説明

多点切換計測方法および装置

【課題】空調システムや換気システムなどにおける検出器の設置上の制約やコストの問題を大幅に緩和する。
【解決手段】例えば、システムにおける多点のCO2 濃度の計測を行う場合、多点切換計測装置101を用いる。計測点P0〜P8からチューブT0〜T8を延ばし、多点切換計測装置101の流路切換器4の入力ポートPI0〜PI8に接続する。計測点P5のCO2 濃度を計測したい場合、流路切換器4の流路RCを切り換えて、出力ポートPOと入力ポートPI5とを接続する。これにより、計測点P5からの空気が流路RCを通してCO2 濃度計5に導かれる。他の計測点も同様にして流路RCを切り換えてCO2 濃度の計測を行う。同様の手法で多点の差圧計測なども可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、空調システムや換気システムにおける差圧やCO2 濃度の測定に用いて好適な多点切換計測方法および装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、空調システムや換気システムでは、調整や保守,フォルト検知(誤り検知),性能評価,換気量計測などを行うことにより、空調としての品質の向上,維持を実現している。したがって、空気の状態をどの程度まできめ細かく調査できるかということが、空調システムや換気システムの品質に大きく影響する。
【0003】
従来の空調システムや換気システムでは、設計時に圧力損失や静圧などを計算するが、施工後にこれらを計測することは稀である。仮に、計測される場合でも、差圧計を1台設置して給気ダクトの静圧を計測する程度である。
【0004】
また、従来の空調システムや換気システムでは、室内や換気ダクトなどにCO2 濃度計を設置し、CO2 濃度の測定を行うことがある。この場合も、CO2 濃度計を複数台設置することは殆どない。
【0005】
なお、出願人は出願時までに本発明に関連する先行技術文献を発見することはできなかった。よって、先行技術文献情報を開示していない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、空調システム内の特定の2点において差圧を計測するような場合、差圧発信機など検出器の設置上の制約により、設置可能な箇所や数が限られてくる。これにより、本来検出したい箇所の空気の状態が十分に検出できなという問題が発生し、結果的に空調の品質向上も不十分となる。
また、仮に設置可能である場合でも、必要な箇所に全て設置しようとすると、差圧発信機などの検出器が多数必要になり、コストが高くなってしまう。
このような問題は、差圧発信機に限らず、CO2 濃度計や他の検出器でも同様に起こり得る。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、空調システムや換気システムなどにおいて、検出器の設置上の制約やコストの問題を大幅に緩和することができる多点切換計測方法および装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するために本発明は、空調システムや換気システムなどにおける複数の計測点から計測対象を観測点まで導き、この観測点と検出器との間の流路を切り換えて観測点に導かれた計測対象のうち所望の計測対象を検出器に導くようにしたものである。
例えば、本発明では、空調システムや換気システムなどにおける複数の計測点における空気(計測対象)をチューブを用いて観測点まで導く。そして、観測点に流路切換器を設け、この流路切換器の流路を切り換えることにより、所望の計測対象を差圧発信機やCO2 濃度計などの検出器へ導く。検出器を差圧発信機とする場合、流路切換器の流路を切り換えることにより、所望の計測対象として第1の計測対象と第2の計測対象を差圧発信機へ導き、これら計測対象間の差圧を計測する。検出器をCO2 濃度計とする場合、流路切換器の流路を切り換えることにより、所望の計測対象をCO2 濃度計へ導き、その計測対象のCO2 濃度を計測する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数の計測点から計測対象を観測点まで導き、この観測点に導かれた計測対象のうち所望の計測対象を流路を切り換えて検出器に導くようにしたので、計測点毎に計測器を直接設置しなくてもよく、設置上の制約を緩和することができる。また、観測点側で検出器を共有することになるので、検出器の設置数を削減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
図1は本発明の多点切換計測方法の実施に用いる多点切換計測装置の一実施の形態の概略を示す構成図である。この多点切換計測装置100は、流路切換器1と、差圧発信機2と、差圧表示部3とを備えている。
【0011】
流路切換器1は、第1の流路切換部1Aと、第2の流路切換部1Bとから構成されている。第1の流路切換部1Aは、計測対象(後述)が導かれる入力ポートPA0〜PA11と、差圧発信機2の+側の圧力導入路2−1に接続された出力ポートPOAと、入力ポートPA0〜PA11と出力ポートPOAとを択一的に接続する流路RAとを有している。
【0012】
図1には、流路RAを入力ポートPA0と出力ポートPOAとを接続する位置(入力ポートPA0への切換位置)に切り換えた状態を示している。この流路RAの切換位置は、手動操作によって、自由に変えることができる。すなわち、出力ポートPOAをコモンポートとし、流路RAの切換位置を入力ポートPA0からPA11まで段階的に切り換えることができる。
【0013】
第2の流路切換部1Bも第1の流路切換部1Aと同様に構成されている。第2の流路切換部1Bにおいて、入力ポートPB0〜PB11が第1の流路切換部1Aの入力ポートPA0〜PA11に対応し、出力ポートPOBが第1の流路切換部1Aの出力ポートPOAに対応し、流路RBが第1の流路切換部1Aの流路RAに対応する。但し、第2の流路切換部1Bにおいて、出力ポートPOBは差圧発信機2の−側の圧力導入路2−2に接続されている。
【0014】
差圧発信機2は、+側の圧力導入路2−1から流入する計測対象(第1の計測対象)と−側の圧力導入路2−2から流入する計測対象(第2の計測対象)との差圧を計測する。差圧表示部3は、差圧発信機2で計測された差圧(計測値)を表示する。
【0015】
〔換気システムにおける差圧の計測〕
図2はヒュームフードという局所排気装置を有する化学実験室の換気システムを例示する図である。同図において、11は化学実験室、12は実験室11への給気を行う給気ファン、13は給気ファン11から実験室11への給気の風量を調整する風量調節ユニット、14は実験室11に設けられたヒュームフード、15は実験室11およびヒュームフード14からの排気を行う排気ファン、16は排気通路に設けられスクラバ(集塵機)である。
【0016】
このような換気システム200では、有害な物質を搬送・排気するため、所定風量や静圧の確保が必須であり、設計時には、圧力損失や静圧の計算を行い、安全率を充分に加味した上で給気ファン12や排気ファン15の選定が行われる。また、多点の差圧計測を竣工前あるいは竣工後に行うことで、設計・施工の妥当性確認や継続的な保守を容易に実現することができる。例えば、竣工前には、各部の圧力損失や静圧が設計仕様と差異がないかを確認する。竣工後には、フィルタづまりなどに起因する圧力損失増加やファン劣化・風量制御装置故障に伴う静圧過不足などを、過去のデータと比較しながら早く発見することで、能力不足運転の早期防止や適切な周期でのメンテナンスが可能となる。
【0017】
そこで、本願では、換気システム200における多点の差圧計測を図1に示した多点切換計測装置100を用いて行う。この多点切換計測装置100を用いた多点の差圧計測は次のようにして行う。図2の換気システム200において、計測点を例えばP0〜P11とする。計測点P0からチューブ(空気配管)TA0およびTB0を延ばし(図3参照)、多点切換計測装置100の第1の流路切換部1Aの入力ポートPA0にチューブTA0を、第2の流路切換部1Bの入力ポートPB0にチューブTB0を接続する。同様に、計測点P1〜P11からチューブTA1,TB1〜TA11,TB11を延ばし、第1の流路切換部1Aの入力ポートPA1〜PA11にチューブTA1〜TA11を、第2の流路切換部1Bの入力ポートPB1〜PB11にチューブTB1〜TB11を接続する。
【0018】
〔給気ファンの差圧計測〕
ここで、今、給気ファン12の前後の差圧(計測点P2−P1間の差圧)を計測したいとする。この場合、図4に示すように、多点切換計測装置100における第1の流路切換部1Aの流路RAを入力ポートPA2への切換位置に切り換え、第2の流路切換部1Bの流路RBを入力ポートPB1への切換位置に切り換える。
【0019】
これにより、チューブTA2を介して入力ポートPA2(観測点)に導かれている計測点P2からの空気(計測対象)が流路RAを通して差圧発信機2の+側の圧力導入路2−1に導かれる。また、チューブTB1を介して入力ポートPB1(観測点)に導かれている計測点P1からの空気(計測対象)が流路RBを通して差圧発信機2の−側の圧力導入路2−2に導かれる。
【0020】
差圧発信機2は、+側の圧力導入路2−1から流入する空気(第1の計測対象)と−側の圧力導入路2−2から流入する空気(第2の計測対象)との差圧、すなわち流路RAの切り換えによって計測点P2から導かれた空気と流路RBの切り換えによって計測点P1から導かれた空気との差圧を計測する。この計測された差圧は差圧表示部3において表示される。
【0021】
上述においては、給気ファン12の前後の差圧を計測するものとしたが、これと同様にして所望の計測点間の差圧を計測することができる。例えば、排気ファン15の前後の差圧を計測したい場合には、多点切換計測装置100における第1の流路切換部1Aの流路RAを入力ポートPA9への切換位置に切り換え、第2の流路切換部1Bの流路RBを入力ポートPB8への切換位置に切り換えればよい。
【0022】
この実施の形態1によれば、計測点P0〜P11から計測対象(空気)を観測点まで導き、この観測点に導かれた計測対象の2つを流路を切り換えて差圧発信機2へ導くようにしているので、計測点毎に差圧発信機2を直接設置しなくてもよく、設置上の制約を緩和することができる。また、観測点側で差圧発信機2を共有することになるので、差圧発信機2の設置数を削減することができる。
【0023】
〔実施の形態2〕
図5は本発明の多点切換計測方法の実施に用いる多点切換計測装置の他の実施の形態の概略を示す構成図である。この多点切換計測装置101は、流路切換器4と、CO2 濃度計5と、CO2 濃度表示部6とを備えている。
【0024】
流路切換器4は、計測対象(後述)が導かれる入力ポートPI0〜PI8と、CO2 濃度計5に接続された出力ポートPOと、入力ポートPI0〜PI7と出力ポートPOとを択一的に接続する流路RCとを有している。
【0025】
図5には、流路RCを入力ポートPI0と出力ポートPOとを接続する位置(入力ポートPI0への切換位置)に切り換えた状態を示している。この流路RCの切換位置は、手動操作によって、自由に変えることができる。すなわち、出力ポートPOをコモンポートとし、流路RCの切換位置を入力ポートPI0からPI8まで段階的に切り換えることができる。
【0026】
〔空調システムにおけるCO2 濃度の計測〕
図6はオフィス空間に適用された空調システムを例示する図である。同図において、21はオフィス空間、22はオフィス空間21への調和空気を生成する空調機、23は空調機22からオフィス空間21への調和空気の供給量を調整する風量調節ユニット、24は空調機22への外気の取入量を調整する外気ダンパ、25は空調機22から屋外への排気量を調整する排気ダンパ、26は空調機22へ戻す還気量を調整する還気ダンパである。
【0027】
この空調システム201では、外気ダンパ24からの外気と還気ダンパ26からの還気とを混合した空気が空調機22へ送られ、空調機22で調和された空気が風量調節ユニット23を介してオフィス空間21へ供給される。また、オフィス空間21内の空気が空調機22へ戻され、還気ダンパ26と排気ダンパ25とによって再循環される空気と屋外に排出される空気とに分けられる。
【0028】
このような空気の流れにおいて、外気と還気とが混合する場所では、混合CO2 濃度は、外気CO2 濃度と還気CO2 濃度の混合風量比によって決まる。したがって、CO2 濃度(混合CO2 濃度、外気CO2 濃度、還気CO2 濃度)を実測して混合風量比を求めれば、給気に対する外気取入量の比を知ることができる。外気取入は、空調機にとって熱負荷を与える一方で、空気を新鮮に保つためにある一定量の確保が必要である。外気取入量を適切に計測・調整することは、省エネルギーや室内環境維持のために必要不可欠である。
【0029】
そこで、本願では、空調システム201における多点のCO2 濃度の計測を図5に示した多点切換計測装置101を用いて行う。この多点切換計測装置101を用いた多点のCO2 濃度の計測は次のようにして行う。図6の空調システム201において、計測点を例えばP0〜P8とする。計測点P0からチューブ(空気配管)T0を延ばし(図7参照)、多点切換計測装置101の流路切換器4の入力ポートPI0に接続する。同様に、計測点P1〜P8からチューブT1〜T8を延ばし、入力ポートPI1〜PI8に接続する。
【0030】
〔混合CO2 濃度の測定〕
ここで、今、空調機22からの調和空気のCO2 濃度(混合CO2 濃度)を計測したいとする。この場合、図8に示すように、多点切換計測装置101における流路切換器4の流路RCを入力ポートPI5への切換位置に切り換える。これにより、チューブT5を介して入力ポートPI5(観測点)に導かれている計測点P5からの空気(計測対象)が流路RCを通してCO2 濃度計5に導かれる。CO2 濃度計5は、この導かれる空気のCO2 濃度、すなわち流路RCの切り換えによって計測点P5から導かれた空気のCO2 濃度を計測する。この計測されたCO2 濃度はCO2 濃度表示部6において表示される。
【0031】
〔外気CO2 濃度の測定〕
外気CO2 濃度を測定したい場合、図9に示すように、多点切換計測装置101における流路切換器4の流路RCを入力ポートPI1への切換位置に切り換える。これにより、チューブT1を介して入力ポートPI1(観測点)に導かれている計測点P1からの空気(計測対象)が流路RCを通してCO2 濃度計5に導かれる。CO2 濃度計5は、この導かれる空気のCO2 濃度、すなわち流路RCの切り換えによって計測点P1から導かれた空気のCO2 濃度を計測する。この計測されたCO2 濃度はCO2 濃度表示部6において表示される。
【0032】
〔還気CO2 濃度の測定〕
還気CO2 濃度を測定したい場合、図10に示すように、多点切換計測装置101における流路切換器4の流路RCを入力ポートPI7への切換位置に切り換える。これにより、チューブT7を介して入力ポートPI7(観測点)に導かれている計測点P7からの空気(計測対象)が流路RCを通してCO2 濃度計5に導かれる。CO2 濃度計5は、この導かれる空気のCO2 濃度、すなわち流路RCの切り換えによって計測点P7から導かれた空気のCO2 濃度を計測する。この計測されたCO2 濃度はCO2 濃度表示部6において表示される。
【0033】
このようにして、多点切換計測装置101を用いて混合CO2 濃度,外気CO2 濃度,還気CO2 濃度を測定することにより、外気取入量の計測・調整作業の正確さや効率を高くすることができる。
【0034】
この実施の形態2によれば、計測点P0〜P8から計測対象(空気)を観測点まで導き、この観測点に導かれた計測対象の1つを流路を切り換えてCO2 濃度計5へ導くようにしているので、計測点毎にCO2 濃度計5を直接設置しなくてもよく、設置上の制約を緩和することができる。また、観測点側でCO2 濃度計5を共有することになるので、CO2 濃度計5の設置数を削減することができる。
【0035】
なお、上述した実施の形態1では差圧を計測する多点切換計測装置100について説明し、上述した実施の形態2ではCO2 濃度を計測する多点切換計測装置101について説明したが、図11に示すように、差圧を計測する機能とCO2 濃度を計測する機能を合わせ持つ多点切換計測装置102としてもよい。
また、上述した実施の形態1,2では、計測対象を空気としたが、計測対象は空気に限られるものではなく、空調機22への冷温水などとしてもよい。
【0036】
また、上述した実施の形態1,2では、計測対象の差圧やCO2 濃度を計測するものとしたが、計測対象の温度や湿度などを計測するようにしてもよい。すなわち、本発明において、検出器は差圧発信機やCO2 濃度計に限られるものではない。
また、上述した実施の形態1では、流路切換器1に入力ポートPB0〜PB11を設けたが、流路RBを入力ポートPA0〜PA11に択一的に接続することによって、入力ポートPB0〜PB11を省略するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の多点切換計測方法の実施に用いる多点切換計測装置の一実施の形態(実施の形態1)の概略を示す構成図である。
【図2】局所排気装置を有する化学実験室の換気システムを例示する図である。
【図3】この換気システムにおける計測点からの多点切換計測装置へのチューブ(空気配管)の導出状況を示す図である。
【図4】この換気システムにおける給気ファンの差圧計測を行う場合の多点切換計測装置における流路の切り換え状況を示す図である。
【図5】本発明の多点切換計測方法の実施に用いる多点切換計測装置の他の実施の形態(実施の形態2)の概略を示す構成図である。
【図6】オフィス空間に適用された空調システムを例示する図である。
【図7】この空調システムにおける計測点からの多点切換計測装置へのチューブ(空気配管)の導出状況を示す図である。
【図8】この空調システムにおける混合CO2 濃度の測定を行う場合の多点切換計測装置における流路の切り換え状況を示す図である。
【図9】この空調システムにおける外気CO2 濃度の測定を行う場合の多点切換計測装置における流路の切り換え状況を示す図である。
【図10】この空調システムにおける還気CO2 濃度の測定を行う場合の多点切換計測装置における流路の切り換え状況を示す図である。
【図11】差圧を計測する機能とCO2 濃度を計測する機能を合わせ持つ多点切換計測装置(実施の形態3)の概略を示す構成図である。
【符号の説明】
【0038】
1…流路切換器、1A…第1の流路切換部、1B…第2の流路切換部、PA0〜PA11,PB0〜PB11…入力ポート、POA,POB…出力ポート、RA,RB…流路、2…差圧発信機、3…差圧表示部、P0〜P11…計測点、TA0〜TA11,TB0〜TB1…チューブ、4…流路切換器、5…CO2 濃度計、6…CO2 濃度表示部、PI0〜PI8…入力ポート、PO…出力ポート、RC…流路、T0〜T8…チューブ、100,101,102…多点切換計測装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の計測点から計測対象を観測点まで導くステップと、
前記観測点と検出器との間の流路を切り換えて前記観測点に導かれた計測対象のうち所望の計測対象を前記検出器に導くステップと
を備えることを特徴とする多点切換計測方法。
【請求項2】
請求項1に記載された多点切換計測方法において、
前記検出器は、前記計測対象として導かれた第1の計測対象と第2の計測対象との間の差圧を計測する差圧発信機である
ことを特徴とする多点切換計測方法。
【請求項3】
請求項1に記載された多点切換計測方法において、
前記検出器は、導かれた計測対象のCO2 濃度を計測するCO2 濃度計である
ことを特徴とする多点切換計測方法。
【請求項4】
複数の計測点から計測対象を観測点まで導く手段と、
前記観測点と検出器との間の流路を切り換えて前記観測点に導かれた計測対象の少なくとも1つを前記検出器に導く流路切換器と
を備えたことを特徴とする多点切換計測装置。
【請求項5】
請求項4に記載された多点切換計測装置において、
前記検出器は、前記計測対象として導かれた第1の計測対象と第2の計測対象との間の差圧を計測する差圧発信機である
ことを特徴とする多点切換計測装置。
【請求項6】
請求項4に記載された多点切換計測装置において、
前記検出器は、導かれた計測対象のCO2 濃度を計測するCO2 濃度計である
ことを特徴とする多点切換計測装置。
【請求項7】
請求項4に記載された多点切換計測装置において、
前記計測対象を観測点まで導く手段はチューブである
ことを特徴とする多点切換計測装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−101435(P2007−101435A)
【公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−293485(P2005−293485)
【出願日】平成17年10月6日(2005.10.6)
【出願人】(000006666)株式会社山武 (1,808)
【Fターム(参考)】