説明

微粒子製剤を用いて吸入したイロプロストによる肺高血圧症の治療

イロプロストを含む微粒子が開示される。いくつかの実施形態において、この微粒子は、肺高血圧症を治療するために使用される。この微粒子を含む装置もまた開示される。この微粒子を利用する組み合わせ治療もまた、提供される。
本発明の実施形態は、イロプロストを含む微粒子およびこのような微粒子の肺送達によって肺高血圧症を治療するための治療方法、その中にイロプロストを含む微粒子、肺高血圧症に罹患している被験体に、微粒子を投与する工程を含む、肺高血圧症の症状を減少させる方法等に関する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
媒体および有効量のイロプロストを含み、前記媒体が疎水性誘導体化炭水化物(HDC)を含む、固体用量送達系を含む組成物。
【請求項2】
カルボン酸、硝酸、硫酸、および重硫酸からなる群より選択される、少なくとも1種の生理学的に受容可能であるガラスをさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
HDCが炭水化物バックボーン、およびより親水性が少ないその誘導体で置換された1つより多くのヒドロキシル基を有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
誘導体が、任意の炭素鎖の長さまたは型またはその任意の官能基の修飾のエステルまたはエーテルであり、前記官能基の修飾が、ヘテロ原子による酸素原子の置き換えからなる群より選択される、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
HDCが、6:6’−ビス(β−テトラアセチル グルクロニル)ヘキサアセチル トレハロース、ソルビトール六酢酸、α−グルコース五酢酸、β−グルコース五酢酸、1−0−オクチル−β−D−グルコース四酢酸、トレハロース八酢酸、トレハロース八プロパン酸、スクロース八酢酸、スクロース八プロパン酸、セロビオース八酢酸、セロビオース八プロパン酸、ラフィノース十一酢酸およびラフィノース十一プロパン酸からなる群より選択される、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
ゲスト物質が、温度の上昇または有機溶媒の存在で安定性を増す、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
固体用量の形態が、微粒子、ミクロスフェアおよび粉末からなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
イロプロストに加えて医薬品をさらに含み、イロプロストに加えての前記医薬品が、血管拡張剤、血圧降下薬、心血管作動薬、エンドセリン受容体アンタゴニスト、PDE阻害剤、およびカルシウムチャネル遮断薬からなる群より選択され、イロプロストおよび少なくとも1種のさらなる薬剤が、PHに関連する少なくとも1つの症状を改善するために十分な投薬量で提供される、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
媒体が、イロプロストを乾燥しかつ保存することができる疎水性誘導体化炭水化物(HDC)を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
媒体が、イロプロストを、活性の損失を伴うことなく乾燥しかつ保存することができる疎水性誘導体化炭水化物(HDC)を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
疎水性誘導体化炭水化物(HDC)が非毒性である、請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
媒体が、ガラス状またはアモルファス状である疎水性誘導体化炭水化物(HDC)を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項13】
イロプロストの制御放出が可能である、請求項1に記載の組成物。
【請求項14】
失透に対して抵抗性である、請求項1に記載の組成物。
【請求項15】
HDCがペンタサッカリドよりも大きくない炭水化物であり、HDCの1つより多くのヒドロキシル基がエステルまたはエーテルとして誘導体化される、請求項1に記載の組成物。
【請求項16】
安定化ポリオールをさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項17】
カルボン酸、硝酸、硫酸、および重硫酸からなる群より選択される、少なくとも1種の生理学的に受容可能であるガラスをさらに含む、請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
HDCが炭水化物バックボーン、およびより親水性が少ないその誘導体で置換された1つより多くのヒドロキシル基を有する、請求項16に記載の組成物。
【請求項19】
HDCが、6:6’−ビス(β−テトラアセチル グルクロニル)ヘキサアセチル トレハロース、ソルビトール六酢酸、α−グルコース五酢酸、β−グルコース五酢酸、1−0−オクチル−β−D−グルコース四酢酸、トレハロース八酢酸、トレハロース八プロパン酸、スクロース八酢酸、スクロース八プロパン酸、セロビオース八酢酸、セロビオース八プロパン酸、ラフィノース十一酢酸およびラフィノース十一プロパン酸からなる群より選択される、請求項18に記載の組成物。
【請求項20】
イロプロストが、温度の上昇または有機溶媒の存在で安定性を増加する、請求項16に記載の組成物。
【請求項21】
固体用量の形態が、微粒子、ミクロスフェアおよび粉末からなる群より選択される、請求項16に記載の組成物。
【請求項22】
さらに界面活性剤を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項23】
前記界面活性剤が、少なくとも約3の親水性−親油性バランスを有する、請求項22に記載の組成物。
【請求項24】
界面活性剤が、ジパルミトイル ホスファチジルグリセロール、ジパルミトイル ホスファチジルコリン、グリセリル モノステアリン酸、ソルビタン モノラウリン酸、ポリオキシエチレン−4−ラウリル エーテル、ポリエチレングリコール400モノステアリン酸、ポリオキシエチレン−4−ソルビタン モノステアリン酸、ポリオキシエチレン−20−ソルビタン モノパルミチン酸、ポリオキシエチレン−40−ステアリン酸、オレイン酸ナトリウムおよびラウリル硫酸ナトリウムならびに肺表面活性剤からなる群より選択される、請求項23に記載の組成物。
【請求項25】
イロプロストの生物学的利用能の増加を提供する、請求項23に記載の組成物。
【請求項26】
イロプロスト、界面活性剤および疎水的に誘導体化された炭水化物をそのための少なくとも1種の溶媒中で溶解または懸濁する工程、およびこの混合物から溶媒を蒸発させる工程によって得られる、請求項23に記載の組成物。
【請求項27】
蒸発させる工程が噴霧乾燥による、請求項23に記載の組成物。
【請求項28】
イロプロストに加えて医薬品をさらに含み、イロプロストに加える前記医薬品が、血管拡張剤、血圧降下薬、心血管作動薬、エンドセリン受容体アンタゴニスト、PDE阻害剤、およびカルシウムチャネル遮断薬からなる群より選択され、イロプロストおよび少なくとも1種のさらなる薬剤が、PHに関連する少なくとも1つの症状を改善するために十分な投薬量で提供される、請求項23に記載の組成物。
【請求項29】
疎水的に誘導体化される炭水化物が、ソルビトール六酢酸(SHAC)、α−グルコース五酢酸(α−GPAC)、β−グルコース五酢酸(β−GPAC)、1−0−オクチル−β−D−グルコース四酢酸(OGTA)、トレハロース八酢酸(TOAC)、トレハロース八プロピオン酸(TOP)、トレハロース オクタ−3,3−ジメチル酪酸(TO33DMB)、トレハロースジイソ酪酸六酢酸、トレハロースオクタイソ酪酸、ラクトース八酢酸、スクロース八酢酸(SOAC)、セロビオース八酢酸(COAC)、ラフィノース十一酢酸(RUDA)、スクロース八プロパン酸、セロビオース八プロパン酸、ラフィノース十一プロパン酸、テトラ−0−メチルトレハロース、トレハロース八ピバリン酸、トレハロース八酢酸二ピバリン酸およびジ−0−メチル−ヘキサ−0−オクチル(actyl)スクロースならびにこれらの混合物からなる群より選択される、請求項23に記載の組成物。
【請求項30】
疎水性誘導体化炭水化物が、トレハロース誘導体であり、
【化1】

を含み、
ここで、Rはヒドロキシル基または親水性がより少ないその誘導体を表し、これにはエステルまたはエーテルまたはその任意の官能基の修飾が含まれ、ここで少なくとも1つのRは、水酸基ではないが疎水性誘導体であり;ここで官能基の修飾は、酸素原子がNまたはSのようなヘテロ原子によって置き換えられているものを含み、ここでRはCより大きな任意の鎖長であり得、そして直鎖状、分枝状、環状、または修飾されたもの、およびこれらの組み合わせであり得る、請求項23に記載の組成物。
【請求項31】
粉末形態であり、水溶液に懸濁されている薬学的組成物を含む、請求項23に記載の組成物。
【請求項32】
前記安定化ポリオールが、モノサッカリド、ジサッカリド、トリサッカリド、オリゴサッカリドおよびそれらの対応する糖アルコール、ポリサッカリド、ならびにヒドロキシエチルデンプンおよび糖コポリマーおよびFicollのような化学修飾炭水化物からなる群より選択される、請求項16に記載の組成物。
【請求項33】
前記安定化ポリオールがトレハロースである、請求項16に記載の組成物。
【請求項34】
前記HDCが6:6’−ビス(β−テトラアセチル グルクロニル)ヘキサアセチル トレハロースである、請求項1に記載の組成物。
【請求項35】
イロプロストおよび修飾グリコシドを含む組成物であって、前記修飾グリコシドが化学式:
(Y)−X
を有し、ここでYはサッカリドサブユニットを表し、nは1〜6であり、およびnが1よりも大きい場合には、前記サブユニットは、グリコシド結合によって直鎖または分枝鎖で連結され;ならびに
Xは5個または6個の炭素モノサッカリドポリアルコールであり、前記ポリアルコールは、グリコシド結合を介してサッカリドサブユニットの1つのアノマー炭素に連結されたヒドロキシル基を有し;ならびに
前記グリコシドは、エステル、混合エステル、エーテルまたは混合エーテルの型で誘導体化された少なくとも1つのヒドロキシル基を有し;ならびに
修飾グリコシドは、ガラス質のガラスマトリックスの型であり、そこに取り込まれた生物活性物質を有する、
組成物。
【請求項36】
サッカリドサブユニットYが同じかまたは異なり、グルコース、ガラクトース、フルクトース、リブロース、マンノース、リボース、アラビノース、キシロース、アロース、アルトース、およびグロースからなる群より選択される、請求項35に記載の組成物。
【請求項37】
ポリアルコールが、エリスリトール、リビトール、キシリトール、ガラクチトール、グルシトールおよびマンニトールからなる群より選択される、請求項35に記載の組成物。
【請求項38】
修飾グリコシドが水素化されたマルトオリゴサッカリドまたはイソマルトオリゴサッカリドである、請求項35に記載の組成物。
【請求項39】
水素化されたマルトオリゴサッカリドが、マルトトリトール、マルトテトライトール、マルトペンタイトール、マルトヘキサイトール、マルトオクタイトール、マルトノナイトールおよびマルトデカイトールからなる群より選択される、請求項38に記載の組成物。
【請求項40】
修飾グリコシドが、糖アルコールのグリコシドの疎水性エステル、混合エステル、エーテルまたは混合エーテルからなる群より選択される、請求項35に記載の組成物。
【請求項41】
前記修飾グリコシドが、ラクチトール九酢酸、パラチニット九酢酸、グリコピラノシルソルビトール九酢酸、グルコピラノシルマンニトール九酢酸、マルチトール九酢酸およびこれらの混合物からなる群より選択される、請求項35に記載の組成物。
【請求項42】
カルボン酸、硝酸、硫酸、重硫酸、疎水性炭水化物誘導体、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される、少なくとも1種の生理学的に受容可能であるガラスをさらに含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項43】
組成物が、微粒子、ミクロスフェアおよび粉末からなる群より選択される固体送達系の形態である、請求項35に記載の組成物。
【請求項44】
さらに界面活性剤を含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項45】
前記界面活性剤が、少なくとも約3の親水性−親油性バランスを有する、請求項44に記載の組成物。
【請求項46】
前記界面活性剤が、ジパルミトイル ホスファチジルグリセロール、ジパルミトイル ホスファチジルコリン、グリセリル モノステアリン酸、ソルビタン モノラウリン酸、ポリオキシエチレン−4−ラウリル エーテル、ポリエチレングリコール400モノステアリン酸、ポリオキシエチレン−4−ソルビタン モノラウリン酸、ポリオキシエチレン−20−ソルビタン モノパルミチン酸、ポリオキシエチレン−40−ステアリン酸、オレイン酸ナトリウムおよびラウリル硫酸ナトリウムならびに肺表面活性剤からなる群より選択される、請求項45に記載の組成物。
【請求項47】
安定化ポリオールをさらに含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項48】
前記安定化ポリオールが、モノサッカリド、ジサッカリド、トリサッカリド、オリゴサッカリドおよびそれらの対応する糖アルコール、ポリサッカリド、ならびにヒドロキシエチルデンプンおよび糖コポリマーおよびFicollのような化学修飾炭水化物からなる群より選択される、請求項47に記載の組成物。
【請求項49】
安定化ポリオールがトレハロースである、請求項48に記載の組成物。
【請求項50】
イロプロストに加えて医薬品をさらに含み、イロプロストに加える前記医薬品が、血管拡張剤、血圧降下薬、心血管作動薬、エンドセリン受容体アンタゴニスト、PDE阻害剤、およびカルシウムチャネル遮断薬からなる群より選択され、イロプロストおよび少なくとも1種のさらなる薬剤が、PHに関連する少なくとも1つの症状を改善するために十分な投薬量で提供される、請求項35に記載の組成物。
【請求項51】
治療有効量のイロプロスト、界面活性剤、および疎水性誘導体化炭水化物(HDC)のよく混じった混合物を含み、粉末形態である、肺送達のための薬学的組成物。
【請求項52】
生物学的利用能が増加したイロプロストを肺系に提供する、請求項51に記載の組成物。
【請求項53】
界面活性剤がHDCと連続相を形成する、請求項51に記載の組成物。
【請求項54】
界面活性剤が一定の親水性−親油性バランスを有する界面活性剤である、請求項51に記載の組成物。
【請求項55】
親水性−親油性バランスが少なくとも約3である、請求項54に記載の組成物。
【請求項56】
界面活性剤が、ジパルミトイル ホスファチジルグリセロール、ジパルミトイル ホスファチジルコリン、グリセリル モノステアリン酸、ソルビタン モノラウリン酸、ポリオキシエチレン−4−ラウリル エーテル、ポリエチレングリコール400モノステアリン酸、ポリオキシエチレン−4−ソルビタン モノラウリン酸、ポリオキシエチレン−20−ソルビタン モノパルミチン酸、ポリオキシエチレン−40−ステアリン酸、オレイン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムおよび肺表面活性剤からなる群より選択される、請求項55に記載の組成物。
【請求項57】
粘膜送達が吸入による送達によって経由される、請求項51に記載の組成物。
【請求項58】
粉末が、約0.1〜10ミクロンの質量メジアン空気力学的直径を有する粒子を含む、請求項51に記載の組成物。
【請求項59】
粉末が、約0.5〜5ミクロンの質量メジアン空気力学的直径を有する粒子を含む、請求項51に記載の組成物。
【請求項60】
粉末が、約1〜4ミクロンの質量メジアン空気力学的直径を有する粒子を含む、請求項51に記載の組成物。
【請求項61】
よく混じった混合物が、生物活性薬剤および疎水的に誘導体化された炭水化物をそのための少なくとも1種の溶媒中で溶解または懸濁する工程、ならびにこの混合物から溶媒を蒸発させる工程によって得られる、請求項51に記載の組成物。
【請求項62】
蒸発させる工程が噴霧乾燥による、請求項51に記載の組成物。
【請求項63】
イロプロストに加えて医薬品をさらに含み、イロプロストに加える前記医薬品が、血管拡張剤、血圧降下薬、心血管作動薬、エンドセリン受容体アンタゴニスト、PDE阻害剤、およびカルシウムチャネル遮断薬からなる群より選択され、イロプロストおよび少なくとも1種のさらなる薬剤が、PHに関連する少なくとも1つの症状を改善するために十分な投薬量で提供される、請求項51に記載の組成物。
【請求項64】
疎水的に誘導体化される炭水化物が、ソルビトール六酢酸(SHAC)、α−グルコース五酢酸(α−GPAC)、β−グルコース五酢酸(β−GPAC)、1−0−オクチル−β−D−グルコース四酢酸(OGTA)、トレハロース八酢酸(TOAQ)、トレハロース(tetralose)八プロピオン酸(TOP)、トレハロース オクタ−3,3−ジメチル酪酸(TO33DMB)、トレハロースジイソ酪酸六酢酸、トレハロースオクタイソ酪酸、ラクトース八酢酸、スクロース八酢酸(SOAC)、セロビオース八酢酸(COAC)、ラフィノース十一酢酸(RUDA)、スクロース八プロパン酸、セロビオース八プロパン酸、ラフィノース十一プロパン酸、テトラ−0−メチルトレハロース、トレハロース八ピバリン酸、トレハロース八酢酸二ピバリン酸およびジ−0−メチル−ヘキサ−0−オクチル(actyl)スクロースならびにこれらの混合物からなる群より選択される、請求項51に記載の組成物。
【請求項65】
疎水性誘導体化炭水化物が、トレハロース誘導体であり、
【化2】

を含み、ここで、Rはヒドロキシル基または親水性がより少ないその誘導体を表し、これにはエステルまたはエーテルまたはその任意の官能基の修飾が含まれ、ここで少なくとも1つのRは、水酸基ではないが疎水性誘導体であり;ここで官能基の修飾は、酸素原子がNまたはSのようなヘテロ原子によって置き換えられているものを含み、ここでRはCより大きな任意の鎖長であり得、そして直鎖状、分枝状、環状、または修飾されたもの、およびこれらの混合物であり得る、請求項51に記載の組成物。
【請求項66】
水溶液中に懸濁される、請求項51に記載の粉末を含む組成物。
【請求項67】
粉末が1.5〜3ミクロンの質量メジアン空気力学的直径を有する粒子を含む、請求項51に記載の組成物。
【請求項68】
前記HDCが6:6’−ビス(β−テトラアセチル グルクロニル)ヘキサアセチル トレハロースである、請求項51に記載の組成物。
【請求項69】
イロプロストおよび6:6’−ビス(β−テトラアセチル グルクロニル)ヘキサアセチル トレハロースを含む組成物。
【請求項70】
さらに界面活性剤を含む、請求項69に記載の組成物。
【請求項71】
さらにトレハロースを含む、請求項70に記載の組成物。
【請求項72】
前記イロプロストが、重量で約0.01%〜約30%の濃度で存在する、請求項69に記載の組成物。
【請求項73】
前記イロプロストが、重量で約0.05%〜約20%の濃度で存在する、請求項69に記載の組成物。
【請求項74】
前記イロプロストが、重量で約0.1%〜約5%の濃度で存在する、請求項69に記載の組成物。
【請求項75】
前記界面活性剤が、ジパルミトイル ホスファチジルグリセロールおよびジパルミトイル ホスファチジルコリンからなる群より選択される、請求項70に記載の組成物。
【請求項76】
前記界面活性剤が、重量で0.01%〜約30%の濃度で存在する、請求項70に記載の組成物。
【請求項77】
前記界面活性剤が、重量で0.1%〜20%の濃度で存在する、請求項70に記載の組成物。
【請求項78】
前記界面活性剤が、重量で約0.1%〜約10%の濃度で存在する、請求項70に記載の組成物。
【請求項79】
前記界面活性剤が、重量で約0.1%〜5%の濃度で存在する、請求項70に記載の組成物。
【請求項80】
その中にイロプロストを含む微粒子。
【請求項81】
前記微粒子が1日に1〜10回投与されるときに、前記微粒子が、有効量のイロプロストを提供するイロプロストの投薬量を提供する、請求項80に記載の微粒子。
【請求項82】
前記微粒子が1日に1〜4回投与されるときに、前記微粒子が、有効量のイロプロストを提供するイロプロストの投薬量を提供する、請求項80に記載の微粒子。
【請求項83】
前記微粒子が1日に3〜4回投与されるときに、前記微粒子が、有効量のイロプロストを提供するイロプロストの投薬量を提供する、請求項80に記載の微粒子。
【請求項84】
前記微粒子が乾燥粉末の形態である、請求項80に記載の微粒子。
【請求項85】
ヒト被験体による前記微粒子の吸入から少なくとも2時間の時間にわたって、前記微粒子が有効量のイロプロストを放出する、請求項80に記載の微粒子。
【請求項86】
ヒト被験体による前記微粒子の吸入から24時間までに、実質的に全てのイロプロストが放出される、請求項80に記載の微粒子。
【請求項87】
炭水化物または炭水化物の誘導体をさらに含む、請求項80に記載の微粒子。
【請求項88】
炭水化物の前記誘導体がエーテルまたはエステルである、請求項87に記載の微粒子。
【請求項89】
炭水化物の前記誘導体がエステルである、請求項88に記載の微粒子。
【請求項90】
PHに罹患している個体にイロプロストを含む有効量の微粒子を投与する工程を含む、PHを治療する方法。
【請求項91】
イロプロストを含む微粒子を含む吸入装置。
【請求項92】
乾燥粉末吸入装置および定量吸入器からなる群より選択される、請求項91に記載の装置。


【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公表番号】特表2008−507585(P2008−507585A)
【公表日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−523716(P2007−523716)
【出願日】平成17年7月26日(2005.7.26)
【国際出願番号】PCT/US2005/026449
【国際公開番号】WO2006/014930
【国際公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【出願人】(507023315)コセリックス インク (1)
【氏名又は名称原語表記】COTHERIX, INC.
【Fターム(参考)】