説明

交通システム

【課題】 交差点内において架線が無く、他の車両の走行の妨げとならず安全性に優れたてい交通システムを提供する。
【解決手段】 電力を供給可能な電力貯蔵装置12および発電装置13および電力を給電するパンタグラフ10を有し電力貯蔵装置12および発電装置13およびパンタグラフ10から供給される電力にて駆動するトローリーバス3と、交差点6内を除くトローリーバス3の運行する道路100上に形成された複数の架線電柱2と、交差点6内を除く架線電柱2間に形成されトローリーバス3にパンタグラフ10を介して電力を供給する架線1とを備え、交差点6内におけるトローリーバス3の運行はパンタグラフ10を架線1から離脱して電力貯蔵装置12または発電装置13からの電力により駆動して行うものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、路面電車やトロリーバスなどパンタグラフを有し電力にて駆動する電気車を有する交通システムに関し、特に交差点内おいて他の車両の走行の妨げとならず安全性に優れたものである。
【背景技術】
【0002】
従来、都市部には路面電車やトロリーバスが運行されていた。ところが、自動車の数が増加するにつれて架線が邪魔になり、日本では路面電車やトロリーバスがほとんど用いられなくなった。しかし、自動車の排ガスやCO2排出量削減の問題が表面化するにつれて、効率の高い路面電車やトロリーバスが見直され、欧州ではLRT(ライト・レール・トランジット)と呼ばれる交通システムが整備され、次世代型の路面電車LRV(ライト・レール・ビークル)は主な都市を走行して自動車を減らすことに成功している。これを受けて、日本でも、路面電車やトロリーバスを都市部に導入して自動車の排ガスやCO2排出量削減の問題解決につなげようという社会的な要請が強まっている。
【0003】
しかしながら、路面電車やトロリーバスを導入するには、パンタグラフが使えるように整備しなければならないが、道路上に架線を張り巡らすと、背の高いトラックが架線を引っ掛ける恐れがあった。このため、例えば、路面電車に蓄電装置を備え、走行軌道区間には架線を敷設せずに、停留所に架線を設けて充電するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、路面電車やトロリーバスに電力貯蔵装置やエンジン、燃料電池等の発電機を備え、ハイブリッド化した車両を用いることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2002−281610号公報
【特許文献2】特開2004−312953号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、路面電車やトロリーバスを導入するには、パンタグラフが使えるように整備しなければならないが、道路上に架線を張り巡らすと、背の高いトラックが架線を引っ掛ける恐れがあった。特に、右折したり左折したりする路面電車やトロリーバスに対応するために交差点内には複雑に入り組んだ架線を張り巡らせる必要があり、交差点に設置されている信号が見にくくなるなどの問題点があった。上記先の従来のように停留所にのみ架線を設けた場合には、走行に必要な電力を得るために長時間充電しなければならず、また乗客の昇降が無くても頻繁に停留所に立ち寄る必要が生じるという問題点があった。また、上記後の従来のように、無電化地区を走行可能なようにハイブリッド化すると、大きな駆動システムを2つ備える必要があり、システムが大きくなって車両が重くなりコストが高くなるなどの問題があった。
【0006】
さらに、路面電車やトロリーバスの停留所を中央分離帯の近くに設けると、乗降する人が道を横切らなければならず、停留所の幅を大きくとると道路が狭くなって他の交通の邪魔になり、停留所の幅を狭くするとすれ違う路面電車やトロリーバスに恐怖を感じながら昇降することになり、車椅子の利用が難しくなるなどの問題があった。また、停留所を歩道側に設けると架線を歩道側にまでまたがって設けなければならず、道路の上の架線が複雑になって見通しが悪くなり、架線の設置コストが高くなるなどの問題があった。さらに、路面電車やトロリーバスを導入すると、路面電車やトロリーバスが他の車両の邪魔になり、また路面電車やトロリーバスの走行軌道に侵入してきた他の車両が邪魔になり、交通渋滞を引き起こす恐れもあった。
【0007】
この発明は、上記のような問題点を解決するものであり、交差点内における架線が無くし、他の車両の走行の妨げとならず安全性に優れた交通システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、電力を供給可能な電力供給手段および電力を給電するパンタグラフを有し電力供給手段およびパンタグラフから供給される電力にて駆動する電気車と、交差点内を除く電気車の運行する道路上に形成された複数の架線電柱と、交差点内を除く架線電柱間に形成され電気車にパンタグラフを介して電力を供給する架線とを備え、交差点内における電気車の運行はパンタグラフを架線から離脱して電力供給手段からの電力により駆動して行うものである。
【発明の効果】
【0009】
この発明の交通システムは、電力を供給可能な電力供給手段および電力を給電するパンタグラフを有し電力供給手段およびパンタグラフから供給される電力にて駆動する電気車と、交差点内を除く電気車の運行する道路上に形成された複数の架線電柱と、交差点内を除く架線電柱間に形成され電気車にパンタグラフを介して電力を供給する架線とを備え、交差点内における電気車の運行はパンタグラフを架線から離脱して電力供給手段からの電力により駆動して行うので、交差点内において架線が無く、他の車両の走行の妨げとならず安全性に優れている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明における実施の形態1による電力により駆動するトロリーバスを用いた交通システムの構成を示す平面図、図2は図1に示した交通システムのトロリーバスが架線のある軌道を走行している状態を示す側面図、図3は図1に示した交通システムのトロリーバスが架線のない場所を走行している状態を示す側面図である。図において、電力を供給可能な電力供給手段としての例えば電力貯蔵装置12および発電装置13、および電力を給電するパンタグラフ10を有し電力貯蔵装置12および発電装置13およびパンタグラフ10から供給される電力にて駆動する電気車としてのトロリーバス3を用いた交通システムである。電力貯蔵装置12としては、鉛蓄電池、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの2次電池やキャパシタ、フライホイールやこれらを組み合わせたものが用いられことが考えられるが、充放電回数が多いので、電気二重層キャパシタの使用が望ましい。
【0011】
発電装置13としては、純水素を燃料とする固体高分子形燃料電池が望ましく、また、水素ロータリーエンジンや高い効率のリーンバーンエンジンを用いることも可能である。これらを用いることにより二酸化炭素やNOxの排出量がゼロに保たれる。そしてここでは発電装置13に電力源としての水素を貯蔵するための水素タンク11がトロリーバス3の天井部に形成されている。そして、交差点6内を除くトロリーバス3の運行する道路100上に形成された複数の架線電柱2と、交差点6内を除く架線電柱2間に形成されトロリーバス3にパンタグラフ10を介して電力を供給する架線1とを備え、交差点6内におけるトロリーバス3の運行はパンタグラフ10を架線1から離脱して電力貯蔵装置12および発電装置13からの電力により駆動して行う。このトロリーバス3が運行する道路100は図1に示すように交差点6を有する道路100で、両道2車線の4車線道路で、中央分離帯40が存在する。よってこの中央分離帯40が存在する箇所においては架線電柱2が中央分離帯40の両サイドに敷設され、両道路100の各1車線がトロリーバス3の軌道4として用いられている。そしてこの中央分離帯40に敷設された架線電柱2には架線1が両道路100各1車線に対して張られている。
【0012】
しかし、交差点6内には架線1(軌道4)および架線電柱2は存在せず、通常の交差点6とほとんど変わりがなく形成されている。架線電柱2には、例えば道路100の地面内に埋設された地下電線から電力が供給されている。そして、道路100の歩道側に停留所5を設置し、トロリーバス3の停留所5への移動はパンタグラフ10を架線1から離脱し電力貯蔵装置12および発電装置13からの電力により駆動して行う。そしてこの停留所5には電力を供給する予備供給手段として充電装置7と電力源を供給する予備供給手段としての水素供給装置8とを備えている。そしてトロリーバス3は停留所5において充電装置7および水素供給装置8から電力または電力源のいずれか少なくとも一方を電力所蔵装置12または水素タンク11に供給する。また、架線1のパンタグラフ10の離脱箇所にはパンタグラフ10を架線1へガイドするパンタグラフガイド17が形成されている。
【0013】
このパンタグラフガイド17は、円弧形状になっていて、パンタグラフ10が離脱する部分のパンタグラフガイド17は徐々に高さが高くなっていて、パンタグラフ10が自然に上に延びる。パンタグラフ10が架線1に装着する部分のパンタグラフ10は逆に高い箇所から徐々に低くなって架線1の高さになるようになっており、延びたパンタグラフ10が自然に縮んで架線1に接触する。パンタグラフガイド17は外側に傘のように広がっていて、パンタグラフ10がずれていてもガイドできるようになっている。パンタグラフガイド17の材料は、例えばエポキシ樹脂やポリカーボネートなどのプラスチックが望ましいが、銅板のような金属であってもよい。そして、トロリーバス3の運行する道路100に関連する他の車両に対して、トロリーバス3の走行情報を送信する送信手段としての通信機14を例えば架線電柱2に設置する。
【0014】
次に上記のように構成された実施の形態1の交通システムにおけるトロリーバス3の運行について説明する。まず、軌道4上では、トロリーバス3は従来と同様にパンタグラフ10を架線1に接触させて架線1から電力を受電し、その電力でトロリーバス3のモーターを回して駆動する。そして、交差点6内に入る前にパンタグラフ10を架線1かパンタグラフガイド17を介して離脱して、電力貯蔵装置12に蓄えられた電力でモーターを駆動する。そして、交差点6内で立ち往生した場合など、蓄電した電力が残り少なくなった場合には、発電装置13を起動して発電する。通常、交差点6内の運転は低速で短時間となるので、発電装置13は小さな発電容量のもので十分対応することができる。そして、交差点6から再び軌道4に入るとパンタグラフ10をパンタグラフガイド17を介して架線1に接触させて架線1から受電し、その電力でモーターを駆動させると共に、電力貯蔵装置12に充電する。
【0015】
また、縦の道路100の中央付近の歩道側に形成されている停留所5に軌道4を離脱して移動する場合、交差点6に差しかかる場合と同様に、パンタグラフ10を架線1からパンタグラフガイド17を介して離脱させて、電力貯蔵装置12に蓄えられた電力でモーターを駆動する。停留所5での滞在時間が長くなった場合など、蓄電した電力が残り少なくなった場合には、発電装置13を起動して発電する。停留所5に交差点6から再び軌道に入るとパンタグラフ10をパンタグラフガイド17を介して架線1に接触させて架線1から受電し、その電力でモーターを駆動させると共に、電力貯蔵装置12に充電する。そして、停留所5に充電装置7を備えている場合には、その電力でトロリーバス3の電力を賄うと共に、電力貯蔵装置12への充電を行う。また、停留所5に水素供給装置8を備えている場合には、トロリーバス3に天井に設けられた水素タンク11に必要に応じて水素を充填することができる。そして、このように交差点6内または停留所5への移動においては、パンタグラフ10を上げ下げすることなく、パンタグラフガイド17がパンタグラフ10の架線1から離脱と架線1への装着をガイドする。
【0016】
トロリーバス3の現在地は、センサーやカメラやGPS装置(全地球無線測位システム)などで検知し、その行き先と共に、無線で一般の他の車両9の例えばナビゲーションシステムや他の車両9内に存在する携帯電話に通信機14を介して通知される。このようにして他の車両9の運転手は、ナビゲーションシステムや携帯電話の画面で、トロリーバス3の位置と行き先を知ることができ、これによって、軌道4を離れたほうがよいか、軌道4に入ってしばらく走行していてよいかを判断できる。従って、軌道4内を走行していても他の車両9は後ろからトロリーバス3が来るかもしれないという心配をせずに安心して運転することができる。
【0017】
さらに、架線1は電力にて駆動する他電気車が、電力を給電する他パンタグラフへ給電可能なように構成しておき、他電気車を走行することができる。架線1を利用する多電気車の識別には、架線1を利用した信号の送信(PLC:パワーラインコミュニケーション)、または無線により行う方法が考えられる。また、停留所5の充電装置7や水素供給装置8が電力にて駆動する他電気車としての例えばハイブリッド自動車や燃料電池自動車に開放してもよい。また、架線電柱2に監視カメラや赤外線カメラを設置して、運行管理に役立てると共に、その画像が、一般他の車両9でモニターできる。さらに、LCX(漏洩同軸ケーブル)を架線1と共に架線電柱2間に空中に張るか軌道4の両側の地面に敷設すれば、通行するトロリーバス3以外に他の車両9を検知することができ、これにより交通違反が減少し、安全が保たれる効果が生じる。
【0018】
上記のように構成された実施の形態1の交通システムは、交差点内には架線が一切無く、他の車両の走行の障害にならずに電気車を導入できる。さらに、道路の片側2車線のうち、一車線は、架線がなく、軌道においても架線が一次元的に張られているだけであり、架線電柱も中央分離帯にあるため、他の車両の邪魔にはならず、他の車両は通常の道路と変わりなく走行することができる。そして電気車の軌道も確保されるため、電気車の運行が容易になる。また、停留所を歩道側に設置しているので、車椅子の人も安心して昇降でき、利用者への利便性が増加する。また、昇降者がいない場合には停留所を通過することができ、さらに停留所に別の電気車を待機させておき通過することも可能になる。
【0019】
さらに、他の車両に近くを走行する電気車の位置や行き先などの走行情報が通知されるので、軌道内を走行していても常に後方から近づく電気車に気をとられることなく安全に走行することが可能になる。よって、軌道内に入っての他の車両の走行が可能となる。以上のことより電気車の軌道や架線を備えながらも、他の車両にとって通常の道路とほとんど変わりない利便さが確保される。また、パンタグラフを架線に装着することで、架線の利用が可能になり、ハイブリッド自動車を電気自動車として走行させることによって二酸化炭素やNOxを放出することなく都市を走行することが可能になる。
【0020】
また、パンタグラフガイドは、特に交差点内などの侵入における短時間において、パンタグラフを上げ下げする手間を省くという効果を生じる。さらに、パンタグラフが架線に装着されたり離脱する場合に生じるアークを最小限にとどめ、アーク発生に伴うサージの発生やこれによる電波などの通信妨害を防ぐ効果がある。また、架線の電力を一般の他電気車が利用できるため、他電気車の普及促進と二酸化炭素排出量の削減の効果を生じる。このような助成がなされれば、例えば多くの宅配便トラックなど配達業務用のトラック、観光バスなどがパンタグラフを備えて、都市内を他電気車として走行することができ、都市交通での無公害車あるいは低公害車の普及が確実に増加する。
【0021】
実施の形態2.
上記実施の形態1では電気車としてトロリーバスを例に示したが、本実施の形態2では電力にて駆動する路面電車の場合について説明する。図4はこの発明の実施の形態2による電力により駆動する路面電車を用いた交通システムの構成を示す平面図、図5は図4に示した交通システムにおける路面電車が架線のある軌道を走行している状態を示す側面図、図6は図4に示した交通システムにおける路面電車の架線のない場所を走行している状態を示す側面図である。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する、本実施の形態2ではトロリーバスではなく、路面電車16が用いられている。よって、路面電車16の運行箇所の軌道4および交差点6および停留所5には線路15が敷設されている。しかしながら交差点6に線路15は敷設されているが、架線1がないので、一般の他の車両への影響はほどんどない。また、軌道4から停留所5へ至る箇所においても架線1が形成されていないので、他の車両への影響はほどんど生じない。
【0022】
そして、路面電車16での運行形態は上記実施の形態1のトロリーバスの場合と同様であり、同様の効果を奏することができ、トロリーバスの場合と同様に、利便性が確保されながら二酸化炭素やNOxの大幅低減を図ることができる。特に路面電車16の場合、従来は、中央分離帯40に乗降するために、歩行者の安全を確保することが難しかった。これに対して本実施の形態2では、トロリーバスの場合と同様に道路100の歩道側を利用して停留所5を設置できるので、車椅子の利用も容易で、路面電車16の昇降のために道路を横断する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】この発明の実施の形態1による交通システムを示す平面図である。
【図2】図1に示した交通システムのトロリーバスが架線のある軌道を走行している状態を示す側面図である。
【図3】図1に示した交通システムのトロリーバスが架線のない場所を走行している状態を示す側面図である。
【図4】この発明の実施の形態2による交通システムを示す平面図である。
【図5】図4に示した交通システムの路面電車が架線のある軌道を走行している状態を示す側面図である。
【図6】図4に示した交通システムの路面電車が架線のない場所を走行している状態を示す側面図である。
【符号の説明】
【0024】
1 架線、2 架線電柱、3 トロリーバス、4 軌道、5 停留所、6 交差点、
7 充電装置、8 水素供給装置、9 他の車両、10 パンタグラフ、
11 水素タンク、12 電力貯蔵装置、13 発電装置、14 通信機、15 線路、
16 路面電車、17 パンタグラフガイド、40 中央分離帯、100 道路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力を供給可能な電力供給手段および電力を給電するパンタグラフを有し上記電力供給手段および上記パンタグラフから供給される電力にて駆動する電気車と、交差点内を除く上記電気車の運行する道路上に形成された複数の架線電柱と、上記交差点内を除く上記架線電柱間に形成され上記電気車に上記パンタグラフを介して電力を供給する架線とを備え、上記交差点内における上記電気車の運行は上記パンタグラフを上記架線から離脱して上記電力供給手段からの電力により駆動して行うことを特徴とする交通システム。
【請求項2】
上記架線電柱は、上記道路に中央分離帯を有する箇所においては上記中央分離帯上に敷設されることを特徴とする請求項1に記載の交通システム。
【請求項3】
上記道路の歩道側に停留所を設置し、上記電気車の上記停留所への移動は上記パンタグラフを上記架線から離脱して上記電力供給手段からの電力により駆動して行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の交通システム。
【請求項4】
上記停留所に電力または電力源のいずれか少なくとも一方を供給する予備供給手段を備え、上記電気車は上記停留所において上記予備供給手段から電力または電力源のいずれか少なくとも一方を上記電力供給手段に供給することを特徴とする請求項3に記載の交通システム。
【請求項5】
上記架線の上記パンタグラフの離脱箇所に上記パンタグラフを上記架線へガイドするパンタグラフガイドを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の交通システム。
【請求項6】
上記電気車の運行する道路に関連する他の車両に対して、上記電気車の走行情報を送信する送信手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の交通システム。
【請求項7】
上記架線は、電力を給電する他パンタグラフを有し上記他パンタグラフからの電力にて駆動する他電気車の上記他パンタグラフに電力を供給可能な構成としたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の交通システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−246568(P2006−246568A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−55902(P2005−55902)
【出願日】平成17年3月1日(2005.3.1)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】