化学療法薬および化学防御薬としてのインドール−3−カルビノール代謝物の類似物
【課題】抗癌活性を高めかつそれらの生体安全プロフィールを保持するように最適化した一次I3C代謝物の構造類似物の形状での新規インドールを提供すること。
【解決手段】本発明は、インドール−3−カルビノール代謝物の類似物を提供し、この化合物の構造および置換基は、特に、治療活性、経口バイオアベイラビリティー、長期的な安全性、患者の許容性および治療ウィンドウに関して、その化合物の全体的な有効性を高めるように選択される。これらの化合物は、癌の治療だけでなく癌の予防にも有用である。
【解決手段】本発明は、インドール−3−カルビノール代謝物の類似物を提供し、この化合物の構造および置換基は、特に、治療活性、経口バイオアベイラビリティー、長期的な安全性、患者の許容性および治療ウィンドウに関して、その化合物の全体的な有効性を高めるように選択される。これらの化合物は、癌の治療だけでなく癌の予防にも有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(III)
【化3】
の構造を有する化合物であって、ここで:
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R20およびR21は、水素、C1〜C24アルキル、C2〜C24アルケニル、C2〜C24アルキニル、C5〜C20アリール、C6〜C24アルカリール、C6〜C24アラルキル、ハロ、ヒドロキシル、スルフヒドリル、C1〜C24アルコキシ、C2〜C24アルケニルオキシ、C2〜C24アルキニルオキシ、C5〜C20アリールオキシ、アシル、アシルオキシ、C2〜C24アルコキシカルボニル、C6〜C20アリールオキシカルボニル、ハロカルボニル、C2〜C24アルキルカルボナト、C6〜C20アリールカルボナト、カルボキシ、カルボキシラト、カルバモイル、モノ−(C1〜C24アルキル)−置換カルバモイル、ジ−(C1〜C24アルキル)−置換カルバモイル、モノ−置換アリールカルバモイル、チオカルバモイル、カルバミド、シアノ、イソシアノ、シアナト、イソシアナト、イソチオシアナト、アジド、ホルミル、チオホルミル、アミノ、モノ−およびジ−(C1〜C24アルキル)−置換アミノ、モノ−およびジ−(C5〜C20アリール)−置換アミノ、C2〜C24アルキルアミド、C5〜C20アリールアミド、イミノ、アルキルイミノ、アリールイミノ、ニトロ、ニトロソ、スルホ、スルホナト、C1〜C24アルキルスルファニル、アリールスルファニル、C1〜C24アルキルスルフィニル、C5〜C20アリールスルフィニル、C1〜C24アルキルスルホニル、C5〜C20アリールスルホニル、ホスホノ、ホスホナト、ホスフィナト、ホスホ、ホスフィノ、およびそれらの組合せからなる群から別個に選択される置換基であり、さらに、ここで、2個の隣接(オルト)置換基は、結合して、環状構造を形成し得、該環状構造は、5員環、6員環、および縮合5員および/または6員環から選択され、ここで、該環状構造は、芳香族、脂環族、ヘテロ芳香族またはヘテロ脂肪族であり、そして0個〜4個の非水素置換基および0個〜3個のヘテロ原子を有する;
R11およびR12は、別個に、水素、C1〜C24アルキル、C2〜C24アルコキシカルボニル、アミノ−置換C1〜C24アルキル、(C1〜C24アルキルアミノ)−置換C1〜C24アルキル、およびジ−(C1〜C24アルキル)アミノ−置換C1〜C24アルキルからなる群から選択される;そして
Xは、O、S、アリーレン、ヘテロアリーレン、CR15R16またはNR17であり、ここで、R15およびR16は、水素、C1〜C6アルキルであるか、または一緒になって、=CR18R19を形成し、ここで、R18およびR19は、水素またはC1〜C6アルキルであり、そしてR17は、R11およびR12について上で定義したとおりである、
化合物。
【請求項2】
前記化合物が、式(IIIa)
【化4】
の構造を有するように、R1、R3、R4、R5、R7およびR8が、水素であり、そしてXが、CR15R16である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R2およびR6が、別個に、水素、ハロ、ヒドロキシル、スルフヒドリル、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C1〜C12アルコキシ、C5〜C20アリールオキシ、C2〜C12アルキルカルボニル、C6〜C20アリールカルボニル、C2〜C12アシルオキシ、C2〜C12アルコキシカルボニル、C6〜C20アリールオキシカルボニル、C1〜C12アルキルカルボナト、カルボキシ、カルバモイル、モノ−(C1〜C12アルキル)−置換カルバモイル、ジ−(C1〜C12アルキル)−置換カルバモイル、アミノ、モノ−およびジ−(C1〜C12アルキル)−置換アミノ、C2〜C12アルキルアミド、C1〜C12アルキルスルファニル、C1〜C12アルキルスルフィニルおよびC1〜C12アルキルスルホニルからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
R2およびR6が、別個に、ハロ、C1〜C12アルキル、C1〜C12アルコキシ、C2〜C12アルコキシカルボニル、C2〜C12アルキルカルボナト、カルバモイル、モノ−(C1〜C12アルキル)−置換カルバモイル、ジ−(C1〜C12アルキル)−置換カルバモイル、C1〜C12アルキルスルファニル、C1〜C12アルキルスルフィニルおよびC1〜C12アルキルスルホニルからなる群から選択される、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
R2およびR6の少なくとも1個が、C2〜C12アルコキシカルボニルまたはC2〜C12アルキルカルボナトである、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
R11およびR12が、別個に、水素、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルコキシカルボニル、アミノ−置換C1〜C12アルキル、(C1〜C12アルキルアミノ)−置換C1〜C12アルキルおよびジ−(C1〜C12アルキル)アミノ−置換C1〜C12アルキルからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項7】
R15およびR16が、別個に、水素およびC1〜C12アルキルから選択されるか、または一緒になって、=CR18R19を形成し、ここで、R18およびR19が、水素またはC1〜C6アルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項8】
R13およびR14が、別個に、水素、C1〜C12アルキル、C1〜C12アルコキシおよびC2〜C12アルコキシカルボニルからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項9】
R2およびR6が、別個に、水素およびC2〜C6アルコキシカルボニルから選択される;
R11およびR12が、別個に、水素およびC1〜C6アルキルから選択される;
R15およびR16が、別個に、水素、C1〜C6アルキルから選択されるか、または一緒になって、=CH2を形成する;そして
R20およびR21が、別個に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシおよびC2〜C6アルコキシカルボニルから選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項10】
R2およびR6が、別個に、水素およびエトキシカルボニルから選択される;
R11およびR12が、水素である;
R15およびR16が、水素である;そして
R20およびR21が、別個に、水素、メチルおよびエトキシカルボニルから選択される、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
R2およびR6が、エトキシカルボニルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
式(IV)
【化5】
の構造を有する化合物であって、ここで:
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R5A、R6A、R7A、R8A、R22およびR23は、水素、C1〜C24アルキル、C2〜C24アルケニル、C2〜C24アルキニル、C5〜C20アリール、C6〜C24アルカリール、C6〜C24アラルキル、ハロ、ヒドロキシル、スルフヒドリル、C1〜C24アルコキシ、C2〜C24アルケニルオキシ、C2〜C24アルキニルオキシ、C5〜C20アリールオキシ、アシル、アシルオキシ、C2〜C24アルコキシカルボニル、C6〜C20アリールオキシカルボニル、ハロカルボニル、C2〜C24アルキルカルボナト、C6〜C20アリールカルボナト、カルボキシ、カルボキシラト、カルバモイル、モノ−(C1〜C24アルキル)−置換カルバモイル、ジ−(C1〜C24アルキル)−置換カルバモイル、モノ−置換アリールカルバモイル、チオカルバモイル、カルバミド、シアノ、イソシアノ、シアナト、イソシアナト、イソチオシアナト、アジド、ホルミル、チオホルミル、アミノ、モノ−およびジ−(C1〜C24アルキル)−置換アミノ、モノ−およびジ−(C5〜C20アリール)−置換アミノ、C2〜C24アルキルアミド、C5〜C20アリールアミド、イミノ、アルキルイミノ、アリールイミノ、ニトロ、ニトロソ、スルホ、スルホナト、C1〜C24アルキルスルファニル、アリールスルファニル、C1〜C24アルキルスルフィニル、C5〜C20アリールスルフィニル、C1〜C24アルキルスルホニル、C5〜C20アリールスルホニル、ホスホノ、ホスホナト、ホスフィナト、ホスホ、ホスフィノ、およびそれらの組合せからなる群から別個に選択される置換基であり、さらに、ここで、2個の隣接(オルト)置換基は、結合して、環状構造を形成し得、該環状構造は、5員環、6員環、および縮合5員および/または6員環から選択され、ここで、該環状構造は、芳香族、脂環族、ヘテロ芳香族またはヘテロ脂肪族であり、そして0個〜4個の非水素置換基および0個〜3個のヘテロ原子を有する;そして
R11、R12およびR12Aは、別個に、水素、C1〜C24アルキル、C2〜C24アルコキシカルボニル、アミノ−置換C1〜C24アルキル、(C1〜C24アルキルアミノ)−置換C1〜C24アルキル、およびジ−(C1〜C24アルキル)アミノ−置換C1〜C24アルキルからなる群から選択される;そして
X1およびX2は、別個に、O、S、アリーレン、ヘテロアリーレン、CR15R16およびNR17から選択され、ここで、R15およびR16は、水素、C1〜C6アルキルであるか、または一緒になって、=CR18R19を形成し、ここで、R18およびR19は、水素またはC1〜C6アルキルであり、そしてR17は、R11およびR12について定義したとおりであるが、
但し、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R5A、R6A、R7A、R8A、R22およびR23の少なくとも1個は、水素以外のものである、
化合物。
【請求項13】
前記化合物が、式(IVa)
【化6】
の構造を有するように、R1、R3、R4、R5、R7、R8、R5A、R7AおよびR8Aが、水素であり、そしてX1およびX2が、CH2である、請求項12に記載の化合物であって:
但し、R2、R6、R6A、R11、R12、R12A、R22およびR23の少なくとも1個は、水素以外のものである、
化合物。
【請求項14】
R2、R6、R6A、R22およびR23が、別個に、ハロ、C1〜C12アルキル、C1〜C12アルコキシ、C2〜C12アルコキシカルボニル、C2〜C12アルキルカルボナト、カルバモイル、モノ−(C1〜C12アルキル)−置換カルバモイル、ジ−(C1〜C12アルキル)−置換カルバモイル、C1〜C12アルキルスルファニル、C1〜C12アルキルスルフィニルおよびC1〜C12アルキルスルホニルからなる群から選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
R2、R6、R6A、R22およびR23の少なくとも1個が、C2〜C12アルコキシカルボニルまたはC2〜C12アルキルカルボナトである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
R11、R12およびR12Aが、別個に、水素、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルコキシカルボニル、アミノ−置換C1〜C12アルキル、(C1〜C12アルキルアミノ)−置換C1〜C12アルキルおよびジ−(C1〜C12アルキル)アミノ−置換C1〜C12アルキルからなる群から選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項17】
R2、R6、R6A、R22およびR23が、別個に、水素およびC2〜C6アルコキシカルボニルから選択される;そして
R11、R12およびR12Aが、別個に、水素およびC1〜C6アルキルから選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項18】
R2、R6、R6A、R22およびR23が、別個に、水素およびエトキシカルボニルから選択される;そして
R11、R12およびR12Aが、水素である、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
R2、R6、R6A、R22およびR23の少なくとも1個が、エトキシカルボニルである、請求項18に記載の化合物。
【請求項1】
式(III)
【化3】
の構造を有する化合物であって、ここで:
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R20およびR21は、水素、C1〜C24アルキル、C2〜C24アルケニル、C2〜C24アルキニル、C5〜C20アリール、C6〜C24アルカリール、C6〜C24アラルキル、ハロ、ヒドロキシル、スルフヒドリル、C1〜C24アルコキシ、C2〜C24アルケニルオキシ、C2〜C24アルキニルオキシ、C5〜C20アリールオキシ、アシル、アシルオキシ、C2〜C24アルコキシカルボニル、C6〜C20アリールオキシカルボニル、ハロカルボニル、C2〜C24アルキルカルボナト、C6〜C20アリールカルボナト、カルボキシ、カルボキシラト、カルバモイル、モノ−(C1〜C24アルキル)−置換カルバモイル、ジ−(C1〜C24アルキル)−置換カルバモイル、モノ−置換アリールカルバモイル、チオカルバモイル、カルバミド、シアノ、イソシアノ、シアナト、イソシアナト、イソチオシアナト、アジド、ホルミル、チオホルミル、アミノ、モノ−およびジ−(C1〜C24アルキル)−置換アミノ、モノ−およびジ−(C5〜C20アリール)−置換アミノ、C2〜C24アルキルアミド、C5〜C20アリールアミド、イミノ、アルキルイミノ、アリールイミノ、ニトロ、ニトロソ、スルホ、スルホナト、C1〜C24アルキルスルファニル、アリールスルファニル、C1〜C24アルキルスルフィニル、C5〜C20アリールスルフィニル、C1〜C24アルキルスルホニル、C5〜C20アリールスルホニル、ホスホノ、ホスホナト、ホスフィナト、ホスホ、ホスフィノ、およびそれらの組合せからなる群から別個に選択される置換基であり、さらに、ここで、2個の隣接(オルト)置換基は、結合して、環状構造を形成し得、該環状構造は、5員環、6員環、および縮合5員および/または6員環から選択され、ここで、該環状構造は、芳香族、脂環族、ヘテロ芳香族またはヘテロ脂肪族であり、そして0個〜4個の非水素置換基および0個〜3個のヘテロ原子を有する;
R11およびR12は、別個に、水素、C1〜C24アルキル、C2〜C24アルコキシカルボニル、アミノ−置換C1〜C24アルキル、(C1〜C24アルキルアミノ)−置換C1〜C24アルキル、およびジ−(C1〜C24アルキル)アミノ−置換C1〜C24アルキルからなる群から選択される;そして
Xは、O、S、アリーレン、ヘテロアリーレン、CR15R16またはNR17であり、ここで、R15およびR16は、水素、C1〜C6アルキルであるか、または一緒になって、=CR18R19を形成し、ここで、R18およびR19は、水素またはC1〜C6アルキルであり、そしてR17は、R11およびR12について上で定義したとおりである、
化合物。
【請求項2】
前記化合物が、式(IIIa)
【化4】
の構造を有するように、R1、R3、R4、R5、R7およびR8が、水素であり、そしてXが、CR15R16である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R2およびR6が、別個に、水素、ハロ、ヒドロキシル、スルフヒドリル、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C1〜C12アルコキシ、C5〜C20アリールオキシ、C2〜C12アルキルカルボニル、C6〜C20アリールカルボニル、C2〜C12アシルオキシ、C2〜C12アルコキシカルボニル、C6〜C20アリールオキシカルボニル、C1〜C12アルキルカルボナト、カルボキシ、カルバモイル、モノ−(C1〜C12アルキル)−置換カルバモイル、ジ−(C1〜C12アルキル)−置換カルバモイル、アミノ、モノ−およびジ−(C1〜C12アルキル)−置換アミノ、C2〜C12アルキルアミド、C1〜C12アルキルスルファニル、C1〜C12アルキルスルフィニルおよびC1〜C12アルキルスルホニルからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
R2およびR6が、別個に、ハロ、C1〜C12アルキル、C1〜C12アルコキシ、C2〜C12アルコキシカルボニル、C2〜C12アルキルカルボナト、カルバモイル、モノ−(C1〜C12アルキル)−置換カルバモイル、ジ−(C1〜C12アルキル)−置換カルバモイル、C1〜C12アルキルスルファニル、C1〜C12アルキルスルフィニルおよびC1〜C12アルキルスルホニルからなる群から選択される、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
R2およびR6の少なくとも1個が、C2〜C12アルコキシカルボニルまたはC2〜C12アルキルカルボナトである、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
R11およびR12が、別個に、水素、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルコキシカルボニル、アミノ−置換C1〜C12アルキル、(C1〜C12アルキルアミノ)−置換C1〜C12アルキルおよびジ−(C1〜C12アルキル)アミノ−置換C1〜C12アルキルからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項7】
R15およびR16が、別個に、水素およびC1〜C12アルキルから選択されるか、または一緒になって、=CR18R19を形成し、ここで、R18およびR19が、水素またはC1〜C6アルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項8】
R13およびR14が、別個に、水素、C1〜C12アルキル、C1〜C12アルコキシおよびC2〜C12アルコキシカルボニルからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項9】
R2およびR6が、別個に、水素およびC2〜C6アルコキシカルボニルから選択される;
R11およびR12が、別個に、水素およびC1〜C6アルキルから選択される;
R15およびR16が、別個に、水素、C1〜C6アルキルから選択されるか、または一緒になって、=CH2を形成する;そして
R20およびR21が、別個に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシおよびC2〜C6アルコキシカルボニルから選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項10】
R2およびR6が、別個に、水素およびエトキシカルボニルから選択される;
R11およびR12が、水素である;
R15およびR16が、水素である;そして
R20およびR21が、別個に、水素、メチルおよびエトキシカルボニルから選択される、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
R2およびR6が、エトキシカルボニルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
式(IV)
【化5】
の構造を有する化合物であって、ここで:
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R5A、R6A、R7A、R8A、R22およびR23は、水素、C1〜C24アルキル、C2〜C24アルケニル、C2〜C24アルキニル、C5〜C20アリール、C6〜C24アルカリール、C6〜C24アラルキル、ハロ、ヒドロキシル、スルフヒドリル、C1〜C24アルコキシ、C2〜C24アルケニルオキシ、C2〜C24アルキニルオキシ、C5〜C20アリールオキシ、アシル、アシルオキシ、C2〜C24アルコキシカルボニル、C6〜C20アリールオキシカルボニル、ハロカルボニル、C2〜C24アルキルカルボナト、C6〜C20アリールカルボナト、カルボキシ、カルボキシラト、カルバモイル、モノ−(C1〜C24アルキル)−置換カルバモイル、ジ−(C1〜C24アルキル)−置換カルバモイル、モノ−置換アリールカルバモイル、チオカルバモイル、カルバミド、シアノ、イソシアノ、シアナト、イソシアナト、イソチオシアナト、アジド、ホルミル、チオホルミル、アミノ、モノ−およびジ−(C1〜C24アルキル)−置換アミノ、モノ−およびジ−(C5〜C20アリール)−置換アミノ、C2〜C24アルキルアミド、C5〜C20アリールアミド、イミノ、アルキルイミノ、アリールイミノ、ニトロ、ニトロソ、スルホ、スルホナト、C1〜C24アルキルスルファニル、アリールスルファニル、C1〜C24アルキルスルフィニル、C5〜C20アリールスルフィニル、C1〜C24アルキルスルホニル、C5〜C20アリールスルホニル、ホスホノ、ホスホナト、ホスフィナト、ホスホ、ホスフィノ、およびそれらの組合せからなる群から別個に選択される置換基であり、さらに、ここで、2個の隣接(オルト)置換基は、結合して、環状構造を形成し得、該環状構造は、5員環、6員環、および縮合5員および/または6員環から選択され、ここで、該環状構造は、芳香族、脂環族、ヘテロ芳香族またはヘテロ脂肪族であり、そして0個〜4個の非水素置換基および0個〜3個のヘテロ原子を有する;そして
R11、R12およびR12Aは、別個に、水素、C1〜C24アルキル、C2〜C24アルコキシカルボニル、アミノ−置換C1〜C24アルキル、(C1〜C24アルキルアミノ)−置換C1〜C24アルキル、およびジ−(C1〜C24アルキル)アミノ−置換C1〜C24アルキルからなる群から選択される;そして
X1およびX2は、別個に、O、S、アリーレン、ヘテロアリーレン、CR15R16およびNR17から選択され、ここで、R15およびR16は、水素、C1〜C6アルキルであるか、または一緒になって、=CR18R19を形成し、ここで、R18およびR19は、水素またはC1〜C6アルキルであり、そしてR17は、R11およびR12について定義したとおりであるが、
但し、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R5A、R6A、R7A、R8A、R22およびR23の少なくとも1個は、水素以外のものである、
化合物。
【請求項13】
前記化合物が、式(IVa)
【化6】
の構造を有するように、R1、R3、R4、R5、R7、R8、R5A、R7AおよびR8Aが、水素であり、そしてX1およびX2が、CH2である、請求項12に記載の化合物であって:
但し、R2、R6、R6A、R11、R12、R12A、R22およびR23の少なくとも1個は、水素以外のものである、
化合物。
【請求項14】
R2、R6、R6A、R22およびR23が、別個に、ハロ、C1〜C12アルキル、C1〜C12アルコキシ、C2〜C12アルコキシカルボニル、C2〜C12アルキルカルボナト、カルバモイル、モノ−(C1〜C12アルキル)−置換カルバモイル、ジ−(C1〜C12アルキル)−置換カルバモイル、C1〜C12アルキルスルファニル、C1〜C12アルキルスルフィニルおよびC1〜C12アルキルスルホニルからなる群から選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
R2、R6、R6A、R22およびR23の少なくとも1個が、C2〜C12アルコキシカルボニルまたはC2〜C12アルキルカルボナトである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
R11、R12およびR12Aが、別個に、水素、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルコキシカルボニル、アミノ−置換C1〜C12アルキル、(C1〜C12アルキルアミノ)−置換C1〜C12アルキルおよびジ−(C1〜C12アルキル)アミノ−置換C1〜C12アルキルからなる群から選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項17】
R2、R6、R6A、R22およびR23が、別個に、水素およびC2〜C6アルコキシカルボニルから選択される;そして
R11、R12およびR12Aが、別個に、水素およびC1〜C6アルキルから選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項18】
R2、R6、R6A、R22およびR23が、別個に、水素およびエトキシカルボニルから選択される;そして
R11、R12およびR12Aが、水素である、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
R2、R6、R6A、R22およびR23の少なくとも1個が、エトキシカルボニルである、請求項18に記載の化合物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図2】
【図3】
【公開番号】特開2010−195840(P2010−195840A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−139927(P2010−139927)
【出願日】平成22年6月18日(2010.6.18)
【分割の表示】特願2004−531045(P2004−531045)の分割
【原出願日】平成15年8月15日(2003.8.15)
【出願人】(501228071)エスアールアイ インターナショナル (66)
【氏名又は名称原語表記】SRI International
【住所又は居所原語表記】333 Ravenswood Avenue, Menlo Park, California 94025, U.S.A.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年6月18日(2010.6.18)
【分割の表示】特願2004−531045(P2004−531045)の分割
【原出願日】平成15年8月15日(2003.8.15)
【出願人】(501228071)エスアールアイ インターナショナル (66)
【氏名又は名称原語表記】SRI International
【住所又は居所原語表記】333 Ravenswood Avenue, Menlo Park, California 94025, U.S.A.
【Fターム(参考)】
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