悪心および嘔吐の削減を伴う疼痛治療方法
物質の中枢神経系および/または胎児効果の変調のための方法および組成物が記述されている。生理学的区画から外へそして外部環境内への薬物およびその他の化合物の流出を増大させることを目的とした流出輸送体活性を変調させるための方法および組成物が記述されている。特に、本書で開示されている方法および組成物は、患者における悪心および嘔吐の削減を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
有効量の治療薬、並びにBBBモジュレータなしで治療薬を投与した場合のTNVSに比べ患者の悪心および/または嘔吐を削減するために有効な量のBBBモジュレータを患者に投与するステップを含む、患者の治療方法。
【請求項2】
前記患者の平均合計悪心・嘔吐スコア(TNVS)が、BBBモジュレータ無しで治療薬を投与した場合のTNVSに比べ削減される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記TNVSが少なくとも約10%削減される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記TNVSが少なくとも約20%削減される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記TNVSが少なくとも約30%削減される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記治療薬が鎮痛剤である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記鎮痛剤がオキシコドン、ガバペンチン、プレガバリン、ヒドロコドン、フェンタニル、ヒドロモルホン、レボルフェノール、モルヒネ、メタドン、トラマドール、トピラメート、ジアセチルモルヒネ、コデイン、オランザピン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾン、スフェンタニル、アルフェンタニル、カルバマザピン、ラモトリジン、ドキセピンおよびハロペリドールからなる群の中から選択されている、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記鎮痛剤がオキシコドンである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記鎮痛剤がモルヒネである、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記鎮痛剤が外科手術前に与えられる、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記BBBモジュレータがフラボノイドである、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記フラボノイドが、クエルセチン、イソクエルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイホリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンギン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキンおよびエピカテキンからなる群の中から選択されている、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記フラボノイドがクエルセチン、ガランギンまたはケンフェロールである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記フラボノイドがクエルセチンである、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記BBB輸送モジュレータが外科手術前に与えられる、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記BBB輸送モジュレータが外科手術の少なくとも約30分前に与えられる、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記BBB輸送モジュレータが外科手術の少なくとも約1時間前に与えられる、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記BBB輸送モジュレータの量が少なくとも約50mgである、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記BBB輸送モジュレータの量が少なくとも約100mgである、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記BBB輸送モジュレータの量が少なくとも約200mgである、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記BBB輸送モジュレータの量が少なくとも約400mgである、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記BBB輸送モジュレータの量が少なくとも約500mgである、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記BBB輸送モジュレータが、直腸、口腔、鼻腔内および経皮経由で、動脈内注射によって、静脈内で、腹腔内で、非経口的に、筋内で、皮下で、経口で、局所的に、吸入剤として、またはステントといったような含浸またはコーティングされたデバイスを介して投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記BBB輸送モジュレータが経口投与される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記BBB輸送モジュレータが静脈内投与される、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
有効量の治療薬および、同量の治療薬をBBBモジュレータ無しで投与した患者群に比べて、全く悪心および嘔吐に悩まされない患者群内の患者数を増加させるのに有効な量のBBBモジュレータを患者に投与するステップを含む、患者群治療方法。
【請求項27】
同量の治療薬をBBBモジュレータ無しで投与した患者群と比べた場合の1患者群内の全く悪心および嘔吐に悩まされない患者数の増加が少なくとも約5%である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
同量の治療薬をBBBモジュレータ無しで投与した患者群と比べた場合の1患者群内の全く悪心および嘔吐に悩まされない患者数の増加が少なくとも約10%である、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
同量の治療薬をBBBモジュレータ無しで投与した患者群と比べた場合の1患者群内の全く悪心および嘔吐に悩まされない患者数の増加が少なくとも約20%である、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
有効量の治療薬および、同量の治療薬をBBBモジュレータ無しで投与した患者群に比べて、制吐剤を要求する群内患者数を減少させるのに有効な量のBBBモジュレータを患者に投与するステップを含む、患者群治療方法。
【請求項31】
同量の治療薬をBBBモジュレータ無しで投与した患者群と比べた場合の制吐剤を要求する患者群内患者数の減少が少なくとも約10%である、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
同量の治療薬をBBBモジュレータ無しで投与した患者群と比べた場合の制吐剤を要求する患者群内患者数の減少が少なくとも約20%である、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
悪心および/または嘔吐を副作用とする鎮痛剤が与えられた患者における悪心および嘔吐の削減方法において、疼痛を削減するのに有効な量の鎮痛剤および悪心および/または嘔吐を削減するのに有効な量のクエルセチンを患者に投与するステップを含む方法。
【請求項34】
クエルセチンが外科手術の前に投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
クエルセチンが外科手術の少なくとも約30分前に投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
クエルセチンが外科手術の少なくとも約1時間前に投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項1】
有効量の治療薬、並びにBBBモジュレータなしで治療薬を投与した場合のTNVSに比べ患者の悪心および/または嘔吐を削減するために有効な量のBBBモジュレータを患者に投与するステップを含む、患者の治療方法。
【請求項2】
前記患者の平均合計悪心・嘔吐スコア(TNVS)が、BBBモジュレータ無しで治療薬を投与した場合のTNVSに比べ削減される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記TNVSが少なくとも約10%削減される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記TNVSが少なくとも約20%削減される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記TNVSが少なくとも約30%削減される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記治療薬が鎮痛剤である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記鎮痛剤がオキシコドン、ガバペンチン、プレガバリン、ヒドロコドン、フェンタニル、ヒドロモルホン、レボルフェノール、モルヒネ、メタドン、トラマドール、トピラメート、ジアセチルモルヒネ、コデイン、オランザピン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾン、スフェンタニル、アルフェンタニル、カルバマザピン、ラモトリジン、ドキセピンおよびハロペリドールからなる群の中から選択されている、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記鎮痛剤がオキシコドンである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記鎮痛剤がモルヒネである、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記鎮痛剤が外科手術前に与えられる、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記BBBモジュレータがフラボノイドである、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記フラボノイドが、クエルセチン、イソクエルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイホリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンギン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキンおよびエピカテキンからなる群の中から選択されている、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記フラボノイドがクエルセチン、ガランギンまたはケンフェロールである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記フラボノイドがクエルセチンである、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記BBB輸送モジュレータが外科手術前に与えられる、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記BBB輸送モジュレータが外科手術の少なくとも約30分前に与えられる、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記BBB輸送モジュレータが外科手術の少なくとも約1時間前に与えられる、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記BBB輸送モジュレータの量が少なくとも約50mgである、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記BBB輸送モジュレータの量が少なくとも約100mgである、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記BBB輸送モジュレータの量が少なくとも約200mgである、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記BBB輸送モジュレータの量が少なくとも約400mgである、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記BBB輸送モジュレータの量が少なくとも約500mgである、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記BBB輸送モジュレータが、直腸、口腔、鼻腔内および経皮経由で、動脈内注射によって、静脈内で、腹腔内で、非経口的に、筋内で、皮下で、経口で、局所的に、吸入剤として、またはステントといったような含浸またはコーティングされたデバイスを介して投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記BBB輸送モジュレータが経口投与される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記BBB輸送モジュレータが静脈内投与される、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
有効量の治療薬および、同量の治療薬をBBBモジュレータ無しで投与した患者群に比べて、全く悪心および嘔吐に悩まされない患者群内の患者数を増加させるのに有効な量のBBBモジュレータを患者に投与するステップを含む、患者群治療方法。
【請求項27】
同量の治療薬をBBBモジュレータ無しで投与した患者群と比べた場合の1患者群内の全く悪心および嘔吐に悩まされない患者数の増加が少なくとも約5%である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
同量の治療薬をBBBモジュレータ無しで投与した患者群と比べた場合の1患者群内の全く悪心および嘔吐に悩まされない患者数の増加が少なくとも約10%である、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
同量の治療薬をBBBモジュレータ無しで投与した患者群と比べた場合の1患者群内の全く悪心および嘔吐に悩まされない患者数の増加が少なくとも約20%である、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
有効量の治療薬および、同量の治療薬をBBBモジュレータ無しで投与した患者群に比べて、制吐剤を要求する群内患者数を減少させるのに有効な量のBBBモジュレータを患者に投与するステップを含む、患者群治療方法。
【請求項31】
同量の治療薬をBBBモジュレータ無しで投与した患者群と比べた場合の制吐剤を要求する患者群内患者数の減少が少なくとも約10%である、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
同量の治療薬をBBBモジュレータ無しで投与した患者群と比べた場合の制吐剤を要求する患者群内患者数の減少が少なくとも約20%である、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
悪心および/または嘔吐を副作用とする鎮痛剤が与えられた患者における悪心および嘔吐の削減方法において、疼痛を削減するのに有効な量の鎮痛剤および悪心および/または嘔吐を削減するのに有効な量のクエルセチンを患者に投与するステップを含む方法。
【請求項34】
クエルセチンが外科手術の前に投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
クエルセチンが外科手術の少なくとも約30分前に投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
クエルセチンが外科手術の少なくとも約1時間前に投与される、請求項33に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公表番号】特表2010−508298(P2010−508298A)
【公表日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−534894(P2009−534894)
【出願日】平成19年10月26日(2007.10.26)
【国際出願番号】PCT/US2007/082691
【国際公開番号】WO2008/070346
【国際公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【出願人】(507156369)リマリック バイオファーマ,インコーポレイティド (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年10月26日(2007.10.26)
【国際出願番号】PCT/US2007/082691
【国際公開番号】WO2008/070346
【国際公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【出願人】(507156369)リマリック バイオファーマ,インコーポレイティド (2)
【Fターム(参考)】
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