説明

含窒素飽和複素環化合物

【課題】
本発明は、肥満症、高脂血症などの予防・治療に有用と考えられる、アセチル−CoAカルボキシラーゼ阻害作用を示す、優れた含窒素飽和複素環化合物を提供する。
【解決手段】
本発明は、下記式(I)で表される、前記含窒素飽和複素環化合物もしくはその医薬上許容される塩又はそれらの水和物。
【化】


[式中、
Yは、CHまたはNを示し、
R1及びR4は、同一又は異なって、
置換されても良いアリール、ヘテロアリール、ヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ等を示し、R2及びR3は、水素原子等を示し、m及びnは、各々1又は2を示し、Xは、CO又はSOを示し、Aは、置換されても良いC1−C10アルキル等を示す。]


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式中、
Yは、CHまたはNを示し、
R1及びR4は、同一又は異なって、
(1)置換されても良いアリール
(ここで、置換されても良いアリールとは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、カルボキシ、ジメチルアミノ、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル及び−CONR5R6(式中、R5及びR6は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R5及びR6は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・ホルミル
・シアノ、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC2−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR7R8(式中、R7及びR8は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R7及びR8は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、−CONR9R10(式中、R9及びR10は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R9及びR10は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)及びC1−C6アルキルスルホニルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、並びに
・C1−C6アルキルスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリールを示す。)、
(2)式(II)
【化2】

(式中CycBは、炭素原子、酸素原子、窒素原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる二つ以上の原子と隣り合うベンゼン環の2つの炭素原子と共に形成される4−8員環の環構造を示し、該CycBは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、又はC1−C6アルキルで置換されたアミノで置換されても良いC1−C6アルキル、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・オキソ、
・C1−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR11R12(式中、R11及びR12は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R11及びR12は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、−CONR13R14(式中、R13及びR14は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R13及びR14は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)及びC1−C6アルキルスルホニルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、並びに
・C1−C6アルキルスルホニル
・アリールスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い飽和炭化水素環、不飽和炭化水素環、飽和複素環又は不飽和複素環を示す。)で表される縮合環、
(3)置換されても良いヘテロアリール
(ここで、置換されても良いヘテロアリールとは、
・ハロゲン原子及びヒドロキシからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル、並びに
・ハロゲン原子及びヒドロキシからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC2−C6アルカノイル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いヘテロアリールを示す。)、
(4)C1−C6アルキル、若しくはオキソで置換されても良い飽和複素環又は部分不飽和複素環
(5)ヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルキル
(6)C5−C6シクロアルケニル又はC5−C6シクロアルキル
(7)C1−C6アルコキシ
(8)オキソで置換されても良いC1−C6アルキル及び−CONR13R14(式中、R13及びR14は、同一又は異なって、水素原子、又はC1−C6アルキルを示す。)からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノを示し、並びに、
R2及びR3は、
水素原子
ただし、R1及びR2は、隣接する炭素原子と一緒になってベンゼン環を形成しても良く、並びにR3及びR4は、隣接する炭素原子と一緒になってベンゼン環を形成しても良く、
m及びnは、各々1又は2を示し、
Xは、CO又はSOを示し、
Aは、
(1)置換されても良いC1−C10アルキル
(ここで、置換されても良いC1−C10アルキルとは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・ヒドロキシ、オキソ、C1−C6アルキル及びC1−C6アルコキシからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC3−C15シクロアルキル、
・C5−C6シクロアルケニル、
・カルボキシ、
・シアノ、
・オキソ、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR15R16(式中、R15及びR16は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R15及びR16は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、−CONR17R18(式中、R17及びR18は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R17及びR18は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、C1−C6アルキルスルホニル、アリール、アリールカルボニル及びヘテロアリールカルボニルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、
・C1−C6アルキルスルホニル、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールで置換されても良いC1−C6アルコキシからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリール、
・ハロゲン原子及びC1−C6アルキルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いヘテロアリール、
・C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い飽和複素環、
・C8−C10部分不飽和炭化水素縮合環、並びに
・ハロゲン原子及びC1−C6アルカノイルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリールオキシ、
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C10アルキルを示す。)、
(2)C2−C10アルケニル、
(3)置換されても良いC3−C15シクロアルキル
(ここで、置換されても良いC3−C15シクロアルキルとは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルキル、
・C1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・オキソ、
・C1−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・アリールカルボニル、及び
・ハロゲン原子で置換されても良いアリール
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC3−C15シクロアルキルを示す。)、
(4)置換されても良い飽和又は部分不飽和複素環
(ここで、置換されても良い飽和又は部分不飽和複素環とは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルキル、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・オキソ、
・アリール、
・ホルミル
・ハロゲン原子及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC2−C6アルカノイル、
・ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ並びに「C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、−CONR19R20(式中、R19及びR20は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R19及びR20は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)及びC1−C6アルキルスルホニルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ」からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルカノイル、
・C4−C16シクロアルキルカルボニル、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ及びC1−C6アルキルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリールカルボニル、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ及びC1−C6アルキルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いヘテロアリールカルボニル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR21R22(式中、R21及びR22は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R21及びR22は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・ハロゲン原子で置換されても良いC1−C6アルキルスルホニル、及び
・C1−C6アルキルアミノスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い飽和又は部分不飽和複素環を示す。)、
(5)置換されても良いアリール
(ここで、置換されても良いアリールとは
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C10アルキル、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・ホルミル
・ハロゲン原子で置換されても良いC2−C6アルカノイル、
・ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ及びC1−C6アルカノイルオキシからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC2−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR23R24(式中、R23及びR24は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R23及びR24は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、−CONR25R26(式中、R25及びR26は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R25及びR26は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)及びC1−C6アルキルスルホニルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、
・ニトロ、
・ハロゲン原子及びC1−C6アルキルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリール、
・アリールカルボニル、
・アリールオキシ、
・ヘテロアリール、
・C1-C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い飽和複素環、並びに
・C1−C6アルキルスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリールを示す。)、
(6)置換されても良いヘテロアリール
(ここで、置換されても良いヘテロアリールとは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ及び飽和複素環からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル、
・ハロゲン原子またはヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・ニトロ、
・C1−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR27R28(式中、R27及びR28は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R27及びR28は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、−CONR29R30(式中、R29及びR30は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R29及びR30は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、C1−C6アルキルスルホニル、「ハロゲン原子、ヒドロキシ及びニトロ」からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリール、飽和複素環、並びにハロゲン原子で置換されても良いアリールオキシからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、
・ハロゲン原子及びニトロ基からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリール、
・ハロゲン原子及びニトロ基からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリールオキシ、並びに
・C1−C6アルキルスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いヘテロアリールを示す。)、
(7)ハロゲン原子及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC8−C10部分不飽和炭化水素縮合環、
(8)置換されても良いC1−C6アルコキシ
(ここで、置換されても良いC1−C6アルコキシとは、
・アリール、又は
・アリールで置換されても良いC1−C6アルコキシ
で置換されても良いC1−C6アルコキシを示す。)、
(9)置換されても良いアリールオキシ
(ここで、置換されても良いアリールオキシとは、
・ハロゲン原子で置換されても良いC1-C6アルキル、又は
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル
で置換されても良いアリールオキシを示す。)、又は
(10)置換されても良いアミノ
(ここで、置換されても良いアミノとは、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルキル、及び
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリール
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノを示す。)
を示す。]で表される含窒素飽和複素環化合物もしくはその医薬上許容される塩又はそれらの水和物。
【請求項2】
式(I’)
【化3】

[式中、
Y’は、CHまたはNを示し、
R1’及びR4’は、同一又は異なって、
(1)置換されても良いアリール
(ここで、置換されても良いアリールとは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、カルボキシ、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル及び−CONR5’R6’(式中、R5’及びR6’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R5’及びR6’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC2−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR7’R8’(式中、R7’及びR8’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R7’及びR8’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、−CONR9’R10’(式中、R9’及びR10’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R9’及びR10’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)及びC1−C6アルキルスルホニルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、並びに
・C1−C6アルキルスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリールを示す。)、
(2)式(II’)
【化4】

(式中CycB’は、炭素原子、酸素原子、窒素原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる二つ以上の原子と隣り合うベンゼン環の2つの炭素原子と共に形成される4−8員環の環構造を示し、該CycB’は、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子またはヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルキル、
・ハロゲン原子またはヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・オキソ、
・C1−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR11’R12’(式中、R11’及びR12’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R11’及びR12’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、−CONR13’R14’(式中、R13’及びR14’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R13’及びR14’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)及びC1−C6アルキルスルホニルなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、並びに
・C1−C6アルキルスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い飽和炭化水素環、不飽和炭化水素環、飽和複素環又は不飽和複素環を示す。)で表される縮合環、
(3)置換されても良いヘテロアリール
(ここで、置換されても良いヘテロアリールとは、
・ハロゲン原子及びヒドロキシからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル、並びに
・ハロゲン原子及びヒドロキシからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC2−C6アルカノイル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いヘテロアリールを示す。)、
(4)ヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルキル、又は
(5)C1−C6アルコキシを示し、
R2’及びR3’は、
水素原子
ただし、R1’及びR2’は、隣接する炭素原子と一緒になってベンゼン環を形成しても良く、並びにR3’及びR4’は、隣接する炭素原子と一緒になってベンゼン環を形成しても良く、
m’及びn’は、各々1又は2を示し、
X’は、CO又はSOを示し、
A’は、
(1)置換されても良いC1−C10アルキル
(ここで、置換されても良いC1−C10アルキルとは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・ヒドロキシ、オキソ、C1−C6アルキル及びC1−C6アルコキシからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC3−C15シクロアルキル、
・C5−C6シクロアルケニル、
・カルボキシ、
・シアノ、
・オキソ、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR15’R16’(式中、R15’及びR16’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R15’及びR16’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、−CONR17’R18’(式中、R17’及びR18’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R17’及びR18’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、C1−C6アルキルスルホニル、アリール、アリールカルボニル及びヘテロアリールカルボニルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、
・C1−C6アルキルスルホニル、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールで置換されても良いC1−C6アルコキシからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリール、
・ハロゲン原子及びC1−C6アルキルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いヘテロアリール、
・C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い飽和複素環、
・C8−C10部分不飽和炭化水素縮合環、並びに
・ハロゲン原子及びC1−C6アルカノイルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリールオキシ、
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C10アルキルを示す。)、
(2)C2−C10アルケニル、
(3)置換されても良いC3−C15シクロアルキル
(ここで、置換されても良いC3−C15シクロアルキルとは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルキル、
・C1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・オキソ、
・C1−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・アリールカルボニル、及び
・ハロゲン原子で置換されても良いアリール
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC3−C15シクロアルキルを示す。)、
(4)置換されても良い飽和又は部分不飽和複素環
(ここで、置換されても良い飽和又は部分不飽和複素環とは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルキル、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・オキソ、
・アリール、
・ホルミル
・ハロゲン原子及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC2−C6アルカノイル、
・ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ並びに「C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、−CONR19’R20’(式中、R19’及びR20’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R19’及びR20’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)及びC1−C6アルキルスルホニルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ」からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルカノイル、
・C4−C16シクロアルキルカルボニル、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ及びC1−C6アルキルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリールカルボニル、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ及びC1−C6アルキルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いヘテロアリールカルボニル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR21’R22’(式中、R21’及びR22’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R21’及びR22’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・ハロゲン原子で置換されても良いC1−C6アルキルスルホニル、及び
・C1−C6アルキルアミノスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い飽和又は部分不飽和複素環を示す。)、
(5)置換されても良いアリール
(ここで、置換されても良いアリールとは
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C10アルキル、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・ホルミル
・ハロゲン原子で置換されても良いC2−C6アルカノイル、
・ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ及びC1−C6アルカノイルオキシからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR23’R24’(式中、R23’及びR24’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R23’及びR24’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、−CONR25’R26’(式中、R25’及びR26’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R25’及びR26’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)及びC1−C6アルキルスルホニルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、
・ニトロ、
・ハロゲン原子及びC1−C6アルキルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリール、
・アリールカルボニル、
・アリールオキシ、
・ヘテロアリール、
・C1-C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い飽和複素環、並びに
・C1−C6アルキルスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリールを示す。)、
(6)置換されても良いヘテロアリール
(ここで、置換されても良いヘテロアリールとは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ及び飽和複素環からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル、
・ハロゲン原子またはヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・ニトロ、
・C1−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR27’R28’(式中、R27’及びR28’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R27’及びR28’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、−CONR29’R30’(式中、R29’及びR30’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R29’及びR30’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、C1−C6アルキルスルホニル、「ハロゲン原子、ヒドロキシ及びニトロ」からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリール、飽和複素環、並びにハロゲン原子で置換されても良いアリールオキシからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、
・ハロゲン原子及びニトロ基からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリール、
・ハロゲン原子及びニトロ基からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリールオキシ、並びに
・C1−C6アルキルスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いヘテロアリールを示す。)、
(7)ハロゲン原子及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC8−C10部分不飽和炭化水素縮合環、
(8)置換されても良いC1−C6アルコキシ
(ここで、置換されても良いC1−C6アルコキシとは、
・アリール、又は
・アリールで置換されても良いC1−C6アルコキシ
で置換されても良いC1−C6アルコキシを示す。)、
(9)置換されても良いアリールオキシ
(ここで、置換されても良いアリールオキシとは、
・ハロゲン原子で置換されても良いC1-C6アルキル、又は
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル
で置換されても良いアリールオキシを示す。)、又は
(10)置換されても良いアミノ
(ここで、置換されても良いアミノとは、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルキル、及び
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリール
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノを示す。)
を示す。]で表される含窒素飽和複素環化合物もしくはその医薬上許容される塩又はそれらの水和物。
【請求項3】
前記式(I’)において、
Y’は、Nを示し、
R1’及びR4’は、同一又は異なって、
(1)置換されても良いアリール
(ここで、置換されても良いアリールとは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ又はカルボキシで置換されても良いC1−C6アルキル、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・C2−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR5’R6’(式中、R5’及びR6’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R5’及びR6’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、C1−C6アルカノイル、C1−C6アルキルスルホニル及びC1−C6アルキルなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、並びに
・C1−C6アルキルスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリールを示す。)、
(2)式(II’)
【化5】

(式中CycB’は、炭素原子、酸素原子、窒素原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる二つ以上の原子と隣り合うベンゼン環の2つの炭素原子と共に形成される4−8員環の環構造を示し、該CycB’は、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルキル、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・C1−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR11’R12’(式中、R11’及びR12’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R11’及びR12’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、C1−C6アルカノイル、C1−C6アルキルスルホニル及びC1−C6アルキルなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、並びに
・C1−C6アルキルスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い飽和炭化水素環、不飽和炭化水素環、飽和複素環又は不飽和複素環を示す。)で表される縮合環、又は
(3)ヘテロアリールを示し、
R2’及びR3’は、水素原子を示す、
請求項2記載の含窒素飽和複素環化合物もしくはその医薬上許容される塩又はそれらの水和物。
【請求項4】
前記式(I’)において、
R1’及びR4’は、同一又は異なって、
(1)置換されても良いアリール
(ここで、置換されても良いアリールとは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ又はカルボキシで置換されても良いC1−C6アルキル、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・C2−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR5’R6’(式中、R5’及びR6’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R5’及びR6’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、C1−C6アルカノイル、C1−C6アルキルスルホニル及びC1−C6アルキルなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、並びに
・C1−C6アルキルスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリールを示す。)、又は
(2)式(II’)
【化6】

(式中CycB’は、炭素原子、酸素原子、窒素原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる二つ以上の原子と隣り合うベンゼン環の2つの炭素原子と共に形成される4−8員環の環構造を示し、該CycB’は、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルキル、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・C1−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR11’R12’(式中、R11’及びR12’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R11’及びR12’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、C1−C6アルカノイル、C1−C6アルキルスルホニル及びC1−C6アルキルなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、並びに
・C1−C6アルキルスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い飽和炭化水素環、不飽和炭化水素環、飽和複素環又は不飽和複素環を示す。)で表される縮合環を示し、
R2’及びR3’は、水素原子を示し、
m’及びn’は、1を示し、
X’は、COを示し、
A’は、
(1)置換されても良いC3−C15シクロアルキル、
(ここで、置換されても良いC3−C15シクロアルキルとは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルキル、
・C1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・オキソ、
・C1−C6アルカノイル、
・アリールカルボニル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、及び
・ハロゲン原子で置換されても良いアリール
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC3−C15シクロアルキルを示す)、
(2)置換されても良い飽和又は部分不飽和複素環
(ここで、置換されても良い飽和又は部分不飽和複素環とは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルキル、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・オキソ、
・アリール、
・ホルミル
・ハロゲン原子及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC2−C6アルカノイル
・ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ並びに「C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル、アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、−CONR19’R20’(式中、R19’及びR20’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R19’及びR20’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)及びC1−C6アルキルスルホニルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ」からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルカノイル、
・C4−C16シクロアルキルカルボニル、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ及びC1−C6アルキルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリールカルボニル、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ及びC1−C6アルキルからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いヘテロアリールカルボニル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR21’R22’(式中、R21’及びR22’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R21’及びR22’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・ハロゲン原子で置換されても良いC1−C6アルキルスルホニル、及び
・C1−C6アルキルアミノスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い飽和又は部分不飽和複素環を示す。)、又は
(3)置換されても良いアリール
(ここで、置換されても良いアリールとは、
・ハロゲン原子、
・ヒドロキシ、
・ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C10アルキル、
・ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いC1−C6アルコキシ、
・カルボキシ、
・シアノ、
・ホルミル
・ハロゲン原子及びヒドロキシからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC2−C6アルカノイル、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、
・−CONR23’R24’(式中、R23’及びR24’は、同一又は異なって、水素原子、”ハロゲン原子、ヒドロキシ及びアリールからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いC1−C6アルキル”、若しくは、ハロゲン原子又はヒドロキシで置換されても良いアリールを示すか、R23’及びR24’は、隣接する窒素原子と一緒になって”C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い含窒素飽和複素環”を形成しても良い。)、
・アリールで置換されても良いC2−C7アルコキシカルボニル、C1−C6アルカノイル、C1−C6アルキルスルホニル及びC1−C6アルキルなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアミノ、
・ニトロ、
・ハロゲン原子又はC1−C6アルキルで置換されても良いアリール、
・アリールカルボニル、
・アリールオキシ、
・ヘテロアリール、
・C1-C6アルキル、C1−C6アルカノイル及びオキソからなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良い飽和複素環、並びに
・C1−C6アルキルスルホニル
からなる群から選ばれる一つ以上の基で置換されても良いアリールを示す。)で表される、請求項3記載の含窒素飽和複素環化合物もしくはその医薬上許容される塩又はそれらの水和物。

【公開番号】特開2008−179621(P2008−179621A)
【公開日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−331414(P2007−331414)
【出願日】平成19年12月25日(2007.12.25)
【出願人】(000002819)大正製薬株式会社 (437)
【Fターム(参考)】