説明

受光デバイス測定装置および方法

【課題】受光デバイスの光学特性(受光特性)の測定を比較的精度よく低コストで実現する。
【解決手段】受光デバイス測定装置は、被検査対象の受光デバイス10に光を出射する第1発光デバイス15と、第1発光デバイスと異なる向きに光を出射する第2発光デバイス19と、第2発光デバイス19からの光を受光し、当該光の受光量に応じた出力を発生させる受光手段22と、測定手段(測定のための回路、ケーブルおよびLSIテスタ等)とを有する。測定手段は、第1発光デバイス15からの光を受光した被検査対象の受光デバイス10の特性を測定し、受光手段22からの出力に基づいて、当該測定結果を校正する、及び/又は、測定時における被検査対象の受光デバイス10への電源供給を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受光デバイスに光を照射して、その特性を測定する受光デバイス測定装置と、受光デバイス測定方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
受光デバイスは、組み立て後の最終製品の形態で、所定の光を照射したときの光学的特性(受光特性)を保証する必要がある。
ところが、半導体ウェハ状態の受光デバイスについて、その電気的特性(消費電流、暗電流等)を半導体ウェハ検査装置で測定し、電気的特性のみの良否を判定し、組立後の製品段階で受光特性を測定すると、電気的特性では良品と判定されたものが受光特性では不良品と判定されることがある。
このような、不良デバイスを組み立てることは、部材および工数のロスになるからコスト的に不利であり、また、開発段階の試作時には組立を待たなければ問題点が明確にならないことから、このことが開発期間を長くする要因となる。
【0003】
そこで、半導体ウェハ状態で受光デバイスに光を照射し、その受光特性を測定する装置が種々提案されている(たとえば特許文献1〜3参照)。
【0004】
特許文献1に記載されている受光デバイス測定装置は、図10に示すように、ウェハ保持用のステージ81に設置された半導体ウェハ83について、その1つの受光デバイス83Aの受光面に光ファイバー82を通して光を照射し、受光デバイス83Aの電極に金属接触針(プローブ)84を接触させて受光特性を測定するものである。
【0005】
特許文献2に記載されている受光デバイス測定装置は、とくに図示しないが、プローブを受光デバイスの電極に接触させた状態で光を照射する手段として積分球を備えていることから、その開口部から均一な光を比較的広い面積に照射することができる。積分球内にLEDとフォトダイオードを備え、フォトダイオードの出力に基づいて照射光量を制御する。
【0006】
特許文献3に記載されている受光デバイス測定装置は、光源からの光と補助光源からの光を光学系で合成し、合成後の光をウェハに照射するとともに、ハーフミラーでモニタ光に導き光照度の制御に用いる。
【特許文献1】特公平1−17251号公報
【特許文献2】特開2003−297884号公報
【特許文献3】特開2004−207487号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載されている受光デバイス測定装置は、光ファイバー82を用いるために、そのファイバーを曲げる角度とレーザ波長によっては、光パワーの一部が光ファイバー82の外部にもれることがある。この場合、光ファイバー82内の屈折率はレーザ波長によって変化することから光学的損失(光パワーのロス)が発生し、光パワーを入射し素子の出力レベルを測定する受光感度特性などを正確に測定できない。
【0008】
特許文献2に記載されている受光デバイス測定装置は、積分球の内面で光強度を均一にすることができても、フォトディテクタにより検出される光強度と、実際にウェハに照射される光強度が等しいとは限らないし、何よりも、装置が大掛かりとなってコスト的に不利である。
【0009】
特許文献3に記載されている受光デバイス測定装置も、高価な部品を多数集積化した光学系が大規模で、コスト的に不利である。
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、受光デバイスの光学特性(受光特性)の測定を比較的精度よく低コストで実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る受光デバイス測定装置は、被検査対象の受光デバイスに光を出射する第1発光デバイスと、前記第1発光デバイスと異なる向きに光を出射する第2発光デバイスと、前記第2発光デバイスからの光を受光し、当該光の受光量に応じた出力を発生させる受光手段と、前記被検査対象の受光デバイスの特性を測定し、前記受光手段からの出力に基づいて、当該測定結果を校正する、及び/又は、前記測定時における前記被検査対象の受光デバイスへの電源供給を制御する測定手段と、を有する。
本発明では、好適に、前記第1発光デバイスと前記第2発光デバイスは、所定レベル以下の違いを有するほぼ同一な特性を備えたものとして予め選出されたものである。
この場合、好適に、前記測定手段は、縦続接続した状態の前記第1発光デバイスと前記第2発光デバイスとに同一の駆動電流を供給する。
あるいは好適に、前記測定手段は、前記第1発光デバイスと前記第2発光デバイスのそれぞれについて予め測定した発光感度特性に基づいて、前記受光手段からの出力を校正し、前記被検査対象の受光デバイスの特性を測定し、前記校正後の受光手段の出力に基づいて、当該測定結果を校正する、及び/又は、前記測定時における前記被検査対象の受光デバイスへの電源供給を制御する。
【0012】
本発明に係る受光デバイス測定方法は、ほぼ同一な特性を有する第1発光デバイスと第2発光デバイスとを選出するステップと、前記第1発光デバイスと前記第2発光デバイスとに同一な駆動電流を流すことにより、前記第1発光デバイスからの光を被検査対象の受光デバイスに照射し、前記第1発光デバイスからの光と異なる向きの前記第2発光デバイスからの光を受光手段に照射するステップと、前記被検査対象の受光デバイスの特性を測定し、前記受光手段からの出力に基づいて、当該測定結果を校正する、及び/又は、前記測定時における前記被検査対象の受光デバイスへの電源供給を制御するステップと、を含む。
【0013】
本発明に係る他の受光デバイス測定方法は、第1発光デバイスと第2発光デバイスに関し2つの発光感度特性を測定するステップと、前記第1発光デバイスからの光を被検査対象の受光デバイスに照射し、前記第1発光デバイスと異なる向きの前記第2発光デバイスからの光を受光手段に照射するステップと、前記受光手段の出力を前記2つの発光感度特性に基づいて校正するステップと、前記被検査対象の受光デバイスの特性を測定し、前記校正後の受光手段の出力に基づいて、当該測定結果を校正する、及び/又は、前記測定時における前記被検査対象の受光デバイスへの電源供給を制御するステップと、を含む。
【0014】
本発明によれば、被検査対象の受光デバイスに光を照射する光源(第1発光デバイス)のほかに、モニタ用光源として第2発光デバイスを備えている。そして、第2発光デバイスからの光を受光する受光手段の出力に基づいて、非検査対象の受光デバイスの電源供給を制御し、その受光特性等を測定する、及び/又は、受光手段の出力に基づいて、上記測定結果を校正する。この場合、単一の光源からの光を被検査対象に向う向き以外に曲げる必要が無い。
本発明では、予め特性がほぼ揃った第1および第2発光デバイスを選定して用いて発光させることができる。あるいは、これらの発光デバイスの発光特性を予め測定しておき、その結果により受光手段の出力を校正してもよい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、受光デバイスの光学特性(受光特性)の測定を比較的精度よく低コストで実現できるという利点がある。また、装置の小型化が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0017】
[第1実施形態]
図1に、半導体ウェハ状態で受光デバイスを測定する受光デバイス測定装置の構成概略を示す。
図解した受光デバイス測定装置は、LSIテスタ1とプローバ装置5を有する。プローバ装置5内に、プローブを装備したプローブカード基板4、プローブカード基板4の多数のピンと電気的に接続されている測定回路が形成されているウェハ測定ボード2、ウェハ測定ボード2とプローブカード基板4とを接続するためのコンタクトリング8、および、ウェハ保持用のステージ7を備える。ステージ7に、被検査対象デバイス(以下、「DUT(Device Under Test)と称する」)を有する半導体ウェハ6が載置されている。LSIテスタ1とウェハ測定ボード2とは、インターフェースとしてのケーブル3aおよびコネクタ3bを介して電気的に接続されている。
【0018】
図2に、ウェハ測定ボード2とプローブカード基板4との組み立て図を示す。
ウェハ測定ボード2とプローブカード基板4間は、コンタクトリング8に形成されている複数のソケット(不図示)とピン4Aにて電気的に接続され、それらの固定はネジ4Bによって行われる。プローブカード基板4がウェハ測定ボード2と一体となっていない理由は、プローブの寿命を考慮し、プローブカード基板4を交換する必要があるからである。
なお、ウェハ測定ボード2には、DUTを測定するための測定回路を構成する部品として、リレー、コンデンサ、抵抗など様々な電気部品が実装されている。ウェハ測定ボード2の先端部のカードエッジ2Bは、LSIテスタと電気的に接続するために、コネクタ3b(図1参照)に差し込まれる部分である。
【0019】
図3は、受光デバイス測定装置のプローブカード基板4を中心とした部分を示す断面図である。半導体ウェハ6の1ペレットがDUT10であり、図3は、そのDUT10にプローブカード基板4のプローブを接触させている状態を示している。
図3において、プローブカード基板4は、DUT10の電極パッド(不図示)に各々接触しているプローブ11と、プローブ11を保持し、これをプローブカード基板4に固定するためのプローブ保持台12とを備える。なお、図3において、図1および図2に示すウェハ測定ボード2、および、ウェハ測定ボード2とプローブカード基板4とを多数のピン4Aにより電気的に接続するためのコンタクトリング8は図示を省略している。
【0020】
プローブカード基板4のプローブ11が固定された面と反対側に、後述する測定治具50のベースとなる補助基板13が設けられている。補助基板13は、位置決めピン14aおよび14bによってプローブカード基板4の所定の位置に対して位置決めされている。なお、実際には、プローブカード基板4と補助基板13との間に、コンタクトリング8およびウェハ測定ボード2が介在する。
コンタクトリング8およびウェハ測定ボード2を介して行われる補助基板13とプローブカード基板4との固定は、図3では省略しているネジなどによって行われる。つまり、まず、図2に示し既に説明したように、ウェハ測定ボード2に固定されているコンタクトリング8に対して、ネジによりプローブカード基板4を固定する。つぎに、ウェハ測定ボード2に対して、別のネジ(不図示)によって補助基板13を固定する。このため、補助基板13とプローブカード基板4は何れも、ウェハ測定ボード2に対して取り外し可能となっている。
【0021】
プローブカード基板4上に、受光デバイスの測定治具50が固定されている。
測定治具50は、DUT10の光源としてのLED(本発明の「第1発光デバイス」に相当、以下、「光源LED」という)15、光源LED15とほぼ同一特性を有するモニタ用のLED(本発明の「第2発光デバイス」に相当、以下、モニタLEDという)19、および、モニタLED19の光パワーをモニタするモニタ受光デバイス、たとえばフォトディテクタ(以下、モニタPDという)22を保持するためのものである。測定治具50は、補助基板13に多くの部材を固定することによって組み立てられている。
詳細は後述するが、測定治具50はプローブカード基板4等に対して着脱でき、これによって受光デバイス測定機能を、一般的なプローブカードに付加することを可能にしている。
【0022】
測定治具50内に、光源LED15とモニタLED19の各電極(アノードおよびカソード)を接続するためのLED配線基板17が設けられている。LED配線基板17は、スペーサ16を介して補助基板13との距離が規定されている。LED配線基板17は、光源LED15とモニタLED19間の光が互いに干渉しないようにする遮光板、さらには、インピーダンスマッチング用抵抗R2等の電子部品の実装基板も兼ねている。LED配線基板17からケーブル24aが引き出されて、これがコネクタ(不図示)を介して補助基板13に接続されている。
【0023】
LED配線基板17の図3における下面に光源LED15が取り付けられている。光源LED15は、補助基板13、不図示のウェハ測定ボード2およびプローブカード基板4、ならびに、プローブ保持台12の各々のほぼ中央に形成されている開口部内に臨み、その光源LED15の先端がプローブ11の先端付近に近接するように配置される。
【0024】
一方、モニタLED19は、LED配線基板17の光源LED15と反対側の面に取り付けられている。モニタLED19は、たとえば光源LED15と同一ロットから選別されたものであり、このため両者はほぼ同一の特性を有する。
モニタLED19の取り付け位置周囲に、LED配線基板17から立設した立設部20が設けられ、立設部20にモニタ用受光デバイスとしてのモニタPD22を保持するPD配線基板23が固定されている。
モニタPD22は、ウェハ状態のDUT10と同じ品種の受光デバイスを透明樹脂(もしくはガラス)によってパッケージングしたものであり、モニタLED19の光パワーをモニタするためにPD配線基板23の下面に実装されている。PD配線基板23は、モニタPD22の端子に接続する内部配線(不図示)を有し、当該内部配線からケーブル24bが引き出されて、これがコネクタ(不図示)を介して補助基板13に接続されている。なお、図3においては、モニタLED19ならびに光源LED15を保持するハウジングは図示していない。
【0025】
ここで、光源LED15からDUT10に与える光パワーと、モニタLED19からモニタPD22に与える光パワーは同じレベルが望まれるので、光源LED15先端からDUT10の受光面までの距離(D1)と、モニタLED19先端からモニタPD22の受光面までの距離(D2)は同じに設定することが好ましい。
【0026】
このように配置されている光源LED15、モニタLED19、モニタPD22およびDUT10と、ウェハ測定ボード2(不図示)とは、ケーブル25,31および32によって接続されている。
本例では、これらケーブルのコネクタとしてはSMA(Subminiature A)コネクタを用いている。より詳細には、補助基板13にSMAオス側のコネクタ26と27が実装され、プローブカード基板4にSMAオス側のコネクタ41が実装されている。そして、コネクタ26には同軸ケーブル25が、コネクタ27には同軸ケーブル31が、コネクタ41には同軸ケーブル32が、各ケーブルの一端に設けられているSMAメス側のコネクタを介して接続されている。同軸ケーブル25,31,32の図示していない他端も同様に、それぞれSMAコネクタ対によってウェハ測定ボード2(不図示)に接続されている。
このうち同軸ケーブル25は、2個のLED(光源LED15とモニタLED19)を駆動する電流を供給するためのラインである。同軸ケーブル31は、モニタPD22の出力のためのラインである。また、同軸ケーブル32は、DUT10の出力のためのラインである。
【0027】
補助基板13からは、さらに電源電圧Vcc、基準電圧Veeおよび接地電圧GNDを供給する電源供給ケーブル28が引き出されている。電源供給ケーブル28の先端にコネクタ(オス側)28Aが設けられている。なお、ウェハ測定ボード2にコネクタ(メス側)を設け、電源供給ケーブル28を補助基板13から取り外せるようにしてもよい。
【0028】
測定治具50の内部構成部品(2つのLEDとPD、これらを保持するための基板や部品)は遮光カバー30に覆われている。
遮光カバー30は、同軸ケーブル25,31のコネクタによって補助基板13に着脱可能になっている。
【0029】
図4に遮光カバー30の上面図を、図5に遮光カバー30の組み付け図を示す。
図4に示すように、遮光カバー30の開放面(下面)端部に、その側面に対して外側に突出するフリンジ部30Aを備えている。フリンジ部30Aの対抗する2箇所に耳部40aおよび40bが設けられている。耳部40aおよび40bは、それぞれSMAコネクタ(オス側)を通すための円形の穴を備える。
図5に示すように、耳部40aおよび40bは、それぞれ同軸ケーブル25,31に対応したSMAオス側のコネクタ26,27に通され、その上から、同軸ケーブル25,31のSMAメス側のコネクタ25A,31Aで締め付けられる。これにより、遮光カバー30および同軸ケーブル25,31を同時に、補助基板13に固定することができる。
【0030】
同軸ケーブル25,31の先端に設けられているSMAメス側のコネクタ25A,31Aを逆に回すことによって、同軸ケーブル25,31を補助基板13から外すことができる。これによって、遮光カバー30の固定(圧着)が解除され、遮光カバー30を補助基板13から外すことができる。
この遮光カバー30の取り付け構造によって、遮光カバー30を外すと必ず同軸ケーブル25が補助基板13から離れて駆動電流がLEDに流れなくなり、発光が止まる。このため遮光カバー30を外した時、LEDの発光が停止することから、安全上好ましい。
【0031】
なお、本実施の形態では、この遮光カバー30と同軸ケーブル25との同時着脱のための取り付け構造は望ましいが、必須ではない。この場合、別途安全上遮光カバー30を外した時、LEDが発光を停止するような対策を施すことが好ましい。
また、補助基板13とウェハ測定ボード2(不図示)の接続に各種同軸ケーブル25,31,32を用い、また、電源供給ケーブル28にもコネクタを使用したが、そのことも必須ではない。たとえば、補助基板13とウェハ測定ボード2との接続を、両者を連結するコネクタとピンにより実現してもよい。
【0032】
図6に、検査状態における受光デバイス測定装置の電気的回路図を示す。
LSIテスタ1内に、定電流源51、AC信号源52およびその等価出力抵抗R1(たとえば50オーム)、出力リレースイッチS1、電圧源53,54,55,56、ならびに、AC/DCレベル測定用の電圧計57,58が装備されている。定電流源51と電圧源53,54,55,56の電圧値、および、AC信号源52の周波数と出力振幅レベルは、LSIテスタ1の仕様の範囲内において任意に設定できる。
【0033】
ウェハ測定ボード2と接続されているプローブカード基板4に、測定治具50およびプローブ11が装備されている。プローブ11は、DUT10の電極パッド(図示せず)とコンタクトしている。
【0034】
本例におけるDUT10は、入射された光のパワーレベルに比例した電流が流れるフォトダイオード70と、その電流を適切な電圧に変換する電流電圧変換回路71とをチャンネル数分(本例では1チャンネル)内蔵している。
このフォトダイオード70とその電流電圧変換回路71からなる回路ブロックのチャンネル数は、ここでは1チャンネルとしているが、光の放射角度が比較的広いタイプ(広指向性)のLEDを使用すれば複数チャンネル内蔵の受光デバイスにも対応できる。またフォトダイオード70単体の構成でも測定が可能で、その場合、電流電圧変換回路71は省略される。
【0035】
本例における電流電圧変換回路71は、差動アンプ72と帰還抵抗R3を有する。差動アンプ72の反転入力「−」と接地電圧との間にフォトダイオード70が接続され、差動アンプ72の反転入力「−」と出力との間に帰還抵抗R3が接続されている。差動アンプ72に電源電圧Vccと基準電圧Veeが供給され、その非反転入力「+」は接地されている。
差動アンプ72の出力はプローブ11からDUT10の外部に取り出され、さらに同軸ケーブル32および62を介してLSIテスタ1のAC/DCレベル測定用の電圧計57に接続されている。電源電圧Vccおよび基準電圧Veeは、それぞれプローブ11を介し、LSIテスタ1内の可変電圧源55,56から供給される。フォトダイオード70への入射光パワーは測定治具50内の光源LED15から付与される。
【0036】
測定治具50内に、光パワーを供給する光源LED15およびモニタLED19と、インピーダンスマッチング用の抵抗R2とが内蔵されている。なお、図6において参照符号「S2」により示すスイッチは、測定治具50の遮光カバー30を外すと(図5参照)、駆動電流を供給している同軸ケーブル25が治具から離れて駆動電流の供給が停止し発光が止まることから、この作用を等価的なスイッチで表現したものである。
これら等価スイッチS2、抵抗R2、モニタLED19および光源LED15は、同軸ケーブル25のコネクタ対26,25Aと接地電圧との間に縦続接続されている。このため、モニタLED19と光源LED15には常に同じ駆動電流が供給される。
なお、この駆動電流の供給方法はモニタLED19と光源LED15とがほぼ同一の特性を有することを前提とするが、その特性差が無視できない場合は、モニタLED19と光源LED15の駆動電流を個別に制御して、発光パワーを揃える方法の採用も可能である。
【0037】
モニタPD22は、ここではDUT10と同様の品種を使用していることから回路構成がDUT10と同一であり、フォトダイオード70、差動アンプ72および帰還抵抗R3を含む。
差動アンプ72の出力はコネクタ対27,31Aを通って同軸ケーブル31および63を介してLSIテスタ1のAC/DCレベル測定用の電圧計58に接続されている。電源電圧Vccおよび基準電圧Veeは電源供給ケーブル28、コネクタ28A、ケーブル64を介し、LSIテスタ1内の可変電圧源53,54から供給される。フォトダイオード70への入射光パワーはモニタLED19から付与される。
【0038】
ウェハ測定ボード2内でLEDの電源供給用の同軸ケーブル25に高周波重畳回路61が接続されている。高周波重畳回路61は、LSIテスタ1からのLED駆動用の定電流にAC信号を重畳させる回路である。
高周波重畳回路61のDC入力と、LSIテスタ1内の源電圧Vddの供給線との間に定電流源51が接続されている。高周波重畳回路61のAC入力と、LSIテスタ1内の接地電圧の供給線との間に、出力リレースイッチS1、等価出力抵抗R1およびAC信号源52が接続されている。
【0039】
図7に、高周波重畳回路61のDC入力ノードNa、AC入力ノードNb、出力ノードNcのライン構成を示す。これらの全てのノードに接続されるケーブルとして、信号線の周囲を接地電圧のラインでシールドした同軸ケーブルが用いられている。
【0040】
図8に、高周波重畳回路61の回路例を示す。
高周波重畳回路61は、ノイズ除去用のコンデンサC1、DCカット用のカップリングコンデンサC2およびチョークコイルL1を有する。チョークコイルL1がDC入力ノードNaと出力ノードNcとの間に接続され、コンデンサC1がDC入力ノードNaと接地電圧との間に接続され、カップリングコンデンサC2がAC入力ノードNbと出力ノードNcとの間に接続されている。
【0041】
出力リレースイッチS1がオフのときは、LSIテスタ1内の定電流源51からの定電流がDC入力ノードNaから高周波重畳回路61内に供給され、チョークコイルL1をスルーしてそのまま出力ノードNcから出力される。このDC的な動作では、チョークコイルL1のインピーダンス(DC抵抗)は、ほぼゼロであることから、LSIテスタ1からのLED駆動電流用の定電流はそのまま(すなわち、殆ど損失することなく)チョークコイルL1をスルーし、モニタLED19および光源LED15に供給される。
【0042】
出力リレースイッチS1がオンすると、AC信号はLSIテスタ1内のAC信号源52から、等価出力抵抗R1、オン状態の出力リレースイッチS1を通ってAC入力ノードNbに供給される。そして、DC入力ノードNa点から供給されている定電流に、カップリングコンデンサC2を介してAC信号が重畳される。このAC動作では、チョークコイルL1のインピーダンスがほぼ無限大となることから、モニタLED19および光源LED15の動作電圧値を一定と仮定した場合、AC信号源52からのAC信号(AC電流)は、等価出力抵抗R1および抵抗R2、モニタLED19および光源LED15を通って、接地電圧のラインに流れる。よって高周波重畳されるAC電流は、AC信号源52の振幅を、等価出力抵抗R1と抵抗R2の抵抗値の和で割った値となる。つまり、AC電流の重畳レベルは、これらの抵抗値とAC信号の振幅に応じて決められる。なお、抵抗R2はインピーダンスマッチング用で、LEDの駆動電流ラインのインピーダンスを同軸ケーブル25のインピーダンスに合わせるために設けられている。
【0043】
つぎに、以上のように構成されている受光デバイス測定装置を用いて具体的テスト方法を、主に図6を用いて説明する。
モニタPD22を測定治具50に装着する前の事前準備として、モニタPD22に予め基準用の光パワーを入射し、このときの光パワーレベルも必要に応じ複数のレベルで変化しながら、そのDC出力データを繰り返し測定する。この測定結果から、モニタ受光デバイス22の受光感度特性、すなわち出力DC電圧と入射光パワーとの関係を求め、これを校正用として記録する。
同様に、高周波重畳された基準用光パワーを照射し、このときの周波数も必要に応じ複数の値で変化しながら、そのAC出力データを繰り返し測定する。この測定結果から、モニタLED19の周波数特性を求め、これを校正用として記録する。なお、モニタLED19と光源LED15の周波数特性が異なる場合は、その校正も行う。つまり、光源LED15の校正用データから、モニタLED19の周波数特性を校正した後、記録する。
【0044】
<受光感度特性の測定>
ステップ1:モニタPD22を測定治具50に装着し、DUT10にプローブ11を接触させる。この状態で、所定の駆動電流を、LSIテスタ1から高周波重畳回路61およびウェハ測定ボード2の同軸ケーブル25を介して、モニタLED19と光源LED15に流す。
このとき出力リレースイッチS1はオフとしておく。このためAC信号源52からのAC信号は高周波重畳回路61に入力されず、駆動電流に対し高周波重畳が行われない。
これにより、モニタLED19と光源LED15に同一の駆動電流が流れる。このとき両LEDとして、ほぼ同じ特性のものが予め選定されているとすると、両LEDは、ほぼ同量の光パワーを出力し、DUT10とモニタPD22とにそれぞれ、ほぼ同量の光パワーが入射する。また、モニタLED19と光源LED15において、それらの動作電圧(アノードAとカソードK間の電圧)もほぼ同じであることから、互いに消費する電力も同等となる。したがって、モニタLED19と光源LED15では、温度上昇による光出力低下の割合も、たとえば約1%/℃程度で同じとなる。
【0045】
ステップ2:モニタPD22の出力をLSIテスタ1内のDC/AC測定用の電圧計58で測定し、モニタLED19の光出力のDCレベルを測定する。モニタPD22の感度特性は予め測定してあるので、このモニタLED19の光出力のDCレベルとモニタPD22の感度特性を参照して、DUT10に入射された光出力パワーを求める。
【0046】
ステップ3:DUT10の出力をLSIテスタ1内のDC/AC測定用の電圧計57で測定し、DCレベルを測定する。必要に応じ、この測定を入射光のパワーレベル(定電流源51のDC駆動電流値)を変えながら必要な回数繰り返す。そして、このDUT10の各測定結果を、上記ステップ2に示すモニタPD22の光出力パワーの算定結果に基づいて校正し、DUT10の正確な受光感度特性(入力パワーに対する出力パワーの変化特性)を求める。
この測定では、モニタPD22の振幅レベルに基づいて、上記ステップ2で求めた光出力パワーが適切なパワーとなるように定電流源51の駆動電流値を制御することが望ましい。
【0047】
<周波数特性の測定>
ステップ1:所定の駆動電流をLSIテスタ1の定電流源51から高周波重畳回路61に流す。また、出力リレースイッチS1をオンし、AC信号源52からAC信号を高周波重畳回路61に与え、そのAC信号を定電流源51から駆動電流に重畳させる。そして、AC信号が重畳された駆動電流を、ウェハ測定ボード2の同軸ケーブル25を介して、測定治具50内のモニタLED19と光源LED15に流す。この時、モニタLED19と光源LED15に同一の駆動電流が流れ、また、両者はほぼ同じ特性のものとして予め選定されている。このためDUT10とモニタPD22からは、ほぼ同量の高周波重畳された光出力が得られる。
【0048】
ステップ2:モニタPD22の出力をLSIテスタ1内のDC/AC測定用の電圧計58で測定し、その振幅レベルを求める。この求めたモニタPD22のAC振幅レベルを、予め測定しているモニタPD22の感度特性に照らして、DUT10に入射された光出力のパワーを算定する。
【0049】
ステップ3:DUT10の出力をLSIテスタ1内のDC/AC測定用の電圧計57で測定し、DCレベルを測定する。必要に応じ、この測定を入射光のパワーレベル(定電流源51のDC駆動電流値)を変えながら必要な回数繰り返す。そして、このDUT10の各測定結果を、上記ステップ2に示すモニタPD22の光出力パワーの算定結果に基づいて校正し、DUT10の正確な受光感度特性(入力パワーに対する出力パワーの変化特性)を求める。
この測定では、モニタPD22の振幅レベルに基づいて、上記ステップ2で求めた光出力パワーが適切なパワーとなるように定電流源51およびAC信号源52のDC及び/又はACの駆動電流値を制御することが望ましい。
【0050】
本実施の形態では、AC重畳時の受光感度特性を測定可能な構成と、その測定方法を説明したが、なお周波数特性を測定する必要がない場合、高周波重畳回路60は不要となる。
また光源としてLEDの代わりに半導体レーザを使用することもできる。その場合、半導体レーザに供給する駆動電流を閾値以下に設定すれば、LED光となるので、上記測定方法がそのまま適用できる。
【0051】
[第2実施形態]
本実施形態が上記第1実施形態と異なる点は、検査対象を半導体ウェハではなく組立て品(チップをパッケージに収納した受光デバイス)としたことである。
【0052】
図9は、第2実施形態における受光デバイス測定装置の要部を示す断面図である。
図9を図3と比較すると明らかなように、この受光デバイス測定装置は、図3に示すプローブカード基板4を含むウェハ測定ボード2の機能を有し、DUT10がパッケージに収容された組み立て品を保持する検査治具90と、検査治具90上に補助基板13および測定治具50を保持するための保持台91とを備えている。この検査治具90は、図6に示すプローブカード基板4を含むウェハ測定ボード2の機能を全て合わせ持つものである。検査治具90と測定治具50と接続は、同軸ケーブル25,31および電源供給ケーブル28により達成されている。なお、図3に示す同軸ケーブル32の役割、すなわちDUT10と検査治具90との接続は、検査治具90内の内部配線(不図示)により達成されている。
図9と図3の比較において、上記以外の構成は前述した図3の場合と同じであり、同一符号を付して、その構成の説明を省略する。
【0053】
図9においては、受光デバイス測定装置を構成するハンドラ、テストヘッド、DUTと検査治具と電気的に接続するコンタクトプローブ、および、機械的に固定するソケット、LEDのハウジングなどは図示していない。
図1に示す受光デバイス測定装置を本実施形態に適用する場合、ウェハ測定ボード2、プローブカード基板4、半導体ウェハ6、ステージ7およびコンタクトリング8は省略され、図9に示す検査治具90がコネクタ3bに差し込まれて用いられる。このため、プローバ装置5の構成を簡素化し、小型化することができる。
なお、具体的テスト方法の例については、第1実施形態と共通であることから、その説明は省略する。
【0054】
以上述べてきた第1および第2実施形態によれば、予め選定し特性の揃った2個の発光ダイオード(光源LED15とモニタLED19)を、補助基板を介して所定の治具等に装備する。それらをシリーズに接続し、同量の駆動電流が流れるような回路構成にし、1個(光源LED15)は被測定対象のDUT10に対して光を照射、残りの1個(モニタLED19)はモニタ用として補助基板上に装備したモニタPD22に光を照射する。そのモニタPD22の出力を常時モニタすることによって、受光デバイス(DUT10)の受光感度特性を、このモニタ出力に基づいて校正する。このとき、モニタ出力に基づいて、DUT10の測定で得られた光出力パワーが適切なパワーとなるように定電流源51のDC駆動電流値(及び/又はAC信号源52のAC駆動電流値)を制御することが望ましい。
【0055】
この受光デバイス測定装置および測定方法は、以下の利点がある。
第1に、モニタPD22により常時光パワーをモニタしているので、DUT10について精度の良い測定ができる。
第2に、レンズなど光学系部材を必要としないので、測定システムのローコスト化、小型化が可能である。
第3に、光源にLEDを使用しているので、測定システムのローコスト化が可能である。また、LEDの交換も容易であり、メンテナンス性も高い。
【0056】
更に、以下の利点もある。
遮光カバー30を外した時、LEDが発光停止することから安全である。
遮光カバー30および補助基板13により、とくにモニタLED19に対する外来光を遮断することから、使用場所の環境により測定値が変化するのを防ぐことができる。光源LED15も完全に外光から遮断することが望ましい。
なお、本実施形態の受光デバイス測定装置および測定方法は、半導体ウェハの測定システムだけでなく、組み立て品の測定システムにも適用できる。また、光源LED15およびモニタLED19に代えて、半導体レーザでも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】第1実施形態の受光デバイス測定装置の構成図である。
【図2】ウェハ測定ボードとプローブカード基板との組み立て図である。
【図3】第1実施形態の受光デバイス測定装置の要部断面図である。
【図4】遮光カバーの上面図である。
【図5】測定治具における遮光カバーの組み付け図である。
【図6】検査状態における受光デバイス測定装置の電気的回路図である。
【図7】高周波重畳回路の入出力ラインの構成を示す図である。
【図8】高周波重畳回路の回路例を示すための図である。
【図9】第2実施形態の受光デバイス測定装置の要部断面図である。
【図10】特許文献1に記載されている受光デバイス測定装置の構成図である。
【符号の説明】
【0058】
1…LSIテスタ、2…ウェハ測定ボード、4…プローブカード基板、5…プローバ装置、6…半導体ウェハ、7…ステージ、8…コンタクトリング、10…DUT、11…プローブ、12…プローブ保持台、13…補助基板、15…光源LED、17…LED配線基板、19…モニタLED、22…モニタPD、23…PD配線基板、25,31,32…同軸ケーブル、26,27,41…SMAオス側のコネクタ、28…電源供給ケーブル、30…遮光カバー、51…定電流源、52…AC信号源、53〜56…電圧源、57,58…電圧計、61…高周波重畳回路、70…フォトダイオード、71…電流電圧変換回路、72…差動アンプ、R2…インピーダンスマッチング用の抵抗、R3…帰還抵抗、S1…出力リレースイッチ、S2…等価スイッチ、A…アノード、K…カソード、Vcc…電源電圧、Vee…基準電圧

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検査対象の受光デバイスに光を出射する第1発光デバイスと、
前記第1発光デバイスと異なる向きに光を出射する第2発光デバイスと、
前記第2発光デバイスからの光を受光し、当該光の受光量に応じた出力を発生させる受光手段と、
前記被検査対象の受光デバイスの特性を測定し、前記受光手段からの出力に基づいて、当該測定結果を校正する、及び/又は、前記測定時における前記被検査対象の受光デバイスへの電源供給を制御する測定手段と、
を有する受光デバイス測定装置。
【請求項2】
前記第1発光デバイスと前記第2発光デバイスは、所定レベル以下の違いを有するほぼ同一な特性を備えたものとして予め選出されたものである
請求項1に記載の受光デバイス測定装置。
【請求項3】
前記測定手段は、縦続接続した状態の前記第1発光デバイスと前記第2発光デバイスとに同一の駆動電流を供給する
請求項2に記載の受光デバイス測定装置。
【請求項4】
前記測定手段は、前記第1発光デバイスおよび前記第2発光デバイスに供給する駆動電流にAC信号を重畳する高周波重畳回路を備え、AC信号の周波数を変更して前記特性を測定することが可能である
請求項1に記載の受光デバイス測定装置。
【請求項5】
前記測定手段は、前記第1発光デバイスと前記第2発光デバイスのそれぞれについて予め測定した発光感度特性に基づいて前記受光手段からの出力を校正し、前記被検査対象の受光デバイスの特性を測定し、前記校正後の受光手段の出力に基づいて、当該測定結果を校正する、及び/又は、前記測定時における前記被検査対象の受光デバイスへの電源供給を制御する
請求項1に記載の受光デバイス測定装置。
【請求項6】
前記第1発光デバイスと前記第2発光デバイスのうち、すくなくとも前記第2発光デバイスを覆う遮光カバーを有し、
前記遮光カバーを測定治具から取り外すことに連動して前記第1発光デバイスおよび前記第2発光デバイスへの電流供給が停止可能になっている
請求項1に記載の受光デバイス測定装置。
【請求項7】
前記第1発光デバイスおよび前記第2発光デバイスに電流を供給するためのケーブルのコネクタが、前記遮光カバーが固定される基板に設けられ、かつ、当該コネクタが前記遮光カバーの固定手段を兼用する
請求項6に記載の受光デバイス測定装置。
【請求項8】
ほぼ同一な特性を有する第1発光デバイスと第2発光デバイスとを選出するステップと、
前記第1発光デバイスと前記第2発光デバイスとに同一な駆動電流を流すことにより、前記第1発光デバイスからの光を被検査対象の受光デバイスに照射し、前記第1発光デバイスからの光と異なる向きの前記第2発光デバイスからの光を受光手段に照射するステップと、
前記被検査対象の受光デバイスの特性を測定し、前記受光手段からの出力に基づいて、当該測定結果を校正する、及び/又は、前記測定時における前記被検査対象の受光デバイスへの電源供給を制御するステップと、
を含む受光デバイス測定方法。
【請求項9】
第1発光デバイスと第2発光デバイスに関し2つの発光感度特性を測定するステップと、
前記第1発光デバイスからの光を被検査対象の受光デバイスに照射し、前記第1発光デバイスと異なる向きの前記第2発光デバイスからの光を受光手段に照射するステップと、
前記受光手段の出力を前記2つの発光感度特性に基づいて校正するステップと、
前記被検査対象の受光デバイスの特性を測定し、前記校正後の受光手段の出力に基づいて、当該測定結果を校正する、及び/又は、前記測定時における前記被検査対象の受光デバイスへの電源供給を制御するステップと、
を含む受光デバイス測定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−310333(P2006−310333A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−127258(P2005−127258)
【出願日】平成17年4月26日(2005.4.26)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】