説明

情報システム、端末装置、車載装置、地点順序生成方法、およびプログラム

【課題】現在位置や、移動距離などに応じて、到達順序を変更することができない。
【解決手段】地点識別子を有する地点情報を2以上格納し得る端末地点情報格納部と、地点情報を送信する指示である地点情報送信指示を受け付ける端末受付部と、地点情報送信指示に従い、2以上の地点情報を車載装置に送信する端末送信部とを具備する端末装置と、2以上の地点情報を受信する受信部と、当該2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を生成する地点順序情報生成部と、受信部が受信した2以上の地点識別子と、地点順序情報生成部が生成した地点順序情報とを出力する出力部を具備する車載装置とを具備する情報システムにより、地点情報が有する情報を用いて、到達順序を決定することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の目的地と、その目的地への到達順序を受信し、当該到達順序に基づき、車両を複数の目的地へと案内する車載装置等が開発されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−38585
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の情報システムにおいては、予め決められた到達順序どおりに複数の目的地へと案内するだけであり、例えば、現在位置や、移動距離などに応じて、到達順序を変更することができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明の情報システムは、端末装置と、車載装置とを具備する情報システムであって、端末装置は、地点を識別する地点識別子を有する地点情報を2以上格納し得る端末地点情報格納部と、2以上の地点情報を送信する指示であり、2以上の地点識別子を有する地点情報送信指示を受け付ける端末受付部と、地点情報送信指示に従い、2以上の地点情報を車載装置に送信する端末送信部とを具備し、車載装置は、2以上の地点情報を受信する受信部と、受信部が受信した2以上の各地点情報に対応する地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を、各地点情報を用いて生成する地点順序情報生成部と、受信部が受信した2以上の地点識別子と、地点順序情報生成部が生成した地点順序情報とを出力する出力部を具備する情報システムである。
【0006】
このような構成により、地点情報が有する情報を用いて、到達順序を決定することができる。
【0007】
また、本第二の発明の情報システムは、第一の発明に対して、2以上の各地点情報は、地点のカテゴリを示す地点カテゴリ情報を有し、地点順序情報生成部は、滞在可能な時間帯を示す滞在時間帯情報と、滞在時間帯情報に対応する地点カテゴリ情報とを有する滞在時間帯カテゴリ情報を格納し得る滞在時間帯カテゴリ情報格納手段と、2以上の各地点情報に対応する滞在時間帯情報である地点時間帯情報を、滞在時間帯カテゴリ情報格納手段から取得する地点時間帯情報取得手段と、2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、地点時間帯情報が示す時間帯に合致するように地点順序情報を生成する地点順序情報生成手段とを具備する情報システムである。
【0008】
このような構成により、地点に滞在する時間帯を用いて、到達順序を決定することができる。
【0009】
また、本第三の発明の情報システムは、第一の発明に対して、2以上の各地点情報は、地点に滞在する時間帯を示す地点時間帯情報を有し、地点順序情報生成部は、2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、地点時間帯情報が示す時間帯に合致するように地点順序情報を生成する地点順序情報生成手段を具備する情報システムである。
【0010】
このような構成により、地点に滞在する時間帯を用いて、到達順序を決定することができる。
【0011】
また、本第四の発明の情報システムは、第二または第三の発明に対して、地点順序情報生成部は、移動を開始する時刻を示す移動開始時刻情報を取得する移動開始時刻情報取得手段をさらに具備し、地点順序情報生成手段は、地点時間帯情報が示す時間帯が、移動開始時刻情報が示す時刻以降であり、かつ2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、地点時間帯情報が示す時間帯に合致するように地点順序情報を生成する情報システムである。
【0012】
このような構成により、地点に滞在する時間帯を用いて、到達順序を決定することができる。
【0013】
また、本第五の発明の情報システムは、第四の発明に対して、地点順序情報生成部は、移動を終了する時刻を示す移動終了時刻情報を取得する移動終了時刻情報取得手段と、移動開始時刻情報が示す時刻から、移動終了時刻情報が示す時刻までの時間を示す移動可能時間情報を算出する移動可能時間情報算出手段と、地点時間帯情報から、地点に滞在する時間を示す地点時間情報を算出する地点時間情報算出手段とをさらに具備し、地点順序情報生成手段は、地点時間帯情報が示す時間帯が、移動開始時刻情報が示す時刻以降かつ移動終了時刻情報が示す時刻以前であり、かつ地点時間情報が示す時間の合計が、移動可能時間情報が示す時間以下であり、かつ2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、地点時間帯情報が示す時間帯に合致するように地点順序情報を生成する情報システムである。
【0014】
このような構成により、地点に滞在する時間を用いて、到達順序を決定することができる。
【0015】
また、本第六の発明の情報システムは、第五の発明に対して、地点順序情報生成部は、2以上の各地点情報が示す地点間の移動時間を示す移動時間情報を算出する移動時間情報算出手段をさらに具備し、地点順序情報生成手段は、地点時間帯情報が示す時間帯が、移動開始時刻情報が示す時刻以降かつ移動終了時刻情報が示す時刻以前であり、かつ地点時間情報が示す時間および移動時間情報が示す時間の合計が、移動可能時間以下であり、かつ2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、地点時間帯情報が示す時間帯に合致するように地点順序情報を生成する情報システムである。
【0016】
このような構成により、各地点間を移動する時間を用いて、到達順序を決定することができる。
【0017】
また、本第七の発明の情報システムは、第二または第三の発明に対して、2以上の各地点情報は、地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を有し、地点順序情報生成手段は、2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、各地点情報が有する地点順序情報が示す順序と、地点時間帯情報が示す時間帯とに可能な限り合致するように地点順序情報を生成する地点順序情報を生成する情報システムである。
【0018】
このような構成により、地点に滞在する時間帯を用いて、到達順序を変更することができる。
【0019】
また、本第八の発明の情報システムは、第四の発明に対して、2以上の各地点情報は、地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を有し、地点順序情報生成手段は、地点時間帯情報が示す時間帯が、移動開始時刻情報が示す時刻以降であり、かつ2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、各地点情報が有する地点順序情報が示す順序と、地点時間帯情報が示す時間帯とに可能な限り合致するように地点順序情報を生成する情報システムである。
【0020】
このような構成により、地点に滞在する時間帯を用いて、到達順序を変更することができる。
【0021】
また、本第九の発明の情報システムは、第五の発明に対して、2以上の各地点情報は、地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を有し、地点順序情報生成手段は、地点時間帯情報が示す時間帯が、移動開始時刻情報が示す時刻以降かつ移動終了時刻情報が示す時刻以前であり、かつ地点時間情報が示す時間の合計が、移動可能時間以下であり、かつ2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、各地点情報が有する地点順序情報が示す順序と、地点時間帯情報が示す時間帯とに可能な限り合致するように地点順序情報を生成する情報システムである。
【0022】
このような構成により、地点に滞在する時間を用いて、到達順序を変更することができる。
【0023】
また、本第十の発明の情報システムは、第六の発明に対して、2以上の各地点情報は、地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を有し、地点順序情報生成手段は、地点時間帯情報が示す時間帯が、移動開始時刻情報が示す時刻以降かつ移動終了時刻情報が示す時刻以前であり、かつ地点時間情報が示す時間および移動時間情報が示す時間の合計が、移動可能時間以下であり、かつ2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、各地点情報が有する地点順序情報が示す順序と、地点時間帯情報が示す時間帯とに可能な限り合致するように地点順序情報を生成する情報システムである。
【0024】
このような構成により、各地点間を移動する時間を用いて、到達順序を変更することができる。
【0025】
また、本第十一の発明の情報システムは、第一の発明に対して、2以上の各地点情報は、地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を有し、地点順序情報生成部は、2以上の各地点情報が有する地点位置情報が示す位置間の距離を算出する距離算出手段と、2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、各地点情報が有する地点順序情報が示す順序に可能な限り合致し、かつ地点情報が示す地点のいずれかが、出発地、経由地、目的地のいずれかである場合の距離の合計が、可能な限り小さくなるように地点順序情報を生成する地点順序情報生成手段を具備する情報システムである。
【0026】
このような構成により、各地点間の距離を用いて、到達順序を変更することができる。
【0027】
また、本第十二の発明の情報システムは、第一から第十一いずれかの発明に対して、車載装置は、地図に関する情報であり、地図上の地点を示す情報である地図地点情報を2以上有する地図情報を格納し得る地図情報格納部と、受信部が受信した2以上の地点情報に対応する地図地点情報を有する地図情報を、地図情報格納部から取得する地図情報取得部とをさらに具備し、出力部は、受信部が受信した2以上の地点情報と、地点順序情報生成部が生成した地点順序情報と、地図情報取得部が取得した地図情報とを出力する情報システムである。
【0028】
このような構成により、到達順序を決定した地点を、地図上に出力することができる。
【0029】
また、本第十三の発明の情報システムは、第十二の発明に対して、車載装置は、地点順序情報生成部が生成した地点順序情報が示す順序の順に、地点を経由する経路を示す情報である経路情報を生成する経路情報生成部をさらに具備し、出力部は、経路情報生成部が生成した経路情報と、地図情報取得部が取得した地図情報とを出力する情報システムである。
【0030】
このような構成により、地点への到達順序を示す経路を、地図上に出力することができる。
【発明の効果】
【0031】
本発明による情報システム等によれば、地点情報が有する情報を用いて、到達順序を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】実施の形態1における情報システム1の概念図
【図2】同端末装置11のブロック図
【図3】同車載装置12のブロック図
【図4】同端末装置11の全体動作について説明するフローチャート
【図5】同車載装置12の全体動作について説明するフローチャート
【図6】同地点順序情報の生成処理について説明するフローチャート
【図7】同移動時間情報を用いた地点順序情報の生成処理について説明するフローチャート
【図8】同地点情報の例を示す図
【図9】同地点情報の例を示す図
【図10】同地図情報の例を示す図
【図11】同経路情報と地図情報の出力例を示す図
【図12】実施の形態2における車載装置22のブロック図
【図13】同地点順序情報の生成処理について説明するフローチャート
【図14】同移動時間情報を用いた地点順序情報の生成処理について説明するフローチャート
【図15】同距離を用いた地点順序情報の生成処理について説明するフローチャート
【図16】同地点情報の例を示す図
【図17】同滞在時間帯カテゴリ情報の例を示す図
【図18】同地点情報の例を示す図
【図19】同地点情報の例を示す図
【図20】同地点情報の例を示す図
【図21】同地点情報の例を示す図
【図22】同地図情報の例を示す図
【図23】同経路情報と地図情報の出力例を示す図
【図24】各実施の形態におけるコンピュータシステムの概観図
【図25】各実施の形態におけるコンピュータシステムのブロック図
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本発明による情報システム等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、所定の情報等が格納され得る格納部等において、当該格納部に情報等が記憶される過程は問わないものとする。例えば、記録媒体を介して情報等が格納部等で記憶されるようになってもよい。また、通信回線などを介して送信された情報等が格納部等で記憶されるようになってもよい。さらに、入力デバイスを介して入力された情報等が格納部等で記憶されるようになってもよい。また、本実施の形態において、検索とは、検索対象となる情報から、指定された情報を用いて、当該指定された情報に一致する情報を検知することや、当該検知した情報を取得すること、当該検知した情報に対応付けられた情報を取得することなどを意味し、広く解する。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
【0034】
(実施の形態1)
本実施の形態において、端末装置が、車載装置に地点順序情報を有さない2以上の地点情報を送信し、車載装置が、当該地点情報が示す地点に到達する順序を決定し、それを地図情報と共に出力する情報システムについて説明する。
【0035】
図1は、本実施の形態における情報システム1の概念図である。図1において、端末装置11は、例えば、携帯型のゲーム機や、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末である。また、図1において、車載装置12は、例えば、車や、バイク、自転車などの乗り物に搭載されるカーナビゲーション装置や、同様の乗り物に搭載されるディスプレイ・オーディオ(ディスプレイ付きのオーディオ装置)などである。また、図1において、端末装置11と車載装置12との通信は、通常、例えば、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信である。また、端末装置11と車載装置12との通信は、Wi−Fi(登録商標)等の無線LANによる通信や、その他の無線通信、または有線通信であってもよい。
【0036】
図2は、本実施の形態における端末装置11のブロック図である。また、図3は、本実施の形態における車載装置12のブロック図である。端末装置11は、端末地点情報格納部111、端末受付部112、端末地点情報取得部113、端末送信部114を備える。
車載装置12は、地図情報格納部121、受付部122、受信部123、地点順序情報生成部124、地図情報取得部125、経路情報生成部126、出力部127を備える。地点順序情報生成部124は、滞在時間帯カテゴリ情報格納手段1241、地点時間帯情報取得手段1242、移動開始時刻情報取得手段1243、移動終了時刻情報取得手段1244、移動可能時間情報算出手段1245、地点時間情報算出手段1246、移動時間情報算出手段1247、地点順序情報生成手段1248を備える。
【0037】
端末地点情報格納部111は、地点を示す2以上の地点情報を格納し得る。当該地点は、通常、地図上の地点であり、例えば、駅や、施設、ランドマーク、観光スポット、寺社、仏閣、飲食店、その他の建造物などである。また、地点情報は、通常、当該地点を識別するための地点識別子を有する。また、地点情報は、当該地点の位置を示す地点位置情報や、当該地点のカテゴリを示す地点カテゴリ情報、当該地点に滞在する時間帯を示す地点時間帯情報などを有していてもよい。
【0038】
地点識別子は、例えば、ID情報などである。地点識別子は、地点名称情報であってもよい。
【0039】
また、地点位置情報は、位置を示す位置情報である。位置情報は、例えば、経緯度を示す経緯度情報や、地図上の座標を示す座標情報、高度を示す高度情報などである。
【0040】
また、地点カテゴリ情報は、例えば、(1)地点情報が示す地点において行う行動を示す情報や、(2)地点情報が示す地点の種類を示す情報、(3)地点情報が示す地点の施設の種類を示す情報、(4)地点情報が示す地点の特徴を示す情報などである。(1)は、例えば、「遊ぶ」や、「食べる」、「休む」などである。また、(2)は、例えば、「山」や、「川」、「湖」、「駅」、「ビル」、「タワー」などである。また、(3)は、例えば、「飲食店」や、「娯楽施設」、「遊園施設」、「温泉施設」などである。また、(4)は、例えば、「大」、「中」、「小」などである。
【0041】
また、地点時間帯情報は、時間帯を示す時間帯情報である。時間帯情報は、通常、時間帯の開始を示す開始時刻情報と、時間帯の終了を示す終了時刻情報を有する。また、時間帯情報は、開始または終了の時刻を示す時刻情報と、時間を示す時間情報とを有していてもよい。開始時刻情報と終了時刻情報を有する場合、時間帯情報は、例えば、「10:00〜14:00」や、「12:00−18:00」、「09:00to21:00」などである。また、開始または終了の時刻を示す時刻情報と、時間情報とを有する場合、時間帯情報は、例えば、「10:00|04:00」などである。
【0042】
端末地点情報格納部111は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0043】
端末受付部112は、地点情報送信指示を受け付ける。地点情報送信指示とは、地点情報を送信する指示である。地点情報送信指示は、通常、1以上の地点識別子を有する。また、地点情報送信指示は、1以上の地点カテゴリ情報を有していてもよい。
【0044】
また、端末受付部112は、電源ONの指示や、電源OFFの指示などを受け付けてもよい。また、端末受付部112は、前述の指示以外の指示を受け付けてもよい。なお、端末受付部112が当該指示を受け付けた場合、端末装置11は、通常、当該受け付けた指示に応じた処理を行う。
【0045】
また、端末受付部112は、移動を開始する時刻を示す移動開始時刻情報や、移動を終了する時刻を示す移動終了時刻情報、移動が可能な時間であり、移動開始時刻情報が示す時刻から移動終了時刻情報が示す時刻までの時間を示す移動可能時間情報、各地点に滞在する時間帯を示す地点時間帯情報、各地点に滞在する時間を示す地点時間情報などを受け付けてもよい。また、端末受付部112は、地点間の移動時間を示す移動時間情報を用いて地点順序情報を生成する指示である移動時間情報使用指示を受け付けてもよい。
【0046】
また、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
【0047】
端末受付部112における指示の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるものなど、何でもよい。端末受付部112は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェアなどで実現され得る。
【0048】
端末地点情報取得部113は、端末受付部112が受け付けた地点情報送信指示に従い、2以上の地点情報を、端末地点情報格納部111から取得する。当該「2以上の地点情報」は、通常、経由地や、目的地などを示す地点情報であるが、出発地を示す地点情報を含んでいてもよい。また、当該地点情報は、現在位置を示す地点情報である現在地点情報を含んでいてもよい。なお、地点情報送信指示が、現在地点情報を送信することを示す情報を有する場合、端末地点情報取得部113は、通常、現在地点情報を生成する。この場合、端末地点情報取得部113は、例えば、端末装置11の現在位置を示す現在位置情報を取得し、現在位置であることを示す地点名称情報と、当該現在位置情報とを対応付け、現在地点情報を生成する。なお、当該現在位置であることを示す地点名称情報は、通常、端末地点情報取得部113が保持しているが、任意の記憶領域に格納されていてもよい。
【0049】
また、例えば、端末地点情報格納部111から取得した2以上の地点情報に、現在地点情報が含まれていない場合、端末地点情報取得部113は、現在地点情報を生成し、当該地点情報を、取得した地点情報に追加してもよい。
【0050】
また、例えば、端末受付部112が、地点カテゴリ情報を有する地点情報送信指示を受け付けた場合、端末地点情報取得部113は、当該地点カテゴリ情報を有する2以上地点情報を、端末地点情報格納部111から取得する。
【0051】
端末送信部114は、端末地点情報取得部113が取得した2以上の地点情報を、車載装置12に送信する。また、例えば、端末受付部112が、移動開始時刻情報や、移動終了時刻情報、移動可能時間情報、地点時間帯情報、地点時間情報などを受け付けた場合、端末送信部114は、これらの情報を、車載装置12に送信してもよい。また、例えば、端末受付部112が、移動時間情報使用指示を受け付けた場合、端末送信部114は、当該移動時間情報使用指示を、車載装置12に送信してもよい。端末送信部114は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
【0052】
なお、端末装置11は、図示しない端末出力部を備えていてもよい。当該端末出力部は、地点カテゴリ情報、または地点情報を出力する。当該カテゴリ情報は、端末地点情報格納部111に格納されている地点情報が有する地点カテゴリ情報である。また、当該地点情報は、端末地点情報格納部111に格納されている地点情報であり、端末地点情報取得部113が取得した2以上の地点情報である。端末出力部は、ディスプレイなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。端末出力部は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
【0053】
地図情報格納部121は、地図情報を格納し得る。地図情報とは、地図に関する情報である。地図は、例えば、地形図や、地勢図、地質図、土地利用図、住宅地図、路線図、道路地図、ガイドマップ、地形や道路等が把握可能な航空写真や衛星写真、当該写真に記号や文字等が記入されたものなどである。
【0054】
地図情報は、例えば、地図の画像情報である。画像情報は、例えば、ラスタデータや、ベクタデータである。画像情報がラスタデータである場合、地図情報は、複数の縮尺に対応した画像情報を有していてもよい。複数の縮尺に対応した画像情報とは、例えば、同一地域について、縮尺が大きい画像情報や、縮尺が中程度の画像情報、縮尺が小さい画像情報などである。また、地図情報は、地図をタイル状に分割したものであってもよい。また、地図情報は、カーナビゲーションで用いられるKIWIフォーマットのものであってもよい。
【0055】
また、地図情報は、2以上の地図地点情報を有する。地図地点情報とは、地図上の地点を示す地点情報である。
【0056】
また、地図情報は、道路情報を有していてもよい。道路情報とは、道路に関する情報である。また、道路情報は、例えば、道路を識別するための道路識別子や、道路の始点から終点までの距離を示す道路距離情報、道路の始点や終点、経由地点の位置を示す道路位置情報、道路の幅を示す道路幅情報、道路の制限速度を示す道路制限速度情報などを有する。
【0057】
地図情報格納部121は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0058】
受付部122は、通常、移動開始時刻情報や、移動終了時刻情報、移動可能時間情報、地点時間帯情報、地点時間情報などを受け付けつける。また、受付部122は、移動時間情報使用指示を受け付けてもよい。また、受付部122は、電源ONの指示や、電源OFFの指示などを受け付けてもよい。また、受付部122は、当該指示以外の指示を受け付けてもよい。なお、受付部122が指示を受け付けた場合、車載装置12は、通常、受け付けた指示に応じた処理を行う。
【0059】
受付部122における情報や指示の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるものなど、何でもよい。受付部122は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェアなどで実現され得る。
【0060】
受信部123は、端末送信部114が送信した2以上の地点情報を受信する。なお、以降、受信部123が受信した一の地点情報を、受信地点情報とする。また、例えば、端末送信部114が、移動開始時刻情報や、移動終了時刻情報、移動可能時間情報、地点時間帯情報、地点時間情報などを送信した場合、受信部123は、これらの情報を受信する。また、例えば、端末送信部114が、移動時間情報使用指示を送信した場合、受信部123は、当該移動時間情報使用指示を受信する。受信部123は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
【0061】
地点順序情報生成部124は、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。地点順序情報とは、各受信地点情報が示す地点に到達する順序を示す情報であり、当該各地点を経由する順序や、当該各地点に到着する順序などを示す情報である。地点順序情報は、数字や、アルファベット、その他の文字など、順序を示せるものであれば何でもよい。また、「地点順序情報を生成する」とは、つまりは、各受信地点情報が示す地点に到達する順序を決定することであり、各受信地点情報に地点順序情報を付与することである。
【0062】
また、地点順序情報生成部124は、通常、各受信地点情報が有する情報や、受付部122が受け付けた情報、受信部123が受信した情報などに応じて、地点順序情報を生成する。当該処理の詳細については、後述する。
【0063】
また、例えば、受信地点情報に、現在地点情報が含まれていない場合、地点順序情報生成部124は、現在地点情報を生成し、当該地点情報を、受信地点情報に追加してもよい。
【0064】
なお、地点順序情報生成部124は、少なくとも受信地点情報を用いて地点順序情報を生成すればよく、その方法や手順などは問わない。つまり、地点順序情報生成部124は、各受信地点情報が有する情報を用いて、地点順序情報を生成してもよいし、各受信地点情報が有する情報に対応する任意の情報を用いて、地点順序情報を生成してもよい。
【0065】
滞在時間帯カテゴリ情報格納手段1241は、滞在時間帯情報と、当該滞在時間帯情報に対応する地点カテゴリ情報とを有する滞在時間帯カテゴリ情報を格納し得る。滞在時間帯情報とは、滞在する時間帯を示す情報である。当該滞在時間帯情報は、時間帯情報である。滞在時間帯カテゴリ情報格納手段1241は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0066】
地点時間帯情報取得手段1242は、各受信地点情報に対応する滞在時間帯情報である地点時間帯情報を取得する。例えば、各受信地点情報が地点時間帯情報を有していない場合、地点時間帯情報取得手段1242は、通常、各受信地点情報が有する地点カテゴリ情報に対応する滞在時間帯情報を、地点時間帯情報として、滞在時間帯カテゴリ情報格納手段1241から取得する。
【0067】
また、例えば、受付部122が各受信地点情報に対応する地点時間帯情報を受け付けた場合、地点時間帯情報取得手段1242は、当該地点時間帯情報を取得する。また、例えば、受信部123が各受信地点情報に対応する地点時間帯情報を受信した場合、地点時間帯情報取得手段1242は、当該地点時間帯情報を取得する。
【0068】
なお、例えば、各受信地点情報が地点時間帯情報を有している場合、地点時間帯情報取得手段1242は、地点時間帯情報を取得しなくてもよい。
【0069】
移動開始時刻情報取得手段1243は、移動開始時刻情報を取得する。当該移動開始時刻情報は、現在時刻を示す現在時刻情報であってもよい。なお、受付部122、または受信部123から移動開始時刻情報を取得する方法や手順については、地点時間帯情報の取得と同様であるので、説明を省略する。
【0070】
また、例えば、後述の移動終了時刻情報取得手段1244が移動終了時刻情報を取得し、後述の移動可能時間情報算出手段1245が移動可能時間情報を算出した場合、移動開始時刻情報取得手段1243は、当該移動終了時刻情報が示す時刻から、当該移動可能時間が示す時間を減算し、移動開始時刻情報を算出してもよい。
【0071】
移動終了時刻情報取得手段1244は、移動終了時刻情報を取得する。なお、受付部122、または受信部123から移動終了時刻情報を取得する方法や手順については、前述と同様であるので、説明を省略する。
【0072】
また、例えば、移動開始時刻情報取得手段1243が移動開始時刻情報を取得し、後述の移動可能時間情報算出手段1245が移動可能時間情報を算出した場合、移動終了時刻情報取得手段1244は、当該移動開始時刻情報が示す時刻に、当該移動可能時間情報が示す時間を加算し、移動終了時刻情報を算出してもよい。
【0073】
移動可能時間情報算出手段1245は、移動可能時間情報を算出する。移動可能時間情報算出手段1245は、通常、移動終了時刻情報が示す時刻から、移動開始時刻情報が示す時刻を減算し、移動可能時間情報を算出する。なお、当該移動終了時刻情報は、移動終了時刻情報取得手段1244が取得した移動終了時刻情報である。また、当該移動開始時刻情報は、移動開始時刻情報取得手段1243が取得した移動開始時刻情報である。なお、受付部122、または受信部123から移動可能時間情報を取得する方法や手順については、前述と同様であるので、説明を省略する。
【0074】
地点時間情報算出手段1246は、各受信地点情報に対応する地点時間情報を算出する。地点時間情報算出手段1246は、通常、各受信地点情報に対応する地点時間帯情報から、地点時間情報を算出する。具体的には、地点時間情報算出手段1246は、当該地点時間帯情報が有する終了時刻情報が示す時刻から、当該地点時間帯情報が有する開始時刻情報が示す時刻を減算し、地点時間情報を算出する。なお、受付部122、または受信部123から地点時間情報を取得する方法や手順については、前述と同様であるので、説明を省略する。
【0075】
移動時間情報算出手段1247は、各受信地点情報が示す地点間の移動時間を示す移動時間情報を算出する。また、移動時間情報算出手段1247は、現在位置と、各受信地点情報が有する地点位置情報が示す位置との間の移動時間を算出してもよい。また、移動時間情報算出手段1247は、前述の移動時間情報の少なくとも1つを算出してもよい。当該移動時間情報とは、当該各地点間の時間的な距離である。また、移動時間情報算出手段1247は、例えば、受付部122、または受信部123が、移動時間情報使用指示を受け付けまたは受信した場合に、移動時間情報を算出する。なお、時間的距離の算出の方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。
【0076】
地点順序情報生成手段1248は、通常、以下のような場合に応じて、地点順序情報を生成する。
【0077】
(A1)各受信地点情報に対応する地点時間帯情報が使用できる場合
【0078】
当該場合、地点順序情報生成手段1248は、各受信地点情報に対応する地点時間情報も使用できる。当該地点時間情報は、通常、地点時間情報算出手段1246が算出する。
【0079】
また、当該場合、地点順序情報生成手段1248は、各受信地点情報が示す地点に到達する順序が、地点時間帯情報が示す時間帯の少なくとも1つに合致するように地点順序情報を生成すればよく、生成の方法や手順などは問わない。
【0080】
つまり、当該場合、地点順序情報生成手段1248は、例えば、以下のようにして地点順序情報を生成してもよい。
(1)当該受信地点情報に対応する地点時間帯情報に基づき、受信地点情報をソートする。
(2)(1)のソート後の順序に従い、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0081】
なお、「地点時間帯情報に基づき」とは、地点時間帯情報をソートキーにすることであり、例えば、当該地点時間帯情報が有する開始時刻情報が示す時刻の早い順や、当該地点時間帯情報が有する終了時刻情報が示す時刻の早い順などである。
【0082】
また、当該場合、地点順序情報生成手段1248は、例えば、以下の様にして地点順序情報を生成してもよい。
(1)各受信地点情報に対応する地点時間帯情報から、地点時間情報を算出する。
(2)(1)で算出した地点時間情報に基づき、受信地点情報をソートする。
(3)(2)のソート後の順序に従い、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0083】
なお、「地点時間情報に基づき」とは、地点時間情報をソートキーにすることであり、例えば、当該地点時間情報が示す地点時間の多い順や、少ない順などである。
【0084】
また、当該場合、地点順序情報生成手段1248は、例えば、以下の様にして地点順序情報を生成してもよい。
(1)各受信地点情報に対応する地点時間帯情報から、地点時間情報を算出する。
(2)各受信地点情報に対応する地点時間帯情報、および(1)で算出した地点時間情報に基づき、受信地点情報をソートする。
(3)(2)のソート後の順序に従い、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0085】
なお、「地点時間帯情報および地点時間情報に基づき」とは、地点時間帯情報および地点時間情報をソートキーにすることであり、つまりは、ソートの際の優先順位を、地点時間帯情報、および地点時間情報により設定することである。
【0086】
(B1)(A1)に加え、移動開始時刻情報が使用できるとき
【0087】
当該場合、地点順序情報生成手段1248は、地点時間帯情報が示す時間帯が、移動開始時刻情報が示す時刻以降であり、かつ各受信地点情報が示す地点に到達する順序が、地点時間帯情報が示す時間帯の少なくとも1つに合致するように地点順序情報を生成すればよく、生成の方法や手順などは問わない。
【0088】
また、当該場合における地点順序情報を生成する方法や手順などは、ソートを行う地点情報が異なること以外は、前述の(A1)の場合と同様であるので、説明を省略する。ここでの「ソートを行う地点情報」とは、受信地点情報のうち、移動開始時刻情報が示す時刻以降の時間帯を示す地点時間帯情報を有する地点情報である。
【0089】
また、「移動開始時刻以降の時間帯」とは、当該時間帯が有する開始時刻が移動開始時刻以降である時間帯であってもよいし、当該時間帯が有する終了時刻が開始時刻以降である時間帯であってもよい。つまり、例えば、移動開始時刻が「12:00」であり、当該時間帯が「10:00〜14:00」であるとき、当該時間帯を、移動開始時刻「12:00」以降の時間帯としてもよいし、当該時間帯を、移動開始時刻「12:00」以降の時間帯としなくてもよい。
【0090】
また、時間帯が有する開始時刻が移動開始時刻以降である時間帯を、移動開始時刻以降の時間帯とする場合、地点順序情報生成手段1248は、通常、当該時間帯の開始時刻を、移動開始時刻に変更する。
【0091】
(C1)(B1)に加え、移動終了時刻情報が使用できる場合
【0092】
当該場合、地点順序情報生成手段1248は、移動可能時間情報も使用できる。当該移動可能時間情報は、通常、移動可能時間情報算出手段1245が算出する。
【0093】
また、当該場合、地点順序情報生成手段1248は、地点時間帯情報が示す時間帯が、移動開始時刻情報が示す時刻以降かつ移動終了時刻情報が示す時刻以前であり、かつ地点時間情報が示す時間の合計が、移動可能時間以下であり、かつ各受信地点情報が示す地点に到達する順序が、地点時間帯情報が示す時間帯の少なくとも1つに合致するように地点順序情報を生成すればよく、生成の方法や手順などは問わない。
【0094】
つまり、当該場合、地点順序情報生成手段1248は、例えば、以下のようにして地点順序情報を生成してもよい。
(1)受信地点情報のうち、移動開始時刻情報が示す時刻以降、かつ移動終了時刻情報が示す時刻以前の時間帯を示す地点時間帯情報を有する地点情報を取得する。
(2)(1)で取得した地点情報を用いて、当該地点情報が示す地点のすべての順列を生成する。
(3)(2)で生成した各順列において、当該各順列が示す順序に従い、地点順序情報を順に取得する。このとき、各地点情報に対応する地点時間情報の合計を算出しておき、当該合計が、移動可能時間を超える直前まで取得する。
(4)(3)で地点情報を取得した各順列について、地点情報を取得した数が最大である順列に従い、取得した各地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0095】
なお、「すべての順列」とは、取得したすべての地点情報を用いて生成できる順列のことである。つまり、「すべての順列」とは、例えば、n個の地点情報からn個を取り出し並べたものである。
【0096】
また、(3)の処理は、例えば、地点Aを取得し、次に地点Bを取得した場合、地点Aに対応する地点時間情報と、地点Bに対応する地点時間情報との合計を算出する。
【0097】
また、当該場合におけるその他の地点順序情報を生成する方法や手順などは、ソートを行う地点情報が異なること以外は、前述の(A1)の場合と同様であるので、説明を省略する。ここで、「ソートを行う地点情報」とは、受信地点情報のうち、移動開始時刻情報が示す時刻以降、かつ移動終了時刻情報が示す時刻以前の時間帯を示す地点時間帯情報を有する地点情報である。
【0098】
また、「移動終了時刻以前の時間帯」とは、当該時間帯が有する開始時刻が移動終了時刻以前である時間帯であってもよいし、当該時間帯が有する終了時刻が終了時刻以前である時間帯であってもよい。つまり、例えば、移動終了時刻が「20:00」であり、当該時間帯が「18:00〜22:00」であるとき、当該時間帯を、移動終了時刻「20:00」以前の時間帯としてもよいし、当該時間帯を、移動終了時刻「20:00」以前の時間帯としなくてもよい。
【0099】
また、時間帯が有する終了時刻が移動終了時刻以前である時間帯を、移動終了時刻以前の時間帯とする場合、地点順序情報生成手段1248は、通常、当該時間帯の終了時刻を、移動終了時刻に変更する。
【0100】
(D1)(C1)に加え、移動時間情報が使用できる場合
【0101】
当該場合、地点順序情報生成手段1248は、地点時間帯情報が示す時間帯が、移動開始時刻情報が示す時刻以降かつ移動終了時刻情報が示す時刻以前であり、かつ地点時間情報が示す時間および移動時間情報が示す時間の合計が、移動可能時間以下であり、かつ各受信地点情報が示す地点に到達する順序が、地点時間帯情報が示す時間帯の少なくとも1つに合致するように地点順序情報を生成すればよく、生成の方法や手順などは問わない。
【0102】
つまり、当該場合、地点順序情報生成手段1248は、例えば、以下のようにして地点順序情報を生成してもよい。
(1)受信地点情報のうち、移動開始時刻情報が示す時刻以降、かつ移動終了時刻情報が示す時刻以前の時間帯を示す地点時間帯情報を有する地点情報を取得する。
(2)(1)で取得した地点情報を用いて、当該地点情報が示す地点のすべての順列を生成する。
(3)(2)で生成した各順列において、当該各順列が示す順序に従い、地点順序情報を順に取得する。このとき、各地点情報に対応する地点時間情報と、各地点情報が示す地点間の移動時間の合計を算出しておき、当該合計が、移動可能時間情報を超える直前まで取得する。
(4)(3)で地点情報を取得した各順列について、地点情報を取得した数が最大である順列に従い、取得した各地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0103】
なお、(3)の処理は、例えば、地点Aを取得し、次に地点Bを取得した場合、地点Aに対応する地点時間情報と、地点Aから地点Bまでの移動時間情報と、地点Bに対応する地点時間情報との合計を算出する。
【0104】
また、当該場合、地点順序情報生成手段1248は、例えば、以下のようにして地点順序情報を生成してもよい。
(1)受信地点情報から、出発地となる地点を示す地点情報を取得する。このとき、現在位置を示す地点情報を取得することが好適である。
(2)(1)で取得した地点情報が示す地点からの移動時間と、到達予定時間との差が最小である地点情報を、(1)で残った受信地点情報から取得する。ここで、到達予定時間とは、移動開始時刻情報が示す時刻から、地点時間帯情報が有する開始時刻情報が示す時刻までの時間である。
(3)(2)で残った受信地点情報について、当該受信地点情報に対応する地点時間帯情報、または地点時間情報、または地点時間帯情報および地点時間情報に基づき、当該受信地点情報をソートする。
(4)(1)、(2)で取得した順序、および(3)のソート後の順序に従い、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0105】
また、地点順序情報生成手段1248は、(A1)から(D1)の場合において、各場合の処理の組み合わせに限定されることなく、種々の処理の変更が可能であることは、言うまでもない。つまり、地点順序情報生成手段1248は、(A1)から(D1)の各場合において、各場合の処理を組み合わせ、各場合に合った処理を行うことで、地点順序情報を生成してもよい。なお、地点順序情報生成手段1248は、通常、(D1)の場合の処理を行うことが好適である。
【0106】
なお、地点順序情報生成部124は、前述の各手段が取得または算出した情報のうち、2以上の情報を用いて、地点順序情報を取得してもよい。例えば、地点順序情報生成部124は、以下の様な手順で、地点順序情報を生成してもよい。
(1)移動時間情報算出手段1247が、各受信地点情報が示す地点間の移動時間を算出する。
(2)地点順序情報生成手段1248が、受信地点情報が示す地点のすべての順列を生成する。
(3)地点順序情報生成手段1248が、(2)で生成した各順列において、各地点情報に対応する滞在時間情報が示す時間と、各地点情報が示す地点間の移動時間の合計を算出する。
(4)地点順序情報生成手段1248が、(3)で算出した合計時間が、移動可能時間以下である順列を、(2)で生成した順列から取得する。
(5)地点順序情報生成手段1248が、(4)で取得した順列の順序に従い、各地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0107】
なお、当該地点順序情報の生成の処理は、あくまで例示であり、地点順序情報生成部124行う地点順序情報の生成処理は、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【0108】
地図情報取得部125は、受信地点情報に対応する地図地点情報を有する地図情報を、地図情報格納部121から取得する。「受信地点情報に対応する地図地点情報」とは、当該受信地点情報が有する地点識別子や地点位置情報と同一の地点識別子や地点位置情報を有する地図地点情報である。
【0109】
なお、地図情報取得部125は、受信地点情報のうち、少なくとも1つに対応する地図地点情報を有する地図情報を取得すればよく、取得する地図情報が示す地図の範囲や、取得する地図情報が示す地図の縮尺などは問わない。つまり、地図情報取得部125は、例えば、以下のような地図情報を取得する。
【0110】
(1)すべての受信地点情報の各々に対応する地図地点情報を有する地図情報
当該地図情報を取得するとき、地図情報取得部125は、受信地点情報を用いて、当該すべての受信地点情報の各々に対応する地図地点情報を有する地図情報を、地図情報格納部121から検索し、取得する。
【0111】
(2)すべての受信地点情報の各々に対応する地図地点情報と、車載装置12の現在位置を示す現在位置情報に対応する地図地点情報とを有する地図情報
当該地図情報を取得するとき、地図情報取得部125は、受信地点情報と、車載装置12の現在位置を示す現在位置情報とを用いて、当該すべての受信地点情報、および現在位置情報の各々に対応する地図地点情報を有する地図情報を、地図情報格納部121から検索し、取得する。
【0112】
(3)受信地点情報のうちのいくつかの受信地点情報の各々に対応する地図地点情報を有する地図情報
当該地図情報を取得するとき、地図情報取得部125は、受信地点情報のうちのいくつかの受信地点情報を用いて、当該いくつかの受信地点情報の各々に対応する地図地点情報を有する地図情報を、地図情報格納部121から検索し、取得する。
【0113】
(4)受信地点情報のうちのいくつかの受信地点情報の各々に対応する地図地点情報と、車載装置12の現在位置を示す現在位置情報に対応する地図地点情報とを有する地図情報
当該地図情報を取得するとき、地図情報取得部125は、受信地点情報のうちのいくつかの受信地点情報と、車載装置12の現在位置を示す現在位置情報とを用いて、当該いくつかの受信地点情報、および現在位置情報の各々に対応する地図地点情報を有する地図情報を、地図情報格納部121から検索し、取得する。
【0114】
(5)受信地点情報のうち、車載装置12の現在位置に最も近い1つの受信地点情報に対応する地図地点情報を有する地図情報
当該地図情報を取得するとき、地図情報取得部125は、受信地点情報のうち、車載装置12の現在位置に最も近い1つの受信地点情報を用いて、当該地点情報に対応する地図地点情報を有する地図情報を、地図情報格納部121から検索し、取得する。
【0115】
(6)受信地点情報のうち、車載装置12の現在位置に最も近い1つの受信地点情報に対応する地図地点情報と、車載装置12の現在位置に対応する地図地点情報とを有する地図情報
当該地図情報を取得するとき、地図情報取得部125は、受信地点情報のうち、車載装置12の現在位置に最も近い1つの受信地点情報と、車載装置12の現在位置を示す現在位置情報とを用いて、当該1つの受信地点情報、および現在位置情報の各々に対応する地図地点情報を有する地図情報を、地図情報格納部121から検索し、取得する。
【0116】
(7)受信地点情報のうち、当該地点情報が有する地点順序情報により、順序が最初であることが示される1つの受信地点情報に対応する地図地点情報を有する地図情報
当該地図情報を取得するとき、地図情報取得部125は、受信地点情報のうち、当該受信地点情報が有する地点順序情報により、順序が最初であることが示される1つの受信地点情報を用いて、当該地点情報に対応する地図地点情報を有する地図情報を、地図情報格納部121から検索し、取得する。
【0117】
(8)受信地点情報のうち、当該受信地点情報が有する地点順序情報により、順序が最初であることが示される1つの受信地点情報に対応する地図地点情報と、車載装置12の現在位置に対応する地図地点情報を有する地図情報
当該地図情報を取得するとき、地図情報取得部125は、受信地点情報のうち、当該地点情報が有する地点順序情報により、順序が最初であることが示される1つの受信地点情報と、車載装置12の現在位置を示す現在位置情報とを用いて、当該受信地点情報、および現在位置情報の各々に対応する地図地点情報を有する地図情報を、地図情報格納部121から検索し、取得する。
【0118】
なお、上記(1)から(8)において、地図情報取得部125は、出力部127が出力している地図情報が示す縮尺と同縮尺の地図情報を取得してもよいし、異なる縮尺の地図情報を取得してもよい。
【0119】
また、地図情報取得部125は、地点順序情報生成部124が地点順序情報を生成した地点情報に対応する地図地点情報を有する地図情報を取得してもよい。この場合の地図情報を取得する方法や手順などは、前述と同様である。
【0120】
経路情報生成部126は、地点順序情報生成部124が生成した地点順序情報が示す順序の順に、地点を経由する経路を示す情報である経路情報を生成する。当該地点情報は、通常、受信部123が受信した2以上の地点情報である。また、当該地点情報は、地点順序情報生成部124が地点順序情報を生成した地点情報であってもよい。なお、経路情報は、通常、受信部123が受信した2以上の地点情報と、当該地点情報が示す各地点間を結ぶ情報とを有する。また、当該各地点間を結ぶ情報は、通常、道路情報である。また、経路情報の生成の方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。
【0121】
出力部127は、通常、経路情報生成部126が生成した経路情報と、地図情報取得部125が取得した地図情報とを出力する。また、出力部127は、受信部123が受信した2以上の地点情報と、地点順序情報生成部124が生成した地点順序情報と、地図情報取得部125が取得した地図情報とを出力してもよい。また、出力部127は、受信部123が受信した2以上の地点情報と、地点順序情報生成部124が生成した地点順序情報とを出力してもよい。
【0122】
例えば、経路情報と、地図情報とを出力する場合、出力部127は、通常、地図情報上に経路情報を出力する。また、例えば、地点情報と、地点順序情報と、地図情報とを出力する場合、出力部127は、通常、地図情報上に、地点情報と、当該各地点情報に対応する地点順序情報とを、対応付けて出力する。
【0123】
「対応付けて出力する」とは、地点情報と地点順序情報とを、どの地点情報とどの地点順序情報とが対応付いているのかがわかるように出力することである。例えば、出力部127は、地点情報の付近に、対応する地点順序情報を出力する。「付近」とは、例えば、地点情報の周囲10ピクセル以内の箇所や、当該地点情報からX軸方向に5ピクセルの箇所、当該地点情報からY軸方向にマイナス5ピクセルの箇所などである。
【0124】
また、例えば、地点情報と、地点順序情報とを出力する場合、出力部127は、通常、予め決められた領域に、地点情報と、当該各地点情報に対応する地点順序情報とを、対応付けて出力する。ここでの「対応付けて出力する」とは、前述と同様である。
【0125】
なお、出力部127は、地点情報や、地点順序情報、経路情報は、地図情報が有する地図地点情報との対応がわかるように出力できればよく、出力の形式や様式などは問わない。
【0126】
また、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。
【0127】
出力部127は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。出力部127は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
【0128】
なお、端末地点情報取得部113、地点順序情報生成部124、地点時間帯情報取得手段1242、移動開始時刻情報取得手段1243、移動終了時刻情報取得手段1244、移動可能時間情報算出手段1245、地点時間情報算出手段1246、移動時間情報算出手段1247、地点順序情報生成手段1248、地図情報取得部125、経路情報生成部126、は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。また、これらの部の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
【0129】
次に、情報システム1の動作について説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。まず、端末装置11の全体動作について説明する。図4は、端末装置11の全体動作を示すフローチャートである。
【0130】
(ステップS401)端末受付部112は、指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS402に進み、そうでない場合は、ステップS406に進む。
【0131】
(ステップS402)端末受付部112は、受け付けた指示が地点情報送信指示であるか否かを判断する。地点情報送信指示である場合は、ステップS403に進み、そうでない場合は、ステップS405に進む。
【0132】
(ステップS403)端末地点情報取得部113は、ステップS401で受け付けた地点情報送信指示に従い、2以上の地点情報を、端末地点情報格納部111から取得する。
【0133】
(ステップS404)端末送信部114は、ステップS403で取得した2以上の地点情報を、車載装置12に送信し、ステップS401に戻る。
【0134】
(ステップS405)端末装置11は、ステップS401で受け付けた指示に応じた処理を行い、ステップS401に戻る。
【0135】
(ステップS406)端末受付部112は、情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS407に進み、そうでない場合は、ステップS401に戻る。
【0136】
(ステップS407)端末受付部112は、受け付けた情報が、移動開始時刻情報や、移動終了時刻情報などの時刻情報、または移動可能時間情報や、地点時間情報などの時間情報であるか否かを判断する。時刻情報、または時間情報である場合は、ステップS408に進み、そうでない場合は、ステップS401に戻る。
【0137】
(ステップS408)端末送信部114は、ステップS406で受け付けた時刻情報、または時間情報を、車載装置12に送信し、ステップS401に戻る。
【0138】
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
【0139】
また、図4のフローチャートにおいて、指示を受け付けたか否かの判断と、情報を受け付けたか否かの判断の順序は、問わない。
【0140】
次に、車載装置12の全体動作について説明する。図5は、車載装置12の全体動作を示すフローチャートである。
【0141】
(ステップS501)受付部122は、指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS502に進み、そうでない場合は、ステップS503に進む。
【0142】
(ステップS502)車載装置12は、ステップS501で受け付けた指示に応じた処理を行い、ステップS501に戻る。
【0143】
(ステップS503)受付部122は、情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS506に進み、そうでない場合は、ステップS504に進む。
【0144】
(ステップS504)受信部123は、情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS505に進み、そうでない場合は、ステップS501に戻る。
【0145】
(ステップS505)地点順序情報生成部124は、ステップS504で受信した情報が地点情報であるか否かを判断する。地点情報である場合は、ステップS508に進み、そうでない場合は、ステップS506に進む。
【0146】
(ステップS506)地点順序情報生成部124は、ステップS503で受け付けた情報、またはステップS504で受信した情報が、時刻情報、または時間情報であるか否かを判断する。時刻情報、または時間情報である場合は、ステップS507に進み、そうでない場合は、ステップS501に戻る。
【0147】
(ステップS507)地点順序情報生成部124は、ステップS503で受け付けた情報、またはステップS504で受信した情報を取得する。このとき、通常、地点順序情報生成部124が備える手段が、各手段に応じた情報を取得する。例えば、受け付け、または受信した情報が移動開始時刻情報である場合、移動開始時刻情報取得手段1243が、当該時刻情報を取得する。また、例えば、受け付け、または受信した情報が地点時間情報である場合、地点時間情報算出手段1246が当該時間情報を取得する。
【0148】
(ステップS508)地点順序情報生成部124は、ステップS504で受信した地点情報に対応する地点順序情報を生成する。この処理の詳細は、図6のフローチャートを用いて説明する。また、このとき、地点順序情報生成部124は、m個の地点情報を取得したものとする。
【0149】
(ステップS509)地図情報取得部125は、ステップS504で受信した地点情報に対応する地図地点情報を有する地図情報を、地図情報格納部121から取得する。
【0150】
(ステップS510)経路情報生成部126は、ステップS504で受信した地点情報と、当該地点情報に対応するステップS508で生成した地点順序情報を用いて、経路情報を生成する。
【0151】
(ステップS511)出力部127は、ステップS509で取得した地図情報と、ステップS510で生成した経路情報とを出力し、ステップS501に戻る。
【0152】
なお、図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
【0153】
また、図5のフローチャートにおいて、指示を受け付けたか否かの判断、情報を受け付けたか否かの判断、情報を受信したか否かの判断の順序は、問わない。
【0154】
図6は、図5のフローチャートのステップS508の地点順序情報の生成処理を示すフローチャートである。
【0155】
(ステップS601)地点順序情報生成手段1248は、ステップS504で受信した地点情報が、地点順序情報を有するか否かを判断する。有する場合は、ステップS603に進み、そうでない場合は、ステップS602に進む。なお、以降、ステップS504で受信した地点情報を、受信地点情報とする。
【0156】
(ステップS602)地点時間帯情報取得手段1242は、各受信地点情報に対応する滞在時間帯情報である地点時間帯情報を、滞在時間帯カテゴリ情報格納手段1241から取得する。
【0157】
(ステップS603)地点時間情報算出手段1246は、各受信地点情報に対応する地点時間情報を算出する。
【0158】
(ステップS604)地点順序情報生成手段1248は、移動開始時刻情報取得手段1243が移動開始時刻情報を取得済みであるか否かを判断する。取得済みである場合は、ステップS606に進み、そうでない場合は、ステップS605に進む。
【0159】
(ステップS605)地点順序情報生成手段1248は、地点時間情報を用いて、受信地点情報に対応する地点順序情報を生成し、上位処理にリターンする。
【0160】
(ステップS606)地点順序情報生成手段1248は、移動終了時刻情報取得手段1244が移動終了時刻情報を取得済みであるか否かを判断する。取得済みである場合は、ステップS608に進み、そうでない場合は、ステップS607に進む。
【0161】
(ステップS607)地点順序情報生成手段1248は、移動開始時刻情報を用いて、受信地点情報に対応する地点順序情報を生成し、上位処理にリターンする。
【0162】
(ステップS608)移動可能時間情報算出手段1245は、移動可能時間情報を算出する。
【0163】
(ステップS609)地点順序情報生成手段1248は、移動時間情報を算出するか否かを判断する。算出する場合は、ステップS611に進み、そうでない場合は、ステップS610に進む。
【0164】
(ステップS610)地点順序情報生成手段1248は、移動終了時刻情報を用いて、受信地点情報に対応する地点順序情報を生成し、上位処理にリターンする。
【0165】
(ステップS611)移動時間情報算出手段1247は、各受信地点情報が示す地点間の移動時間情報を算出する。
【0166】
(ステップS612)地点順序情報生成手段1248は、移動時間情報を用いて、受信地点情報に対応する地点順序情報を生成し、上位処理にリターンする。この処理の詳細は、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0167】
なお、図6のフローチャートにおいて、ステップS605の処理は、例えば、前述の(A1)で示したような処理である。
【0168】
また、図6のフローチャートにおいて、ステップS607の処理は、例えば、前述の(B1)で示したような処理である。
【0169】
また、図6のフローチャートにおいて、ステップS610の処理は、例えば、前述の(C1)で示したような処理である。
【0170】
図7は、図6のフローチャートのステップS612の移動時間情報を用いた地点順序情報の生成処理を示すフローチャートである。
【0171】
(ステップS701)地点順序情報生成手段1248は、受信地点情報から、出発地となる地点を示す地点情報を取得する。
【0172】
(ステップS702)地点順序情報生成手段1248は、地点情報[1]の到達予定時間を算出する。
【0173】
(ステップS703)地点順序情報生成手段1248は、変数minに、ステップS702で算出した到達予定時間と、移動時間との差をセットする。当該移動時間は、出発地と、地点情報[1]が示す地点との間の移動時間である。
【0174】
(ステップS704)地点順序情報生成手段1248は、変数aに1をセットする。
【0175】
(ステップS705)地点順序情報生成手段1248は、カウンタiに2をセットする。
【0176】
(ステップS706)地点順序情報生成手段1248は、地点情報[i]の到達予定時間を算出する。
【0177】
(ステップS707)地点順序情報生成手段1248は、変数timeに、ステップS706で算出した到達予定時間と、移動時間との差をセットする。当該移動時間は、出発地と、地点情報[i]が示す地点との間の移動時間である。
【0178】
(ステップS708)地点順序情報生成手段1248は、timeがminより小さいか否かを判断する。小さい場合は、ステップS709に進み、そうでない場合は、ステップS710に進む。
【0179】
(ステップS709)地点順序情報生成手段1248は、aにiをセットする。
【0180】
(ステップS710)地点順序情報生成手段1248は、iがm−2であるか否かを判断する。m−2である場合は、ステップS712に進み、そうでない場合は、ステップS711に進む。
【0181】
(ステップS711)地点順序情報生成手段1248は、iを1インクリメントし、ステップS706に戻る。
【0182】
(ステップS712)地点順序情報生成手段1248は、地点情報[a]を取得する。
【0183】
(ステップS713)地点順序情報生成手段1248は、受信地点情報を、取得した順序、および当該各受信地点情報に対応する地点時間帯情報、または地点時間情報に基づき、ソートする。つまり、地点順序情報生成手段1248は、ステップS701で取得した地点情報が1番目、ステップS712で取得した地点情報が2番目、残りの受信地点情報については、地点時間帯情報、または地点時間情報の順になるように、ソートする。
【0184】
(ステップS714)地点順序情報生成手段1248は、カウンタiに1をセットする。
【0185】
(ステップS715)地点順序情報生成手段1248は、変数countに1をセットする。
【0186】
(ステップS716)地点順序情報生成手段1248は、地点情報[i]に対応する地点順序情報にcountをセットする。
【0187】
(ステップS717)地点順序情報生成手段1248は、countを1インクリメントする。
【0188】
(ステップS718)地点順序情報生成手段1248は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS719に進む。
【0189】
(ステップS719)地点順序情報生成手段1248は、iを1インクリメントする。
【0190】
なお、図7のフローチャートにおいては、例えば、前述の(D1)で示したような処理を行ってもよい。
【0191】
(具体例1)
次に、情報システム1の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、端末装置11は、携帯ゲーム機であるものとする。また、車載装置12は、自動車に搭載されているナビゲーション装置(以下、カーナビ)であるものとする。また、端末地点情報格納部111には、図8に示す地点情報が格納されているものとする。当該地点情報は、各レコードを一意に特定するためのIDと、地点名称情報と、地点時間帯情報とを有する。当該地点時間帯情報は、開始時刻情報(時刻1)と、終了時刻情報(時刻2)とを有する。
【0192】
(例1−1)
まず、ユーザが、携帯ゲーム機を操作し、図8の地点情報のうち、「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報を、カーナビに送信する操作を行ったとする。すると、端末受付部112は、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報を送信する指示である地点情報送信指示を受け付け、端末地点情報取得部113は、当該指示に従い、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報を取得する。そして、端末送信部114は、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報を、カーナビに送信する。
【0193】
次に、カーナビの受信部123は、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報を受信する。すると、地点順序情報生成部124は、受信部123が受信した図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報を取得する。
【0194】
次に、移動開始時刻情報取得手段1243は、移動開始時刻情報を取得する。ここで、移動開始時刻情報取得手段1243は、現在時刻「10:00」を示す移動開始時刻情報を取得したものとする。
【0195】
次に、移動時間情報算出手段1247は、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の各地点情報について、カーナビの現在位置からの移動時間を算出する。ここで、移動時間情報算出手段1247は、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の各地点情報について、それぞれ、順に、「01:00」、「01:00」、「02:00」の移動時間情報を算出したものとする。
【0196】
次に、地点順序情報生成手段1248は、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の各地点情報に対応する到達予定時間を算出する。図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の各地点情報が有する開始時刻情報は、それぞれ、順に、「12:00」、「11:00」、「17:00」である。従って、地点順序情報生成手段1248は、当該各地点情報に対応する到達予定時間「02:00」、「01:00」、「07:00」を算出する。
【0197】
次に、地点順序情報生成手段1248は、現在位置からの移動時間と、到達予定時間との差が最小である図8の「ID=013」の地点情報を、最初に到達する地点を示す地点情報として取得する。そして、地点順序情報生成手段1248は、図8の「ID=012」、「ID=014」の地点情報については、開始時刻情報が示す時刻の順にソートする。このとき、終了時刻情報が示す時刻の順にソートしてもよい。また、このとき、図8の「ID=012」、「ID=014」の地点情報について、地点時間情報算出手段1246が地点時間情報を算出し、当該地点時間情報が示す時間の順にソートしてもよい。
【0198】
次に、地点順序情報生成手段1248は、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報について、取得した順、およびソート後の順序に従い、地点順序情報を付与する。その結果、地点順序情報生成手段1248は、図9のように地点順序情報を付与したものとする。
【0199】
次に、地図情報取得部125は、図9の地点情報に対応する地図地点情報を有する地図情報を、地図情報格納部121から取得する。ここで、地図情報取得部125は、図10に示す地図情報を取得したものとする。図10の地図情報は、地点名称「ステーキハウス」、「カレー三番街」、「街角温泉」、「ハンバーグキッチン」、「αボーリング」で識別される地図地点情報を有している。
【0200】
次に、経路情報生成部126は、図9の地点情報が有する地点順序情報と、図10の地図情報が有する道路情報とを用いて、経路情報を生成する。そして、出力部127は、図10の地図情報と、経路情報生成部126が生成した経路情報とを対応付け、図11に示す地図情報を出力する。
【0201】
(例1−2)
まず、ユーザが、携帯ゲーム機を操作し、図8の地点情報のうち、「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報を、カーナビに送信する操作を行ったとする。すると、端末受付部112は、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報を送信する指示である地点情報送信指示を受け付け、端末地点情報取得部113は、当該指示に従い、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報を取得する。そして、端末送信部114は、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報を、カーナビに送信する。
【0202】
次に、カーナビの受信部123は、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報を受信する。すると、地点順序情報生成部124は、受信部123が受信した図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報を取得する。
【0203】
次に、地点順序情報生成手段1248は、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報を、開始時刻情報が示す時刻の順にソートする。このとき、終了時刻情報が示す時刻の順にソートしてもよい。また、このとき、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報について、地点時間情報算出手段1246が地点時間情報を算出し、当該地点時間情報が示す時間の順にソートしてもよい。
【0204】
次に、地点順序情報生成手段1248は、図8の「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報について、ソート後の順序に従い、地点順序情報を付与する。その結果、地点順序情報生成手段1248は、図9のように地点順序情報を付与したものとする。
【0205】
なお、以降の地図情報の取得や、経路情報の生成などの処理については、(例1−1)と同様であるので、説明を省略する。
なお、本具体例において、端末地点情報格納部111に格納されている地点情報が、地点時間帯情報を有する場合について説明したが、当該地点情報は、地点時間帯情報を有していなくてもよい。地点時間帯情報を有していない場合、地点情報は、通常、地点カテゴリ情報を有する。また、この場合、地点時間帯情報取得手段1242は、当該地点情報に対応する地点時間帯情報を、滞在時間帯カテゴリ情報格納手段1241から取得する。
【0206】
また、本具体例において、地点順序情報生成手段1248は、移動開始時刻以降の時間帯を示す地点時間帯情報を有する地点情報については、地点順序情報を付与しなくてもよい。
【0207】
また、本具体例において、地点順序情報生成手段1248は、移動終了時刻以前の時間帯を示す地点時間帯情報を有する地点情報については、地点順序情報を付与しなくてもよい。
【0208】
以上、本実施の形態による情報システム1によれば、地点情報が有する情報、地点に滞在する時間帯、地点に滞在する時間、各地点間を移動する時間、現在時刻のいずれか1以上を用いて、地点への到達順序を決定することができる。
【0209】
また、本実施の形態による情報システム1によれば、到達順序を決定した地点を、地図上に出力することができる。
【0210】
また、本実施の形態による情報システム1によれば、地点への到達順序を示す経路を、地図上に出力することができる。
【0211】
また、本実施の形態による情報システム1によれば、ユーザは、選択した地点へ到達すべき順序を知ることができる。
【0212】
(実施の形態2)
本実施の形態において、端末装置が、車載装置に地点順序情報を有する2以上の地点情報を送信し、車載装置が、当該地点情報が有する地点順序情報が示す順序を生かしつつ、当該地点情報が示す地点に到達する順序を変更し、それを地図情報と共に出力する情報システムについて説明する。
【0213】
本実施の形態における情報システム2の概念図は、図1と同様であり、図1の車載装置12を、車載装置22と読み替えたものである。
【0214】
図12は、本実施の形態における車載装置22のブロック図である。車載装置22は、地図情報格納部121、受付部122、受信部123、地点順序情報生成部224、地図情報取得部125、経路情報生成部126、出力部127を備える。地点順序情報生成部224は、滞在時間帯カテゴリ情報格納手段1241、地点時間帯情報取得手段1242、移動開始時刻情報取得手段1243、移動終了時刻情報取得手段1244、移動可能時間情報算出手段1245、地点時間情報算出手段1246、移動時間情報算出手段1247、距離算出手段2249、地点順序情報生成手段2248を備える。
【0215】
なお、本実施の形態において、端末地点情報格納部111に格納されている地点情報、または端末送信部114が送信する地点情報、または受信部123が受信する地点情報は、通常、地点情報を有する。当該地点情報に、地点順序情報が対応付けられるタイミングは、問わない。
【0216】
また、本実施の形態において、端末地点情報取得部113は、取得した地点情報に対応する地点順序情報を生成してもよい。当該地点順序情報は、例えば、端末地点情報取得部113が当該地点情報を取得した順序を示す情報や、地点識別子などである。
【0217】
また、本実施の形態において、端末送信部114は、送信する地点情報に対応する地点順序情報を生成してもよい。当該地点順序情報は、例えば、端末送信部114が当該地点情報を送信する順序を示す情報や、地点識別子などである。
【0218】
また、本実施の形態において、受信部123は、受信した地点情報に対応する地点順序情報を生成してもよい。当該地点順序情報は、例えば、受信部123が当該地点情報を受信した順序を示す情報や、地点識別子などである。
【0219】
地点順序情報生成部224は、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。当該各受信地点情報は、通常、地点順序情報を有する。従って、地点順序情報生成部224は、各受信地点情報に対応する地点順序情報を変更する。
【0220】
なお、地点順序情報生成部224は、少なくとも受信地点情報を用いて地点順序情報を生成すればよく、その方法や手順などは問わない。つまり、地点順序情報生成部224は、各受信地点情報が有する情報を用いて、地点順序情報を生成してもよいし、各受信地点情報が有する情報に対応する任意の情報を用いて、地点順序情報を生成してもよい。
【0221】
距離算出手段2249は、各受信地点情報が有する地点位置情報が示す位置間の距離を算出する。また、距離算出手段2249は、現在位置と、各受信地点情報が有する地点位置情報が示す位置との距離を算出してもよい。また、距離算出手段2249は、前述の距離の少なくとも1つを算出してもよい。ここでの距離とは、通常、空間的距離であるが、時間的距離であってもよい。なお、空間的距離、および時間的距離の算出の方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。
【0222】
地点順序情報生成手段2248は、通常、各受信地点情報が有していたり、前述の手段が取得または算出したりすることで使用できる情報に応じて、地点順序情報を生成する。
【0223】
(A2)各受信地点情報に対応する地点時間帯情報が使用できる場合
【0224】
当該場合、地点順序情報生成手段2248は、各受信地点情報に対応する地点時間情報も使用できる。当該地点時間情報は、通常、地点時間情報算出手段1246が算出する。
【0225】
また、当該場合、地点順序情報生成手段2248は、地点順序情報生成手段2248は、各受信地点情報が示す地点に到達する順序が、各地点情報が有する地点順序情報が示す順序と、地点時間帯情報が示す時間帯とに可能な限り合致するように地点順序情報を生成すればよく、生成の方法や手順などは問わない。
【0226】
ここで、「可能な限り合致」とは、例えば、以下のようなことを意味する。
(a)元の順序と決定した順序との一致度が、可能な限り大きい
(d)元の順序と決定した順序との不一致度が、可能な限り小さい
【0227】
また、「一致度」とは、異なる2つの順序が一致する度合いである。また、「不一致度」とは、異なる2つの順序が一致しない度合いである。例えば、「A」、「B」、「C」、「D」、「E」の地点について、「A→B→C→D→E」の順序と、「A→C→B→D→E」の順序があったとする。この2つの順序において、一致度は、例えば、5つの地点のうち3つの地点の順序が一致するので、「3/5」、または「0.6」、または「60%」となる。また、不一致度は、例えば、5つの地点のうち2つの地点の順序が一致しないので、「2/5」、または「0.4」、または「40%」となる。
【0228】
つまり、当該場合、地点順序情報生成手段2248は、例えば、以下のようにして地点順序情報を生成してもよい。
(1)実施の形態1の(A1)の場合のいずれかの手順により、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
(2)各受信地点情報が有する地点順序情報と、(1)で生成した各受信地点情報に対応する地点順序情報との平均を算出する。
(3)(2)で算出した平均が示す順序に従い、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0229】
なお、「平均の算出」は、例えば、例えば、「A」、「B」、「C」、「D」、「E」の地点について、順に、地点順序情報「1」、「2」、「3」、「4」、「5」を有しているとする。この地点情報に対し、地点順序情報「1」、「4」、「2」、「5」、「3」を生成したとする。すると、各地点順序情報の平均は、「(1+1)/2=1」、「(2+4)/2=3」、「(3+2)/2=2.5」、「(4+5)/2=4.5」、「(5+3)/2=4」となる。
【0230】
(B2)(A2)に加え、移動開始時刻情報が使用できるとき
【0231】
当該場合、地点順序情報生成手段2248は、地点時間帯情報が示す時間帯が、移動開始時刻情報が示す時刻以降であり、かつ各受信地点情報が示す地点に到達する順序が、各地点情報が有する地点順序情報が示す順序と、地点時間帯情報が示す時間帯とに可能な限り合致するように地点順序情報を生成すればよく、生成の方法や手順などは問わない。
【0232】
また、当該場合における地点順序情報を生成する方法や手順などは、ソートを行う地点情報が異なること以外は、前述の(A2)の場合と同様であるので、説明を省略する。ここでの「ソートを行う地点情報」とは、受信地点情報のうち、移動開始時刻情報が示す時刻以降の時間帯を示す地点時間帯情報を有する地点情報である。
【0233】
(C2)(B2)に加え、移動終了時刻情報が使用できる場合
【0234】
当該場合、地点順序情報生成手段2248は、移動可能時間情報も使用できる。当該移動可能時間情報は、通常、移動可能時間情報算出手段1245が算出する。
【0235】
また、当該場合、地点順序情報生成手段2248は、地点時間帯情報が示す時間帯が、移動開始時刻情報が示す時刻以降かつ移動終了時刻情報が示す時刻以前であり、かつ地点時間情報が示す時間の合計が、移動可能時間以下であり、かつ各受信地点情報が示す地点に到達する順序が、各地点情報が有する地点順序情報が示す順序と、地点時間帯情報が示す時間帯とに可能な限り合致するように地点順序情報を生成すればよく、生成の方法や手順などは問わない。
【0236】
つまり、当該場合、地点順序情報生成手段2248は、例えば、以下のようにして地点順序情報を生成してもよい。
(1)実施の形態1の(C1)の場合のいずれかの手順により、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
(2)各受信地点情報が有する地点順序情報と、(1)で生成した各受信地点情報に対応する地点順序情報との平均を算出する。
(3)(2)で算出した平均が示す順序に従い、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0237】
(D2)(C2)に加え、移動時間情報が使用できる場合
【0238】
当該場合、地点順序情報生成手段2248は、地点時間帯情報が示す時間帯が、移動開始時刻情報が示す時刻以降かつ移動終了時刻情報が示す時刻以前であり、かつ地点時間情報が示す時間および移動時間情報が示す時間の合計が、移動可能時間以下であり、かつ各受信地点情報が示す地点に到達する順序が、各地点情報が有する地点順序情報が示す順序と、地点時間帯情報が示す時間帯とに可能な限り合致するように地点順序情報を生成すればよく、生成の方法や手順などは問わない。
【0239】
つまり、当該場合、地点順序情報生成手段2248は、例えば、以下のようにして地点順序情報を生成してもよい。
(1)受信地点情報から、出発地(順序が1番目)であることが示される地点順序情報を有する地点情報を取得する。このとき、当該出発地は、現在位置を示す地点であることが好適である。
(2)(1)で取得した地点情報が示す地点からの移動時間と、到達予定時間との差が最小である地点情報を、(1)で残った受信地点情報から取得する。
(3)(2)で残った受信地点情報について、当該各受信地点情報が有する地点順序情報が示す順序に従い、当該受信地点情報をソートする。
(4)(1)、(2)で取得した順序、および(3)のソート後の順序に従い、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0240】
また、当該場合、地点順序情報生成手段2248は、例えば、以下のようにして地点順序情報を生成してもよい。
(1)実施の形態1の(D1)の場合のいずれかの手順により、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
(2)各受信地点情報が有する地点順序情報と、(1)で生成した各受信地点情報に対応する地点順序情報との平均を算出する。
(3)(2)で算出した平均が示す順序に従い、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0241】
(E2)各受信地点情報が示す地点間の距離が使用できる場合
【0242】
当該場合、地点順序情報生成手段2248は、各受信地点情報が示す地点に到達する順序が、各地点情報が有する地点順序情報が示す順序に可能な限り合致し、かつ地点情報が示す地点のいずれかが、出発地、経由地、目的地のいずれかである場合の距離の合計が、可能な限り小さくなるように地点順序情報を生成すればよく、生成の方法や手順などは問わない。
【0243】
つまり、当該場合、地点順序情報生成手段2248は、例えば、以下のようにして地点順序情報を生成してもよい。
(1)受信地点情報から、当該受信地点情報が有する地点順序情報により、出発地(順序が1番目)であることが示される地点情報を取得する。このとき、当該出発地は、現在位置を示す地点であることが好適である。
(2)(1)で取得した地点情報が示す地点からの距離が最短、または最長である地点情報を、(1)で残った受信地点情報から取得する。
(3)(2)で残った受信地点情報について、当該各受信地点情報が有する地点順序情報が示す順序に従い、当該受信地点情報をソートする。
(4)(1)、(2)で取得した順序、および(3)のソート後の順序に従い、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0244】
また、当該場合、地点順序情報生成手段2248は、例えば、以下のようにして地点順序情報を生成してもよい。
(1)最短経路問題の解法(アルゴリズム)を用いて、受信地点情報が示す地点を経由する最短経路を生成する。
(2)(1)で生成した最短経路が示す順序に従い、当該受信地点情報をソートする。
(3)(2)のソート後の順序に従い、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
(4)各受信地点情報が有する地点順序情報と、(3)で生成した各受信地点情報に対応する地点順序情報との平均を算出する。
(5)(4)で算出した平均が示す順序に従い、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0245】
「最短経路問題の解法」は、例えば、ダイクストラ法や、A*アルゴリズムなどである。これらは公知であるので、詳細な説明を省略する。
【0246】
また、当該場合、地点順序情報生成手段2248は、例えば、以下のようにして地点順序情報を生成してもよい。
(1)受信地点情報から、当該受信地点情報が有する地点順序情報により、出発地(順序が1番目)であることが示される地点情報を取得する。このとき、当該出発地は、現在位置を示す地点であることが好適である。
(2)(1)で取得した地点情報が示す地点からの距離が最短、または最長である地点情報を、(1)で残った受信地点情報から取得する。
(3)(2)で残った受信地点情報について、最短経路問題の解法を用いて、(2)で取得した地点を出発地し、当該受信地点情報が示す地点を経由する最短経路を生成する。
(4)(3)で生成した最短経路が示す順序に従い、当該受信地点情報をソートする。
(5)(4)のソート後の順序に従い、ソートした各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
(6)(1)、(2)で取得した地点情報に対し、当該取得した順序に従い、各地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
(7)(4)でソートした受信地点情報に対し、当該各受信地点情報が有する地点順序情報と、(5)で生成した各受信地点情報に対応する地点順序情報との平均を算出する。
(8)(7)で算出した平均が示す順序に従い、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0247】
また、地点順序情報生成手段2248は、(A2)から(E2)の場合において、各場合の処理の組み合わせに限定されることなく、種々の処理の変更が可能であることは、言うまでもない。つまり、地点順序情報生成手段2248は、(A2)から(E2)の各場合において、各場合の処理を組み合わせ、各場合に合った処理を行うことで、地点順序情報を生成してもよい。なお、地点順序情報生成手段2248は、通常、(D2)、または(E2)の場合の処理を行うことが好適である。
【0248】
なお、地点順序情報生成部224は、前述の各手段が取得または算出した情報のうち、2以上の情報を用いて、地点順序情報を取得してもよい。例えば、地点順序情報生成部224は、以下の様な手順で、地点順序情報を生成してもよい。
(1)移動時間情報算出手段1247が、各受信地点情報が示す地点間の移動時間を算出する。
(2)地点順序情報生成手段2248が、受信地点情報から、出発地(順序が1番目)であることが示される地点順序情報を有する地点情報を取得する。
(3)地点順序情報生成手段2248が、(2)で取得した地点情報が示す地点からの移動時間と、到達予定時間との差が最小である地点情報を、(2)で残った受信地点情報から取得する。
(4)距離算出手段2249が、(3)で残った受信地点情報について、各受信地点情報が示す地点間の距離を算出する。
(5)地点順序情報生成手段2248が、(3)で残った受信地点情報について、最短経路問題の解法を用いて、当該受信地点情報が示す地点を経由する最短経路を生成し、当該経路が示す順序に従い、当該受信地点情報をソートする。
(6)地点順序情報生成手段2248が、(5)のソート後の順序に従い、ソートした各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
(7)地点順序情報生成手段2248が、(2)、(3)で取得した地点情報に対し、当該取得した順序に従い、各地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
(8)地点順序情報生成手段2248が、(5)でソートした受信地点情報に対し、当該各受信地点情報が有する地点順序情報と、(6)で生成した各受信地点情報に対応する地点順序情報との平均を算出する。
(9)(8)で算出した平均が示す順序に従い、各受信地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0249】
なお、当該の地点順序情報の生成の処理は、あくまで例示であり、地点順序情報生成部224行う地点順序情報の生成処理は、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【0250】
なお、地点順序情報生成部224、距離算出手段2249、地点順序情報生成手段2248は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。地点順序情報生成手段2248の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
【0251】
次に、情報システム2の動作について説明する。なお、端末装置11の全体動作を示すフローチャートは、図4あり、また、車載装置22の全体動作を示すフローチャートは、図5と同様であるので、説明を省略する。なお、図5のフローチャートにおいて、ステップS508は車載装置12とは異なるため、図13のフローチャートを用いて説明する。また、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。
【0252】
図13は、図5のフローチャートのステップS508の地点順序情報の生成処理を示すフローチャートである。なお、図13のステップS1304からステップS1314までは、図6のステップS601からステップS611までと同様であるので、説明を省略する。
【0253】
(ステップS1301)地点順序情報生成手段2248は、距離を算出するか否かを判断する。算出する場合は、ステップS1301に進み、そうでない場合は、ステップS1304に進む。
【0254】
(ステップS1302)距離算出手段2249は、受信地点情報が示す地点間の距離を算出する。
【0255】
(ステップS1303)地点順序情報生成手段2248は、距離を用いて、受信地点情報に対応する地点順序情報を生成し、上位処理にリターンする。この処理の詳細は、図14のフローチャートを用いて説明する。
【0256】
(ステップS1315)地点順序情報生成手段2248は、移動時間情報を用いて、受信地点情報に対応する地点順序情報を生成し、上位処理にリターンする。この処理の詳細は、図15のフローチャートを用いて説明する。
【0257】
なお、図13のフローチャートにおいて、ステップS1308の処理は、例えば、前述の(A2)で示したような処理である。
【0258】
また、図13のフローチャートにおいて、ステップS1310の処理は、例えば、前述の(B2)で示したような処理である。
【0259】
また、図13のフローチャートにおいて、ステップS1313の処理は、例えば、前述の(C2)で示したような処理である。
【0260】
図14は、図13のフローチャートのステップS1303の距離を用いた地点順序情報の生成処理を示すフローチャートである。
【0261】
(ステップS1401)地点順序情報生成手段2248は、各受信地点情報が有する地点順序情報を取得する。
【0262】
(ステップS1402)地点順序情報生成手段2248は、受信地点情報から、当該受信地点情報が有する地点順序情報により、出発地(順序が1番目)であることが示される地点情報を取得する。
【0263】
(ステップS1403)地点順序情報生成手段2248は、受信地点情報から、ステップS1402で取得した出発地からの距離が最短である地点を示す地点情報を取得する。
【0264】
(ステップS1404)地点順序情報生成手段2248は、ステップS1403で取得した地点情報が示す地点を出発地とし、残りの受信地点情報が示す地点を経由地、および目的地とする最短経路を生成する。
【0265】
(ステップS1405)地点順序情報生成手段2248は、受信地点情報を、取得した順序、および最短経路が示す順序の順にソートする。つまり、地点順序情報生成手段2248は、ステップS1402で取得した地点情報が1番目、ステップS1403で取得した地点情報が2番目、残りの受信地点情報については、最短経路が示す順序の順になるように、ソートする。
【0266】
(ステップS1406)地点順序情報生成手段2248は、カウンタiに1をセットする。
【0267】
(ステップS1407)地点順序情報生成手段2248は、変数countに1をセットする。
【0268】
(ステップS1408)地点順序情報生成手段2248は、地点情報[i]に対応する地点順序情報にcountをセットする。
【0269】
(ステップS1409)地点順序情報生成手段2248は、countを1インクリメントする。
【0270】
(ステップS1410)地点順序情報生成手段2248は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、ステップS1412に進み、そうでない場合は、ステップS1411に進む。
【0271】
(ステップS1411)地点順序情報生成手段2248は、iを1インクリメントし、ステップS1408に戻る。
【0272】
(ステップS1412)地点順序情報生成手段2248は、各受信地点情報について、ステップS1401で取得した地点順序情報と、ステップS1408で生成した地点順序情報との平均を算出する。
【0273】
(ステップS1413)地点順序情報生成手段2248は、受信地点情報を、取得した順序、および平均に基づきソートする。つまり、地点順序情報生成手段2248は、ステップS1402で取得した地点情報が1番目、ステップS1403で取得した地点情報が2番目、残りの受信地点情報については、ステップS1412で算出した平均の順になるように、ソートする。
【0274】
(ステップS1414)地点順序情報生成手段2248は、カウンタiに1をセットする。
【0275】
(ステップS1415)地点順序情報生成手段2248は、変数countに1をセットする。
【0276】
(ステップS1416)地点順序情報生成手段2248は、地点情報[i]に対応する地点順序情報にcountをセットする。
【0277】
(ステップS1417)地点順序情報生成手段2248は、countを1インクリメントする。
【0278】
(ステップS1418)地点順序情報生成手段2248は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS1419に進む。
【0279】
(ステップS1419)地点順序情報生成手段2248は、iを1インクリメントし、ステップS1416に戻る。
【0280】
なお、図14のフローチャートにおいては、例えば、前述の(E2)で示したような処理を行ってもよい。
【0281】
図15は、図13のフローチャートのステップS1315の移動時間情報を用いた地点順序情報の生成処理を示すフローチャートである。なお、図15において、ステップS1501からステップS1512まで、およびステップS1514からステップS1519までは、図7のステップS701からステップS712まで、およびステップS714からステップS719までと同様であるので、説明を省略する。
【0282】
(ステップS1513)地点順序情報生成手段2248は、受信地点情報を、取得した順序、および当該受信地点情報に対応する地点順序情報に基づき、ソートする。つまり、地点順序情報生成手段2248は、ステップS1501で取得した地点情報が1番目、ステップS1512で取得した地点情報が2番目、残りの受信地点情報については、当該地点情報が有する地点順序情報が示す順序の順になるように、ソートする。
【0283】
なお、図15のフローチャートにおいては、例えば、前述の(D2)で示したような処理を行ってもよい。
【0284】
(具体例2)
次に、情報システム2の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、端末装置11は、携帯ゲーム機であるものとする。また、車載装置22は、自動車に搭載されているナビゲーション装置(以下、カーナビ)であるものとする。また、端末地点情報格納部111には、図16に示す地点情報が格納されているものとする。当該地点情報は、各レコードを一意に特定するためのIDと、地点名称情報と、地点位置情報と、地点カテゴリ情報とを有する。また、滞在時間帯カテゴリ情報格納手段1241には、図17に示す滞在時間帯カテゴリ情報が格納されているものとする。当該滞在時間帯カテゴリ情報は、各レコードを一意に特定するためのIDと、滞在時間帯情報と、地点カテゴリ情報とを有する。当該滞在時間帯情報は、開始時刻情報(時刻1)と、終了時刻情報(時刻2)とを有する。
【0285】
(例2−1)
まず、ユーザが、携帯ゲーム機を操作し、図16の地点情報のうち、「ID=013」、「ID=023」、「ID=034」の地点情報を、カーナビに送信する操作を行ったとする。すると、端末受付部112は、図16の「ID=013」、「ID=023」、「ID=034」の地点情報を送信する指示である地点情報送信指示を受け付け、端末地点情報取得部113は、当該指示に従い、図16の「ID=013」、「ID=023」、「ID=034」の地点情報の地点情報を取得する。このとき、端末地点情報取得部113は、地点情報送信指示に従い、図16の地点情報について、「ID=034」、「ID=023」、「ID=013」の順に、当該地点情報を取得したとする。すると、端末地点情報取得部113は、図16の「ID=013」、「ID=023」、「ID=034」の地点情報について、図18のように地点順序情報を付与する。そして、端末送信部114は、図18の地点情報を、カーナビに送信する。
【0286】
次に、カーナビの受信部123は、図18の地点情報を受信する。すると、地点順序情報生成部224は、受信部123が受信した図18の地点情報を取得する。
【0287】
次に、地点時間帯情報取得手段1242は、図18の各地点情報に対応する地点時間帯情報を、図17の滞在時間帯カテゴリ情報から取得する。このとき、地点時間帯情報取得手段1242は、図18の各地点情報が有する地点カテゴリ情報に対応する滞在時間帯情報を、地点時間帯情報として、図17の滞在時間帯カテゴリ情報から取得する。その結果、地点時間帯情報取得手段1242は、図18の各地点情報について、図19のように地点時間帯情報を取得したものとする。
【0288】
次に、移動開始時刻情報取得手段1243は、移動開始時刻情報を取得する。ここで、移動開始時刻情報取得手段1243は、現在時刻「11:00」を示す移動開始時刻情報を取得したものとする。
【0289】
次に、移動時間情報算出手段1247は、図19の各地点情報について、カーナビの現在位置からの移動時間を算出する。ここで、移動時間情報算出手段1247は、図19の各地点情報について、それぞれ、順に、「00:30」、「02:00」、「01:00」の移動時間情報を算出したものとする。
【0290】
次に、地点順序情報生成手段2248は、図19の各地点情報に対応する到達予定時間を算出する。図19の各地点情報が有する開始時刻情報は、それぞれ、順に、「14:00」、「18:00」、「12:00」である。従って、地点順序情報生成手段2248は、当該各地点情報に対応する到達予定時間「03:00」、「07:00」、「01:00」を算出する。
【0291】
次に、地点順序情報生成手段2248は、現在位置からの移動時間と、到達予定時間との差が最小である図19の「ID=013」の地点情報を、最初に到達する地点を示す地点情報として取得する。そして、地点順序情報生成手段2248は、図19の「ID=034」、「ID=023」の地点情報については、当該地点情報が有する地点順序情報が示す順序の順にソートする。
【0292】
次に、地点順序情報生成手段2248は、図19の地点情報について、取得した順、およびソート後の順序に従い、地点順序情報を付与する。その結果、地点順序情報生成手段2248は、図20のように地点順序情報を付与したものとする。
【0293】
次に、地図情報取得部125は、図20の地点情報に対応する地図地点情報を有する地図情報を、地図情報格納部121から取得する。ここで、地図情報取得部125は、図22に示す地図情報を取得したものとする。図22の地図情報は、地点名称「ハンバーグキッチン」、「ステーキハウス」、「カレー三番街」、「街角温泉」、「αボーリング」で識別される地図地点情報を有している。
【0294】
次に、経路情報生成部126は、図20の地点情報が有する地点順序情報と、図22の地図情報が有する道路情報とを用いて、経路情報を生成する。そして、出力部127は、図22の地図情報と、経路情報生成部126が生成した経路情報とを対応付け、図23に示す地図情報を出力する。
【0295】
(例2−2)
まず、ユーザが、携帯ゲーム機を操作し、図16の地点情報のうち、「ID=013」、「ID=023」、「ID=034」の地点情報を、カーナビに送信する操作を行ったとする。すると、端末受付部112は、図16の「ID=013」、「ID=023」、「ID=034」の地点情報を送信する指示である地点情報送信指示を受け付け、端末地点情報取得部113は、当該指示に従い、図16の「ID=013」、「ID=023」、「ID=034」の地点情報の地点情報を取得する。このとき、端末地点情報取得部113は、地点情報送信指示に従い、図16の地点情報について、「ID=034」、「ID=023」、「ID=013」の順に、当該地点情報を取得したとする。すると、端末地点情報取得部113は、図16の「ID=013」、「ID=023」、「ID=034」の地点情報について、図18のように地点順序情報を付与する。そして、端末送信部114は、図18の地点情報を、カーナビに送信する。
【0296】
次に、カーナビの受信部123は、図18の地点情報を受信する。すると、地点順序情報生成部224は、受信部123が受信した図18の地点情報を取得する。
【0297】
次に、距離算出手段2249は、図18の各地点情報について、カーナビの現在位置からの距離を算出する。ここで、距離算出手段2249は、図18の各地点情報について、空間的距離を算出し、それぞれ、順に、「2.5km」、「1.8km」、「1.6km」の距離を算出したものとする。
【0298】
次に、地点順序情報生成手段2248は、現在位置からの距離が最短である図18の「ID=013」の地点情報を、最初に到達する地点を示す地点情報として取得する。
【0299】
次に、地点順序情報生成手段2248は、図18の「ID=034」、「ID=012」の地点情報について、図18の「ID=034」を出発地としたときの最短経路を生成する。その結果、地点順序情報生成手段2248は、「013−>034−>023」の順に経由する最短経路を生成したものとする。
【0300】
次に、地点順序情報生成手段2248は、図18の各地点情報について、最短経路が示す順序の順に、それぞれ、順に、「2」、「3」、「1」の地点順序情報を付与する。そして、地点順序情報生成手段2248は、図18の各地点情報について、受信部123が受信した際に有していた地点順序情報「1」、「2」、「3」と、当該付与した地点順序情報との平均を算出する。その結果、地点順序情報生成手段2248は、図18の各地点情報について、それぞれ、順に、「1.5」、「2.5」、「2」の地点順序情報の平均を算出したものとする。
【0301】
次に、地点順序情報生成手段2248は、図18の地点情報について、現在位置からの距離が最短である「ID=013」の地点情報が1番目であり、「ID=034」、「ID=012」の地点情報は地点順序情報の平均が示す順序の順になるようにソートする。
【0302】
次に、地点順序情報生成手段2248は、図18の地点情報について、ソート後の順序に従い、地点順序情報を付与する。その結果、地点順序情報生成手段2248は、図21のように地点順序情報を付与したものとする。
【0303】
なお、以降の地図情報の取得や、経路情報の生成などの処理については、(例2−1)と同様であるので、説明を省略する。
なお、本具体例において、端末地点情報格納部111に格納されている地点情報が、地点時間帯情報を有さない場合について説明したが、当該地点情報は、地点時間帯情報を有していてもよい。地点時間帯情報を有している場合、地点情報は、地点カテゴリ情報を有していてもよいし、有していなくてもよい。
【0304】
また、本具体例において、地点順序情報生成手段2248は、移動開始時刻以降の時間帯を示す地点時間帯情報を有する地点情報については、地点順序情報を付与しなくてもよい。
【0305】
また、本具体例において、地点順序情報生成手段2248は、移動終了時刻以前の時間帯を示す地点時間帯情報を有する地点情報については、地点順序情報を付与しなくてもよい。
【0306】
以上、本実施の形態による情報システム2によれば、地点情報が有する情報、地点に滞在する時間帯、地点に滞在する時間、各地点間を移動する時間、各地点間の距離、現在時刻のいずれか1以上を用いて、地点への到達順序を変更することができる。
【0307】
また、本実施の形態による情報システム2によれば、到達順序を変更した地点を、地図上に出力することができる。
【0308】
また、本実施の形態による情報システム2によれば、地点への到達順序を示す経路を、地図上に出力することができる。
【0309】
また、本実施の形態による情報システム2によれば、ユーザは、自らが設定した地点へ到達する順序とは異なる到達順序を知ることができる。
【0310】
なお、上記各実施の形態において、車載装置12、および車載装置22は、地図情報格納部121を備えていなくてもよい。この場合、出力部127は、受信部123が受信した地点情報と、地点順序情報生成部224が生成した地点順序情報とを出力する。
【0311】
また、上記各実施の形態において、車載装置12、および車載装置22は、経路情報生成部126を備えていなくてもよい。この場合、出力部127は、受信部123が受信した地点情報と、地点順序情報生成部224が生成した地点順序情報と、地図情報取得部125が取得した地図情報とを出力する。
【0312】
また、上記各実施の形態において、車載装置12、および車載装置22は、2以上の地点情報を格納し得る地点情報格納部を備えていてもよい。この場合、車載装置12、および車載装置22は、通常、受信部123が受信した2以上の各地点情報が有する地点名称情報と、同一の地点名称情報を有する地点情報を、地点情報格納部から取得する地点情報取得部を備える。また、地点順序情報生成部124は、地点情報取得部が取得した地点情報に対応する地点順序情報を生成する。
【0313】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
【0314】
また、上記各実施の形態における情報システムは、例えば、スタンドアロンの装置であってもよいし、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。後者の場合には、例えば、ASP(Application Service Provider)として地点に到達する順序の決定が行われてもよい。
【0315】
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0316】
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
【0317】
また、上記各実施の形態における端末装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記録媒体に、地点を識別する地点識別子を有する地点情報が2以上格納されており、コンピュータを、2以上の地点情報を送信する指示であり、2以上の地点識別子を有する地点情報送信指示を受け付ける受付部と、前記地点情報送信指示に従い、前記2以上の地点情報を外部に送信する送信部として機能させるためのプログラムである。
【0318】
また、上記各実施の形態における車載装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、地点を識別する地点識別子を有する地点情報を2以上受信する受信部と、前記受信部が受信した2以上の各地点情報に対応する地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を、当該各地点情報を用いて生成する地点順序情報生成部と、前記受信部が受信した2以上の地点識別子と、地点順序情報生成部が生成した地点順序情報とを出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
【0319】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアでしか行われない処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理は少なくとも含まれない。
【0320】
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
【0321】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0322】
また、図24は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態の情報システム等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
【0323】
図24において、コンピュータシステム9は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ9011、FD(Flexible Disk)ドライブ9012を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
【0324】
図25は、コンピュータシステム9のブロック図である。図25において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012に加えて、CPU(Central Processing Unit)9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM(Read−Only Memory)9014と、CPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM(Random Access Memory)9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク9016と、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012、CPU9013等を相互に接続するバス9017とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
【0325】
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態の情報システム等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101、またはFD9102に記憶されて、CD−ROMドライブ9011またはFDドライブ9012に挿入され、さらにハードディスク9016に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9016に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9015にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101、FD9102またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
【0326】
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態の情報システム等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0327】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0328】
以上のように、本発明にかかる情報システムは、地点情報が有する情報を用いて、到達順序を決定することができるという効果を有し、ナビゲーション装置等として有用である。
【符号の説明】
【0329】
1、2 情報システム
11 端末装置
12、22 車載装置
111 端末地点情報格納部
112 端末受付部
113 端末地点情報取得部
114 端末送信部
121 地図情報格納部
122 受付部
123 受信部
124、224 地点順序情報生成部
125 地図情報取得部
126 経路情報生成部
127 出力部
1241 滞在時間帯カテゴリ情報格納手段
1242 地点時間帯情報取得手段
1243 移動開始時刻情報取得手段
1244 移動終了時刻情報取得手段
1245 移動可能時間情報算出手段
1246 地点時間情報算出手段
1247 移動時間情報算出手段
1248、2248 地点順序情報生成手段
2249 距離算出手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置と、車載装置とを具備する情報システムであって、
前記端末装置は、
地点を識別する地点識別子を有する地点情報を2以上格納し得る端末地点情報格納部と、
2以上の地点情報を送信する指示であり、2以上の地点識別子を有する地点情報送信指示を受け付ける端末受付部と、
前記地点情報送信指示に従い、前記2以上の地点情報を前記車載装置に送信する端末送信部とを具備し、
前記車載装置は、
前記2以上の地点情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した2以上の各地点情報に対応する地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を、当該各地点情報を用いて生成する地点順序情報生成部と、
前記受信部が受信した2以上の地点識別子と、前記地点順序情報生成部が生成した地点順序情報とを出力する出力部を具備する情報システム。
【請求項2】
前記2以上の各地点情報は、当該地点のカテゴリを示す地点カテゴリ情報を有し、
前記地点順序情報生成部は、
滞在可能な時間帯を示す滞在時間帯情報と、当該滞在時間帯情報に対応する地点カテゴリ情報とを有する滞在時間帯カテゴリ情報を格納し得る滞在時間帯カテゴリ情報格納手段と、
前記2以上の各地点情報に対応する滞在時間帯情報である地点時間帯情報を、前記滞在時間帯カテゴリ情報格納手段から取得する地点時間帯情報取得手段と、
前記2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、前記地点時間帯情報が示す時間帯に合致するように前記地点順序情報を生成する地点順序情報生成手段とを具備する請求項1記載の情報システム。
【請求項3】
前記2以上の各地点情報は、当該地点に滞在する時間帯を示す地点時間帯情報を有し、
前記地点順序情報生成部は、
前記2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、前記地点時間帯情報が示す時間帯に合致するように前記地点順序情報を生成する地点順序情報生成手段を具備する請求項1記載の情報システム。
【請求項4】
前記地点順序情報生成部は、
移動を開始する時刻を示す移動開始時刻情報を取得する移動開始時刻情報取得手段をさらに具備し、
前記地点順序情報生成手段は、
前記地点時間帯情報が示す時間帯が、前記移動開始時刻情報が示す時刻以降であり、かつ前記2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、前記地点時間帯情報が示す時間帯に合致するように前記地点順序情報を生成する請求項2または請求項3記載の情報システム。
【請求項5】
前記地点順序情報生成部は、
移動を終了する時刻を示す移動終了時刻情報を取得する移動終了時刻情報取得手段と、
前記移動開始時刻情報が示す時刻から、前記移動終了時刻情報が示す時刻までの時間を示す移動可能時間情報を算出する移動可能時間情報算出手段と、
前記地点時間帯情報から、当該地点に滞在する時間を示す地点時間情報を算出する地点時間情報算出手段とをさらに具備し、
前記地点順序情報生成手段は、
前記地点時間帯情報が示す時間帯が、前記移動開始時刻情報が示す時刻以降かつ前記移動終了時刻情報が示す時刻以前であり、かつ前記地点時間情報が示す時間の合計が、前記移動可能時間情報が示す時間以下であり、かつ前記2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、前記地点時間帯情報が示す時間帯に合致するように前記地点順序情報を生成する請求項4記載の情報システム。
【請求項6】
前記地点順序情報生成部は、
前記2以上の各地点情報が示す地点間の移動時間を示す移動時間情報を算出する移動時間情報算出手段をさらに具備し、
前記地点順序情報生成手段は、
前記地点時間帯情報が示す時間帯が、前記移動開始時刻情報が示す時刻以降かつ前記移動終了時刻情報が示す時刻以前であり、かつ前記地点時間情報が示す時間および前記移動時間情報が示す時間の合計が、前記移動可能時間以下であり、かつ前記2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、前記地点時間帯情報が示す時間帯に合致するように前記地点順序情報を生成する請求項5記載の情報システム。
【請求項7】
前記2以上の各地点情報は、当該地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を有し、
前記地点順序情報生成手段は、
前記2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、前記各地点情報が有する地点順序情報が示す順序と、前記地点時間帯情報が示す時間帯とに可能な限り合致するように前記地点順序情報を生成する前記地点順序情報を生成する請求項2または請求項3記載の情報システム。
【請求項8】
前記2以上の各地点情報は、当該地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を有し、
前記地点順序情報生成手段は、
前記地点時間帯情報が示す時間帯が、前記移動開始時刻情報が示す時刻以降であり、かつ前記2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、前記各地点情報が有する地点順序情報が示す順序と、前記地点時間帯情報が示す時間帯とに可能な限り合致するように前記地点順序情報を生成する請求項4記載の情報システム。
【請求項9】
前記2以上の各地点情報は、当該地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を有し、
前記地点順序情報生成手段は、
前記地点時間帯情報が示す時間帯が、前記移動開始時刻情報が示す時刻以降かつ前記移動終了時刻情報が示す時刻以前であり、かつ前記地点時間情報が示す時間の合計が、前記移動可能時間以下であり、かつ前記2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、前記各地点情報が有する地点順序情報が示す順序と、前記地点時間帯情報が示す時間帯とに可能な限り合致するように前記地点順序情報を生成する請求項5記載の情報システム。
【請求項10】
前記2以上の各地点情報は、当該地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を有し、
前記地点順序情報生成手段は、
前記地点時間帯情報が示す時間帯が、前記移動開始時刻情報が示す時刻以降かつ前記移動終了時刻情報が示す時刻以前であり、かつ前記地点時間情報が示す時間および前記移動時間情報が示す時間の合計が、前記移動可能時間以下であり、かつ前記2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、前記各地点情報が有する地点順序情報が示す順序と、前記地点時間帯情報が示す時間帯とに可能な限り合致するように前記地点順序情報を生成する請求項6記載の情報システム。
【請求項11】
前記2以上の各地点情報は、当該地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を有し、
前記地点順序情報生成部は、
前記2以上の各地点情報が有する地点位置情報が示す位置間の距離を算出する距離算出手段と、
前記2以上の各地点情報が示す地点に到達する順序が、前記各地点情報が有する地点順序情報が示す順序に可能な限り合致し、かつ前記地点情報が示す地点のいずれかが、出発地、経由地、目的地のいずれかである場合の前記距離の合計が、可能な限り小さくなるように前記地点順序情報を生成する地点順序情報生成手段を具備する請求項1記載の情報システム。
【請求項12】
前記車載装置は、
地図に関する情報であり、地図上の地点を示す情報である地図地点情報を2以上有する地図情報を格納し得る地図情報格納部と、
前記受信部が受信した2以上の地点情報に対応する地図地点情報を有する地図情報を、前記地図情報格納部から取得する地図情報取得部とをさらに具備し、
前記出力部は、
前記受信部が受信した2以上の地点情報と、前記地点順序情報生成部が生成した地点順序情報と、前記地図情報取得部が取得した地図情報とを出力する請求項1から請求項11いずれか記載の情報システム。
【請求項13】
前記車載装置は、
前記地点順序情報生成部が生成した地点順序情報が示す順序の順に、当該地点を経由する経路を示す情報である経路情報を生成する経路情報生成部をさらに具備し、
前記出力部は、
前記経路情報生成部が生成した経路情報と、前記地図情報取得部が取得した地図情報とを出力する請求項12記載の情報システム。
【請求項14】
前記請求項1から請求項13いずれか記載の情報システムを構成する端末装置。
【請求項15】
前記請求項1から請求項13いずれか記載の情報システムを構成する車載装置。
【請求項16】
受信部と、地点順序情報生成部と、出力部とを用いて行われる地点順序生成方法であって、
前記受信部が、当該地点を識別する地点識別子を有する地点情報を2以上受信する受信ステップと、
前記地点順序情報生成部が、前記受信部が受信した2以上の各地点情報に対応する地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を、当該各地点情報を用いて生成する地点順序情報生成ステップと、
前記受信部が受信した2以上の地点識別子と、地点順序情報生成部が生成した地点順序情報とを出力する出力する出力ステップとを具備する地点順序生成方法。
【請求項17】
記録媒体に、
地点を識別する地点識別子を有する地点情報が2以上格納されており、
コンピュータを、
2以上の地点情報を送信する指示であり、2以上の地点識別子を有する地点情報送信指示を受け付ける受付部と、
前記地点情報送信指示に従い、前記2以上の地点情報を外部に送信する送信部として機能させるためのプログラム。
【請求項18】
地点を識別する地点識別子を有する地点情報を2以上受信する受信部と、
前記受信部が受信した2以上の各地点情報に対応する地点に到達する順序を示す情報である地点順序情報を、当該各地点情報を用いて生成する地点順序情報生成部と、
前記受信部が受信した2以上の地点識別子と、地点順序情報生成部が生成した地点順序情報とを出力する出力部として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公開番号】特開2013−32925(P2013−32925A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−168016(P2011−168016)
【出願日】平成23年8月1日(2011.8.1)
【出願人】(504050275)株式会社 ミックウェア (42)
【Fターム(参考)】