説明

他無線中継装置監視機能を有する無線中継装置

【課題】マルチホップ式のデータ中継において、情報センタから送信された情報が中継装置にローカル接続されたローカル機器により表示されていることを保守者が赴かなくても確認することが可能な技術を提供することにある。
【解決手段】無線中継装置1は情報センタ4より配信された緊急放送を含む中継データを受信すると、当該中継データを隣接無線中継装置に中継すると共に、隣接無線中継装置に接続するローカル機器宛(以下、隣接ローカル機器)の中継データであるか否かを判定する。そして、隣接ローカル機器宛の中継データであった場合に、ローカル機器制御内容テーブル1060を参照し、中継データに含まれる隣接ローカル機器宛のデータ種別に応じて自無線中継装置に接続されたローカル機器を制御し、ローカル機器から取得したローカルデータを情報センタ4宛に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の無線中継装置間でマルチホップ式にデータを中継する無線中継ネットワークを構成する無線中継装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線LAN(Local Area Network)等の無線電波の到達距離が比較的短い無線通信方式を用いてデータを多段中継(マルチホップ式)し、遠距離の通信機器間のデータを中継する中継装置および通信方式に関する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
従来のマルチホップ式の中継装置は、送信元の通信機器または前段の中継装置からの中継データを次段の中継装置または中継装置にローカル接続された送信先の通信機器(以下、ローカル機器と呼称)へ単に中継するだけであり、当該ローカル機器が実際に動作をしている否かを確認することができなかった。
【0004】
この問題を解決する技術として、遠隔地に設置された緊急通報装置をリモートメンテナンスする技術が知られている(例えば、特許文献2)。特許文献2の技術は、緊急通報装置に異常がある場合、自装置に接続された表示装置を用いて自装置周辺に報知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−191922号公報
【特許文献2】特開平10−162279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献2の技術は、自装置に接続された表示装置を用いて異常報知するため、遠隔地に設置されている装置が異常報知していることを確認するために保守者は緊急通報装置が設置されている場所に赴く必要があった。
【0007】
本発明は上記課題に鑑み為されたものであり、本発明の目的は、マルチホップ式のデータ中継において、情報センタから送信された情報が中継装置にローカル接続されたローカル機器により表示されていることを保守者が赴かなくても確認することが可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、複数の無線中継装置間でマルチホップ式にデータを中継する無線中継ネットワークを構成する無線中継装置であって、他無線中継装置から無線通信により受信したデータを前記他無線中継装置と別の他無線中継装置へ無線通信により送信してデータを中継する無線中継手段と、自無線中継装置とローカル接続された1以上のローカル機器と有線または無線によりデータを授受するローカル通信手段と、前記ローカル機器を制御するローカル機器制御手段と、他無線中継装置から受信したデータの宛先を抽出する宛先情報抽出手段と、前記抽出した宛先が自無線中継装置に隣接する他無線中継装置に接続されている隣接ローカル機器であるか否か判定する隣接ローカル機器宛判定手段と、前記隣接ローカル機器宛のデータが予め定められたデータ種別または送信元に係る情報か否かを判別するデータ種別判別手段と、前記隣接ローカル機器と自無線中継装置とローカル接続されたローカル機器とを連携し、前記データ種別判別手段が判別したデータ種別に対して自無線中継装置に接続されたローカル機器を制御する内容を記憶するローカル機器制御内容記憶手段と、自無線中継装置に接続されたローカル機器から受信したローカルデータを他無線中継装置に無線通信により中継するローカルデータ中継手段と、を有し、前記データ種別判別手段が前記隣接ローカル機器宛のデータは予め定められたデータ種別または送信元に係る情報であると判別した場合に、前記ローカルデータ中継手段は、前記ローカル機器制御内容記憶手段を参照して自無線中継装置に接続されたローカル機器を制御し、前記ローカルデータ中継手段は前記自無線中継装置に接続されたローカル機器からのデータを前記無線中継手段が中継した当該隣接ローカル機器宛のデータの送信元を宛先として次段の他無線中継装置へ中継することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、他中継装置との間で各種データをマルチホップ式に他中継装置に中継すると共に、緊急時に送信元から中継装置に接続されたローカル機器に対し、所定の動作を指示すると、当該中継装置の前段の中継装置は、自動的にローカル機器の動作を検知し、送信元に所定の動作を通知するので、送信元の意図した動作が実現されている否かを保守者が赴かなくても確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態に係わる無線中継システムの全体構成図である。
【図2】無線中継装置の機能ブロック構成図である。
【図3】送信先記憶部に記憶された送信先テーブルを模式的に表した図である。
【図4】ローカル機器制御内容記憶部に記憶されたローカル機器制御内容テーブルを模式的に表した図である。
【図5】無線中継装置1の動作フローチャートである。
【図6】情報センタからローカル機器(スピーカ)宛に緊急情報の放送を指示する中継データが送出された場合の動作シーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態として、情報センタと広範囲に分散している音声データ、センサデータ等の各種データの入出力機器との間を、複数の無線中継装置を介してマルチホップ式にデータを中継する無線中継ネットワークを例に、図面を用いて具体的に説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施形態に係わる無線中継システムの全体構成図である。
【0013】
1は本発明による無線中継装置(以下、本装置と略すこともある)であって、本装置1がn台で無線中継し、マルチホップ式の無線中継ネットワークを構成している。
【0014】
そして無線中継装置1のそれぞれは、隣接する無線中継装置との距離が無線電波の到達距離(例えば100m)以下の間隔で分散しており、隣接する無線中継装置との間でデータ(以下、中継データ)を中継する。
【0015】
2は無線中継装置1とローカル接続されている各種ローカル機器であって、ローカル機器には、集音マイク2−1a、モニタカメラ2−1b、スピーカ2−2a、および表示機器2−2b等がある。
【0016】
4は各種データの配信元または収集元の情報センタであって、緊急情報を配信または収集する。
【0017】
情報センタ4は、各種ローカル機器2の動作を指示し、所定のローカル機器2の動作を含む中継データを、無線中継装置1に送出する。また、無線中継装置1から中継データを受信すると受信結果を記憶する。
【0018】
例えば、情報センタ4から無線中継装置1−2に接続するローカル機器(スピーカ)2−2a宛に緊急情報の放送(例えば津波発生等)を指示する中継データが送出されたとする。すると、無線中継装置1はCenter to Endの方向(下方)に複数の無線中継装置を経由して、中継データを伝達する。中継データを受信した無線中継装置1−1はスピーカ2−2a宛の中継データであると判定すると、中継データを無線中継装置1−2に中継し、これを受けた無線中継装置1−2は、スピーカ2−2aを起動して緊急情報を放送する。
【0019】
このとき、無線中継装置1−1は中継データを送信すると共に自装置に接続するローカル機器(集音マイク)2−1aを起動させ、ローカル機器(スピーカ)2−2aが送信する音声を録音し、録音した音声データを中継データとして情報センタ4に送出する。
【0020】
尚、ここで、情報センタ4から送出される中継データは表示装置2−2bに対する緊急情報の放送であった場合、無線中継装置1−1はローカル機器(モニタカメラ)2−1bを起動させて、モニタカメラ2−1bを表示装置2−2bの方向に向けて撮像する。
【0021】
図2は、無線中継装置1の機能ブロック構成図である。
【0022】
他無線中継装置通信部101は、隣接する他の無線中継装置と無線通信を行う。
【0023】
データ中継制御部102は、他無線中継装置通信部101と連動して中継データ制御全般を行う。データ中継制御部102は、他無線中継装置通信部101から中継データを受信すると、受信した中継データを中継データ一時記憶部103に記憶する。
【0024】
また、データ中継制御部102は、送信先判定部104からの指示に応じて中継データを他無線中継装置通信部101を介して隣接する下方の無線中継装置1に中継またはローカル接続制御部109に中継または他無線中継装置通信部101を介して隣接する上方の無線中継装置1に中継する。
【0025】
また、データ中継制御部102は、中継データ生成・送信部111からの中継データを受信すると他無線中継装置通信部101を介して隣接する上方の無線中継装置1に中継する。
【0026】
中継データ一時記憶部103は、受信した中継データを一時的に記憶する。
【0027】
送信先判定部104は、中継データ一時記憶部103に中継データが一時記憶されると送信先記憶部105の送信先テーブルを参照して中継先を判定し、判定結果に応じてデータ中継制御部102に対し当該中継データの中継先を指示する。
【0028】
送信先記憶部105は、送信先テーブル1050を記憶する。
【0029】
図3は送信先記憶部105に記憶された送信先テーブル1050を模式的に表した図である。
【0030】
次に送信先判定部104の具体的な動作について、図3の送信先テーブル1050を参照しながら説明する。
【0031】
図示するように、送信先テーブル1050は、中継データのヘッダ情報に含まれる送信先のローカル機器2のIDである送信先のフィールド1051と、無線中継装置2のアドレスである中継先のフィールド1052とから構成される。
【0032】
送信先判定部104は、中継データが一時記憶されると送信先を抽出し、送信先テーブルの送信先のフィールド1051に一致するIDを検索する。一致するIDを検出すると、送信先判定部104は、対応する中継先のフィールド1052を参照し、データ中継制御部102に対し当該中継先への中継を指示する。また、送信先判定部104は、一致するIDが隣接する無線中継装置1に接続されたローカル機器2宛であった場合、ローカル機器制御内容判定部107に隣接する無線中継装置1に接続されたローカル機器2を制御するコマンド(以下、データ種別と呼称)を渡す。
【0033】
ローカル機器制御内容記憶部106はローカル機器制御内容テーブル1060を記憶する。
【0034】
ローカル機器制御内容判定部107は、データ種別を渡されると、ローカル機器制御内容記憶テーブル107を参照してローカル機器制御内容を判定し、判定結果に応じてモニタ開始指示部108に対してローカル機器制御内容を指示する。
【0035】
図4はローカル機器制御内容記憶部106に記憶されたローカル機器制御内容テーブル1060を模式的に表した図である。
【0036】
次に送信先判定部106の具体的な動作について、図4のローカル機器制御内容テーブル1060を参照しながら説明する。
【0037】
図示するように、送信先テーブル1060は、データ種別に含まれるデータ種別のフィールド1061と、自無線中継装置に接続されているローカル機器のフィールド1062と、自無線中継装置に接続されているローカル機器に対する制御内容のフィールド1063から構成される。
【0038】
ローカル機器制御内容判定部107は、データ種別のデータ種別を抽出し、ローカル機器制御内容テーブルの制御対象ローカル機器のフィールド1062に一致するローカル機器を検索する。
【0039】
一致したローカル機器があると、ローカル機器制御内容判定部107は、対応するローカル機器制御内容のフィールド1063を参照し、モニタ開始指示部108に対しローカル機器への制御内容を指示する。モニタ開始指示部108はローカル機器制御内容判定部107の指示に応じて自無線中継装置に接続されているローカル機器2に対して集音または撮像といったモニタ開始を指示する。
【0040】
ローカル機器制御部109はモニタ開始指示部108の指示に応じて自無線中継装置に接続されているローカル機器を制御する。
【0041】
ローカルデータ受信部110は自無線中継装置に接続されているローカル機器からのローカルデータを受信する。
【0042】
中継データ生成・送信部111は受信したローカルデータを基に情報センタ4宛の中継データを生成し、データ中継制御部102に伝達する。
【0043】
図5は無線中継装置1の動作フローチャートである。以下、本装置1の動作フローを説明する。
【0044】
本フローは本装置1が、他無線中継装置通信部101が隣接する他無線中継装置1からの中継データを受信する毎に実行する(S401)。
【0045】
中継データを受信した場合(S401、YES)、データ中継制御部102は、受信した中継データを中継データ一時記憶部103に記憶する(S402)。送信先判定部104は記憶した中継データを基に送信先を抽出し送信先テーブル1050を参照する(S403)。
【0046】
参照した送信先テーブルから送信先を判定し、送信先が隣接ローカル機器宛、他ローカル機器宛、自ローカル機器宛、情報センタ宛のいずれかを判定する(S404)。
【0047】
送信先が隣接ローカル機器宛であった場合(S404、隣接ローカル機器宛)、中継データを下方無線中継装置へ送信する(S405)。
【0048】
ローカル機器制御内容判定部107は、中継データに含まれるデータ種別を抽出し、ローカル機器制御内容テーブル1060を参照して(S406)、一致するデータ種別がある場合(S407、Yes)、データ種別に対応する制御対象ローカル機器制御内容を選択し、モニタ開始指示部108に指示する(S408)。
【0049】
ローカル機器制御部109はモニタ開始指示部108の指示に応じて自無線中継装置に接続されているローカル機器2の制御を実施する(S409)。ローカルデータ受信部109は自無線中継装置1に接続されているローカル機器2からローカルデータを受信し、中継データ生成・送信部111に伝達する(S410)。
【0050】
中継データ生成・送信部111は受信したローカルデータを基に情報センタ4宛の中継データを生成し(S411)、データ中継制御部102へ伝達する。
【0051】
中継データを受け取ったデータ中継制御部102は他無線中継装置通信部101を通じて情報センタ4宛に中継データを送信し(S412)、本フローを終了する。一致するデータ種別がない場合(S407、No)、何もせずに本フローを終了する。
【0052】
送信先が他ローカル機器宛であった場合(S404、他ローカル機器宛)、受信した中継データを下方無線中継装置へ中継する(S413)。
【0053】
送信先が自ローカル機器宛であった場合(S404、自ローカル機器宛)、中継データに含まれるデータ種別に応じて自無線中継装置に接続されているローカル機器2の制御を実施する(S414)。
【0054】
送信先が情報センタ宛であった場合(S404、情報センタ宛)、受信した中継データを上方無線中継装置へ送信する(S415)。
【0055】
図6は、センタ装置4からローカル機器(スピーカ)2−2a宛に緊急情報の放送を指示する中継データが送出された場合の動作シーケンス図である。
【0056】
センタ装置4から無線中継装置1−2宛に緊急放送の音声放送の指示を含む中継データが送信され、複数の無線中継装置1を経由して無線中継装置1−1が該中継データを受信すると(S501)、受信した中継データを一時記憶する(S502)。そして、受信した中継データが隣接するローカル機器宛か否かを判定し、送信先が隣接するローカル機器宛と判定すると(S503)、記憶した中継データを無線中継装置1−2へ中継する(S504)。
【0057】
中継データを受信した無線中継装置1−2は中継データに含まれるデータ種別に従い、接続されているローカル機器2−2a(スピーカ)の音声出力制御を行う(S505)。これにより、ローカル機器2−2a(スピーカ)は緊急放送を開始する(S509)。
【0058】
ステップ504で、中継データを無線中継装置1−2へ中継すると、無線中継装置1−1は、データ種別を抽出し、ローカル機器制御内容テーブル1060から当該データ種別に対応する制御対象ローカル機器を参照し、データ種別に対応する制御対象ローカル機器を選択し、当該データ種別に対応するローカル機器制御内容をモニタ開始指示部108に伝達する(S506)。モニタ開始指示部108はローカル機器制御部109と連動して制御対象ローカル機器を制御する(S507)。モニタ開始を指示されたローカル機器2−1a(集音マイク)は集音を開始する(S508)。
【0059】
そして、ローカル機器2−2aから放送されている緊急放送の音声(S510)がローカル機器2−1a(マイク)にて集音されると、無線中継装置1−1にローカルデータとして伝達され(S511)、ローカルデータを受信した無線中継装置1−1は情報センタ4宛の中継データを生成し(S512)、当該中継データを上方無線中継装置に送信する(S513)。
【0060】
以上、本発明の形態について実施例を説明した。
【0061】
本発明によれば、無線中継装置1は情報センタ4より配信された緊急放送を含む中継データを受信すると、当該中継データを隣接無線中継装置に中継すると共に、隣接無線中継装置に接続するローカル機器宛の中継データであるかを判定する。そして、隣接無線中継装置に接続するローカル機器宛の中継データであった場合に、ローカル制御内容テーブル1060を参照し、中継データに含まれる隣接無線中継装置に接続するローカル機器宛のデータ種別に応じて自無線中継装置に接続するローカル機器を制御する。
【0062】
隣接無線中継装置に接続するローカル機器が緊急放送を表示すると、自無線中継装置に接続するローカル機器は、緊急放送を表示している動作を含むローカルデータを取得し、当該ローカルデータを基に中継データを生成し、他無線中継装置を経由して情報センタ4宛に送信する。
【0063】
したがって、本発明によれば情報センタ4が緊急放送を開始すると、緊急データの送信先であるローカル機器が接続されている無線中継装置に隣接する無線中継装置1が表示されている緊急データを中継データとして自動的に送信されるので、緊急放送が表示されているか否かを確認するために保守者が現地に赴くことを不要となる。
【符号の説明】
【0064】
1・・・無線中継装置
2・・・各種ローカル機器
4・・・情報センタ
101・・・他無線中継装置通信部
102・・・データ中継制御部
103・・・中継データ一時記憶部
104・・・送信先判定部
105・・・送信先記憶部
106・・・ローカル機器制御内容記憶部
107・・・ローカル機器制御内容判定部
108・・・モニタ開始指示部
109・・・ローカル機器制御部
110・・・ローカルデータ受信部
111・・・中継データ生成・送信部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の無線中継装置間でマルチホップ式にデータを中継する無線中継ネットワークを構成する無線中継装置であって、
他無線中継装置から無線通信により受信したデータを前記他無線中継装置と別の他無線中継装置へ無線通信により送信してデータを中継する無線中継手段と、
自無線中継装置とローカル接続された1以上のローカル機器と有線または無線によりデータを授受するローカル通信手段と、
前記ローカル機器を制御するローカル機器制御手段と、
他無線中継装置から受信したデータの宛先を抽出する宛先情報抽出手段と、
前記抽出した宛先が自無線中継装置に隣接する他無線中継装置に接続されている隣接ローカル機器であるか否か判定する隣接ローカル機器宛判定手段と、
前記隣接ローカル機器宛のデータが予め定められたデータ種別または送信元に係る情報か否かを判別するデータ種別判別手段と、
前記隣接ローカル機器と自無線中継装置とローカル接続されたローカル機器とを連携し、 前記データ種別判別手段が判別したデータ種別に対して自無線中継装置に接続されたローカル機器を制御する内容を記憶するローカル機器制御内容記憶手段と、
自無線中継装置に接続されたローカル機器から受信したローカルデータを他無線中継装置に無線通信により中継するローカルデータ中継手段と、を有し、
前記データ種別判別手段が前記隣接ローカル機器宛のデータは予め定められたデータ種別または送信元に係る情報であると判別した場合に、
前記ローカルデータ中継手段は、前記ローカル機器制御内容記憶手段を参照して自無線中継装置に接続されたローカル機器を制御し、前記ローカルデータ中継手段は前記自無線中継装置に接続されたローカル機器からのデータを前記無線中継手段が中継した当該隣接ローカル機器宛のデータの送信元を宛先として次段の他無線中継装置へ中継することを特徴とする他無線中継装置監視機能を有する無線中継装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−151623(P2012−151623A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−8295(P2011−8295)
【出願日】平成23年1月18日(2011.1.18)
【出願人】(000134707)株式会社ナカヨ通信機 (522)
【Fターム(参考)】