説明

化合物、組成物および方法

【課題】 本発明は、腫瘍細胞において、HIFおよびHIFによって制御される遺伝子の発現を阻害し、血管形成を阻害し、細胞周期の停止を誘発し、ならびに細胞増殖性疾患または症状を処置するための方法および医薬組成物を提供する。

【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
優先権主張
35 USC 119(e)にしたがって、2003年6月30日提出の仮出願第60/484,158号、2003年6月30日提出の第60/484,191号、2003年12月31日提出の第60/534,001号および2003年12月31日提出の第60/533,985号の優先権をここに主張する。これらの出願の開示内容はその全体が引用により本明細書中に包含される。
【技術分野】
【0002】
本発明は、細胞周期を停止させるか、あるいはHIFによって制御される遺伝子の発現を抑制することによって、腫瘍成長を阻害し、腫瘍細胞または組織における血管形成を阻害し、ならびにHIF媒介性の障害または症状を処置するための方法および医薬組成物に関する。
【背景技術】
【0003】
固形腫瘍内では、一般に、組織酸素レベルが生理的レベル未満に減少する低酸素が発症する。その理由は、腫瘍細胞増殖性が血管形成率より大きいからである。ゆえに、腫瘤が増加すると異常な脈管構造形成が生じ、これにより血液供給が解決される(Hockel et al., J Natl Cancer Inst 2001 93:266-276)。腫瘍の低酸素は血管内皮増殖因子(VEGF)の発現増加を導く1刺激であり、血管形成を刺激する。これは腫瘍成長の代謝要求を満たすのに不可欠である(Dachs et al., Eur J Cancer 2000 36:1649-1660)。さらに、低酸素はより悪性の表現型への腫瘍進行に寄与する。その理由は、低酸素条件下で細胞が生存すると放射線治療および化学療法に対して耐性になることが多いからである(Brown, J. M. Cancer Res 1999 59:5863-5870)。ゆえに、低酸素現象を制御する因子が抗癌治療の良好な標的であろう。
【0004】
このような標的の1つは低酸素誘導因子1(HIF−1)である。HIF−1は重要な転写制御因子であり、これは血管内皮増殖因子(VEGF)の発現を通じて血液供給を制御する(Forsythe et al., Mol Cell Biol 1996 16:4604-4613)。HIF−1αおよびHIF−1βからなるヘテロダイマーであるHIF−1(Wang et al., J Biol Chem 1995 270:1230-1237)の生物学的活性は、HIF−1αの量に依存し、これは酸素圧によって厳しく制御される。酸素正常条件下では、HIF−1αタンパク質は不安定である。この不安定性は、フォンヒッペル・リンダウ(von Hippel-Lindau)腫瘍抑制タンパク質(pVHL)との結合によって主に制御される(Maxwell et al., Nature 1999 399:271-275)。この結合は、HIF−プロリルヒドロキシラーゼ(hyroxylases)による2つのHIF−1αプロリン残基のヒドロキシル化の結果生じる(Jaakkola et al., Science 2001 292:468-472; Ivan et al., Science 2001 292:464-468; Masson et al., EMBO J 2001 20:5197-5206)。フォンヒッペル・リンダウタンパク質は多タンパク質ユビキチン−E3−リガーゼ複合体の1コンポーネントであり、HIF−1αをユビキチン化(ubiquitylation)して、これをプロテアソームのタンパク分解の標的にすることを媒介する(Huang et al., Proc Natl Acad Sci U S A 1998 95:7987-7992)。しかし低酸素条件下では、プロリンのヒドロキシル化が阻害され、HIF−1およびフォンヒッペル・リンダウタンパク質間の結合が排除され、そしてHIF−1αが安定になる。
【0005】
HIF−2α(内皮PASタンパク質−1またはMOP2としても知られる)はHIFファミリーのもう1つのメンバーである。これは遺伝子バンクのホモロジー検索およびクローニング実験によって発見された。HIF−2αはタンパク質構造がHIF−1αに非常に類似しているが、制限された組織特異的発現を示す。またHIF−2αは酸素圧によって厳しく制御され、そのHIF−1βとの複合体は、HIF−1αと同様に、低酸素の遺伝子制御に直接関与するようである。HIF−2αは多数の癌細胞セルラインで発現され、かつ低酸素の遺伝子制御に関与するため、HIF−2αも同様に腫瘍促進に関連していることが示唆されるが、ほとんどの腫瘍の成長には寄与しない可能性がある。HIF−1αおよびHIF−2αをともに発現する乳癌セルラインでは、HIF−2αよりもHIF−1αが低酸素に対する転写応答に主に寄与するようである。しかしHIF−2αは、HIF−2αしか発現しない腫瘍においてHIF−1αの役割を引き継ぐかもしれない。実際、フォンヒッペル・リンダウ(VHL)欠損786−O腎細胞癌細胞では、低酸素に対する転写応答はHIF−2αの発現レベルに依存した。さらに、HIF−2αを異所性発現させると、ヌードマウスに移植された786−O腫瘍の成長増加が生じた。したがってHIF−2αも同様に癌処置に関する良好な標的である。Semenza, G. L., Nature Reviews, Cancer, Vol. 3, (2003), pp. 70-81を参照のこと。
【0006】
本明細書中で使用される用語HIFとは、HIF−1に加えてHIF−2の複合効果または総タンパク質を意味する。さらに用語HIF−1とは、HIF−1αに加えてHIF−1βの複合効果または総タンパク質を意味する。用語HIF−2とは、HIF−2αに加えてHIF−2βの複合効果または総タンパク質を意味する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
HIF−1活性を阻害する抗癌剤を探すうちに、発明者らは、YC−1およびその新規アナログの新規薬理作用を同定した。YC−1、3−(5'−ヒドロキシメチル−2'−フリル)−1−ベンジルインダゾールは、可溶性グアニリル環化酵素を活性化することによって血小板凝集および血管収縮を阻害することが既知であり、元々、循環障害の潜在的な治療物質として開発された(Teng et al., Eur J Pharmacol 1997 320:161-166; Galle et al., Br J Pharmacol 1999 127:195-203)。最近、発明者らはYC−1およびその新規アナログの2つの新規生物学的作用を発見した;一方はHIF−1またはHIF−2活性に対する阻害作用であり、他方は細胞周期を停止させ、そして細胞アポトーシスを導くことによる癌細胞に対する抗増殖作用である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、細胞周期を停止させる化合物を投与することに基づく抗腫瘍処置および他の増殖性障害または症状の処置に関する。本発明の特定の側面では、該化合物は以下の式Iの化合物である:
【化26】

式中:
XはNまたはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されているアルキル、場合により置換されているアリール、または場合により置換されている複素環基(heterocyclyl)であり;あるいは、YがNである場合、Rは不存在であり;
およびRは、水素または場合により置換されているアルキルから独立して選択され;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、場合により置換されている芳香族または場合により置換されている芳香族複素環を形成し;ならびに
は、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
単一の異性体、異性体の混合物、および製薬的に許容されるその溶媒和物および塩を含む。
【0009】
本発明の特定の側面では、該化合物は以下の式IIの化合物である:
【化27】

式中:
Aは、−NH−R−(CO)−、−(CO)−R−NH−またはナフチルであり;ならびに
は、場合により置換されているフェニルまたは場合により置換されているピリジニルである。
【0010】
また、式IまたはIIの化合物を動物に投与して、腫瘍進行を阻害するか、あるいは他の増殖性障害を処置するための方法および医薬組成物を提供する。また本発明は、式IまたはIIの化合物を他の抗癌剤または治療と組み合わせる方法および医薬組成物を提供する。
また式IIIの化合物を提供する。式III
【化28】

式中:
XはN、またはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されている複素環基であり、ただし、Y=N、およびX=CHの場合、Rは不存在であり;
は、5〜14個の炭素原子を有するアリールまたは1〜10個の炭素原子を有するアルキルであり;
例外として、Y=NおよびX=CHの場合、Rは場合により置換されている複素環基であってよく;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
ならびにRおよびRは独立して、水素、場合により置換されているアルキルであり、あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているアリールまたは場合により置換されているヘテロアリール環を形成する。
【発明の効果】
【0011】
低酸素条件下で培養された癌細胞におけるHIF−lαの発現およびVEGF、アルドラーゼA、およびエノラーゼIの誘導に対する本発明の化合物の阻害作用は、ヒトの癌、例えば肝細胞腫、胃癌、腎癌、頚部癌、神経芽細胞腫、および前立腺癌細胞由来の異種移植された腫瘍の成長を停止させることによるインビボ処置において同様に示される。本化合物で処置されたマウス由来の腫瘍は、ビヒクル処置マウス由来の腫瘍より少ない血管数およびHIF−1αタンパク質およびHIF−1によって制御される遺伝子の発現の減少を示した。これらの結果により、本化合物がHIF−1およびHIF−2の阻害剤であり、腫瘍の血管形成および低酸素に対する腫瘍の順応を妨害することによって腫瘍成長を停止させることが支持される。また本化合物は、HIFタンパク質を過剰発現する腫瘍に対して有用である。
【0012】
真核生物の細胞周期は4段階に分けられる:G1、S、G2、およびM。G1は、細胞がDNA複製過程の準備をする空白期である。この期間中に、細胞は分裂促進および成長阻害シグナルを組み込み、そして細胞周期を進行させるか、休止させるか、あるいは細胞周期から抜け出すかを決定する。S期は、DNA合成が生じる段階として規定される。G2は第二の空白期であり、この間に細胞は分裂過程の準備をする。M期は、複製された染色体が別々の核内に分離され、そして他の細胞成分が分割されて2つの娘細胞が生じる段階として規定される。G1、S、G2、およびMに加えて、細胞が細胞周期から抜け出して、休止状態になる細胞段階としてG0が規定される。細胞は、細胞周期遷移を調製し、細胞分裂前の正確なゲノム複製を保証するシグナル伝達経路を発達させてきた。細胞周期の進行はタンパク質キナーゼ複合体によって刺激される。この複合体の各部はサイクリンおよびサイクリン依存性キナーゼ(CDK)からなる。CDKは細胞周期にわたって構成的に発現され、一方、サイクリンレベルはサイクリン遺伝子の転写調節およびユビキチン媒介性の分解によって制限される。CDK活性化は、部位特異的リン酸化に加えてサイクリンパートナーの結合を必要とする。誤りのない細胞周期を継続するために、真核細胞はストレスに応答して細胞周期遷移を制限するコントロール機構を発達させてきた。これらの制御経路は細胞周期チェックポイントと称される。このチェックポイントは3つのポイント、すなわちG1−S、G2、およびM期チェックポイントに分けることができる。細胞は細胞周期チェックポイントで一時的に停止することができ、これにより細胞損傷の修復が可能になる。あるいは、細胞周期の停止が修復できない損傷のせいである場合、チェックポイントのシグナル伝達はアポトーシスを生じさせる経路を活性化する。
【0013】
ほとんどの増殖性障害、例えば良性/悪性腫瘍、種々の内臓の過形成、平滑筋細胞増殖を原因とする血管壁肥厚、乾癬および増殖性レチナール疾患では、無限の細胞増殖が最も重要な徴候である。基本的に、これらの障害は細胞周期の調節不全によって生じる。細胞周期を支配する調節タンパク質をエンコードするいくつかの遺伝子が、増殖性障害発生の基礎をなす遺伝的および後成的変化の標的である。これらの遺伝子のうちで最も特徴付けられているのは、D型サイクリンである。サイクリンD遺伝子の増幅は、乳房、食道、膀胱、肺、および扁平上皮癌のサブセットにおいて生じる。さらに、サイクリンDタンパク質はいくつかの原発腫瘍および他の増殖性障害において過剰発現される。さらに、D型サイクリンの触媒性パートナーであるcdk4およびcdk6は、いくつかの腫瘍および腫瘍セルラインにおいて過剰発現され、過剰に活性化される。ヒトの癌には、他の細胞周期制御因子の変化も関与している。いくつかの乳癌、結腸癌、および白血病において、サイクリンEが増幅され、過剰発現され、あるいはその両方であることが発見されている。ヒト肝細胞腫においてサイクリンAが変化した一事例が報告されている。これらの細胞周期制御因子に加えて、細胞周期の停止を誘発するチェックポイント制御因子の遺伝子変化も同様に増殖性障害の発生に関連している。
【0014】
p53遺伝子はヒトの癌において最も頻繁に変異している遺伝子である。このp53遺伝子は、その産物が細胞周期のチェックポイント制御において重要な役割を果たす。DNA損傷に応答してp53が安定化されるとp21の発現が増加し、これにより次いで細胞周期がG1およびG2期で停止される。この細胞周期の停止によって、損傷した細胞はDNA修復に時間を割くことができる。しかし、DNA損傷が修復できない場合、p53はアポトーシス過程を活性化することによって細胞死を誘発する。これはp21とは無関係である。
【0015】
正常な細胞周期制御の混乱が癌の特徴であるため、この疾患に関する新規治療ストラテジーを開発するためにチェックポイントコントロールを標的にする、目標達成の見込みが多数存在する。このようなストラテジーには、細胞分裂停止および最終的にアポトーシスを生じさせるチェックポイント停止の誘発、他の治療物質、例えば放射線での処置に対して感受性を増加させるであろう細胞周期の段階での細胞増殖の停止、および細胞周期の特定制御コンポーネントに対する治療の標的化が含まれる。ほとんどの抗癌剤は細胞周期の複数のポイントで介入する。これらは多様な作用機構を有し、自身が標的とする細胞周期の段階に関して特異性を示す。すなわち、DNA損傷性抗癌剤はG1/SまたはG2/M期停止を生じさせ;微小管を標的とする物質はM期停止を生じさせ;代謝拮抗剤はS期停止を生じさせ;ならびにトポイソメラーゼ阻害剤はSまたはG2/M期停止を生じさせる。さらに、いくつかの成功が見込まれる治療ストラテジーには、細胞周期調節分子を標的にする物質の使用が含まれる。cdk1およびcdk2に特異性を示すcdkの化学阻害剤は、両G1およびG2期停止ならびにアポトーシスを誘発することができる。したがって、細胞周期の停止を特異的に引き起こす化学物質は、その標的分子にかかわらず、癌および他の増殖性障害を処置するための有用な治療物質であろう。
【0016】
また本発明の化合物は、HIF媒介性またはVEGF媒介性の、癌でない疾患または症状の処置に有用である。このような疾患または症状には以下のものが含まれる:アテローム性動脈硬化症、(Couffinhal et al. Am J Pathol 1997 150:1673-1685);糖尿病性網膜症、(Boulton et al. Br J Ophthalmol 1998 82:561-568);心肥大(cardiac hypertophy)、(Kakinuma et al., Circulation 2001 103:2387-23945);血管再造形(vacular remodeling)、(Semnza GL, Respir Res 2000 1:159-162);肺高血圧症、(Semnza GL, Respir Res 2000 1:159-162);子癇前症、(Caniggia et al., Placenta 2000 21: S25-S30);関節炎、(Anthony et al., Arthritis and Rheumatism 2001 44: 1540-1544);炎症性疾患、(Cramer et al., Cell 2003 112: 645-657);および乾癬(Bhushan et al., Br. J. Dermatol 1999 141: 1054-1060)。
【0017】
ゆえに本発明の化合物は、単一の物質として、または他の抗癌治療と併用された場合に、細胞周期の進行を阻害することを介して腫瘍および他の増殖性障害、例えば過剰増殖性皮膚障害(orders)を処置するための有用な治療物質である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本明細書中で使用される以下の語句は概して、それらが使用される文脈から別の意味であることが明らかである場合を除き、以下に記載の意味を有するものとする。
【0019】
「アルキル」とは、直線状、分岐状、または環状の炭化水素構造およびそれらの組み合わせを含むものとする。低級アルキルとは1〜5個の炭素原子を有するアルキル基を表す。低級アルキル基の例には、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、s−およびt−ブチル等が含まれる。好ましいアルキル基はC20またはそれ未満のものである。さらに好ましいアルキル基はC13またはそれ未満のものである。さらにより好ましいアルキル基はCおよびそれ未満のものである。シクロアルキルはアルキルのサブセットであり、3〜13個の炭素原子を有する環状炭化水素基が含まれる。シクロアルキル基の例には、c−プロピル、c−ブチル、c−ペンチル、ノルボルニル、アダマンチル等が含まれる。本出願では、アルキルは、アルカニル、アルケニルおよびアルキニル残基を表す;これには、シクロヘキシルメチル、ビニル、アリル、イソプレニル等が含まれるものとする。アルキレンはアルキルの別のサブセットであり、アルキルと同一の残基を表すが、2つの結合点を有する。アルキレンの例には、エチレン(−CHCH−)、プロピレン(−CHCHCH−)、ジメチルプロピレン(−CHC(CHCH−)およびシクロヘキシルプロピレン(−CHCHCH(C13)−)が含まれる。特定数の炭素を有するアルキル残基を称する場合、その数の炭素を有するすべての幾何異性体が包含されるものとする;ゆえに、例えば「ブチル」は、n−ブチル、s−ブチル,i−ブチルおよびt−ブチルを含むことを意味し;「プロピル」は、n−プロピルおよびi−プロピルを含む。
【0020】
用語「アルコキシ」または「アルコキシル」とは、酸素を介して親構造に結合している直線状、分枝状、環状の立体配置およびそれらの組み合わせの、好ましくは1〜8個の炭素原子を含む基:−O−アルキルを表す。例を挙げれば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、シクロプロピルオキシ、シクロヘキシルオキシ等が含まれる。低級アルコキシとは1〜4個の炭素を含有する基を表す。
【0021】
用語「置換(されている)アルコキシ」とは基:−O−(置換アルキル)を表す。好ましい置換アルコキシ基の1つは、「ポリアルコキシ」または−O−(場合により置換されているアルキレン)−(場合により置換されているアルコキシ)であり、−OCHCHOCHのような基、およびグリコールエーテル、例えばポリエチレングリコールおよび−O(CHCHO)CH、式中xは、約2〜20、好ましくは約2〜10、さらに好ましくは約2〜5の整数である、が含まれる。別の好ましい置換アルコキシ基は、ヒドロキシアルコキシまたは−OCH(CHOH、式中yは約1〜10、好ましくは約1〜4の整数である、である。
【0022】
「アシル」とは、カルボニル官能基を介して親構造に結合している直線状、分枝状、環状の立体配置で、飽和、不飽和および芳香族およびそれらの組み合わせの、1〜10個の炭素原子を有する基を表す。アシル残基中の1個またはそれ以上の炭素は、親への結合点がカルボニルである限り、窒素、酸素または硫黄に置き換わっていてよい。例を挙げれば、アセチル、ベンゾイル、プロピオニル、i−ブチリル、t−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル等が含まれる。「低級アシル」とは1〜4個の炭素を含有する基を表し、また「アシルオキシ」とは基:O−アシルを表す。
【0023】
用語「アミノ」とは基:−NHを表す。用語「置換(されている)アミノ」とは、基:−NHRまたは−NRR、式中各Rは以下の群から独立して選択される、を表す:場合により置換されているアルキル(optionally substituted alkyl)、場合により置換されているアルコキシ(optionally substituted alkoxy)、場合により置換されているアミノ(optionally substituted amino)、場合により置換されているアリール(optionally substituted aryl)、場合により置換されているヘテロアリール(optionally substituted heteroaryl)、場合により置換されている複素環基(optionally substituted heterocyclyl)、アシル(acyl)、アルコキシカルボニル(alkoxycarbonyl)、スルファニル(sulfanyl)、スルフィニル(sulfinyl)およびスルホニル(sulfonyl)、例えばジエチルアミノ(diethylamino)、メチルスルホニルアミノ(methylsulfonylamino)、フラニル−オキシ−スルホンアミノ(furanyl-oxy-sulfonamino)。
【0024】
「アリール」および「ヘテロアリール」とは、O、NまたはSから選択される0〜4個のヘテロ原子を含有する5−、6−または7員芳香族または芳香族複素環;O、NまたはSから選択される0〜4個(またはそれ以上の)ヘテロ原子を含有する二環式の9−または10員芳香族または芳香族複素環系;または、O、NまたはSから選択される0〜4個(またはそれ以上の)ヘテロ原子を含有する三環式の12〜14員芳香族または芳香族複素環系を意味する。芳香族の6〜14員芳香族炭素環式の環には、例えばフェニル、ナフタレン、インダン(indane)、テトラリン、およびフルオレンが含まれ、5〜10員芳香族複素環式の環には、例えばイミダゾール(imidazole)、オキサゾール(oxazole)、イソキサゾール(isoxazole)、オキサジアゾール(oxadiazole)、ピリジン(pyridine)、インドール(indole)、チオフェン(thiophene)、ベンゾピラノン(benzopyranone)、チアゾール(thiazole)、フラン(furan)、ベンズイミダゾール(benzimidazole)、キノリン(quinoline)、イソキノリン(isoquinoline)、キノキサリン(quinoxaline)、ピリミジン(pyrimidine)、ピラジン(pyrazine)、テトラゾール(tetrazole)およびピラゾール(pyrazole)が含まれる。
【0025】
「アラルキル」とは、アリール部分がアルキル残基を介して親構造に結合している残基を表す。例を挙げれば、ベンジル、フェネチル、フェニルビニル、フェニルアリル等が含まれる。「ヘテロアラルキル」とは、ヘテロアリール部分がアルキル残基を介して親構造に結合している残基を表す。例を挙げれば、フラニルメチル、ピリジニルメチル、ピリミジニルエチル等が含まれる。
【0026】
「ハロゲン」または「ハロ」とは、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を表す。フッ素、塩素および臭素が好ましい。ジハロアリール、ジハロアルキル、トリハロアリール等は、必ずしも複数の同一のハロゲンではない複数のハロゲンで置換されているアリールおよびアルキルを表す;ゆえに4−クロロ−3−フルオロフェニルはジハロアリールの範囲内である。
【0027】
「複素環」とは、1〜4個の炭素がヘテロ原子、例えば酸素、窒素または硫黄に置き換わっているシクロアルキルまたはアリール残基を意味する。本発明の範囲内に入る複素環の例には、イミダゾリン、ピロリジン、ピラゾール、ピロール、インドール、キノリン、イソキノリン、テトラヒドロイソキノリン、ベンゾフラン、ベンゾジオキサン、ベンゾジオキソール(置換基として存在する場合、一般にはメチレンジオキシフェニルと称される)、テトラゾール、モルホリン、チアゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、チオフェン、フラン、オキサゾール、オキサゾリン、イソキサゾール、オキサジアゾール、ジオキサン、テトラヒドロフラン等が含まれる。「N−複素環基」とは、置換残基である、窒素を含有する複素環を表す。用語複素環基はヘテロアリールを包含する。ヘテロアリールは複素環基のサブセットである。N−複素環残基の例には、4−モルホリニル、4−チオモルホリニル、1−ピペリジニル、1−ピロリジニル、3−チアゾリジニル、ピペラジニルおよび4−(3,4−ジヒドロベンゾオキサジニル)が含まれる。置換複素環基の例には、4−メチル−1−ピペラジニルおよび4−ベンジル−1−ピペリジニルが含まれる。
【0028】
「置換(されている)」アルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環基とは、それぞれ、1個またはそれ以上(約5個まで、好ましくは約3個まで)の水素原子が、以下の群から独立して選択される置換基に置き換わっているアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび複素環基を表す:場合により置換されているアルキル(例えばフルオロアルキル)、場合により置換されているアルコキシ、アルキレンジオキシ(例えばメチレンジオキシ)、場合により置換されているアミノ(例えばアルキルアミノおよびジアルキルアミノ)、場合により置換されているアミジノ、場合により置換されているアリール(例えばフェニル)、場合により置換されているアラルキル(例えばベンジル)、場合により置換されているアリールオキシ(例えばフェノキシ)、場合により置換されているアラルコキシ(例えばベンジルオキシ)、カルボキシ(−COOH)、カルボアルコキシ(すなわちアシルオキシまたは−OOCR)、カルボキシアルキル(すなわちエステルまたは−COOR)、カルボキサミド、アミノカルボニル、ベンジルオキシカルボニルアミノ(CBZ−アミノ)、シアノ、カルボニル、ハロゲン、ヒドロキシ、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアラルキル、場合により置換されているヘテロアリールオキシ、場合により置換されているヘテロアラルコキシ、ニトロ、スルファニル、スルフィニル、スルホニル、およびチオ。
【0029】
用語「スルファニル」とは以下の基を表す:−S−(場合により置換されているアルキル)、−S−(場合により置換されているアリール)、−S−(場合により置換されているヘテロアリール)、および−S−(場合により置換されている複素環基)。
【0030】
用語「スルフィニル」とは以下の基を表す:−S(O)−H、−S(O)−(場合により置換されているアルキル)、−S(O)−(場合により置換されているアミノ)、−S(O)−(場合により置換されているアリール)、−S(O)−(場合により置換されているヘテロアリール)、および−S(O)−(場合により置換されている複素環基)。
【0031】
用語「スルホニル」とは以下の基を表す:−S(O)−H、−S(O)−(場合により置換されているアルキル)、−S(O)−(場合により置換されているアミノ)、−S(O)−(場合により置換されているアリール)、−S(O)−(場合により置換されているヘテロアリール)、−S(O)−(場合により置換されている複素環基)、−S(O)−(場合により置換されているアルコキシ)、−S(O)−場合により置換されているアリールオキシ)、−S(O)−(場合により置換されているヘテロアリールオキシ)、および−S(O)−(場合により置換されているヘテロサイクリルオキシ(heterocyclyloxy))。
【0032】
用語「任意の」または「場合により」とは、以下に説明される現象または環境が存在しても、存在しなくてもよく、ならびにその説明には、該現象または環境が存在する場合およびそれが存在しない場合が含まれることを意味する。例えば、「場合により置換されているアルキル」とは、以下に規定される「アルキル」または「置換(されている)アルキル」を意味する。1個またはそれ以上の置換基を含有する任意の基に関して、このような基が、立体的に実施不可能な、合成的に実行不可能な、ならびに/あるいは本質的に不安定な、いかなる置換または置換パターンの導入をも意図しないことが当業者には理解されよう。
【0033】
「異性体」は、同一の分子式を有する異なる化合物である。「立体異性体」は、原子の空間配置様式のみが異なっている異性体である。「エナンチオマー」は、互いに重ね合わせることができない鏡像である立体異性体ペアである。エナンチオマーペアの1:1混合物は「ラセミ」混合物である。適切な場合には、用語「(±)」を使用してラセミ混合物を示す。「ジアステレオ異性体」は、少なくとも2個の不斉原子を有するが、互いに鏡像ではない立体異性体である。絶対立体化学の特定は、Cahn-Ingold-PrelogのR−S系にしたがって行われる。化合物が純粋なエナンチオマーである場合、各不斉炭素位置での立体化学はRまたはSによって特定してよい。絶対配置が未知である分割化合物を、それらがナトリウムD線の波長で平面偏光を回転させる方向(右旋性または左旋性)に応じて(+)または(−)で示すことができる。本明細書中に記載の特定化合物は1個またはそれ以上の不斉中心を含有し、ゆえにエナンチオマー、ジアステレオマー、および絶対立体化学の観点から(R)−または(S)−として規定してよい他の立体異性フォームを生じるであろう。本発明は、可能性のあるすべてのこのような異性体、例えばラセミ混合物、光学的に純粋なフォームおよび中間混合物を含むものとする。光学活性の(R)−および(S)−異性体は、キラルシントンまたはキラル試薬を使用して製造してよく、あるいは慣用の技術を使用して分割してよい。本明細書中に記載の化合物がオレフィンの二重結合または他の幾何的な非対称中心を含有する場合、特に指定がなければ、化合物はEおよびZ幾何異性体の両方を含むものとする。同様に、すべての互変異性フォームが含まれるものとする。
【0034】
用語「製薬的に許容される担体」または「製薬的に許容される賦形剤」には、任意のおよびすべての溶媒、分散媒、コーティング、抗菌および抗真菌剤、等張物質および吸収遅延剤等が含まれる。医薬活性物質に関するこのような媒体および物質の使用は当技術分野において周知である。任意の慣用の媒体または物質が活性成分と不適合である場合を除き、その治療用組成物中での使用が考慮される。また補充活性成分を組成物に包含させることができる。
【0035】
用語「製薬的に許容される塩」とは、本発明の化合物の生物学的有効性および性質を保持する塩であって、生物学的に、あるいは他の点において望ましくないものでない塩を表す。多くの場合、アミノおよび/またはカルボキシル基またはそれらと同様の基が存在するおかげで、本発明の化合物は酸および/または塩基の塩を形成可能である。製薬的に許容される酸付加塩は、無機酸および有機酸を用いて形成させることができる。塩形成に使用することができる無機酸には、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、等が含まれる。塩形成に使用することができる有機酸には、例えば酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸、または製薬的に許容される酸付加塩の作成に有用であることが知られる他の有機酸が含まれる。製薬的に許容される塩基付加塩は、無機および有機の塩基を用いて形成させることができる。塩形成に使用することができる無機塩基には、例えばナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、アルミニウム、等が含まれる;特に好ましいのは、アンモニウム、カリウム、ナトリウム、カルシウムおよびマグネシウム塩である。塩形成に使用することができる有機塩基には、例えば一級、二級、および三級アミン、置換アミン、例えば天然に存在する置換アミン、環状アミン、塩基性イオン交換樹脂、等、具体的に、例えばi−プロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、およびエタノールアミンが含まれる。
【0036】
用語「治療有効量」または「有効量」とは、以下に規定される処置を必要としている哺乳類に単独で、あるいは他の抗癌治療と組み合わせて投与された場合に、該処置を有効にするのに十分な式IまたはIIの化合物の量を表す。より具体的には、HIFによって制御される遺伝子の発現を阻害し、あるいは細胞周期の停止を誘発するのに十分な量である。これにより、腫瘍部位で、有害な副作用を伴わずに、腫瘍成長、腫瘍進行および転移が阻害される。本明細書中で使用される「HIF関連遺伝子」とは、その発現がHIFによって制御される遺伝子を表す。この遺伝子ファミリーには以下に挙げる遺伝子が含まれる;エリスロポエチン(erythropoietin)、トランスフェリン(transferrin)、トランスフェリン受容体(transferrin receptor)、セルロプラスミン(ceruloplasmin)、血管内皮増殖因子(vascular endothelial growth factor)(VEGF)、VEGF受容体FLT−1(VEGF receptor FLT-1)、トランスフォーミング成長因子β3(transforming growth factor β3)、プラスミノーゲンアクチベータインヒビター1(plasminogen activator inhibitor 1)、α1Bアドレナリン受容体(α1B adrenergic receptor)、アドレノメデュリン(adrenomedullin)、エンドセリン1(endothelin 1)、一酸化窒素シンターゼ2(nitric oxide synthase 2)、ヘムオキシゲナーゼ1(heme oxygenase 1)、グルコース輸送体1および3(glucose transporter 1 & 3)、ヘキソキナーゼ1および2(hexokinase 1 & 2)、エノラーゼ1(enolase 1)、グルセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼ(glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase)、ホスホグリセリン酸キナーゼ1(phosphoglycerate kinase 1)、ホスホグルコキナーゼL(phosphoglucokinase L)、ピルビン酸キナーゼM(pyruvate kinase M)、アルドラーゼAおよびC(aldolase A & C)、トリオースリン酸イソメラーゼ(trios phosphate isomerase)、乳酸脱水素酵素A(lactate dehydrogenase A)、炭酸脱水酵素9(carbonic anhydrase 9)、アデニル酸キナーゼ3(adenylate kinase 3)、プロリル−4−ヒドロキシラーゼal(prolyl-4-hydroxylase al)、インシュリン様成長因子(IGF)2(insulin-like growth factor (IGF) 2)、IGF結合タンパク質1、2および3(IGF-binding protein 1, 2 & 3)、P21、Nip3、サイクリンG2(cyclin G2)および分化型胚軟骨細胞1(differentiated embryo chondrocyte 1)。本明細書中で使用される用語「動物」には、すべての哺乳類、および特にヒトが含まれるものとする。このような動物は、本明細書中で、処置を必要とする対象者または患者とも称される。治療有効量は、処置対象の対象者および疾患症状、対象者の体重および年齢、疾患症状の重症度、選択される式IまたはIIの具体的化合物、採用される投薬療法、投与のタイミング、投与様式等に応じて変化する。これらはすべて、通常の当業者が容易に決定することができる。
【0037】
用語「処置」または「処置する」とは、哺乳類の疾患の任意の処置を意味する。例えば:
a) 疾患を予防する、すなわち、疾患の臨床症状が発症しないようにすること;
b) 疾患を阻害する、すなわち、臨床症状の発症を緩やかにし、または停止させること;および/または
c) 疾患を緩和する、すなわち、臨床症状の退行を生じさせること、を含む。
【0038】
本発明の化合物
本発明は、以下の式IまたはIIによって示される化合物であって、血管形成、およびHIF−1α、HIF−2α、およびHIFによって制御される遺伝子の発現をインビトロおよびインビボで選択的に阻害し、細胞周期の停止を誘発する化合物に関する:
【化29】

式中:
XはNまたはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されているアルキル、場合により置換されているアリール、または場合により置換されている複素環基であり;あるいは、YがNである場合、Rは不存在であり;
およびRは、水素または場合により置換されているアルキルから独立して選択され;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、場合により置換されている芳香族または場合により置換されている芳香族複素環を形成し;ならびに
は、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
単一の異性体、異性体の混合物、および製薬的に許容されるその溶媒和物および塩を含む;または
【化30】

式中:
Aは、−NH−R−(CO)−、−(CO)−R−NH−またはナフチルであり;ならびに
は、場合により置換されているフェニルまたは場合により置換されているピリジニルであり、
単一の異性体、異性体の混合物、および製薬的に許容されるその溶媒和物および塩を含む。
また式IIIの化合物を提供する。式III
【化31】

式中
XはN、またはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されている複素環基であり、ただし、Y=N、およびX=CHの場合、Rは不存在であり;
は、5〜14個の炭素原子を有するアリールまたは1〜10個の炭素原子を有するアルキルであり;
例外として、Y=NおよびX=CHの場合、Rは場合により置換されている複素環基であってよく;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
ならびにRおよびRは独立して、水素、場合により置換されているアルキルであり、あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているアリールまたは場合により置換されているヘテロアリール環を形成する。
【0039】
命名法
式IおよびIIの化合物は、以下に記載されるように(例えばAutoNomバージョン2.1を使用して)命名および番号付けすることができる。例えば、式IA:
【化32】

の化合物、すなわちRがヒドロキシメチルフラニル−であり;RおよびRが、それらが結合している炭素と一緒になって縮合ベンゾ基を形成し;ならびにRがメチルである式Iの化合物は、[5−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノールと命名することができる。
【0040】
式IおよびIIの化合物の合成
本発明の化合物は、市販により入手可能な出発物質から当技術分野において周知の技術を利用して合成することができる。例えば米国特許第6,162,819号;第6,518,294号;および第5,574,168号および欧州特許出願第254,241号を参照のこと。各文献は、引用によりその開示内容全体が本明細書中に包含される。
【0041】
適切なベンズイミダゾール出発物質を適切なアルキル、アリールまたはヘテロアリール−ハライドで置換することによってベンズイミダゾール誘導体を合成してよい。有用な反応条件には、ヨウ化第一銅、弱塩基、例えばN,N'−ジメチル−エチレンジアミン、および炭酸セシウムの存在下で縮合を実施することが含まれる。
【0042】
本発明の化合物の比較用化合物であるYC−1、3−(5'−ヒドロキシメチル−2'−フリル)−1−ベンジルインダゾールは、先行技術によって製造してよく、あるいは市販により入手可能でもある。例えば、A.G. Scientific Inc.(San Diego, CA)、Sigma RBI(St Louis, MO, USA)、またはAlexis Biochemicals(San Diego, CA)からYC−1を入手してよい。
【0043】
さらに、いくつかの本発明化合物は、図面に模式的に示される合成法を参照して合成してよい。図12では、1−アルキルおよび1−アリール置換インダゾール、例えば5および5aとして同定される化合物の製造の概要に関するスキームを示す。1aおよび1bの縮合により、ニトロケトン2を生成させ、選択的に還元してアミノケトン3にする。ニトロ化および還元により、環状生成物4を生成させ、次いで還元して5を形成させるか、あるいはアルキル化(またはアリール化)して5aを形成させる。本明細書中では化合物5aは化合物Aとしても同定される。
【0044】
図13では、1−または2−置換インダゾールの製造に関するスキームを示す。フランおよび適切に置換されているベンズアルデヒドの縮合により6を得る。選択的酸化、還元、ニトロ化および環化により順次7、8および9を生成させる。N−保護、カルボニル化および脱保護後、インダゾール11の1−および2−位をアルキル化し、異性体を分離し、還元して13aおよび13bを生成させる。本明細書中では化合物13aは化合物Cとしても同定される。
【0045】
図14では、1−アリールおよび1−アルキルインダゾールの製造に関するスキームを示す。上記中間体11をアリール化し、還元して1−チエニルインダゾール15を生成させる。3−ヨード−インダゾール16の1−および3−位を選択的にアリール化し、次いで還元して1−フェニルインダゾール19を生成させる。1−メチルインダゾール22を同様に製造する。本明細書中では化合物22は化合物Dとしても同定される。
【0046】
図15では、3−フラニルインダゾールの製造に関するスキームを示す。3−ヨード−インダゾール24の1−および3−位を順次アルキル化およびアリール化して27aまたは27bを生成させる。試薬26aおよび26bは適切なフランから形成させる。
【0047】
図16aおよびbでは、3−ヨード−インダゾール16から製造される共通の前駆物質、1−ベンジル−3−ヨードインダゾール28から3−アリール化1−ベンジルインダゾールを製造するためのスキームを説明する。試薬29bおよび29cを製造する。この製造は、適切なハロアリール化合物からの試薬29aの製造に関して示される方法と類似の方法によって行う。28から3−アリール化化合物30、31および32を一段階で製造する。本明細書中では化合物31は化合物Bとしても同定される。
【0048】
図17では、1,3−置換インダゾールの製造に関する別のスキームを示す。縮合、穏やかな酸化、ニトロ基の選択的還元、ニトロ化および環化により、1−フラニル−インダゾール36が得られる。ベンジル化およびカルボニル化により、1−ベンジル−3−フラニルインダゾール39を生成させる。この化合物はYC−1としても同定される。次いでフラニル環を還元して3−テトラヒドロフラニル(tetrahyrofuranyl)インダゾール42を生成させる。
【0049】
図18では、1−アルキルインダゾールおよび1−アリールベンズイミダゾールを製造するスキームを示す。3−フラニルインダゾール11をN−アルキル化し、還元してN−エチルまたはN−i−プロピルインダゾール44または46を生成させる。それぞれイソインドール47および適切なハロアリール化合物48aまたは48bからベンズイミダゾール49および51を形成させる。還元により、1−アリール化ベンズイミダゾール50および52を生成させる。
【0050】
図19では、1,3,置換インドールを製造するスキームを示す。3−ジメチルアミノ−インドール53をN−アルキル化、臭素化、アリール化、カルボニル化および還元してインドール58を生成させる。
【0051】
図20では、いくつかの式IIの化合物の製造に関するスキームを示す。アルデヒド59を還元し、次いで活性化および縮合して、二環式化合物61を生成させる。酸化、ニトロ基の選択的還元、N−アルキル化および脱保護により、化合物65が得られる。
【0052】
図21では、本発明の化合物の製造に有用な中間体の合成に関する2つの一般的スキームを示す。当技術分野において既知のアシル化法によって化合物IVを容易に製造してよい。基Arはアリールまたはヘテロアリール基であり、これは場合によりRsで置換されている。このRsは本明細書中において定義「置換(されている)−」にしたがって規定される基であってよい。水性酢酸中の鉄を用いる還元により、アミンIVを生成させ、そして酸中の亜硝酸ナトリウム、次いで塩化第一スズを用いて環化して3−置換インダゾールVIにする。中間体VIは本発明の化合物の製造に有用である。
【0053】
さらに図21では、3−ヨード−インダゾールVIIをジヒドロキシボランAr'B(OH)、式中Ar'はアリールまたはヘテロアリールである、次いで二酢酸第二銅で処理して、1−置換ヨード−インダゾールVIIIを得る。次いでVIIIをパラジウム触媒中の適切なトリブチル−スズ化合物Rt−Ar"−SnBuで処理する。基Ar"はアリールまたはヘテロアリールである。置換基Rtは本明細書中において定義「置換(されている)−」にしたがって規定される基である。これにより1,3−置換インダゾールIXが得られる。この化合物は本発明化合物の製造に有用な中間体である。ArおよびAr"は独立して好ましくはヘテロアリールであり、Ar'は好ましくはアリールである。
【0054】
本発明の範囲内の化合物を製造する他のスキームを考案してよいことが理解される。また、これらの反応スキームが与えられれば、適切な溶媒、反応温度、割合、等を選択して有用な量の記載されている生成物を製造するのに必要な段階を達成することが通常の当業者の技術範囲内であることが理解される。
【0055】
特に指定しなければ、本明細書中に記載の反応は、大気圧で、一般に−10℃〜110℃の温度範囲内で生じる。さらに、実施例で使用されるか、あるいは特に指定した場合を除き、反応時間および条件は概算であるものとし、例えば、ほぼ大気圧で、約−10℃〜約110℃の温度範囲内で約1〜約24時間にわたって生じる;一晩行われる反応は平均約16時間である。
【0056】
用語「溶媒」、「有機溶媒」または「不活性溶媒」とは、それぞれ、それらと併記される反応条件下で不活性な溶媒[例えばベンゼン、トルエン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(「THF」)、ジメチルホルムアミド(「DMF」)、クロロホルム、塩化メチレン(またはジクロロメタン)、ジエチルエーテル、メタノール、ピリジン等]を意味する。特に指定しない限り、本発明の反応で使用される溶媒は不活性有機溶媒である。
【0057】
本明細書中に記載の化合物および中間体についての単離および精製は、望ましければ、任意の適切な分離または精製手順、例えばろ過、抽出、結晶化、カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィーまたは厚い層を使用する(thick-layer)クロマトグラフィー、またはこれらの手順の組み合わせによって達成することができる。適切な分離および単離手順の具体的な説明は、本明細書中以下に挙げる実施例を参照することによって取得することができる。しかし、当然ながら他の同等の分離または単離手順を使用することもできる。
【0058】
所望であれば、(R)−および(S)−異性体を分割してよい。この分割は、当業者に既知の方法、例えばジアステレオ異性体の塩または複合体の形成によって、この塩または複合体は例えば結晶化によって分離してよい;ジアステレオ異性体の誘導体の形成によって、この誘導体は例えば結晶化、ガス−液体または液体クロマトグラフィーによって分離してよい;1エナンチオマーとエナンチオマー特異的試薬の選択的反応、例えば酵素による酸化または還元、次いで修飾および無修飾型エナンチオマーの分離;またはキラル環境、例えばキラル支持体、例えばキラルリガンドが結合しているシリカ上で、またはキラル溶媒の存在下でのガス−液体または液体クロマトグラフィーによって行う。例えば、式IまたはIIの化合物を低級アルカノールに溶解し、ヘキサン中70%EtOAcで60分間調整したChiralpak AD(205x20mm)カラム(Chiral Technologies, Inc.)に載せることができる。上記分離手順の1つによって所望のエナンチオマーを別の化学物質に変換する場合、所望のエナンチオマーフォームを遊離させる追加の段階が必要とされるであろうことが理解されよう。あるいは、光学活性試薬、基質、触媒または溶媒を使用する不斉合成によって、あるいは不斉変換(asymmetric transformation)により一方のエナンチオマーを他方に変換することによって特定のエナンチオマーを合成してよい。
【0059】
周知のように、医薬品は認可および/または市販前に薬局方基準を満たさなければならず、ならびに合成試薬および前駆物質は薬局方基準によって規定される限界を超えるべきではないであろうが、本発明の方法によって製造される最終化合物は、微量であるが、検出可能な量で存在する前記物質を有してよく、例えば単一の不純物が1%を超えない95%純度の範囲のレベルであってよい。これらのレベルは例えば発光分光法によって検出することができる。重要なことは、前記物質の存在に関して医薬化合物の純度をモニターすることである。この存在は、本発明の合成方法についての検出用途の方法としてさらに開示される。
【0060】
好ましい方法および最終段階
式IまたはIIの化合物の異性体のラセミ混合物をクロマトグラフィーカラムに載せ、(R)−および(S)−エナンチオマーに分離する。
【0061】
式IまたはIIの化合物を製薬的に許容される塩基と接触させて、対応する塩基付加塩を形成させる。
【0062】
式IまたはIIの製薬的に許容される酸付加塩を酸と接触させて、対応する式IまたはIIの化合物を形成させる。式IまたはIIの化合物を製薬的に許容される酸と接触させて、対応する酸付加塩を形成させる。
【0063】
式IまたはIIの製薬的に許容される酸付加塩を塩基と接触させて、対応する式IまたはIIの遊離塩基を形成させる。
【0064】
好ましい化合物
本発明の化合物、医薬製剤、製造方法および使用に関して、以下の式Iの置換基の組み合わせおよび順列(それぞれ優先度が高い順にサブグループ化されている)が好ましい。
【0065】
特定の実施態様では、XはNであり、ならびにYはCである。
【0066】
別の実施態様では、XはCHであり、ならびにYはNである。
【0067】
一実施態様では、Rはフラニル;フェニル;ピリジニル;チオフェニル;ベンジル;ジアゾール;トリアゾール;テトラヒドロフラニル;またはピロリル−である。これらの各基は、1、2または3個(特に1個)の以下の基で場合により置換されていてよい:
低級アルキル(特にメチル);
アミノ置換低級アルキル(特にアミノメチル−);
ヒドロキシ置換低級アルキル−(特にヒドロキシメチル−、ヒドロキシエチル−、
1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル−;またはヒドロキシエトキシメチル−);
(低級アルコキシ)メチル−(特にメトキシメチル−またはエトキシメチル−);または
(低級アルキル)スルファニル−(特にメチルスルファニル−)。
【0068】
別の実施態様では、Rは場合により置換されているベンジルまたは場合により置換されているフェニルである。
【0069】
より具体的には、Rは、ヒドロキシメチルピリジニル−;ヒドロキシメチルフェニル−;ヒドロキシメチルフラニル−;アミノメチルフラニル−;メトキシメチルフラニル−;ヒドロキシ−エトキシメチル−フラニル−;(1−ヒドロキシ−エチル)−フラニル−;(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−フラニル−;ヒドロキシメチルテトラヒドロフラニル−;ヒドロキシメチルチオフェニル−;ヒドロキシメチルピロリル−;またはヒドロキシメチル−N−メチル−ピロリルである。
【0070】
別の実施態様では、Rは場合により置換されているベンジルまたは場合により置換されているフェニルである。
【0071】
別の実施態様では、Rは、場合により置換されているアルキル、好ましくは低級アルキルである。
【0072】
一実施態様では、RおよびRは水素である。
【0073】
別の実施態様では、RおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、縮合ベンゾ−またはピリジノ環を形成し、これは1個またはそれ以上の以下に挙げる基で場合により置換されていてよい:ハロ(特にフルオロまたはクロロ);場合により置換されている低級アルキル(特にメチルまたはトリフルオロメチル);低級アルコキシ(特にメトキシ);ヒドロキシ;シアノ;ニトロ;または場合により置換されているアミノ(特にアミノ、メチルアミノ、またはアセチルアミノ)。
【0074】
特定の実施態様では、Rは、場合により置換されているフェニル;場合により置換されているベンジル;場合により置換されているシクロヘキシルメチル−;場合により置換されているフェネチル−;場合により置換されているピリジニルメチル−;場合により置換されているフラニル−;または場合により置換されているピロリル−場合により置換されているチエニル、場合により置換されているトリアゾール、場合により置換されているチエニルメチル、場合により置換されているジアゾール;場合により置換されているアルキルである。さらに具体的には、上述の環系は1個またはそれ以上の以下に挙げる基で置換されていてよい:ハロ(特にフルオロまたはクロロ);場合により置換されている低級アルキル(特にメチルまたはトリフルオロメチル);低級アルコキシ(特にメトキシ);ヒドロキシ;シアノ;ニトロ;または場合により置換されているアミノ。
【0075】
別の実施態様では、Rは、場合により置換されているアルキル、好ましくは低級アルキルである。
【0076】
好ましいクラスの化合物には、Rが場合により置換されている複素環基であり、ただしY=NおよびX=CHの場合、Rは不存在であり;ならびにRが、5〜14個の炭素原子を有するアリールまたは1〜10個の炭素原子を有するアルキルであり、例外としてY=NおよびX=CHの場合、Rは場合により置換されている複素環基であってよい化合物が含まれる。このクラスでは、RおよびRは独立して、H、場合により置換されているアルキルであるか、あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているアリールまたは場合により置換されているヘテロアリール環を形成する。
この好ましいクラスのサブクラスには、X=N、Y=CおよびRが1〜10個の炭素原子を有するアルキルであり;X=N、Y=CおよびRが5〜14個の炭素原子を有するアリールであり;X=CHおよびY=Nであり;ならびにRおよびRが一緒になって6員アリール環を形成する化合物が含まれる。
【0077】
(個別および包括的に)その製剤、製造方法および使用を含めて本発明の新規化合物としてさらに好ましいのは以下に挙げる化合物である:
[5−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール(化合物A);
[5−(1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
1−ベンジル−1H−インダゾール;
1−ベンジル−3−フラン−2−イル−1H−インダゾール;
1−ベンジル−3−(5−メチル−フラン−2−イル)−1H−インダゾール;
1−ベンジル−3−(5−メトキシメチル−フラン−2−イル)−1H−インダゾール;
2−[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−プロパン−2−オール;
2−[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イルメトキシ]−エタノール;
1−[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−エタノール;
[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−テトラヒドロ−フラン−2−イル]−メタノール;
C−[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メチルアミン;
[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−3−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−チオフェン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−1−メチル−1H−ピロール−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−1H−ピロール−2−イル]−メタノール;
[4−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−フェニル]−メタノール;
[6−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−ピリジン−3−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−ピリジン−2−イル]−メタノール;
[3−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−フェニル]−メタノール;
[4−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−ピリジン−2−イル]−メタノール;
[6−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−ピリジン−2−イル]−メタノール;
[6−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−ピリジン−2−イル]−メタノール;
4−[3−(5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イル)−インダゾール−1−イルメチル]−フェノール;
{5−[1−(4−アミノ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(4−フルオロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(4−ニトロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(4−クロロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(4−シアノ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(3−アミノ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(3−フルオロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(3−ニトロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(3−メトキシ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(3−クロロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(3−シアノ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(3−メチル−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(2−アミノ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(2−フルオロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(2−ニトロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(2−メトキシ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(2−クロロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(2−シアノ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(2−メチル−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
3−[3−(5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イル)−インダゾール−1−イルメチル]−フェノール;
2−[3−(5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イル)−インダゾール−1−イルメチル]−フェノール;
[5−(1−ピリジン−2−イルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ピリジン−3−イルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ピリジン−4−イルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−シクロヘキシルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−フラン−3−イルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−チオフェン−3−イルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
{5−[1−(1−メチル−1H−ピロール−3−イルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(1H−ピロール−3−イルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
[5−(1−フラン−2−イルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−チオフェン−2−イルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
{5−[1−(1−メチル−1H−ピロール−2−イルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
{5−[1−(1H−ピロール−2−イルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール;
[5−(1−フェネチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−5−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−5−ヒドロキシ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−5−アミノ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−5−メトキシ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−5−ニトロ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−5−シアノ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−5−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−6−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−6−ヒドロキシ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−6−アミノ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−6−メトキシ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−6−ニトロ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
[5−(1−ベンジル−6−シアノ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;または
[5−(1−ベンジル−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール.{5−[(3−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル−]−フラン−2−イル}−メタノール
(2'−ヒドロキシメチル)−(2−ベンジル)−1H−インダゾ[6,7:5'4']フラン
{5−[V−ベンズイミダゾール−1−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(7−フェニル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[1−メチル−1H−ベンズイミダゾール−4−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[1−エチル−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[1−(プロパ−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[1−(2−メチル−プロパ−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(フラン−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(チエン−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(N−メチル−ピロール−2'イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(フラン−3'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル]フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(チエン−3'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(N−メチル−ピロール−3'イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(オキサ−3',4'−ジアゾール−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(ピロール−1'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(チア−3',4'−ジアゾール−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(4'−メチル−1',2',4'−トリアゾール−5'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',2',4'−トリアゾール−1'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',2',4'−トリアゾール−4'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',3'−オキサゾール−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',3'−チアゾール−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1'−メチル−1',3'−ジアゾール−2'−イル)−1Hメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',3'−オキサゾール−5'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',3'−チアゾール−5'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1'−メチル−1'3'−ジアゾール−5'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',3'−オキサゾール−4'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',3'−チアゾール−4'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1'−メチル−1',2'−ジアゾール−5'−イル)−メチル)−1H1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1'−メチル−1',3'−ジアゾール−4'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',3'−ジアゾール−1'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1'−メチル−1',2'−ジアゾール−4'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1'−メチル−1',2'−ジアゾール−3'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',2'−ジアゾール−1'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(フラン−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(チエン−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(N−メチル−ピロール−2'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(ピロール−1'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(フラン−3'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(チエン−3'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(N−メチル−ピロール−3'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(4'−メチル−1',2',4'−トリアゾール−5'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',2',4'−トリアゾール−4'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(チア−3'−4'ジアゾール−2'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',3'−オキサゾール−2'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',3'−チアゾール−2'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1'−メチル−1',3'−ジアゾール−2'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',3'−オキサゾール−4'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',3'−チアゾール−4'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1'−メチル−1,3'−ジアゾール)−4'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',3−ジアゾール−1'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',3'−オキサゾール−5'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',3',−チアゾール−5'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1'−メチル−1',3'−ジアゾール−5'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1'−メチル−1',2'−ジアゾール−5'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1',2'−ジアゾール−1'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1'−メチル−1',2'−ジアゾール−3'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[(1−(1'−メチル−1',2'−ジアゾール−4'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−3−イル}−メタノール
{5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−チエン−3−イル}−メタノール
{N−メチル−5−[ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−3−イル}−メタノール
{4−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{4−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−チエン−2−イル}−メタノール
{N−メチル−4−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−2−イル}−メタノール
{4−メチル−5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2,4−トリアゾール−3−イル}−メタノール
{5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−チエン−2−イル}−メタノール
{N−メチル−5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−2−イル}−メタノール(化合物B)
{1−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2,4−トリアゾール−3−イル}−メタノール
{1−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−3−イル}−メタノール
{5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−オキサ−3−4−ジアゾール−2−イル}−メタノール
{5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−チア−3,4−ジアゾール−2−イル}−メタノール
{1−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−4−イル}−メタノール
{1−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−3−イル}−メタノール
{1−メチル−3−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−5−イル}−メタノール
{1−メチル−5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−3−イル}−メタノール
{1−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−4−イル}−メタノール
{2−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−5−イル}−メタノール
{2−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−5−イル}−メタノール
{1−メチル−2−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−5−イル}−メタノール
{5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−5−イル}−メタノール
{2−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−4−イル}−メタノール
{2−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−4−イル}−メタノール
{1−メチル−2−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−4−イル}−メタノール
{1−メチル−5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−2−イル}−メタノール
{4−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−2−イル}−メタノール
{4−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−メタノール
{1−メチル−4−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−2−イル}−メタノール
{5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−メタノール
{2−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−5−イル}−メタノール
{2−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−5−イル}−メタノール
{1−メチル−2−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−5−イル}−メタノール
{2−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−4−イル}−メタノール
{2−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−4−イル}−メタノール
{1−メチル−2−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−4−イル}−メタノール
{1−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−4−イル}−メタノール
{4−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−2−イル}−メタノール
{4−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−メタノール
{1−メチル−4−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−2−イル}−メタノール
{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−2−イル}−メタノール
{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−メタノール
{1−メチル−5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−2−イル}−メタノール
{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−3−イル}−メタノール
{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−チエン−3−イル}−メタノール
{N−メチル−5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−3−イル}−メタノール
{4−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{4−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−チエン−2−イル}−メタノール
{N−メチル−4−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−2−イル}−メタノール
{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−チエン−2−イル}−メタノール
{N−メチル−5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−2−イル}−メタノール(化合物E)
{4−メチル−5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2,4−トリアゾール−3−イル}−メタノール
{1−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2,4−トリアゾール−3−イル}−メタノール
{N−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−3−イル}−メタノール
{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−オキサジアゾール−2−イル}−メタノール
{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−チアジアゾール−2−イル}−メタノール
{2−メチル−5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−3−イル}−メタノール
{1−メチル−3−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−5−イル}−メタノール
{1−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−4−イル}−メタノール
{1−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−3−イル}−メタノール
{5−[4−フェニル−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
{N−メチル−5−[1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−ピロール−2−イル}−メタノール
{1−メチル−2−[1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−1,3−ジアゾール−5−イル}−メタノール
{3−[1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−ベンジルアルコール
{N−メチル−5−[1H−ベンズイミダゾール−1−イル−メチル]−ピロール−2−イル]}−メタノール
[5−(1−チオフェン−2−イル−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール(化合物C)
(3−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)フェニル)−メタノール
2−(3−(5−(ヒドロキシメチル)フラン−2−イル)−1H−インダゾール−1−イル)−酢酸
2−(3−(5−(ヒドロキシメチル)−フラン−2−イル)−1H−インダゾール−1−イル)−エタノール
2−((5−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル)メトキシ)−エタノール
(1−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−1H−ピロール−2−イル)−メタノール(化合物D)
{N−メチル−5−[1−チオフェン−2−イル−メチル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−2−イル}−メタノール
【0078】
本発明の化合物、医薬製剤、製造方法および使用に関して、以下の式IIの化合物が好ましい:
[5−(4−ベンジル−ナフタレン−1−イル)−フラン−2−イル]−メタノール;
(2−ベンジルアミノ−フェニル)−(5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イル)−メタノン(methanone);または
1−[2−(5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イルアミノ)−フェニル]−2−フェニル−エタノン。
【0079】
本発明の化合物、医薬製剤、製造方法および使用に関して、式IまたはIIの化合物の以下のアナログが同様に好ましい:
[5−(7−フェニル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)−フラン−2−イル]−メタノールまたは
2−ベンジル−2H−8−オキサ−1,2−ジアザ−as−インダセン−7−オール。
【0080】
有用性、試験および投与
有用性
本発明は、式IまたはIIの化合物がHIF活性を阻害するか、あるいは腫瘍成長および転移に必須の細胞周期を停止させることによってインビボで抗腫瘍作用を示すという驚くべき発見に基づく。
【0081】
したがって本発明の一側面では、腫瘍細胞または組織におけるHIF−1αまたはHIF−2αの発現を阻害する方法、および細胞周期の停止を誘発してアポトーシスを生じさせる方法であって、腫瘍細胞または組織を、細胞周期の停止の誘発に関する有効量の式IまたはIIの化合物を含む組成物と接触させることを含む方法を提供する。
【0082】
本発明の別の側面では、腫瘍細胞または組織においてHIFによって制御される遺伝子の発現を阻害する方法であって、腫瘍細胞または組織を、HIFによって制御される遺伝子の発現の阻害に関する有効量の式IまたはIIの化合物を含む組成物と接触させることを含む方法を提供する。
【0083】
本発明のさらに別の側面では、動物組織において腫瘍成長を阻害する方法であって、動物組織を、腫瘍成長の阻害に関する有効量の式IまたはIIの化合物を含む組成物と接触させることを含む方法を提供する。
【0084】
本発明のさらに別の側面では、動物組織における腫瘍進行および転移を阻害する方法であって、動物組織を、腫瘍進行および転移の阻害に関する有効量の式IまたはIIの化合物を含む組成物と接触させることを含む方法を提供する。
【0085】
本発明は、望ましくない血管形成を伴うHIF媒介性の障害または症状、例えば固形および血液由来の腫瘍、例えば非限定的に黒色腫、癌腫、肉腫、横紋筋肉腫、網膜芽細胞腫、ユーイング肉腫、神経芽細胞腫、骨肉腫、および白血病を処置する単一の物質または併用療法における成分を含む種々の用途に広く適用可能である。
【0086】
試験
本発明の化合物は、低酸素条件下で培養された癌細胞におけるHIF−1αおよびHIF−2αの発現およびVEGF、アルドラーゼA、およびエノラーゼ1の誘導に関する阻害作用を有する。インビボでは、肝細胞腫、胃癌、腎癌、頚部癌、および神経芽細胞腫細胞由来の異種移植された腫瘍の成長が処置により停止する。処置マウス由来の腫瘍は、ビヒクル処置マウス由来の腫瘍より血管が少なく、またHIF−1αおよびHIF−2αタンパク質および、HIFによって制御される遺伝子の発現が減少することが示される。
【0087】
本化合物は細胞周期の停止を誘発する。これはHep3B肝腫瘍細胞において示される通りである。Hep3B細胞の培養内に1μMを適用後、典型的には48時間のうちに、28%の細胞がG0/G1期であり、15%がG2/M期であり、57%がS期であり、そしてほんの一部がサブG1期であることが特徴付けられた。コントロールでは、典型的に60%の細胞がG0/G1期であり、16%がG2/M期であり、そして30%がS期であった。これにより、ほぼ2倍のパーセンテージの細胞がS期であるような細胞周期の実質的停止が示される。この作用は、これらの培養において、YC−1に関して5μMまで用量依存的であった。図1を参照すると、YC−1に関して、細胞数対DNA含量のプロットでは、S期の細胞のパーセンテージが適用後の時間とともにだんだん増加したことがわかる。
【0088】
上記方法を使用して、式IまたはIIの化合物の効力を評価することができる。さらに本発明の化合物は、ヒト癌細胞を使用する細胞生存度アッセイにおいて効力を有する。細胞を(0.5〜2μMの範囲の濃度の)式IまたはIIの化合物およびバッファーで処理する。24、48、および72時間の時点で細胞の生存度を測定する。化合物での処理により、注目すべき細胞生存度の減少が生じる。
【0089】
投与
治療有効用量、例えば前記疾患状態に関する処置を提供するのに十分な用量の式IまたはIIの化合物を投与する。本発明の化合物に関するヒトの用量レベルはまだ最適化されていないが、一般に、一日量は約0.05〜100mg/体重kg、好ましくは約0.10〜10.0mg/体重kg、最も好ましくは約0.15〜1.0mg/体重kgである。ゆえに、70kgのヒトへの投与に関する用量範囲は、1日あたり約3.5〜7000mg、好ましくは1日あたり約7.0〜700.0mg、最も好ましくは1日あたり約10.5〜70mgであろう。投与される活性化合物の量は、当然ながら、処置対象の対象者および疾患状態、疾病の重症度、投与様式およびスケジュールおよび処方を行う医師の判断に依存する;例えば、経口投与に適切な用量範囲は1日あたり約700〜7000mgであろう。一方、静脈内投与に適切な用量範囲は1日あたり約70〜700mgであろう。その活性物質は、それぞれ血漿半減期が長いものまたは短いものが選択される。
【0090】
本発明の化合物の非特異的細胞障害性は、5μg/mlの濃度でのMTTアッセイによってインビトロで試験された場合、生存率が概して90%を超える。このアッセイでは、培養プレートにウェルあたり2x10細胞の密度で細胞をプレートする。24時間安定化した後、Hep3B細胞を5μg/mlの濃度の試験化合物で処理し、そして24時間後に生存度に関してアッセイする。MTT標識化試薬(最終濃度0.5mg/ml)を各ウェルに加え、4時間後にi−プロピルアルコールで細胞を溶解する。570nmで吸光度を測定する。
【0091】
本発明の化合物または製薬的に許容されるその塩は、任意の、同様の有用性を供給する物質に関して許容される投与様式、例えば非限定的に、経口、皮下、静脈内、鼻腔内、局所、経皮、腹腔内、筋肉内、肺内、経膣、経直腸、または眼内経路によって投与することができる。本発明の対象である徴候の処置では、経口および非経口投与が通例である。
【0092】
製薬的に許容される組成物には、固形、半固形、液状およびエアロゾル剤形、例えば錠剤、カプセル剤、粉末剤、液剤、懸濁液剤、坐剤、エアロゾル剤等が含まれる。また本化合物は、あらかじめ定められた割合での長期および/または定期、パルス投与用に、持続または制御放出剤形、例えば蓄積注射、浸透圧ポンプ、ピル剤、経皮(例えばエレクトロトランスポート)パッチ、等の剤形で投与することができる。好ましくは本組成物は、正確な用量の単一投与に適した単位投与剤形で提供される。
【0093】
本化合物は、単独で、あるいはより典型的には、慣用の医薬用担体、賦形剤等(例えばマンニトール、ラクトース、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、サッカリンナトリウム、タルク、セルロース、クロスカルメロースナトリウム、グルコース、ゼラチン、ショ糖、炭酸マグネシウム、等)と組み合わせて投与することができる。所望であれば、医薬組成物には、少量の無毒の補助物質、例えば湿潤剤、乳化剤、可溶化剤、pH緩衝剤等(例えば酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、シクロデキストリン誘導体、モノラウリン酸ソルビタン、酢酸トリエタノールアミン、オレイン酸トリエタノールアミン、等)を含有させることもできる。意図される投与様式に応じて、一般に医薬製剤は、重量で約0.005%〜95%、好ましくは約0.5%〜50%の本発明の化合物を含有する。このような剤形を実際に製造する方法は、当業者に既知であるか、あるいは自明である;例えばRemington's Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Company, Easton, Pennsylvaniaを参照のこと。
【0094】
さらに本発明の化合物は、他の活性な医薬物質と同時投与することができ、ならびに/あるいは他の抗癌、抗腫瘍、または抗増殖性疾患治療と併せて投与することができる。このような治療には、非限定的に、放射線療法、化学療法、免疫療法、レーザー/マイクロ波温熱療法、およびアンチセンスDNAおよびRNAを使用する遺伝子治療が含まれる。Moeller et al., Cancer Cell 2004 5:429-441を参照のこと。適切な追加の活性物質には、例えば以下に挙げる物質が含まれる:アルファインターフェロン、例えばインターフェロンアルファ−2b;アルキル化剤、例えばアサリー(asaley)、AZQ、BCNU、ブスルファン、カルボキシフタラート白金(carboxyphthalatoplatinum)、CBDCA、CCNU、CHIP、クロランブシル、クロロゾトシン、クロメソン(clomesone)、シクロジソン(cyclodisone)、シクロホスファミド、ダカルバジン、ジアンヒドロガラクチトール、フルオロドーパン(fluorodopan)、ヘプスルファム(hepsulfam)、ヒカントン、L−PAM、メルファラン、メチルCCNU、マイトマイシンC、マイトゾールアミド(mitozolamide)、ナイトロジェンマスタード、PCNU、ピペラジンアルキル化剤、ピペラジンジオン、ピポブロマン、ポルフィロマイシン、スピロヒダントインマスタード、テモゾロマイド、テロキシロン、テトラプラチン、チオテパ、トリエチレンメラミン、ウラシルナイトロジェンマスタード、およびYoshi-864;アントラサイクリン、例えばドキソルビシン、シアノモルホリノドキソルビシン、ミトキサントロン、イダルビシン、ドキソルビシンリポソーム性物質、バルルビシン、エピルビシン、ダウノマイシン、およびダウノルビシンリポソーム性物質;抗生物質、例えばダクチノマイシン、アクチノマイシンD、ブレオマイシン、およびダウノルビシン;アロマターゼ阻害剤、例えばアナストロゾールおよびレトロゾール;組換え型メチオニルヒトGCSFおよびモノメトキシポリエチレングリコールの共有結合性コンジュゲート;シクロオキシゲナーゼ阻害剤、例えばセレコキシブ;希釈剤、例えばElliott's B溶液;酵素、例えばアスパラギナーゼ;赤血球生成促進タンパク質、例えばエポエチンアルファおよびダーベポエチンアルファ;エストロゲン受容体モジュレーター、例えばタモキシフェンおよびフルベストラント;葉酸アンタゴニスト、例えばメトトレキセート;顆粒球コロニー刺激因子、例えばフィルグラスチム;ホルモン性物質、例えばアナストロゾール;無機ヒ酸塩またはエステル、例えば三酸化ヒ素;微小管阻害剤、例えばビンクリスチン、ビンブラスチン、パクリタキセル、ビノレルビン、およびドセタキセル;修飾因子、例えばロイコボリンおよびデキスラゾクサン(dexrazoxane);モノクローナル抗体、例えば抗CD20(Rituximab、90Y-ibrtumomab tiuexetan、および131I-tositumomab)、抗CD22(Epratuzumabおよび90Y-epratuzumab)、抗HLA−DR(Remitogen)、抗HER2/NEU(Trastuzumab)、抗CD33(Gemtuzumab ozogamicin)、抗CD52(Alemtuzumab)、抗癌胎児抗原(90Y-CEA-cide)、抗上皮細胞接着分子(Edrecolomab)、抗上皮細胞成長因子受容体(Cetuximab、h-R3、およびABX-EGF)、抗VEGF(Bevacizumab)、抗VEGFR2(IMC-1C11)、抗A33(huA33)、抗G250/MN(G250)、抗ルイスY抗原(SGN-15およびHu3S193)、および抗GD3(KW-2871);ニトロソ尿素、例えばプロカルバジン、ロムスチン、CCNU、カルムスチン、エストラムスチン、およびPolifeprosan 20 Implantを伴うカルムスチン;ヌクレオシドアナログ、例えばメルカプトプリン、6−MP、フルオロウラシル、5−FU、チオグアニン、6−TG、シタラビン、フロクスウリジン(動脈内)、フルダラビン、ペントスタチン、クラドリビン、ペントスタチン、ゲムシタビン、カペシタビン、ゲムシタビン、およびシタラビンリポソーム性物質;破骨細胞阻害剤、例えばパミドロン酸;白金、例えばカルボプラチン、シスプラチン、およびオキサリプラチン;レチノイド、例えばトレチノイン、ATRA、アリトレチノイン、およびベキサロテンカプセルゲル;幹細胞刺激因子、例えばオプレルベキン;トポイソメラーゼ1阻害剤、例えばトポテカンおよびイリノテカン;トポイソメラーゼ2阻害剤、例えばエトポシド、(VP-16)、テニポシド、(VM-26)、およびエトポシドリン酸塩;チロシンキナーゼ阻害剤、例えばメシル酸イマチニブ;尿酸オキシダーゼ酵素、例えばラスブリケース(Rasburicase);およびヒドロキシ尿素。
【0095】
好ましい一実施態様では、本組成物はピル剤または錠剤の形式をとり、したがって本組成物は、活性成分とともに、希釈剤、例えばラクトース、ショ糖、第二リン酸カルシウム、等;滑沢剤、例えばステアリン酸マグネシウム等;および結合剤、例えばデンプン、アラビアゴム、ポリビニルピロリジン、ゼラチン、セルロース、セルロース誘導体等を含有する。別の固形剤形では、粉末剤、marume、溶液剤または懸濁液剤(例えば炭酸プロピレン、植物油またはトリグリセリド中)をゼラチンカプセルにカプセル化する。
【0096】
液状の医薬的に投与可能な組成物は、例えば、上に規定される活性化合物および任意の医薬用補助剤(アジュバント)を担体(例えば水、生理食塩水、水性デキストロース、グリセリン、グリコール、エタノール等)に溶解、分散、等させて溶液または懸濁液を形成させることによって製造することができる。注射物質は、液状の溶液剤または懸濁液剤、乳剤としての慣用の形式、または注射前に液体に溶解または懸濁するのに適した固形の形式で製造することができる。このような非経口組成物に含有される活性化合物のパーセンテージは、その具体的性質、ならびに化合物の活性および対象者の必要性に大きく依存する。しかし、溶液中0.01%〜10%のパーセンテージの活性成分を使用可能である。また、本組成物が固形であり、後に上記パーセンテージに希釈されるのであれば、活性成分のパーセンテージはより高い。好ましくは本組成物は溶液中0.2〜2%の活性物質を含む。
【0097】
また活性化合物または塩の製剤は、噴霧器用のエアロゾル剤または溶液剤として、あるいはガス注入用の微細粉末剤として、単独で、あるいは不活性担体、例えばラクトースと組み合わせて気道に投与してよい。このような場合、製剤の粒子は50ミクロン未満、好ましくは10ミクロン未満の直径を有する。
【0098】
以下に実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明する。しかし、これらの実施例は本発明を説明するためにのみ提供されるものであって、いかなる意味においても本発明を限定するためのものではないことが理解されるべきであろう。
【0099】
材料
すべての培地およびウシ胎児血清(FBS)はLife Technologies(Grand Island, NY)から購入する。
【実施例1】
【0100】
細胞培養
American Type Culture Collection(Manassas, VA)からHep3B肝細胞腫を入手した。α−改変イーグル培地でHep3B細胞を培養した。すべての培地に10%熱不活性化型FBS、100単位/mLペニシリン、および100μg/mLストレプトマイシンを補充した。5%COを含有する加湿雰囲気中37℃ですべての細胞を培養した。この場合、インキュベーター(Vision Sci Co., model 9108MS2, Seoul, KOREA)中の酸素圧を140mmHg(20%O、v/v、酸素正常条件)または7mmHg(1%O、v/v、低酸素条件)で保った。
【実施例2】
【0101】
Hep3B肝細胞腫細胞の異種移植片に対する式IまたはIIの化合物の作用
雄性ヌードマウスの側腹部に5x10の生存Hep3B細胞を皮下注射する。腫瘍のサイズが100〜150mmに達した後、マウスに式IまたはIIの化合物(30および10mg/kg)またはビヒクル(DMSO)の腹腔内注射を受けさせる。これは2週間にわたって毎日行う。最後の処置の後、マウスを安楽死させ、腫瘍を取り出して分析する。
【実施例3】
【0102】
HIF−1αおよびHIF−2αに関するインビトロアッセイ。
10%熱活性化型ウシ胎児血清、100単位/mlペニシリン、および100μg/mlストレプトマイシンを補充したα−改変イーグル培地でHep3B肝細胞腫細胞を培養する。この培養は、5%COを含有する加湿雰囲気中37℃で行う。インキュベーター中の酸素圧を140mmHg(20%O、v/v、酸素正常)または7mmHg(1%O、v/v、低酸素)で保つ。酸素正常条件下で24時間安定化した後、本発明化合物の存在または不存在下において、酸素正常または低酸素条件下で18時間、細胞をインキュベートする。培養細胞中のHIF−1αまたはHIF−2αの免疫ブロットでは、20μgの抽出タンパク質を6.5%SDS/ポリアクリルアミドゲルで分離し、そしてImmobilon-Pメンブレン(Millipore)にトランスファーする。固定されたタンパク質を、TBS/0.1% Tween-20(TTBS)中の5%脱脂乳中で1:5000希釈されたラット抗HIF−1α(Chun et al., J Cell Sci 2001 114:4051-4061)または抗HIF−2α(Novus Biologicals, Littleton, CO)と4℃で一晩インキュベートする。西洋わさびペルオキシダーゼコンジュゲート型抗ラット抗血清を二次抗体として使用し、Enhanced Chemiluminescence Plus Kit(Amersham Pharmacia Biotec)を使用して複合体を視覚化する。観察される阻害活性を有するアナログのうち、{5−[1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−フラン−2−イル}−メタノールおよび{5−[1−(プロパ−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノールはHIF−1αおよびHIF−2αの強い阻害剤である。
【実施例4】
【0103】
血管形成、HIF−1αタンパク質、およびVEGF発現に対する作用
本発明の化合物が腫瘍成長を阻害する機構を決定するために、形態学的および生化学的にHep3B腫瘍を検査した。雄性ヌードマウスの側腹部に5x10の生存Hep3B細胞を皮下注射した。腫瘍のサイズが100〜150mmに達した後、マウスに試験化合物(30および10mg/kg)またはビヒクル(DMSO)の腹腔内注射を受けさせた。これは2週間にわたって毎日行った。最後の処置の後、マウスを安楽死させ、腫瘍を取り出し、ホルマリンで固定し、パラフィンに包埋した。各パラフィンブロックから連続切片(6μm厚)をカットした。組織学的評価用に1切片をヘマトキシリンおよびエオシン(H&E)で染色した。ビヒクル処置マウス由来のヘマトキシリン−エオシン染色腫瘍切片は、赤血球および頻繁な有糸分裂像を含有する十分に発達した血管を示した。対照的に、処置マウス腫瘍のヘマトキシリン−エオシン染色腫瘍切片は頻繁な腺房形成を示し、十分に発達した血管は認められなかった。
【0104】
腫瘍成長に対する阻害作用が腫瘍の血管形成の抑制に関連しているかどうかを決定するために、発明者らは、内皮細胞マーカーであるCD31の分布を検査した。他の切片をHIF−1αおよび内皮細胞マーカーCD31に関して免疫化学的に染色した。まず、この切片を脱パラフィン化し、段階的な一連のアルコールを経由して再水和した。次に、電子レンジで10mMクエン酸ナトリウム(pH6.0)中の切片を5分間加熱し、抗原を回復させた。リン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)中2.5%BSA(SigmaAldrich Corp., St. Louis, MO)および2%正常ヤギ血清(Life Technologies)を含有するブロッキング溶液で1時間、非特異的部位をブロックした後、切片をウサギポリクローナル抗CD31(SantaCruz, ブロッキング溶液中1:100希釈物)またはラット抗HIF−lα(ブロッキング溶液中1:100希釈物)抗体と4℃で一晩インキュベートした。これは以前に記載される通り行った(Kim et al., Circ Res 2002 90:E25-E33)。ネガティブコントロール切片は一次抗体の不存在下で希釈液とインキュベートした。次いで標準的方法を使用してこの切片を染色し、アビジン−ビオチン−西洋わさびペルオキシダーゼ複合体を使用して、結合抗体を局在化させた。最終の色素原としてジアミノベンジジンを使用した。すべての免疫染色された切片をヘマトキシリンで軽度に対比染色した。薬物処置マウス由来の腫瘍切片ではCD31免疫陽性の血管はほとんど観察されなかった。一方、ビヒクル処置マウス由来の腫瘍切片では多数の血管が観察された。
【実施例5】
【0105】
[5−(ベンズイミダゾール−1−イル)−フラン−2−イル]−メタノールの製造
CuI/N,N'−ジメチルエチレンジアミンおよび炭酸セシウムの存在下でベンズイミダゾールを5−ブロモ−フラン−2−イルホルムアルデヒドと混合する。得られた[5−(ベンズイミダゾール−1−イル)−フラン−2−イル]−ホルムアルデヒドを精製し、次いでホウ水素化ナトリウムで還元して標題化合物を得る。
【実施例6】
【0106】
生細胞のパーセンテージをMTTアッセイによって測定した。12ウェルプレートに細胞をプレートした。細胞をDMSOまたはYC−1と記載されている時間インキュベートした後、MTTを培地に加え、最終濃度を0.5mg/mlとし、37℃で3時間インキュベートした。得られた不溶性ホルマザンをイソプロパノール中の0.04N HClを用いて溶解した。分光光度計を用いて570nmで紫色のホルマザンの吸光度を測定した。細胞を0.5、1、または2μM YC−1と24、48、または72時間インキュベートした。細胞の生存度はYC−1によって減少した。この減少は用量依存的および時間依存的であった(図2)。
【実施例7】
【0107】
アポトーシスに対するYC−1の作用を試験するために、Hep3Bの培養にYC−1(1μM)を導入し、カスパーゼ3活性を72時間モニターした。図3aを参照すると、カスパーゼ3活性は経時的に増加し、72時間後にコントロールの約5倍の活性になった。カスパーゼ3は、113kDaタンパク質ポリ−ADP−リボース−ポリメラーゼ(PARP)を分解して、不活性の89kDa断片を形成させる酵素である。PARPを不活性化すると細胞のアポトーシスが生じる。ウエスタンブロッティングを使用してPARPタンパク質を分析した。この場合、1:5000希釈された抗PARP抗体(BIOMOL Research Laboratories, Inc)を使用した。図3bを参照すると、YC−1用量を倍にするとPARPの89kDa断片の量は増加し、アクチン生産に対する見かけの影響はなかった。単一細胞レベルでアポトーシスを定量化するために、DNA鎖切断の標識化に基づき、製造元のプロトコルにしたがって末端デオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ媒介性dUTPニック末端標識(TUNEL)アッセイを行った(In Situ Cell Death Detection Kit; TMR Red; Roche Diagnostics GmbH, Mannheim, Germany)。この方法は、アポトーシス中に生じるヌクレオソーム間の切断中に曝露されたDNAの3'−OH末端を検出するためのものである。フルオレセイン−dUTPの取り込みによってFACSによる検出が可能になる。細胞を回収し、室温で1時間、最終2%PFAで直接固定し、氷上で5分間、0.1%クエン酸ナトリウム中の0.1% Triton X-100で透過化処理した。TUNELで標識した後、37℃で1時間、反応混合物をTdTと一緒にし、FACS分析にしたがってヨウ化プロピジウムで染色した。図3cを参照すると、TUNEL陽性細胞のパーセンテージは用量依存的に増加した。YC−1処理の1時間前にカスパーゼ3阻害剤で前処理すると、TUNEL陽性細胞のパーセンテージは有意に減少した。
【実施例8】
【0108】
HIFタンパク質の測定
HIF−1αおよびHIF−2αタンパク質を誘導するために、低酸素チャンバー(1%酸素圧)中で16時間、Hep3B細胞をインキュベートした。低酸素でインキュベートする直前に、種々の濃度(0.3〜10μg/ml)のYC−1および関連化合物を培地中に投与した。ウエスタンブロッティング法によってHIFタンパク質の量を測定した。図4〜図8を参照すると、YC−1および関連化合物は効果的にHIFタンパク質の発現を減少させた。
【0109】
HIF活性アッセイ
EPO遺伝子のHIF結合エンハンサー領域をコードする合成DNA、
5-GGTACCGGCCCTACGTGCTGTCTCACACAGCCTGTCTGACCTCTCGACCTACCGGCCAGATCT-3,
をpGL3プロモータープラスミド(Promega)に挿入した。HIF活性をアッセイするために、リン酸カルシウム法を使用して、Hep3B細胞をルシフェラーゼレポーター遺伝子およびプラスミドサイトメガロウイルス−β−galと同時トランスフェクトした。トランスフェクト細胞を9つのアリコートに分け、42時間インキュベートした。安定化後、20%または1%Oで16時間、細胞をインキュベートした。次いでこれらを溶解し、Biocounter M1500ルミノメーター(Lumac)を使用してルシフェラーゼ活性に関してアッセイした。トランスフェクションをノーマライズするためにβ−galアッセイを行った。図4〜図8を参照すると、YC−1および関連化合物は効果的にHIF活性を減少させた。
【実施例9】
【0110】
[5−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール(化合物A)
【化33】

カリウムt−ブトキシドの存在下で、室温で、フラニルインダゾールAおよびヨードメタンからN−メチルフラニルインダゾールBを製造した。フラニルインダゾールBのVilsmier-Haack反応(POCl/DMF)により、対応するアルデヒドDを得た。次いでこの化合物をNaBH還元に付して標題化合物2を得た。
【実施例10】
【0111】
[1−ベンジル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−1H−ピロール−2−イル]−メタノール(化合物B)
【化34】

【実施例11】
【0112】
[1−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−1H−ピロール−2−イル]−メタノール(化合物D)
【化35】

ヨードインダゾールEをメチル化(ヨードメタン/カリウムt−ブトキシド)した後、得られたN−メチルヨードインダゾールFをスズ化合物Gと触媒性Pd(0)の存在下でStilleカップリングさせ、所望のメチルエステルHを得た。メチルエステルを0℃でDibal還元し、標題化合物を得た。
【実施例12】
【0113】
[5−(1−チオフェン−2−イル−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール(化合物C)
【化36】

塩基である炭酸セシウムの存在下でフラン−カルボキサルデヒドIを2−ブロモメチルチオフェンと反応させて、所望の生成物Jおよび2位アルキル化位置異性体を得た。所望の異性体Jを慎重なシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、次いでNaBH還元に付して標題化合物を得た。
【0114】
本発明をその具体的実施態様を参照して説明してきたが、本発明の真の思想および範囲から逸脱することなく、種々の変更を施してよく、また等価物を代用してよいことが当業者には理解されるはずである。さらに、多数の修飾を施して、特定の状況、材料、構成、方法、工程段階または段階群を本発明の目的、思想および範囲に適合させてよい。上に引用されるすべての特許および刊行物は、引用により本明細書に包含される。
【図面の簡単な説明】
【0115】
【図1】Hep3B肝細胞腫細胞において、YC−1処置によって誘発されるS期停止を示す。aは、DNA含量に基づいて細胞分布を解析するFACSデータである。bは、24時間のYC−1処置の細胞周期に対する作用に関する用量反応曲線である。cは、1μM YC−1の細胞周期に対する作用の時間経過である。細胞周期の分析はBecton Dickinson FACStarフローサイトメーターを使用して行った。細胞(1〜2×10)を10cm培養皿に定められた濃度でプレートし、24時間以内に70〜80%集密を得た。細胞をDMSOまたはYC−1で処理し、インキュベートした。インキュベーションは記載されている時間行った。インキュベーション後、接着および浮遊細胞をともに回収し、3m1 PBSで洗浄し、200μl PBSで再懸濁し、氷上で30分間、75%エタノール中で固定した。PBSで洗浄した後、RNA分解酵素A(0.5mg/ml)の存在下で、ヨウ化プロピジウム(0.05mg/ml)で細胞を標識し、暗所において室温で30分間インキュベートした。次いでFACStarフローサイトメーターを使用してDNA含量を解析し、そして488nmでアルゴン水冷レーザーを放射して励起させた。630±20nmバンドパスフィルターを使用してヨウ化プロピジウムを検出した。
【図2】Hep3B細胞に対するYC−1の細胞死作用を示す。生細胞のパーセンテージをMTTアッセイによって測定した。細胞を記載されている濃度のYC−1と記載されている時間インキュベートした。棒グラフは、上位95%の信頼区間を有する3回の別実験の平均値を示す。*:p<0.05対コントロール。
【図3】YC−1のアポトーシス作用を示す。aはカスパーゼ3活性を示す。カスパーゼ3活性アッセイキットを使用して、ビヒクルまたは1μM YC−1で記載されている時間処理されたHep3B細胞抽出物中のカスパーゼ3の活性を測定した。1分あたりおよび細胞抽出物1mlあたりの放出されたp−ニトロアニリンのnmoleでカスパーゼ3の活性を示した。棒グラフは、上位95%の信頼区間を有する3回の別実験の平均値を示す。*:p<0.05対コントロール。bはPARP分解を示す。Hep3B細胞を1,2μM YC−1で90時間処理した。マウス抗PARP抗体を用いる免疫ブロットによってPARP分解を分析した。Enhanced Chemiluminescence Plusによってタンパク質を視覚化した。レーンCはコントロールである。カスパーゼ3は、113kDaタンパク質ポリ−ADP−リボース−ポリメラーゼ(PARP)を消化して、不活性の89kDa断片を形成させる酵素である。PARPはS期のDNA複製に必須であり、これを欠くとアポトーシスが生じる。cはTUNELアッセイを示す。DNA鎖切断の標識化に基づいて単一細胞レベルでアポトーシスを定量化するために、Hep3B細胞を1,2μM YC−1で90時間処理し、ならびにYC−1処理の1時間前にカスパーゼ3阻害剤であるAc−DEVD−CHOを処理した。
【図4】HIF−1αおよびHIF−2αのタンパク質量、およびHIFの転写活性(レポーターアッセイ)を示す。これらは、低酸素条件下での本発明の諸化合物によるHIFのタンパク質抑制および転写阻害の両者を示す。aは、YC−1を使用した比較アッセイである。
【図5】HIF−1αおよびHIF−2αのタンパク質量、およびHIFの転写活性(レポーターアッセイ)を示す。これらは、低酸素条件下での本発明の諸化合物によるHIFのタンパク質抑制および転写阻害の両者を示す。
【図6】HIF−1αおよびHIF−2αのタンパク質量、およびHIFの転写活性(レポーターアッセイ)を示す。これらは、低酸素条件下での本発明の諸化合物によるHIFのタンパク質抑制および転写阻害の両者を示す。
【図7】HIF−1αおよびHIF−2αのタンパク質量、およびHIFの転写活性(レポーターアッセイ)を示す。これらは、低酸素条件下での本発明の諸化合物によるHIFのタンパク質抑制および転写阻害の両者を示す。
【図8】HIF−1αおよびHIF−2αのタンパク質量、およびHIFの転写活性(レポーターアッセイ)を示す。これらは、低酸素条件下での本発明の諸化合物によるHIFのタンパク質抑制および転写阻害の両者を示す。
【図9】aおよびbは、それぞれ、本発明の4種の化合物のインビトロ毒性および急性インビボ毒性に関するデータである。また比較用にYC−1を示す。
【図10】aおよびbは、それぞれ本発明の2種の化合物に関する用量30mg/kgおよび10mg/kgでのインビボ腫瘍成長阻害のプロットである。比較用に未処理コントロールおよびYC−1を示す。
【図11】細胞周期のS期停止の誘発に対する、いくつかの本発明化合物の作用をまとめたプロットである。Y軸は、コントロールと比較されたS期集団の差異(%試験化合物のS期マイナス%コントロールのS期)を示す。
【図12】本発明の化合物を製造するための合成スキームである。
【図13】本発明の化合物を製造するための合成スキームである。
【図14】本発明の化合物を製造するための合成スキームである。
【図15】本発明の化合物を製造するための合成スキームである。
【図16】本発明の化合物を製造するための合成スキームである。
【図17】本発明の化合物を製造するための合成スキームである。
【図18】本発明の化合物を製造するための合成スキームである。
【図19】本発明の化合物を製造するための合成スキームである。
【図20】本発明の化合物を製造するための合成スキームである。
【図21】本発明の化合物を製造するための合成スキームである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象者の腫瘍細胞または組織におけるHIF発現を阻害する方法であって、HIF発現の阻害に関する有効量の式IまたはIIの化合物または化合物の混合物を含む組成物を該対象者に投与することを含む方法:
式I:
【化1】

式中:
XはNまたはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されているアルキル、場合により置換されているアリール、または場合により置換されている複素環基であり;あるいは、YがNである場合、Rは不存在であり;
およびRは、水素または場合により置換されているアルキルから独立して選択され;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、場合により置換されている芳香族または場合により置換されている芳香族複素環を形成し;ならびに
は、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
単一の異性体、異性体の混合物、および製薬的に許容されるその溶媒和物および塩を含み;ただしIは3−(5'−ヒドロキシメチル−2'−フラニル)−1−ベンジルインダゾールではない;

式II:
【化2】

式中:
Aは、−NH−R−(CO)−、−(CO)−R−NH−またはナフチルであり;ならびに
は、場合により置換されているフェニルまたは場合により置換されているピリジニルである。
【請求項2】
有効量がHIF−1αの発現を阻害するのに有効である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
有効量がHIF−2αの発現を阻害するのに有効である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
腫瘍細胞または組織がHIFタンパク質を過剰発現している腫瘍を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
腫瘍が、肝細胞腫、胃癌、腎癌、頚部癌、神経芽細胞腫、および前立腺癌からなる群から選択される、請求項1の方法。
【請求項6】
対象者の腫瘍細胞または組織におけるHIFによって制御される遺伝子の発現を阻害する方法であって、HIFによって制御される遺伝子の発現の阻害に関する有効量の式IまたはIIの化合物または化合物の混合物を含む組成物を該対象者に投与することを含む方法:
式I:
【化3】

式中:
XはNまたはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されているアルキル、場合により置換されているアリール、または場合により置換されている複素環基であり;あるいは、YがNである場合、Rは不存在であり;
およびRは、水素または場合により置換されているアルキルから独立して選択され;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、場合により置換されている芳香族または場合により置換されている芳香族複素環を形成し;ならびに
は、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
単一の異性体、異性体の混合物、および製薬的に許容されるその溶媒和物および塩を含み;ただしIは3−(5'−ヒドロキシメチル−2'−フラニル)−1−ベンジルインダゾールではない;

式II:
【化4】

式中:
Aは、−NH−R−(CO)−、−(CO)−R−NH−またはナフチルであり;ならびに
は、場合により置換されているフェニルまたは場合により置換されているピリジニルである。
【請求項7】
HIFによって制御される遺伝子が以下からなる群から選択される、請求項3の方法:エリスロポエチン、トランスフェリン、トランスフェリン受容体、セルロプラスミン、血管内皮増殖因子(VEGF)、VEGF受容体FLT−1、トランスフォーミング成長因子β3、プラスミノーゲンアクチベータインヒビター1、αlBアドレナリン受容体、アドレノメデュリン、エンドセリン1、一酸化窒素シンターゼ2、ヘムオキシゲナーゼ1、グルコース輸送体1および3、ヘキソキナーゼ1および2、エノラーゼ1、グリセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼ、ホスホグリセリン酸キナーゼ1、ホスホグルコキナーゼL、ピルビン酸キナーゼM、アルドラーゼAおよびC、トリオースリン酸イソメラーゼ、乳酸脱水素酵素A、炭酸脱水酵素9、アデニル酸キナーゼ3、プロピル−4−ヒドロキシラーゼa1、インシュリン様成長因子(IGF)2、IGP結合タンパク質1、2および3、P21、Nip3、サイクリンG2および分化型胚軟骨細胞1。
【請求項8】
HIFによって制御される遺伝子が、VEGF、アルドラーゼAおよびエノラーゼ1からなる群から選択される、請求項4の方法。
【請求項9】
有効量がHIF−1αの発現を阻害するのに有効である、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
有効量がHIF−2αの発現を阻害するのに有効である、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
腫瘍細胞または組織が、HIFタンパク質を過剰発現している腫瘍を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項12】
腫瘍が、肝細胞腫、胃癌、腎癌、頚部癌、神経芽細胞腫、および前立腺癌からなる群から選択される、請求項6の方法。
【請求項13】
対象者の腫瘍細胞または組織における血管形成を阻害する方法であって、血管形成の阻害に関する有効量の式IまたはIIの化合物または化合物の混合物を含む組成物を該対象者に投与することを含む方法:
式I:
【化5】

式中:
XはNまたはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されているアルキル、場合により置換されているアリール、または場合により置換されている複素環基であり;あるいは、YがNである場合、Rは不存在であり;
およびRは、水素または場合により置換されているアルキルから独立して選択され;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、場合により置換されている芳香族または場合により置換されている芳香族複素環を形成し;ならびに
は、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
単一の異性体、異性体の混合物、および製薬的に許容されるその溶媒和物および塩を含み;ただしIは3−(5'−ヒドロキシメチル−2'−フラニル)−1−ベンジルインダゾールではない;

式II:
【化6】

式中:
Aは、−NH−R−(CO)−、−(CO)−R−NH−またはナフチルであり;ならびに
は、場合により置換されているフェニルまたは場合により置換されているピリジニルである。
【請求項14】
腫瘍細胞または組織が、HIFタンパク質を過剰発現している腫瘍を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
腫瘍が、肝細胞腫、胃癌、腎癌、頚部癌、神経芽細胞腫、および前立腺癌からなる群から選択される、請求項13の方法。
【請求項16】
対象者の動物組織における腫瘍成長を阻害する方法であって、腫瘍成長の阻害に関する有効量の式IまたはIIの化合物または化合物の混合物を含む組成物を該対象者に投与することを含む方法:
式I:
【化7】

式中:
XはNまたはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されているアルキル、場合により置換されているアリール、または場合により置換されている複素環基であり;あるいは、YがNである場合、Rは不存在であり;
およびRは、水素または場合により置換されているアルキルから独立して選択され;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、場合により置換されている芳香族または場合により置換されている芳香族複素環を形成し;ならびに
は、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
単一の異性体、異性体の混合物、および製薬的に許容されるその溶媒和物および塩を含み;ただしIは3−(5'−ヒドロキシメチル−2'−フラニル)−1−ベンジルインダゾールではない;

式II:
【化8】

式中:
Aは、−NH−R−(CO)−、−(CO)−R−NH−またはナフチルであり;ならびに
は、場合により置換されているフェニルまたは場合により置換されているピリジニルである。
【請求項17】
腫瘍がHIFタンパク質を過剰発現している、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
腫瘍が、肝細胞腫、胃癌、腎癌、頚部癌、神経芽細胞腫、および前立腺癌からなる群から選択される、請求項16の方法。
【請求項19】
対象者の組織における腫瘍進行および転移を阻害する方法であって、腫瘍進行および転移の阻害に関する有効量の式IまたはIIの化合物または化合物の混合物を含む組成物を該対象者に投与することを含む方法:
式I:
【化9】

式中:
XはNまたはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されているアルキル、場合により置換されているアリール、または場合により置換されている複素環基であり;あるいは、YがNである場合、Rは不存在であり;
およびRは、水素または場合により置換されているアルキルから独立して選択され;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、場合により置換されている芳香族または場合により置換されている芳香族複素環を形成し;ならびに
は、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
単一の異性体、異性体の混合物、および製薬的に許容されるその溶媒和物および塩を含み;ただしIは3−(5'−ヒドロキシメチル−2'−フラニル)−1−ベンジルインダゾールではない;

式II:
【化10】

式中:
Aは、−NH−R−(CO)−、−(CO)−R−NH−またはナフチルであり;ならびに
は、場合により置換されているフェニルまたは場合により置換されているピリジニルである。
【請求項20】
腫瘍がHIFタンパク質を過剰発現している、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
腫瘍が、肝細胞腫、胃癌、腎癌、頚部癌、神経芽細胞腫、および前立腺癌からなる群から選択される、請求項19の方法。
【請求項22】
対象者のHIF媒介性および/またはVEGF媒介性の障害または症状を処置する方法であって、治療有効量の式IまたはIIの化合物または化合物の混合物を含む組成物を該対象者に投与することを含む方法:
式I:
【化11】

式中:
XはNまたはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されているアルキル、場合により置換されているアリール、または場合により置換されている複素環基であり;あるいは、YがNである場合、Rは不存在であり;
およびRは、水素または場合により置換されているアルキルから独立して選択され;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、場合により置換されている芳香族または場合により置換されている芳香族複素環を形成し;ならびに
は、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
単一の異性体、異性体の混合物、および製薬的に許容されるその溶媒和物および塩を含み;ただしIは3−(5'−ヒドロキシメチル−2'−フラニル)−1−ベンジルインダゾールではない;

式II:
【化12】

式中:
Aは、−NH−R−(CO)−、−(CO)−R−NH−またはナフチルであり;ならびに
は、場合により置換されているフェニルまたは場合により置換されているピリジニルである。
【請求項23】
HIFタンパク質の過剰発現が障害または症状の徴候である、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
HIF媒介性の障害または症状が、肝細胞腫、胃癌、腎癌、頚部癌、神経芽細胞腫、および前立腺癌からなる群から選択される、請求項22の方法。
【請求項25】
対象者の増殖性細胞における細胞周期を停止させる有効量の式IまたはIIの化合物または化合物の混合物;および製薬的に許容される担体を含む医薬組成物:
式I:
【化13】

式中:
XはNまたはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されているアルキル、場合により置換されているアリール、または場合により置換されている複素環基であり;あるいは、YがNである場合、Rは不存在であり;
およびRは、水素または場合により置換されているアルキルから独立して選択され;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、場合により置換されている芳香族または場合により置換されている芳香族複素環を形成し;ならびに
は、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
単一の異性体、異性体の混合物、および製薬的に許容されるその溶媒和物および塩を含む;

式II:
【化14】

式中:
Aは、−NH−R−(CO)−、−(CO)−R−NH−またはナフチルであり;ならびに
は、場合により置換されているフェニルまたは場合により置換されているピリジニルである。
【請求項26】
別の抗腫瘍治療との組み合わせにおいて、対象者における腫瘍成長に対する阻害作用を向上させる方法であって、該対象者において該治療および組成物の複合腫瘍阻害作用を相乗的に向上させる有効量の式IまたはIIの化合物または化合物の混合物を含む組成物を該対象者に投与することを含む方法:
式I:
【化15】

式中:
XはNまたはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されているアルキル、場合により置換されているアリール、または場合により置換されている複素環基であり;あるいは、YがNである場合、Rは不存在であり;
およびRは、水素または場合により置換されているアルキルから独立して選択され;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、場合により置換されている芳香族または場合により置換されている芳香族複素環を形成し;ならびに
は、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
単一の異性体、異性体の混合物、および製薬的に許容されるその溶媒和物および塩を含み;ただしIは3−(5'−ヒドロキシメチル−2'−フラニル)−1−ベンジルインダゾールではない;

式II:
【化16】

式中:
Aは、−NH−R−(CO)−、−(CO)−R−NH−またはナフチルであり;ならびに
は、場合により置換されているフェニルまたは場合により置換されているピリジニルである。
【請求項27】
対象者における増殖性細胞の細胞周期を停止させる方法であって、細胞増殖の進行を阻害する有効量の式IまたはIIの化合物または化合物の混合物を含む組成物を該対象者に投与することを含む方法:
式I:
【化17】

式中:
XはNまたはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されているアルキル、場合により置換されているアリール、または場合により置換されている複素環基であり;あるいは、YがNである場合、Rは不存在であり;
およびRは、水素または場合により置換されているアルキルから独立して選択され;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、場合により置換されている芳香族または場合により置換されている芳香族複素環を形成し;ならびに
は、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
単一の異性体、異性体の混合物、および製薬的に許容されるその溶媒和物および塩を含む;

式II:
【化18】

式中:
Aは、−NH−R−(CO)−、−(CO)−R−NH−またはナフチルであり;ならびに
は、場合により置換されているフェニルまたは場合により置換されているピリジニルである。
【請求項28】
式IIIの化合物:
【化19】

式中
XはN、またはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されている複素環基であり、ただし、Y=N、およびX=CHの場合、Rは不存在であり;
は、5〜14個の炭素原子を有するアリールまたは1〜10個の炭素原子を有するアルキルであり;
例外として、Y=NおよびX=CHの場合、Rは場合により置換されている複素環基であってよく;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
ならびにRおよびRは独立して、水素、場合により置換されているアルキルであり、あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているアリールまたは場合により置換されているヘテロアリール環を形成する。
【請求項29】
X=N、Y=CおよびRが1〜10個の炭素原子を有するアルキルである、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
およびRが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているアリール環を形成する、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
がメチルである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
が5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イルである、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
がN−メチル−5−ヒドロキシメチル−ピロール−2−イルである、請求項31に記載の化合物。
【請求項34】
およびRが一緒になって6員アリール環を形成する、請求項32に記載の化合物。
【請求項35】
およびRが一緒になって6員アリール環を形成する、請求項33に記載の化合物。
【請求項36】
がエチルである、請求項30に記載の化合物。
【請求項37】
が5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イルである、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
およびRが一緒になって6員アリール環を形成する、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
がi−プロピルである、請求項30に記載の化合物。
【請求項40】
が5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イルである、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
およびRが一緒になって6員アリール環を形成する、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
X=N、Y=CおよびRが5〜14個の炭素原子を有するアリールである、請求項28に記載の化合物。
【請求項43】
がフェニルである、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
がN−メチル−5−ヒドロキシメチル−ピロール−2−イルである、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
およびRが一緒になって6員アリール環を形成する、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
X=CHおよびY=Nである、請求項28に記載の化合物。
【請求項47】
が5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イルである、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
およびRが一緒になって6員アリール環を形成する、請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
請求項34に記載の化合物[5−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール。
【請求項50】
請求項35に記載の化合物[1−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−1H−ピロール−2−イル]−メタノール。
【請求項51】
請求項38に記載の化合物[5−(1−エチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール。
【請求項52】
請求項41に記載の化合物[5−(1−(プロパ−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール。
【請求項53】
請求項45に記載の化合物[N−メチル−5−(1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル)−ピロール−2−イル]−メタノール。
【請求項54】
請求項48に記載の化合物[5−(1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−フラン−2−イル]−メタノール。
【請求項55】
化合物[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−メタノール。
【請求項56】
化合物[5−(1−チオフェン−2−イル−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール。
【請求項57】
増殖性細胞が腫瘍を含む、請求項27に記載の方法。
【請求項58】
増殖性細胞が過剰増殖性皮膚障害の徴候を示す細胞を含む、請求項27に記載の方法。
【請求項59】
組成物が以下の式で示される化合物を含む、請求項1〜14、16、17、47または48のいずれか1項に記載の方法:
【化20】

式中
XはN、またはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されている複素環基であり、ただし、Y=N、およびX=CHの場合、Rは不存在であり;
は、5〜14個の炭素原子を有するアリールまたは1〜10個の炭素原子を有するアルキルであり;
例外として、Y=NおよびX=CHの場合、Rは場合により置換されている複素環基であってよく;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
ならびにRおよびRは独立して、水素、場合により置換されているアルキルであり、あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているアリールまたは場合により置換されているヘテロアリール環を形成する。
【請求項60】
X=N、Y=CおよびRが1〜10個の炭素原子を有するアルキルである、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
およびRが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているアリール環を形成する、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
がメチルである、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
が5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イルである、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
がN−メチル−5−ヒドロキシメチル−ピロール−2−イルである、請求項62に記載の方法。
【請求項65】
およびRが一緒になって6員アリール環を形成する、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
およびRが一緒になって6員アリール環を形成する、請求項64に記載の方法。
【請求項67】
がエチルである、請求項61に記載の方法。
【請求項68】
が5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イルである、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
およびRが一緒になって6員アリール環を形成する、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
がi−プロピルである、請求項61に記載の方法。
【請求項71】
が5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イルである、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
およびRが一緒になって6員アリール環を形成する、請求項63に記載の方法。
【請求項73】
X=N、Y=CおよびRが5〜14個の炭素原子を有するアリールである、請求項59に記載の方法。
【請求項74】
がフェニルである、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
がN−メチル−5−ヒドロキシメチル−ピロール−2−イルである、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
およびRが一緒になって6員アリール環を形成する、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
X=CHおよびY=Nである、請求項59に記載の方法。
【請求項78】
が5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イルである、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
およびRが一緒になって6員アリール環を形成する、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
以下の式で示される化合物を含む、請求項25に記載の組成物:
【化21】

式中
XはN、またはCRであり;YはNまたはCであり;
は、場合により置換されている複素環基であり、ただし、Y=N、およびX=CHの場合、Rは不存在であり;
は、5〜14個の炭素原子を有するアリールまたは1〜10個の炭素原子を有するアルキルであり;
例外として、Y=NおよびX=CHの場合、Rは場合により置換されている複素環基であってよく;
は、水素、場合により置換されているアリール、場合により置換されている複素環基、または場合により置換されているアルキルであり;
ならびにRおよびRは独立して、水素、場合により置換されているアルキルであり、あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているアリールまたは場合により置換されているヘテロアリール環を形成する。
【請求項81】
式VIの化合物の製造方法であって、以下の段階を含む方法:
(a)式IVの化合物を水性酸中の鉄で処理して、式Vの化合物を形成させる段階;
【化22】

(b)式Vの化合物をNO、次いでSn+2で処理して、式VIの化合物を形成させる段階、式中、Arはアリールまたはヘテロアリールであり、ならびにRsは、H、場合により置換されているアルキル、場合により置換されているアルコキシ、アルキレンジオキシ、場合により置換されている、アミノ、場合により置換されているアミジノ、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアリールオキシ、場合により置換されているアラルオキシ、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミド、アミノカルボニル、ベンジルオキシカルボニルアミノ、シアノ、カルボニル、ハロゲン、ヒドロキシル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアラルキル、場合により置換されているヘテロアリールオキシ、場合により置換されているヘテロアラルアルコキシ、ニトロ、スルファニル、スルフィニル、スルホニルまたはチオである。
【化23】

【請求項82】
Arがヘテロアリールである、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
式IXの化合物の製造方法であって、以下の段階を含む方法:
(a)式VIIの化合物をArB(OH)およびCu+2で処理して、Arがアリールまたはヘテロアリールである式VIIIの化合物を形成させる段階:
【化24】

(b)パラジウム触媒の存在下で、式VIIIの化合物をRt−Ar"−SnBuで処理して、式IXの化合物を生成させる段階、式中、Ar"はアリールまたはヘテロアリールであり、ならびにRtは、H、場合により置換されているアルキル、場合により置換されているアルコキシ、アルキレンジオキシ、場合により置換されている、アミノ、場合により置換されているアミジノ、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアリールオキシ、場合により置換されているアラルオキシ、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミド、アミノカルボニル、ベンジルオキシカルボニルアミノ、シアノ、カルボニル、ハロゲン、ヒドロキシル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアラルキル、場合により置換されているヘテロアリールオキシ、場合により置換されているヘテロアラルアルコキシ、ニトロ、スルファニル、スルフィニル、スルホニルまたはチオである。
【化25】

【請求項84】
Ar'がアリールであり、ならびにAr"がヘテロアリールである、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
化合物[5−(1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項86】
化合物[5−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項87】
化合物1−ベンジル−3−フラン−2−イル−1H−インダゾール
【請求項88】
化合物1−ベンジル−3−(5−メチル−フラン−2−イル)−1H−インダゾール
【請求項89】
化合物1−ベンジル−3−(5−メトキシメチル−フラン−2−イル)−1H−インダゾール
【請求項90】
化合物2−[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−プロパン−2−オール
【請求項91】
化合物2−[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イルメトキシ]−エタノール
【請求項92】
化合物1−[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−エタノール
【請求項93】
化合物[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−テトラヒドロ−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項94】
化合物[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メチルアミン
【請求項95】
化合物[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−3−イル]−メタノール
【請求項96】
化合物[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−チオフェン−2−イル]−メタノール
【請求項97】
化合物[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−1−メチル−1H−ピロール−2−イル]−メタノール
【請求項98】
化合物[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−1H−ピロール−2−イル]−メタノール
【請求項99】
化合物[4−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−フェニル]−メタノール
【請求項100】
化合物[6−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−ピリジン−3−イル]−メタノール
【請求項101】
化合物[5−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−ピリジン−2−イル]−メタノール
【請求項102】
化合物[3−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−フェニル]−メタノール
【請求項103】
化合物[4−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−ピリジン−2−イル]−メタノール
【請求項104】
化合物[6−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−ピリジン−2−イル]−メタノール
【請求項105】
化合物[6−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−ピリジン−2−イル]−メタノール
【請求項106】
化合物4−[3−(5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イル)−インダゾール−1−イルメチル]−フェノール
【請求項107】
化合物{5−[1−(4−アミノ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項108】
化合物{5−[1−(4−フルオロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項109】
化合物{5−[1−(4−ニトロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項110】
化合物{5−[1−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項111】
化合物{5−[1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項112】
化合物{5−[1−(4−クロロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項113】
化合物{5−[1−(4−シアノ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項114】
化合物{5−[1−(3−アミノ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項115】
化合物{5−[1−(3−フルオロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項116】
化合物{5−[1−(3−ニトロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項117】
化合物{5−[1−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項118】
化合物{5−[1−(3−メトキシ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項119】
化合物{5−[1−(3−クロロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項120】
化合物{5−[1−(3−シアノ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項121】
化合物{5−[1−(3−メチル−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項122】
化合物{5−[1−(2−アミノ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項123】
化合物{5−[1−(2−フルオロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項124】
化合物{5−[1−(2−ニトロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項125】
化合物{5−[1−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項126】
化合物{5−[1−(2−メトキシ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項127】
化合物{5−[1−(2−クロロ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項128】
化合物{5−[1−(2−シアノ−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項129】
化合物{5−[1−(2−メチル−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項130】
化合物3−[3−(5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イル)−インダゾール−1−イルメチル]−フェノール
【請求項131】
化合物2−[3−(5−ヒドロキシメチル−フラン−2−イル)−インダゾール−1−イルメチル]−フェノール
【請求項132】
化合物[5−(1−ピリジン−2−イルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項133】
化合物[5−(1−ピリジン−3−イルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項134】
化合物[5−(1−ピリジン−4−イルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項135】
化合物[5−(1−シクロヘキシルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項136】
化合物[5−(1−フラン−3−イルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項137】
化合物[5−(1−チオフェン−3−イルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項138】
化合物{5−[1−(1−メチル−1H−ピロール−3−イルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項139】
化合物{5−[1−(1H−ピロール−3−イルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項140】
化合物[5−(1−フラン−2−イルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項141】
化合物[5−(1−チオフェン−2−イルメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項142】
化合物{5−[1−(1−メチル−1H−ピロール−2−イルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項143】
化合物{5−[1−(1H−ピロール−2−イルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項144】
化合物[5−(1−フェネチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項145】
化合物[5−(1−ベンジル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項146】
化合物[5−(1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項147】
化合物[5−(1−ベンジル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項148】
化合物[5−(1−ベンジル−5−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項149】
化合物[5−(1−ベンジル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項150】
化合物[5−(1−ベンジル−5−ヒドロキシ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項151】
化合物[5−(1−ベンジル−5−アミノ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項152】
化合物[5−(1−ベンジル−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項153】
化合物[5−(1−ベンジル−5−メトキシ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項154】
化合物[5−(1−ベンジル−5−ニトロ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項155】
化合物[5−(1−ベンジル−5−シアノ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項156】
化合物[5−(1−ベンジル−5−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項157】
化合物[5−(1−ベンジル−6−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項158】
化合物[5−(1−ベンジル−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項159】
化合物[5−(1−ベンジル−6−ヒドロキシ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項160】
化合物[5−(1−ベンジル−6−アミノ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項161】
化合物[5−(1−ベンジル−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項162】
化合物[5−(1−ベンジル−6−メトキシ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項163】
化合物[5−(1−ベンジル−6−ニトロ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項164】
化合物[5−(1−ベンジル−6−シアノ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項165】
化合物[5−(1−ベンジル−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル]−メタノール
【請求項166】
化合物{5−[(3−ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル−]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項167】
化合物(2'−ヒドロキシメチル)−(2−ベンジル)−1H−インダゾール[6,7:5'4']フラン
【請求項168】
化合物{5−[(7−フェニル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項169】
化合物{5−[1−メチル−1H−ベンズイミダゾール−4−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項170】
化合物{5−[1−(2−メチル−プロパ−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項171】
化合物{5−[(1−(フラン−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項172】
化合物{5−[(1−(チエン−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項173】
化合物{5−[(1−(N−メチル−ピロール−2'イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項174】
化合物{5−[(1−(フラン−3'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル]フラン−2−イル}−メタノール
【請求項175】
化合物{5−[(1−(チエン−3'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項176】
化合物{5−[(1−(N−メチル−ピロール−3'イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項177】
化合物{5−[(1−(オキサ−3',4'−ジアゾール−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項178】
化合物{5−[(1−(ピロール−1'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項179】
化合物{5−[(1−(チア−3',4'−ジアゾール−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項180】
化合物{5−[(1−(4'−メチル−1',2',4'−トリアゾール−5'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項181】
化合物{5−[(1−(1',2',4'−トリアゾール−1'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項182】
化合物{5−[(1−(1',2',4'−トリアゾール−4'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項183】
化合物{5−[(1−(1',3'−オキサゾール−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項184】
化合物{5−[(1−(1',3'−チアゾール−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項185】
化合物{5−[(1−(1'−メチル−1',3'−ジアゾール−2'−イル)−1Hメチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項186】
化合物{5−[(1−(1',3'−オキサゾール−5'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項187】
化合物{5−[(1−(1',3'−チアゾール−5'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項188】
化合物{5−[(1−(1'−メチル−1'3'−ジアゾール−5'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項189】
化合物{5−[(1−(1',3'−オキサゾール−4'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項190】
化合物{5−[(1−(1',3'−チアゾール−4'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項191】
化合物{5−[(1−(1'−メチル−1',2'−ジアゾール−5'−イル)−メチル)−1H1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項192】
化合物{5−[(1−(1'−メチル−1',3'−ジアゾール−4'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項193】
化合物{5−[(1−(1',3'−ジアゾール−1'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項194】
化合物{5−[(1−(1'−メチル−1',2'−ジアゾール−4'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項195】
化合物{5−[(1−(1'−メチル−1',2'−ジアゾール−3'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項196】
化合物{5−[(1−(1',2'−ジアゾール−1'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項197】
化合物{5−[(1−(フラン−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項198】
化合物{5−[(1−(チエン−2'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項199】
化合物{5−[(1−(N−メチル−ピロール−2'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項200】
化合物{5−[(1−(ピロール−1'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項201】
化合物{5−[(1−(フラン−3'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項202】
化合物{5−[(1−(チエン−3'−イル)−メチル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項203】
化合物{5−[(1−(N−メチル−ピロール−3'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項204】
化合物{5−[(1−(4'−メチル−1',2',4'−トリアゾール−5'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項205】
化合物{5−[(1−(1',2',4'−トリアゾール−4'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項206】
化合物{5−[(1−(チア−3'−4'ジアゾール−2'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項207】
化合物{5−[(1−(1',3'−オキサゾール−2'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項208】
化合物{5−[(1−(1',3'−チアゾール−2'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項209】
化合物{5−[(1−(1'−メチル−1',3'−ジアゾール−2'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項210】
化合物{5−[(1−(1',3'−オキサゾール−4'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項211】
化合物{5−[(1−(1',3'−チアゾール−4'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項212】
化合物{5−[(1−(1'−メチル−1,3'−ジアゾール)−4'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項213】
化合物{5−[(1−(1',3−ジアゾール−1'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項214】
化合物{5−[(1−(1',3'−オキサゾール−5'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項215】
化合物{5−[(1−(1',3',−チアゾール−5'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項216】
化合物{5−[(1−(1'−メチル−1',3'−ジアゾール−5'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項217】
化合物{5−[(1−(1'−メチル−1',2'−ジアゾール−5'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項218】
化合物{5−[(1−(1',2'−ジアゾール−1'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項219】
化合物{5−[(1−(1'−メチル−1',2'−ジアゾール−3'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項220】
化合物{5−[(1−(1'−メチル−1',2'−ジアゾール−4'−イル)−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項221】
化合物{5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−3−イル}−メタノール
【請求項222】
化合物{5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−チエン−3−イル}−メタノール
【請求項223】
化合物{N−メチル−5−[ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−3−イル}−メタノール
【請求項224】
化合物{4−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項225】
化合物{4−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−チエン−2−イル}−メタノール
【請求項226】
化合物{N−メチル−4−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−2−イル}−メタノール
【請求項227】
化合物{4−メチル−5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2,4−トリアゾール−3−イル}−メタノール
【請求項228】
化合物{5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−チエン−2−イル}−メタノール
【請求項229】
化合物{1−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2,4−トリアゾール−3−イル}−メタノール
【請求項230】
化合物{1−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−3−イル}−メタノール
【請求項231】
化合物{5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−オキサ−3−4−ジアゾール−2−イル}−メタノール
【請求項232】
化合物{5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−チア−3,4−ジアゾール−2−イル}−メタノール
【請求項233】
化合物{1−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−4−イル}−メタノール
【請求項234】
化合物{1−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−3−イル}−メタノール
【請求項235】
化合物{1−メチル−3−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−5−イル}−メタノール
【請求項236】
化合物{1−メチル−5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−3−イル}−メタノール
【請求項237】
化合物{1−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−4−イル}−メタノール
【請求項238】
化合物{2−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−5−イル}−メタノール
【請求項239】
化合物{2−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−5−イル}−メタノール
【請求項240】
化合物{1−メチル−2−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−5−イル}−メタノール
【請求項241】
化合物{5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−5−イル}−メタノール
【請求項242】
化合物{2−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−4−イル}−メタノール
【請求項243】
化合物{2−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−4−イル}−メタノール
【請求項244】
化合物{1−メチル−2−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−4−イル}−メタノール
【請求項245】
化合物{1−メチル−5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−2−イル}−メタノール
【請求項246】
化合物{4−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−2−イル}−メタノール
【請求項247】
化合物{4−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−メタノール
【請求項248】
化合物{1−メチル−4−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−2−イル}−メタノール
【請求項249】
化合物{5−[1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−メタノール
【請求項250】
化合物{2−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−5−イル}−メタノール
【請求項251】
化合物{2−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−5−イル}−メタノール
【請求項252】
化合物{1−メチル−2−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−5−イル}−メタノール
【請求項253】
化合物{2−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−4−イル}−メタノール
【請求項254】
化合物{2−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−4−イル}−メタノール
【請求項255】
化合物{1−メチル−2−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−4−イル}−メタノール
【請求項256】
化合物{1−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−4−イル}−メタノール
【請求項257】
化合物{4−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−2−イル}−メタノール
【請求項258】
化合物{4−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−メタノール
【請求項259】
化合物{1−メチル−4−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−2−イル}−メタノール
【請求項260】
化合物{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−オキサゾール−2−イル}−メタノール
【請求項261】
化合物{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−メタノール
【請求項262】
化合物{1−メチル−5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,3−ジアゾール−2−イル}−メタノール
【請求項263】
化合物{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−3−イル}−メタノール
【請求項264】
化合物{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−チエン−3−イル}−メタノール
【請求項265】
化合物{N−メチル−5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−3−イル}−メタノール
【請求項266】
化合物{4−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項267】
化合物{4−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−チエン−2−イル}−メタノール
【請求項268】
化合物{N−メチル−4−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−2−イル}−メタノール
【請求項269】
化合物{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項270】
化合物{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−チエン−2−イル}−メタノール
【請求項271】
化合物{4−メチル−5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2,4−トリアゾール−3−イル}−メタノール
【請求項272】
化合物{1−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2,4−トリアゾール−3−イル}−メタノール
【請求項273】
化合物{N−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−3−イル}−メタノール
【請求項274】
化合物{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−オキサジアゾール−2−イル}−メタノール
【請求項275】
化合物{5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−チアジアゾール−2−イル}−メタノール
【請求項276】
化合物{2−メチル−5−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−3−イル}−メタノール
【請求項277】
化合物{1−メチル−3−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−5−イル}−メタノール
【請求項278】
化合物{1−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−4−イル}−メタノール
【請求項279】
化合物{1−[1−フェニル−1H−インダゾール−3−イル]−1,2−ジアゾール−3−イル}−メタノール
【請求項280】
化合物{5−[4−フェニル−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−フラン−2−イル}−メタノール
【請求項281】
化合物{N−メチル−5−[1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−ピロール−2−イル}−メタノール
【請求項282】
化合物{1−メチル−2−[1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−1,3−ジアゾール−5−イル}−メタノール
【請求項283】
化合物{3−[1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−ベンジルアルコール
【請求項284】
化合物{N−メチル−5−[1H−ベンズイミダゾール−1−イル−メチル]−ピロール−2−イル]}−メタノール
【請求項285】
化合物(3−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)フェニル)−メタノール
【請求項286】
化合物2−(3−(5−(ヒドロキシメチル)フラン−2−イル)−1H−インダゾール−1−イル)−酢酸
【請求項287】
化合物2−(3−(5−(ヒドロキシメチル)−フラン−2−イル)−1H−インダゾール−1−イル)−エタノール
【請求項288】
化合物2−((5−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−フラン−2−イル)メトキシ)−エタノール
【請求項289】
化合物{N−メチル−5−[1−チオフェン−2−イル−メチル−1H−インダゾール−3−イル]−ピロール−2−イル}−メタノール

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公表番号】特表2007−531692(P2007−531692A)
【公表日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−518773(P2006−518773)
【出願日】平成16年6月30日(2004.6.30)
【国際出願番号】PCT/US2004/021232
【国際公開番号】WO2005/030121
【国際公開日】平成17年4月7日(2005.4.7)
【出願人】(506002524)ヒフ バイオ,インク. (2)
【出願人】(506408726)ビズバイオテク シーオー.,エルティーディー. (2)
【Fターム(参考)】