説明

情報処理装置及び方法及びプログラム

【課題】ネットワークデバイスを、その知識がなくとも使いこなす。
【解決手段】コンピュータ13は、画像入出力装置12−1及び画像入出力装置12−2からスタブドライバ610,612を獲得し(S1601,S1602)、スタブドライバ610を画像入出力装置12−1に送信する(S1605)。画像入出力装置12−1は、受信したプリンタのスタブドライバ610を実行して画像入出力装置12−2を駆動し、読み込んだデータを送信して印刷させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばドライバを外部装置から受信して実行可能とできる情報処理装置及び方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
イメージスキャナやデジタルカメラ、ファクシミリ受信装置等の入力装置とプリンタやファクシミリ送信装置等の出力装置などの単機能装置を互いにネットワーク接続し、これら単機能装置の機能を組み合わせた複合機能を提供する分散型の文書処理システムの開発研究が盛んに行なわれている。また、単一の匡体内に複数の上記単機能装置の機能を統合したいわゆるマルチファンクションプロダクト(MFP)においても同様に、その内部の単機能を切り出して、ネットワークを介し他の装置の機能と組み合わせることで種々の複合機能を適宜柔軟に実現することが求められ、分散型文書処理システムの開発研究が盛んに行なわれている。
【0003】
ネットワークに分散した情報処理装置間に跨った機能の提供を容易にするためのプログラミングモデルとしてリモートプロシージャコール(RPC)や分散オブジェクトの技術が広く知られている。分散オブジェクトは、オブジェクト指向のソフトウェアモデルを分散システムに拡張したものであり、あるネットワークノード上のオブジェクトが同一ノード上のオブジェクトの操作を呼び出す手順と同等の手順によって(透過に)他のネットワークノード上のオブジェクトの操作の呼び出しを可能とするものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
分散オブジェクト技術を用いて、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置のスキャンサービスやPDLプリントサービス、そしてプリントサービスを利用するために、それぞれの分散オブジェクト環境対応画像入出力装置からスタブドライバをダウンロードすることができる。
【0005】
しかしながらこのためには、ネットワーク11上にあらかじめ分散オブジェクト環境対応画像入出力装置が存在していることをクライアントコンピュータを利用するユーザーは知っていなければならない。
【0006】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、クライアントコンピュータを利用するユーザーがネットワークの構成を知らなくても、自分の利用したい周辺機器のサービスに対応したドライバをダウンロードできる情報処理装置及び方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成からなる。すなわち、外部情報処理装置と、周辺装置とにネットワークを介して接続された情報処理装置において、前記外部情報処理装置から要求を受けることなく、前記周辺装置を制御するためのデバイスドライバの配信待ち状態となり、前記外部情報処理装置からのデバイスドライバの配信に応じて、前記外部情報処理装置が配信したドライバを取得する取得手段と、前記取得手段が取得したデバイスドライバを実行可能な状態として準備するよう前記情報処理装置を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、デバイスの機能を一元的に管理でき、システムやデバイスに関する知識が無い利用者であっても、デバイスを利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
[第1実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態であるネットワークシステムを示す図である。同図において、ネットワーク11にはJava(登録商標)やCORBAといった分散オブジェクト環境に対応している2台の画像入出力装置12−1、12−2とクライアントコンピュータ13、サービスドライバサーバコンピュータ14が接続されている。分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1と12−2はそれぞれのデータをネットワーク11を介して転送することができる。また、クライアントコンピュータ13から分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1と12−2をそれぞれ遠隔操作を行うことができるようになっている。
【0010】
サービスドライバサーバコンピュータ14はクライアントコンピュータ13から分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12を遠隔操作するために必要なサービスドライバが登録されている。
【0011】
<画像入出力装置の構成>
図2は図1の分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1,12−2の構成を示すブロック図である。
【0012】
同図において、リーダ部1は原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データを画像入出力制御部3へ出力する。プリンタ部2は画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。画像入出力制御部3はリーダ部1およびプリンタ部2に接続されており、ファクシミリ部4、ストレージ部5、コンピュータインターフェイス部7、RIP(Raster Image Processor)部8、操作部9、コア部10などからなる。
【0013】
ファクシミリ部4は電話回線を介して受信した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データをコア部10へ転送し、又、コア部10から転送された画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを電話回線を介して送信する。送受信する画像データは、ストレージ部5に接続されたハードディスク6中に一時的に保存することができる。
【0014】
ストレージ部5にはハードディスク6が接続されており、ストレージ部5はコア部10から転送された画像データを圧縮し、その画像データを検索するためのID番号とともにハードディスク6に記憶させる。又、ストレージ部5はコア部10を介して転送されたコードデータに基づいてハードディスク6に記憶されている圧縮画像データを検索し、検索された圧縮画像データを読み出して伸長し、伸長された画像データをコア部10へ転送する。コンピュータインターフェイス部7は、ネットワーク11とコア部10の間のインターフェイスであり、クライアントコンピュータ13や他の分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12とのデータのやり取りを行う。
【0015】
RIP部8はネットワーク11から転送された画像を表すコードデータ(PDL)をプリンタ部2で記録できる画像データに展開するものである。
【0016】
操作部9はタッチパネルディスプレイとハードキーを備え、ユーザーインターフェースにより、本分散オブジェクト環境対応画像入出力装置への動作指示や動作設定等を行うものである。
【0017】
コア部10については後述するが、コア部10はリーダ部1、プリンタ部2、ファクシミリ部4、ストレージ部5、コンピュータインターフェイス部7、RIP部8、操作部9のそれぞれの間のデータの流れを制御するものである。
【0018】
図3はリーダ部1及びプリンタ部2の断面図である。リーダ部1の原稿給送装置101は原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプ103を点灯し、そしてスキャナユニット104の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー105、106、107、及びレンズ108によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)109へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD109によって読み取られる。CCD109から出力される画像データは、所定の処理が施された後、画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
【0019】
プリンタ部2のレーザドライバ221はレーザ発光部201を駆動するものであり、画像入出力制御部3のコア部10から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部201に発光させる。このレーザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム202の潜像の部分には現像器203によって現像剤が付着される。そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204及びカセット205のいずれかから記録紙を給紙して転写部206へ搬送し、感光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。定着部207を通過した記録紙は排出ローラ208によって排出され、フィニッシャー220は排出された記録紙を束ねて記録紙の仕分けをしたり、仕分けされた記録紙のステイプルを行う。また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ208のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙搬送路210へ導く。再給紙搬送路210へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部206へ給紙される。
【0020】
図4はコア部10のブロック図である。リーダ部1からの画像データはインターフェース122を介して、データ処理部121へ転送される。データ処理部121は画像の回転処理や変倍処理などの画像処理や画像データの圧縮、伸長を行うものであり、内部にA4/Letterサイズ相当の画像データ複数ページ分のページメモリを有する。リーダ部1からデータ処理部121へ転送された画像データは、ページメモリに一時的に記憶された後、圧縮されてインターフェイス120を介してストレージ部5へ転送される。また、コンピュータインターフェイス部7を介して入力された画像を表すコードデータ(PDL)は、インターフェース120を介してデータ処理部121に転送された後RIP部8へ転送されて画像データに展開され、この画像データはデータ処理部121に転送された後、ページメモリに一時的に記憶された後、圧縮されてストレージ部5へ転送される。ファクシミリ部4からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、ページメモリに一時的に記憶された後、圧縮されてストレージ部5へ転送される。また、ストレージ部5からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、伸長されてページメモリに一時的に記憶された後、プリンタ部2やファクシミリ部4、コンピュータインターフェイス部7へ転送される。尚、前述したデータ処理部121へ各種画像データを入力し、ページメモリに一時的に記憶した後、ストレージ部5へ画像データを転送する前に、プリンタ部2やファクシミリ部4、コンピュータインダーフェイス部7へ転送することも内部のセレクタを切り替えて転送することができる。
【0021】
CPU123は、メモリ124に記憶されている制御プログラム、及び操作部9から転送された制御コマンドに従ってこのような制御を行う。また、メモリ124はCPU123の作業領域としても使われる。このように、コア部10を中心に、データ処理部121およびストレージ部5を介して、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、コンピュータからのデータの入出力などの機能を複合させた処理を行うことが可能である。
【0022】
<ジョブ制御>
次に、本実施例に係る分散オブジェクト環境対応画像入出力装置におけるジョブ制御について、図5を用いて説明する。図5はジョブ制御の単位を論理的に示したものである。ジョブ制御の単位は複数ページを含む画像データひとまとまりに対する入力および出力処理である。これにより制御されるジョブは画像入力ジョブと画像出力ジョブに大別される。画像入力ジョブはリーダー部で読み取った画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ411、RIP部で展開された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ412、ファクシミリ部で受信された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ413、コンピュータインターフェース部から入力された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ414にさらに分類される。また、画像出力ジョブは、ストレージ部5から読み出した画像データを順次プリンタ部へ出力する画像出力ジョブ401、ストレージ部5から読み出した画像データを順次ファクシミリ部へ出力する画像出力ジョブ403、ストレージ部5から読み出した画像データを順次コンピュータインターフェース部へ出力する画像出力ジョブ404に分類される。
【0023】
図6は、複数のジョブを組み合わせた単位(以下セッションと呼ぶ)の一例を示したものである。コピーセッション501は、画像入力ジョブ411と画像出力ジョブ401を組み合わせてセッションとして制御する。PDLプリントセッション502は、画像入力ジョブ412と画像出力ジョブ401を組み合わせてセッションとして制御するものである。ファクシミリ受信セッション503は、画像入力ジョブ413と画像出力ジョブ401を組み合わせてセッションとして制御する。プリンタセッション504は、画像入力ジョブ414と画像出力ジョブ401を組み合わせてセッションとして制御する。ファクシミリ送信セッション505は、画像入力ジョブ411と画像出力ジョブ403を組み合わせてセッションとして制御する。スキャンセッション506は、画像入力ジョブ411と画像出力ジョブ404を組み合わせてセッションとして制御する。FAXモデム受信セッション507は、画像入力ジョブ413と画像出力ジョブ404を組み合わせてセッションとして制御する。FAXモデム送信セッション508は、画像入力ジョブ414と画像出力ジョブ403を組み合わせてセッションとして制御する。尚、セッションは1つ以上のジョブを含む制御単位であり、例えば画像入力ジョブ412を1セッションとして扱ったり、また、画像出力ジョブ401をセッションとして扱ったり、画像入力ジョブ412と画像出力ジョブ401と、画像出力ジョブ403を組み合わせて1セッションとして扱っても良い。
【0024】
図7はコンピュータインターフェース部7のブロック図である。コンピュータインターフェース部7には各セッションに対応するサービスドライバ群601が登録されている。ここではコンピュータインターフェース部6がデータの転送経路となる画像入力ジョブ414、あるいは画像出力ジョブ404を含むセッションが対象となる。また、例外的にRIP部8からの画像入力ジョブ412はRIP部8へPDLデータが転送する経路としてコンピュータインターフェース部7が含まれるので、画像入力ジョブ412が含まれるセッションも対象となる。つまり図6におけるセッションにおいて、PDLプリントセッション502、プリンタセッション504、スキャンセッション506、FAXモデム受信セッション507、FAXモデム送信セッション508が対象となり、それぞれ対応するPDLプリントサービスドライバ602、プリンタサービスドライバ603、スキャンサービスドライバ604、FAXモデム受信サービスドライバ605、FAXモデム送信サービスドライバ606らのサービスドライバがコンピュータインターフェース部7に登録されている。さらにサービスドライバはスケルトンサービスドライバとスタブサービスドライバとに分けられる。例えばPDLプリントサービスドライバ602においては、PDLプリントサービススケルトンドライバ607とPDLプリントサービススタブドライバ608に分けられる。他のサービスドライバも同様にプリンタサービススケルトンドライバ609とプリンタサービススタブドライバ610、スキャンサービススケルトンドライバ611とスキャンサービススタブドライバ612、FAXモデム受信サービススケルトンドライバ613とFAXモデム受信サービススタブドライバ614、FAXモデム送信サービススケルトンドライバ615とFAXモデム送信サービススタブドライバのようにスケルトンドライバとスタブドライバが一組となって構成されている。
【0025】
図11を用いてスケルトンドライバとスタブドライバの関係を示す。これらスケルトンドライバ、スタブドライバの関係は、すでに分散オブジェクト環境のリモートプロシージャコールとして、公知の技術としてさまざまな場面で利用されている。例えば、Java(登録商標)言語のRMIやCORBAのORBなどである。スケルトンドライバ、スタブドライバの例としてPDLプリントサービススケルトンドライバ607とPDLプリントサービススタブドライバ608を用いて説明する。PDLプリントサービススケルトンドライバ607はそのサービスを提供する分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12に留まるソフトウェア部品である。それに対しPDLプリントスタブドライバ608は、そのサービスを利用したい装置(ここではクライアントコンピュータ13)から呼ばれて実行される。
【0026】
PDLプリントサービススケルトンドライバ607に「印刷」というサービス2001がある場合、そのサービスを呼ぶためのインターフェース2002をPDLプリントサービススタブドライバ608は持っている。
【0027】
分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12の「印刷」というサービスを利用したいクライアントコンピュータ13はPDLプリントサービススタブドライバ608のインターフェース2002を呼ぶことによって、PDLプリントサービススケルトンドライバ607のある分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12に印刷を行うことが可能となる。
【0028】
<リモートプリント手順>
図8を用いて本実施形態に関わるクライアントコンピュータ13から分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12へPDLプリントを行なう手順を説明する。クライアントコンピュータ13から分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12へPDLプリントを行うには、クライアントコンピュータ13は分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12からコンピュータインターフェース部7に登録されているサービスドライバ群601のうち、PDLプリントサービスドライバ602のPDLプリントサービススタブドライバ608をダウンロードする必要がある。クライアントコンピュータ13には仮想マシン801が備わっている。PDLプリントサービススタブドライバ608はこの仮想マシン801上で動作する中間言語(たとえばJava(登録商標)言語)で記述されており、クライアントコンピュータ13のCPUやオペレーティングシステムを問わずに動作可能である。
【0029】
PDLプリントサービススタブドライバ608の構造は図9に示すようにユーザーインターフェース部901とプログラムインターフェース部902の2つに分けることができる。ユーザーインターフェース部901はユーザーがPDLプリントサービスをどのように使いたいか、例えば出力する用紙のサイズや、部数などといったサービスとの対話部分を担当するプログラムである。これらユーザーインターフェース部901の一例を図10に示す。プログラムインターフェース部902はPDLプリントサービススケルトンドライバ607とのリモートプロシージャコールのインターフェースである。プログラムインターフェースを呼び出すと、それに対応するPDLプリントサービススケルトンドライバ607のインターフェースが呼び出される。プログラムインターフェース部902には最低限のインターフェースとして受信(pull)903、送信(push)904の2つが必要である。
【0030】
まず、クライアントコンピュータ13から分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12へPDLプリントを行なう手順を図12のイベントトレース図を用いて説明する。
【0031】
ステップ(S1201)では、クライアントコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12に対してPDLプリントを行うために、PDLプリントサービススタブドライバ608を分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12に要求する。
【0032】
ステップ(S1202)では、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12がクライアントコンピュータ13からの要求(S1201)に応え、PDLプリントサービススタブドライバ608をクライアントコンピュータ13に渡す。
【0033】
ステップ(S1203)では、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12のプリント命令を呼び出す。
【0034】
ステップ(S1204)では,ドキュメントの実データが転送され,データがプリントアウトされる。
【0035】
<リモートスキャン手順>
次に図13のように分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12のスキャンサービスを利用し、クライアントコンピュータ13に画像データを取り込む場合を説明する。クライアントコンピュータ13は分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12のスキャンサービスを利用するために、スキャンサービススタブドライバ612を分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12から取り込む。実際の動作の流れを図14を用いて説明する。
【0036】
ステップ(S1401)では、クライアントコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12に対してスキャンを行うために、スキャンサービススタブドライバ612を分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12に要求する。
【0037】
ステップ(S1402)では、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12がクライアントコンピュータ13からの要求(S1401)に応え、スキャンサービススタブドライバ612をクライアントコンピュータ13に渡す。
【0038】
ステップ(S1403)では、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12のスキャン命令を呼び出す。
【0039】
ステップ(S1404)では、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12がクライアントコンピュータ13からの要求(S1403)に応え、スキャンした実データがクライアント側へ転送される。
【0040】
<リモートコピー手順(1)>
次に、図15に示したような構成において、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1により原稿画像をスキャンし、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2によりそれを印刷させるリモートコピーの手順を説明する。
【0041】
図15のようにネットワーク11上に分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12が2台(それぞれ分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2とする)、クライアントコンピュータ13が接続されている。クライアントコンピュータ13は、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1のスキャンサービスを利用し、そして分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−のプリントサービスを利用し、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1から分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2へのリモートコピーを行なう。クライアントコンピュータ13は分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1のスキャンサービスを利用するために、スキャンサービススタブドライバ612を分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1から取り込む。また分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2のプリントサービスを利用するためにプリントサービススタブドライバ610を分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2から取り込む。実際の動作の流れを図16を用いて説明する。
【0042】
ステップ(S1601)では、クライアントコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1に対してスキャンを行うために、スキャンサービススタブドライバ612を分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1に要求する。
【0043】
ステップ(S1602)では、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1がクライアントコンピュータ13からの要求(S1601)に応え、スキャンサービススタブドライバ612をクライアントコンピュータ13に渡す。
【0044】
ステップ(S1603)では、クライアントコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2に対してプリントを行なうために、プリントサービススタブドライバ610を分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2に要求する。
【0045】
ステップ(S1604)では、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2がクライアントコンピュータ13からの要求(S1603)に応え、スキャンサービススタブドライバ610をクライアントコンピュータ13に渡す。
【0046】
ステップ(S1605)では、クライアントコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1に書き込み先である画像入力装置12−2のスタブドライバを渡す。
【0047】
ステップ(S1606)では、画像入出力装置12−1が自身のscanメソッドを起動してドキュメントデータを読み込んだ後、画像入出力装置12−2の書き込みメソッドを呼び出す。
【0048】
ステップ(S1607)では、画像入出力装置12−1から画像入出力装置12−2へ、実際にデータを転送する。このデータが画像入出力装置12−2により印刷出力される。
【0049】
<リモートコピー手順(2)>
また、他のリモートコピーの手順として次のような例を説明する。この例でも、図15に示したような構成において、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1により原稿画像をスキャンし、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2によりそれを印刷させる。実際の動作の流れを図21を用いて説明する。
【0050】
ステップ(S2101)では、クライアントコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1に対してスキャンを行うために、スキャンサービススタブドライバ612を分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1に要求する。
【0051】
ステップ(S2102)では、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1がクライアントコンピュータ13からの要求(S2101)に応え、スキャンサービススタブドライバ612をクライアントコンピュータ13に渡す。
【0052】
ステップ(S2103)では、クライアントコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2に対してプリントを行なうために、プリントサービススタブドライバ610を分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2に要求する。
【0053】
ステップ(S2104)では、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2がクライアントコンピュータ13からの要求(S2103)に応え、スキャンサービススタブドライバ610をクライアントコンピュータ13に渡す。
【0054】
ステップ(S2105)では、クライアントコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2に読み込み先である画像入力装置12−1のスタブドライバを渡す。
【0055】
ステップ(S2106)では、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2が自身のprintメソッドを起動し、その中で分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1の読み込みメソッドを呼び出す。
【0056】
ステップ(S2107)では、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1が分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2からの読込みメソッドの呼出し要求(S2106)に応えてドキュメントをスキャンし、読み込んだドキュメントの実データを転送する。
【0057】
画像入出力装置12−2は、画像入出力装置12−1から受信したデータを印刷する。
【0058】
以上のようにして、スタブドライバを仲介するホストコンピュータが有するのではなく、文書データのリード及びライトを行う装置のいずれかに相手装置のスタブドライバを持たせ、そのスタブドライバによって相手装置を制御してデータのリードあるいはライトを行わせる。こすることにより、仲介するホストコンピュータコンピュータは、文書データの送受信から解放され、資源の消費を節約でき、ホストコンピュータで実行される処理が、仲介による負荷によって遅滞したり、あるいは実行できない状態となったりする事態を防止できる。
【0059】
また、特に同一MFPが提供する文書入力処理のためのオブジェクトと文書出力処理のためのオブジェクトとがクライアントアプリケーションによって組み合わせられる場合には、文書データ転送のためのネットワーク資源を全く利用せずに済む。しかもこれを、クライアントアプリケーションおよび文書入力と文書出力の各オブジェクトからは透過にすることで、分散オブジェクトによる組み合わせの柔軟性や拡張性などを損ねずに達成できる。
【0060】
[第2実施形態]
図12のS1201、図14のS1401、図16のS1601、S1603、あるいは図21のS2101、S2103において、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12のスキャンサービスやPDLプリントサービス、そしてプリントサービスを利用するために、それぞれの分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12からスタブドライバをダウンロードしていた。しかし、第1実施形態の方法ではネットワーク11上にあらかじめ分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12が存在していることをクライアントコンピュータ13を利用するユーザーは知っていなければならない。
【0061】
そこで、クライアントコンピュータ13を利用するユーザーがネットワーク11の構成を知らなくても、自分の利用したい周辺機器のサービスに対応したスタブドライバをダウンロードできる仕組みを図17を用いて説明する。図15の構成と異なり、ネットワーク上にはドライバサーバー14が存在している。まず、ネットワークに接続された分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1と12−2はスタブドライバ群617−1、617−2をそれぞれドライバサーバー14に登録する。
【0062】
ドライバサーバ14内では、登録されたスタブドライバは、図18に示すスタブドライバ管理テーブル1801に、登録された日時とサービスの内容と周辺機器名で管理されている。クライアントコンピュータ13は「プリントサービスを受けたい」「スキャンサービスを受けたい」という要求がある場合には、まずドライバサーバ14の管理テーブル1801をクライアントコンピュータ13は見て、どのようなサービスが登録されているのかを確認し、自分が要求するサービスをドライバサーバ14からダウンロードする。
【0063】
図19に周辺機器からスタブドライバをドライバサーバ14へアップロードするまでの過程と、図20にドライバサーバ14からクライアントコンピュータ13へドライバをダウンロードするまでの過程を図示する。
【0064】
図19において、まず分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12がネットワーク11に接続された瞬間に、ネットワーク11上に対してドライバサーバーが存在するかどうかのブロードキャストパケットを投げる(1)。そのパケットを受け取ったドライバサーバ14は、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12に対して、ドライバサーバ14の存在を通知する(2)。その後、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12は発見したドライバサーバ14に対してドライバ617を登録する(3)。このようにして、ドライバサーバに14に管理テーブル1801が作成され格納される。
【0065】
また、周辺機器が有するデバイスがネットワーク11から切り離されたときも同様にして、デバイスの切り離しにより機能しなくなったドライバをサーバ14に通知する。サーバはこれを受信して管理テーブルを更新する。また、周辺機器そのものがネットワークから切り離された場合には、定期的にネットワーク上に流されるデータが途絶えたことをもってその周辺機器がネットワークから切り離されたものと判定し、その周辺機器が備えるデバイスのスタブドライバを使用不能として管理テーブル1801に登録する。
【0066】
図20において、クライアントコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12を利用する場合、まずドライバサーバ14に対して、どのようなサービスに対応しているドライバが存在しているかどうか検索する(1)。そしてクライアントコンピュータ13が必要だと思われるドライバをドライバサーバーからダウンロードし(2)、目的のサービスを提供する分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12と通信を行う(3)。なお、このステップ(1)と(2)においては、クライアントが管理テーブル1801をサーバ14からダウンロードしてその内容を検索し、必要なドライバプログラムをサーバ14に要求するという手順であっても良いし、クライアントが必要なデバイスの識別子(周辺機器名)と必要なサービス内容とをサーバ14に送信し、サーバ14が条件に適合するスタブドライバを管理テーブル18から検索してクライアントに送信しても良い。
【0067】
以上のようにして、ネットワークに接続されたデバイスのスタブドライバをドライバサーバの管理テーブルにより一元的に管理することにより、この管理テーブルを参照することで使用可能なスタブドライバを知ることができ、ユーザがネットワーク資源に関してドライバサーバ14以外の知識が無くても、ネットワーク資源を利用することができる。
【0068】
[他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0069】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現する、図16あるいは図21の手順を各装置において実行するためのソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成される。
【0070】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0071】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】本発明の実施例のネットワーク構成の図である。
【図2】本発明の実施例の分散オブジェクト環境対応画像入出力装置のブロック図である。
【図3】リーダ部及びプリンタ部の断面図である。
【図4】コア部のブロック図である。
【図5】画像入力ジョブと画像出力ジョブのブロック図である。
【図6】セッションの構成例を示す図である。
【図7】コンピュータインターフェース部の構成を示す図である。
【図8】実施例1のネットワークの構成を示す図である
【図9】スタブドライバの構成を示す図である。
【図10】スタブドライバのユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図11】スケルトンドライバとスタブドライバの関係を示す図である。
【図12】リモートプリントのイベントトレース図である。
【図13】ネットワークの構成を示す図である。
【図14】リモートスキャンのイベントトレース図である。
【図15】ネットワークを示す図である。
【図16】リモートコピーのイベントトレース図(1)である。
【図17】画像入出力装置内のスタブドライバの取得法を示す図である。
【図18】ドライバサーバー内の管理テーブルの構成を示す図である。
【図19】ドライバサーバーに周辺機器がドライバを登録する方法を示した図である。
【図20】クライアントコンピュータがドライバサーバーよりドライバを取得する方法を示した図である。
【図21】リモートコピーのイベントトレース図(2)である。
【符号の説明】
【0073】
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 画像入出力制御部
4 ファクシミリ部
5 ストレージ部
7 コンピュータインターフェイス部
8 RIP部
9 操作部
10 コア部
11 ネットワーク
12−1 分散オブジェクト環境対応画像入出力装置1
12−2 分散オブジェクト環境対応画像入出力装置2
13 クライアントコンピュータ
14 ドライバサーバー
601 サービスドライバ
607,609,611,613,615 サービススケルトンドライバ
608,610,612,614,616 サービススタブドライバ
617 サービススケルトンドライバ群

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部情報処理装置と、周辺装置とにネットワークを介して接続された情報処理装置において、
前記外部情報処理装置から要求を受けることなく、前記周辺装置を制御するためのデバイスドライバの配信待ち状態となり、前記外部情報処理装置からのデバイスドライバの配信に応じて、前記外部情報処理装置が配信したドライバを取得する取得手段と、
前記取得手段が取得したデバイスドライバを実行可能な状態として準備するよう前記情報処理装置を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記外部情報処理装置がデバイスドライバを配信後、前記デバイスドライバの準備ができるのに応答して、前記デバイスドライバを駆動し、前記周辺装置を駆動する駆動手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記周辺装置は印刷装置であって、前記デバイスドライバはプリンタドライバであることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記情報処理装置は画像入力装置であり、画像情報を入力するための入力手段をさらに備え、
プリンタドライバを駆動して前記印刷装置を制御することにより、前記制御手段は、前記入力手段により入力された画像情報を前記印刷装置に印刷するよう制御することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記取得手段は、前記外部情報処理装置からデバイスドライバを受信するための受信プログラムを、前記外部情報処理装置によりリモートプロシジャーコールを用いて遠隔的に呼び出されて、前記外部情報処理装置が配信したドライバを取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
外部情報処理装置と周辺装置とにネットワークを介して接続された情報処理装置における情報処理方法であって、
前記外部情報処理装置から要求を受けることなく、前記周辺装置を制御するためのデバイスドライバの配信待ち状態となり、前記外部情報処理装置からのデバイスドライバの配信に応じて、前記外部情報処理装置が配信したドライバを取得する取得工程と、
前記取得工程で取得したデバイスドライバを実行可能な状態として準備するよう前記情報処理装置を制御する制御工程と
を備えることを特徴とする情報処理方法。
【請求項7】
前記外部情報処理装置がデバイスドライバを配信後、前記デバイスドライバの準備ができるのに応答して、前記デバイスドライバを駆動し、前記周辺装置を駆動する駆動工程を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記周辺装置は印刷装置であって、前記デバイスドライバはプリンタドライバであることを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理方法。
【請求項9】
前記情報処理装置は画像入力装置であり、画像情報を入力するための入力工程をさらに備え、
プリンタドライバを駆動して前記印刷装置を制御することにより、前記制御工程は、前記入力工程により入力された画像情報を前記印刷装置に印刷するよう制御することを特徴とする請求項8に記載の情報処理方法。
【請求項10】
前記取得工程では、前記外部情報処理装置からデバイスドライバを受信するための受信プログラムを、前記外部情報処理装置によりリモートプロシジャーコールを用いて遠隔的に呼び出されて、前記外部情報処理装置が配信したドライバを取得することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項11】
外部情報処理装置と、周辺装置とにネットワークを介して接続されたコンピュータにより実行可能なプログラムであって、
前記外部情報処理装置から要求を受けることなく、前記周辺装置を制御するためのデバイスドライバの配信待ち状態となり、前記我部情報処理装置からのデバイスドライバの配信に応じて、前記外部情報処理装置が配信したドライバを取得する取得手段と、
前記取得手段が取得したデバイスドライバを実行可能な状態として準備するよう前記情報処理装置を制御する制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2006−197582(P2006−197582A)
【公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−380174(P2005−380174)
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【分割の表示】特願2000−74826(P2000−74826)の分割
【原出願日】平成12年3月16日(2000.3.16)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】