説明

受容体チロシンキナーゼ阻害薬としてのイミダゾ[1,2−A]ピリジン化合物

式Iの化合物


(式中、A、B、R、R1a、R、R、R、R、R、R、およびRは、本明細書に示される意味を有し、クラス3およびクラス5受容体チロシンキナーゼによって媒介される疾患の治療に有用な受容体チロシン阻害薬である)。本発明の特定の化合物は、Pim−1の阻害薬であることも分かった。一つの実施形態において、本発明のイミダゾピリジン化合物は、クラス3受容体チロシンキナーゼ阻害薬である。特定の実施形態では、化合物は、クラス3受容体チロシンキナーゼPDGFRおよびFLT3の阻害薬である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式Iの化合物、またはその医薬品として許容される塩
【化84】

(式中、
Aは、−Z−(CH−(hetCyc2a)、−Z−(hetCyc2b)、Z−R10、またはZ−R11であり;
Zは、OまたはNHであり;
pは0、1、または2であり;
hetCyc2aは、1個または複数のR基で任意選択で置換された5または6員複素環であり;
hetCyc2bは、1個または複数のR基で任意選択で置換された7〜12員スピロ環または二環式架橋複素環系であり;
10は、NR’R”で置換された(1〜6C)アルキルであり;
11は、NR’R”で置換された(5〜6C)シクロアルキルであり;
Bは、H、CN、OR、Ar、hetAr、C(O)NR、C(O)−hetCyc、C(O)NH(1〜6Cアルキル)−hetCyc、C(O)(1〜6Cアルキル)−hetCyc、SR、SON(1〜6Cアルキル)、(1〜6Cアルキル)NR’R”、または(1〜3C)アルキルであり;
、R、R、およびRは、独立して、H、F、Cl、CN、Me、Et、イソプロピル、シクロプロピル、C(O)NR’R”、CHOH、またはhetArであり;
1aは、H、F、Cl、またはMeであり;
、R、R、およびRは、独立して、H、F、Cl、CN、またはMeであり;
各Rは、独立して、ハロゲン、CN、CF、(1〜6C)アルキル、NR、−(1〜6Cアルキル)NR、OR、(1〜6Cアルキル)OR[アミノにより任意選択で置換されている]、C(O)NR、C(O)(CR)NR、NHC(O)R、NHC(O)(CR)NR、NHC(O)NR、(1〜6Cアルキル)−hetAr、(1〜6Cアルキル)−hetCyc、オキソ、およびC(O)O(1〜6Cアルキル)から選択され;
各Rは、独立して、Hまたは(1〜6C)アルキルであり;
各Rは、独立して、H、(1〜6C)アルキル、(1〜6Cアルキル)OH、(3〜6C)シクロアルキル、CHhetAr、(1〜6Cフルオロアルキル)、または−(1〜6Cアルキル)−O−(1〜6Cアルキル)であり;
各Rは、独立して、H、(1〜6C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、またはアリールであり;
各Rは、独立して、(1〜6Cアルキル)であり;
各RおよびRは、独立して、Hまたは(1〜6Cアルキル)であり;
は、H、CF、(1〜6C)アルキル、(1〜6Cアルキル)−(3〜6Cシクロアルキル)、(1〜6Cアルキル)−O−(1〜6Cアルキル)、(1〜6Cアルキル)OH、(1〜6Cアルキル)−S−(1〜6Cアルキル)、(1〜6Cアルキル)NR’R”、hetCyc、(1〜6Cアルキル)hetCyc、(1〜6Cアルキル)アリール、または(1〜6Cアルキル)−hetArであり;
は、Hまたは1〜6Cアルキルであり;
は、(1〜6C)アルキル、(1〜6Cアルキル)−O−(1〜6Cアルキル)、または(1〜6Cアルキル)−OHであり;
は、(1〜6C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、または(1〜6Cアルキル)−O−(1〜6Cアルキル)であり;
およびRは、独立して、Hまたは(1〜6Cアルキル)であり;
およびRは、独立して、Hまたは(1〜6Cアルキル)であり、
またはRおよびRは、これらが結合する原子と一緒になって、シクロプロピル環を形成し;
Arは、OH、O−(1〜6Cアルキル)、C(O)(1〜6Cアルキル)、または(1〜6Cアルキル)NR’R”で任意選択で置換されたアリールであり;
hetCycは、(1〜6C)アルキルまたはOHで任意選択で置換された5〜6員複素環であり;
hetCycおよびhetCycは、独立して、OHまたは−O(1〜6Cアルキル)で任意選択で置換された5または6員複素環であり;
hetArおよびhetArは、(1〜6C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、ハロゲン、CN、CF、OCHF、OCF、O(1〜6Cアルキル)、O(3〜6C)シクロアルキル、およびNR’R”から独立して選択された1から3個の基で任意選択で置換された5〜6員ヘテロアリール環であり;
hetArおよびhetArは、独立して、5〜6員ヘテロアリール環であり;
hetArは、(1〜6C)アルキルで任意選択で置換された5〜6員ヘテロアリール環であり;
R’およびR”は、独立して、Hまたは(1〜6C)アルキルである)。
【請求項2】
Aが、−NH(hetCyc2a)、−NH−(CH)−hetCyc2a、または−NH−(CH−hetCyc2aであり、該hetCyc2aが、1個または複数のR基で任意選択で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Aが、−O−hetCyc2a、−O−(CH)−hetCyc2a、または−O−(CH−hetCyc2aであり、該hetCyc2aが、1個または複数のR基で任意選択で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
hetCyc2aが、ハロゲン、−C(O)O(1〜6Cアルキル)、(1〜6Cアルキル)、および−ORから独立して選択された1個または複数のR基で任意選択で置換されている、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
hetCyc2aが、F、メチル、OH、−C(O)Me、およびOMeから独立して選択された1個または複数のR基で任意選択で置換されている、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
hetCyc2aが、1個または複数のR基で任意選択で置換されたピロリジニル環、ピペリジニル環、またはモルホリニル環である、請求項1から5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
Aが−O−hetCyc2aであり、hetCyc2aが、フルオロ基で置換されたピペリジニル環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
Aが、−NH(hetCyc2b)または−O−(hetCyc2b)であり、該hetCyc2bが、1個または複数のR基で任意選択で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
hetCyc2bが、1個または複数のR基で任意選択で置換された7〜11員架橋アザ複素環またはジアザ複素環である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
が、ハロゲン、(1〜6Cアルキル)、OH、および−O(1〜6Cアルキル)から選択される、請求項8または9に記載の化合物。
【請求項11】
が、F、Me、およびOHから選択される、請求項8から10に記載の化合物。
【請求項12】
AがZ−R10である、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
AがZ−R11である、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
Bが、OR、(1〜3C)アルキル、およびhetArから選択される、請求項1から13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
Bが、−OCHCHOCH、−OCHCHOH、−OCH(シクロプロピル)、エチル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリミジル、
【化85】

から選択される、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
BがORである、請求項1から13のいずれかに記載の化合物。
【請求項17】
Bが、−OCHCHOCH、−OCHCHOH、−OCH(シクロプロピル)、
【化86】

から選択される、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
Bが−OCHCHOCHである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
BがhetArである、請求項1から13のいずれかに記載の化合物。
【請求項20】
Bが、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリミジルから選択される、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
Bが3−ピリジルである、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
1aがHまたはFである、請求項1から21のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項23】
がHまたはFである、請求項1から22のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項24】
が、H、メチル、またはオキサゾリルである、請求項1から23のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項25】
、R、R、およびRがそれぞれ水素である、請求項1から24のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項26】
およびRが水素である、請求項1から25のいずれかに記載の化合物。
【請求項27】
癌の治療に使用するための、請求項1から26のいずれか一項に記載の式Iの化合物、またはその医薬品として許容される塩。
【請求項28】
線維症の治療に使用するための、請求項1から26のいずれか一項に記載の式Iの化合物、またはその医薬品として許容される塩。
【請求項29】
請求項1から26のいずれか一項に記載の式Iの化合物、またはその医薬品として許容される塩、および医薬品として許容される希釈剤もしくは担体を含む、医薬品組成物。
【請求項30】
哺乳動物の癌を治療する方法であって、該哺乳動物に、治療有効量の請求項1から26のいずれかに記載の式Iの化合物またはその医薬品として許容される塩を投与するステップを含む方法。
【請求項31】
哺乳動物の線維症を治療する方法であって、該哺乳動物に、治療有効量の請求項1から26のいずれかに記載の式Iの化合物またはその医薬品として許容される塩を投与するステップを含む方法。
【請求項32】
(a)Aが−NH−(CH(hetCyc2a)、−NH−(hetCyc2b)、−NHR10、または−NHR11である式Iの化合物の場合には、式IIを有する対応する化合物
【化87】

(式中、Lは、脱離基または原子を表す)と、式HN−(CHhetCyc2a、HN−hetCyc2b、NH10、またはNH11を有する化合物とを、パラジウム触媒およびリガンドを使用して塩基の存在下でカップリングするステップ;または
(b)BがORである式Iの化合物の場合には、式IIIを有する対応する化合物
【化88】

と、式R−Lの化合物(式中、Lは脱離基を表す)とを塩基の存在下で反応させるステップ;または
(c)BがORである式Iの化合物の場合には、式IIIを有する対応する化合物と、式R−OHを有する化合物とを、カップリング試薬の存在下で反応させるステップ;または
(d)Aが−O−(CHhetCyc2a、−O−hetCyc2b、−OR10、または−OR11である式Iの化合物の場合には、式IVを有する対応する化合物
【化89】

と、式HO−(CHhetCyc2a、HO−hetCyc2b、HOR10、またはHOR11を有する対応する化合物とを、カップリング剤およびトリフェニルホスフィンの存在下で適切な溶媒中で反応させるステップ;または
(e)Aが−O−(CHhetCyc2aである式Iの化合物の場合には、式IVの化合物と、式MeSO−O−(CHhetCyc2aを有する化合物とを、塩基の存在下で反応させるステップ;または
(f)RがhetArであり、hetArがオキサゾリルである式Iの化合物の場合には、式Vを有する化合物
【化90】

を、下式を有する化合物
【化91】

を用いて、塩基の存在下で環化するステップ;または
(g)Aが下式であり、
【化92】

nが1または2である式Iの化合物の場合には、式IVを有する対応する化合物と、
【化93】

下式を有する化合物
【化94】

(式中、nは1または2であり、Pはアミン保護基である)とを、塩基の存在下で反応させるステップ;または
(h)Aが下式であり、
【化95】

nが1または2である式Iの化合物の場合には、式VIIを有する対応する化合物
【化96】

(式中、nは1または2であり、PはHまたはアミン保護基である)と、式(1〜6Cアルキル)Lを有する化合物(式中、Lは脱離基または原子である)とを、塩基の存在下で反応させるステップ;または
(i)AがO−(1〜6Cアルキル)NR’R”である式Iの化合物の場合には、式IVを有する化合物
【化97】

と、式L−(1〜6Cアルキル)NR’R”を有する化合物(式中、Lは脱離基または原子である)とを、塩基の存在下で、かつ任意選択で相間移動触媒の存在下で反応させるステップ;または
(j)Aが下式であり、
【化98】

nが1または2であり、PがHまたは(1〜6C)アルキルである式Iの化合物の場合には、式VIIIを有する対応する化合物
【化99】

と、式HC(O)Pを有する化合物(式中、PはHまたは(1〜6C)アルキルである)とを、還元剤の存在下で反応させるステップ;および
任意の保護基を除去し、任意選択で塩を形成するステップ
を含む、請求項1に記載の化合物を調製するための方法。

【公表番号】特表2010−523576(P2010−523576A)
【公表日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−502204(P2010−502204)
【出願日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【国際出願番号】PCT/US2008/058395
【国際公開番号】WO2008/124323
【国際公開日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【出願人】(504344509)アレイ バイオファーマ、インコーポレイテッド (87)
【Fターム(参考)】