化合物
本発明は、有効量の式(I)の化合物を、その遊離型又は医薬的に許容される塩型又は該化合物又は該塩の医薬的に許容される溶媒和物の型において、医療の必要なヒト又は動物の患者へ投与することを含んでなる、Notchシグナル伝達経路の活性化に関連した障害を治療するための新規な方法を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
治療有効量の式(I):
【化1】
[式中:
Xは、CH2、O、NR1、SO2、又はSであり;
Ar1は、0、1、2、又は3のRe部分で置換されていてもよい5若しくは6員環であり、前記環は、0、1、2、又は3の窒素、酸素又はイオウ原子を有するが、2以下の酸素原子と2以下のイオウ原子、又は1の酸素と1のイオウ原子を有し;
R1は、H、−C1−3アルキルC3−6シクロアルキル、C1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、C2−4アルキルNRaRb、C1−4アルキルC(=O)Rd;又は、0、1、2、又は3のReで置換されているC1−3アルキルフェニルであり;
RaとRbは、それぞれの出現時に、H、C1−4アルキル、又はC3−6シクロアルキルより独立して選択されるか、又はRa及びRbとそれらが付くNは、一緒になって、2の窒素原子を有する5若しくは6員のN連結複素環を形成し、ここで非連結窒素は、Rc又は1の窒素と1の酸素、非連結窒素がない環原子で置換され;
Rcは、それぞれの出現時に、H、C1−3アルキル、又は0、1、2、又は3のReで置換されているフェニルより独立して選択され;
Rdは、それぞれの出現時に、C1−3アルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、又はNRaRbより独立して選択され;
Reは、それぞれの出現時に、H、OH、F、Cl、Br、I、CN、NO2、CF3、C1−6アルキル、又はC1−6アルコキシより独立して選択され;
R2とR3は、それぞれの出現時に、H、C1−6アルキル、C4−6シクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールより独立して選択されるか又は、R2とR3は、一緒になって、0、1又は2のRf部分で置換されてよい縮合フェニル又はシクロヘキシル部分を形成し;
Rfは、NO2、F、Cl、Br、I、CF3、CN、C1−6アルキル、又はC1−6アルコキシであり;
R4は、H、CHR7R8、5若しくは6員シクロアルキル、0、1、又は2のRf部分で置換されていてもよい5若しくは6員環であり、前記環は、0、1、2又は3の窒素、酸素又はイオウ原子を有するが、2以下の酸素原子と2以下のイオウ原子、又は1の酸素と1のイオウ原子を有し;
R5は、C1−3アルキルR9又はCH(OH)R10であり;
R7とR8は、それぞれの出現時に、H、C1−4アルキル、OH、SH、CH2SCH3、CONH2、CH2CONH2、CO2H、CH2CO2H、(CH2)3NHCH(NH2)2、C1−4アルキルアミノ、インドリル、イミダゾリル、フェニル、又はヒドロキシフェニルより独立して選択されるか又は、R7とR8は、一緒になって、0、1又は2のRf部分で置換されていてもよい6員環を形成し、前記複素環式環は、0、1、2又は3の窒素、酸素、又はイオウ原子を有するが、2以下の酸素原子と2以下のイオウ原子、又は1の酸素と1のイオウ原子を有し;
R9は、0、1、2又は3のReで置換されているフェニルであり;
R10は、C1−6アルキル又はR9である]
の化合物をその遊離型において、又は医薬的に許容される塩型において、又は該化合物又は該塩の医薬的に許容される溶媒和物の型においてその必要なヒト又は動物の患者へ投与することを含んでなる、Notchシグナル伝達経路の活性化に関連した障害の治療方法。
【請求項2】
Xが、S、O、又はCH2である、請求項1の方法。
【請求項3】
Ar1が、1、2のRe部分(ここでReは、F又はCl、C1−6アルキル、又はC1−6アルコキシである)で置換されていてもよい6員芳香族環であるか又はAr1が、1のRe部分(ここでReは、F、Cl、Br、C1−6アルキルである)で置換されていてもよい5員の複素環式環である、請求項1〜2のいずれかの方法。
【請求項4】
R1が、H、C2−4アルキルNRaRb、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C3−6アルキニル、−C1−4アルキルC(=O)C1−3アルコキシ、−C1−3アルキルC3−6シクロアルキル、又はC1−6アルコキシで置換されているC1−3アルキルフェニルである、請求項1〜3のいずれかの方法。
【請求項5】
R2とR3が、それぞれHであるか、一緒になって、F、Cl、又はC1−6アルコキシで置換されている縮合フェニル部分を形成するか、一緒になってシクロヘキシルを形成する、請求項1〜4のいずれかの方法。
【請求項6】
R4が、H、CHR7R8(ここでR7とR8は、H、C1−4アルキル、CH2CH2SCH3、CO2H、又はCH2CO2Hである)、OH、又は1のFで置換されていてもよい6員芳香族環、又は6員シクロアルキルである、請求項1〜5のいずれかの方法。
【請求項7】
R5が、C1−3アルキルR9(ここでR9は、2のFで置換されているフェニルである)であるか又はCH(OH)R10(ここでR10は、C4アルキル又はR9であり、ここでR9は、0、1、又は2のFで置換されていてもよいフェニルである)である、請求項1〜6のいずれかの方法。
【請求項8】
Xが、S、O、又はCH2であり:
Ar1は、1、2のRe部分(ここでReは、F又はCl、メチル、又はメトキシである)で置換されていてもよいフェニルであるか又はAr1は、1のRe部分(ここでReは、F、Cl、Br、又はメチルである)で置換されていてもよいフリル、チエニルであり;
R1は、H、ジメチルアミノエチル、2−モルホリノエチル、メチル又はイソプロピル、シクロヘキシル、2−プロピン−1−イル、メトキシカルボニルメチル、カルボキシメチル、シクロプロピルメチル、又は4−メトキシベンジルであり;
R2とR3は、それぞれHであるか、又は一緒になって、F、Cl、又はメトキシで置換されている縮合フェニル部分を形成するか、又は一緒になってシクロヘキシルを形成し;
R4は、H、メチル、ベンジル、イソプロピル、イソプロピルメチル、インドール−2イルメチル、CH2CH2SCH3、又はCH2CO2H、CH2CH2CO2H、CH2OH、又は1のFで置換されていてもよいフェニル、又はシクロヘキシルであり;そして
R5は、ベンジル、1−ヒドロキシ−3−メチルブチル、α−ヒドロキシ−3,5−ジフルオロベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、又は3,5−ジフルオロフェニル、2−フルオロベンジル、3−フルオロベンジル、又は4−フルオロベンジルである、請求項1〜7のいずれかの方法。
【請求項9】
治療すべき障害が癌である、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
障害が、血液癌、泌尿生殖器癌、婦人科癌、消化器癌、消化管癌、神経癌、乳癌、肺癌、及び粘液性類表皮性癌からなる群より選択される、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
障害が、白血病、多発性骨髄腫、髄外形質細胞腫、腎細胞癌、及び卵巣癌、子宮内膜癌、子宮頸癌、結腸癌、前立腺癌、又は膵臓癌からなる群より選択される、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
障害が、T細胞急性リンパ球性白血病である、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
【請求項1】
治療有効量の式(I):
【化1】
[式中:
Xは、CH2、O、NR1、SO2、又はSであり;
Ar1は、0、1、2、又は3のRe部分で置換されていてもよい5若しくは6員環であり、前記環は、0、1、2、又は3の窒素、酸素又はイオウ原子を有するが、2以下の酸素原子と2以下のイオウ原子、又は1の酸素と1のイオウ原子を有し;
R1は、H、−C1−3アルキルC3−6シクロアルキル、C1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、C2−4アルキルNRaRb、C1−4アルキルC(=O)Rd;又は、0、1、2、又は3のReで置換されているC1−3アルキルフェニルであり;
RaとRbは、それぞれの出現時に、H、C1−4アルキル、又はC3−6シクロアルキルより独立して選択されるか、又はRa及びRbとそれらが付くNは、一緒になって、2の窒素原子を有する5若しくは6員のN連結複素環を形成し、ここで非連結窒素は、Rc又は1の窒素と1の酸素、非連結窒素がない環原子で置換され;
Rcは、それぞれの出現時に、H、C1−3アルキル、又は0、1、2、又は3のReで置換されているフェニルより独立して選択され;
Rdは、それぞれの出現時に、C1−3アルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、又はNRaRbより独立して選択され;
Reは、それぞれの出現時に、H、OH、F、Cl、Br、I、CN、NO2、CF3、C1−6アルキル、又はC1−6アルコキシより独立して選択され;
R2とR3は、それぞれの出現時に、H、C1−6アルキル、C4−6シクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールより独立して選択されるか又は、R2とR3は、一緒になって、0、1又は2のRf部分で置換されてよい縮合フェニル又はシクロヘキシル部分を形成し;
Rfは、NO2、F、Cl、Br、I、CF3、CN、C1−6アルキル、又はC1−6アルコキシであり;
R4は、H、CHR7R8、5若しくは6員シクロアルキル、0、1、又は2のRf部分で置換されていてもよい5若しくは6員環であり、前記環は、0、1、2又は3の窒素、酸素又はイオウ原子を有するが、2以下の酸素原子と2以下のイオウ原子、又は1の酸素と1のイオウ原子を有し;
R5は、C1−3アルキルR9又はCH(OH)R10であり;
R7とR8は、それぞれの出現時に、H、C1−4アルキル、OH、SH、CH2SCH3、CONH2、CH2CONH2、CO2H、CH2CO2H、(CH2)3NHCH(NH2)2、C1−4アルキルアミノ、インドリル、イミダゾリル、フェニル、又はヒドロキシフェニルより独立して選択されるか又は、R7とR8は、一緒になって、0、1又は2のRf部分で置換されていてもよい6員環を形成し、前記複素環式環は、0、1、2又は3の窒素、酸素、又はイオウ原子を有するが、2以下の酸素原子と2以下のイオウ原子、又は1の酸素と1のイオウ原子を有し;
R9は、0、1、2又は3のReで置換されているフェニルであり;
R10は、C1−6アルキル又はR9である]
の化合物をその遊離型において、又は医薬的に許容される塩型において、又は該化合物又は該塩の医薬的に許容される溶媒和物の型においてその必要なヒト又は動物の患者へ投与することを含んでなる、Notchシグナル伝達経路の活性化に関連した障害の治療方法。
【請求項2】
Xが、S、O、又はCH2である、請求項1の方法。
【請求項3】
Ar1が、1、2のRe部分(ここでReは、F又はCl、C1−6アルキル、又はC1−6アルコキシである)で置換されていてもよい6員芳香族環であるか又はAr1が、1のRe部分(ここでReは、F、Cl、Br、C1−6アルキルである)で置換されていてもよい5員の複素環式環である、請求項1〜2のいずれかの方法。
【請求項4】
R1が、H、C2−4アルキルNRaRb、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C3−6アルキニル、−C1−4アルキルC(=O)C1−3アルコキシ、−C1−3アルキルC3−6シクロアルキル、又はC1−6アルコキシで置換されているC1−3アルキルフェニルである、請求項1〜3のいずれかの方法。
【請求項5】
R2とR3が、それぞれHであるか、一緒になって、F、Cl、又はC1−6アルコキシで置換されている縮合フェニル部分を形成するか、一緒になってシクロヘキシルを形成する、請求項1〜4のいずれかの方法。
【請求項6】
R4が、H、CHR7R8(ここでR7とR8は、H、C1−4アルキル、CH2CH2SCH3、CO2H、又はCH2CO2Hである)、OH、又は1のFで置換されていてもよい6員芳香族環、又は6員シクロアルキルである、請求項1〜5のいずれかの方法。
【請求項7】
R5が、C1−3アルキルR9(ここでR9は、2のFで置換されているフェニルである)であるか又はCH(OH)R10(ここでR10は、C4アルキル又はR9であり、ここでR9は、0、1、又は2のFで置換されていてもよいフェニルである)である、請求項1〜6のいずれかの方法。
【請求項8】
Xが、S、O、又はCH2であり:
Ar1は、1、2のRe部分(ここでReは、F又はCl、メチル、又はメトキシである)で置換されていてもよいフェニルであるか又はAr1は、1のRe部分(ここでReは、F、Cl、Br、又はメチルである)で置換されていてもよいフリル、チエニルであり;
R1は、H、ジメチルアミノエチル、2−モルホリノエチル、メチル又はイソプロピル、シクロヘキシル、2−プロピン−1−イル、メトキシカルボニルメチル、カルボキシメチル、シクロプロピルメチル、又は4−メトキシベンジルであり;
R2とR3は、それぞれHであるか、又は一緒になって、F、Cl、又はメトキシで置換されている縮合フェニル部分を形成するか、又は一緒になってシクロヘキシルを形成し;
R4は、H、メチル、ベンジル、イソプロピル、イソプロピルメチル、インドール−2イルメチル、CH2CH2SCH3、又はCH2CO2H、CH2CH2CO2H、CH2OH、又は1のFで置換されていてもよいフェニル、又はシクロヘキシルであり;そして
R5は、ベンジル、1−ヒドロキシ−3−メチルブチル、α−ヒドロキシ−3,5−ジフルオロベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、又は3,5−ジフルオロフェニル、2−フルオロベンジル、3−フルオロベンジル、又は4−フルオロベンジルである、請求項1〜7のいずれかの方法。
【請求項9】
治療すべき障害が癌である、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
障害が、血液癌、泌尿生殖器癌、婦人科癌、消化器癌、消化管癌、神経癌、乳癌、肺癌、及び粘液性類表皮性癌からなる群より選択される、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
障害が、白血病、多発性骨髄腫、髄外形質細胞腫、腎細胞癌、及び卵巣癌、子宮内膜癌、子宮頸癌、結腸癌、前立腺癌、又は膵臓癌からなる群より選択される、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
障害が、T細胞急性リンパ球性白血病である、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
【公表番号】特表2009−529518(P2009−529518A)
【公表日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−557825(P2008−557825)
【出願日】平成19年3月9日(2007.3.9)
【国際出願番号】PCT/GB2007/000813
【国際公開番号】WO2007/104933
【国際公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年3月9日(2007.3.9)
【国際出願番号】PCT/GB2007/000813
【国際公開番号】WO2007/104933
【国際公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】
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