説明

多重ラベルの製造装置

【課題】比較的製造が容易で、製造コストを抑えることができる、新規な多重ラベルの製造装置を提供する。
【解決手段】この発明の多重ラベルの製造装置は、ICチップを有する複数の第1のラベル18が仮着された仮着シート40aを剥離プレート106に送って該第1のラベル18を該仮着シート40aより剥離して、前記剥離プレート106と間隔を隔てて配置された再仮着プレート122に該仮着シート40aの送り速度より速い速度で送られる剥離性基材12に該第1のラベル18を再仮着することにより、該仮着シート40aに仮着されていたときより広い間隔で、複数の該第1のラベル18を該剥離性基材12に再仮着する貼り替え手段102と、前記剥離性基材12の表面に、該第1のラベル18を被覆するように第2のラベル素材60を重合する重合手段と、前記第1のラベル18の間において、前記第2のラベル素材60をその厚み方向にカットする切れ目形成手段182とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、2以上のラベルが積層された多重ラベルの製造装置に関し、特に、たとえばICマウント済みのインレットをラベルに装着するなど盗難・万引き防止、物流の合理化・自動化等の各種機能性ラベルとして用いるに好適な多重ラベルを製造するための多重ラベルの製造装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、配送伝票、万引き防止、盗難防止などの機能性を有するラベルが、たとえば特開2000−334862などに提案されているが、印刷層と機能性を有する集積回路部分とを1つの平面に形成するには、ラベルそのものにチップサイズの穴を形成し、前記穴に非接触ICチップを嵌合する等、製造しにくくコスト高になる。
【0003】
【特許文献1】特開2000−334862号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、比較的製造が容易で、製造コストを抑えることができる、新規な多重ラベルの製造装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明にかかる請求項1に記載の多重ラベルの製造装置は、ICチップを有する複数の第1のラベルが感圧型接着剤層にて仮着された仮着シートを剥離プレートに送って該第1のラベルを該仮着シートより剥離して、前記剥離プレートと該第1のラベルの進行方向における長さより短い間隔を隔てて配置された再仮着プレートに該仮着シートの送り速度より速い速度で送られる剥離性基材に該剥離プレートで剥離された該第1のラベルを再仮着することにより、該仮着シートに仮着されていたときより広い間隔で、複数の該第1のラベルを該剥離性基材に再仮着する貼り替え手段と、第1のラベルが仮着された剥離性基材の表面に、該第1のラベルを被覆するように第2のラベル素材を重合する重合手段と、第1のラベルの間において、前後の切断位置の間に該第1のラベルが存在するように、第2のラベル素材をその厚み方向にカットする切れ目形成手段とを含む、多重ラベルの製造装置である。
この発明にかかる請求項2に記載の多重ラベルの製造装置は、ICチップを有する複数の第1のラベルが感圧型接着剤層にて仮着された仮着シートを剥離プレートに送って該第1のラベルを該仮着シートより剥離して、前記剥離プレートと該第1のラベルの進行方向における長さより短い間隔を隔てて配置された再仮着プレートに該仮着シートの送り速度より速い速度で送られる剥離性基材に該剥離プレートで剥離された該第1のラベルを再仮着することにより、該仮着シートに仮着されていたときより広い間隔で、複数の該第1のラベルを該剥離性基材に再仮着する貼り替え手段と、第1のラベルが仮着された表面に、該第1のラベルを被覆するように、第2のラベルを重合する第2ラベル重合手段とを含む、多重ラベルの製造装置である。
【発明の効果】
【0006】
この発明によれば、別々の機能を有する第1のラベルと第2のラベルとを積層して張り合わせるだけで一体化された多重ラベルを製造することができるので、製作が容易で、製造コストを抑えることができる。
【0007】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1は、この発明の多重ラベルの製造装置によって製造される多重ラベルの構造を示す断面図解図であり、図2は、この発明の多重ラベルの製造装置によって製造される多重ラベルの構造を示す斜視図解図である。
図3ないし図5は、この発明の多重ラベルの製造装置に適用される多重ラベルの製造方法を示す図解図である。
図6は、この発明の一実施の形態である多重ラベルの製造装置を示す図解図である。
この多重ラベル連続体10は、剥離シート12を含み、この剥離シート12の剥離剤層側主面には、ラベル14がその裏面に形成された粘着剤層16をもって、一定の間隔をおいて仮着されている。
【0009】
各ラベル14は、第1のラベル18の上に第2のラベル20を積層してなる。
第1のラベル18は、紙、合成樹脂シートなどの第1ラベル基材22の裏面に粘着剤を塗布してなる第1感圧型接着剤層24が形成されるとともに、第1ラベル基材22の表面には、ICチップからなる機能体26が、万引き・盗難防止をする機能、たとえば検知する機能を妨げない合成樹脂シートまたはフィルム等からなる固定フィルム28で積層されている。
あるいは、第1ラベル基材22の表面に、ICチップとカーボン印刷によるアンテナ等が印刷等により積層形成してもよい。あるいはまた、その他の機能を有する素子や印刷等を形成してもよい。
あるいはまた、上記のようなICチップに感圧型接着剤層24を形成して第1のラベル18としてもよい。さらにはまた、第1ラベル基材22を用いず、固定フィルム28の裏面に直接第1感圧型接着剤層24を形成して、第1のラベル18としてもよい。
さらにまた、第2のラベル20に上記のようなICチップを形成することもできる。
第2のラベル20は、紙、合成樹脂シートなどのシート状体からなる第2ラベル基材30の裏面に、粘着剤を塗布してなる第2感圧型接着剤層32が形成されている。
【0010】
第1のラベル18をその裏面に形成された第1感圧型接着剤層24にて、仮着シート40の長手方向に列になって並び続くように、複数連続して仮着し、且つ、該第1のラベル18の列を該仮着シート40の幅方向に複数列形成する(図3図示)。
そして、前記複数列形成された第1のラベル18の列を一列にするために、仮着シート40を該第1のラベル18の列の間において、たとえばスリッタやカッタによって切断する(図4図示)。
このとき、仮着シート40に第1のラベル18が仮着された連続体は、たとえば芯管にロール状に巻き重ねられているものを準備し、該ロール状の第1のラベル18の連続体をその状態のままカッタで切断する。
【0011】
幅広の仮着シート40を切断して第1のラベル18が仮着シート40aに複数連続して仮着されて一列になって並び続く第1のラベル18の連続体は、図5で示すように、仮着シート40に仮着されている第1のラベル18の前後の間隔とは異なったより広い間隔に、第1のラベル18の間隔を拡げて貼り替える、貼替え手段102を備えた多重ラベルの製造装置100に装填される。
【0012】
貼替え手段102は、幅狭の仮着シート40aに第1感圧型接着剤層24にて仮着された第1のラベル18を、該幅狭の仮着シート40aより剥離して該仮着シート40aに仮着されていたときとは異なった間隔、すなわち、第2のラベル20の形状、たとえばその長さに対応して、該第1のラベル18を別途準備した剥離性基材たる剥離シート12に適宜な間隔をおいて再仮着する装置である。
【0013】
この多重ラベルの製造装置の貼替え手段102は、図6に示すように、仮着シート40aに一定の間隔をおいて仮着された複数の第1のラベル18を剥離し、第1のラベル18が剥離される前の前記仮着シート40aの進行方向に近い方向に第1のラベル18を進行させるとともに、第1のラベル18が剥離された後、仮着シート40aを前記第1のラベル18の進行方向とは異なる方向に向けて進行させるラベル剥離手段104を含む。
【0014】
ラベル剥離手段104は、第1のラベル18の第1粘着剤層24と仮着シート40aとの界面において離間させる手段である剥離プレート106を含む。
この剥離プレート106は、第1のラベル18が剥離される前、仮着シート40aを移送する水平平面106aを備え、この水平平面106aに沿って水平の方向に送られてきた仮着シート40aがその先端106bにおいて第1のラベル18の設けられている面とは反対側に急激に折り返されて進行方向を変えるように、断面鋭角に形成されている。そして、仮着シート40aと第1のラベル18とは剥離プレート106の先端106bにおいて離間され、第1のラベル18のみ、その剛性によってそのまま略水平方向に直進する。
【0015】
前記ラベル剥離手段104の剥離プレート106の先端との間において、第1のラベル18の進行方向における長さよりも短い間隔をおいて、貼替え手段102を構成するラベル再仮着手段120が設けられる。
ラベル再仮着手段120は、剥離シート12のロール状体から剥離シート12を巻き戻し、剥離シート12の剥離剤層側主面に第1のラベル18を再仮着するように構成された再仮着プレート122を含む。
再仮着プレート122は、その上面に水平平面状の再仮着平面122aが形成され、再仮着プレート122の先端122bが、前記ラベル剥離手段104の剥離プレート106の先端との間において、第1のラベル18の進行方向における長さよりも短い間隔をおいて、且つ再仮着平面122aが前記ラベル剥離手段104の剥離プレート106とほぼ同一の高さに位置するように設けられている。
なお、前記ラベル剥離手段104における剥離プレート106の代わり、および前記ラベル再仮着手段120における再仮着プレート122の代わりに、たとえば、剥離プレート106の先端106bおよび再仮着プレート122の先端122b付近の位置に円筒状または円柱状のロールを設け、該ロールによって剥離ロール、再仮着ロールを構成するようにし、該剥離ロールによって仮着シート40aの進行方向を変え、また、該再仮着ロールを用いて剥離シート12の進行方向を変えることもできる。
【0016】
この貼替え手段102においては、幅狭の仮着シート40aの送り速度よりも、剥離シート12の送り速度が凡そ3倍位の速さで送られるように構成され、幅狭の仮着シート40aと剥離シート12の送る速度の差によって、剥離シート12に第1のラベル18を再仮着するときの第1のラベル18の間隔を、幅狭の仮着シート40aにおいて仮着されていたときの間隔より約2倍の広さの間隔をとるように構成されている。もちろん、その間隔はこの間隔に限定されるものではない。
【0017】
貼替え手段102によって剥離シート12に貼り替えられ、第1のラベル18をその裏面に形成された第1感圧型接着剤層24にて剥離シート12に列になって並んで続くように複数連続して再び仮着された第1のラベル18の連続体の表面、すなわち剥離シート12の第1のラベル18側に、第2のラベル20の原反であるラベル素材60が、ラベル素材60の裏面に形成された粘着剤等の第2感圧型接着剤層32面を下側にして、第2感圧型接着剤層32の接着力により重合接着する。
ラベル素材60は、連続した帯状で、紙、合成樹脂シートなどの帯状のシート状体からなる。
ラベル素材60は、ロール状に巻き重ねられ、ラベル素材重合装置160にロール状のまま巻装され、ラベル素材重合装置160に装填されたラベル素材60のロール状連続体60aは、巻き戻され重合ロール162に導かれ、重合ロール162によって、剥離シート12に仮着された第1のラベル18側表面に重合接着される(図7図示)。
すなわち、ラベル素材60の裏面に形成された第2感圧型接着剤層32の接着力により、剥離シート12の表面および第1のラベル18の表面にラベル素材60が重合接着される。
【0018】
次に、ラベル素材60が重合された剥離シート12は、第1のラベル18とともに、印刷装置170に導かれる。
この印刷装置170によって、ラベルの使用目的に応じた情報、例えば第1のラベル18の表面に形成された機能体26に関する説明等を含む印刷層34が、目視できるように表示される(図8図示)。
その他必要に応じ、バーコード等が併せて印刷される。
この印刷装置170により印刷するタイミングをとるために、印刷装置170と連結されたフォトセンサ等の検知手段172によって、第1のラベル18の位置を検知し、第1のラベル18が存在する上において、第2のラベル20を構成するラベル素材60の表面に適宜な印刷を施す。検知手段172からの信号により印刷装置170を作動させることによって、位置ずれをおこすことなく印刷を施すことができる。
検知手段172は、フォトセンサに限らず、たとえば機能体26としてIC等が採択された場合、ICに位置情報を記録し、それを検知して、印刷するようにしてもよい。
【0019】
次に、印刷手段170によって印刷層34が形成されたラベル素材60は、所定の形状に成形する、ラベル成形手段180に送られる。
ラベル成形手段180は、図8において示すように、剥離シート12のみを残し、ラベル素材60と第2感圧型接着剤層32とを所定のラベル形状にカットするダイロール、プレート状ダイ等のような刃型等の切れ目形成手段182を有し、第2のラベル20と第2のラベル20以外のいわゆるラベルの抜きカス62の部分とを切れ目により分割する。切れ目によって、ラベル素材60は、第2ラベル基材30に成形される。さらに、ラベル成形手段180は、いわゆるラベルの抜きカス62の部分を切れ目を境にして剥離シート12の表面から剥離して巻き取り、第2のラベル20のみを第1のラベル18の表面上において剥離シート12に仮着させたまま残存させ、第1のラベル18の表面に第2のラベル20が積層された状態において剥離シート12に残存するように成形する装置を有している。
ラベル成形手段180は、フォトセンサ等の検知手段184を備えることによって、位置ずれをおこすことなく切れ目を正確に形成することができるように構成されている。
【0020】
このようにラベル成形手段180によって形成された第1のラベル18と第2のラベル20の積層体が仮着された剥離シート12は、第1のラベル18と第2のラベル20とともに、ロール状に巻き重ねられる。
【0021】
前記ラベル素材重合装置160においては、第2のラベル20の原反であるラベル素材60を帯状のまま、剥離シート12の第1のラベル18が仮着された表面に重合接着するように構成したが、ラベル素材60のような帯状ではなく、図10に示すように、仮着シート70に所定形状に成形された第2のラベル20を、それを構成する第2ラベル基材30の裏面に形成された第2感圧型接着剤層32にて仮着したものを準備し、剥離シート12に仮着された第1のラベル18の表面に向けて、第1のラベル18を被覆するように、仮着シート70に仮着された第2のラベル20を第2ラベル接着手段200によって剥離しつつ重合接着し、多重ラベルを製造するようにしてもよい。
【0022】
第2ラベル接着手段200は、適宜な間隔をおいて複数の第2のラベル20が仮着された仮着シート70から第2のラベル20を1枚ずつ剥離し、第2のラベル20が剥離される前の前記仮着シート70の進行方向に近い方向に第2のラベル20を進行させるとともに、第2のラベル20が剥離された後、仮着シート70を前記第2のラベル20の進行方向とは異なる方向に向けて進行させ、第2のラベル20が剥離される第2ラベル剥離プレート202を含む。
この第2ラベル剥離プレート202は、第2のラベル20が剥離される前において仮着シート70を移送する平面状移送面202aを備え、剥離プレート202の平面状移送面202aに沿って送られてきた仮着シート70が、剥離プレート202の先端202bにおいて第2のラベル20の設けられている面とは反対側に急激に折り返されて進行方向を変えることによって、仮着シート70と第2のラベル20とは離間され、第2のラベル20のみが、その剛性によってそのまま進行するように構成されている。第2のラベル20は、剥離プレート202によって剥離された後、第2のラベル20が剥離される前において仮着シート70が移送される平面状移送面202aのほぼ延長線上に繰り出され、上方において前方に進行する第1のラベル18に向けて送り出される。
【0023】
この剥離プレート202の平面状移送面202aは、前記ラベル再仮着手段120の再仮着プレート122の水平平面122aと略々鋭角をなすように構成され、第2のラベル20が剥離シート12の表面および/または第1のラベル18の表面にその第2感圧型接着剤層32にて最初に接着された後、そのまま第1のラベル18の前方への進行に従い、第2のラベル20が第1のラベル18の表面側に送り出され、徐々に第1のラベル18の表面に接着されるように、第2ラベル接着手段200が構成されている。
【0024】
あるいは、図11に示すように、第2のラベル20の裏面の第2感圧型接着剤層32に、第1のラベル18を複数、たとえば2枚重ねて接着するようにしてもよい。
すなわち、第1のラベル18の裏面の第1感圧型接着剤層24の粘着力によりさらに別の第1のラベル18の第1ラベル基材22上面を接着して複数層積層するようにしてもよい。複数のラベルは、大きさ、形状が異なってもよい。
【0025】
上述の多重ラベルにおいては、第2のラベル20が第1のラベル18と比して大きなラベルをもって構成し、第2のラベル20の裏面の一部分に第1のラベル18が接着されるように構成したが、図12に示すように、第1のラベル18を第2のラベル20に比して小さな形状にし、第1のラベル18を構成する第1ラベル基材22の裏面に形成された第1感圧型接着剤層24をもって、第2のラベル20を構成する第2ラベル基材30の表面の一部に接着するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】この発明の多重ラベルの製造装置によって製造される多重ラベルの構造を示す断面図解図である。
【図2】この発明の多重ラベルの製造装置によって製造される多重ラベルの構造を示す斜視図解図である。
【図3】(A)はこの発明の多重ラベルの製造装置に適用される多重ラベルの製造方法を示す平面図解図であり、(B)はこの発明の多重ラベルの製造装置に適用される多重ラベルの製造方法を示す断面図解図である。
【図4】この発明の多重ラベルの製造装置に適用される多重ラベルの製造方法を示す平面図である。
【図5】(A)はこの発明の多重ラベルの製造装置に適用される多重ラベルの製造方法を示す平面図解図であり、(B)はこの発明の多重ラベルの製造装置に適用される多重ラベルの製造方法を示す断面図解図である。
【図6】この発明の一実施の形態である多重ラベルの製造装置の要部の図解図である。
【図7】この発明の多重ラベルの製造装置に適用される多重ラベルの製造方法を示す断面図解図である。
【図8】この発明の多重ラベルの製造装置に適用される多重ラベルの製造方法を示す断面図解図である。
【図9】この発明の多重ラベルの製造装置に適用される多重ラベルの製造方法を示す断面図解図である。
【図10】別の多重ラベルの製造装置の要部を示す図解図である。
【図11】別の多重ラベルの構成を示す断面図解図である。
【図12】更に別の多重ラベルの構成を示す断面図解図である。
【符号の説明】
【0027】
10 ラベル連続体
12 剥離シート
14 ラベル
16 感圧型接着剤層
18 第1のラベル
20 第2のラベル
22 第1ラベル基材
24 第1感圧型接着剤層
26 機能体
28 固定フィルム
30 第2ラベル基材
32 第2感圧型接着剤層
34 印刷層
40 仮着シート
40a 幅狭の仮着シート
60 ラベル素材
62 ラベル抜きカス
70 仮着シート
100 多重ラベルの製造装置
102 貼替え手段
104 ラベル剥離手段
106 剥離プレート
106a 水平平面
106b 先端
120 ラベル再仮着手段
122 再仮着プレート
122a 再仮着平面
122b 再仮着プレートの先端
160 ラベル素材重合装置
162 重合ロール
170 印刷装置
172 検知手段
180 ラベル成形手段
182 切れ目形成手段
184 検知手段
200 第2ラベル接着手段
202 剥離プレート
202a 平面状移送面
202b 剥離プレートの先端

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ICチップを有する複数の第1のラベルが感圧型接着剤層にて仮着された仮着シートを剥離プレートに送って該第1のラベルを該仮着シートより剥離して、前記剥離プレートと該第1のラベルの進行方向における長さより短い間隔を隔てて配置された再仮着プレートに該仮着シートの送り速度より速い速度で送られる剥離性基材に該剥離プレートで剥離された該第1のラベルを再仮着することにより、該仮着シートに仮着されていたときより広い間隔で、複数の該第1のラベルを該剥離性基材に再仮着する貼り替え手段と、
前記第1のラベルが仮着された前記剥離性基材の表面に、該第1のラベルを被覆するように第2のラベル素材を重合する重合手段と、
前記第1のラベルの間において、前後の切断位置の間に該第1のラベルが存在するように、前記第2のラベル素材をその厚み方向にカットする切れ目形成手段とを含む、多重ラベルの製造装置。
【請求項2】
ICチップを有する複数の第1のラベルが感圧型接着剤層にて仮着された仮着シートを剥離プレートに送って該第1のラベルを該仮着シートより剥離して、前記剥離プレートと該第1のラベルの進行方向における長さより短い間隔を隔てて配置された再仮着プレートに該仮着シートの送り速度より速い速度で送られる剥離性基材に該剥離プレートで剥離された該第1のラベルを再仮着することにより、該仮着シートに仮着されていたときより広い間隔で、複数の該第1のラベルを該剥離性基材に再仮着する貼り替え手段と、
前記第1のラベルが仮着された表面に、該第1のラベルを被覆するように、第2のラベルを重合する第2ラベル重合手段とを含む、多重ラベルの製造装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2006−240302(P2006−240302A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−84703(P2006−84703)
【出願日】平成18年3月27日(2006.3.27)
【分割の表示】特願2001−247854(P2001−247854)の分割
【原出願日】平成13年8月17日(2001.8.17)
【出願人】(000205306)大阪シーリング印刷株式会社 (90)
【Fターム(参考)】