説明

医療用装置

【課題】医療用装置のトラブルの事前防止、トラブルが生じた後の原因分析等の容易化、メンテナンス作業者の負担軽減、ならびに、有用な情報の効果的な収集を実現する。
【解決手段】医療用装置100の動作状況情報取得手段136は、装置100のハードウエアあるいはソフトウエアの通常稼働時の動作状況情報を不揮発性メモリ118等に保存する。メンテナンス担当のサービスマンは、パーソナルコンピュータ200あるいは操作部102の簡単な操作により、収集した情報を取り出し、閲覧することができる。収集情報は、テキスト形式で出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人の手術、治療ならびに診断を含む医療行為に供される医療用装置に関する。
【背景技術】
【0002】
人の手術、治療ならびに診断を含む医療行為に供される医療用装置(一例をあげれば、人の手術に関係する装置としてはレーザーメス装置があり、人の治療に関する装置としてはガン治療のための中性子照射装置があり、人の診断に関する装置としてはX線CT、MRIがある)は、人の命や健康に深く関与するため、常に、最良の状態で稼働可能とするのが望ましい。したがって、医療用装置にとって、メンテナンスはきわめて重要な意義をもつ。
【0003】
上記の例にあげられるような医療用装置には複雑かつ大規模な装置が含まれ、それらは、高度な医療を実施するために数々の機能を備えているのが普通であり、そのほとんどは、コンピュータによる制御がなされる。コンピュタにより管理されるサブモジュールについて、トラブル(異常)の早期発見を可能とするために、自己診断機能を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)
【0004】
【特許文献1】特開平9−330280号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術では、自己診断機能による、トラブル(異常)の早期検出のみが注目されており、この点に関しては、以下の問題が生じる。
(1)すなわち、自己診断によるトラブル(異常)の検出というのは、要するに、トラブル(異常)が生じた後の対策(事後的措置)である。しかし、常に良好な稼働が求められる医療用装置にあっては、まず、トラブル(異常)を生じさせないという事前の対策(例えば、経時的な劣化が生じやすい基幹部品のタイムリーな交換等)が重要である。ところが、そのような重要な部品の交換時期は一律に決まっているわけではなく、医療用装置の稼働頻度、稼働態様などの動作状況に応じて変化するものであり、したがって、交換時期等の判断がむずかしい。また、交換時期を知るためには、事前に点検をする必要があるが、医療用装置のメンテナンス作業に割り当てることができるマンパワーや時間には限界があり、したがって、いつどのように点検するかを決めること自体にも困難が伴う。
【0006】
(2)また、医療用装置は、複雑かつ大規模な装置であり、高度な医療を実施するために、数々の機能を備えているのが普通である。したがって、自己診断機能によって、仮に異常の発生を早期検出できたとしても、今度は、その原因を解析し、的確な対策を立案するためには、例えば、コンピュータのハード、ソフトに精通し、かつ、ある程度の医療用装置の操作技術も有しているような、熟練されたメンテナンス専門の技術者が必要である。例えば、装置の操作が複雑であるために、保存されている自己診断結果を、解析可能な形で取り出すこと自体にも、かなりの熟練を要することがある。また、読み出された自己診断結果から、トラブル(異常)の内容等を正確に知ることにも、かなりの熟練を要する場合がある。すなわち、メンテナンス作業が複雑であり、ゆえに、メンテナンスに従事する技術者の負担が重く、人材の確保、人材の養成がむずかしいという側面がある。
【0007】
(3)また、自己診断は、あくまで、テストモード時に実施されるものであるため、自己診断機能をうまく活用するためには、医療用装置を、通常稼働モードからテストモードにいつ移行させるか、あるいは、どのくらいの頻度で自己診断を実施するか、が重要である。例えば、テストとテストの間隔があまりに長くなると、トラブル(異常)の早期検出ができなくなり、一方、テストをあまりに頻繁に実施すると、通常の動作に支障がでる場合もあり得る。
【0008】
本発明は、このような考察に基づいてなされたものであり、その目的は、医療用装置のトラブルの事前防止、トラブルが生じた後の原因分析等の容易化、メンテナンス作業者の負担軽減、ならびに、有用な情報の効果的な収集を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の医療用装置は、人の手術、治療ならびに診断を含む医療行為に供される医療用装置であって、前記医療用装置の稼働中における所定のハードウエアまたはソフトウエアについての動作状況情報を取得する動作状況情報取得手段と、前記動作状況情報を記憶部に記憶する記憶手段とを備える。
【0010】
本発明の医療用装置は、通信ネットワークに接続される外部機器と通信を行うための通信インタフェースと、前記外部機器からの前記動作状況情報の送信要求に応じて、前記記憶部に記憶されている前記動作状況情報を前記通信インタフェースを介して前記外部機器に送信する送信手段とを備える。
【0011】
本発明の医療用装置は、外付けメモリを接続するための外付けメモリインタフェースと、前記動作状況情報の前記外付けメモリへの記憶要求を入力するための入力手段と、前記記憶要求に応じて、前記記憶部に記憶されている前記動作状況情報を前記外付けメモリインタフェースを介して前記外付けメモリに記憶する外付けメモリ記憶手段とを備える。
【0012】
本発明の医療用装置は、前記動作状況情報がテキスト形式にて前記外部機器に送信される。
【0013】
本発明の医療用装置は、前記動作状況情報がテキスト形式にて前記外付けメモリに記憶される。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、医療用装置のトラブルの事前防止、トラブルが生じた後の原因分析等の容易化、メンテナンス作業者の負担軽減、ならびに、有用な情報の効果的な収集を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態を説明するための医療用装置の概略構成を示すブロック図である。
図1の医療用装置100では、装置の通常稼働時の動作状況情報を内部または外部の記憶部に記憶しておき、任意のタイミングで、サービスマンがその情報を容易に外部に取り出し、装置の状態を調べることができるようになっている。また、図1の医療用装置100では、自己診断機能と、通常稼働時における動作状況情報の取得機能とを併用する構成を採用しているが、これに限定されるものではない。すなわち、動作状況情報の取得機能のみを使用する場合もあり得る。
【0016】
図1に示されるように、医療用装置100は、操作部102(入力手段)と、通信ネットワーク(例えば、病院内のLAN)L1に接続されたコンピュータ200と通信するための通信インタフェース104と、各部の動作を統括的に制御するCPU106(送信手段、記憶手段、外付けメモリ記憶手段)と、プログラムメモリ108(自己診断プログラム110と動作状況監視プログラム112を記憶する)と、診断対象のハードウエア(あるいはソフトウエア)114と、各種の演算処理に用いられるRAM116と、EEPROM等の不揮発性メモリ118と、外付けメモリであるUSBメモリ130を接続するためのUSBインタフェース(外付けメモリインタフェース)120と、メモリインタフェース122と、内蔵ハードディスク(HDD)128とを備える。メモリインタフェース122には、外付けハードディスク(HDD)132とが接続可能である。
【0017】
また、CPU106が自己診断プログラム110に従って動作する結果として、機能ブロックとしての自己診断手段134がCPU106内に形成される。同様に、CPU106が、動作状況監視プログラム112に従って動作する結果として、機能ブロックとしての動作状況情報取得手段136がCPU106内に形成される。
【0018】
なお、コンピュータアーキテクチャとして、サブCPUを使用する構成を採用する場合には、図中、点線で示される、サブCPU124と、EEPROMなどの不揮発性メモリ126とが追加される。
【0019】
次に、図1の医療用装置の主要な動作ならびにメンテナンス作業の概要について説明する。
自己診断手段134は、医療用装置100の電源がオンされている状態において、定期的に診断モード(テストモード)に移行し、診断対象ハードウエア(あるいはソフトウエア)114内の所定のハードウエアあるいはソフトウエアについて診断を実施し、異常の有無を判定する。自己診断手段134は、判定結果を自己診断情報として、不揮発性メモリ118、内蔵ハードディスク128、外付けハードディスク132の少なくとも1つに記憶する。
【0020】
一方、これと併行して、動作状況情報取得手段136は、医療用装置100の通常稼働時において常時動作し、診断対象ハードウエア(あるいはソフトウエア)114内のトラブル(故障、異常)の原因となる経時劣化し易い部品の動作状況を集中監視し、あるいは、トラブルの兆候を示す部分の情報(処理時間の遅延、エラー発生、チャタリングの頻発やそのレベルの増大、リトライ処理の回数の増大等)を集中監視し、定期的に動作状況情報を取得する。また、動作状況情報取得手段136は、医療用装置100の立ち上げ直後においても動作状況情報を取得する。取得される動作状況情報の具体例としては、例えば、経時劣化が予想される部品の時系列診断情報、通常動作時における所定の一連の処理の処理時間、エラー発生時の詳細情報、センサの出力信号のチャタリング履歴、制御シーケンスのリトライ情報がある。これらの情報は、医療用装置100のトラブルの未然防止あるいは原因究明に役立つ有用な情報である。動作状況情報取得手段136は、取得した動作状況情報を、不揮発性メモリ118、内蔵ハードディスク128、外付けハードディスク132の少なくとも1つに記憶する。この記憶は、例えば、動作状況情報の取得がなされたと同時に実施され、また、医療用装置100の電源がオフされる時点で自動的に実施される。
【0021】
このようにして取得された情報(自己診断情報、動作状況情報)の外部への取り出しは、メンテナンス担当のサービスマンが行う。その取り出し方法としては、以下の2種類があり、いずれも簡単な手続で済み、熟練を必要としないため、初心者でも十分に行うことができる。
【0022】
取得された情報(自己診断情報、動作状況情報)の取り出し方法の一つは、通信ネットワークL1を利用する方法である。すなわち、通信ネットワークL1を介して、パーソナルコンピュータ200から、情報の送信要求を医療用装置100のCPU106に送信する。この操作は、簡単なキー操作で行うことが可能である。この送信要求に応じて、医療用装置100のCPU106は、不揮発性メモリ118、内蔵ハードディスク128、外付けハードディスク132の少なくとも1つに記憶されている情報を読み出し、通信インタフェース104を介して、パーソナルコンピュータ200に向けて送信する。そして、パーソナルコンピュータ200は、送られてきた情報を、例えば、ハードディスク(不図示)に保存する。この方法によれば、簡単な操作により、自己診断情報及び動作状況情報を装置外部に取り出すことができ、メンテナンス担当者の負担軽減およびメンテナンス作業の効率化に役立つ。
【0023】
また、取得された情報(自己診断情報、動作状況情報)の取り出し方法の他の一つは、USBメモリ130のような外付けメモリを医療用装置100に接続しておき、医療用装置100の操作部102が備える操作パネルの簡単なキー操作によって情報を読み出し、USBメモリ130に記憶する方法である。この場合、操作パネルの操作(例えば、1つのボタンの押下)によって情報のUSBメモリ130への記憶要求がユーザから入力されると、記憶要求に応じて、CPU106は、不揮発性メモリ118、内蔵ハードディスク128、外付けハードディスク132の少なくとも1つに記憶されている情報を読み出し、USBインタフェース120を介してUSBメモリ130に記憶する。この方法によれば、簡単な操作により、自己診断情報及び動作状況情報を装置外部に取り出すことができ、メンテナンス担当者の負担軽減およびメンテナンス作業の効率化に役立つ。
【0024】
また、外部に出力される情報が、例えば、プログラムリストのような読みにくい形式であっては、その情報の参照に熟練を要することになり有効利用の妨げになる。そこで医療用装置100では、取得した情報をテキスト形式にて外部に出力するようにしてある。例えば、CPU106は、取得した自己診断情報又は動作状況情報をテキスト形式に変換してから記憶しておく。または、CPU106は、情報の送信要求または記憶要求がなされたときに、読み出した自己診断情報又は動作状況情報をテキスト形式に変換してから、コンピュータ200に送信したり、USBメモリ130に記憶したりする。これにより、誰もが情報を参照することができ、情報の利用促進を図ることができ、また、メンテナンス担当者の負担軽減およびメンテナンス作業の効率化が実現される。
【0025】
図2は、図1の医療用装置の動作フローを示す図である。
医療用装置100が起動されると、まず、初期化自己診断が実施され(S1)、医療用装置100の初期化についての自己診断情報ならびにエラー情報が、例えば、ハードディスク(128,132のいずれか)に蓄積される(S2)。続いて、医療用装置100が立ち上がってアイドル状態となる(S3)。
【0026】
次に、医療用装置100は、操作部102(あるいは、通信ネットワークL1を介して接続されているパーソナルコンピュータ200)から入力される処理要求を受け付ける(S4)。処理要求の内容は、通常処理、メンテナンス処理、終了処理の3種類に大別される。受け付けた処理要求が、通常処理である場合には、一連の通常処理がなされると共に(S6)、動作状況情報取得手段136によって動作状況情報が取得され、エラー情報と共に、例えば、ハードディスク(128,132のいずれか)に蓄積される(S7)。続いて、処理のリトライがあった場合には(S8)、再試行動作が実施され(S9)、リトライ情報が、エラー情報と共にハードディスク(128,132のいずれか)に蓄積される(S10)。その後Aに戻る。S8においてリトライがない場合も同様にAに戻る。
【0027】
S5において、受け付け処理要求がメンテナンス処理要求(上記送信要求や上記記憶要求)であった場合には、情報がハードディスク(128,132)から読み出され、その読み出された情報は、パーソナルコンピュータ200に送信されるか、あるいは、USBメモリ130に記憶される(S14)。
【0028】
S5において、受け付けた処理要求が終了処理要求である場合には、装置の終了動作が実施され(S11)、その時点での自己診断情報や動作状況情報が、最新の情報としてハードディスク(128,132のいずれか)に記憶される(S12)。
【0029】
以上のように医療用装置100によれば、通常動作時の動作状況情報を取得して記憶しておくことができるため、医療用装置100の使用頻度の把握、使用形態(使用頻度の高い機能等)の把握が容易となり、トラブル発生の背景要因の把握が容易となる。医療用装置100に故障が生じるときは、それ以前の日常の動作中に必ずその兆候が現れているものであるが、医療用装置100によれば、その兆候を動作状況情報により検出することが可能なため、部品交換等をタイムリーに実施することができ、故障の未然防止を図ることが可能となる。
【0030】
また、医療用装置100によれば、動作状況情報によって故障等の傾向を把握することもでき、部品の点検や交換時期の予測も立てやすくなる。トラブル原因の解析を行う場合でも、過去の動作状況履歴を参照することにより、より迅速かつ正確に原因の究明ができる。これにより、医療用装置を、常に良好な状態で使用できる可能性が高まり、ユーザは、高い信頼性の下で医療用装置による診断等を受けることができる。
【0031】
また、医療用装置100によれば、病院内の通信ネットワーク等を利用し、通信ネットワークに接続された外部機器(パーソナルコンピュータ等)から情報を容易に取り出すことができる。医療用装置自体の操作にそれほど習熟していないメンテナンス担当者でも、簡単に情報を取り出して利用することができるようになり、メンテナンス担当者の負担軽減およびメンテナンス作業の効率化が実現される。
【0032】
また、医療用装置100によれば、USBメモリ等の外付けメモリに、取得された情報を簡単な操作で記憶することができる。取得された情報の外部への取り出しが簡単にできるため、メンテナンス担当者の負担軽減およびメンテナンス作業の効率化が実現される。
【0033】
また、医療用装置100によれば、外部に出力される情報がテキスト形式で出力される。外部に出力される情報が、例えば、プログラムリストのような読みにくい形式であっては、その情報の参照に熟練を要することになり有効利用の妨げになってしまうが、テキスト形式であれば誰でも簡単に利用することができる。このため、メンテナンス担当者の負担軽減およびメンテナンス作業の効率化が実現される。
【0034】
また、医療用装置100によれば、自己診断情報と通常稼働時の動作状況情報の双方を外部に取り出すことが可能なため、自己診断情報と動作状況情報を併用することによって、より効果的に、トラブル(故障、異常)の未然防止やトラブルの原因解析等を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施形態を説明するための医療用装置の概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施形態を説明するための医療用装置の動作フローを示す図
【符号の説明】
【0036】
100 医療用装置
102 操作部
104 通信インタフェース
106 CPU
108 プログラムメモリ
110 自己診断プログラム
112 動作状況監視プログラム
114 診断対象のハードウエア(あるいはソフトウエア)
116 各種の演算処理に用いられるRAM
118 不揮発性メモリ(EEPROM等)
120 USBインタフェース(外付けメモリインタフェース)
122 メモリインタフェース
124 サブCPU
126 不揮発性メモリ(EEPROM等)
128 内蔵ハードディスク(HDD)
130 USBメモリ
132 外付けハードディスク(HDD)
134 自己診断手段(機能ブロック)
136 動作状況情報取得手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人の手術、治療ならびに診断を含む医療行為に供される医療用装置であって、
前記医療用装置の稼働中における所定のハードウエアまたはソフトウエアについての動作状況情報を取得する動作状況情報取得手段と、
前記動作状況情報を記憶部に記憶する記憶手段とを備える医療用装置。
【請求項2】
請求項1記載の医療用装置であって、
通信ネットワークに接続される外部機器と通信を行うための通信インタフェースと、
前記外部機器からの前記動作状況情報の送信要求に応じて、前記記憶部に記憶されている前記動作状況情報を前記通信インタフェースを介して前記外部機器に送信する送信手段とを備える医療用装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の医療用装置であって、
外付けメモリを接続するための外付けメモリインタフェースと、
前記動作状況情報の前記外付けメモリへの記憶要求を入力するための入力手段と、
前記記憶要求に応じて、前記記憶部に記憶されている前記動作状況情報を前記外付けメモリインタフェースを介して前記外付けメモリに記憶する外付けメモリ記憶手段とを備える医療用装置。
【請求項4】
請求項2記載の医療用装置であって、
前記動作状況情報は、テキスト形式にて前記外部機器に送信される医療用装置。
【請求項5】
請求項3記載の医療用装置であって、
前記動作状況情報は、テキスト形式にて前記外付けメモリに記憶される医療用装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−61178(P2006−61178A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−243633(P2004−243633)
【出願日】平成16年8月24日(2004.8.24)
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】