説明

削孔装置および地盤改良方法

【課題】高品質施工を可能とした削孔装置および地盤改良方法を提供する。
【解決手段】管状の掘削ロッド10と、互いに向き合った状態で掘削ロッド10の先端部に配置された一対のアーム部材21,21と、両アーム部材21,21の先端部同士を接近させる力を付与するとともにアーム部材21の基端部同士を離間させる力を付与する付勢部材22と、一対のアーム部材21,21の先端部に挟持された先端ビット30と、を備えており、一対のアーム部材21,21は、離間させられた両基端部が掘削ロッド10の内壁に係合して掘削ロッド10に対する周方向への回動が阻止されており、その基端部同士を接近させると先端部同士が離間するように構成されている削孔装置と、これを利用した地盤改良方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、削孔装置およびこの削孔装置を利用した地盤改良方法に関する。
【背景技術】
【0002】
地盤改良等において非開削で地盤を掘削する場合に、自在削孔装置を使用する場合がある。
自在削孔装置を用いた掘削は、先端にビットが取り付けられた掘削ロッドにより掘削し、この掘削ロッド内に薬液注入用の管を挿入させた後、掘削ロッドのみを回収することで薬液注入用の管を地中に配管するのが一般的である。
【0003】
このような自在削孔装置は多数開発されている。
例えば、引用文献1には、図6(a)に示すように、削孔外管110と削孔外管110
に内挿された削孔内管120とからなる2重管を備える自在削孔装置101が開示されている。
【0004】
この自在削孔装置101は、削孔内管120の先端に先端ビット130が取り付けられており、削孔外管110は削孔内管120の掘進に伴い地中に引き込まれるものである。そして、削孔終了後は、図6(b)に示すように、削孔内管120から先端ビット130を切り離し、削孔内管120を回収することで、先端部が開放された削孔外管110を地中に残置させる。
注入管140等は、図6(c)に示すように、この削孔外管110を介して地中に配管される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第3896369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
削孔内管120と先端ビット130とは、削孔内管120を正転方向で回転させることでネジが締められて一体化し(図6(a)参照)、削孔内管120を逆転方向で回転させることでネジが緩められて切り離される(図6(b)参照)。
【0007】
ところが、前記従来の自在削孔装置101は、削孔作業には先端ビット130を一方向のみにしか回転させることができないため、作業効率および掘削精度が低下する原因となっていた。
【0008】
本発明は、前記の問題点を解決することを目的とするものであり、高品質施工を可能とした削孔装置および地盤改良方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために、本発明の削孔装置は、管状の掘削ロッドと、互いに向き合った状態で前記掘削ロッドの先端部に配置された一対のアーム部材と、前記両アーム部材の先端部同士を接近させる力を付与するとともに前記アーム部材の基端部同士を離間させる力を付与する付勢部材と、前記一対のアーム部材の先端部に挟持された先端ビットと、を備える削孔装置であって、前記一対のアーム部材は、離間させられた両基端部が前記掘削ロッドの内壁に係合して前記掘削ロッドに対する周方向への回動が阻止されており、その基端部同士を接近させると先端部同士が離間するように構成されていることを特徴としている。
【0010】
かかる削孔装置によれば、削孔時においてビットの回転方向が制限されないため、高品質に施工を行うことができる。また、アーム部材の基端部同士を接近させると、アーム部材と掘削ロッドとの係合状態が解除されるとともに、先端部同士が離間して先端ビットの挟持が解除されるため、地中での操作性に優れている。
なお、本明細書において係合とは、回転力を伝達することが可能となるように、互いに噛み合った状態をいう。
【0011】
また、前記一対のアーム部材が、同一の回転軸を中心にそれぞれ回転することが可能に連結されていてもよい。
前記付勢部材は、例えば、前記回転軸の基端側に前記一対のアーム部材に跨って配設されたバネからなる。
【0012】
かかる削孔装置によれば、その構成が簡易なため、製造コストが安価であるとともに、操作性にも優れている。
【0013】
また、本発明の地盤改良方法は、前記削孔装置を利用する地盤改良方法であって、前記削孔装置により削孔する工程と、前記先端部同士を離間させて前記先端ビットを解除して前記掘削ロッドから切り離す工程と、前記掘削ロッド内に注入管を挿入する工程と、前記掘削ロッドを回収し、前記注入管を地中に配置する工程と、を備えることを特徴としている。
【0014】
かかる地盤改良方法によれば、簡易に地中への注入管の配置作業を行うことができるため、工期の短縮化および工事費用の低減化を図ることが可能となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の削孔装置および地盤改良方法によれば、高品質施工を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係る削孔装置を示す断面図である。
【図2】本実施形態の削孔装置の利用状況を示す模式図である。
【図3】本実施形態の削孔装置の詳細を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
【図4】(a)〜(d)は、本実施形態の削孔装置を利用した地盤改良方法の各段階を示す断面図である。
【図5】(a)〜(c)は、一対のアーム部材の構成の詳細を示す図である。
【図6】(a)〜(c)は、従来の削孔装置の使用状況を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態の削孔装置1は、図1に示すように、管状の掘削ロッド10と、掘削ロッドの先端部に設けられた固定装置20と、固定装置20を介して掘削ロッド10の先端に固定された先端ビット30と、を備えている。
【0018】
本実施形態では、図2に示すように、削孔装置1を利用して、既設構造物Bの下方の地盤G(基礎地盤)に対して、既設構造物Bの側方から掘削を行い、地盤改良を行う場合について説明する。
【0019】
掘削ロッド10は、可撓性の管材により構成されている。掘削ロッド10の内径は、地盤改良時に使用する注入管40(図4(c)参照)を挿通することが可能であれば、限定されるものではない。また、掘削ロッド10を構成する管材の材質も限定されるものではない。
【0020】
掘削ロッド10の先端は、図1に示すように、先端ビット30の形状に応じて傾斜し、いわゆる竹割り型を呈している。なお、掘削ロッド10の形状は前記のものに限定されるものではない。
【0021】
また、掘削ロッド10の先端部の内壁には、固定装置20の係止部21cに応じて係止凹部11が形成されている。本実施形態では、一対のアーム部材21,21の係止部21c,21cに対応して、断面矩形状の一対の係止凹部11を形成している。なお、係止凹部11の形状や配置等は適宜設定することが可能である。
【0022】
固定装置20は、図3(a)または(b)に示すように、互いに向き合った状態で配置された一対のアーム部材21,21と、両アーム部材21,21の先端部同士を接近させる力を付与するとともにアーム部材21の基端部同士を離間させる力を付与する付勢部材22と、を備えている。
【0023】
アーム部材21は、図3(b)に示すように、アーム本体21aと、アーム本体21aの略中間から他のアーム部材21側に突設された取付部21bと、アーム本体21aの基端部外面に形成された係止部21cとを有している。
【0024】
アーム本体21a,21aは、付勢部材22により基端部同士が離間している。アーム本体21aの基端部は、先端に向かうに従って他方のアーム部材21aとの間隔が徐々に狭まるように傾斜している。
アーム本体21a,21aの先端部同士は、基端部同士離間している状態で平行を呈している。
【0025】
アーム本体21aの先端部には、断面矩形状の凹部21dが形成されている。凹部21dには、図1に示すように、後記する先端ビット30の係止部34が係合する。なお、凹部21dの断面形状は限定されるものではなく、適宜設定することが可能である。
【0026】
取付部21bは、図3(a)に示すように、アーム本体21aの内面側から突設された板状部材であって、貫通孔が形成されている。本実施形態では、一対の取付部21b,21bがアーム本体21aの側部(左右)に対向するように配置されている。また、取付部21bは、アーム本体21aの長さ方向(図3(b)において左右)に対して中間部に形成されている。なお、取付部21bの構成は限定されるものではなく、適宜変更することが可能である。
【0027】
一対のアーム部材21,21は、図3(a)に示すように、互いの取付部21b同士を重ね合わせた状態で、両貫通孔を貫通する取付ピン21eを介して連結されている。
一対のアーム部材21,21は、この取付ピン21eを回転軸として、それぞれ回転する。
【0028】
係止部21cは、アーム本体21aの外面に形成された突出部分である。係止部21cは、掘削ロッド10の内壁に形成された係止凹部11の形状に応じて形成されており、付勢部材22により掘削ロッド10の内周面側に付勢されることで、掘削ロッド10の係止凹部11に係合する(図1参照)。
なお、係止部21cの形状寸法等は、アーム部材21と掘削ロッド10との係合が可能であれば、適宜変更してもよい。
【0029】
付勢部材22は、取付部21bよりも基端側に配置されている。本実施形態の付勢部材22は、一対のアーム部材21,21に跨って配設されたバネにより構成されている。付勢部材22は、圧縮状態で配設されており、アーム部材21,21の基端部同士を常に押し広げている。
付勢部材22は、アーム部材21,21の基端部同士が離隔する方向の力を付与することができれば、バネに限定されるものではない。また、付勢部材22を設置する位置は、取付部21b(回転軸)よりも基端側であれば限定されるものではない。
【0030】
先端ビット30は、図1に示すように、複数のビット32,32,…が突設されたビットプレート31と、ビットプレート31の基端側に形成されて掘削ロッド10に内挿される基部33とを備えて構成されている。
【0031】
ビットプレート31は、掘削ロッド10の軸心に対して、傾斜した状態で、掘削ロッド10の先端に固定されている。
【0032】
基部33は、円筒状に形成された部材であって、先端面は、ビットプレート31の角度に応じて傾斜している。
基部33の外径は、掘削ロッド10の内径と同程度あるいは若干小さく形成されている。
【0033】
基部33の基端面には、係止部34が形成されており、固定装置20との係合が可能となるように構成されている。
係止部34は、図5(a)に示すように、軸部34aと軸部34aよりも大きな幅(高さ)を有して形成された拡幅部34bとにより構成されている。
【0034】
軸部34aは、アーム部材21の先端面から凹部21dの先端までの距離と同等の長さを有して形成されている。これにより、アーム部材21,21により係止部34を挟持した際に、拡幅部34bがアーム部材21,21の凹部21d,21d内に収用される。
【0035】
拡幅部34bは、アーム部材21の凹部21dの形状に応じて矩形状に形成されている。これにより、拡幅部34bがアーム部材21,21の凹部21d,21d内に収用された状態で、拡幅部34bが凹部21d,21d内において回転することが防止され、アーム部材21,21と係止部34とが係合する。
【0036】
係止部34は、拡幅部34bがアーム部材21,21の凹部21d,21dに収用された状態で、軸部34aがアーム部材21,21の先端部同士に挟持されることで、固定装置20と係合する。
なお、係止部34の形状は、限定されるものではなく、アーム部材21の先端に形成された凹部21dに応じて形成すればよい。
【0037】
また、図1に示すように、基部33の外周面には、シール材35が巻設されており、掘削ロッド10の先端から地下水や土砂が流入することが防止されている。
【0038】
次に、本実施形態の削孔装置を利用した地盤改良方法について説明する。
本実施形態に係る地盤改良方法は、削孔工程と、切り離し工程と、挿入工程と、配置工程と、注入工程と、を備えている。
【0039】
削孔工程は、削孔装置1を利用して地盤Gの削孔を行う工程である。
地盤Gの削孔は、図2に示すように、掘削装置Mにより掘削ロッド10を、回転させるとともに地盤G内に押し込むことにより行う。
【0040】
削孔時における掘削装置1は、図4(a)に示すように、アーム部材21,21の係止部21cと、掘削ロッド10の係止凹部11,11とが係合しているため、固定装置20の掘削ロッド10に対する回動が阻止されている。
【0041】
また、アーム部材21,21の先端部の凹部21d,21dと先端ビット30の係止部34とが係合しているため、先端ビット30が掘削ロッド10に対して回動することも阻止されている。
【0042】
したがって、掘削ロッド10を回転させることで、先端ビット30が回転するため、地山Gを先端ビット30のビットプレート31により削孔することが可能となる。また、掘削ロッド10の回転方向は限定されないため、正回転と逆回転とを適宜行うことで、掘削方向のブレの調整を行うことができる。
掘削ロッド10は、先端ビット30を介して地盤Gを削孔するとともに、地盤G内に配置される。
【0043】
切り離し工程は、地盤Gの削孔が所定の位置(深さ)まで完了した後、図4(b)に示すように、先端ビット30を掘削ロッド10から切り離す工程である。
【0044】
掘削ロッド10からの先端ビット30の切り離した後は、固定装置20を掘削ロッド10の先端から回収する。
【0045】
先端ビット30の切り離しは、回収ロッド23を基端側から固定装置20に挿入することにより行い、固定装置20の回収は、回収ロッド23の先端部をアーム部材21の凹部21dに係止させた後、当該回収ロッド23を引き抜くことにより行う。
【0046】
図3(a)に示すように、アーム部材21,21の基端部同士が離隔して開口しているので、この開口部分から回収ロッド23を挿入する。回収ロッド23を固定装置20の先端側に向けて押し込むと、アーム部材21,21の先端部同士が離間し、最終的には回収ロッド23の先端部が凹部21d,21dに入り込むことで、アーム部材21,21と回収ロッド23とが係合する(図5(a)および(b)参照)。
【0047】
ここで、回収ロッド23の構成をより詳細に説明する。
回収ロッド23の先端(ロッド先端23a)には、図5(a)に示すように、アーム部材21の形状に応じてテーパー加工が施されている。
ロッド先端23aは、図5(a)に示すように、アーム部材21の回転軸(取付ピン21e)よりも先端側においてアーム部材21に当接する形状を呈している。
【0048】
ロッド先端23aがアーム部材21に当接した状態で、さらに回収ロッド23を押し込むと、図5(b)に示すように、ロッド先端23aがアーム部材21,21の先端部を押し広げながら凹部21d,21dに入り込む。
回収ロッド23は、図5(a)および(b)に示すように、固定装置20に挿入されることで、アーム部材21,21の先端部同士を押し広げるとともに基端部同士を接近させる。
【0049】
図5(b)に示すように、ロッド先端23aが凹部21d,21dに入り込むと、凹部21dの基端がロッド先端23aの基端に係止されるため、アーム部材21,21の先端部同士が離隔した状態が維持される。
これにより、先端ビット30の固定装置20による固定が解除され、先端ビット30の掘削ロッド10への固定状態が解除される。
【0050】
また、固定装置20は、回収ロッド23が挿入されることで基端部同士が接近するため、係止部21c,21cが係止凹部11,11から抜け出し、掘削ロッド10と固定装置20との係合も解除される。
【0051】
図5(c)に示すように、この状態で回収ロッド23を引き抜くことにより、固定装置20を回収することが可能となる。
【0052】
挿入工程は、図4(c)に示すように、固定装置20が除去された掘削ロッド10内に、注入管40を挿入する工程である。
【0053】
注入管40は、外径が掘削ロッド10の内径よりも小さく、複数の注入孔41,41,…が形成された有孔管により構成されている。なお、注入管40の構成は限定されるものではない。また、注入管40に形成された注入孔41の数、形状、配置等も限定されるものではない。
【0054】
配置工程は、図4(d)に示すように、注入管40を地盤G内に残した状態で、掘削ロッド10のみを回収する工程である。
【0055】
掘削ロッド10の先端は、先端ビット30と切り離されて解放されているため、掘削ロッド10を引き抜くことで、注入管40が地盤G内に配置される。
掘削ロッド10を回収することにより、注入管40の外周面が解放されて、地盤Gに当接する。
【0056】
注入工程は、地盤G内に配置された注入管40を利用して、地盤Gに注入を行う工程である。
【0057】
以上、本実施形態の削孔装置および地盤改良方法によれば、掘削ロッド10の回転方向が制限されないため、掘削作業を高品質に行うことができる。また、回転方向を変化させることで、削孔のブレの調整を行うことができるため、施工性に優れている。
【0058】
また、削孔後の掘削ロッド10の先端の解放は、回収ロッド23を挿入し、固定装置20を引き抜くのみで行うことができるため、効率的である。また、掘削ロッド10内で掘削装置20と回収ロッド23との連結を行うため、作業の確実性および信頼性も向上する。
【0059】
高品質施工により、地盤G内に配置された掘削ロッド10を利用して注入管40を配置するため、所望の注入箇所における地盤改良を行うことができる。
【0060】
以上、本発明について、好適な実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の各実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施形態では、曲線状に削孔を行う場合について説明したが、本発明の削孔装置を利用して直線状に掘削を行ってもよい。
【0061】
また、掘削ロッド10と固定装置20との係合方法や固定装置20と先端ビット30との係合方法は限定されるものではない。
【0062】
前記実施形態では、回収ロッド23を差し込むことで、固定装置20の先端部を押し広げるとともに基端部を接近させて、固定装置20を回収するものとしたが、回収手段の構成は限定されるものではない。
【符号の説明】
【0063】
1 削孔装置
10 掘削ロッド
11 係止凹部
20 固定装置
21 アーム部材
22 付勢部材
30 先端ビット


【特許請求の範囲】
【請求項1】
管状の掘削ロッドと、
互いに向き合った状態で前記掘削ロッドの先端部に配置された一対のアーム部材と、
前記両アーム部材の先端部同士を接近させる力を付与するとともに前記アーム部材の基端部同士を離間させる力を付与する付勢部材と、
前記一対のアーム部材の先端部に挟持された先端ビットと、を備える削孔装置であって、
前記一対のアーム部材は、離間させられた両基端部が前記掘削ロッドの内壁に係合して前記掘削ロッドに対する周方向への回動が阻止されており、その基端部同士を接近させると先端部同士が離間するように構成されていることを特徴とする、削孔装置。
【請求項2】
前記一対のアーム部材は、同一の回転軸を中心にそれぞれ回転することが可能に連結されていることを特徴とする、請求項1に記載の削孔装置。
【請求項3】
前記付勢部材は、前記回転軸の基端側に前記一対のアーム部材に跨って配設されたバネであることを特徴とする、請求項2に記載の削孔装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載された削孔装置を利用する地盤改良方法であって、
前記削孔装置により削孔する工程と、
前記先端部同士を離間させて前記先端ビットを解除して前記掘削ロッドから切り離す工程と、
前記掘削ロッド内に注入管を挿入する工程と、
前記掘削ロッドを回収し、前記注入管を地中に配置する工程と、を備えることを特徴とする、地盤改良方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−196349(P2010−196349A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−42171(P2009−42171)
【出願日】平成21年2月25日(2009.2.25)
【出願人】(000206211)大成建設株式会社 (1,602)
【Fターム(参考)】