説明

射出成形機におけるチェックリングの強制開き動作

【課題】 計量工程の完了後に射出工程が行われるが、射出工程の開始時にチェックリングが半開き状態で不安定な位置にあると、スクリューの前進が始まってからチェックリングが閉じるまでの時間がバラつく。そのことにより、溶融樹脂の射出充填量が変動し、成形品の重量および品質もバラつくことになる。
【解決手段】 計量完了後に、シャットオフバルブが閉じた状態でスクリューを後退させ、チェックリングを開き限位置まで移動させた後、射出工程を開始する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、射出成形機によりプラスチック部品を成形する工程において、計量工程の完了後にシャットオフバルブを閉じた状態でスクリューを後退させることにより、チェックリングを強制的に開き限まで開き、射出工程の開始状態を一定にすることを目的とする。
【背景技術】
【0002】
一般的な射出成形における金型装置と射出装置の概略を図3を用いて説明する。固体状の樹脂ペレットは、バレル11の図示せぬホッパー口よりバレル11内に挿入され、スクリュー14の回転によって前方(ノズル方向)へ移送されながらバレル11の熱により徐々に溶融し、溶融樹脂となってスクリューヘッド43の前方に貯留される。その後、スクリュー14が前進し、ノズル12と金型のランナー7を通ってキャビティ8内に射出充填され、冷却固化後、成形品が取り出される。
スクリュー14とスクリューヘッド43の間には、溶融樹脂の流路を開け閉めする機能を持つチェックリング41が装着されており、樹脂を溶融しながら前方に移送する計量工程では樹脂流路は開き、溶融樹脂を金型内に射出充填する射出工程では樹脂流路を閉じて後方(図3の右側)に逆流することを防止する。
【0003】
図4に、計量工程中におけるチェックリング周辺の状態を詳細に示す。
スクリュー14の先端面にはねじ穴が加工されており、チェックシート42を挟み込んだ状態でスクリューヘッド43のねじ部がねじ込まれている。スクリューヘッド43の小径部には円筒状のチェックリング41が装着されており、チェックリング41の外径はバレル11の内径より僅かに小さいので、チェックリング41は、チェックシート42とスクリューヘッドの大径部の間を前後に動くことができる。スクリューヘッド43の大径部の断面を矢視図A−に示すが、凸部43aと凹部43bが円周方向に交互に形成されており、凹部43bは溶融樹脂の流路となり、また凸部43aはチェックリング41と当接し前方への動きを拘束する。
【0004】
スクリュー14の周辺にはねじ状のスクリューフライト15が形成されているため、図4が示すようにスクリュー14が回転すると、スクリューフライト15の作用により樹脂ペレットがバレル14の熱を受け溶融しながら前方に移送される。その溶融樹脂の流れによりチェックリング41は前方に押され、前端面(図4において左側)がスクリューヘッド43の大径部の凸部43aと当接し開き限となる。チェックリング41が開き状態になることにより、溶融樹脂は、スクリュー14とチェックシート43の外周部から、チェックシート42とチェックリング41の間、チェックリング41とスクリューヘッド43の小径部の間、スクリューヘッドの凹部43bを通って、スクリューヘッド43の前部に貯留される。この時、貯留される溶融樹脂に押されて、スクリュー14等は後方(図4において右方向)に後退する。スクリュー14等が設定された位置まで後退すると、計量工程は終了となる。計量工程では、溶融樹脂がノズル12の先端から漏れ出さないよう、シャットオフバルブ13は閉じられている。
【0005】
また、図5に示す射出工程では、シャットオフバルブが開けられた後、スクリュー等が前進し、溶融樹脂は金型内へ射出充填される。
チェックリングは、バレルとの狭い隙間にある溶融樹脂の粘性の影響により、スクリューが前進を開始しても同じようには動き出さず、チェックシートとチェックリングの後端面(図5において右側)が当接した後一緒に動き始める。チェックシートとチェックリングの後端面が当接するとチェックリングは閉じ状態(閉め限)となり、溶融樹脂が後方に逆流することを防止する。このことにより、溶融樹脂を高い圧力で金型内に射出充填することが可能となる。
【0006】
計量工程中には、樹脂の溶融状態や混練状態を高めるためスクリューの後退に抵抗(いわゆる背圧)を負荷し、後退速度を遅らすことが一般的に行なわれている。この背圧のためスクリューヘッドの前方に貯留される溶融樹脂に圧力が発生する。計量工程が終了しスクリューの回転が停止すると、スクリューフライトの移送作用がなくなるため、スクリューヘッドの前方に貯留された溶融樹脂は、圧力が抜けるようスクリュー側へ流動する。その溶融樹脂の流れにより、チェックリングは僅かに後退し、閉め限と開き限の間の半開きの状態の不安定な位置に移動する。その時の状態を図6に示す。
【0007】
計量工程の完了後に射出工程が行われるが、射出工程の開始時にチェックリングが半開き状態で不安定な位置にあると、スクリューの前進が始まってからチェックリングが閉じるまでの時間がバラつくことになる。そのため、溶融樹脂の金型内への射出充填量が変動し、成形品の重量および品質もバラつくことになる。
【0008】
計量完了後のノズル先端からの溶融樹脂の漏れを防ぐため、シャットオフバルブを開けてスクリューを後退させるサックバック動作が行なわれることがある。しかし、図7に示すよう、この時ノズル先端から大気圧により空気が入ってくるので、スクリューヘッド前部及びチェックリング周辺の溶融樹脂も一緒に後退するため、チェックリングの半開き状態は変わらない。
【0009】
また、特許文献1では、チェックリングの閉じ動作を安定させるため、シャットオフバルブが装着されていない状態で、計量工程が完了後に一定距離スクリューを後退させ、その後同じ距離スクリューを前進させてチェックリングを閉じる動作を射出工程の前に行なう方法が開示されている。
【0010】
【特許文献1】特開平04−70316号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、特許文献1の方法では、スクリューを後退させた際にノズルの先端から空気を吸い込むので、チェックリングも一緒に後退し、チェックリング半開き状態で不安定な位置にあることは改善されない(図7と同じ状態)。そのため、元の位置までスクリューを前進させてチェックリングを閉状態にしても、チェックリングが閉まるタイミングがバラつくので、シール部(チェックシートとチェックリングの当接部)から前方の樹脂の量が変化し、一定量の樹脂を射出充填することが困難で、製品の重量等が安定しなかった。
【課題を解決するための手段】
【0012】
以上の課題を解決するために、本発明では、
ノズルにシャットオフバルブを有する射出成形機において、計量完了後にシャットオフバルブが閉じた状態でスクリューを後退させ、チェックリングを開き限位置まで移動させた後、射出工程を始めることとする。
【発明の効果】
【0013】
本発明では、射出工程の開始時におけるチェックリングの開き状態が安定することにより、金型内に射出充填される溶融樹脂の量が一定となり、成形品の重量及び品質のバラつきが小さくなるという、優れた効果を発揮する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面に基づいて、本発明に係る、計量工程終了後のチェックリングの強制開き動作方法について説明する。図1〜図2はいずれも本発明の実施例に係り、図1(a)は計量完了後、図1(b)はチェックリング強制開き動作完了後のチェックリングの状態を示す図、図2はチェックリング強制開き動作によるスクリュー後退中のチェックリングの動きと溶融樹脂の流れを示す図である。また、図3は実施例と共通する一般的な金型装置、射出装置及び油圧回路を表す図である。
【実施例】
【0015】
射出成形機の構造は、図3に示すように従来の一般的なものと同一であるが、ノズル12にシャットオフバルブ13が装着されていることが必須である。
図3において、左上には金型装置が示されており、固定プラテン1には固定金型4が、また可動プラテン2には可動金型5が取付けられている。可動プラテン2は、図示せぬ型開閉装置により動作し、型開閉動作や型締め力の負荷が行われる。金型が閉じた状態で、固定金型4と可動金型5の間には空間であるキャビティ8が形成され、そこに溶融樹脂が射出充填され固化することによりプラスチック部品を成形できる。固定金型4には溶融樹脂の通路であるランナー7が設けられ、樹脂流入口とキャビティ8が連通している。
【0016】
金型装置の右側に示されている射出装置は、主にノズル12、バレル11、スクリュー14、射出シリンダー16、軸受けボックス19及び計量用モータ21から構成されており、図示せぬノズルタッチ機構によって、ノズル12の先端部が固定金型4の樹脂流入口に押し付けられている。計量用モータ21は、電気モータであっても油圧モータであっても良い。ノズル12には、シャットオフバルブ13が設けられており、図示せぬ駆動装置により90°の回転動作を行って、溶融樹脂の通路を開閉することができる。スクリュー14は、軸受けボックス19に回転自在に支持されるとともに計量用モータ21の回転軸と接続されて、バレル11の内部で回転運動が可能である。バレル11の周囲にはヒーターが巻かれており、樹脂を溶融するための温度に制御されている。
そして、スクリュー14が回転すると、図示せぬホッパー口から入ってきた固体状の樹脂ペレットは、前方に移送されながらバレル11の内部で溶融し、スクリュー14の前部(ノズル12側)に貯留される。(この時スクリュー14は後退する。)
また、射出シリンダー16のロッド側室に圧油が導入されると、軸受けボックス19、計量用モータ21及びスクリュー14等が金型側に前進し、貯留された溶融樹脂を金型内に射出充填することが可能になっている。
軸受けボックス19には、位置センサー23が取付けられ、スクリュー14のバレル11内での位置を、精度良く測定できるようになっている。
【0017】
油圧供給源31は、電気モータにより回転する油圧ポンプや流量調整弁、圧力調整弁などから構成されており、所望の流量及び圧力の作動油を供給することができる。油圧供給源31から、射出前後進切替弁32を介して、射出シリンダー16のロッド室18及びヘッド室17へと回路接続され、射出前後進切替弁32を切替えることによりスクリュー14の前進及び後退が可能になっている。また、射出前後進切替弁32とロッド室18の間にはサーボ弁33が接続されており、ロッド室18に送り込む作動油の流量を微調整することにより、スクリュー14の前進速度さらには溶融樹脂の射出充填速度を微妙に制御可能となっている。サーボバルブ33はオイルタンクB35とも回路接続されているので、計量工程においては、ロッド室18からオイルタンクB35に流出する作動油の流量を調整し、スクリュー14が後退する際の抵抗(いわゆる背圧)を制御できるようになっている。さらに、射出前後進切替弁32はオイルタンクA34とも連絡しており、ヘッド室17またはロッド室18から出てくる作動油を、オイルタンクA34に戻すことができる。
【0018】
射出前後進切替弁32、サーボバルブ33、位置センサー23などの機器は、図示せぬ射出成形機用のコントローラと電気的に接続されており、操作盤からオペレータにより入力された運転条件に基づいて、コントローラが射出成形機全体の動作制御を行なう。
【0019】
操作盤には、「チェックリング強制開き動作用スクリュー後退ストローク」、「チェックリング強制開き動作用スクリュー後退速度」、「チェックリング強制開き動作用スクリュー後退遅延時間」が設定できるようになっている。チェックリング強制開き動作を行なわない場合は、「チェックリング強制開き動作用スクリュー後退ストローク」に「0」を入力しておけばよい。
また、通常用意されている「計量後のサックバック制御の設定」を利用して、「計量後サックバック時のシャットオフバルブ」が「開」、あるいは「閉」を選択できるようにしておき、チェックリング強制開き動作を行なう場合には「閉」を選択する。
【0020】
生産での成形工程を開始するためには、溶融樹脂の計量が完了していることが前提となるため、計量後にチェックリング強制開き動作(後で詳述)を行ない、射出工程の開始状態を所望の状態としておく。
【0021】
成形工程は、まず型閉工程から始まり、可動プラテン2が動作して金型が閉じられた後、型締め力が負荷される。この時、シャットオフバルブ13は閉じられている。
【0022】
次の射出・保圧工程では、シャットオフバルブ13が開かれた後、スクリュー14が前進しキャビティ8内に溶融樹脂が射出充填される。
この工程では、油圧供給源31から作動油の吐出が開始されるともに、射出前後進切替弁32のaソレノイドが励磁され、作動油はサーボバルブ33の方へ流れる。サーボバルブ33は、設定された射出速度になるように、位置センサー23からの測定速度をフィードバックしながら弁開度を調整され、速度制御が行なわれる。スクリュー14が前進し、キャビティ8内に溶融樹脂がほぼ充填されると、ロッド室18の圧力が上昇するので、図示せぬ圧力センサーでそれを検知し、速度制御から圧力制御に切替える。圧力制御に切替えられると、設定された圧力に保持するようサーボバルブ33の開度は調整される。そして、設定された圧力保持時間が経過すると、圧力は0まで落とされた後、シャットオフバルブ13が閉じられるとともに射出前後進切替弁32は消磁され、射出・保圧工程は終了する。この圧力を保持する時間は、キャビティ8への入り口であるゲート周辺の樹脂が固化し、スクリューヘッド43前部の樹脂圧力がキャビティ8内に伝播しなくなるまでの時間で決められる。
【0023】
射出工程は、チェックリング41が開限まで開かれた状態から開始され、スクリューがある程度前進して途中でチェックリングの後端面とチェックシートが接触し、チェックリングが閉じ状態となると、スクリューヘッド43の前部の溶融樹脂を金型内に射出充填することができる。
【0024】
射出・保圧工程が終了すると、シャットオフバルブ13が閉じられ、計量工程が開始される。
【0025】
計量工程では、計量用モータ21によりスクリュー14が回転し、樹脂を前方に移送しながら溶融させる。移送されてスクリューヘッド43前部に貯留された溶融樹脂の圧力により、スクリュー14は後退する。この時、ロッド室18からオイルタンクB35に流出する作動油の流量を、サーボバルブ33で絞ることにより背圧を立てて、スクリュー14の後退速度を遅くし、樹脂の溶融状態の向上や混練性を高める。
【0026】
また、スクリュー14が設定された位置まで後退すると、スクリュー14の回転は止められ計量工程は終了する。この時のチェックリング41の状態は、図1(a)に示すように開き限と閉め限の間にあり、位置が安定しない状態にある。
【0027】
次に、シャットオフバルブ13が閉じられたまま、チェックリングの強制開き動作が行なわれる。計量工程が終了し「チェックリング強制開き動作用スクリュー後退遅延時間」に設定された時間が経過すると、射出前後進切替弁32のbソレノイドが励磁され、油圧供給源31から「チェックリング強制開き動作用スクリュー後退速度」に設定された速度になる作動油が吐出される。この時、サーボ弁33も励磁され、ロッド側油室18とオイルタンクB35は連通する。そして、スクリュー14の移動量を位置センサーで検知し、移動量が「チェックリング強制開き動作用スクリュー後退ストローク」の設定値に達すると、射出前後進切替弁32およびサーボ弁33を消磁し、後退を停止させる。
【0028】
チェックリング強制開き動作中のチェックリング41の動きと溶融樹脂の流れを図2に示す。スクリュー14が強制的に後退させられることにより、スクリューヘッド43前側の溶融樹脂が負圧状態となるため、スクリュー14、チェックシート42およびチェックリング41周囲の溶融樹脂が、矢印のように前方に流れる。チェックリング41は、その流れの影響を受けて前方に動く。スクリューヘッド43はスクリュー14と一緒に後退しているので、スクリュー14を少し後退させるだけで、チェックリング41の前端面とスクリューヘッドの凸部43bが当接し、図1(b)のようにチェックリングの強制開き状態(開き限)となる。(この時の「チェックリング強制開き動作用スクリュー後退ストローク」は、Lmmである。)
【0029】
チェックリングの強制開き動作は、計量工程完了直後でも良いし、また射出工程開始の直前に行なっても良い。
【0030】
このように、チェックリング強制開き動作をすることにより、図1(b)に示すようにチェックリングは開限まで移動し位置が安定する。よって、次の射出工程の初期状態が安定化し、スクリュー前進中におけるチェックリングの閉動作が一定となるので、射出充填する溶融樹脂の量が安定し、そして成形品の重量と品質が安定する。
【0031】
冷却工程が完了すると、金型は開かれて押出・取出工程が行なわれる。その後、次の成形サイクルのスタートとなり、型閉工程が連続的に開始される。
【0032】
上記の実施の形態は本発明の例であり、本発明は、該実施の形態により制限されるものではなく、請求項に記載される事項によってのみ規定されており、上記以外の実施の形態も実施可能である。
例えば、本実施例においては、スクリューの前後進は油圧シリンダーにより行う構成になっているが、サーボモータとボールねじを用いたいわゆる電動方式の射出前後進装置であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の実施例に係るチェックリングの開閉状態を示す図であり、(a)図は計量完了直後のチェックリングの状態を示し、(b)図はスクリュー後退後のチェックリングが強制的に開かれた状態を示す図である。
【図2】本発明の実施例に係り、スクリューが後退中のチェックリング周辺での溶融樹脂の流れ、チェックリングの動きを説明する図である。
【図3】一般的な射出成形機における、金型装置、射出装置及び油圧回路を示す図である。
【図4】一般的な射出成形における、計量工程中のスクリュー、チェックリング、溶融樹脂の流れの状態を示す図である。矢視図A−にて、スクリューヘッド大径部の断面を示す。
【図5】一般的な射出成形における、射出工程中のスクリュー、チェックリング、溶融樹脂の流れの状態を示す図である。
【図6】一般的な射出成形における、計量工程終了直後の溶融樹脂およびチェックリングの状態を示す図である。
【図7】従来の射出成形における、サックバック中のスクリュー、チェックリング、溶融樹脂の流れの状態を示す図である。
【符号の説明】
【0034】
1 固定プラテン
2 可動プラテン
4 固定金型
5 可動金型
7 ランナー
8 キャビティ
11 バレル
12 ノズル
13 シャットオフバルブ
14 スクリュー
15 スクリューフライト
16 射出シリンダー
17 ヘッド側油室
18 ロッド側油室
19 軸受けボックス
21 計量用モータ
23 位置センサー
31 油圧供給源
32 射出前後進切替弁
33 サーボ弁
34 オイルタンクA
35 オイルタンクB
41 チェックリング
42 チェックシート
43 スクリューヘッド
43a 凸部
43a 凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ノズルにシャットオフバルブを有する射出成形機において、
計量完了後にシャットオフバルブが閉じた状態でスクリューを後退させ、チェックリングを開き限位置まで移動させた後、射出工程を始めることを特徴とする射出成形機の動作方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−184274(P2009−184274A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−28289(P2008−28289)
【出願日】平成20年2月8日(2008.2.8)
【出願人】(300041192)宇部興産機械株式会社 (268)
【Fターム(参考)】