説明

半導体装置及びその製造方法

【課題】低コスト且つ高生産効率で量子ドットの半導体層を形成でき、またこの量子ドットの半導体層をもつ半導体装置を大量生産することができる半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】絶縁体粒子1(ナノ粒子)が面心立方格子の格子点の位置に存在し、面心立方格子の一面に存在する各絶縁体粒子1は、その3軸が直交する位置にある4個の絶縁体粒子1が面心の位置にある絶縁体粒子1に接触している。そして、導電体粒子2(ナノ粒子)が絶縁体粒子1の相互間の隙間に位置する。この絶縁体粒子1の直径をRとすると、立方格子の1辺の長さaは、√2×Rとなる。導電体粒子2は、接触していない絶縁体粒子1の相互間の隙間に位置するので、導電体粒子2の直径は、a−R以下であればよい。導電体粒子の代わりに、半導体粒子を使用することもできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、量子ドットを利用した半導体層をもつ半導体装置及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
量子ドットは、約10nm以下の領域に電子を閉じ込めることにより、電子の量子力学的な波としての性質を使用するものである。近時、この量子ドットの性質を利用した太陽電池の開発が試みられている。量子ドットは、その大きさを変えることにより、サイズに応じて吸収する光の波長が変化し(量子サイズ効果)、小さい量子ドットは短波長の光(青色光)を吸収し、大きな量子ドットは長波長の光(赤色光)を吸収する。量子ドットを並べるとその相互作用により新しい光吸収帯が形成されて光を吸収する波長の幅を広げることができる。これにより、理論的には、極めて高い変換効率の太陽電池を得ることができる。このような量子ドットの効果を十分発揮させるためには、均一な大きさの量子ドットを3次元的に規則正しく、高密度で並べる必要がある。
【0003】
太陽電池用のセルとして、所謂第1世代においては、結晶シリコンが使用されていたが、第2世代においては、アモルファスシリコン及び微結晶シリコンの薄膜シリコンセルが使用されている。この第2世代の薄膜シリコンセルにおいては、その変換効率の向上が種々研究開発されてきたが、近時、上記従前の材料の変換効率の理論限界(最高で28%程度)を大きく超える理論変換効率(60%超)が得られる可能性がある太陽電池セルとして、量子ドット太陽電池が注目されている(非特許文献1)。この量子ドットは、非特許文献1では、数nm〜数10nmのナノ結晶構造を、基板結晶上にエピタキシャル成長させる方法で作成されている。
【0004】
この量子ドットの形成方法として、半導体基板の上に、SK(Stranski-Krastanov)モード(自己形成方法)により、InとAsとを含む量子ドットを形成した量子ドットレーザ素子に適用される半導体装置の製造方法が開示されている(特許文献1の段落0010)。また、特許文献2には、光起電装置又は太陽電池に使用されるナノ構造層として、スピンコート法、ディップコート法、インクジェット法等の溶液プロセス法により、ナノ粒子層を析出させたことが記載されている(段落0039)。更に、金属又は半導体粒子を内包するフェリチン及び非イオン性界面活性剤を含む溶液を基板に滴下し、フェリチンをソース電極とドレイン電極との間に選択的に配置し、フェリチンを分解して金属又は半導体粒子からなる量子ドットを形成する単電子半導体素子の製造方法が開示されている(特許文献3の段落0016)。特許文献4には、AlInGaN発光デバイスが記載されており、この発光デバイスは、InGaN量子ドット又はInGaN量子細線を含む活性領域を有し、分子線エピタキシー(MBE)又は有機金属気相エピタキシー(MOVPE)により製造されている(請求項1、段落0025)。この他、電子線描画によるリソグラフィにより量子ドットを形成する方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−141032号公報
【特許文献2】特表2009−527108号公報
【特許文献3】WO2007/091364号公報
【特許文献4】特開2009−170921号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】Science & Technology Trends January 2008 feature article 02(http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/stfc/stt082j/0801_03_featurearticles/0801
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述のエピタキシャル成長法、SK法、スピンコート法、ディップコート法、インクジェット法、フェリチンの分解により量子ドットを形成する方法、MBE又はMOVPE法、及び電子線描画法では、量子ドットの規則構造を、低コストで、大量に形成することが困難であるという問題点がある。
【0008】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、低コスト且つ高生産効率で量子ドットの半導体層を形成でき、またこの量子ドットの半導体層をもつ半導体装置を大量生産することができる半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る半導体装置は、一定の粒子径の絶縁体からなる第1のナノ粒子が規則的に配置されたベース構造を有し、このベース構造の第1のナノ粒子間の隙間に、一定の粒子径であって前記第1のナノ粒子よりも小径の導電体又は半導体からなる第2のナノ粒子が配置された半導体層を有することを特徴とする。
【0010】
この半導体装置において、前記第1のナノ粒子は、最密充填の位置に配置されていることが好ましい。例えば、前記第1のナノ粒子は、面心立方格子又は体心立方格子の各格子位置に位置し、夫々面心位置又は体心位置に位置する第1のナノ粒子と、他の第1のナノ粒子とが接触し、前記第2のナノ粒子は、接触せずに隣接している第1のナノ粒子間に位置している。
【0011】
また、前記第2のナノ粒子の間隔は、10nm以下であることが好ましい。
【0012】
更に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、上記半導体装置の製造方法であって、絶縁体からなる第1のナノ粒子と、導電体又は半導体からなる第2のナノ粒子とを分散させた溶液に基板を浸漬し、前記基板を前記溶液から引き上げることにより前記第1及び第2のナノ粒子の層を前記基板に付着させ、前記基板の浸漬及び引き上げを繰り返すことにより、前記第1及び第2のナノ粒子からなる半導体層を複数層堆積することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、導電体又は半導体からなる量子ドットを、規則正しく配置することができ、しかも、第1のナノ粒子と第2のナノ粒子とを分散させた溶液中に基板を浸漬して、それを溶液から引き上げるだけで、基板上に第1及び第2のナノ粒子からなる半導体層を複数層堆積することができ、低コストで且つ高生産効率で、量子ドット半導体層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体装置の粒子構造(量子ドット)を示す模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す模式図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る半導体装置の粒子構造(量子ドット)を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る半導体装置の半導体層の粒子構造を示す模式図、図2はその製造方法を示す模式図である。本実施形態の半導体装置においては、図1に示すように、絶縁体粒子1が面心立方格子の格子点の位置に存在し、面心立方格子の一面に存在する各絶縁体粒子1は、その3軸が直交する位置にある4個の絶縁体粒子1が面心の位置にある絶縁体粒子1に接触している。そして、導電体粒子2が絶縁体粒子1の相互間の隙間に位置する。この絶縁体粒子1の直径をRとすると、立方格子の1辺の長さaは、√2×Rとなる。導電体粒子2は、接触していない絶縁体粒子1の相互間の隙間に位置するので、導電体粒子2の直径は、a−R以下であればよい。導電体粒子の代わりに、半導体粒子を使用することもできる。
【0016】
絶縁体粒子1は、第1のナノ粒子であり、例えば、酸化アルミニウム(Al)及び酸化チタン(TiO)等の真球状のもの、酸化第二鉄(γFe又はαFe)及び酸化イットリウム(Y)等の球状のものを使用することができる。市販のものでは、酸化アルミニウム(Al)の平均粒子径は33nm、酸化チタン(TiO)の平均粒子径は30nm、γ型酸化第二鉄(γFe)の平均粒子径は21nm、α型酸化第二鉄(αFe)の平均粒子径は39nm、酸化イットリウム(Y)の平均粒子径は23nmである。また、シリカ(SiO)粒子、窒化アルミニウム(AlN)粒子等の球状の微粒子を使用することもできる。例えば、市販のもので、窒化アルミニウムのナノ粒子は、平均粒子径が0.2μm(200nm)のものがある。更に、ポリスチレンラテックス、フェノール樹脂等の球状のポリマー微粒子も使用することができる。市販のフェノール樹脂の平均粒子径は、1〜20μmである。この絶縁体粒子1は、上記物質に限らず、種々のものを使用することができる。
【0017】
一方、導電体粒子2は、第2のナノ粒子であり、例えば、インジウム(In)、タンタル(Ta)、タングステン(W)等のレア・メタル、金(Au)、銀(Ag)等の貴金属がある。インジウム、タンタル、タングステンは不定形であるが、市販のものの平均粒子径は、夫々25μm、0.8μm、0.6μmである。金及び銀は球状であるが、その市販のものの平均粒子径は0.5μm、0.2μmである。この導電体粒子2も、上記金属に限らず、種々のものを使用することができる。また、金(Au)のナノ粒子を溶液で供給する市販のAu粒子源としては、粒径が3.5〜5.5nm、3〜5nm及び2〜4nmのものがある。また、銀(Ag)のナノ粒子を溶液で供給する市販のAg粒子源としては、粒径が3〜7nm及び5〜15nmのものがある。この導電体粒子2は、上記物質に限らず、種々のものを使用することができる。
【0018】
更に、第2のナノ粒子としては、金属等の導電体粒子の代わりに、半導体粒子を使用することもできる。このような半導体粒子としては、粒径が10乃至20nmのSi粒子等がある。
【0019】
この図1に示す構造の半導体層は、以下のようにして形成することができる。図2に示すように、第1のナノ粒子としての絶縁体粒子1と、第2のナノ粒子としての導電体粒子2とを、均一に分散させた溶液11を、容器10内に貯留する。この溶液11の溶媒としては水を使用することができる。基板12は支持部材13に吊り下げられており、この支持部材13は昇降装置14により上下動可能になっている。そして、昇降装置14により支持部材13を介して基板12を下降させ、基板12を溶液11内に浸漬する。これにより、この基板12の表面に溶液11の層が付着する。そして、昇降装置13により、基板12を引き上げると、基板12の表面に付着した溶液11の層は、乾燥する過程で、表面張力により縮み、溶液内の粒子のうち、大径の粒子が最密充填の位置に位置して固化する。これにより、最密充填の結晶構造が面心立方格子の場合には、図1に示すように、大径の絶縁体粒子1が面心立方格子の格子点に位置し、立方格子の(100)面において中央の絶縁体粒子1とそれに接触する4個の絶縁体粒子1とが配置される。このような面心立方格子の結晶構造(粒子の配置構造)が3次元的に形成される。小径の導電体粒子2は、絶縁体粒子1の間の隙間に配置される。なお、基板12の引き上げ速度は、例えば、数百nm/s〜数十μm/sである。基板12の材質としては、ガラス、鉄板及びアルミニウムホイル等を使用することができ、更に、薄膜樹脂シート等も使用できる。
【0020】
このようにして、図1に示すように、面心立方格子の格子点の位置に大径の絶縁体粒子1が面心位置の絶縁体粒子1に4個の立方格子点位置の絶縁体粒子1が接触して存在し、これらの絶縁体粒子1の相互間の隙間に、小径の導電体粒子2が存在するナノ粒子の配置構造が得られる。このとき、絶縁体粒子1の粒径が一定(均一)であり、絶縁体粒子1の直径R及び導電体粒子2の直径が適切であると、約10nm以下の領域に導体粒子3を配置し、電子をこの約10nm閉じ込めることができる。例えば、図1に示すように、立方格子の1辺の長さをa、大径の絶縁体粒子1の直径をRとすると、a=√2×Rとなる。従って、小径の導電体粒子2の直径をRsとすると、Rs≦a−R=(√2−1)R≒0.41Rとなる。また、立方格子点の直交する2辺の各中央に位置する導電体粒子2の相互間の間隔が導電体粒子間の間隔の最小値であるので、導電体粒子2の相互間の間隔Diは、以下のようにして求まる。即ち、導電体粒子2の中心間の距離がa/√2であるから、Di≧a/√2−Rs=(2−√2)×R=0.59Rとなる。よって、絶縁体粒子1の直径Rが16nmであるとすると、導電体粒子2の直径Rsは6.56nm以下となり、導電体粒子2の相互間の間隔Diは最小値で9.44nmとなる。従って、この条件のナノ粒子を使用すれば、1個の導電体粒子2を9.44nm間、即ち、10nm以下の領域に配置して、電子をこの領域に閉じ込めることができ、量子ドットを形成することができる。
【0021】
このようにして、極めて容易に且つ高生産性で、量子ドットの半導体層を形成することができる。量子ドットは約10nm以下の領域に電子を閉じ込めることにより、半導体のバンドギャップを形成する技術である。即ち、この量子ドットが形成された層は、半導体としての性質を具備する。そして、この量子ドットを規則的に配列すれば、任意の特性をもつ人口結晶を作成することができる。これは、従前の半導体材料(Si,C,GaAs等)を使用せずに、任意の設計の半導体を制作できることを意味している。即ち、導電体粒子として、任意の金属材料を使用して、半導体の性質をもつ層を形成することができる。そして、従来の量子ドットの半導体層の形成方法(MOCVD、電子線描画によるリソグラフィ等)では、低コストでこのような量子ドット半導体層を形成することが困難である。これに対し、本発明によれば、上述のごとく、簡単な方法で量子ドットの半導体層を低コストで大量に製造することができる。例えば、この製造効率については、従前のMOCVD法による場合が300mm角の半導体層を製造するのに5時間必要であったものを、本発明においては、1m角の半導体層を、20分で製造することができる。
【0022】
この高生産性は、導電体粒子2と絶縁体粒子1とを均一に分散した溶液を基板に付着させて引き上げたときに、大径の絶縁体粒子1が最密充填の位置に凝縮して固化することを利用し、この絶縁体粒子1により形成されたベース構造の骨格構造の中に、小径の導電体粒子2が入ることにより、導電体粒子を一定の等間隔で分布させることにより、10nm以下の等間隔で規則的に導電体粒子2を配列することにより得られる。
【0023】
よって、この絶縁体粒子の配置は、上記実施形態のように、面心立方格子の位置に限らず、種々の配置態様が考えられる。例えば、図3に示すように、絶縁体粒子1を体心立方格子の位置に配置することもできる。図3においては、絶縁体粒子1が体心立方格子の結晶構造の各格子点の位置に位置する。この場合に、体心立方格子の位置に配置された絶縁体粒子1においては、立方格子の3軸が直交する位置に配置された絶縁体粒子1は、その全てが、体心位置に配置された絶縁体粒子1に接触している。よって、立方格子の体心位置を通る対角線の長さは、√3×aであるから、√3×a=2Rとなる。この体心立方格子において、導電体粒子2は、各面の中心位置を絶縁体粒子1の隙間位置として位置することができる。よって、この導電体粒子2の直径Rsは、Rs≦√2×a−R=(2√2/√3−1)Rとなる。従って、導電体粒子2の相互間の間隔Diは、Di=a−Rs=(1−2(√2−1)/√3)Rとなる。よって、a=1.15R、Rs≦0.63R、Di≧0.53Rとなる。従って、絶縁体粒子1の直径Rを16nmとすると、Diは最小値で8.48nmとなり、10nm以下の領域に導電体粒子2を配置して、この領域に電子を閉じ込めることができる。
【0024】
このようにして、体心立方格子の格子位置に絶縁体粒子1を配置しても、量子ドットを形成することができる。結局、大径の絶縁体粒子1を最密充填の位置に配置し、それらの絶縁体粒子1の間隙に小径の導電体粒子2を配置すればよく、これにより、導電体粒子2は、絶縁体粒子1により仕切られて、等間隔に配置されることになり、絶縁体粒子1及び導電体粒子2の直径(粒径)を適切に選択すれば、等間隔に配置された導電体粒子2は量子ドットを構成することになる。
【0025】
上述の実施形態は、面心立方格子の位置及び体心立方格子の位置に絶縁体粒子が位置した場合についてのものであるが、この結晶格子の構成は、構成粒子の形状により影響を受ける。また、上記最密充填の結晶格子の説明は、いずれも、粒子が真球であると仮定した場合のものである。実際には、各粒子は、真球ではないので、導電体粒子の相互間の距離は、上記数値と一致しない場合がある。また、導体粒子間の距離を算出するための図1及び図3は、実際は3次元構造の結晶構造を2次元で表したものであるから、例えば、√2Rという数式は、正確に√2Rであるというわけではない。従って、本来、約√2Rとすべきものであるが、計算の煩雑を避けるために、√2Rとして導電体粒子間の距離を算出した。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明は、量子ドットを均一に一定の間隔で並べることができるので、太陽光を高効率で電気エネルギに変換する太陽電池のセルとして、極めて有用である。
【符号の説明】
【0027】
1:絶縁体粒子
2:導電体粒子
10:容器
11:溶液
12:基板
13:支持部材
14:昇降装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
0.1乃至1000nmの範囲内の一定の粒子径の絶縁体からなる第1のナノ粒子が規則的に配置されたベース構造を有し、このベース構造の第1のナノ粒子間の隙間に、0.1乃至1000nmの範囲内の一定の粒子径であって前記第1のナノ粒子よりも小径の導電体又は半導体からなる第2のナノ粒子が配置された半導体層を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記第1のナノ粒子は、最密充填の位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1のナノ粒子は、面心立方格子又は体心立方格子の各格子位置に位置し、夫々面心位置又は体心位置に位置する第1のナノ粒子と、他の第1のナノ粒子とが接触し、前記第2のナノ粒子は、接触せずに隣接している第1のナノ粒子間に位置していることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2のナノ粒子の間隔は、10nm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法であって、絶縁体からなる第1のナノ粒子と、導電体又は半導体からなる第2のナノ粒子とを分散させた溶液に基板を浸漬し、前記基板を前記溶液から引き上げることにより前記第1及び第2のナノ粒子の層を前記基板に付着させ、前記基板の浸漬及び引き上げを繰り返すことにより、前記第1及び第2のナノ粒子からなる半導体層を複数層堆積することを特徴とする半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−49489(P2011−49489A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−198772(P2009−198772)
【出願日】平成21年8月28日(2009.8.28)
【出願人】(500171707)株式会社ブイ・テクノロジー (283)
【Fターム(参考)】