説明

健康食物ドロドロ汁製造機

【目的】人類の健康を考えるとき、食事による病気の治癒法、病気の予防法が大切。その食物の製造機が必要になる。煮たり焼いたりしないで、固有で自由な家族に合わせた良い味付けをして継続的に食す機会を提供し、薬の一時凌ぎを止め人体改革を食料製造機で行い、従来の炊飯器、焼機、ガスレンジ、電子レンジ、冷蔵庫などを常使用の必要のない家庭を作る。
【構成】図1、図2の通り、人類と同じに近いものを持つ機械。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】
【0001】
健康産業及び医療産業に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、玄米用炊飯器、パン焼器、ジューサー、すり鉢等、食事製造用鍋、釜はあった。また、雑穀、お粥等もあった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
穀類、野菜、魚、肉等、硬いものも水に数時間浸けておくだけで、生で食することのできる手軽なすり潰し機械を発明する。
但し、この機械が人類の体を悪くするものであってはならない。すなわち、食物繊維は腸内環境を整えること有効のため、粉末にしてはならない。また、ゴマ以下の粒では歯根が弱くなり歯全体が衰える。更に、胃の力を強くするためには粉末プラス水を口に入れないようにする等を配慮した機械にする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
食材料を皮付きの生そのままで機械に入れ、体に良い大きさで生ですり潰しのできる機械には、1)材料の送り込み機構 2)歯噛み 3)すり潰し 4)大きさ揃えドロドロで送り出し 機構を持つものが必要。その手段として、1)回転体を持つモーターに低速のスクリュー 2)歯噛みギヤー 3)テーパー底のすり潰し 4)孔付きの出口 等を有する機械にし、年寄りも子供も自由に使える手段を取る。
【作用】
【0005】
上記の通りの構成では、原材料が自動で小孔から汁と共にドロドロになって出てくる作用。孔の大きさで粒径は揃え、非常に高栄養のつぶつぶドロドロ汁を得る。健康状態により原料の選択をするが、その原料別の作用効果について後述する。
糖尿病の場合
1 毛細血管の血液循環を正しくするために、グローミューの血管を再生する必要があって、このためには玄米、大豆、玉葱等のドロドロ汁を食すことで治る。
大豆には、トリプシンインヒビターが含まれており、食事をするとすい臓からトリプシンというたんぱく質消化酵素が出るが、トリプシンインヒビターというのは、その消化酵素の作用を妨げる。
2 肥満は万病の敵、ダイエットが必要。ダイエットの体を治すには、インスリン等薬を止め、玄米、根野菜のドロドロ汁を食すると筋力向上に作用する。
3 米、芋、その他、煮たもの、焼いたもの、または高速で切断したもの、粉にしたものは生と比較してその食物効果は約1/10になるが、特に高麗人参、ニンニク等、癌細胞をやっつける作用に大きく差がある。
【実施例】
【0006】
図1は、縦型製造機で、上部の蓋(12)を開け上から原料を投入し、電気BOX(10)の電源を入れると、モーター(13)が回ると軸(5)とカム(8)がスクリュー▲1▼歯型(3)及びすり潰し円錐板(7)がゆっくり80RPM回りながら、カム駆動で全体が2mm上下運動する。スクリューの外周歯型(2)は、歯型と噛み合いつつ原料を降下させ、約米粒の大きさに砕かれながら更に降下し、細分化歯型(4)スクリュー底のすり潰し円板(7)とすり潰し底板で約ゴマ粒になり外に出ていく。皮付人参及び玄米(水に浸して軟質化したもの)及び大豆等は、含水分と共に潰された粒とドロドロ水分と一緒になって受容器に入る。味付け用の塩、調味料は、原料と共に始めから入れておくため、受容器の中で棒で混合した。
簡単掃除は、モーターを回し良い水を入れ、別容器で受けるが、大掃除は蝶ネジを緩め、キー溝接合のスクリューを上に抜き行った。カムによる上下回数は8回/分とした。低速回転でゆっくりであるが、早くしたり昇温すると、原料の大切な細胞破壊が起きる故、悪いドロドロ汁になる。更に小さい粒にしすぎると、歯で噛むことが不可となり、悪影響を及ぼす。従って、非常公差範囲の小さい粒にした。病名にもよるが一般的には、魚の頭(干イワシが最高)付を他の玉葱等と混ぜドロドロ汁を作り、2回/日食すと高血圧が15日で治癒した例もあった。家族毎に食物の味付けは異なるため、自由に好きな味を採用し(但し、白砂糖のみ止める)、病気にならない体力のある人になることを目標とした。
図2は、図1の機構を同じとし、大量の原料を1度に作るためホッパー(11)を長くしたもの。受け容器は大きくスクリューの回転数を60RPMに設定。ホッパー内の材料を全部作るための時間は35分であった。完成ドロドロ汁は3〜5時間以内に食するのが良いが、それ以上保存する必要時は冷蔵・冷凍にする。但し、解凍に昇温は避け、自然解凍法を取った。太陽熱以下の昇温は良。
図3は、図1の受容器を示すもので、中心部のモーター部を避け、ドロドロ汁は左半分から入り込む。下の取手をつまみ、食容器に移す。
【発明の効果】
【0007】
近年、医学の進歩に伴い、薬でなく生食物で病気を治癒する研究が進み、生活習慣病の糖尿病、その他も効果抜群の健康食品が生まれつつある。しかしながら、その作り方に困難を伴うことが多く、各々の病気治癒に合致した原材料の食品加工機として次の多くの効果を生む。
1 癌の治癒には高麗人参、ニンニク等が良いと云われているが、それは皮付きのまま生で水なしのすり潰しのドロドロ汁にする必要があり、本機を利用することで材料の持つ効果を最大限発揮できた。
2 雑穀類(玄米、玄麦、大豆、黒大豆、小豆、粟、ひえ、ゴマ、玄蕎麦等)をお粥にして食すると、糖尿病が治ると云われているが、治癒後の体力増進及び再発防止には、生の人参、大根、カブ、じゃがいも、山芋、里芋、さつまいも等の芋類、キャベツ、白菜、ほうれん草、小松菜、トマト、きゅうり等のドロドロつぶつぶ汁が最高で、これ以上のものはない。高速ですり潰ししたもの、粉にしたもの、煮たもの及びフライにしたもの等は全て本発明の機械により製造したものを100%にし、トリプシンインヒビターの成分を比較すると、2分煮たもので残50%。5分煮たもの残30%。7分は20%より残らなかった。また、生の大豆を赤ちゃんの犬を育てるとき食べさせると、他犬の2倍のすい臓になり、大きくなるとインスリンを製造するランゲルハンス嶋を大にできる。
3 玄米、玄蕎麦、玄麦、その他豆類を数時間良い水に浸け、少し軟化したものを本発明の機械で得たものに味付けをして食すると、2回/日で糖尿病の治癒が、雑穀粥よりも1/2の早さで治り、引き続き1回/日食することで3ヶ月後、完全治癒した。これは生穀物の細胞力がグローミューの再生を早め、血液循環を改善できた効果である。
4 高血圧、動脈硬化、高脂血症等も本質は糖尿病とは変わらないから、生野菜、玉葱、レモン、海草、ひじきのドロドロ汁には、ミネラル、ビタミンC、コラーゲンに更にイワシ、青魚等を加えたら尚良い結果となった。これは、糖尿病等の薬(インスリン等)を必要としない。血糖値がスーッと引いていった後、上記の他に腎症や心臓病、網膜病などが出てくることが多く、これは根本欠陥のボロボロ血管を正常にすることが人体改革となる。
特に玉葱の生ドロドロ汁は、糖尿病の特効食のひとつでサルファロイドがインスリンと似た働きをするため、すい臓の負担を和らげ回復を和らげる。これらの複合品数種を同時混合製造できるため、バランスよく(ビタミンC、ミネラル、ビタミンEを含め)その人の症状に合わせて自由に配合を自分で変えていく効果が大である。その場合、生野菜のドロドロは、必ず共に食することが更に大効果をあげる。
5 肥満は病気の大敵。ダイエット等、痩せるための薬は多くあるが、全て副作用が生まれ、体力を落とすことなく筋力を増加させながら、医学的に体重を落とすことが重要で、食品として最も有効なのが生野菜、根菜類、小豆、黒豆を含む穀物、キノコ、魚介類を少し、ビタミン、ミネラルを含め干イワシ、海草、昆布、枝豆、カボチャ、玉葱等を生のままで本発明の機械でドロドロ汁を歯で噛みながら1日2回食し、ぶよぶよの体を筋肉質の体に変えていく。歯根及び歯茎の力と胃の活躍力を根本から作ることのできる機械の構成とした。薬の服用、注射を止め、ドロドロつぶつぶ汁を食し、強い歯、胃、腸を持ち続け病気を治し、健康を保つ効果を生む生食物製造機。
更に、白米を食べると血糖値は上昇し、玄米を食べるとあまり上がらないのは、玄米の食物繊維やミネラル成分が多いので、白米に比べ分解のスピードがゆっくりのため、ブドウ糖の吸収も緩やかになり、血糖値の上昇速度を抑えることの効果はドロドロ汁が最も抜群である。
6 食物繊維は、主に野菜や穀物に含まれ消化されない繊維質のこと。歯、胃、腸を通過する間に、腸壁を掃除する役割を持ち、便の量を増して便通を促進、腸内毒素を掃除し、それを便として排出。動物性食品には食物繊維は含まれぬため、便量が減少、便秘となり、コレステロールが作られる肝臓と肥満とダイエットにつながっていくのを本機は防ぐことができる。血液の状態をきれいにするには、まず腸の状態を良くする必要があり、そのために体の隅々の細胞に送り届けられる栄養素は腸からだから、下痢、便秘は不可で、薬で治すのでなく、食物で治すことが大切となり、どんな食物をどのように食するか?を解決の1つが本発明機。
未精製の穀物には食物繊維も多く、更に体にとって必要なあらゆる栄養素が一粒に凝縮されて詰まっている「植物の種」は生長に必要なエネルギーを秘めている。精製するとその一部を殺ぐことになり、バランスが崩れる。従って、未精製の穀物は「生活力そのもの」で、本機はこの機態が100%維持して生命力アップを目標にし、効果をあげ得る機械とした。
7 生玄米の場合、人間の消化酵素では分解されないが、腸内細菌により分解され短鎖脂肪酸になる。そしてプロピオン酸、酪酸が体内に吸収されるとインスリンの分泌を促進するので血糖値が上がらなくなる。1日1回(約150g)の生玄米のドロドロ汁を食した結果、糖尿病はもちろん治癒し、体力向上、疲れが出ない若返りの好薬、特効食となった。味付けには、蜂蜜等好みの家庭の味が良い。さらに同じ玄米を煮た場合、上述の大豆と生玄米と比し植物細胞の死亡率が高く、残は50%以下になり、その効果は半分以下となった。糖尿病が進むと男性の場合、性能力が駄目になるが、これは陰茎の毛細血管にグローミュー再生することが必要になる。糖尿病を治癒すると同時に陰茎のグローミューも再生するので、みるみる回復した。ドロドロ汁製造機による穀物を約10種、野菜を約5種以上混合の効果の生品効果となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦型健康食物製造機の正面半断面図。
【図2】本発明の横型健康食物製造機の正面断面図。
【図3】縦型ドロドロ汁製造機の受容器平面図。
【符号の説明】
1.テーパースクリュー 2.外周歯形
3.歯型 4.細分化歯型
5.軸 6.すり潰し底板
7.すり潰し円錐板 8.カム
9.マンドレル留め蝶番 10.電気箱
11.ホッパーケース 12.蓋
13.モーター 14.スクリュー留め蝶ネジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
健康食物の原料を上から入れ、送り込む部分にテーパースクリューを設け、その先に人類の奥歯歯噛みと同じギヤーと小孔付きのすり鉢に似たテーパー部で潰しドロドロ汁を押し出す機械。スクリューの中心軸はモーターに接続し、50〜100RPMで回転し、更にすり鉢底に振動を与えるカムを付与した。上部から押し込む原料、すなわち未精製穀物(玄米、大豆、ゴマ等)、根野菜(人参、芋、レンコン等)及び野菜、果物等を生のままで0.8〜3.0の粒プラスドロドロ汁が出口から自動的に出て、受容器に落ちるようにした。
このドロドロ汁は、人体の歯で更に噛み砕かれ、胃に入り、腸外に至るまでの間に熱を加えた白米の御飯、煮豆、人参の煮付け、ほうれん草のお浸し等とは全く異なった栄養食となり、薬を飲む病人の治療に役立つ食べ物となる。ジューサーのように水入れ・高速度でなく、水なし・低速のため、細胞の破壊がなく栄養が丸ごと生きているなど、今までの造粒機、粉砕機、ジューサー等と大きく異なるドロドロ汁製造機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−54083(P2007−54083A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−81448(P2004−81448)
【出願日】平成16年2月23日(2004.2.23)
【出願人】(503427614)株式会社平賀 (2)
【Fターム(参考)】