信号のそれぞれならびに第1、第2および第3の入力に存在する第1の入力信号が、第2の入力信号よりも大きい場合に、第1の信号が、その第2の状態となるようにするよう構成してもよい。この実施形態においては、第1ステージは、第1、第2、および第3の入力に存在する信号を、第4の入力に存在する信号と比較するように設計された比較器として構成される。第1の入力信号、すなわち、“パワーアップ”信号は、第2の入力信号よりも小さい場合、その第1の状態にあり、第2の入力信号よりも大きい場合、その第2の状態にある。第2の入力信号は、特に、第2の電源電圧から得てもよく、約0.6Vであってもよい。
【0010】
第1ステージは、第1および第2の負荷と、第1の入力に結合され、第1の負荷に接続されている、第1のトランジスタと、第2の入力と第1の負荷とに結合されている、第2のトランジスタと、第3の入力と第1の負荷とに結合されている、第3のトランジスタと、第4の入力に結合され、第2の負荷に接続されている、第4のトランジスタと、を備えてもよく、第1の信号は、特に、第1および第2の負荷の間に存在する差分信号であってもよい。第1〜第4のトランジスタは、p型トランジスタであってもよく、入力は、関連するゲートに接続されてもよい。例えば、第2の電源から得られた電源を、第1〜第4のトランジスタに接続してもよく、第1〜第3のトランジスタを、電源と第1の負荷との間に接続して、第1〜第3の入力にある信号が、第1〜第3のトランジスタの状態を制御するようにしてもよく、第4のトランジスタを、電源と第2の負荷との間に接続して、第4の入力にある第2の入力信号が、第4のトランジスタの状態を制御するようにしてもよい。
【0011】
第1の負荷は、抵抗器またはトランジスタによって形成されてもよい。本発明のレベルシフタの1つの変形によると、第1の負荷は、並列に接続された第5および第6のトランジスタを備えており、第2の負荷は、並列に接続された第7および第8のトランジスタを備えており、第6および第8のトランジスタは、クロス結合するように接続されている。本発明のレベルシフタは、第2の電源電圧によって駆動され、第2ステージが適切に動作するように、第2ステージ向けのバイアス電圧を生成するように構成されている、バイアス回路を備えてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本発明は、非限定の例を用い、図面に示される実施形態を参照して、以下により詳細に説明される。
【図1】図1は、従来のレベルシフト回路である。
【図2】図2は、一部をブロック図として示したレベルシフト回路である。
【図3】図3は、より詳細に示されたレベルシフト回路である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、導入部において説明されている。
【0014】
図2は、レベルシフタ21の一部をブロック図として示しており、図3は、レベルシフタ21をより詳細に示している。
【0015】
例示的な実施形態において、レベルシフタ21は、第1ステージ22と、第2ステージ23と、バイアス回路24とを備えている。第1ステージ22は、ドレインが第1のフィードフォワード負荷に接続されたp型トランジスタ25,26,27を備えている。トランジスタ25,26,27のソースは、約2.8V〜5.0Vの電圧Vbatによって駆動される電流源30に接続されている。電流源30は、直列に接続されたトランジスタ31,32によって形成されており、電圧Vbatは、電気回路40用の電源であるバッテリによって生成されてもよい。
【0016】
例示的な実施形態において、レベルシフタ21は、入力33,34,35を備えており、入力33は、トランジスタ25のゲートに接続され、入力34は、トランジスタ26のゲートに接続され、入力35は、トランジスタ27のゲートに接続されている。入力33は、アナログパワーアップ論理信号apuを受け付けるために備えられており、入力34は、例示的な実施形態においてはデジタル回路38を駆動する電圧Vdigである、入力信号S11を受け付けるために備えられており、入力35は、例示的な実施形態においてはアナログ回路39を駆動する電圧Vddaである、入力信号S22を受け付けるために備えられている。Vdigの値は、約1.2Vであり、Vddaの値は、約2.5Vである。
【0017】
第1ステージ22は、ソースが電流源30に接続され、ドレインが第2のフィードフォワード負荷に接続され、ゲートがレベルシフタ21の第4の入力36に接続されたp型トランジスタ55をさらに備える。入力36は、約0.6Vの基準信号refを受け付けるために備えられている。基準信号refは、バッテリによって生成された電圧Vbatから得られている。
【0018】
例示的な実施形態において、第1のフィードフォワード負荷は、並列に接続された2つのn型トランジスタ28,29により構成されており、第2のフィードフォワード負荷は、並列に接続された2つのn型トランジスタ34,35により構成されている。トランジスタ28,29,34,35のソースは、グランドに接続され、トランジスタ28,29のドレインは、トランジスタ25,26,27のドレインに接続され、トランジスタ34,35のドレインは、トランジスタ55のドレインに接続されている。トランジスタ29,34は、クロス結合するように接続されており、トランジスタ34のゲートは、トランジスタ29のドレインに接続され、トランジスタ29のゲートは、トランジスタ34のドレインに接続されている。トランジスタ28,35は、図3に示すように、直列に接続された2つのトランジスタ28a,28b,35a,35bにより構成されてもよい。
【0019】
例示的な実施形態において、第1ステージ22は、抵抗器R1,R2,R3と、トランジスタ25,26,27を保護するためのダイオードD1,D2,D3とを備える。
【0020】
例示的な実施形態において、第1ステージ22は、基本的に、差分信号であり2つのフィードフォワード負荷に存在する信号37を生成する比較器として機能する。通常のシステム動作中には、入力信号S11,S22は、VdigおよびVddaの値を有し、これらの値は両方とも基準信号refよりも大きい。次いで、アナログパワーアップ信号apuが、比較器の機能を制御し、信号37は、アナログパワーアップ信号apuが“ロー”またはゼロである場合は“ロー”であり、アナログパワーアップ信号apuが“ハイ”である場合は“ハイ”である。電圧VdigまたはVddaのうちの1つが不良になると、入力信号S11,S22のうちの少なくとも1つが、基準信号refよりも小さくなり、出力信号37は、アナログパワーアップ信号apuの値にかかわらず“ロー”となる。
【0021】
第1ステージ22の信号37は、第2ステージ23の入力信号であり、第2ステージ23は、例示的な実施形態において、p型トランジスタ41〜44と、n型トランジスタ45〜48とにより構成される。トランジスタ41,42のソースは、電圧Vbatを生成するバッテリに接続されており、トランジスタ41のドレインは、トランジスタ43のソースに接続されており、トランジスタ42のドレインは、トランジスタ44のソースに接続されている。トランジスタ41,42は、クロス結合するように接続されており、トランジスタ41のゲートは、トランジスタ42のドレインに接続されており、トランジスタ42のゲートは、トランジスタ41のドレインに接続されている。トランジスタ45,47およびトランジスタ46,48は、直列に接続されており、トランジスタ47,48のソースは、グランドに接続されており、トランジスタ45,46のドレインは、それぞれトランジスタ43,44のドレインに接続されている。加えて、第1ステージ22によって生成される信号37は、トランジスタ47,48のゲートに供給される。
【0022】
例示的な実施形態において、レベルシフタ21は、第2ステージ23をバイアスするためのバイアス電圧vbn,vbpを生成するバイアス回路24を備える。バイアス電圧vbpは、トランジスタ43,44のゲートに印加され、バイアス電圧vbnは、トランジスタ47,48のゲートに印加される。
【0023】
例示的な実施形態において、第2ステージ23は、4つの出力51〜54を備え、出力信号ppuが、出力51に存在し、出力信号ppu_nが、出力52に存在し、出力信号npuが、出力53に存在し、出力信号npu_nが、出力54に存在する。出力51,52は、バッテリ電圧の半分から、最大バッテリ電圧Vbatまでの電圧スイング、すなわち、Vbat/2からVbatまでの電圧スイングを有し、出力53,54は、グランドからバッテリ電圧Vbatの約半分までの電圧スイング、すなわち、グランドからVbat/2までの電圧スイングを有する。
【0024】
例示的な実施形態において、バッテリ電圧は、回路40に接続され、出力51,52に存在する出力信号ppu,ppu_nを用いて、回路40内のスイッチを、電流の流れをオフにしかつ既知の状態を決定する、すなわち、回路40の出力をフローティングにするように設定する。出力51,52向けの制限された電圧スイングは、例示的な実施形態において、トランジスタ41〜44のゲート上の電圧スイングを、許容可能なVbat/2の電圧レベルに制限するために必要である。例示的な実施形態において、Vbatは、およそ5Vであり、スイッチの最大ゲート電圧スイングは、約3Vであり、Vbat/2は、2.5Vであり、これは安全である。
【0025】
レベルシフタ21が、“パワーダウン”状態にある場合、すなわち、信号37が、電圧Vdig,Vddaのうちの1つが利用可能でないことを示している場合、出力信号ppu,ppu_nは、回路40を、“パワーダウン状態”に設定し、回路40の電流をオフにして、例えば数nAの潜在的な小さいリーク電流を除きゼロにさせる。これは、例えば、バイアス電圧または電流を除去すること、および/またはトランジスタ41〜44のゲートをVbatまでプルし、トランジスタ45〜48のゲートをグランドまでプルすることによって行われる。
【0026】
最後に、上述の実施形態は、本発明の限定ではなく例示であり、当業者は、付属の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲を逸脱することなく、多くの代わりの実施形態を設計し得ることに留意すべきである。特許請求の範囲においては、括弧内の参照符号はいずれも、特許請求の範囲を限定するものと解釈されてはならない。“備えている”および“備える”等の語は、請求項または本明細書全体において記載されるもの以外の要素の存在を除外しない。単数の要素の言及は、複数のそのような要素の言及を除外せず、その逆も同様である。特定の手段が、互いに異なる従属請求項において述べられているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを有利に用いることができないということを示すものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1および第2の入力(34,35)を備えており、第1の状態では、回路(38,39)用に供給される少なくとも2つの第1の電源電圧(Vdig,Vdda)のうちの少なくとも1つが利用不可かどうかを示し、第2の状態では、前記第1の電源電圧(Vdig,Vdda)のそれぞれが、前記第1および第2の入力(34,35)において利用可能かどうかを示す、第1の信号(37)を生成するように構成されている第1ステージ(22)と、
出力(51〜54)を備えており、前記第1の信号(37)がその第2の状態にあるときにのみ、第2の電源電圧(Vbat)を、通過するように切り替えて、前記出力(51〜54)に存在させるように構成されている第2ステージ(23)と、
を備えることを特徴とするレベルシフタ。
【請求項2】
前記第2の電源電圧(Vbat)は、前記第1の電源電圧(Vdig,Vdda)のそれぞれよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のレベルシフタ。
【請求項3】
第1および第2の状態を有する第1の入力信号(apu)を受け付けるように構成されている第3の入力(33)を備え、
前記第1の信号(37)は、前記第1の入力信号(apu)がその第1の状態にある場合には、前記第1の電源電圧(Vdif,Vdda)が利用可能かまたは利用不可かにかかわらず、その第1の状態にある、ことを特徴とする請求項1に記載のレベルシフタ。
【請求項4】
前記第1ステージ(22)は、
第4の入力(36)を備えており、
前記第1および第2の入力(34,35)に存在する第2の信号(S11,S22)および前記第1の入力信号(apu)を、前記第4の入力(36)に存在する第2の入力信号(ref)と比較するように構成されており、
前記第2の信号(S11,S22)のうちの少なくとも1つまたは前記第1、第2および第3の入力(34,35,33)に存在する前記第1の入力信号(apu)が、前記第2の入力信号(ref)よりも小さい場合に、前記第1の信号(37)が、その第1の状態となるようにし、かつ、前記第2の信号(S11,S22)のそれぞれならびに前記第1、第2および第3の入力(34,35,33)に存在する前記第1の入力信号(apu)が、前記第2の入力信号(ref)よりも大きい場合に、前記第1の信号(37)が、その第2の状態となるようにするよう構成されている、
ことを特徴とする請求項3に記載のレベルシフタ。
【請求項5】
前記第2の入力信号(ref)が、前記第2の電源電圧(Vbat)から得られることを特徴とする請求項4に記載のレベルシフタ。
【請求項6】
前記第1ステージ(22)は、
第1の負荷(28,29)および第2の負荷(34,35)と、
前記第1の入力(34)に結合され、前記第1の負荷(28,29)に接続されている、第1のトランジスタ(26)と、
前記第2の入力(35)と前記第1の負荷(28,29)とに結合されている、第2のトランジスタ(27)と、
前記第3の入力(33)と前記第1の負荷(28,29)とに結合されている、第3のトランジスタ(25)と、
前記第4の入力(36)に結合され、前記第2の負荷(34,35)に接続されている、第4のトランジスタ(55)と、を備え、
前記第1の信号(37)は、前記第1および第2の負荷(28,29,34,35)の間に存在する差分信号である、ことを特徴とする請求項4に記載のレベルシフタ。
【請求項7】
前記第1の負荷は、並列に接続された第5および第6のトランジスタ(28,29)を備えており、
前記第2の負荷は、並列に接続された第7および第8のトランジスタ(35,34)を備えており、
前記第6および第8のトランジスタ(29,34)は、前記第6のトランジスタ(29)のゲートが、前記第8のトランジスタ(34)のドレインに接続され、前記第8のトランジスタ(34)のゲートが、前記第6のトランジスタ(29)のドレインに接続されるように、クロス結合されている、
ことを特徴とする請求項6に記載のレベルシフタ。
【請求項8】
前記第2の電源電圧(Vbat)によって駆動され、前記第2ステージ(23)が適切に動作するように、前記第2ステージ(23)へのバイアス電圧(vbp,vpn)を生成するように構成されている、バイアス回路(24)を備える、ことを特徴とする請求項1に記載のレベルシフタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2012−502574(P2012−502574A)
【公表日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−526481(P2011−526481)
【出願日】平成21年9月9日(2009.9.9)
【国際出願番号】PCT/EP2009/061675
【国際公開番号】WO2010/029098
【国際公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【出願人】(306043703)エヌエックスピー ビー ヴィ (125)
【氏名又は名称原語表記】NXP B.V.
【Fターム(参考)】