情報検索装置、及び情報検索プログラム
【課題】検索方法を選択することなく、検索対象となる所定の情報群より、取得することを望むサービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出す検索を行う。
【解決手段】情報検索装置が、サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付け、受け付けた検索キーワードに基づきサービス情報を特定して抽出し、特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを推奨検索キーワード(おすすめワード)に決定し、決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、推奨基本ポイントに基づいて推奨度(おすすめ度)を算出し、決定された推奨検索キーワードを算出された推奨度とともに表示し、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付け、検索キーワードと推奨検索キーワードとに基づき、サービス情報を特定して出力する。
【解決手段】情報検索装置が、サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付け、受け付けた検索キーワードに基づきサービス情報を特定して抽出し、特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを推奨検索キーワード(おすすめワード)に決定し、決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、推奨基本ポイントに基づいて推奨度(おすすめ度)を算出し、決定された推奨検索キーワードを算出された推奨度とともに表示し、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付け、検索キーワードと推奨検索キーワードとに基づき、サービス情報を特定して出力する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索対象となる所定の情報群より、指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索する情報検索装置、情報検索方法、及び情報検索プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ガソリンスタントやコンビニエンスストア、ラーメン店、ホテル・旅館といった店舗情報や、有名な施設情報、行楽地情報といったPOI(Point Of Interest)情報などを探し出し、その情報を表示する情報検索装置が知られている。また、この情報検索装置機能を備え、電子地図と共にその情報を表示するカーナビゲーション装置(以下、「カーナビ」という。)も知られている。
【0003】
このような情報検索装置には、検索対象物の住所を基に探し出す住所検索、検索対象物の電話番号を基に探し出す電話番号検索、検索対象物の種類・目的を基に探し出すジャンル検索、検索対象物の名称を基に探し出す50音検索、緯度・経度を検索キーとし、その周辺から条件に検索対象物探し出す周辺検索といった各種検索機能が備わっている。
【0004】
したがって、検索対象となる所定の情報群(検索データ)より所望のサービス情報を探し出す場合、ユーザは各種検索機能の中から適宜検索方法を選択(指定)して検索を行う必要がある。
【0005】
ところが、近年では検索対象物の種類や目的が多種多様化・細分化され、所望のサービス情報がどの検索方法によって効率良く適切に検索できるのか分からない場合がある。したがって、ユーザが選択した検索方法では、所望のサービス情報を精度良く適切に探し出すこと出来ないこともあった。
【0006】
また、このような情報検索装置では、たとえば、このサービス情報の特徴を表した属性と一致する文字列(キーワード)を入力することで指定し、複数のテキストファイルの内容を順次走査して指定された文字列を切り出していくことで、所望のサービス情報を探し出している。そのため、入力した文字列が一致しなければ所望のサービス情報を探し出すことができず、ユーザが意図した検索結果が得られない場合がある。
【0007】
そこで、所望のサービス情報を精度良く適切に探し出すようにした手段が幾つか提案されている。たとえば、目的地の設定において、ジャンルごとに1つ以上のキーワードを予め対応付けたデータベースを備え、指定されたキーワードに対応するジャンルをそのデータベースに基づいて検索して候補として表示し、この候補から選択された施設を目的地として設定するようにした手段がある(特許文献1参照)。
【0008】
また、地図名称に関連するキーワード群を予め記憶する手段を備え、地図名称の入力があったときに、入力された地図名称に関連するキーワード群を選択して表示し、そこから所望のキーワードを選択することで、入力された地図名称に関連する情報の検索を可能とするようにした手段もある(特許文献2参照)。
【0009】
さらに、施設の検索条件をユーザからの入力に基づいて設定し、設定された検索条件の設定履歴を登録することで、過去に登録された検索条件の設定履歴に基づいて検索条件を設定し、設定された検索条件に該当する施設を検索するようにした手段もある(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2002−297028号公報
【特許文献2】特開2005−84291号公報
【特許文献3】特開2006−194817号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載の技術は何れにおいても、各種検索機能の中から適宜検索方法を選択するといった操作における負荷をユーザに対して与えるものであり、検索方法の選択を行うことなく所望のサービス情報を精度良く適切に探し出すことを可能としたものではない。
【0012】
一方、検索方法を選択するといった操作を必要とせず、検索キーワードを順次追加していくことにより絞込みを行うものがあるが、その組み合わせによっては検索結果なしとなってしまう可能性があり、やはり所望のサービス情報を精度良く適切に探し出すことはできない。
【0013】
検索方法を選択するといった操作における負荷をユーザに対して与えることなく、取得することを望むサービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出すことを可能とした検索手段は、現在のところ提案されていない。
【0014】
本発明は、上記の問題を解決すべく、検索方法を選択することなく、検索対象となる所定の情報群より、取得することを望むサービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出す検索を行うことができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の情報検索装置は、検索対象となる所定の情報群より、指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索する情報検索装置であって、前記サービス情報を記憶するサービス情報記憶手段と、各ワード毎の推奨基本ポイントを記憶する推奨基本ポイント記憶手段と、前記サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、該検索キーワード受付手段により受け付けた検索キーワードに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第1検索手段と、該第1検索手段によって特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定し、特定したワードを推奨検索キーワードに決定する推奨検索キーワード決定手段と、該推奨検索キーワード決定手段によって決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、前記推奨基本ポイント記憶手段を参照し、当該推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントに基づいて推奨度を算出する推奨度算出手段と、前記推奨検索キーワード決定手段によって決定された推奨検索キーワードを前記推奨度算出手段によって算出された推奨度とともに表示する推奨検索キーワード表示手段と、前記推奨検索キーワード表示手段によって表示された推奨検索キーワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付ける推奨検索キーワード選択受付手段と、前記検索キーワード受付手段により受け付けた検索キーワードと、前記推奨検索キーワード選択受付手段により受け付けた推奨検索キーワードとに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第2検索手段と、該第2検索手段で抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力手段とを含むことを特徴とする。
【0016】
上記のように構成したので、検索方法を選択することなく、検索対象となる所定の情報群より、取得することを望むサービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出す検索を行うことができるようになる。
【0017】
前記推奨度算出手段は、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索手段によって特定したサービス情報のうち当該推奨検索キーワードが使用されていたサービス情報の数とを用いて、推奨度を算出する構成とされていてもよい。
【0018】
前記推奨度算出手段は、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索手段によって特定したサービス情報内で当該推奨検索キーワードが使用されている回数とを用いて、推奨度を算出する構成とされていてもよい。
【0019】
また、本発明の情報検索方法は、検索対象となる所定の情報群より、指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索する情報検索方法であって、前記サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付ける検索キーワード受付処理と、該検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードに基づき、前記サービス情報を記憶するサービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第1検索処理と、該第1検索処理にて特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定し、特定したワードを推奨検索キーワードに決定する推奨検索キーワード決定処理と、該推奨検索キーワード決定処理にて決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、各ワード毎の推奨基本ポイントを記憶する推奨基本ポイント記憶手段を参照し、当該推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントに基づいて推奨度を算出する推奨度算出処理と、前記推奨検索キーワード決定処理にて決定した推奨検索キーワードを前記推奨度算出処理にて算出した推奨度とともに表示する推奨検索キーワード表示処理と、前記推奨検索キーワード表示処理にて表示した推奨検索キーワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付ける推奨検索キーワード選択受付処理と、前記検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードと、前記推奨検索キーワード選択受付処理にて受け付けた推奨検索キーワードとに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第2検索処理と、該第2検索処理にて抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力処理とを含むことを特徴とする。
【0020】
また、本発明の情報検索プログラムは、検索対象となる所定の情報群より、指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索させる情報検索プログラムであって、コンピュータに、前記サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付ける検索キーワード受付処理と、該検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードに基づき、前記サービス情報を記憶するサービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第1検索処理と、該第1検索処理にて特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定し、特定したワードを推奨検索キーワードに決定する推奨検索キーワード決定処理と、該推奨検索キーワード決定処理にて決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、各ワード毎の推奨基本ポイントを記憶する推奨基本ポイント記憶手段を参照し、当該推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントに基づいて推奨度を算出する推奨度算出処理と、前記推奨検索キーワード決定処理にて決定した推奨検索キーワードを前記推奨度算出処理にて算出した推奨度とともに表示する推奨検索キーワード表示処理と、前記推奨検索キーワード表示処理にて表示した推奨検索キーワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付ける推奨検索キーワード選択受付処理と、前記検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードと、前記推奨検索キーワード選択受付処理にて受け付けた推奨検索キーワードとに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第2検索処理と、該第2検索処理にて抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力処理とを実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、検索方法を選択することなく、検索対象となる所定の情報群より、取得することを望むサービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出す検索を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施形態における情報検索装置を用いた情報検索システムの構成の例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における情報検索装置を情報検索システムに用いることにより実現されるナビゲーション装置を示す概略図である。
【図3】本発明の実施形態における情報検索装置の構成の例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る情報検索装置が備える記憶部に記憶されているサービス情報の例を示す説明図である。
【図5】情報検索処理の例を示すフローチャートである。
【図6】検索結果画面の例を示す説明図である。
【図7】検索結果画面の例を示す説明図である。
【図8】おすすめ度テーブルの例を示す説明図である。
【図9】おすすめ度テーブルの例を示す説明図である。
【図10】おすすめワード選択画面の例を示す説明図である。
【図11】検索結果画面の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図1は、情報検索システムの一例を示すブロック図である。本例の情報検索システムは、図1に示すように、情報検索装置10と、表示部20と、入力部30とを含む。情報検索装置10は、検索対象となる所定の情報群より、指定された文字列に対応する施設等のサービス情報を探し出す検索を行う装置である。表示部20は、情報検索装置10による検索結果を出力・表示するディスプレイ(モニタ)である。入力部30は、情報検索装置10に対して各種指示を行うコマンドの入力用ボタンであり、図2に示すように、文字入力ボタン31、検索実行ボタン32等より構成されている。
【0025】
図2は、本システムを用いることにより実現されるナビゲーション装置1を示す概略図である。図2において、入力部30(31,32)は、表示部20のスクリーン上に積層されたものとなっている。文字入力ボタン31は、該当情報を検索するための文字の入力情報を発信する処理を行う。文字入力ボタン31としては、たとえば平仮名のキーボードを模したGUI(Graphic User Interface)画面を表示部20に表示し、ユーザがGUI画面上で平仮名を1文字ずつカーソルあるいは指で選択していくことで、所望の文字列の入力を行なうものとすることができる。
【0026】
図2において、文字入力ボタン31は、あ行、か行、さ行・・・わ行の各種文字ボタン、句点「。」を入力するためのボタン、読点「、」を入力するためのボタン、「−」を入力するためのボタンにより構成されている。
【0027】
また、表示部20には、文字入力ボタン31より入力された文字情報を出力表示する表示欄21が表示されたものとなっている。図2において、表示欄21には、「スープカレー」といった文字列が表示されている。
【0028】
さらに、表示部20には、片仮名を入力するための「カタカナ」ボタン、ローマ文字を入力するための「ABC」ボタン、小文字入力に切り替えたり、濁点「゛」や半濁点「゜」を入力するための「小゛゜」ボタン、数字を入力するための「123」ボタン、等が備えられている。
【0029】
検索実行ボタン32は、受け付けた文字情報により構成された文字列に基づく検索実行を要求する検索実行指示情報を発信する処理を行う。図2において、検索実行ボタン32は、「検索」ボタンにより構成されている。
【0030】
また、本システムでは、現在位置を特定するために、測位装置40を備えていても良い。測位装置40は、現在の位置を測定する処理を行う。位置の測定は、たとえばGPS受信機により行うことができる。GPS受信機は、GPS衛星から放射されるGPS信号を受信してGPS衛星とGPS受信機自身との距離(疑似距離)を測定し、複数の衛星からのGPS信号を同時に受信することによりGPS受信機自身の現在位置(GPS測位解)を算出する。
【0031】
図3は、情報検索装置10の一例を示すブロック構成図である。情報検索装置10は、図3に示すように、検索情報記憶部F11と、検索キーワード受付部11と、検索部12と、おすすめワード決定部13と、おすすめ度算出部14と、制御部15とを含む。なお、図中の符号16は、情報検索装置10において制御信号、データ等を伝送するバスである。
【0032】
情報検索装置10は、情報処理装置であればよく、たとえば、モバイルタイプのパーソナルコンピュータをはじめ、PND(Personal Navigation Device)や専用デバイス、携帯電話機などで実現される。また、情報検索装置10は、図示しないが、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、キーボタン等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置、OS(オペレーティング・システム)、等を有する。
【0033】
また、情報検索装置10は、図示しないが、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、マウスやキーボード又はキーボタン等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置、OS(オペレーティング・システム)、等を有する。
【0034】
CPUは、プログラム記憶部に記憶されたコンピュータプログラムに従い、情報検索装置10の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する手段である。プログラム記憶部は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成され、情報検索装置10が使用する各種コンピュータプログラム(情報検索プログラムなど)を記憶している手段である。
【0035】
検索情報記憶部F11は、検索対象となるサービス情報を記憶する記憶媒体である。「サービス情報」は、ガソリンスタントやコンビニエンスストア、ラーメン店、ホテル・旅館といった店舗情報や、有名な施設情報、行楽地情報といったPOI(Point Of Interest)情報をいう。「サービス情報」は、具体的には、例えば図4に示すように、店舗や施設などの検索対象の名称と、その名称の読み方と、その検索対象が属するジャンル(グルメ、アジア、カレーなど)、その検索対象の位置を示す位置情報(緯度・経度)と、座標精度と、電話番号と、住所と、その検索対象までの交通案内と、営業期間と、営業時間と、休業日と、店舗や施設で提供しているメニューやサービスの料金と、駐車場の有無と、駐車場の収容可能台数と、駐車料金と、検索対象のプロフィールなどが記載された記事とを含む情報である。
【0036】
検索キーワード受付部11は、サービス情報を検索するための検索キーワード(文字列)の入力を受け付ける処理を行う。検索キーワードを受け付けると、検索キーワード受付部11は、受け付けた検索キーワードを検索部12に送信する。
【0037】
検索部12は、検索キーワード受付部11で受け付けた検索キーワードに基づきサービス情報を特定し、抽出する処理などの各種の検索処理を行う。検索部12は、検索キーワードに対応するPOIを抽出し、抽出したサービス情報を出力する処理を行う。
【0038】
おすすめワード決定部13は、検索部12での検索結果を用いて、ユーザからの指示に応じておすすめワードを決定する処理を行う。「おすすめワード」は、ユーザによって指定された検索キーワードと共に複合検索を行うための検索キーワードを意味する。
【0039】
おすすめ度算出部14は、後述するおすすめ度テーブルを参照して、おすすめワード決定部13で決定されたおすすめワードのおすすめ度を算出する処理を行う。
【0040】
制御部15は、CPU、ROM、RAM等を具備し、プログラム記憶部に記憶されたプログラムに従い、情報検索装置10の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する。制御部15は、検索部12によって検索されたサービス情報を出力し、ディスプレイ20に表示させる制御を行う。検索部12によって出力されたサービス情報がテキストデータや画像データである場合、これがディスプレイ20に表示される。
【0041】
次に、本例の情報検索装置10の動作について説明する。
図5は、情報検索装置10が実行する情報検索処理の例を示すフローチャートである。ここでは、ユーザXがスープカレー店をおすすめワードを利用して検索する場合を例に説明する。なお、本発明に特に係わらない処理については、その詳細な説明を省略している場合がある。
【0042】
情報検索処理において、検索キーワード受付部11は、先ず、サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付けたか否か判断する(ステップS10)。ここでは、検索キーワードとして「スープカレー」を受け付けたものとする。
【0043】
検索キーワード受付部11にて検索キーワードの入力が受け付けた場合には(ステップS10のY)、検索部12は、受け付けられた検索キーワードに基づいて、検索情報記憶部11に記憶された検索情報(図4参照)を参照し、検索キーワードを含むサービス情報を特定し、特定したサービス情報のタイトル(例えば名称)を抽出する(ステップS11)。すなわち、ステップS11では、検索情報における各サービス情報のうち、サービス情報の各項目のいずれかに検索キーワードである「スープカレー」が含まれているサービス情報を特定することで、検索処理が実行される。
【0044】
そして、制御部15は、検索部12で抽出されたサービス情報のタイトルを含む検索結果画面を、情報検索装置10に備えられたディスプレイ20に表示する処理を行う(ステップS12)。図6は、検索結果画面の例を示す説明図である。検索結果画面には、検索キーワードを表示する表示領域と、検索結果である抽出されたサービス情報のタイトルを表示する表示領域101と、表示領域101での表示内容を変更するための変更ボタン102と、絞り込み検索を行う際に押下される絞り込みボタン103とが設けられている。
【0045】
ここでは、図6に示すように、22件のサービス情報が検索され、そのうちの「スープカレー北国」などの3つのサービス情報のタイトルが変更可能に表示されたものとする。制御部15は、検索結果画面において例えばユーザXが絞り込みボタン103を指Pで押下したことによる絞り込み選択を受け付けると(ステップS13のY)、検索結果画面におすすめワードを利用するか否かをユーザXに確認する(ステップS14)。具体的には、制御部15は、ステップS14にて、例えば図7に示すように、検索キーワードを追加入力する場合に押下されるキーワード追加ボタン104と、おすすめワードを利用する場合に押下されるおすすめワードボタン105とを検索結果画面に表示する。
【0046】
次いで、おすすめワードボタン105が押下されると(ステップS15のY)、おすすめワード決定部13は、検索情報記憶部11に記憶された検索情報(図4参照)のうちステップS11にて特定されたサービス情報を参照し、そのサービス情報内で使用されているワードの中からあらかじめ定められたおすすめワード探索ルールに合致するワードを探索し、探索したワードをおすすめワードに決定する(ステップS16)。
【0047】
「おすすめワード探索ルール」は、例えば、ステップS11にて特定されたサービス情報のうち、所定数(例えば、2個、5個など)以上のサービス情報で使用されているワードをおすすめワードとするといったルールである。また、「おすすめワード探索ルール」は、例えば、ステップS11にて特定されたサービス情報内で所定回数(例えば、5回、10回など)以上使用されているワードをおすすめワードとするというルールであってもよい。さらに、「おすすめワード探索ルール」は、ステップS11にて特定されたサービス情報におけるジャンル名称をおすすめワードとするというルールであってもよい。
【0048】
なお、上記の他、測位装置40によって測定された現在位置から最寄駅を特定し、最寄駅名をおすすめワードとするようにしてもよい。さらに、測位装置40によって測定された現在位置周辺の地名を特定し、その地域名をおすすめワードとするようにしてもよい。また、経路誘導中の場合には、目的地周辺の地域名、経由地周辺の地域名をおすすめワードとするようにしてもよい。その他、最初に指定された検索キーワードのジャンルに応じて、「平均予算」、現在位置からの距離(例えば周辺1Kmなど)、「ペット同伴可」、「駐車場あり」などをおすすめワードに含むようにしてもよい。
【0049】
おすすめワード決定部13によっておすすめワードが決定されると、おすすめ度算出部14は、決定された各おすすめワードについてそれぞれ所定の演算を行うことによって、各おすすめワードのおすすめ度をそれぞれ算出する(ステップS17)。ステップS17にて、おすすめ度算出部14は、例えば図8に示すようなおすすめ度テーブルを参照し、各おすすめワードに設定されている基本ポイントを用いておすすめ度を算出する。具体的には、おすすめ度は、例えば、おすすめワードの基本ポイントと、ステップS11にて特定されたサービス情報内におけるそのおすすめワードの使用回数との積によって表される。おすすめ度テーブルに設定されていないワードについては、例えば、おすすめ度を0にするようにすればよい。なお、おすすめ度テーブルは、情報検索装置10が備える記憶部に設けられている図示しないおすすめ度テーブルDBに記憶されている。
【0050】
おすすめ度テーブルは、例えば図8に示すように、各ワードそれぞれに基本ポイントが対応付けされたテーブルである。なお、例えば図9に示すように、ジャンルを示すワードそれぞれに基本ポイントが対応付けされたおすすめ度テーブルを用いるようにしてもよい。また、施設を示すワードそれぞれに基本ポイントが対応付けされたおすすめ度テーブルを用いるようにしてもよい。この場合、写真ありの施設や、取材ありの施設の基本ポイントを高く設定するようにすればよい。また、カレンダー(平日、休日、連休等)、天気、気温などの違いによって異なるおすすめ度テーブルを用意しておき、検索時の状況に応じて使用するおすすめ度テーブルを異ならせるようにしてもよい。さらに、同一のワードの登録が許容された複数のおすすめ度テーブルを用いて、その複数のおすすめ度テーブルでの基本ポイントの和を該当するワードの基本ポイントとするようにしてもよい。
【0051】
なお、おすすめ度を算出する際に基本ポイントに乗算される値は、サービス情報内での使用回数に限らず、該当するワードが使用されているサービス情報の数、過去の検索で該当するワードが検索キーワードとして指定あるいは選択された回数(過去の一定期間、または一定回数における検索回数)、所定の定数など、他の値であってもよい。
【0052】
おすすめ度が算出されると、制御部15は、おすすめワード決定部13によって決定されたおすすめワードがおすすめワード決定部13によって算出されたおすすめ度が高い方から順番に表示されたおすすめワード選択画面を、情報検索装置10に備えられたディスプレイ20に表示する処理を行う(ステップS18)。図10は、おすすめワード選択画面の例を示す説明図である。おすすめワード選択画面には、おすすめワードをおすすめ度とともに表示する表示領域106と、表示領域101での表示内容を変更するための変更ボタン107とが設けられている。
【0053】
ここでは、図10に示すように、32件のワードがおすすめワードに決定され、そのうちの「手作り」などの8個のワードがおすすめ度とともに変更可能に表示されたものとする。制御部15は、おすすめワード選択画面において例えばユーザXがおすすめ度を考慮しておすすめワードのいずれかを指Pで押下したことによるおすすめワードの選択を受け付けると(ステップS19)、選択されたおすすめワードを検索キーワードに追加する処理を行う(ステップS20)。ここでは、おすすめワード「行列」が選択され、その「行列」が検索キーワードに追加されたものとする。
【0054】
選択されたおすすめワードを検索キーワードに追加すると、検索部12は、ステップS10にて受け付けられた検索キーワード(例えば「スープカレー」)と、追加された検索キーワード(例えば「行列」)とに基づいて、検索情報記憶部11に記憶された検索情報(図4参照)を参照し、複合検索によってサービス情報を特定し、特定したサービス情報のタイトル(例えば名称)を抽出する(ステップS21)。すなわち、ステップS21では、検索情報における各サービス情報のうち、サービス情報の各項目のいずれかに検索キーワードである「スープカレー」及び「行列」が共に含まれているサービス情報を特定することで、検索処理が実行される。
【0055】
そして、制御部15は、検索部12で抽出されたサービス情報のタイトルを含む検索結果画面を、情報検索装置10に備えられたディスプレイ20に表示する処理を行う(ステップS22)。図11は、検索結果画面の例を示す説明図である。検索結果画面には、複合検索に用いた検索キーワードを表示する表示領域と、検索結果である抽出されたサービス情報のタイトルを表示する表示領域101と、表示領域101での表示内容を変更するための変更ボタン102と、絞り込み検索を行う際に押下される絞り込みボタン103とが設けられている。
【0056】
ここでは、図11に示すように、2件のサービス情報が検索され、そのうちの「Majicカレー」などの2つのサービス情報のタイトルが表示されたものとする。制御部15は、検索結果画面において例えばユーザXがサービス情報のタイトルを指Pで押下したことによる閲覧選択を受け付けると、選択されたタイトルのサービス情報(図4参照)を含むサービス情報閲覧画面(図示せず)を、情報検索装置10に備えられたディスプレイ20に表示する処理を行う(ステップS23)。
【0057】
サービス情報閲覧画面を表示すると、情報検索装置10での一連の動作が終了する。なお、これら一連の処理は、制御部15での統制制御により実行される。
【0058】
以上に説明したように、検索対象となる所定の情報群より指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索する情報検索装置10が、サービス情報を記憶する検索情報記憶部F11と、各ワード毎の推奨基本ポイント(基本ポイント)を記憶する記憶部(図3参照)とを備え、サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付け、受け付けた検索キーワードに基づき、検索情報記憶部F11を参照してサービス情報を特定して抽出し、特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定し、特定したワードを推奨検索キーワード(おすすめワード)に決定し、決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、記憶部を参照し、その推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントに基づいて推奨度を算出し、決定された推奨検索キーワードを算出された推奨度とともに表示し、表示された推奨検索キーワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付け、検索キーワードと推奨検索キーワードとに基づき、検索情報記憶部F11を参照してサービス情報を特定して抽出し、抽出したサービス情報を出力する構成としているので、検索方法を選択することなく、検索対象となる所定の情報群より、取得することを望むサービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出す検索を行うことができるようになる。
【0059】
すなわち、ユーザが指定した検索キーワードに基づき検索情報記憶部F11を参照してサービス情報を特定したあと、特定されたサービス情報に含まれているワードの中から絞り込み検索のための推奨検索キーワード(おすすめワード)を決定するとともに推奨度(おすすめ度)を算出し、検索キーワードとユーザによって選択された推奨検索キーワードとに基づきサービス情報を特定して抽出する構成としているので、ユーザにとっては、検索キーワードを指定したあと、絞り込み検索のための推奨検索キーワードを選択することによって、サービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出すことが可能となる。特に、ユーザによって指定された検索キーワードを用いた検索によって特定されたサービス情報に含まれているワードの中から推奨検索キーワード(おすすめワード)を決定する構成としたので、検索キーワードと推奨検索キーワードとに基づく複合検索の結果を必ず得ることが可能となり(検索不可となることがない)、サービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出すことができるようになるのである。また、絞り込みのために有効となる推奨度をユーザに提示する構成としているので、ユーザによっては、複数提示された推奨検索キーワードの中から有効な推奨検索キーワードを簡単に選択することが可能となり、効率的に絞り込み作業を行うことが可能となる。
【0060】
また、上述した実施の形態において、情報検索装置10が、推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、ユーザが指定した検索キーワードに基づいて特定したサービス情報のうちその推奨検索キーワードが使用されていたサービス情報の数とを用いて、推奨度を算出する構成とした場合には、使用頻度の高いワードを推奨度の高い推奨検索キーワードとすることができ、徐々に絞り込んでいく際に有効な推奨検索キーワードを積極的に推奨することが可能となる。
【0061】
また、上述した実施の形態において、情報検索装置10が、推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、ユーザが指定した検索キーワードに基づいて特定したサービス情報内でその推奨検索キーワードが使用されている回数とを用いて、推奨度を算出する構成とした場合には、使用頻度の高いワードを推奨度の高い推奨検索キーワードとすることができ、徐々に絞り込んでいく際に有効な推奨検索キーワードを積極的に推奨することが可能となる。
【0062】
また、上述した実施の形態では、情報検索装置10が、ユーザが指定した検索キーワードに基づき検索情報記憶部F11を参照してサービス情報を特定したあと、特定されたサービス情報に含まれているワードの中から絞り込み検索のための推奨検索キーワード(おすすめワード)として決定し、その推奨検索キーワードの何れを使用するかをユーザに確認し、ユーザが選択した推奨検索キーワードを追加して複合検索を行う構成としているので、ユーザにとっては、絞り込みのための検索キーワードが思い浮かばない場合であっても、提案された推奨検索キーワードの中から選択することができ、サービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出すことができるようになる。また、絞り込みのための検索キーワードを何ら入力する必要がない(1文字も入力する必要がない)ため、入力する手間を省くことができるとともに、誤入力を防止することができるようになる。
【0063】
また、上述した実施の形態では、情報検索装置10が、あらかじめ定められた推奨検索キーワード探索ルール(おすすめワード探索ルール)に従って、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定する構成としたので、ルールに従って適切な推奨検索キーワード(おすすめワード)を特定することが可能となる。
【0064】
また、上述した実施の形態において、情報検索装置10が、ユーザが指定した検索キーワードに基づいて特定したサービス情報のうち所定数以上のサービス情報で使用されているワードを絞り込み検索のための検索キーワード(おすすめワード)として推奨するワードに特定する構成とした場合には、多種類のサービス情報で使用されているワードをユーザに提案する推奨検索キーワードとすることが可能となり、サービス情報を精度良く適切に探し出すことが期待できるようになる。
【0065】
また、上述した実施の形態において、情報検索装置10が、ユーザが指定した検索キーワードに基づいて特定したサービス情報内で所定回数以上使用されているワードを絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードに特定する構成とした場合には、サービス情報で多く使用されているワードをユーザに提案する推奨検索キーワードとすることが可能となり、サービス情報を精度良く適切に探し出すことが期待できるようになる。
【0066】
また、情報検索装置10は、ナビゲーション機能を兼ね備えた装置としても良い。この場合、情報検索装置10は、図示しないが、地図情報を記憶する手段や、この地図上の領域若しくはサービスを識別する位置識別情報と、サービス情報とを互いに関連付けて記憶する手段をさらに備える。この際、地図情報は、CD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体に格納されたものすることができる。
【0067】
これにより、サービス情報に基づき位置情報を特定し、さらに、特定した位置情報に基づき該当する道路地図情報を特定、抽出し、この道路地図上にサービス情報が表示されるように、サービス情報と道路地図情報とを重ね合わせて出力することができる。
【産業上の利用可能性】
【0068】
本発明は、所定の情報群より、ユーザが求めているサービス情報の検索が可能なデバイスを扱う業種において産業上有用であり、電子地図上に検索によって所望のPOI情報の表示を可能とするカーナビゲーション装置等の電化製品市場においても有用である。
【符号の説明】
【0069】
10 情報検索装置
11 検索キーワード受付部
12 検索部
13 おすすめキーワード決定部
14 おすすめ度算出部
15 制御部
F11 検索情報記憶部
20 表示部
30 入力部
40 測位装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索対象となる所定の情報群より、指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索する情報検索装置、情報検索方法、及び情報検索プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ガソリンスタントやコンビニエンスストア、ラーメン店、ホテル・旅館といった店舗情報や、有名な施設情報、行楽地情報といったPOI(Point Of Interest)情報などを探し出し、その情報を表示する情報検索装置が知られている。また、この情報検索装置機能を備え、電子地図と共にその情報を表示するカーナビゲーション装置(以下、「カーナビ」という。)も知られている。
【0003】
このような情報検索装置には、検索対象物の住所を基に探し出す住所検索、検索対象物の電話番号を基に探し出す電話番号検索、検索対象物の種類・目的を基に探し出すジャンル検索、検索対象物の名称を基に探し出す50音検索、緯度・経度を検索キーとし、その周辺から条件に検索対象物探し出す周辺検索といった各種検索機能が備わっている。
【0004】
したがって、検索対象となる所定の情報群(検索データ)より所望のサービス情報を探し出す場合、ユーザは各種検索機能の中から適宜検索方法を選択(指定)して検索を行う必要がある。
【0005】
ところが、近年では検索対象物の種類や目的が多種多様化・細分化され、所望のサービス情報がどの検索方法によって効率良く適切に検索できるのか分からない場合がある。したがって、ユーザが選択した検索方法では、所望のサービス情報を精度良く適切に探し出すこと出来ないこともあった。
【0006】
また、このような情報検索装置では、たとえば、このサービス情報の特徴を表した属性と一致する文字列(キーワード)を入力することで指定し、複数のテキストファイルの内容を順次走査して指定された文字列を切り出していくことで、所望のサービス情報を探し出している。そのため、入力した文字列が一致しなければ所望のサービス情報を探し出すことができず、ユーザが意図した検索結果が得られない場合がある。
【0007】
そこで、所望のサービス情報を精度良く適切に探し出すようにした手段が幾つか提案されている。たとえば、目的地の設定において、ジャンルごとに1つ以上のキーワードを予め対応付けたデータベースを備え、指定されたキーワードに対応するジャンルをそのデータベースに基づいて検索して候補として表示し、この候補から選択された施設を目的地として設定するようにした手段がある(特許文献1参照)。
【0008】
また、地図名称に関連するキーワード群を予め記憶する手段を備え、地図名称の入力があったときに、入力された地図名称に関連するキーワード群を選択して表示し、そこから所望のキーワードを選択することで、入力された地図名称に関連する情報の検索を可能とするようにした手段もある(特許文献2参照)。
【0009】
さらに、施設の検索条件をユーザからの入力に基づいて設定し、設定された検索条件の設定履歴を登録することで、過去に登録された検索条件の設定履歴に基づいて検索条件を設定し、設定された検索条件に該当する施設を検索するようにした手段もある(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2002−297028号公報
【特許文献2】特開2005−84291号公報
【特許文献3】特開2006−194817号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載の技術は何れにおいても、各種検索機能の中から適宜検索方法を選択するといった操作における負荷をユーザに対して与えるものであり、検索方法の選択を行うことなく所望のサービス情報を精度良く適切に探し出すことを可能としたものではない。
【0012】
一方、検索方法を選択するといった操作を必要とせず、検索キーワードを順次追加していくことにより絞込みを行うものがあるが、その組み合わせによっては検索結果なしとなってしまう可能性があり、やはり所望のサービス情報を精度良く適切に探し出すことはできない。
【0013】
検索方法を選択するといった操作における負荷をユーザに対して与えることなく、取得することを望むサービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出すことを可能とした検索手段は、現在のところ提案されていない。
【0014】
本発明は、上記の問題を解決すべく、検索方法を選択することなく、検索対象となる所定の情報群より、取得することを望むサービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出す検索を行うことができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の情報検索装置は、検索対象となる所定の情報群より、指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索する情報検索装置であって、前記サービス情報を記憶するサービス情報記憶手段と、各ワード毎の推奨基本ポイントを記憶する推奨基本ポイント記憶手段と、前記サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、該検索キーワード受付手段により受け付けた検索キーワードに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第1検索手段と、該第1検索手段によって特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定し、特定したワードを推奨検索キーワードに決定する推奨検索キーワード決定手段と、該推奨検索キーワード決定手段によって決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、前記推奨基本ポイント記憶手段を参照し、当該推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントに基づいて推奨度を算出する推奨度算出手段と、前記推奨検索キーワード決定手段によって決定された推奨検索キーワードを前記推奨度算出手段によって算出された推奨度とともに表示する推奨検索キーワード表示手段と、前記推奨検索キーワード表示手段によって表示された推奨検索キーワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付ける推奨検索キーワード選択受付手段と、前記検索キーワード受付手段により受け付けた検索キーワードと、前記推奨検索キーワード選択受付手段により受け付けた推奨検索キーワードとに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第2検索手段と、該第2検索手段で抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力手段とを含むことを特徴とする。
【0016】
上記のように構成したので、検索方法を選択することなく、検索対象となる所定の情報群より、取得することを望むサービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出す検索を行うことができるようになる。
【0017】
前記推奨度算出手段は、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索手段によって特定したサービス情報のうち当該推奨検索キーワードが使用されていたサービス情報の数とを用いて、推奨度を算出する構成とされていてもよい。
【0018】
前記推奨度算出手段は、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索手段によって特定したサービス情報内で当該推奨検索キーワードが使用されている回数とを用いて、推奨度を算出する構成とされていてもよい。
【0019】
また、本発明の情報検索方法は、検索対象となる所定の情報群より、指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索する情報検索方法であって、前記サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付ける検索キーワード受付処理と、該検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードに基づき、前記サービス情報を記憶するサービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第1検索処理と、該第1検索処理にて特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定し、特定したワードを推奨検索キーワードに決定する推奨検索キーワード決定処理と、該推奨検索キーワード決定処理にて決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、各ワード毎の推奨基本ポイントを記憶する推奨基本ポイント記憶手段を参照し、当該推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントに基づいて推奨度を算出する推奨度算出処理と、前記推奨検索キーワード決定処理にて決定した推奨検索キーワードを前記推奨度算出処理にて算出した推奨度とともに表示する推奨検索キーワード表示処理と、前記推奨検索キーワード表示処理にて表示した推奨検索キーワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付ける推奨検索キーワード選択受付処理と、前記検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードと、前記推奨検索キーワード選択受付処理にて受け付けた推奨検索キーワードとに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第2検索処理と、該第2検索処理にて抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力処理とを含むことを特徴とする。
【0020】
また、本発明の情報検索プログラムは、検索対象となる所定の情報群より、指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索させる情報検索プログラムであって、コンピュータに、前記サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付ける検索キーワード受付処理と、該検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードに基づき、前記サービス情報を記憶するサービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第1検索処理と、該第1検索処理にて特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定し、特定したワードを推奨検索キーワードに決定する推奨検索キーワード決定処理と、該推奨検索キーワード決定処理にて決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、各ワード毎の推奨基本ポイントを記憶する推奨基本ポイント記憶手段を参照し、当該推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントに基づいて推奨度を算出する推奨度算出処理と、前記推奨検索キーワード決定処理にて決定した推奨検索キーワードを前記推奨度算出処理にて算出した推奨度とともに表示する推奨検索キーワード表示処理と、前記推奨検索キーワード表示処理にて表示した推奨検索キーワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付ける推奨検索キーワード選択受付処理と、前記検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードと、前記推奨検索キーワード選択受付処理にて受け付けた推奨検索キーワードとに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第2検索処理と、該第2検索処理にて抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力処理とを実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、検索方法を選択することなく、検索対象となる所定の情報群より、取得することを望むサービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出す検索を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施形態における情報検索装置を用いた情報検索システムの構成の例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における情報検索装置を情報検索システムに用いることにより実現されるナビゲーション装置を示す概略図である。
【図3】本発明の実施形態における情報検索装置の構成の例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る情報検索装置が備える記憶部に記憶されているサービス情報の例を示す説明図である。
【図5】情報検索処理の例を示すフローチャートである。
【図6】検索結果画面の例を示す説明図である。
【図7】検索結果画面の例を示す説明図である。
【図8】おすすめ度テーブルの例を示す説明図である。
【図9】おすすめ度テーブルの例を示す説明図である。
【図10】おすすめワード選択画面の例を示す説明図である。
【図11】検索結果画面の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図1は、情報検索システムの一例を示すブロック図である。本例の情報検索システムは、図1に示すように、情報検索装置10と、表示部20と、入力部30とを含む。情報検索装置10は、検索対象となる所定の情報群より、指定された文字列に対応する施設等のサービス情報を探し出す検索を行う装置である。表示部20は、情報検索装置10による検索結果を出力・表示するディスプレイ(モニタ)である。入力部30は、情報検索装置10に対して各種指示を行うコマンドの入力用ボタンであり、図2に示すように、文字入力ボタン31、検索実行ボタン32等より構成されている。
【0025】
図2は、本システムを用いることにより実現されるナビゲーション装置1を示す概略図である。図2において、入力部30(31,32)は、表示部20のスクリーン上に積層されたものとなっている。文字入力ボタン31は、該当情報を検索するための文字の入力情報を発信する処理を行う。文字入力ボタン31としては、たとえば平仮名のキーボードを模したGUI(Graphic User Interface)画面を表示部20に表示し、ユーザがGUI画面上で平仮名を1文字ずつカーソルあるいは指で選択していくことで、所望の文字列の入力を行なうものとすることができる。
【0026】
図2において、文字入力ボタン31は、あ行、か行、さ行・・・わ行の各種文字ボタン、句点「。」を入力するためのボタン、読点「、」を入力するためのボタン、「−」を入力するためのボタンにより構成されている。
【0027】
また、表示部20には、文字入力ボタン31より入力された文字情報を出力表示する表示欄21が表示されたものとなっている。図2において、表示欄21には、「スープカレー」といった文字列が表示されている。
【0028】
さらに、表示部20には、片仮名を入力するための「カタカナ」ボタン、ローマ文字を入力するための「ABC」ボタン、小文字入力に切り替えたり、濁点「゛」や半濁点「゜」を入力するための「小゛゜」ボタン、数字を入力するための「123」ボタン、等が備えられている。
【0029】
検索実行ボタン32は、受け付けた文字情報により構成された文字列に基づく検索実行を要求する検索実行指示情報を発信する処理を行う。図2において、検索実行ボタン32は、「検索」ボタンにより構成されている。
【0030】
また、本システムでは、現在位置を特定するために、測位装置40を備えていても良い。測位装置40は、現在の位置を測定する処理を行う。位置の測定は、たとえばGPS受信機により行うことができる。GPS受信機は、GPS衛星から放射されるGPS信号を受信してGPS衛星とGPS受信機自身との距離(疑似距離)を測定し、複数の衛星からのGPS信号を同時に受信することによりGPS受信機自身の現在位置(GPS測位解)を算出する。
【0031】
図3は、情報検索装置10の一例を示すブロック構成図である。情報検索装置10は、図3に示すように、検索情報記憶部F11と、検索キーワード受付部11と、検索部12と、おすすめワード決定部13と、おすすめ度算出部14と、制御部15とを含む。なお、図中の符号16は、情報検索装置10において制御信号、データ等を伝送するバスである。
【0032】
情報検索装置10は、情報処理装置であればよく、たとえば、モバイルタイプのパーソナルコンピュータをはじめ、PND(Personal Navigation Device)や専用デバイス、携帯電話機などで実現される。また、情報検索装置10は、図示しないが、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、キーボタン等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置、OS(オペレーティング・システム)、等を有する。
【0033】
また、情報検索装置10は、図示しないが、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、マウスやキーボード又はキーボタン等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置、OS(オペレーティング・システム)、等を有する。
【0034】
CPUは、プログラム記憶部に記憶されたコンピュータプログラムに従い、情報検索装置10の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する手段である。プログラム記憶部は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成され、情報検索装置10が使用する各種コンピュータプログラム(情報検索プログラムなど)を記憶している手段である。
【0035】
検索情報記憶部F11は、検索対象となるサービス情報を記憶する記憶媒体である。「サービス情報」は、ガソリンスタントやコンビニエンスストア、ラーメン店、ホテル・旅館といった店舗情報や、有名な施設情報、行楽地情報といったPOI(Point Of Interest)情報をいう。「サービス情報」は、具体的には、例えば図4に示すように、店舗や施設などの検索対象の名称と、その名称の読み方と、その検索対象が属するジャンル(グルメ、アジア、カレーなど)、その検索対象の位置を示す位置情報(緯度・経度)と、座標精度と、電話番号と、住所と、その検索対象までの交通案内と、営業期間と、営業時間と、休業日と、店舗や施設で提供しているメニューやサービスの料金と、駐車場の有無と、駐車場の収容可能台数と、駐車料金と、検索対象のプロフィールなどが記載された記事とを含む情報である。
【0036】
検索キーワード受付部11は、サービス情報を検索するための検索キーワード(文字列)の入力を受け付ける処理を行う。検索キーワードを受け付けると、検索キーワード受付部11は、受け付けた検索キーワードを検索部12に送信する。
【0037】
検索部12は、検索キーワード受付部11で受け付けた検索キーワードに基づきサービス情報を特定し、抽出する処理などの各種の検索処理を行う。検索部12は、検索キーワードに対応するPOIを抽出し、抽出したサービス情報を出力する処理を行う。
【0038】
おすすめワード決定部13は、検索部12での検索結果を用いて、ユーザからの指示に応じておすすめワードを決定する処理を行う。「おすすめワード」は、ユーザによって指定された検索キーワードと共に複合検索を行うための検索キーワードを意味する。
【0039】
おすすめ度算出部14は、後述するおすすめ度テーブルを参照して、おすすめワード決定部13で決定されたおすすめワードのおすすめ度を算出する処理を行う。
【0040】
制御部15は、CPU、ROM、RAM等を具備し、プログラム記憶部に記憶されたプログラムに従い、情報検索装置10の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する。制御部15は、検索部12によって検索されたサービス情報を出力し、ディスプレイ20に表示させる制御を行う。検索部12によって出力されたサービス情報がテキストデータや画像データである場合、これがディスプレイ20に表示される。
【0041】
次に、本例の情報検索装置10の動作について説明する。
図5は、情報検索装置10が実行する情報検索処理の例を示すフローチャートである。ここでは、ユーザXがスープカレー店をおすすめワードを利用して検索する場合を例に説明する。なお、本発明に特に係わらない処理については、その詳細な説明を省略している場合がある。
【0042】
情報検索処理において、検索キーワード受付部11は、先ず、サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付けたか否か判断する(ステップS10)。ここでは、検索キーワードとして「スープカレー」を受け付けたものとする。
【0043】
検索キーワード受付部11にて検索キーワードの入力が受け付けた場合には(ステップS10のY)、検索部12は、受け付けられた検索キーワードに基づいて、検索情報記憶部11に記憶された検索情報(図4参照)を参照し、検索キーワードを含むサービス情報を特定し、特定したサービス情報のタイトル(例えば名称)を抽出する(ステップS11)。すなわち、ステップS11では、検索情報における各サービス情報のうち、サービス情報の各項目のいずれかに検索キーワードである「スープカレー」が含まれているサービス情報を特定することで、検索処理が実行される。
【0044】
そして、制御部15は、検索部12で抽出されたサービス情報のタイトルを含む検索結果画面を、情報検索装置10に備えられたディスプレイ20に表示する処理を行う(ステップS12)。図6は、検索結果画面の例を示す説明図である。検索結果画面には、検索キーワードを表示する表示領域と、検索結果である抽出されたサービス情報のタイトルを表示する表示領域101と、表示領域101での表示内容を変更するための変更ボタン102と、絞り込み検索を行う際に押下される絞り込みボタン103とが設けられている。
【0045】
ここでは、図6に示すように、22件のサービス情報が検索され、そのうちの「スープカレー北国」などの3つのサービス情報のタイトルが変更可能に表示されたものとする。制御部15は、検索結果画面において例えばユーザXが絞り込みボタン103を指Pで押下したことによる絞り込み選択を受け付けると(ステップS13のY)、検索結果画面におすすめワードを利用するか否かをユーザXに確認する(ステップS14)。具体的には、制御部15は、ステップS14にて、例えば図7に示すように、検索キーワードを追加入力する場合に押下されるキーワード追加ボタン104と、おすすめワードを利用する場合に押下されるおすすめワードボタン105とを検索結果画面に表示する。
【0046】
次いで、おすすめワードボタン105が押下されると(ステップS15のY)、おすすめワード決定部13は、検索情報記憶部11に記憶された検索情報(図4参照)のうちステップS11にて特定されたサービス情報を参照し、そのサービス情報内で使用されているワードの中からあらかじめ定められたおすすめワード探索ルールに合致するワードを探索し、探索したワードをおすすめワードに決定する(ステップS16)。
【0047】
「おすすめワード探索ルール」は、例えば、ステップS11にて特定されたサービス情報のうち、所定数(例えば、2個、5個など)以上のサービス情報で使用されているワードをおすすめワードとするといったルールである。また、「おすすめワード探索ルール」は、例えば、ステップS11にて特定されたサービス情報内で所定回数(例えば、5回、10回など)以上使用されているワードをおすすめワードとするというルールであってもよい。さらに、「おすすめワード探索ルール」は、ステップS11にて特定されたサービス情報におけるジャンル名称をおすすめワードとするというルールであってもよい。
【0048】
なお、上記の他、測位装置40によって測定された現在位置から最寄駅を特定し、最寄駅名をおすすめワードとするようにしてもよい。さらに、測位装置40によって測定された現在位置周辺の地名を特定し、その地域名をおすすめワードとするようにしてもよい。また、経路誘導中の場合には、目的地周辺の地域名、経由地周辺の地域名をおすすめワードとするようにしてもよい。その他、最初に指定された検索キーワードのジャンルに応じて、「平均予算」、現在位置からの距離(例えば周辺1Kmなど)、「ペット同伴可」、「駐車場あり」などをおすすめワードに含むようにしてもよい。
【0049】
おすすめワード決定部13によっておすすめワードが決定されると、おすすめ度算出部14は、決定された各おすすめワードについてそれぞれ所定の演算を行うことによって、各おすすめワードのおすすめ度をそれぞれ算出する(ステップS17)。ステップS17にて、おすすめ度算出部14は、例えば図8に示すようなおすすめ度テーブルを参照し、各おすすめワードに設定されている基本ポイントを用いておすすめ度を算出する。具体的には、おすすめ度は、例えば、おすすめワードの基本ポイントと、ステップS11にて特定されたサービス情報内におけるそのおすすめワードの使用回数との積によって表される。おすすめ度テーブルに設定されていないワードについては、例えば、おすすめ度を0にするようにすればよい。なお、おすすめ度テーブルは、情報検索装置10が備える記憶部に設けられている図示しないおすすめ度テーブルDBに記憶されている。
【0050】
おすすめ度テーブルは、例えば図8に示すように、各ワードそれぞれに基本ポイントが対応付けされたテーブルである。なお、例えば図9に示すように、ジャンルを示すワードそれぞれに基本ポイントが対応付けされたおすすめ度テーブルを用いるようにしてもよい。また、施設を示すワードそれぞれに基本ポイントが対応付けされたおすすめ度テーブルを用いるようにしてもよい。この場合、写真ありの施設や、取材ありの施設の基本ポイントを高く設定するようにすればよい。また、カレンダー(平日、休日、連休等)、天気、気温などの違いによって異なるおすすめ度テーブルを用意しておき、検索時の状況に応じて使用するおすすめ度テーブルを異ならせるようにしてもよい。さらに、同一のワードの登録が許容された複数のおすすめ度テーブルを用いて、その複数のおすすめ度テーブルでの基本ポイントの和を該当するワードの基本ポイントとするようにしてもよい。
【0051】
なお、おすすめ度を算出する際に基本ポイントに乗算される値は、サービス情報内での使用回数に限らず、該当するワードが使用されているサービス情報の数、過去の検索で該当するワードが検索キーワードとして指定あるいは選択された回数(過去の一定期間、または一定回数における検索回数)、所定の定数など、他の値であってもよい。
【0052】
おすすめ度が算出されると、制御部15は、おすすめワード決定部13によって決定されたおすすめワードがおすすめワード決定部13によって算出されたおすすめ度が高い方から順番に表示されたおすすめワード選択画面を、情報検索装置10に備えられたディスプレイ20に表示する処理を行う(ステップS18)。図10は、おすすめワード選択画面の例を示す説明図である。おすすめワード選択画面には、おすすめワードをおすすめ度とともに表示する表示領域106と、表示領域101での表示内容を変更するための変更ボタン107とが設けられている。
【0053】
ここでは、図10に示すように、32件のワードがおすすめワードに決定され、そのうちの「手作り」などの8個のワードがおすすめ度とともに変更可能に表示されたものとする。制御部15は、おすすめワード選択画面において例えばユーザXがおすすめ度を考慮しておすすめワードのいずれかを指Pで押下したことによるおすすめワードの選択を受け付けると(ステップS19)、選択されたおすすめワードを検索キーワードに追加する処理を行う(ステップS20)。ここでは、おすすめワード「行列」が選択され、その「行列」が検索キーワードに追加されたものとする。
【0054】
選択されたおすすめワードを検索キーワードに追加すると、検索部12は、ステップS10にて受け付けられた検索キーワード(例えば「スープカレー」)と、追加された検索キーワード(例えば「行列」)とに基づいて、検索情報記憶部11に記憶された検索情報(図4参照)を参照し、複合検索によってサービス情報を特定し、特定したサービス情報のタイトル(例えば名称)を抽出する(ステップS21)。すなわち、ステップS21では、検索情報における各サービス情報のうち、サービス情報の各項目のいずれかに検索キーワードである「スープカレー」及び「行列」が共に含まれているサービス情報を特定することで、検索処理が実行される。
【0055】
そして、制御部15は、検索部12で抽出されたサービス情報のタイトルを含む検索結果画面を、情報検索装置10に備えられたディスプレイ20に表示する処理を行う(ステップS22)。図11は、検索結果画面の例を示す説明図である。検索結果画面には、複合検索に用いた検索キーワードを表示する表示領域と、検索結果である抽出されたサービス情報のタイトルを表示する表示領域101と、表示領域101での表示内容を変更するための変更ボタン102と、絞り込み検索を行う際に押下される絞り込みボタン103とが設けられている。
【0056】
ここでは、図11に示すように、2件のサービス情報が検索され、そのうちの「Majicカレー」などの2つのサービス情報のタイトルが表示されたものとする。制御部15は、検索結果画面において例えばユーザXがサービス情報のタイトルを指Pで押下したことによる閲覧選択を受け付けると、選択されたタイトルのサービス情報(図4参照)を含むサービス情報閲覧画面(図示せず)を、情報検索装置10に備えられたディスプレイ20に表示する処理を行う(ステップS23)。
【0057】
サービス情報閲覧画面を表示すると、情報検索装置10での一連の動作が終了する。なお、これら一連の処理は、制御部15での統制制御により実行される。
【0058】
以上に説明したように、検索対象となる所定の情報群より指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索する情報検索装置10が、サービス情報を記憶する検索情報記憶部F11と、各ワード毎の推奨基本ポイント(基本ポイント)を記憶する記憶部(図3参照)とを備え、サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付け、受け付けた検索キーワードに基づき、検索情報記憶部F11を参照してサービス情報を特定して抽出し、特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定し、特定したワードを推奨検索キーワード(おすすめワード)に決定し、決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、記憶部を参照し、その推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントに基づいて推奨度を算出し、決定された推奨検索キーワードを算出された推奨度とともに表示し、表示された推奨検索キーワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付け、検索キーワードと推奨検索キーワードとに基づき、検索情報記憶部F11を参照してサービス情報を特定して抽出し、抽出したサービス情報を出力する構成としているので、検索方法を選択することなく、検索対象となる所定の情報群より、取得することを望むサービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出す検索を行うことができるようになる。
【0059】
すなわち、ユーザが指定した検索キーワードに基づき検索情報記憶部F11を参照してサービス情報を特定したあと、特定されたサービス情報に含まれているワードの中から絞り込み検索のための推奨検索キーワード(おすすめワード)を決定するとともに推奨度(おすすめ度)を算出し、検索キーワードとユーザによって選択された推奨検索キーワードとに基づきサービス情報を特定して抽出する構成としているので、ユーザにとっては、検索キーワードを指定したあと、絞り込み検索のための推奨検索キーワードを選択することによって、サービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出すことが可能となる。特に、ユーザによって指定された検索キーワードを用いた検索によって特定されたサービス情報に含まれているワードの中から推奨検索キーワード(おすすめワード)を決定する構成としたので、検索キーワードと推奨検索キーワードとに基づく複合検索の結果を必ず得ることが可能となり(検索不可となることがない)、サービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出すことができるようになるのである。また、絞り込みのために有効となる推奨度をユーザに提示する構成としているので、ユーザによっては、複数提示された推奨検索キーワードの中から有効な推奨検索キーワードを簡単に選択することが可能となり、効率的に絞り込み作業を行うことが可能となる。
【0060】
また、上述した実施の形態において、情報検索装置10が、推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、ユーザが指定した検索キーワードに基づいて特定したサービス情報のうちその推奨検索キーワードが使用されていたサービス情報の数とを用いて、推奨度を算出する構成とした場合には、使用頻度の高いワードを推奨度の高い推奨検索キーワードとすることができ、徐々に絞り込んでいく際に有効な推奨検索キーワードを積極的に推奨することが可能となる。
【0061】
また、上述した実施の形態において、情報検索装置10が、推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、ユーザが指定した検索キーワードに基づいて特定したサービス情報内でその推奨検索キーワードが使用されている回数とを用いて、推奨度を算出する構成とした場合には、使用頻度の高いワードを推奨度の高い推奨検索キーワードとすることができ、徐々に絞り込んでいく際に有効な推奨検索キーワードを積極的に推奨することが可能となる。
【0062】
また、上述した実施の形態では、情報検索装置10が、ユーザが指定した検索キーワードに基づき検索情報記憶部F11を参照してサービス情報を特定したあと、特定されたサービス情報に含まれているワードの中から絞り込み検索のための推奨検索キーワード(おすすめワード)として決定し、その推奨検索キーワードの何れを使用するかをユーザに確認し、ユーザが選択した推奨検索キーワードを追加して複合検索を行う構成としているので、ユーザにとっては、絞り込みのための検索キーワードが思い浮かばない場合であっても、提案された推奨検索キーワードの中から選択することができ、サービス情報を精度良く適切かつ確実に探し出すことができるようになる。また、絞り込みのための検索キーワードを何ら入力する必要がない(1文字も入力する必要がない)ため、入力する手間を省くことができるとともに、誤入力を防止することができるようになる。
【0063】
また、上述した実施の形態では、情報検索装置10が、あらかじめ定められた推奨検索キーワード探索ルール(おすすめワード探索ルール)に従って、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定する構成としたので、ルールに従って適切な推奨検索キーワード(おすすめワード)を特定することが可能となる。
【0064】
また、上述した実施の形態において、情報検索装置10が、ユーザが指定した検索キーワードに基づいて特定したサービス情報のうち所定数以上のサービス情報で使用されているワードを絞り込み検索のための検索キーワード(おすすめワード)として推奨するワードに特定する構成とした場合には、多種類のサービス情報で使用されているワードをユーザに提案する推奨検索キーワードとすることが可能となり、サービス情報を精度良く適切に探し出すことが期待できるようになる。
【0065】
また、上述した実施の形態において、情報検索装置10が、ユーザが指定した検索キーワードに基づいて特定したサービス情報内で所定回数以上使用されているワードを絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードに特定する構成とした場合には、サービス情報で多く使用されているワードをユーザに提案する推奨検索キーワードとすることが可能となり、サービス情報を精度良く適切に探し出すことが期待できるようになる。
【0066】
また、情報検索装置10は、ナビゲーション機能を兼ね備えた装置としても良い。この場合、情報検索装置10は、図示しないが、地図情報を記憶する手段や、この地図上の領域若しくはサービスを識別する位置識別情報と、サービス情報とを互いに関連付けて記憶する手段をさらに備える。この際、地図情報は、CD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体に格納されたものすることができる。
【0067】
これにより、サービス情報に基づき位置情報を特定し、さらに、特定した位置情報に基づき該当する道路地図情報を特定、抽出し、この道路地図上にサービス情報が表示されるように、サービス情報と道路地図情報とを重ね合わせて出力することができる。
【産業上の利用可能性】
【0068】
本発明は、所定の情報群より、ユーザが求めているサービス情報の検索が可能なデバイスを扱う業種において産業上有用であり、電子地図上に検索によって所望のPOI情報の表示を可能とするカーナビゲーション装置等の電化製品市場においても有用である。
【符号の説明】
【0069】
10 情報検索装置
11 検索キーワード受付部
12 検索部
13 おすすめキーワード決定部
14 おすすめ度算出部
15 制御部
F11 検索情報記憶部
20 表示部
30 入力部
40 測位装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索対象となる所定の情報群より、指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索する情報検索装置であって、
前記サービス情報を記憶するサービス情報記憶手段と、
各ワード毎の推奨基本ポイントを記憶する推奨基本ポイント記憶手段と、
前記サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、
該検索キーワード受付手段により受け付けた検索キーワードに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第1検索手段と、
該第1検索手段によって特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定し、特定したワードを推奨検索キーワードに決定する推奨検索キーワード決定手段と、
該推奨検索キーワード決定手段によって決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、前記推奨基本ポイント記憶手段を参照し、当該推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントに基づいて推奨度を算出する推奨度算出手段と、
前記推奨検索キーワード決定手段によって決定された推奨検索キーワードを前記推奨度算出手段によって算出された推奨度とともに表示する推奨検索キーワード表示手段と、
前記推奨検索キーワード表示手段によって表示された推奨検索キーワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付ける推奨検索キーワード選択受付手段と、
前記検索キーワード受付手段により受け付けた検索キーワードと、前記推奨検索キーワード選択受付手段により受け付けた推奨検索キーワードとに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第2検索手段と、
該第2検索手段で抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力手段とを含む
ことを特徴とする情報検索装置。
【請求項2】
前記推奨度算出手段は、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索手段によって特定したサービス情報のうち当該推奨検索キーワードが使用されていたサービス情報の数とを用いて、推奨度を算出する
請求項1記載の情報検索装置。
【請求項3】
前記推奨度算出手段は、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索手段によって特定したサービス情報内で当該推奨検索キーワードが使用されている回数とを用いて、推奨度を算出する
請求項1記載の情報検索装置。
【請求項4】
検索対象となる所定の情報群より、指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索する情報検索方法であって、
前記サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付ける検索キーワード受付処理と、
該検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードに基づき、前記サービス情報を記憶するサービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第1検索処理と、
該第1検索処理にて特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定し、特定したワードを推奨検索キーワードに決定する推奨検索キーワード決定処理と、
該推奨検索キーワード決定処理にて決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、各ワード毎の推奨基本ポイントを記憶する推奨基本ポイント記憶手段を参照し、当該推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントに基づいて推奨度を算出する推奨度算出処理と、
前記推奨検索キーワード決定処理にて決定した推奨検索キーワードを前記推奨度算出処理にて算出した推奨度とともに表示する推奨検索キーワード表示処理と、
前記推奨検索キーワード表示処理にて表示した推奨検索キーワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付ける推奨検索キーワード選択受付処理と、
前記検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードと、前記推奨検索キーワード選択受付処理にて受け付けた推奨検索キーワードとに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第2検索処理と、
該第2検索処理にて抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力処理とを含む
ことを特徴とする情報検索方法。
【請求項5】
前記推奨度算出処理では、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索処理にて特定したサービス情報のうち当該推奨検索キーワードが使用されていたサービス情報の数とを用いて、推奨度を算出する
請求項4記載の情報検索方法。
【請求項6】
前記推奨度算出処理では、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索処理にて特定したサービス情報内で当該推奨検索キーワードが使用されている回数とを用いて、推奨度を算出する
請求項4記載の情報検索方法。
【請求項7】
検索対象となる所定の情報群より、指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索させる情報検索プログラムであって、
コンピュータに、
前記サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付ける検索キーワード受付処理と、
該検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードに基づき、前記サービス情報を記憶するサービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第1検索処理と、
該第1検索処理にて特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定し、特定したワードを推奨検索キーワードに決定する推奨検索キーワード決定処理と、
該推奨検索キーワード決定処理にて決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、各ワード毎の推奨基本ポイントを記憶する推奨基本ポイント記憶手段を参照し、当該推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントに基づいて推奨度を算出する推奨度算出処理と、
前記推奨検索キーワード決定処理にて決定した推奨検索キーワードを前記推奨度算出処理にて算出した推奨度とともに表示する推奨検索キーワード表示処理と、
前記推奨検索キーワード表示処理にて表示した推奨検索キーワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付ける推奨検索キーワード選択受付処理と、
前記検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードと、前記推奨検索キーワード選択受付処理にて受け付けた推奨検索キーワードとに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第2検索処理と、
該第2検索処理にて抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力処理とを
実行させるための情報検索プログラム。
【請求項8】
前記コンピュータに、前記推奨度算出処理では、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索処理にて特定したサービス情報のうち当該推奨検索キーワードが使用されていたサービス情報の数とを用いて、推奨度を算出する処理を実行させる
請求項7記載の情報検索プログラム。
【請求項9】
前記コンピュータに、前記推奨度算出処理では、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索処理にて特定したサービス情報内で当該推奨検索キーワードが使用されている回数とを用いて、推奨度を算出する処理を実行させる
請求項7記載の情報検索プログラム。
【請求項1】
検索対象となる所定の情報群より、指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索する情報検索装置であって、
前記サービス情報を記憶するサービス情報記憶手段と、
各ワード毎の推奨基本ポイントを記憶する推奨基本ポイント記憶手段と、
前記サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、
該検索キーワード受付手段により受け付けた検索キーワードに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第1検索手段と、
該第1検索手段によって特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定し、特定したワードを推奨検索キーワードに決定する推奨検索キーワード決定手段と、
該推奨検索キーワード決定手段によって決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、前記推奨基本ポイント記憶手段を参照し、当該推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントに基づいて推奨度を算出する推奨度算出手段と、
前記推奨検索キーワード決定手段によって決定された推奨検索キーワードを前記推奨度算出手段によって算出された推奨度とともに表示する推奨検索キーワード表示手段と、
前記推奨検索キーワード表示手段によって表示された推奨検索キーワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付ける推奨検索キーワード選択受付手段と、
前記検索キーワード受付手段により受け付けた検索キーワードと、前記推奨検索キーワード選択受付手段により受け付けた推奨検索キーワードとに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第2検索手段と、
該第2検索手段で抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力手段とを含む
ことを特徴とする情報検索装置。
【請求項2】
前記推奨度算出手段は、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索手段によって特定したサービス情報のうち当該推奨検索キーワードが使用されていたサービス情報の数とを用いて、推奨度を算出する
請求項1記載の情報検索装置。
【請求項3】
前記推奨度算出手段は、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索手段によって特定したサービス情報内で当該推奨検索キーワードが使用されている回数とを用いて、推奨度を算出する
請求項1記載の情報検索装置。
【請求項4】
検索対象となる所定の情報群より、指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索する情報検索方法であって、
前記サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付ける検索キーワード受付処理と、
該検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードに基づき、前記サービス情報を記憶するサービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第1検索処理と、
該第1検索処理にて特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定し、特定したワードを推奨検索キーワードに決定する推奨検索キーワード決定処理と、
該推奨検索キーワード決定処理にて決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、各ワード毎の推奨基本ポイントを記憶する推奨基本ポイント記憶手段を参照し、当該推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントに基づいて推奨度を算出する推奨度算出処理と、
前記推奨検索キーワード決定処理にて決定した推奨検索キーワードを前記推奨度算出処理にて算出した推奨度とともに表示する推奨検索キーワード表示処理と、
前記推奨検索キーワード表示処理にて表示した推奨検索キーワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付ける推奨検索キーワード選択受付処理と、
前記検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードと、前記推奨検索キーワード選択受付処理にて受け付けた推奨検索キーワードとに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第2検索処理と、
該第2検索処理にて抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力処理とを含む
ことを特徴とする情報検索方法。
【請求項5】
前記推奨度算出処理では、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索処理にて特定したサービス情報のうち当該推奨検索キーワードが使用されていたサービス情報の数とを用いて、推奨度を算出する
請求項4記載の情報検索方法。
【請求項6】
前記推奨度算出処理では、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索処理にて特定したサービス情報内で当該推奨検索キーワードが使用されている回数とを用いて、推奨度を算出する
請求項4記載の情報検索方法。
【請求項7】
検索対象となる所定の情報群より、指定された検索キーワードに対応する施設等のサービス情報を検索させる情報検索プログラムであって、
コンピュータに、
前記サービス情報を検索するための検索キーワードの入力を受け付ける検索キーワード受付処理と、
該検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードに基づき、前記サービス情報を記憶するサービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第1検索処理と、
該第1検索処理にて特定したサービス情報に含まれているワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして推奨するワードを特定し、特定したワードを推奨検索キーワードに決定する推奨検索キーワード決定処理と、
該推奨検索キーワード決定処理にて決定された推奨検索キーワードそれぞれについて、各ワード毎の推奨基本ポイントを記憶する推奨基本ポイント記憶手段を参照し、当該推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントに基づいて推奨度を算出する推奨度算出処理と、
前記推奨検索キーワード決定処理にて決定した推奨検索キーワードを前記推奨度算出処理にて算出した推奨度とともに表示する推奨検索キーワード表示処理と、
前記推奨検索キーワード表示処理にて表示した推奨検索キーワードの中から、絞り込み検索のための検索キーワードとして使用する推奨検索キーワードの選択を受け付ける推奨検索キーワード選択受付処理と、
前記検索キーワード受付処理にて受け付けた検索キーワードと、前記推奨検索キーワード選択受付処理にて受け付けた推奨検索キーワードとに基づき、前記サービス情報記憶手段を参照してサービス情報を特定し、抽出する第2検索処理と、
該第2検索処理にて抽出した前記サービス情報を出力するサービス情報出力処理とを
実行させるための情報検索プログラム。
【請求項8】
前記コンピュータに、前記推奨度算出処理では、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索処理にて特定したサービス情報のうち当該推奨検索キーワードが使用されていたサービス情報の数とを用いて、推奨度を算出する処理を実行させる
請求項7記載の情報検索プログラム。
【請求項9】
前記コンピュータに、前記推奨度算出処理では、前記推奨検索キーワードそれぞれの推奨基本ポイントと、前記第1検索処理にて特定したサービス情報内で当該推奨検索キーワードが使用されている回数とを用いて、推奨度を算出する処理を実行させる
請求項7記載の情報検索プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2010−225036(P2010−225036A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−73649(P2009−73649)
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【特許番号】特許第4524327号(P4524327)
【特許公報発行日】平成22年8月18日(2010.8.18)
【出願人】(507052430)キャンバスマップル株式会社 (77)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【特許番号】特許第4524327号(P4524327)
【特許公報発行日】平成22年8月18日(2010.8.18)
【出願人】(507052430)キャンバスマップル株式会社 (77)
【Fターム(参考)】
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