説明

内蔵型ポンプ

一体的なポンプである内蔵型ポンプが、開示されている。このポンプは、リザーバと、ポンピングメカニズムと、少なくとも1つの出口とを有している。前記ポンピングメカニズムは、リザーバの制御された圧縮のために、リザーバ中の必要とされる量の流体を少なくとも1つの出口へと吐出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
「内蔵型ポンプ」と称され、2006年7月5日に提出された先の米国仮特許出願第60/818,338号が、参照され、この出願の内容は、全体が、本明細書に組み込まれ、この出願の優先権が請求される。
【0002】
本発明は、内蔵型ポンプに関し、詳細には、ポンプと一体的なリザーバとポンピングメカニズムと出口とを有するポンプに関するが、これに限定されない。
【背景技術】
【0003】
一般に、ポンプの基本的な構成要素には、リザーバと、接続導管と、ポンピング領域と、出口と、ポンプハウジングとが含まれる。ポンプのサイズは、多くの場合、必要とされるパフォーマンスに関連付けられる。多くの産業は、現在、製品を小型化する傾向にある。このような小型化には、比較的小さなポンプの必要性が増している。リザーバと接続導管とは、利用可能なエッチング技術により、ナノメータースケールに容易に小型化されることができる。しかし、実際のポンピングメカニズムは、多くの場合、ポンプの小型化を限定する要因である。この限定する要因は、ポンプの効率又は物理的なサイズであり得る。現在のポンプは、将来の適用例において十分に小さくはない。正確な制御のための機能を有する比較的小さなポンプの必要性がある。
【発明の概要】
【0004】
例示的な一態様に係われば、一体的なポンプとして、リザーバと、ポンピングメカニズムと、少なくとも1つの出口とを有し、前記ポンピングメカニズムは、リザーバの制御された圧縮のために、リザーバ中の必要とされる量の流体を、少なくとも1つの出口へと吐出する、内蔵型ポンプが提供される。
【0005】
この内蔵型ポンプは、入口を更に有することができ、この入口は、前記出口を兼ねている。前記ポンピングメカニズムは、リザーバの少なくとも1つの壁に少なくとも1つの圧電気式アクチュエーターを有することができる。
【0006】
前記リザーバは、複数の壁を有することができる。これら複数の壁は、上壁と、少なくとも1つの側壁と、底壁とを含むことができる。これら複数の壁の少なくとも1つは、剛性を有することができる。これら複数の壁の他の少なくとも1つは、可撓性を有することができる。
【0007】
この内蔵型ポンプは、前記少なくとも1つの出口全体に渡って可撓性の膜を更に有することができる。
【0008】
この内蔵型ポンプは、更に、前記リザーバ中に中央コアを有することができ、前記少なくとも1つの出口は、この中央コアとアライメントされている。この中央コアは、リザーバと少なくとも1つの出口との間の流体連通のための、中央コアを貫通した少なくとも1つのホールを有することができる。この中央コアは、前記上壁と底壁との間に延び、これら上壁と底壁とにシールすることができる。この中央コアは、剛性を有することができる。少なくとも1つの開口部が、前記上壁と底壁との一方に形成されることができる。前記少なくとも1つの開口部は、中央コアとアライメントされることができる。この中央コアは、中空のシリンダーであり得る。
【0009】
前記リザーバへの圧縮の低減により、必要とされる量の流体の一部を、前記少なくとも1つの出口を通して、前記リザーバ中に吸引することができる。
【0010】
前記少なくとも1つの圧電気式アクチュエーターは、少なくとも1つの側壁を囲む一重のつる巻き線と、少なくとも1つの側壁を囲む二重のつる巻き線と、少なくとも1つの側壁が複数の側壁を有する場合の、これら複数の側壁のコーナーポストと、複数の側壁の対向した壁に夫々設けられた圧電気式アクチュエーターとの少なくとも1つを有することができる。
【0011】
他の例示的な態様に係われば、光学装置用の流体レンズ装置が提供され、前記流体レンズは、上述されたような内蔵型ポンプを有している。前記光学装置は、デジタルカメラと、携帯電話のデジタルカメラと、セキュリティシステム用カメラと、光学式記憶デバイスとの少なくとも1つであり得る。
【0012】
更なる例示的な態様に係われば、上述されたような内蔵型ポンプを有する、薬物の吐出を制御するための装置が提供される。
【0013】
本発明が、十分に理解され、容易に実施され得るために、添付図面を参照して説明される単なる例示的な実施形態が、非限定的な例として説明される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】例示的な一実施形態のポンピングの原理を示す概略図である。
【図2】他の例示的な実施形態の正面斜視図である。
【図3】他の例示的な実施形態の正面斜視図である。
【図4】更なる例示的な実施形態の正面斜視図である。
【図5】更なる他の例示的な実施形態の正面斜視図である。
【図6】更なる別の例示的な実施形態の正面斜視図である。
【図7】最後の例示的な実施形態の正面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図面の図において、同じ参照符号が、所定の頭の数字が関連の図を示す、同様の部材に使用される。
【0016】
図1の例示的な一実施形態に係われば、リザーバ102と、ポンピングメカニズム103と、出口104との全てが、1つのデバイスに組み込まれたポンプ101が、与えられている。このポンプ101は、出来るだけ実用的な形状を有することができ、可撓性の複数の側壁105を有している。前記ポンピングメカニズムのアクチュエーター103は、上壁106と底壁107との一方又は両方の中か上にあり得る。このアクチュエーター103の動作により、上壁106と底壁107との一方又は両方が、図1の(b)に示されているように、圧縮される。これら壁106,107の一方又は両方の圧縮により、前記リザーバ102中の容積ΔVは減じられ、リザーバ102中の圧力ΔPは増加する。ΔV<0、ΔP>0である。リザーバ102中の内部圧力がこのように増加すると、リザーバ中の流体が、出口104を通って押し出される。この圧縮の制御が正確であると、ポンプ101の出力が正確となる。全ての部材が一体的であることにより、サイズが減じられることができ、薬物の吐出、光学系、マイクロ冷凍(micro-refrigeration)、半導体デバイスの冷却等を含む様々な適用例において有用である。前記出口104は、前記側壁105、上壁106、及び底壁107のいずれか1つに形成されることができる。また、この出口104は、1つ以上形成されることもできる。出口104が1つ以上ある場合、これら出口は、異なる壁105,106,107に形成されることができる。
【0017】
前記ポンピングメカニズムのアクチュエーター103は、前記上壁106並びに/若しくは底壁107の全体又は一部からなることができる。これらアクチュエーターは、上壁106並びに/若しくは底壁107と一体的であっても良いし、上壁106並びに/若しくは底壁107にしっかりと取着されても良い。これらアクチュエーター103は、円形、環状、片持ち形状、多角形、長方形、正方形、螺旋形、渦巻き形等を含む、適切な又は必要な形状であり得るが、これに限定されない。前記出口104は、図1で中央に形成されるように示されているが、側壁105、上壁106、並びに/若しくは底壁107の1つ以上の適切な場所に形成されても良い。前記アクチュエーター103は、マイクロサイズのアクチュエーターであることが好ましく、ポンプ101は、マイクロ又はナノサイズであり得る。
【0018】
また、ポンプ101は、ポンプ101の容積が、上壁106並びに/若しくは底壁107への圧縮を少なくしたり止めたりすることにより、増加したときに、リザーバ102の外側の流体が、リザーバ102中に吸引されることができるように、動作することもできる。かくして、このため、出口104は、また、入口でもあり得る。上壁106並びに/若しくは底壁107への圧縮量を変更することにより、異なる量の流体が移動され得る。正確な量の流体が、デバイスの上壁106並びに/若しくは底壁107の正確な圧縮により、移動されることができる。
【0019】
このポンプ構造体は、様々な適用例に用いられることができる。ポンプの形状は、適切かつ実用的な形状であり得る。ポンプの壁の少なくとも1つは、可撓性の材料で形成され、この壁は、図1に示されているように、側壁105である。この可撓性の壁105の材料は、与えられた圧縮力により撓んで、ポンプ101の容積を減じるように、可撓性を有する必要がある。適切な壁の材料は、例えばPDMSのような全てのエラストマー材料を含む。
【0020】
前記可撓性の壁105の変形は、様々な方法でなされることができる。上壁106並びに/若しくは底壁107は、上述されたように圧縮されても良いし、コアから内側に引っ張られても良い。外部からの圧縮は、単一又は複数のアクチュエーター103を使用して果たされることができる。これらアクチュエーターは、例えば、電圧、紫外線光、pH等のような信号の導入により変形する。これらアクチュエーターは、フォトメカニカル材料(photomechanical material)で形成可能である。与えられる電圧を正確に制御することにより、可撓性の壁を正確に圧縮し、かくして、ポンピングの流量が正確になり得る。アクチュエーターの変形のメカニズムは、圧電気、空気圧、磁気、水圧等に基づき得る。
【0021】
外部からの圧縮に加えて、これら壁は、また、内部の力により変形されることもできる。例えば、前記可撓性の壁に磁粉が含まれ、磁気コアがデバイスの中央に位置される場合、この壁は、コアの動作により、このコアに向けて引っ張られることができる。
【0022】
光学系の適用例のための、可能なPZT駆動溶液(PZT-actuated solutions)の幾つかの例が、図2ないし6に与えられている。図2には、リザーバ202を形成している端壁206,207と可撓性の側壁205とを有する円筒形のポンプ201がある。これら端壁206,207の一方又は両方は、端壁206並びに/若しくは端壁207の内面にあり得るポンプアクチュエーター203を有することができる。リザーバ202中には、比較的剛性な材料からなることが好ましい中空の中央コア208がある。この中央コア208は、端壁206,207間に延び、これら端壁とシールしている。出口204が、上壁206に形成され、中央コア208とアライメントされている。
【0023】
前記中央コア208は、円筒形(図示されているように)であっても良いし、他の適切な形状であっても良い。また、この中央コアは、リザーバ202中の圧力が上昇又は低下したときに流体が通るための1つ以上のホール209を有している。このようにして、リザーバ202は、流体をストアし、中央コアは、出口204までの流体用の導管として機能する。ポンプが使用されていないとき、この出口204の流体の表面張力が高いと、流体が中央コア208中に移動することは防止される。前記ホール209は、円形、正方形、長方形、又はその他の任意の形状であり得る。このため、ポンプ201は、出口204での流体の泡のサイズ並びに形状を制御するのに使用されることができる。
【0024】
前記中央コア208は、ポンプ201の動作中に移動しないことが好ましい。中央コア208が移動してしまうと、流体は不正確に噴射され、従って、ポンプ201のパフォーマンス全体に悪影響を与え得る。動作中に中央コア208を比較的しっかりと固定し続ける幾つかのオプションがあり:比較的堅く、より好ましくは互いに平行な端壁206,207の一方又は両方と組み合わさることが好ましい堅い材料(即ち、アクリル、エポキシ、金属)の使用がある。
【0025】
前記可撓性のリザーバ202は、前記中央コア208を囲むように位置されている。前記側壁205は、可撓性を有し、例えばポリジメチルシロキサン(PDMS)のような可撓性の材料であり得る。この側壁205は、既存のモールド成形技術又はエッチング技術により成形されることができる。この側壁205の弾性率並びに厚さは、ポンプ201のパフォーマンスを変えるために変更されることができる。ポンプ201の形状は、円筒形(図示されているように)、立方形、球形、並びに、この他の必要な又は所望の形状であり得る。
【0026】
図3では、中央コア308とホール309とが、図2の実施形態のようになっている。アクチュエーター303が、可撓性の側壁305のコーナーポストを形成している。上壁306と底壁307とは、両方が比較的剛性を有している。この場合、4つのアクチュエーター303が、リザーバ302中の流体の圧縮の高度な制御を与えるために、個々に、分離して制御可能であり得る。開口部304が、底壁307に形成され、中央コア308とアライメントされている。
【0027】
図4では、ポンプ401が、ホール409を有する同じ中央コア408を備えている。上壁406は、側壁405のように、比較的剛性を有している。底壁は、比較的可撓性を有し、この底壁に装着された2つの片持ち形状のアクチュエーター403を有している。これらアクチュエーター403は、底壁407の長さ全体に渡って延びていても良いし、底壁407の長さの一部に渡って延びていても良い。これら2つのアクチュエーター403は、底壁407の両端部に夫々図示されている。これらアクチュエーターは、底壁407の必要な又は所望の位置に配置されることができる。また、アクチュエーター403は、必要な又は所望の数であり得る。
【0028】
図5のポンプ501は、ホール509を有する同じ中央コア508を備えている。上壁506は、底壁507のように、比較的剛性を有している。側壁505は、比較的可撓性を有し、側壁505の両側に装着された2つの片持ち形状のアクチュエーター503を有している。これらアクチュエーター503は、各側壁505の長さ全体に渡って延びていても良いし、各側壁505の長さの一部に渡って延びていても良い。これら2つのアクチュエーター503は、側壁505の両側に図示されている。これらアクチュエーターは、側壁505の必要な又は所望の位置に配置されることができる。アクチュエーター503は、必要な又は所望の数であり得る。
【0029】
図6のポンプ601は、ホール609を有する同じ中央コア608を備えている。上壁606は、底壁607のように比較的剛性を有している。円筒形の側壁605は、比較的可撓性を有し、この側壁に装着された螺旋形又は渦巻き形のアクチュエーター603を有している。このアクチュエーター603は、側壁605の高さ全体に渡って延びていても良いし、側壁605の高さの一部に渡って延びていても良い。このアクチュエーター603は、側壁605の必要な又は所望の位置に配置されることができ、一重又は二重のつる巻き線であり得る。このつる巻き線のピッチは、必要又は所望に応じて設定されることができる。
【0030】
ポンプ101は、限られたスペースでしか利用することのできない適用例において、理想的である。このポンプ101は、デジタルカメラ、カメラ付き携帯電話、内視鏡、セキュリティシステム用カメラ、光学式記憶ドライブ(optical storage drives)を含む、しかしこれに限定されない、幅広い光学的画像の適用例に使用される液体レンズを(liquid lens)を駆動させるのに効果的である。液体レンズは、レンズに対して流体を追加又は除去することにより曲率を変更することによって、焦点距離を変えることが可能であり、このレンズは、出口104の所の液滴である。このレンズは、例えば、IC部品、可変マルチジェットノズル等と共に使用されるためのマイクロ冷凍システムのような他の分野で使用されることもできる。
【0031】
液滴の曲率を変更するために、流体が、この液滴に対して移動されなければならない。図7は、液体レンズ710を駆動させる、提案されたポンプ701の可能な構造を示している。図7のポンプ701は、図2ないし6に示されているような構造により取って変えられ得る、簡略化されたデザインである。レンズを形成する液滴710の液体がポンプ701から流れ出るのを防止するために、可撓性の膜711が、ポンプ701の上部と底部とに加えられている。この膜711は、薄くて透明であることが好ましい。アクチュエーターは、図示されていないが、図1ないし6のいずれか1つに示されているような形態、若しくは必要又は所望に応じた形態に従い得る。
【0032】
ポンプ101(ポンプ201,301,401,501,601を含む)のための他の適切な適用例では、薬物の吐出が、ポンプ101が、アクチュエーター103の正確な変位により正確な量の流体を移動させ得るように、制御される。例えば、ポンプ101は、インシュリンを注射するのに適しており、マイクロリッターのみのインシュリンのが、数分毎に人体中に注射される必要がある。現在の商業的な装置は、かなりかさばり、カートリッジは、数日毎に交換される必要がある。ポンプ101は、インシュリンのポンプのサイズをかなり減じ、患者への不快感を低減する。ポンプ101のサイズが小型であるため、リザーバ102は、カートリッジを交換するまでの時間を長くするように大きくされることができる。このポンプ101は、外部で使用されても良いし移植後に使用されても良い。更に、このポンプ101の電力消費は、比較的低く、ポンプ101は、標準的な乾電池により電力が供給され得る。
【0033】
前述した説明では例示的な実施形態が説明されたが、デザイン、構造、並びに/若しくは動作の細部の多くの変更が、本発明から逸脱することなく果たされ得ることは、関連した技術の当業者により理解され得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一体的なポンプとして、リザーバと、ポンピングメカニズムと、少なくとも1つの出口とを具備し、前記ポンピングメカニズムは、リザーバの制御された圧縮のために、リザーバ中の必要とされる量の流体を少なくとも1つの出口へと吐出する、内蔵型ポンプ。
【請求項2】
入口を更に具備し、この入口は、前記出口を兼ねている、請求項1に記載の内蔵型ポンプ。
【請求項3】
前記リザーバは、複数の壁を有し、これら複数の壁は、上壁と、少なくとも1つの側壁と、底壁とを含み、これら複数の壁の少なくとも1つは、剛性を有し、また、これら複数の壁の他の少なくとも1つは、可撓性を有している、請求項1又は2に記載の内蔵型ポンプ。
【請求項4】
前記ポンピングメカニズムは、前記リザーバの少なくとも1つの前記壁に少なくとも1つの圧電気式アクチュエーターを有している、請求項1ないし3のいずれか1に記載の内蔵型ポンプ。
【請求項5】
前記少なくとも1つの出口全体に渡って可撓性の膜を更に具備している、請求項1ないし4のいずれか1に記載の内蔵型ポンプ。
【請求項6】
前記可撓性の膜は、薄くて、透明である、請求項5に記載の内蔵型ポンプ。
【請求項7】
前記リザーバ中に中央コアを更に具備し、前記少なくとも1つの出口は、この中央コアとアライメントされている、請求項1ないし6のいずれか1に記載の内蔵型ポンプ。
【請求項8】
前記中央コアは、前記リザーバと前記少なくとも1つの出口との間の流体連通のための、中央コアを貫通した少なくとも1つのホールを有している、請求項7に記載の内蔵型ポンプ。
【請求項9】
前記中央コアは、前記上壁と前記底壁との間に延び、これら上壁と底壁とにシールし、前記中央コアは、剛性を有している、請求項3に従属する請求項7又は8に記載の内蔵型ポンプ。
【請求項10】
少なくとも1つの開口部が、前記上壁と前記底壁との一方に形成され、前記少なくとも1つの開口部は、前記中央コアとアライメントされている、請求項10に記載の内蔵型ポンプ。
【請求項11】
前記中央コアは、中空のシリンダーである、請求項7ないし10のいずれか1に記載の内蔵型ポンプ。
【請求項12】
前記リザーバへの圧縮の低減により、必要とされる量の流体の一部を、前記少なくとも1つの出口を通して、前記リザーバ中に吸引する、請求項1ないし11のいずれか1に記載の内蔵型ポンプ。
【請求項13】
前記少なくとも1つの圧電気式アクチュエーターは、前記少なくとも1つの側壁を囲む一重のつる巻き線と、前記少なくとも1つの側壁を囲む二重のつる巻き線と、前記底壁に設けられた少なくとも2つの圧電気式アクチュエーターと、前記少なくとも1つの側壁が複数の側壁を有している場合の、これら複数の側壁のコーナーポストと、前記複数の側壁の対向壁に夫々設けられた1つの圧電式アクチュエーターとからなるグループから選択された少なくとも1つを有している、請求項4に記載の内蔵型ポンプ。
【請求項14】
請求項1ないし13のいずれか1に記載の内蔵型ポンプを具備する、光学装置用の流体レンズ装置。
【請求項15】
前記光学装置は、デジタルカメラと、携帯電話のデジタルカメラと、内視鏡と、セキュリティシステム用カメラと、光学式記憶デバイスと空なるグループから選択された少なくとも1つである、請求項14に記載の流体レンズ。
【請求項16】
請求項1ないし13のいずれか1に記載の内蔵型ポンプを具備する、薬物の吐出を制御するための装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2009−542958(P2009−542958A)
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−518058(P2009−518058)
【出願日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際出願番号】PCT/SG2007/000186
【国際公開番号】WO2008/004982
【国際公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願人】(504161939)ナンヤン・テクノロジカル・ユニバーシティー (7)
【Fターム(参考)】