説明

壁紙表示装置

【課題】機器の壁紙を、利用者がお気に入りとしている他の機器の壁紙を自動的に取り込んで表示可能な「壁紙表示装置」とする。
【解決手段】日頃常に使用して慣れ親しんでいる例えば携帯電話の壁紙データを、この携帯電話を車両に持ち込んだ時、車載機器ではこの携帯電話と自動的に通信を行ってその壁紙データを取り込み、画像処理して車載モニタの壁紙として表示可能とする。そのため、取り込んだ画像データから車載モニタに適した形状に切り出し、また、取り込んだ画像データが大きすぎる時には解像度調整して画像を粗くして小型モニタに適した大きさにし、逆に取り込んだ画像データが小さすぎる時には補正処理して精細な画像にして表示する。必要に応じて取り込んだ壁紙をメモリに記録し、その後同じ機器が接続してその壁紙を使用する時には、直ちに記憶していた壁紙を読み込んで利用可能としてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯型等の日常使用している各種パーソナル機器の画面上に表示する壁紙を、他の機器にも自動的に表示することができるようにした壁紙表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年はメモリカードやHDD等のデータ記憶媒体の大容量化、及び小型化、更にそれらが安価になることにより、例えば携帯型オーディオ装置、携帯情報端末、携帯型TV・ビデオ機器が普及し、また携帯電話の高機能化が進んでいる。特にこれらの機器の高機能化によって表示画面部分には各種操作を選択して行うための選択操作部が多数表示され、更にその選択操作部を利用者が選択することにより、その下位の選択操作画面を表示する、というように多くの選択操作画面を表示するようになっている。
【0003】
それらの選択操作画面は、多くの場合表示画面中の背景となる画面に表示される。このような背景となる画面を通常「壁紙」と称し、各種機器ではこれを予め設定した特定の画面とし、或いはできる限り多くの人の趣味に合わせることができるように、各種の壁紙用の画面を形成する画像データをメモリに記憶しておき、その中から利用者が好みの任意のものを選択して壁紙とすることも行われる。
【0004】
また、前記のように予め各種の壁紙を用意しておいてもなお必ずしも利用者の好みに合ったものが提供されないことを考慮し、利用者の趣味に応じて特定の画像をインターネット等から取り込み、或いは利用者が旅行した時の思い出のお気に入りの写真を取り込み、その他各種の写真を取り込んでこれを壁紙に設定することも可能となっている。そのような機能を用いると壁紙が利用者の感性に合い、機器に対する愛着が増し、このことは利用者にとって使用性の良い機器ともなる。
【0005】
なお、複写機で取り込んだ画像を携帯端末等の壁紙として転送する技術は特開2003−274098号公報(特許文献1)に開示されている。また、デジカメで撮影した画像を携帯電話に転送して壁紙として使用する時、携帯電話で使用する画像部分について、携帯電話で表示するのに適した解像度として転送する技術は特開2003−60952号公報(特許文献2)に開示されている。
【特許文献1】特開2003−274098号公報
【特許文献1】特開2003−60952号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記のように、各種携帯機器には種々の選択操作画面における背景画像として壁紙を用いているが、この壁紙をどのような画像にするかは各個人によって大きく異なるため、例えば常日頃身近に所持して頻繁に利用している高機能の携帯電話について、利用者が特に好みとしている特定の壁紙を使用している時、利用者は各種の同様の機器の画面にこの壁紙を使用することを望む場合が多い。
【0007】
即ち、前記のように携帯電話に利用者が好みの、例えば図4(a)に示すような海外旅行で撮影した思い出深いお気に入りの写真があり、この写真を壁紙用の原画とし、パソコン等で処理することにより任意の部分を切り出し、更に解像度を調節して同図(b)に示すような携帯電話の壁紙として利用することがある。また、このような壁紙の原画を取り込んで、主要部を判別して所定形状に切り出して壁紙とする機能も開発されている。
【0008】
近年の携帯電話は前記のように多機能化してオーディオ機器としての機能も備え、またインターネット接続により各種の情報の取り込み操作を行うことが多くなっている。その一方、この利用者が搭乗する車にナビゲーション装置のモニタ画面があり、ナビゲーション装置の各種操作を初め、車両のオーディオやエアコン等の各種車載機器の操作を総合的に行うことができるようにしているときには、各種選択操作部分がモニタの画面上に表示されるが、その背景としての壁紙はメーカーが予め提供している画像の中から任意のものを選択するように設定している場合が多い。
【0009】
そのため、利用者が日常頻繁に使用している機器である図3(a)の画像を原画とする図3(b)のような携帯電話の壁紙に対して、車両搭載のモニタの壁紙が例えば同図(c)のような画像の時には、両者のイメージが大きく感じが異なるため、それにより利用者は違和感を感じ、扱いにくい機器の感じを抱かせることがある。
【0010】
このことは前記のような携帯電話と車両搭載モニタとの関係に限らず、例えばパソコン、携帯電話、携帯情報端末、(PDA)、携帯型オーディオプレーヤ、或いは携帯型TV・ビデオプレーヤ、車載ヘッドユニット等においても同様に生じる。
【0011】
したがって本発明は、利用者が特別な操作を行うことなく、日常的に使用している機器の利用者がお気に入りとしている壁紙を、例えば車両を運転する時に各種操作を行うために使用する車載モニタ等の各種機器の画面に対して自動的に転送し、車載モニタ等にお気に入りの壁紙を自動的に表示することができるようにし、それにより親近感が感じられる機器とし、また各種機能も使用しやすい機器とすることができる壁紙表示装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明に係る壁紙表示装置は、前記課題を解決するため、壁紙データを有する外部の機器とデータ通信可能に接続する外部機器接続部と、前記外部機器接続部で取り込んだ外部機器の壁紙データを、画像表示部に適合するように壁紙のサイズを調整する壁紙サイズ調整部と、前記壁紙サイズ調整部で調整した画像を画像表示部に出力する画像出力部とを備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る他の壁紙表示装置は、前記壁紙表示装置において、前記壁紙サイズ調整部では、前記画像表示部の大きさに適合するように、解像度を調整することを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る他の壁紙表示装置は、前記壁紙表示装置において、前記壁紙サイズ調整部では、前記画像表示部の形状に適合するように表示範囲を設定することを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る他の壁紙表示装置は、前記壁紙表示装置において、前記外部機器接続部で取り込んだ外部機器の壁紙データを記録する壁紙データ記録部を備え、外部機器接続部に接続した機器の壁紙データが既に壁紙データ記録部に存在する時には、壁紙データ記録部に記録している壁紙データを使用して表示することを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る他の壁紙表示装置は、前記壁紙表示装置を車載機器に用いたことを特徴とする。
【0017】
また、本発明に係る他の壁紙表示装置は、前記壁紙表示装置において、前記外部の機器が、携帯電話、携帯プレーヤ、携帯情報端末、パソコンのいずれかであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明は上記のように構成したので、利用者が特別な操作を行うことなく、日常的に使用している機器の利用者がお気に入りとしている壁紙を、他の機器を使用する時に自動的に取り込んで利用することができ、それらの機器も日常使用している機器と同様に、親近感が感じられる機器とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明は機器の壁紙を、利用者がお気に入りとしている壁紙を自動的に取り込んで利用するという目的を、壁紙データを有する外部の機器とデータ通信可能に接続する外部機器接続部と、前記外部機器接続部で取り込んだ外部機器の壁紙データを、画像表示部に適合するように壁紙のサイズを調整する壁紙サイズ調整部と、前記壁紙サイズ調整部で調整した画像を画像表示部に出力する画像出力部とを備えることにより実現した。
【実施例1】
【0020】
本発明の実施例を図面に沿って説明する。図1は本発明による壁紙表示装置を車載機器1の、特にナビゲーション装置等の車載モニタ2を表示する機能部分に用い、その車載機器1に携帯機器20としての携帯電話21を通信可能に接続したとき、車載機器1において携帯電話21の壁紙データを取り込んで表示する機能の部分を中心に示している。車載機器1としては前記のような車載モニタ2以外に、ヘッドユニット3の操作機能表示部に壁紙を利用する時も同様にして用いることができる例を示している。
【0021】
図1の車載機器1には携帯電話21が車内に持ち込まれて、例えばブルートゥースやワイヤレスLANにより無線通信でき、或いは有線によって通信を行う機能によって接続可能な状態になると、車載機器1では外部機器接続部4においてデータの授受が可能となる。データ取込部5では特に壁紙データ取込部6において、携帯電話21が用いている壁紙データを取り込む。このとき携帯電話21では自身の機能として、壁紙データを外部に出力する機能を備えており、また出力を許可されているものとする。またその時の壁紙データがメモリ内に特に自分の好みの壁紙を、写真等から取り込んで使用する時、その写真の原画データがメモリに存在する場合、できる限りその原画データを取り込むようにする。それにより、携帯電話21のように比較的小画面で特殊の形状の画面の壁紙でも、例えば車載機器1のモニタ2に容易に利用できるようになる。但し、壁紙が単なる色や模様の時には、その必要は特にない。
【0022】
壁紙データ取込部6で取り込んだ前記のような壁紙データは、車載モニタ2に各種画像を表示するための画像表示処理部7において、特に壁紙の表示処理を行うための壁紙表示処理部8における壁紙サイズ調整部9に入力する。この壁紙サイズ調整部9では、表示範囲設定部10で壁紙データの中から所定範囲を切り出す。
【0023】
その際には例えば図3(f)のような利用者が取り込んだ写真からなる壁紙の原画データの中から、携帯電話では同図(d)の形状で画像主要部の範囲を選択し、最終的に同図(a)のような大きさで所定の解像度の壁紙を表示する時、同じ壁紙原画データでも車載モニタで使用する時には同図(e)の形状をなす範囲を選択するため、図1の表示範囲設定部11ではこの形状範囲を設定する処理を行う。また、解像度調整部10では、図3(e)の形状範囲の画像データについて、同図(c)に示すような車載モニタの大きさで所定の解像度の壁紙を形成する。なお、図3(b)には上記のような本発明を用いることがない時、車載モニタが予め備えている壁紙を表示した時の例を比較例として示している。
【0024】
このようにして壁紙サイズ調整部9で所定の壁紙が作成されると、画像表示処理部7の一機能部である壁紙表示処理部8は、画像出力部13を介して壁紙表示データを出力し、車載モニタ2に対して壁紙を表示する。このような壁紙表示機能は、車載機器のヘッドユニット3に操作機能表示部が存在する時には、その表示部の壁紙としても使用することができる。
【0025】
図1に示す例においては車載機器1にメモリ等のデータ記録媒体15を備え、データ取込部5で取り込んだデータを記録することができるようになっている時、壁紙データ取込部6で前記のようにして壁紙データを取り込んだ時には、データ記録媒体15の壁紙データ記録部16に記録可能としている。その場合には、壁紙表示処理部8の壁紙選択部12で各種の壁紙から任意のものを選択して表示を行おうとする時、データ読込部17によって壁紙データ記録部16からデータを読み込み、利用者の指示等によって任意の壁紙を選択して、前記のような壁紙サイズ調整部9での処理を行ってから、車載モニタ2に表示を行うことができるようにした例を示している。
【0026】
このような壁紙データを記憶する壁紙データ記録部16を用いることにより、携帯電話21の接続を外部機器接続部4で検出した時、その接続機器のID番号等を画像表示処理部7に出力して、画像表示処理部7では壁紙選択部12からデータ読込部17を介して、接続した機器の壁紙が既に記憶しているか否かを検出し、既に存在する時には直ちにこれを読み込んで壁紙表示処理を行って出力可能とする。その際に、壁紙データ記録部16に壁紙サイズ調整したデータそのものが記録されている時は、直接これを画像出力部13に出力することもでき、携帯電話からの繰り返しの壁紙データの取り込みやサイズ調整も不要とすることができる。
【0027】
また、図1に示す例では携帯機器20として携帯電話21を持ち込んだ時、携帯電話の壁紙データを利用して車載モニタ2に同様の壁紙を表示する例を示したが、更に携帯機器として携帯オーディオプレーヤや携帯TV・ビデオプレーヤ等の携帯プレーヤ22、或いは携帯情報端末(PDA)23が車両に持ち込まれた時にも、同様の処理を行うことができる。更に近年のナビゲーション装置の小型化により持ち運び可能なナビゲーション装置が使用されるようにもなっている。したがって、そのような携帯型ナビゲーション装置が車両に持ち込まれて使用される時、その携帯型ナビゲーション装置をパソコン24に直接接続し、或いは通信可能に接続する時、同様に車載モニタ2としての携帯型ナビゲーション装置がパソコン24の壁紙データを取り込んで、前記のようにしてこれを壁紙とすることも可能である。
【0028】
図2には前記のような機能ブロックからなる車載モニタの壁紙表示装置を実施する作動フローの例を示している。図2に示す車載モニタの壁紙表示処理においては、最初通信可能な外部機器の接続を検出したか否かを判別している(ステップS1)。即ち、図1の例では車内にブルートゥースのような互いに通信可能な機能を備えた携帯電話21が持ち込まれる時、車載機器1の外部機器接続部4が互いに通信を行うことによりこれを検出し、そのときステップS1では通信可能な外部機器の接続を検出したものと判別する。ここで未だ検出できない時にはこの検出作動を繰り返して待機する。
【0029】
ステップS1で通信可能な外部機器の接続を検出した時には、壁紙データの取り込みは可能か否かを判別する(ステップS2)。即ち、接続した通信可能な機器において、内部に記憶している壁紙データを外部に出力する機能を備えているか否かを判別し、その機能を備えていない時にはステップS1に戻って前記作動を繰り返す。また、車載機器側で前記のように通信可能に接続した機器が壁紙のデータを出力する機能を備えていることを検出した時には、接続した機器が現在用いている壁紙のデータを取り込む(ステップS3)。
【0030】
その後の一つの作動として取り込んだ壁紙データの記憶を行い(ステップS16)、例えば後に取り込んだ壁紙の利用状態から他の壁紙に変更した後、更に同じ機器の壁紙を取り込む時に同じ壁紙が存在するか否かを判別し、存在する時には直ちに記憶している壁紙の利用を可能とする。ステップS3の後の他の作動として、図示の例では壁紙原画データを取り込んだか否かを判別している(ステップS4)。
【0031】
即ち、通信を行っている外部機器が例えば携帯電話のような画面の小型の機器の場合は、表示している壁紙は小画面であり、且つ縦長に表示する等、機器に特有の形状をなしていることが多いため、壁紙データの取り込みに際してはその外部機器で壁紙として使用しているオリジナルな壁紙原画データを取り込みんで使用する(ステップS5)。
【0032】
しかしながら通信可能に接続した外部機器において、現在用いている壁紙の原画が存在しない、或いは原画の出力を禁止している時には、接続機器の壁紙データそのものを使用することとなる(ステップS6)。これらのステップS5及びステップS6のいずれの場合も、その後モニタの表示形状に壁紙データを切り出す(ステップS7)。即ち、前記のように図3(f)に示すような壁紙用原画があるとき、携帯電話では画面中の主要映像部の切り出しによって同図(d)のような形状に切り出しを行うのに対して、車載モニタでは同図(e)のようにほぼ全体の画像を使用する形状に切り出す。これらの作動は図1の壁紙表示処理部8における壁紙サイズ調整部の表示範囲設定部10で行うこととなる。
【0033】
次いで図示実施例では、取り込んだ壁紙の解像度は車載モニタの解像度より粗いか否かを判別している(ステップS8)。ここで取り込んだ壁紙の解像度が、例えば携帯電話が現在表示している壁紙のデータを取り込み、車載モニタに表示しようとする時には、取り込んだ壁紙の解像度はモニタの解像度より粗いと判別されるので、その時はステップS10に進み、壁紙データの解像度を精細化する補正処理を行い、それにより粗い解像度の写真を表示する時の画像のエッジの荒さ等をなくし、見栄えの良い壁紙にする。
【0034】
ステップS8で取り込んだ壁紙の解像度はモニタの解像度より粗くない、即ち取り込んだ壁紙の解像度が原画の写真データのような場合には、その壁紙画像をそのまま車載モニタの壁紙として利用するには画像データが大きすぎるので、適切なデータ量になるまで解像度を粗くしてモニタの大きさに適合させる(ステップS9)。これらの解像度調整は、図1の壁紙表示処理部8における壁紙サイズ調整部9の解像度調整部10で行うこととなる。
【0035】
前記ステップS9及びS10で解像度の調整を行うことにより車載モニタに適した壁紙データとした後、この壁紙データを出力して車載モニタの壁紙を変更する(ステップS11)。次いで図示実施例では壁紙を自動的に元に戻す処理を行うか否かを判別している(ステップS12)。即ち、前記のようにして車両に持ち込まれた利用者が慣れ親しんでいる携帯電話の壁紙を車載モニタの壁紙とした後、その後特に利用者からの変更指示がない時にはそのまま壁紙を使用する時には、壁紙変更の指示があるか否かを判別し、壁紙の変更指示があるまでこの状態で待機する(ステップS15)。それに対して自動的に壁紙を元に戻す処理を行う設定にしている時にはステップS13に進み、外部機器との通信は切断したか否かを判別する。
【0036】
ここで未だ通信が切断していないと判別した時には切断するまでこの状態を継続し、切断したと判別した時には壁紙を元に戻す変更処理を行う(ステップS14)。また前記ステップS12で壁紙を自動的に元に戻す処理を行わないと判別したことによりステップS15に進んだとき、壁紙の変更指示があった時、及び前記ステップS13で外部機器との通信が切断したと判別した時には、ステップS14に進んで壁紙を元に戻す変更処理を行う。
【0037】
前記実施例では本発明を車載機器のモニタの壁紙表示に適用する例を示したが、そのほか図1に示すような車載機器のヘッドユニット3に表示部が存在する時にはその表示部に適用することも可能である。また、この車載機器に接続する機器は図1に示すように携帯電話以外の携帯プレーヤ22や携帯情報端末としてのPDA23等を車内に持ち込む時にも適用でき、携帯型パソコンの場合も車両に持ち込む際には適用可能である。更にこの車載機器1が例えば携帯型ナビゲーション装置のように、外部に持ち出すことができる時には、家のパソコン24等と通信を行うことにより本発明を適用可能である。また、前記実施例のように車載機器の壁紙の表示に利用する以外に、例えば携帯電話21と携帯プレーヤ22間の壁紙データの授受等、種々の機器間の壁紙の相互利用にも適用可能である。その際には各機器の壁紙表示機能として、本発明の壁紙表示装置を組み込むこととなる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施例の機能ブロック図である。
【図2】同実施例の作動フロー図である。
【図3】同実施例の壁紙表示処理例を示す図である。
【図4】従来の壁紙表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0039】
1 車載機器
2 ヘッドユニット
3 車載モニタ
4 外部機器接続部
5 データ取込部
6 壁紙データ取込部
7 画像表示処理部
8 壁紙表示処理部
9 壁紙サイズ調整部
10 解像度調整部
11 表示範囲設定部
12 壁紙選択部
13 画像出力部
14 データ書込部
15 データ記録媒体
16 壁紙データ記録部
17 データ読込部
20 携帯機器
21 携帯電話
22 携帯プレーヤ
23 PDA
24 パソコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁紙データを有する外部の機器とデータ通信可能に接続する外部機器接続部と、
前記外部機器接続部で取り込んだ外部機器の壁紙データを、画像表示部に適合するように壁紙のサイズを調整する壁紙サイズ調整部と、
前記壁紙サイズ調整部で調整した画像を画像表示部に出力する画像出力部とを備えたことを特徴とする壁紙表示装置。
【請求項2】
前記壁紙サイズ調整部では、前記画像表示部の大きさに適合するように、解像度を調整することを特徴とする請求項1記載の壁紙表示装置。
【請求項3】
前記壁紙サイズ調整部では、前記画像表示部の形状に適合するように表示範囲を設定することを特徴とする請求項1記載の壁紙表示装置。
【請求項4】
前記外部機器接続部で取り込んだ外部機器の壁紙データを記録する壁紙データ記録部を備え、
外部機器接続部に接続した機器の壁紙データが既に壁紙データ記録部に存在する時には、壁紙データ記録部に記録している壁紙データを使用して表示することを特徴とする請求項1記載の壁紙表示装置。
【請求項5】
前記壁紙表示装置を車載機器に用いたことを特徴とする請求項1記載の車載機器用壁紙表示装置。
【請求項6】
前記外部の機器は、携帯電話、携帯プレーヤ、携帯情報端末、パソコンのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の壁紙表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−87629(P2010−87629A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−251850(P2008−251850)
【出願日】平成20年9月29日(2008.9.29)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】