説明

情報記録再生装置、情報記録方法及び情報記録媒体

【課題】ユーザデータ領域の容量に悪影響を与えることなく、管理情報のバックアップ領域を記録媒体に確保できるようにした、記録再生装置を提供する。
【解決手段】記録媒体としてのハードディスクドライブ107またはディスクメディア部108がファイナライズされる前は、メタデータをメタデータ領域202に記録し、ハードディスクドライブ107またはディスクメディア部108がファイナライズされる場合には、ユーザデータ領域203のうちファイナライズ時に必要なメタデータの容量に対応した領域分をメタデータミラー領域305に設定し、メタデータ領域に記録されたメタデータをメタデータミラー領域にコピーする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、BD-Rなどの情報記録媒体、そして、情報記録媒体に情報の記録を行い、かつ記録した情報を再生する装置、並びに情報記録媒体に情報を記録する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
DVDやBD(Blu-Ray Disk)に代表される光ディスクにファイルを記録して管理するためのフォーマットとして、UDF(Universal Disk Format)が知られている。特開2005-243079号公報には、UDF2.5に準拠して記録媒体にファイルを記録する記録再生装置が提案されている。
【特許文献1】特開2005-243079号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
BD-RE(Blue-ray Disc Rewritable)などの書き換え型の記録媒体を対象とするUDF2.5に準拠したファイルシステムは、管理情報を冗長化して記録媒体に記録し、そして管理情報を記録媒体の記録領域に集中して配置することを特徴としている。
【0004】
管理情報は記録媒体のどの位置にどのようなファイルが存在するかを示す情報である。ユーザデータを記録媒体に追記して管理情報であるメタデータ(Meta Data)が更新されると、光ディスクドライブはメタデータ(MD)を第1の管理領域であるメタデータ領域に記録する。さらに、メタデータを冗長化するために、メタデータファイルを第2の管理領域であるメタデータミラー(Meta Data Mirror)領域にも記録する。メタデータミラー領域には、メタデータと同一のバックアップデータが記録される。
【0005】
メタデータミラー領域はメタデータ領域から離れて記録媒体に設定されている。例えば、メタデータ領域を光ディスクの内周側に設定し、メタデータミラー領域を光ディスクの外周側に設定することが行なわれている。
【0006】
したがって、メタデータ領域が損傷や劣化の影響を受けても、ドライブはメタデータミラー領域からメタデータを読み出して目的のファイルにアクセスすることができる。
【0007】
管理情報の集中配置は、1つの管理情報を分割することなく、記録媒体に連続して記録することである。光ディスクドライブは管理情報を速やかに読み出せるので、目的とするファイルに短時間でアクセスできる。
【0008】
さらに、BD-R(Blu-ray Disc Recordable)などのライトワンス型の記録媒体を対象としたUDF2.6に準拠したファイルフォーマットも提案されている。UDF2.6も UDF2.5と同様に、管理情報の冗長化を図っている。
【0009】
UDF2.6は、ライトワンス型の記録媒体がホストなどの情報処理装置に対して書換型記録媒体のように振舞えるようにする、擬似書き換え方式(Pseudo Over Write(POW))を採用している。
【0010】
例えば、メタデータ領域にメタデータが記録されたあとに、新たにメタデータを記録する際には、前のメタデータが記録された箇所に新たなメタデータを上書きするのではなく、前のメタデータが記録された第1の箇所に続く第2の箇所に新たなメタデータを交替記録する。そして、第1の箇所と第2箇所とのリンク情報が、Defect List管理領域というメタデータ領域とは別の領域に記録される。このリンク情報はメタデータミラー領域についても同様に設定される。
【0011】
UDF2.6に従えば、既述のPOWによる方式を達成するためにも、光ディスクをフォーマットする際に、メタデータ領域を最大サイズ(例えば、450MB強)で確保し、同時にメタデータ領域に記録されているメタデータの実際の容量の如何に拘らず、メタデータの最大サイズと同じ容量のメタデータミラー領域をも確保しなければならない。
【0012】
そうすると、管理情報を記録媒体に記録するために相当な記憶容量を消費することになり、ユーザデータを記録する領域の容量が少なくなるという問題がある。
【0013】
そこで、本発明は、ユーザデータ領域の容量に悪影響を与えることなく、管理情報のバックアップ領域を記録媒体に確保できるようにした、記録再生装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記目的を達成するために、本発明に係る記録再生装置は、記憶媒体の管理領域に記憶された管理情報の実際の容量に基づいて、管理情報のバックアップ領域のサイズを設定することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、ユーザデータ領域の容量に悪影響を与えることなく、管理情報のバックアップ領域を記録媒体に確保できるようにした、記録再生装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1に本発明に係る情報記録再生装置100について説明する。この情報記録再生装置の好適な一例がビデオカメラである。情報記録再生装置は後述の記録媒体と共に情報記録再生システムを構成する。
【0017】
情報記録再生装置100は、レンズ101、撮像センサ(CCD)102、カメラ信号処理部103、圧縮伸張部104、制御マイコン部105、信号処理部106、ハードディスクドライブ(HDD)107、ディスクメディア(例えばBDやDVD)部108、操作スイッチ109、充電部110、バッテリ111、外部電源入力部112、液晶ディスプレイ(LCD)113、外部出力インターフェイス(I/F)114、そして、管理情報生成部115を備えている。
【0018】
情報記録再生装置100は、レンズ101を介して被写体の画像をCCD102で捉え、CCD102で捉えた画像は電気信号に変換され、カメラ信号処理部103で映像信号に変換される。
【0019】
続いて、カメラ信号処理部103の出力による映像信号は制御マイコン105によって制御された信号圧縮伸張部104にて、デジタル映像信号に変換される。また外部入出力端子114に入力を切り替えることで、外部入力映像信号をデジタル映像信号に変換することも可能である。
【0020】
デジタル映像信号に変換された信号は信号処理部106によってBDやDVD,あるいはHDDといった外部ストレージに対して記録される。このようにして、例えば、UDF2.6でフォーマットされたBD-Rなどの記録媒体にデータが記録される。
【0021】
また、ユーザデータの追記などに応じてメタデータを更新する必要がある場合には、管理情報生成部115でメタデータが生成され、生成されたメタデータはメタデータ領域に記録される。
【0022】
さらに、ユーザが操作スイッチ109を操作することで、制御マイコン部105を制御し、信号処理部106がBDやDVDに記録された映像信号の読出しを行い、HDDに対して記録を行うことで、メディア間のダビング処理を行うことが可能である。また、同様に、HDDに記録された映像信号に対して読出しを行い、BDやDVDに対して記録を行うことも可能である。
【0023】
ストレージに記録された信号は、映像圧縮伸張部104で映像信号に伸張し、入出力端子に出力するとともに、液晶ディスプレイ113に対して表示することが可能である。ただし、表示部としては、液晶ディスプレイ113に限られず、例えば、有機ELディスプレイであってもよい。
【0024】
さらに、電源部として、外部電源入力部112を有し、電源などの外部からの電源供給を可能としている。この外部電源入力部112から電源が供給されることで、充電部110により、バッテリ111を充電することが可能である。これにより、外部電源入力部112より電源が供給されているときは、外部電源によって機器を動作させ、外部電源が供給されていないときには、バッテリ111からの電源供給によって機器を動作させることも可能である。ただし、充電に必要な機能の全てが装置に内蔵されている必要はなく、外部電源入力部の他に充電に必要な機能の一部または全てがあるものであってもよい。
【0025】
次に、光ディスクであるBD-Rに、UDF2.6に準拠してデータが配置される際のデータ構造について説明する。
【0026】
図2は、ファイナライズ前のBD-Rのデータ構造を示している。このデータ構造は、複数のSequential Recording Range(SRR)からなり、SRR毎に後述のUDF領域201などが設定されている。図2の左側ほどBD-Rの内周であることを示し、右側ほどBD-Rの外周であることを示している。図2の左端がアドレス0に対応する。
【0027】
ファイナライズとは光ディスクに記録したデータを、他の機器で再生できるようにする記録情報の最終処理のことである。VIDEOモードで撮影したDVDをファイナライズすると、DVDソフト(映画など)と同じ記録形式になり、一般のDVDプレーヤで再生できるようになる。
【0028】
追記型の光ディスクをファイナライズすると、それ以上書きこみができなくなるが、書換型の光ディスクでは、ファイナライズを解除することで、追加の書きこみができるようになる。
【0029】
本発明におけるBD-Rのファイナライズは、BDライブラリ管理情報であるMovie Objectファイルを生成し、メタデータミラーを生成し、 そして、セッションクローズしてBD-Rを追記不可にすることからなる。
Movie Objectファイルは、BD規格で規定されているものであり、シーンの再生方法などの手順がコマンド列としてMovie Objectファイルに記録されている。例えば、ディスクがドライブに挿入されたら1シーン目を再生し、次に2シーン目を再生する、などである。
【0030】
ドライブ100がBD-Rに1シーン記録する毎にMovie Objectファイルを更新することも考えられるが、BD-Rのデータ消費量が増加することと、Movie Objectファイルを生成するには比較的長い時間が必要なため、ユーザ要求に応じてドライブがファイナライズ処理の一環として実行される。
【0031】
Movie ObjectファイルがないとBD規格違反となるため、ファイナライズをしていないBD-Rを他のドライブに挿入すると、BD-Rが正しく再生されない可能性がある。
【0032】
また、従来のDVD-Rは、ファイナライズをすることで、複数のSRRの集合であるセッションをクローズしてDVD-Rを追記禁止状態にしていた。BD-Rでは、ファイナライズ時にセッションクローズをする必要は無いが、ファイナライズ後に、意図せぬデータを別の機器から追加されてしまうのを避けるために、セッションクローズを行い、追記を禁止することとした。仮に、BD-Rにセッションクローズをすることなく追記可能な状態のままにしておくと、意図せぬデータの追記により、BD-RがBDカメラで再生することが保障できなくなってしまう。
【0033】
映像記録再生装置100の信号処理部106がBD-Rをフォーマットすると、BD-Rの内周側からUDF領域201、メタデータ(MD)領域202、ユーザデータ領域203がBD-Rに設定される。ユーザデータ領域203は、非ストリーム領域203Aとストリーム領域203Bとからなる。
【0034】
UDF領域201にはUDFデータがファイル形式で記録されている。UDFデータは、ディスクのVolume Structure(ボリューム構造)、即ち、メタデータがどの領域に記録されているかを管理するファイルである。
【0035】
さらに、MD領域202にはメタデータがファイル形式で記録されている。メタデータは、ユーザデータ領域のユーザデータのファイル構造、例えば、ディレクトリを管理するファイルである。
【0036】
図3はBD-Rに対してファイナライズを行なった後のBD-Rのデータ構造を示している。図3のデータ構造が図2のデータ構造と異なるのは、メタデータミラー(MDM)領域305が存在する点である。メタデータミラーは、メタデータのバックアップ情報であり、メタデータと同一である。
【0037】
情報記録再生装置100がBD-Rをファイナライズする際に、ユーザデータ領域203のストリーム領域の一部を割いてMDM領域305に割り当てる。MDM領域305にはメタデータミラーが記録されている。
【0038】
情報記録再生装置100はBD-Rをフォーマットする際、MD領域に最大サイズ(例えば、450MB強)を割り当てるが、情報記録再生装置は前ユーザデータ領域へのユーザデータの記録容量に応じてMDM領域305のサイズを変更する。
【0039】
例えば、情報記録再生装置100はBD-Rをファイナライズする際にMD領域202に記憶されているメタデータの容量に応じてMDM領域305のサイズを決定する。好適には、情報記録再生装置100は、MD領域202に記憶されているメタデータの容量と同一の容量のサイズにMDM領域305を設定する。
【0040】
図4は、ストリーム領域203Bに形成されるMDM領域のサイズを情報記録装置100が決定する原理を示すものである。ユーザがBD-Rのユーザデータ領域203に1シーンを記録する毎に、情報記録装置100は、1シーンのユーザデータに対応するメタデータサイズに相当する容量(斜線部)をストリーム領域203Bから差し引く。
【0041】
図4(1)は第1のシーンがBD-Rに記録された場合でのストリーム領域203Bの容量を減少されることを示し、(2)は第2のシーンがBD-Rに記録された場合でのストリーム領域203Bの容量がさらに減少されることを示し、(3)は第3のシーンがBD-Rに記録された場合でのストリーム領域203Bの容量がさらに減少されることを示している。(4)は、BD-Rがファイナライズされる際でのストリーム領域203Bの減少分305Aを示している。
【0042】
MDM領域305の容量は、BD-Rがファイナライズされる際でのストリーム領域203Bの減少分305Aに等しい。このMDM領域305の容量305AはMD領域202中のメタデータサイズ202Aに等しくなる。このようにMDM領域305の容量305AはBD-Rへのユーザデータの記録量に応じて順次大きい値となるために、フォーマットの際に、MD領域202の全サイズと同一のサイズのMDM領域をストリーム領域203Bに設定しておく場合に比較して、情報記録再生装置はBD-Rのユーザデータ領域を有効に利用することができる。
【0043】
次に、本実施形態における情報記録再生装置の動作を図5のフローチャートにしたがって説明する。まず、制御マイコン部105は、制御部として、信号処理部106を介して、記録媒体のユーザデータ領域203にデータを記録し(S401)、次にMDファイルを生成し(S402)、生成したMDファイルをMD領域202に記録する(S403)。
【0044】
さらに制御マイコン部105は、記録媒体にデータを記録する過程で、図4において説明したように順次、すなわち、シーン記録毎にMDM領域を広げるために、ストリーム領域からMDM領域として割り当てる容量を差し引く処理を行う(S403A)。
【0045】
生成したMDファイルをMD領域202に記録した後、制御マイコン部105は、ファイナライズの処理を実行すべきか否かを判定し(S404)、ファイナライズ処理が必要ない場合(No)は、MD領域202に記録されたメタデータファイルをMDM領域にコピーせずに、データの記録処理(S401)にリターンする。このあとさらにデータの記録を継続する場合には、上記処理を繰り返す。
【0046】
情報記録再生装置にユーザからの指示などがあった場合には、ファイナライズ処理の要否を判定し(Yes)、情報記録再生装置は、MDファイルをコピーするのに必要な容量を持ったMDM領域をユーザデータ領域に設定し(S405)、そして、設定されたMDM領域305にMDファイルのコピーであるMDMファイルを記録(S406)して図5に係るルーチンを終了する。
情報記録再生装置100が記録媒体を再生する際には、MD領域ではなくMDM領域のメタデータミラーに先ずアクセスすることができる。
【0047】
既述の実施形態では、管理領域としてのメタデータ領域に対してメタデータミラー領域を設けたが、UDF領域のミラー領域を記録媒体に設けてもよい。この際、ストリーム領域の外周側に記録媒体のフォーマット時にUDF領域のミラー領域が一定の容量を持って設定される。メタデータミラー領域はUDFミラー領域に続いてストリーム領域に連続して設定される。
【0048】
また、既述のDefect List管理領域は、記録媒体のUDF領域よりも内周側の領域に設定される。
【0049】
既述の実施形態について、情報記録再生装置が、ユーザが記録媒体にデータを記録する際などMDM領域を見積もるようにしてもよい。
【0050】
ユーザデータ領域を非ストリーム領域203Aとストリーム領域203Bを、別領域として分け、ストリーム領域を可変にできるようにすることにより、ストリーム領域203Bの空き容量の残量を簡易に計算でき、適切な容量をMDM量域として割り当てる際の精度を向上できる。即ち、MDM領域の容量の見積が実際に必要な容量より多い場合、或いは少ない場合には、情報記録再生装置が光ディスクにデータを記録する過程で、MDM領域として割り当てる容量を順次調整可能である。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明に係る情報記録再生装置のブロック構成図である。
【図2】BD-Rをファイナライズする前のデータ構造を示す図である。
【図3】BD-Rをファイナライズした後のデータ構造を示す図である。
【図4】ストリーム領域203Bに形成されるMDM領域のサイズを情報記録装置100が決定する原理を示す図である。
【図5】情報記録再生装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0052】
100 情報記録再生装置、101 レンズ、102 撮像センサ、103 カメラ信号処理部、104 圧縮伸張部、105 制御マイコン部、106 信号処理部、107 ハードディスクドライブ、108 ディスクメディア部、109 操作スイッチ、110 充電部、111 バッテリ、112 外部電源入力部、113 液晶ディスプレイ、114 外部出力インターフェイス、115 管理情報生成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体にユーザデータを記録し、そして、前記記録媒体から前記ユーザデータを再生する情報記録再生装置において、
前記記録媒体は、
前記ユーザデータが記録されるユーザデータ領域と、
前記ユーザデータ領域への前記ユーザデータの記録に応じて、前記ユーザデータを管理する管理情報が記録される第1の管理領域と、
前記管理情報のバックアップが記録される第2の管理領域と、
を有し、
前記情報記録再生装置は、
前記管理情報を生成する管理情報生成部と、
前記ユーザデータを前記ユーザデータ領域に記録し、そして、前記管理情報を前記第1管理領域に記録し、前記管理情報のバックアップを前記第2の管理領域に記録する記録部と、
前記管理情報生成部と前記記録部とを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1の管理領域への前記管理情報の記録に応じて、前記第2の管理領域のサイズを変更する、
情報記録再生装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記第1の管理領域に記録される前記管理情報の容量に応じて、前記第2の管理領域を前記記録媒体に設定する、請求項1記載の情報記録再生装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1の管理領域に記録された管理情報の容量と同じ容量を持つように前記第2の管理領域を設定する、請求項2記載の情報記録再生装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記記録媒体がファイナライズされるまでは前記管理情報を前記第1の管理領域に記録し、
前記記録媒体がファイナライズされる際に、前記第1管理領域に記録されている前記管理情報を前記第2管理領域にコピーする、請求項1記載の情報記録再生装置。
【請求項5】
前記第1の管理領域が前記管理情報としてのメタデータが記録されるメタデータ領域であり、前記第2の管理領域が前記メタデータ領域のミラー領域である、請求項1記載の情報記録再生装置。
【請求項6】
前記記録媒体は追記型のBlu-Rayディスクであり、前記制御部は前記ディスクにUDF(Universal Disk Format)2.6に準拠したファイルフォーマットで、前記管理情報及び前記ユーザデータを前記記録媒体に記録する請求項1記載の情報記録再生装置。
【請求項7】
前記第1の管理領域は前記記録媒体の内周側に配置され、前記第2の管理領域は前記記録媒体の外周側に配置される、請求項1記載の情報記録再生装置。
【請求項8】
前記第2の管理領域は前記ユーザデータ領域に設定される、請求項1記載の情報記録再生装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記ユーザデータ領域に前記ユーザデータを記録する都度、このユーザデータに対応する前記管理情報に相当する容量分、前記ユーザデータ領域の前記ユーザデータ記録可能容量を順次減少させる、請求項8記載の情報記録再生装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記ユーザデータ記録可能容量の減少分を前記第2の管理領域のサイズとする、請求項9記載の情報記録再生装置。
【請求項11】
前記制御部は前記ユーザデータ領域にシーンを記録する都度、前記ユーザデータ記録可能容量を順次減少させる、請求項9記載の情報記録再生装置。
【請求項12】
前記第2の管理領域は前記ユーザデータ領域のストリーム領域に設定される、請求項8記載の情報記録再生装置。
【請求項13】
光ディスクにユーザデータの管理情報を記録する情報記録方法において、
前記光ディスクの管理領域に記憶された前記管理情報の実際の容量に基づいて、前記管理領域のバックアップ領域のサイズを設定する、情報記録方法。
【請求項14】
情報記録再生装置によって、ユーザデータが記録され、そして、前記ユーザデータが再生される情報記録媒体において、
前記ユーザデータが記録されるユーザデータ領域と、
前記ユーザデータ領域への前記ユーザデータの記録に応じて、前記ユーザデータを管理する管理情報が記録される第1の管理領域と、
前記管理情報のバックアップが記録される第2の管理領域と、
を有し、
前記第1の管理領域への前記管理情報の記録に応じて、前記第2の管理領域のサイズが前記情報記録再生装置によって変更可能である、
情報記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−43356(P2009−43356A)
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−208636(P2007−208636)
【出願日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】