説明

屈曲配線パターンを具備する電子装置

簡単な構造により配線抵抗値を可及的に等しくすることのできる屈曲配線パターン形態及びこれに基づく電子装置を提供する。所定の始端1sから直線状に延びた後に所定の間隔P毎に大略同一方向に順次屈曲してそれぞれ所定の接続先30へと延びるパターンを有する複数の導電線10が形成された基板100を有する電子装置。導電線10は、導電線10の少なくとも直線状延在部分10Lにおける各抵抗値が等しくなるように、その直線状延在部分10Lにおいてそれぞれ線幅に変化を呈し、その屈曲点Qに近い位置の線幅が遠い位置の線幅より大きく形成される。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、屈曲配線パターンを有する電子装置に関し、特に表示パネルなどに好適な屈曲配線パターンを呈する多数の導電線を有する電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、始端から直線状に延びた後に規則的に順次屈曲してそれぞれの接続先へと延びるパターンを有する複数の配線が形成された電子基板が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1においては、データ電極又は走査電極のうちの水平方向の第1配線部の配線幅を、同電極のうちの垂直方向の第2配線部の配線幅より太くして、当該各電極のパターン抵抗値を低減している。そしてこれにより、当該電極の配線長の相違によるパターン抵抗値の相違を少なくし、輝度むらを少なくしている(段落番号[0022]及び[0024])。
【0004】
この文献にはまた、データ電極又は走査電極の配線長の相違によるパターン抵抗値の相違を補正するために当該電極端子と該電極用ドライバとの間に補正抵抗をそれぞれ介在させ、補正抵抗の抵抗値とその補正抵抗が接続された電極のパターン抵抗値との和が等しくなるように補正抵抗の抵抗値を設定し、電極の配線長の相違によるパターン抵抗値の相違を補正し、輝度むらを少なくする形態も提案されている(段落番号[0022],[0023],[0025]及び[0026])。
【0005】
しかしながら、前者の形態では、水平方向の配線部を垂直方向の配線部よりも単に幅を大きくすることにより、全ての電極に対し抵抗値を一律に下げることにより、それら電極の抵抗値のばらつきを抑えるものであり、各電極の抵抗値を等しくするには不十分である。また、後者の形態では、電極毎に電極端子とこれに対応するドライバとの間に個別に適正な抵抗値の設定された補正抵抗を別途設けなければならず、構造が複雑になり部品点数や製造工程上も不利である。
【特許文献1】特開平10−63198号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、簡単な構造により配線抵抗値を可及的に等しくすることのできる屈曲配線パターン形態及びこれに基づく電子装置を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、特に表示パネルなどに好適な屈曲配線パターンを呈する多数の導電線を有する電子装置であって、簡単な構造により配線抵抗値を同等なものとすることの可能な屈曲配線パターン形態を当該導電線に採用し、当該導電線により伝送する信号の遅延、振幅その他の品質を均等なものとすることのできる電子装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
これらの目的を達成するため、本発明の一態様による電子装置は、所定の始端から直線状に延びた後に所定の間隔毎に大略同一方向に順次屈曲してそれぞれ所定の接続先へと延びるパターンを有する複数の導電線が形成された基板を有する電子装置であって、前記導電線は、当該導電線の少なくとも直線状延在部分における各抵抗値が等しくなるように、その直線状延在部分においてそれぞれ線幅に変化を呈し、その屈曲点に近い位置の線幅が遠い位置の線幅より大きく形成される、電子装置としている。
【0009】
この態様によれば、当該導電線の主たる直線状延在部分の線幅の変化に基づいてそれらの抵抗値を等しくしているので、簡単な構造により配線抵抗値を可及的に等しくすることができる。これにより、当該導電線により伝送する信号の遅延、振幅その他の品質を均等なものとすることができる。
【0010】
この態様において、前記導電線の始端は、当該電子装置の駆動回路又は周辺回路の入出力端に接続されるものとすることができる。これにより、当該駆動回路又は周辺回路の入出力端からの導電線の直線状延在部分の抵抗均一化が図られる。
【0011】
また、前記導電線の接続先は、所定の間隔をおいて互いに略平行に延びる複数のラインであるものとしたり、当該屈曲角は、略直角であるものとしたりすることができる。このようにすることにより、本発明特有の効果を遺憾なく発揮させることができる。
【0012】
さらに、少なくとも互いに対向する一辺及び他辺により画定される表示領域に前記一辺の位置から前記他辺の位置へ所定の間隔をおいて互いに平行に延びる複数のバスラインを有し、前記直線状部分は、前記一辺及び他辺の少なくとも一方に隣接する当該表示領域の外側の領域に配列されるものとするのが好ましい。これによれば、当該基板における表示領域以外の領域において、本発明による屈曲パターンを有する導電線の配列に適した領域を画定させることができる。
【0013】
ここで、前記バスラインは、行電極線若しくはゲート電極線又は列電極線若しくはソース電極線であるものとすれば、さらに好適な実施例が得られる。
【0014】
また、前記表示領域は、前記一辺及び他辺に略直角に形成される互いに対向する第3及び第4の辺によっても画定され、前記駆動回路又は周辺回路は、前記第3及び第4の辺の少なくとも一方に隣接する当該表示領域の外側の領域に設けられるものとすることにより、本発明による屈曲パターンを有する導電線の配列に適した領域及び当該駆動回路又は周辺回路を配置に適した領域を画定させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき添付図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施例による電子装置に用いる基板の外観平面図を示している。
【0017】
本例におけるこの基板100は、液晶表示パネルであり、液晶表示パネルは、その概ね中央に表示領域1dが画定される表示機能部1Aと、表示領域1dの各画素の駆動その他の動作を行うための駆動回路(又は周辺回路)20が設けられ表示機能部1Aに隣接して併設された駆動機能部1Bとを有する。
【0018】
表示機能部1Aにおいては、表示領域1dの側方において複数の導電線10が形成される。この導電線10は、駆動機能部1B側の所定の始端1sから直線状に(図では上方向に)延びた後に、所定の間隔P毎に大略同一方向に(図では右方向又は左方向に)順次屈曲して、それぞれ表示領域1d側の所定の接続先へと延びるパターンを有する。導電線10の始端1sは、駆動機能部1Bにおける駆動回路20の入出力端子に接続される。導電線10の接続先は、表示領域1dにおいて所定の間隔をおいて互いに平行に延びる複数のバスライン30である。
【0019】
バスライン30は、表示領域1dにおいて行電極線を担っており、図の左右において互いに対向する一辺(第1の辺)1d1及び他辺(第2の辺)1d2を有する矩形の表示領域1dの当該一辺の位置から当該他辺の位置へ所定の間隔をおいて互いに平行に延びる。このバスライン30に交差して別のバスライン31が形成される。バスライン31は、表示領域1dにおいて列電極線を担っており、第1の辺1d1及び第2の辺1d2にほぼ直角に形成され図の上下において互いに対向する当該矩形表示領域の第3の辺1d3及び第4の辺1d4の一方から他方の位置へ所定の間隔をおいて互いに平行に延びる。
【0020】
本例では画素駆動素子としての薄膜トランジスタ(TFT)を用いたアクティブ駆動方式を採用しており、バスライン30及び31はそれぞれゲート電極線及びソース電極線とされ、概してバスライン30,31の交差点に対応してTFTが形成されている。なお、かかるアクティブ駆動方式に基づく表示領域の構成及び作用の詳細については、種々の公知文献に委ね、ここでは省略する。
【0021】
導電線10の直線状部分は、表示領域1dの第1の辺1d1及び第2の辺1d2に隣接する表示領域1dの外側の領域に配列される。図に示されるように、この配列される導電線10においては、外側の導電線ほどその直線状部分が長い。また、内側(すなわち表示領域1d寄り)の導電線は、駆動回路20(又は駆動機能部1B)に近い側のバスライン30に接続され、順次、当該導電線が外側になるほど駆動回路20(又は駆動機能部1B)から遠い側のバスライン30に接続される。
【0022】
バスライン31に接続される導電線11は、このような導電線10に特有の屈曲パターンを有せず、駆動機能部1Bにおける駆動回路21の入出力端部とバスライン31とを可及的最短距離で接続する。
【0023】
図1から分かるように、駆動回路20,21は、本例では表示領域1dの第4の辺1d4に隣接する表示領域1dの外側の領域、すなわちここでは駆動機能部1Bの領域に形成されている。このように、液晶表示パネル100に必要な回路を液晶表示パネル100の平面外形を構成する一辺の側の領域にのみ形成することにより、表示領域1dを効率良く形成することができる。また、適用する電子装置によっては、このような片側にのみ駆動回路を配する形態が極めて有利となる場合もある。
【0024】
さらに、本例では、駆動回路20を駆動機能部1Bの両側左右に分けて配している。そして、これらに接続する導電線10を表示領域1dの第1の辺1d1及び第2の辺1d2の各近傍領域から当該表示領域へと引き回し、導電線10はバスライン30と左右交互に接続されるようにしている。すなわち、バスライン30の上下の配列方向において、あるバスライン30に対し第1及び第2の辺1d1,1d2の一方の近傍領域における導電線10が接続され、隣接する次のバスライン30には当該他方の近傍領域における導電線10が接続される形態を採っている。これにより、導電線10の屈曲点の間隔Pをバスライン30の間隔の2倍とすることができ、導電線10のパターン形成に有利となる。
【0025】
本実施例においては、行電極を担うバスライン30に上述したような屈曲パターンを有する導電線10を接続し、当該導電線10を以下に説明するような態様で形成したことにより、駆動回路20の出力からバスライン30の入力までの間の導電線抵抗を可及的に皆等しくしている。
【0026】
なお、表示機能部1Aと駆動機能部1Bとは、異なる基板アセンブリで形成しても同一の基板アセンブリで形成してもよい。異なる基板アセンブリの場合は、液晶媒体を挟持する2枚の対向基板(表示機能部1A)の一方の基板上に当該導電線の端部を露出させ、その露出端部に例えばTABフィルムなどのフィルム基板(駆動機能部1B)に形成された駆動回路20からの導線をACF(異方性導電膜)などにより結合させる手法がある。また、同一の基板アセンブリの場合は、液晶媒体を挟持する2枚の対向基板が表示機能部1Aを含み、その一方の基板上に当該導電線の端部を形成する領域(駆動機能部1B)を形成し、この領域にその端部に接続される駆動回路20を搭載又は形成する手法がある。
【0027】
図2は、導電線10の詳しい形成態様を説明するために導電線10の一部を拡大して示している。
【0028】
図2においては、図1に示される導電線10の屈曲点付近の拡大形状がその形成態様を示す代表として示されている。最も外側の導電線101は、本例ではその直線状延在部10Lの外側縁部が直線とされ、内側の縁部が当該所定間隔P毎に段差を有する形状とされる。かかる形状は、その屈曲点Qに近い位置の線幅が遠い位置の線幅より大きく形成される条件を満たすものであり、本例では、所定間隔P毎に(或いは他の導電線の屈曲点Qが現れる度に)、導電線101の直線状延在部分10Lの幅が変わるようにされ、当該区間においては幅が一定なものとしている。
【0029】
他の導電線102,103,…についても同様に、その屈曲点Qに近い位置の線幅が遠い位置の線幅より大きく形成される条件を満たす形状を有し、所定間隔P毎に(或いは他の導電線の屈曲点Qが現れる度に)、導電線101の直線状延在部分10Lの幅が変わる。但し、これら導電線102,103,…の直線状の外側縁部は、当該外側縁部が導電線10の配列方向(図の左右方向)に直交する方向に沿って延びる導電線101とは異なり、外側の隣接する導電線の段差状縁部の概してその段差を形成する角(かど)を結ぶ直線に平行な方向に沿って延びる。
【0030】
これら導電線101,102,103,…は、その少なくとも直線状延在部分10Lにおける各抵抗値、好ましくは直線状延在部分10L及び屈曲後の延在部分10Tにおける各総和抵抗値が等しくなるように、その直線状延在部分10Lにおいてそれぞれ線幅に変化を呈し、その屈曲点Qに近い位置の線幅が遠い位置の線幅より大きく形成される。このような等しい抵抗値を得るためには、概して外側の導電線の直線状延在部分10Lの線幅の平均値は内側のものよりも大きくされる。
【0031】
本実施例においては、引き回し距離の長い外側の導電線10は、屈曲点Qに近い位置ほど幅が大きくされるパターンを呈するが、このようなパターンは、始端から直線状に延びた後に所定の間隔毎に順次同一方向に屈曲する導電線に有利である。すなわち、導電線が配列される領域において、屈曲した導電線の引き回しスペースが空くので、当該導電線よりも遠くで屈曲する他の導電線の幅を大きくするためにその空きスペースを使用することができて都合が良いのである。
【0032】
しかも、外側の導電線の直線状延在部分10Lの線幅の平均値は内側のものよりも大きくされるが、かかる空きスペースを使い、例えば代表的に図2に点線で示されるように導電線の幅を広げることにより、各導電線の直線状延在部分10Lの線幅の平均値の差異を小さく抑えることが可能となる。
【0033】
表1は、導電線101〜105の幅を所定の条件の下で設定した場合の例を示している。
【0034】
【表1】

【0035】
この場合の条件の1つは、導電線101〜105だけが対象とされ、外側導電線101の端部からそれぞれ間隔P,P,P,P,Pについて導電線101,102,103,104,105が屈曲することとしている。また、他の条件としては、間隔P,P,P,P,Pが等しく、各導電線の厚み及び抵抗率も等しいものとしている。さらに、導電線毎に示された表の各欄の値は、配線領域の幅(全導電線の幅の総和)を1としたときの各導電線の各間隔における幅を示している。この例によれば、間隔P,P,P,P,Pを1、各導電線の厚みを1、各抵抗率を1とすると、いずれの導電線も12.84の値の抵抗値が得られる。
【0036】
同じ条件の下でも、抵抗値を均等化するための導電線の幅の組み合わせは他にもあるが、表1が示すように各間隔において最も内側の導電線以外の導電線の幅を同じにすることにより、比較的に低い抵抗値が得られると考えられる。
【0037】
図3は、改変した導電線10′の詳しい形成態様を説明するために導電線10′の一部を拡大して示している。
【0038】
図3においても、導電線の屈曲点付近の拡大形状がその形成態様を示す代表として示されている。
【0039】
本例における導電線101′,102′,103′,…は、図2に示される形状と異なり、その内側の縁部は全て直線状とされ、その内側縁部が呈する直線は、外側縁部が呈する直線と平行ではなく、若干の角度をなしている。端的に言えば、導電線は、その始端に向かって先細りの形状を有している。このようなパターンの導電線によれば、導電線間の間隙を一定に保つことができるとともに、パターン形成しやすいというメリットがある。
【0040】
この導電線の態様は、直線状延在部分の10L′の全長にわたり、直線状延在部分10L′の幅が漸次変化するようにされ、間隔Pの区間においても幅は変化している。しかし、この態様も、図2において説明したような、少なくとも直線状延在部分101′,102′,…における各抵抗値が等しくなるように、その直線状延在部分においてそれぞれ線幅に変化を呈し、その屈曲点Qに近い位置の線幅が遠い位置の線幅より大きく形成される、という要件を満たすので、既述の如き基本的な効果が同様に得られる。
【0041】
なお、この態様に対しても、上述したような空きスペースの活用が可能である。
【0042】
以上のような実施例により、単に導電線の抵抗のばらつきを抑えるだけでなく、また、個別に抵抗値の設定される抵抗を別途設ける必要もなく、導電線のパターン形成のみで簡単に、それらの配線抵抗値を可及的に等しくすることができる。
【0043】
そして、本発明による屈曲配線パターン形態を電子装置の導電線に用いることにより、当該導電線により伝送する信号の遅延、振幅その他の品質を均等なものとすることができ、特に表示パネルに好適なものとなる。また、特に図1に示されるような、表示領域1dの両側から導電線を接続する形態は、概ね線対称に導電線の引き回しをなすことができるので、当該導電線の形成に使用領域上の偏りが極めて少なく、液晶表示パネルにおける液晶層の厚さを均一に保つ上で好都合である。
【0044】
なお、上記実施例では液晶表示パネルについて説明したが、本発明はこれに必ずしも限定されることはなく、他の種類の表示装置を初め、様々な電子装置に適用可能であることは言うまでもない。また、上記実施例では、導電線の屈曲角を直角とした形態を挙げているが、本発明はこれ以外の形態(すなわち直角以外の角度で屈曲する形態)にも適用可能である。
【0045】
さらに、上記実施例では表示領域を矩形なものとして説明したが、本発明はこれに必ずしも限定されるものではない。また、例として導電線がゲート電極線に接続するものを挙げたが、ソース電極線に接続してもよいし、また、アクティブマトリクス駆動型以外の表示装置にも本発明が適用可能であることは勿論である。
【0046】
以上、本発明による代表的実施例の幾つかを説明したが、当業者であれば、請求の範囲に記載の発明の範囲に逸脱することなく、これら実施例を必要に応じて種々改変することができる。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明は、屈曲配線パターンを有する電子装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】図1は、本発明の一実施例による電子装置に用いる基板の概略的外観平面図。
【図2】図2は、図1の実施例による導電線の一部概略拡大図。
【図3】図3は、本発明における改変例による導電線の一部概略拡大図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の始端から直線状に延びた後に所定の間隔毎に大略同一方向に順次屈曲してそれぞれ所定の接続先へと延びるパターンを有する複数の導電線が形成された基板を有する電子装置であって、
前記導電線は、当該導電線の少なくとも直線状延在部分における各抵抗値が等しくなるように、その直線状延在部分においてそれぞれ線幅に変化を呈し、その屈曲点に近い位置の線幅が遠い位置の線幅より大きく形成される、
電子装置。
【請求項2】
請求項1に記載の電子装置であって、前記導電線の始端は、当該電子装置の駆動回路又は周辺回路の入出力端に接続される、電子装置。
【請求項3】
請求項1に記載の電子装置であって、前記導電線の接続先は、所定の間隔をおいて互いに略平行に延びる複数のラインである、電子装置。
【請求項4】
請求項1に記載の電子装置であって、当該屈曲角は、略直角である、電子装置。
【請求項5】
請求項1に記載の電子装置であって、少なくとも互いに対向する一辺及び他辺により画定される表示領域に前記一辺の位置から前記他辺の位置へ所定の間隔をおいて互いに平行に延びる複数のバスラインを有し、前記直線状部分は、前記一辺及び他辺の少なくとも一方に隣接する当該表示領域の外側の領域に配列される、電子装置。
【請求項6】
請求項5に記載の電子装置であって、前記バスラインは、行電極線若しくはゲート電極線又は列電極線若しくはソース電極線である、電子装置。
【請求項7】
請求項5に記載の電子装置であって、前記表示領域は、前記一辺及び他辺に略直角に形成される互いに対向する第3及び第4の辺によっても画定され、前記駆動回路又は周辺回路は、前記第3及び第4の辺の少なくとも一方に隣接する当該表示領域の外側の領域に設けられる、電子装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2007−518120(P2007−518120A)
【公表日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−546449(P2006−546449)
【出願日】平成16年12月17日(2004.12.17)
【国際出願番号】PCT/IB2004/052839
【国際公開番号】WO2005/073791
【国際公開日】平成17年8月11日(2005.8.11)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】