説明

可変面積燃料ノズル

【課題】ノズル(10)を提供する。
【解決手段】本ノズル(10)は、燃料をノズル部(40)に送給する回路(30)と、回路(30)とノズル部(40)の間に配置された弁(50)とを含み、弁(50)の開閉は、燃料が弁(50)に衝突したときの回路(30)内の燃料圧力に受動的に応答しており、もって弁(50)によって、燃料が通過する面積の大きさが調整され、それに対応した量の燃料が回路(30)からノズル部(40)へと流れる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示した主題は、可変面積燃料ノズルに関する。
【背景技術】
【0002】
乾式低NOx(DLN)燃焼器は、発電並びにオイル及びガス生成用途に広く使用されており、主として天然ガス燃料及び/又は液体燃料で使用されるように設計されている。しかしながら、燃焼器の新規な用途は、燃焼器がより広範囲な燃料自由度を示すことを必要とし始めてきている。例えば、多くのケースでは、現在作動している燃焼器は、天然ガス燃料で動作することができ、次にその燃料流量が倍になるような低イギリス熱単位(BTU)燃料に切替えることができ、かつ依然としてエミッション及び動作性要件を満たすことができなければならない。
【0003】
これらのケースでは、代替燃料の燃料流量は他の燃料の燃料流量よりも大幅に大きくなる可能性があるので、付加的回路を据付けて、燃料送給仕様を満たす燃料側圧力比を維持するようにすることが必要となる。これらの付加的回路は、多くの場合、能動的制御装置、パージ回路及び/又は付加的装置を必要とし、高価でありかつ維持するのに費用がかかる。加えて、回路内における圧力レベルの変化によるダイナミックス作用により、問題が生じるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第7458221号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様では、燃料をノズル部に送給する回路と、回路とノズル部の間に配置された弁とを備えるノズルであって、弁の開閉が、燃料が弁に衝突したときの回路内の燃料圧力に受動的に応答しており、もって燃料が通過する面積の大きさを調整して、それに対応した量の燃料が回路からノズル部へと流れるノズルを提供する。
【0006】
本発明の別の態様では、燃料をノズル部に送給するオリフィスを画成するように構成された本体を含む選択的動作回路と、回路とノズル部の間に配置された弁であってそこに燃料が衝突したときに回路内の燃料圧力に応答してオリフィスを受動的に開閉する弁とを備えるノズルであって、弁によるオリフィスの開閉によって、燃料が通過する面積の大きさが調整され、それに対応した量の燃料が回路からノズル部へと流れるノズルを提供する。
【0007】
本発明のさらに別の態様では、燃料をノズル部に送給する1以上のオリフィスを画成するように構成された本体を含む選択的動作回路と、オリフィスの各々に付随した弁であって、その各々が回路とノズル部の間に配置され、その各々に燃料が衝突したときに回路内の燃料圧力に応答してそれぞれのオリフィスを受動的に開閉する弁とを備えるノズルであって、各弁によるそれぞれのオリフィスの開閉によって、燃料が通過する面積の大きさが調整され、それに対応した量の燃料が回路からノズル部へと流れるノズルを提供する。
【0008】
上記その他の利点並びに特徴は、図面と関連させて行った以下の説明から一層明らかになるであろう。
【0009】
本発明とみなされる主題は、本明細書と共に提出した特許請求の範囲において具体的に指摘しかつ明確に特許請求している。本発明の前述の及びその他の特徴並びに利点は、添付図面と関連させて行った以下の説明から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】燃料ノズルの側面断面図。
【図2】実施形態による燃料ノズルの側面断面図。
【図3】別の実施形態による燃料ノズルの側面断面図。
【図4】さらに別の実施形態による燃料ノズルの側面断面図。
【図5】複数燃料ノズルを備えた端部カバーの斜視図。
【図6】実施形態による弁の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
詳細な説明では、図面を参照しながら実施例によって、本発明の実施形態をその利点及び特徴と共に説明する。
【0012】
二元ガス燃料ノズルは、ハードウェアジオメトリ内で比較的広範囲の分子ウォッベ指標燃料の使用を可能にする。この二元ガス燃料ノズルは、燃料ノズル内に設置した受動的又は能動的制御複数内部燃料通路を利用することによって、高反応性合成ガス又は低反応性希釈ストリームのような最高約100%天然ガス燃料から標準立方フィート当たり約100〜約400BTUを有する低イギリス熱単位(BTU)燃料まで燃焼させることができる。例えば、2つの回路を使用しかつ燃料ノズルの内部に結合し、1つの燃料ストリームが他方の燃料ストリームに遮蔽を与えかつパージされない状態で残留している場合にハードウェア損傷を引き起こす可能性がある高温燃焼器火炎又は燃焼生成物への直接的露出或いはそれらの吸込みから燃料ノズルを保護するようにすることができる。
【0013】
これらの回路の少なくとも1つは、燃料側圧力によって受動的に又は能動的に作動した状態で調整される可変流れ面積を備える。燃料回路内の圧力が質量流量の増加により上昇すると、回路に対して配置された弁又は幾つかのその他の好適な装置が開放し、かつ妥当な燃料供給ストリーム圧力を維持しながら流量要求量を満たす可変燃料流れ面積を形成する。弁設定及び機構は、用途の要求に基づいてカスタム設計することができる。
【0014】
図1を参照すると、燃料ノズル10を示している。燃料ノズル10は、特に限定されないが、ガスタービンエンジンの乾式低NOx(DLN)燃焼器を始めとする様々な用途に使用できる。燃料ノズル10は、第1及び第2の燃料をノズル部40に送給する第1の燃料回路20及び第2の燃料回路30を含む。第1の燃料は、固定スロットを通してノズル部40に送給され、第2の燃料は、弁50を通してノズル部40に送給される。弁50は、第2の燃料回路30とノズル部40の間に配置されて、第2の燃料が第2の燃料圧力で弁50に衝突する。弁50は、第2の燃料圧力に受動的に応答しており、もって第2の燃料が通過する面積の大きさを調整して、それに対応した量の第2の燃料が第2の燃料回路30からノズル部40へと流れる。第2の燃料の流量は、第2の燃料回路30が動作している限り、弁50をほぼ平衡状態に維持する。
【0015】
実施形態では、第2の燃料は、第1の燃料に比べて比較的低BTUの燃料である。例えば、第1の燃料は、天然ガス又は天然ガスと合成ガス(シンガス)の組合せを含んでいてもよく、第2の燃料はシンガスのみを含んでいてもよい。第2及び第1の燃料は、低BTUシンガスのような同一の燃料であってもよい。第2の燃料回路30は、内部及び外部条件、例えば、ある燃料の利用性、また燃料ノズル10がガスタービンエンジンの部品である場合には利用可能な燃料から所定のエネルギー発生量を要するタービン負荷など、に応じて選択的に動作させることができる。
【0016】
第1の燃料回路20及び第2の燃料回路30は各々環状の形態とし、第2の燃料回路30を第1の燃料回路20内に配置してもよい。それら各々は、ノズル部40に近接した同じ軸方向位置で終端させることができる。第2の燃料回路30は、回路本体31を貫通して形成することができ、第1の燃料回路20が、回路本体31及び環状ケーシング21間の環状空間を貫通して形成される。ノズル部40は、環状ケーシング21と整列しかつ回路本体31の端部を部分的に囲むセクション41を含む。
【0017】
弁50は、バネ荷重形として第2の燃料圧力の変化に線形応答するようにしてもよい。つまり、弁50は、第2の燃料圧力の増減に正比例して開閉することができる。別の実施形態では、弁50は、第2の燃料圧力の変化に非線形応答する(線形応答しない)ようにしてもよい。その場合、弁50は、第2の燃料圧力が大きく増減したときに、より大きく又はより小さく応答するように開閉する。さらに別の実施形態では、弁50は、比較的小さい又は大きい第2の燃料圧力変化に線形応答するようにすることができ、比較的大きい又は小さい第2の燃料圧力変化に線形応答しないようにすることができる。同様に、バネ荷重形弁50は、第2の燃料圧力変化に受動的応答して面積の大きさを線形及び非線形の少なくとも1つとして調整するように構成することができる。
【0018】
次に図1〜図4を参照すると、弁50は、第2の回路30内の燃料圧力変化に応答してオリフィス60を受動的に開閉し、もって第2の燃料が通過する面積の大きさを調整して、それに対応した量の第2の燃料が第2の燃料回路30からノズル部40へと流れる。回路本体31は、オリフィス60を備えた弁シート32を含み、オリフィス60は、幾つかのケースではほぼ軸方向要素を有する通路として弁シート32を貫通して形成することができる。図5及び図6を参照すると、回路本体31は、半径方向要素142及び軸方向要素143を有する通路としてオリフィス60を画成するように構成された端部カバー140を含むことができる。
【0019】
図1を参照すると、弁50は、その各々上に第2の燃料が衝突する上流ヘッド81及び下流ヘッド82と、上流及び下流ヘッド81及び82間で延びる軸部83とを含み、かつ弁シート32によって支持して、第2の燃料圧力及び第1の弾性部材84により軸方向に移動可能にすることができる。第1の弾性部材84は、バネとすることができかつ第2の燃料圧力に線形及び非線形の少なくとも1つとして応答するようにすることができる。第1の弾性部材84は、下流ヘッド812を弁シート32の下流表面に向けて付勢して、オリフィス60を強制的に閉鎖させる。
【0020】
この構成の場合には、弁50は、第1の弾性部材84を圧縮するのに十分な所定の第2の燃料圧力で第2の燃料をノズル部40に流入させまた第2の燃料圧力が増大しかつ下流ヘッド82が弁シート32から後退するように第2の燃料の量を増加させ続ける。
【0021】
図2に示すように、弁シート32及び弁50は各々、オリフィス60において相補形段付きプロフィール100、101を含むことができる。このようにして、位置Aにおいて、プロフィール100、101は、弁シート32及び弁50が互いに当接しかつ第2の燃料をノズル部に流入させない(つまり、オリフィス60が閉鎖されている)ように構成される。しかしながら、第2の燃料圧力が増大しかつ弁50が位置B及びCに近づくと、弁シート32及び弁50は、それらの間内に空間を有しかつ第2の燃料がノズル部40に流入する(つまり、オリフィス60が開放している)ことができる。さらに、C位置はB位置よりも大きい開口部に特徴があるので、より多くの燃料が、C位置開口部を通して流れることができる。従って、弁50が第2の燃料圧力に線形又は非線形に応答するかに関係なく、弁50は、増大した第2の燃料圧力で第2の燃料の異なる量を流入させることができる。別の実施形態では、図2に示すように、弁シート32及び弁50は各々、オリフィス60において相補形連続可変表面プロフィール110、111を含むことができる。
【0022】
図4を参照すると、下流回路120は、回路本体31から軸方向に延びるように構成して、オリフィス60を通過した第2の燃料をノズル部40の表面130に送給して表面130をインピンジメント冷却するようにすることができる。従って、下流回路120は、部分的にノズル部40の円錐形セクション41内に配置されかつ弁シート32から延びる側壁121と表面130に近接した端部122とを含み、端部122は、表面130に向けて第2の燃料を導く貫通孔123を形成するように構成される。
【0023】
上述したようにまた図5及び図6を参照すると、回路本体31は、燃料チャネル溝141を画成するように構成された端部カバー140を含みかつ燃料チャネル溝141とノズル部40の間の通路としてオリフィス60を形成することができる。従って、オリフィス60は、燃料チャネル溝141の側壁から半径方向内向きに延びる半径方向要素142と、半径方向要素142と連通状態になっておりかつノズル部40に向けて軸方向に延びる軸方向要素143とを含む。
【0024】
弁50は、オリフィス60に沿って配置されたボス150と、そこに第2の燃料が衝突する表面161を有する弁本体160と、バネを含むことができかつ第2の燃料圧力に受動的に応答する第2の弾性部材170とを含むことができる。第2の弾性部材170は、弁本体160をボス150に向けて付勢し、オリフィス60を強制的に閉鎖させるように働く。
【0025】
この構成の場合には、オリフィス60の閉鎖は、第2の弾性部材170を圧縮して弁本体160及びボス150の相補形表面プロフィール171、172が互いに当接するようになるのは不十分な所定の第2の燃料圧力で達成される。弁50は、第2の弾性部材170を圧縮するのに十分な所定の第2の燃料圧力で第2の燃料をノズル部40に流入させまた第2の燃料圧力が増大しかつ弁本体160がボス150から後退するように第2の燃料の量を増加させ続ける。
【0026】
図5及び図6にはオリフィス60の軸方向要素143内に配置されたものとして弁50を示しているが、これは単なる例示にすぎずまた弁50は半径方向要素142内に配置することができることを理解されたい。さらに、弁50は、その各々が半径方向及び軸方向要素142、143内に配置された状態で、対として設けることができることを理解されたい。このケースでは、一対の弁50の各々は、同じ又は異なる第2の燃料圧力で開閉させることができる。
【0027】
ボス150は、半径方向及び軸方向要素142、143内に着脱自在に挿入可能であるインサート180の部品として構成することができる。このケースでは、インサート180は、ネジ頂部181を含むことができ、オリフィス60のインサート及び側壁の両方は、リフィス60内にインサート180をねじ込んで締結するようにできるようになった相補形ネジ付き部を含むことができる。いうまでもなく、これは、単なる例示にすぎず、インサート180のためのその他の締結システムを設けることができる。
【0028】
第2の弾性部材170は、ボス150の下流で第2のボス190に据付けることができる。この場合に、第2のボス190は、リフィス60の側壁の一部として或いはさらに別個の部品として形成することができる。いずれのケースでも、第2のボス190は、第2の燃料圧力に対して第2の弾性部材170及び弁本体160を支持する。
【0029】
図5に示すように、端部カバー140は、1以上の複数ノズル組立体42を有することができる。このケースでは、弁50及びリフィス60は各々、その数が複数でありかつ第2の回路30に対して複数位置に配置することができる。具体的には、弁50及びリフィス60は、回路本体31の周りにほぼ均一な間隔でかつ/又は相補的方向で配置することができる。さらに、弁50は各々、リフィス60内で半径方向及び軸方向の少なくとも1つの方向に配向することができる。
【0030】
上記の説明を適用して、DLN及び/又は多ノズル静粛燃焼器(MNQC)、単一ノズルアレイ或いは燃焼器内に複数燃料回路を必要とするあらゆる燃料ノズルにおける空気パージの必要性を排除することができる。パージ回路及び装置を排除することにより、過度なレベルで増加する可能性があるハードウェア及び維持費用の大幅な節減を得ることができる。また、受動的制御弁は、システムの動作範囲にわたって燃料ウォッベ指標を変更する可変面積ジオメトリを可能にし、システムの燃料自由度を高める。さらに、可変面積ジオメトリは、燃料側圧力変動の減少により、ダイナミックス作用を軽減させる。
【0031】
限られた数の実施形態に関してのみ本発明を詳細に説明してきたが、本発明がそのような開示した実施形態に限定されるものではないことは、容易に理解される筈である。むしろ、本発明は、これまで説明していないが本発明の技術思想及び技術的範囲に相応するあらゆる数の変形、変更、置換え又は均等な構成を組込むように改良することができる。さらに、本発明の様々な実施形態について説明してきたが、本発明の態様は説明した実施形態の一部のみを含むことができることを理解されたい。従って、本発明は、上記の説明によって限定されるものとみなすべきではなく、本発明は、特許請求の範囲の技術的範囲によってのみ限定される。
【符号の説明】
【0032】
10 燃料ノズル
20 第1の燃料回路
30 第2の燃料回路
40 ノズル部
50 弁
55 面積
31 回路本体
21 環状ケーシング
60 オリフィス
32 弁シート
140 端部カバー
142 半径方向要素
143 軸方向要素
81 上流ヘッド
82 下流ヘッド
84 弾性部材
100 段付きプロフィール
101 段付きプロフィール
110 表面プロフィール
111 表面プロフィール
120 下流回路
130 表面
121 側壁
122 端部
123 貫通孔
141 燃料チャネル溝
150 ボス
160 弁本体
161 表面
170 第2の弾性部材
171、172 相補形表面プロフィール
180 インサート
181 ネジ頂部
190 第2のボス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料をノズル部(40)に送給する回路(30)と、
回路(30)とノズル部(40)の間に配置された弁(50)と
を備えるノズル(10)であって、弁(50)の開閉が、燃料が弁(50)に衝突したときの回路(30)内の燃料圧力に受動的に応答しており、もって弁(50)によって、燃料が通過する面積の大きさが調整され、それに対応した量の燃料が回路(30)からノズル部(40)へと流れる、ノズル(10)。
【請求項2】
回路(30)が選択的に動作する、請求項1記載のノズル(10)。
【請求項3】
燃料をノズル部(40)に送給するオリフィス(60)を画成するように構成された本体を含む選択的動作回路(30)と、
回路(30)とノズル部(40)の間に配置された弁であってそこに燃料が衝突したときに回路(30)内の燃料圧力に応答してオリフィス(60)を受動的に開閉する弁(50)と
を備えるノズル(10)であって、弁(50)によるオリフィス(60)の開閉によって、燃料が通過する面積の大きさが調整され、それに対応した量の燃料が回路(30)からノズル部(40)へと流れる、
ノズル(10)。
【請求項4】
燃料が、ノズル部(40)に送給される別の燃料と比べて比較的低BTU燃料である、請求項3記載のノズル(10)。
【請求項5】
回路本体が、軸方向要素を有する通路としてオリフィス(60)を画成するように構成された弁シート(32)を含む、請求項3記載のノズル(10)。
【請求項6】
弁(50)が、そこに燃料が衝突するヘッド(81)と、燃料圧力に応答してヘッド(81)を弁シート(32)に向けて付勢して、オリフィス(60)を強制的に閉鎖させる第1の弾性部材(84)とを含む、請求項5記載のノズル(10)。
【請求項7】
弁シート(32)及び弁(50)が各々、オリフィス(60)において相補形段付きプロフィール(100、101)を含む、請求項5記載のノズル(10)。
【請求項8】
弁シート(32)及び弁(50)が各々、オリフィス(60)において相補形連続可変表面プロフィール(110、111)を含む、請求項5記載のノズル(10)。
【請求項9】
オリフィス(60)からノズル部(40)の表面に燃料を送給して、ノズル部(40)をインピンジメント冷却する下流回路(120)をさらに含む、請求項5記載のノズル(10)。
【請求項10】
燃料をノズル部(40)に送給する1以上のオリフィス(60)を画成するように構成された本体を含む選択的動作回路(30)と、
オリフィス(60)の各々に付随した弁であって、その各々が回路(30)とノズル部(40)の間に配置され、その各々に燃料が衝突したときに回路(30)内の燃料圧力に応答してそれぞれのオリフィス(60)を受動的に開閉する弁(50)と
を備えるノズル(10)であって、弁(50)の各々によるそれぞれのオリフィス(60)の開閉によって、燃料が通過する面積の大きさが調整され、それに対応した量の燃料が回路(30)からノズル部(40)へと流れる、ノズル(10)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−208638(P2011−208638A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−62480(P2011−62480)
【出願日】平成23年3月22日(2011.3.22)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】